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映画「ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた」
2025-01-30 12:57

映画「ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた」

クリエイティブプロデューサー 三好剛平
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この時間は、日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Up。
木曜日は、クリエイティブプロデューサーの三好剛平さんです。
今日は、リモートでの出演です。三好さん、おはようございます。 おはようございます。
おはようございます。よろしくお願いします。 お願いいたします。
さあ、今日は?
はい。本日ご紹介するのは、明日1月31日金曜日より、福岡は、キノシネマ展示の他で公開される
ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうたという映画をご紹介します。
この映画なんですけど、1979年にアメリカで実際に発売された1枚のですね、幻のレコードと言われる作品があって、
この幻のレコードとその家族を巡る実話を、ハリウッドを代表する名優と実力派監督が映画化した1本になるんですけれども、
これが見終わったとしみじみと心に染み渡るような良い映画なんです。
なので、その魅力をここからご紹介したいと思います。
はい。
まずですね、その映画の軸になる1枚のレコードをご紹介したいと思うんですけど、お二人の手元にもビジュアル行ってますかね?
ないかな?あるかしら?ないかな?
ビジュアルは来てないですね。ごめんなさい。
大丈夫です。この作品なんですけど、紺色の背景カーテン、撮影カーテンの前で、白のジャンプスーツに身を包んだ無邪気な青年2人がポーズをとって、
若々しいイメージで撮ってるようなジャケットが印象的なレコードなんですけど、
これがですね、1979年に発売された、ドニー&ジョー・エマーソンというユニットによる、ドリーミン・ワイルドっていうアルバムなんですね。
これなんですけど、ワシントンのフルーツランドっていう田舎町があるんですけども、
その家族経営の農場で暮らしていた2人の10代の兄弟、ジョーとドニーという2人の兄弟による作品なんですね。
これなんですけど、ロックとかソウルとかブルースとか、本当に多彩な音楽エッセンスをポップに仕立てきる、天才的な音楽の才能を持った弟、ドニーってやつとですね、
その才能を支えるドラム担当の兄のジョーっていう、この2人のユニットなんですね。
さらには、彼らの夢と才能を信じて、自分自身で持っている農地の中に録音スタジオを自作して、
つましいサポートを重ねる父のドンっていうですね、お父さんなんかも力を合わせて完成させた、
いわばね、エマーソン一家総出で完成させた、この完全自主制作の1枚だったんですね。
だったんですけど、残念ながらこれ発売しても商業的な成功は果たすことなく、長らく日の目を浴びることがないまんま、ずっと時が経ってたわけですね。
なのだけど、リリースからおよそ30年経った2008年に、1人の有名なレコード収集家がですね、
ほっとおひんやでこのアルバムを見つけましてですね。
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そのことが小さな話題になって、多くのミュージシャンがこのアルバムに収録された楽曲を少しずつカバーし始めたりするんですよ。
そうやって徐々に評判が高まっていく中、2012年にはついにこのレコードがですね、再発、リイシューされるわけですね。
そのことによって、かの有名な音楽誌ピッチフォークってありますけれども、あれなんかでも絶賛評が紹介されるなどして、30年の時を経てやっと幻の傑作っていう評価を確立したんですよ、このアルバムが。
時代が追いついてきたんでしょうか。
そうそう、やっと見つかったって感じですね。
で、この作品なんですけど、このアルバムなんですけど、なんとですね、現在スポティファイとか音楽配信サービスなどでも普通にですね、ドニー&ジョー・エマーソンのドリーミン・ワイルドって調べたら出てくる。
で、10代で作ったそのワクワクしいサウンド、そのまんま皆さんが聞くことができるんですね。
で、今日ご紹介するその映画っていうのが、そのドリーミン・ワイルドっていうそのアルバムを元にしたドリーミン・ワイルドの名もなき家族の歌っていう映画なんですけど。
これがですね、30年も遅れて脚光を浴びることになった天才ミュージシャンとその家族を巡る物語ということで映画化した作品です。
で、主演を務めたのがケイシー・アフレックっていう俳優なんですけど、この人、もうね、ベン・アフレックの弟のっていう枕言葉ももう必要ないぐらいですね、今ではもうハリウッドを代表する演技派俳優の一人として知られていますけれども。
彼がその卓越した才能を持ちながらずっと日の目を見なかった30年後の天才ドニーっていうその役柄を演じて素晴らしい演技を見せています。
で、もう一つね、ここで触れておきたいのが、この作品の監督、脚本、制作を務めたビル・ポーラッドっていう人がいるんですね。
で、この人ですね、もともと映画のプロデューサーとして非常にもう実は豊かなキャリアを持つ人で、2000年代からブロークバックマウンテンっていうめちゃくちゃ傑作がありますけれども、その作品とか。
あるいはアカデミー賞にものみ出されたツリー・オブ・ライフっていう作品だったりとか、この辺のアカデミー賞とか、カヌー映画祭とかで主要賞を獲得してきたような作品の数々、名作の数々を手がけてきたプロデューサーでもあり、かつ監督としてもやっている人で、
特にね、この2014年に彼が監督を務めたラブ&マーシー終わらないメロディーという作品にちょっと注目したいんです。
この作品なんですけど、あのビーチ・ボーイズのメンバーであり、今となっては20世紀のポップミュージック史に名を残す覇覚の天才ですね、ブライアン・ウィルソンっていう人がいるんですけれども、田畑さんもちろんご存じですよね。
このブライアン・ウィルソンのその波外れた才能をゆえに抱くことになった孤独と苦悩をですね、描いたのがこのラブ&マーシーという2014年の彼の作品だったんですね。
で、今回のドリーミン・ワイルドでは世間から結局評価され損なった天才を描いているということでいえば、
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そのブライアン・ウィルソンの天才ゆえの孤独を描いた前作とこの作品はちょっと一種の姉妹作品のようにも見える作品だなと思って、
なのでもしですね、今回のご紹介気になった方は、これから紹介するドリーミン・ワイルドと、あとその前作のラブ&マーシーとですね、セットで見るのもちょっとお勧めですというご紹介でもあります。
ここからですね、映画の中身について少しだけ触れたいなと思うんですけれども、
そんな感じでですね、お兄さんやお父さんから自身の音楽作りのテンプの才能を信じられて、
その2人から献身的なサポートを得ながらですね、頑張っていったけれども、結局当時ミュージシャンとして、
かくたる結果を残しきれなかった主人公のドニーという男なんですね。
で、今ではですね、町の小さな音楽スタジオを赤字経営続けながら、町の人たちの結婚式とかで細々とバンド演奏を披露するような生活を続けているわけです。
で、当時若い頃から夢見ていたのとはほど遠い自らのありさまに、本当に失望しきってやつれ切ってるんですよ。
で、当時の記憶として思い出すことといえば、やっぱり自分を献身的に支えてくれたお兄さんとかお父さんがみるみる疲弊していって、
金額的にも含めた不才を重ねていく様子ばっかりがずっと頭によぎってしまう。
もはや彼にとっても当時の思い出っていうのは忘れてしまいたい記憶になっている。
と同時に、なんだけど今でも音楽活動にやっぱりしがみついている彼としては忘れ切ることもできない。もう30年越しの呪いになっちゃってるわけですね。
で、そんな折にレコード会社からリーシューのオファーがやってくるわけですよ。
で、たちまち世間に広がる高評価とラジオとか新聞とか様々なメディアがインタビュー取材に押し寄せてくる。
で、やっと世間から認めてもらえたねって喜ぶ家族を知り目に、やっぱり彼だけはどうしても戸惑いが隠せないわけですね。
っていうのは、評価されているのはどこかで自分の中で30年前の自分であって、今の自分ではないっていう気持ちがあったりとか、
あるいは30年前と今の自分っていうのはもう何から何まで変わってしまったっていうことを。
過去の栄光みたいなね。
そうなんですよ。それはやっぱり誰よりね、どに本人が自覚しちゃってるわけですね。
で、そういうふうにして決定的に遅れてやってきてしまったこの評価っていうのを前に、
未だ音楽という夢にしがみついてしまっているこのドリーム、ドリームインワイルドっていうこのドリームにしがみついてしまっているかつての天才っていうのが、
どのように向き合っていくのかっていうのがこの映画なんですね。
なるほどね。
で、それはこれまでやっぱり目をつぶってきた自分自身との対峙でもあるし、
また多大な迷惑をかけ続けてきた、自責の念を抱き続けてきた兄と、そしてお父さんとの対峙ということにもなっていくと。
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この天末をね、この映画はめちゃくちゃ丁寧に、誠実に、そして愛をもって描き切るわけですね。
エンディング気になりますよね。
そうなんですよ。ちょっと洒落た言葉で言うと、叶わなかった夢へのララバイみたいな感じで紹介したくなるような、そんな映画なんです。
終盤に向かうにつれても、本当に涙が止まらなくなるような映画です。
でもやっぱりこの映画で描かれるような、ある種人生かけた呪いみたいなことを自らにかけてしまっている人って、もしかしたら結構いるのかもなともちょっと思ったんです。
例えば受験とか就職試験とか、あるいは最近ではね、結構本格的な習い事とか、様々な舞台のオーディションとか、そういうような自分を信じてくれた、自分の才能とか力を信じてくれた誰かの期待を一心に背負って勝負に挑んだけれども、結果は出せなかったっていうそういう人。
そういう経験を持つ人にはね、たぶんね、この映画はもしかしたら人生の一歩になっちゃうぐらいの作品かもしれないと思います。
そうなった時に、叶わなかった努力とか、そういう無念みたいなものって、それが報われることって、もしかしたら必ずしも世間で言う評価だけではないのかもしれないということを信じさせてくれるような映画でもあります。
見終わった後にはね、ずっとずっと優しい要因が残る、もう本当に地味深い映画なので、ぜひともね、見ていただきたいというような映画ですね。
ということで、ドリーミンワイルド、この名もなき家族の歌は、キノシネマ展示院をはじめ、ユナイテッドシネマ福岡仲間、そしてイオンシネマ大野城などの劇場で、明日1月31日金曜日より公開となります。
ぜひともご覧くださいというご紹介でございます。
いやー、期待っていうのは時として残酷にもなり得るっていうかね。
そうなんですよ。
答えられないもうね、自責の念がどんどん積み重なっていったりもするわけです。
ああ、なんかちょっと引っかかるところあるなって思う人いるんじゃないかなと。
でもやっぱりこう、自己肯定感を高めるじゃないですけど、ちゃんと自分を認めるだったり、周りの人、これでいいんだ、間違ってなかったんだっていうような気持ちも感じられそうな。
主人公の視点もあれば、その周りの父の視点だったりとかね、どの立場に立つのかも変わってくるでしょうしね。
そうなんです。どのように救われていくのかね、ぜひ見届けてほしいと思います。
はい。皆さんありがとうございました。
どうもありがとうございます。
この時間、キャッチアップをお送りしました。
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