2023-10-12 10:47

三好剛平のCatch Up

クリエイティブプロデューサー 三好剛平
Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
スピーカー 3
毎週木曜日のこの時間は三好剛平のCatch Up、クリエイティブプロデューサーの三好剛平さんを再び登場です。よろしくお願いします。
スピーカー 1
さあ、今回は? はい、今週はですね、福岡市総合図書館映像ホールシネラで、10月26日まで絶賛開催中の特集上映企画、ベトナム映画の二人、ダンニャット・ミン監督とビエト・リン監督という特集をご紹介したいと思います。
これはなかなか必見のプログラムだなということでもあるんですけど、まずちょっとね、毎回のようにベトナムという国とその映画の歴史をですね、ちょっと軽くご紹介したいと思います。
スピーカー 2
ベトナムですね、1945年に第二次大戦が終了したわけですけど、それ以降も実は30年以上ですね、ずっと戦争が続いた国なわけですよね。
スピーカー 1
いろいろあったんですけど、特にやっぱり皆さんの記憶の中にも一番印象的であろうものは、1960年代前半に始まった冷戦中の社会主義vs資本主義の代理戦争になった、南北ベトナムが争うベトナム戦争というやつがありましたよと。
スピーカー 2
これが1960、諸説あるんですけど、60年代の前半から75年まで続く戦争になって、歴史に残る、本当に精算な戦争になったわけですけれども、結果これが社会主義陣営である北ベトナムが勝利して、その北ベトナムを母体とした国が1976年に建国される形になりまして、
スピーカー 1
ベトナム社会主義共和国という今につながる国になっていくというわけですね。なので社会主義国家としてスタートしていくわけですけれども、その中でベトナムの映画シーンはどうなのかということなんですけど、これ実は歴史をたどっていくと、19世紀の末にフランスでリュミエール兄弟というのが映画をそもそも始めて開発するわけですけど、
この映画が発明されて、わりとすぐにベトナムにも実は映画はもうすでに伝わってたらしいらしいんですよ。なんですけど、国としての映画の誕生を、一応誕生日みたいなのを決めているらしくて、それが1953年ですよというふうにされてあるんです。
スピーカー 2
これはベトナムの建国の父とも言われているホーチミン主席が、映画を政府のプロパガンダとして利用していくべく国営での映画作りを始めたタイミングとして、1953年というのが記録されていると。それ以降もなのでベトナムでは基本国家主導の国営の映画作りが基本になっていくんですね。
こうなると聞き覚えがあるかもしれませんけれども、当然国家検閲が入っていく国主導の国にとっていい映画が基本になっていくような文化になっていくわけですね。
スピーカー 1
とはいえやっぱりその1976年に南北が統一されて、さらに1979年には中越戦争という中国との戦争があるわけですけど、みたいなことが重なっていくにあたって、だんだんやっぱり社会の現実みたいなのが深刻度を増していくと。
03:10
スピーカー 1
一方でその国家が推奨する映画作りというところにやっぱりギャップが生まれてきます。そういう時に新しいベトナム映画を模索していくような作家たちが出てくるわけですけれども、
今日ご紹介するこのダニアット・ミン監督というのはまさしくその時期から才能を発揮し始めた監督ということになります。
スピーカー 2
ということで今日ご紹介するこのベトナム映画の2人、ダニアット・ミン監督とビエトリン監督という特集上映なんですけれども、
スピーカー 1
特にやっぱりその1980年代から現在に至るまで、もう本当にそのベトナム映画の超重要監督、国を代表する超重要監督であるこの2人の監督の歴代名作を一挙上映する特集上映となっておりまして、
スピーカー 2
会場となりますのは我らが福岡市総合図書館です。この福岡市総合図書館は繰り返し言いますけれども、日本に2つしかない国際フィルムアーカイブ連盟というところに所属する
優秀正しき映画映像施設でございまして、我らが誇るべき映画映像施設でございますけれども、この福岡市フィルムアーカイブが所蔵するフィルムを含む、今回日本初上映作品もあるんですけれども、
それらを含んだ計13本の作品が上映されるプログラムになっていますよと。本当だったら13本全部紹介したいんですけど、どんだけ時間かかるんじゃいって話になりますので、
スピーカー 1
今日そのうちの1本、このダニアット・ミンという監督の1980年の彼の代表作とも言われている川の女という映画をちょっとご紹介したいと思います。
この川の女、どういう映画かというと、舞台はベトナム戦争中ですよと。ベトナム南部の笛という地区があるんですけれども、そこに本川という川が流れています。
この川には軍人を相手にする、商婦の人たちが船に、それぞれ自分たちの船を持っていて、そこでお客さんを取るというようなことをやってたわけですね。
主人公は貧しい家庭環境から、やむなくその商婦として働くしかなかったニュエという女性が主人公なんです。
スピーカー 2
この彼女がある日、傷を負って船に逃げ込んできた解放戦線のリーダーを船で囲まうんですね。
スピーカー 1
そのニュエとその男は恋に落ちるわけですけれども、男の名前も聞かぬまま、いつかの再会を胸に願いながら、ニュエさんは戦場に送り出して、
いつか戦争が終わるといいなって思いながら別れるわけですね。
果たしてその戦争が終わった後、ある日ニュエはその街の中で政府公館となった男とふっと出会うわけですけれども、
スピーカー 2
運命の再会なんですが、ここから男の元を訪ねてどうなるかという映画になっていくわけですね。
スピーカー 1
この映画は1980年代の、87年のベトナム映画ですから、僕も言うて結構ベタベタなメロドラマっぽい素朴な映画かなと思って、
06:07
スピーカー 1
巨匠の映画だし一回見とくかと思って見に行ったわけですけど、これも見事に予想を裏切られました。めちゃくちゃ洗練されたすごい映画でした。
映画がヒロインの回想、独白から始まっていくような映画になるんですけど、この回想が後半にどのように生きてくるのかっていうことだったりとか、
劇中である一編の詩が紹介されるんですけど、その詩が映画全編に向かって今後どのように響いていくのかっていうことだったりとか、
スピーカー 2
やっぱりその映画に出てくる、そもそもあの男っていうのは誰なのか、もっと言えば何をそれは象徴してたのかみたいなことを結びつけていくと、
スピーカー 1
これめちゃくちゃ上手くやってるなっていう映画になってるんですね。やっぱりね。
スピーカー 2
やっぱりでもとはいえこの映画、本当にその完成度も素晴らしいんですけど、やっぱり言ったら、
スピーカー 1
明かしていくとこの映画は当時の社会主義のベトナムの官僚主義であったりとか、その政治体制そのものを通列に批判する作品に後半になっていくんですけれども、
1987年というまだ革命後、まだ間もないこの時期にこの映画を発表するということはかなりなことなはずなんですよ。
スピーカー 1
実際やっぱりこの映画はベトナム国内でもしばらく上映を禁止されていた映画になったらしくて、
なんですけどやっぱりこの監督ダニアット・ミン監督はこの映画が公開された87年のインタビューで、
人生の真実を語り、我々を取り巻く環境、そして国の状況を真実を持って描くことは自分に天から与えられた使命であると。
そのためにも映画を通して警告を発して、社会における人と人との関わり合いをより良いものにしていくことが目的であるということを語るわけですね。
スピーカー 2
でもそういう覚悟を引き受けて、政治から映画は排除されようともやり続けるんだという意気込みを持って、
スピーカー 1
発表された映画が果たしてめちゃくちゃ傑作で国際映画祭とかでもきっちり評価された映画になったということです。
スピーカー 2
本当この川の女をはじめ、本当にダニアット・ミン監督、女性監督のこのビエト・リーンという2人の代表作が本当に見れる貴重な機会なので、
スピーカー 1
ぜひとも見ていただきたいと思います。川の女は10月15日、日曜日、今週末ですね、だからね、の2時から、
あと10月26日の木曜日の11時から上映が残ってますので、ぜひチェックいただきたいなというところですし、
スピーカー 2
10月21日の土曜日には11時と14時半から、それぞれこのダニアット・ミン監督とビエト・リーン監督のそれぞれ代表作の上映と、
スピーカー 1
オンライントークがですね、セットになった上映もあります。でも本当にベトナム映画のリビングレジェンドであるお二人をですね、
現地からオンラインにつないでですね、お話を聞ける貴重な機会にもなりますので、
これはぜひ映画好きの方、ベトナムに興味ある方とかも含めてですね、ご覧になるのがよろしいかなというご紹介でございました。
スピーカー 3
はい、いやーこんな厚いプレゼンが、また今度の週末ね、カラフルフェスのカラジオでもめずきさんと一緒に繰り広げられると思いますので、
09:09
スピーカー 3
カラフルフェスのトークの方も楽しみにしていただきたいと思います。この時間はクリエイティブプロデューサー三好郷平さんのキャッチアップをお送りしました。
スピーカー 2
地下鉄ギヨン駅から徒歩2分、RKBスタービル博多ギヨンスタジオは、
ポッドキャストなどの音声コンテンツの収録から動画のライブ配信まで、さまざまなニーズにお答えできるレンタルスタジオです。
お問い合わせご予約はスタービル博多ギヨンのホームページからどうぞ。
10:47

コメント

スクロール