映画「デッドマンズ・ワイヤー」の紹介
この時間は日替わりコメンテーターが独自の切り口で多様な視点を提案するCatch Up。 木曜日はクリエイティブプロデューサーの三好剛平さんです。
今日はリモートでのご出演です。三好さん、おはようございます。 おはようございます。 おはようございます。
さあ、今日はどんなものをご紹介してくれるんでしょうか。 はい、本日ご紹介するのは、KBCシネマ、ユナイテッドシネマ仲間16、
鳥安久山などで、明日7月17日金曜日より公開となりますアメリカ映画、デッドマンズワイヤーという作品をご紹介します。
気になってたんです、これ。 はい、これ1977年にアメリカで起きた実際の事件を元にした衝撃のスリラーなんですけど、
見終えた後にはですね、これ今の時代の私たちが見得意義のある映画なんじゃないの? ってちょっと思うような映画でもありましてですね。
ここからその魅力をご紹介していきたいと思います。 まず映画デッドマンズワイヤーのあらすじからご紹介していきます。
舞台は1977年アメリカのインディアナポリスです。 不動産投資会社メリディアンモーゲージという会社があるんですけど、
この会社に財産を騙し取られたと主張する主人公の男、トニーという男がいます。
この男トニーはその会社に押し入りまして、社長の息子で会社の役員を務めるディックという男を人質に取ります。
トニーは自分と人質の首をショットガンとワイヤーで結びつけ、動けば発砲される仕組みのデッドマンズワイヤーという独自の装置を用いて立てこもりまして、
警察も手出しできない状況を作り出してしまいます。現場からメディア出演を行うなど異例の行動を続けていくトニーなんですけれども、
そうしていくうちにセロンはやがて彼を非難する声と同情する声とに別れていくわけですね。
そういう後着状態を打開しようと警察が突入に備える中、ついにトニーと社長が電話で話すことになるがという話になっていきます。
順番に紹介するんですけど、まずこの劇中に登場する事件ですね。冒頭にも触れた通り1977年にアメリカのインディアナポリスで実際に発生した事件です。
この映画を映画化したのが名所ガスバンサントという監督でございます。
ガスバンサント映画グッドウィルハンティングで覚えてらっしゃる方もいらっしゃると思うんですけれども、
あるいは2003年のカンヌ映画祭で最高賞と監督賞同時受賞という異例の結果を残したエレファントという学校の銃撃事件のことを描いた非常に印象的な映画がありましたけれども、
これら様々な映画で知られる監督なんですけれども、アメリカのインディペンデント映画とメジャー映画を行き来しながら本当に独自のキャリアを築いている名監督の一人だと思います。
そんな監督が描くのが先ほど申し上げたこの実際の事件なんですね。
何せそのショットガン、銃身で言ったら4、50センチ程度のショットガンが頭に突きつけられた状態で、死のワイヤーという一本のワイヤーで引き金に引きつけられた状態で人質の頭に突きつけられているわけですよ。
めちゃくちゃ怖いわけですね。
人質は当然そうされているので逃げられないどころか、もし気絶したり倒れたりしてもショットガンが発砲しちゃうわけです。
非常に恐ろしい凶器によって世間を震撼させたこのトニーなんですけれども、彼がそこまでして求めたのは何かというと、めちゃくちゃシンプルな話で会社からとにかく正式な謝罪が欲しいというこの一点だったんですね。
はじめは本当に孤軍奮闘状態で、もう一人も会社に押し入ってって感じのところから始まった決心の奮闘だったんですけれども、それがやがてインディアナポリスの声というふうに親しまれている地元ラジオ番組。
まさしくこういう番組ですよ、私がやってるような。このラジオ番組のパーソナリティとつながってリアルタイムで街のメディアで中継されることになっていくわけですね。
そういうふうにしていくうちに、トニーの奮闘はやがて持たざる者による声援をかけた戦いというふうにだんだん受け止められるような向きも出てきて、トニーという人物もまた単なる脅迫勇敢犯から徐々に民衆のヒーローのように人々の共感を集めていくようなことにもなっていくわけですね。
実際その会社が彼の契約というものを横入りして邪魔して、結果的に彼の不利益になるような契約を結んで不当なローンを貸したという、その事実は誰の目に見ても明らかなところもあって、それについて謝罪を求める彼の要求というのは一理あるなというふうに誰もが思うわけですよ。
本当に彼は確かに裏切られて怒りを覚えて侮辱されて屈辱を強いられたということは事実であるということを慎重に受け止めた警察一同は、彼には一定の経緯が必要だということで会社の代表との電話での対話の機会が準備されていくわけですね。
なんだけどその代表ってやつがめちゃくちゃ手強いんです。この映画の中で代表を演じるのが誰やろう、アルパチーノなんですね。
すごいキャスティング。
それもやっぱり映画の中見ててもその代表というのが極めて冷酷で存在で、自らの正しさというのを一切曲げない。謝らない男ですね。その代表の凄みが徐々にトニーを圧倒していくわけですね。
そうやってやがて追い詰められた主人公トニーはどのような選択をしていくのか。彼は初めに求めていた会社の謝罪というのを得ることができるのか。二分された街の世論も巻き込んでこの事件はどのように終結していくのかということになっていきます。
この映画のポイントとなるのはトニーという人物をどっちかの方向に断罪するのではなくて、ひたすら見届けるようにして見つめていくというところにまず映画の特徴はあると思うんです。
なんですけど一方でやっぱりこの映画がそこに対してめちゃくちゃ自覚的に発祥していく、ある種の警鐘を鳴らしていくようなものが実はこの映画のもう一つのポイントかなというところでちょっとそこについても話してみたいと思います。
この映画を見て個人的にいろいろ感じることもあったんですけど一つにはやっぱり私たちがメディアを通じて触れる例えば一つの事件あるいは犯人みたいなものの人物像だったりとかそういったものたちっていうのは非常に不確かで信用ならない部分があるということが徐々にやっぱり映画を見ていて僕にはちょっと感じられるものがありました。
例えば青島じゃないですけど事件は現場で起きているんだじゃないんですけど。メディアを通じて届けられる映像や情報というのはそれ自体がもうすでに無数の発信側の編集だったりとか介入を経てその状態でやっぱり視聴者に届いているという事実はあってそこで描き出される犯人の人物像とか事件の真相というのはあくまで何かしらの意図を持った方向性を持たざるを得ないということですね。
その点に自覚的なのが他ならぬこの映画自身でもあるわけです。映画がいくら事件をフラットに描き出そうとしてもなお当時の報道と同じく何かしらの方向づけから逃れることはできないということにこの映画はめちゃくちゃ冷静に自覚的だというふうに感じたんですね。
そのことをこの映画で見て取れる場面が一つあるかもなと思ったのが劇中で再現されるある場面なんですけど、劇中で言ったら実際に起きた事件と同じようなアングルで同じように再現される場面があるんですけど、その後に当時の実際のその場面の映像が登場するシーンもあるんですけど、そこで監督はね、僕から見ると明らかにだと思うんですけど、
ある一つの動作を当時とは違うように振り付けてるんですよ。それはめちゃくちゃ何気ない違いなんですけれども、僕にはやっぱり非常に重要な違いだと思ったんですね。それは何かというとやっぱり映画、映像を見て、見届けていくほどに観客の内面に生まれていくその人物たちへの共感みたいなものにちょっとその水を指すというとあれですけれども、なんかねちょっと冷静さを与えるようなその手つきがあるわけですね。
で、このある種の注意深さみたいなものが非常に重要かなというふうに思ったんです。リスナーの皆さんね、ぜひね、それがどの場面を言ってるのかっていうのはね、ちょっと一緒に見届けていただくのもいいかもしれませんけれども、ここで提示されるその注意深さっていうのは、やっぱり常に今何事も加工され何がしらかがブーストされた情報として晒され続ける私たち、今の私たちにもやっぱり必要なものかなというふうにも思ったところがありました。
というところでね、前半はとにかくハラハラ、後半から徐々に考えさせられる、そんな映画にもなっているこの映画デッドマンズワイヤーですけれども、KBCシネマ、ユナイテッドシネマ、仲間16、そしてユナイテッドシネマ、とりあえず久山などで、明日7月17日金曜日より公開となります。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうかというご紹介でございました。
リスナー名作劇場のお知らせ
はい。さあ、そしてですね、2週間後になります。再来週30日木曜日のこの時間は三好さんとお送りするリスナー名作劇場。どんどんパフパフということで、今月のテーマを三好さんお願いします。
海が舞台の映画といえば。
7月20日、海の日、そしてもう既に梅雨も明けてしまっている夏、やっぱり海っていうのは象徴ですよね。
はい。
映画の舞台にもいろいろ海はなってきてますよね。
もうこれ再現なく出てくるんじゃないかなと思いますけどね。
やっぱりその海が非常に効果的な。
そうですね。
作品、印象的な作品っていうものをあげていただきたいと思います。
ぜひエピソードも添えてメール、ファックスにお寄せください。
メールはgu.rkbr.jp、ファックスは0928448844です。
ぜひ田畑隆介グロウアップのX、インスタ、SNSの方でもお待ちしております。
26日日曜日までに送ってください。
たくさんのご応募お待ちしております。
お待ちしております。
ということでここまで三好豪平のキャッチアップをお送りしました。
三好さんありがとうございました。
ありがとうございました。