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2025-11-20 15:42

映画「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」

クリエイティブプロデューサー 三好剛平
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感想

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この時間は、日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Up。
木曜日は、クリエイティブプロデューサーの三好剛平さんです。
今日は、リモートでのご出演です。三好さん、おはようございます。
おはようございます。
おはようございます。
ちょっと待って、外にいるの?
外なんです。この後の予定が変に詰まっちゃって、外から繋ぐしかないんですけど。
周りキョロキョロしながら喋ってるけど、大丈夫なんですかね、そこは。
あれなんですよ、なんかね、陣取った場所が、めちゃくちゃ工事現場と道路にめっちゃ面した場所で。
しくじったと思ったんだけど、もう時間ねえやと思ってすみません。
いやいやいや。
そうでしたか。
でもね、その音はこっちには聞こえてないから大丈夫ですよ。
よかったです。もうそれだけは気になってたので。
クリエイティブに聞こえてます。
いやいや、そんなにお忙しいんですから。
ありがとうございます。
さあ、今日はどんなものでしょうか。
はい、本日はですね、先週末よりTJ博多、そしてユナイテッドシネマ他各シネコン劇場で上映が開始しております。
一人のミュージシャンの音楽電気映画をご紹介します。
で、これ映画の主人公はロックの英雄、アメリカの魂とも表される、あのブルース・スプリングスティーンですね。
で、作品のタイトルはズバリ、スプリングスティーン孤独のハイウェイという作品ですね。
で、この映画、いわゆる音楽電気映画ではあるんですけれども、
普通のそういうものとはちょっと違う、味わい深い作品になっておりましてですね。
で、私も見たんですけど、これめちゃくちゃ推したい。
一人の人間ドラマとしてめちゃくちゃいい映画になってるので、ちょっとその魅力をここからご紹介したいと思います。
ぜひぜひ。
はい、まずはこの映画の主人公、ブルース・スプリングスティーンというその人なんですけれども、お二人、そしてリスナーの皆さんにですね、ちょっとお尋ねしたいと思います。
皆さんはブルース・スプリングスティーンをご存知ですか?
そしてご存知の方にはもう一つ、スプリングスティーンとか、その音楽にあなたはどのようなイメージをお持ちですか?
っていうところをちょっとお伺いしてみたいと思いますけど、いかがですか?
もちろん知ってますし。
ご存知あげておりますかね。
もうアメリカの魂っていう言葉も出ましたけど、本当にそういうね、アメリカの思いを歌にそのまま乗せてるような。
なんか清浄機がよく似合う。
そうなんですよね。
最近は清浄機のイメージが強いんですけど。
いわゆるそういうパワフルでマッチョで、ポジティブなキャラクターとしてのブルース・スプリングスティーンってイメージされる方多いと思うんですけど、
なにせアメリカではザ・ボスっていうですね、ボスとも呼ばれてるぐらいのブルース・スプリングスティーンなわけですけど、
この人のですね、実はちょっとあらすじというか、その人の経歴自体をご紹介するところからこの映画の紹介を始めてみたいんですね。
このブルース・スプリングスティーンなんですけど、1949年アメリカ、ニュージャージー州で生まれます。
1973年にレコードデビューを果たすわけですけれども、その2年後、1975年には伝説の3rdアルバムと呼ばれております、このアスナキ暴走ですね。
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Born to Runでございますね。
これが大ヒットします。
その後、レコード会社との不当な契約関係をめぐる裁判闘争とか、2年に及ぶ活動休止なんかも減るんですけれども、
その5年後になるのかな、1980年には5枚目となる2枚組の名盤ですね、The Riverという作品を発表します。
これが自身初となる全米アルバムチャート1位を獲得するだけではなく、その中からシングルカットされたHungry Heartっていう曲がですね、
ビルボードチャートで初のトップ10入りを果たすなど、このアルバムでもって名実ともにアメリカの新しいロックを代表するミュージシャンとして評価を確立するわけですね。
その後、1984年には7枚目のアルバム、先ほど水木さんも口ずさんでくれてましたけど、Born inthe USAですね。
この曲及びこのアルバムを発表して、歴史的大ヒットを記録するわけです。
タイトル曲のこのBorn in the USAは、以降新たなアメリカの国家というか、言えるくらい広く愛される楽曲になるわけですけれども、
さらに言えば彼をこのアルバムでもって名実ともにアメリカ、そして世界のロックミュージックを代表するアーティストに押し上げていく、そういう1枚になるわけですね。
日本に住む我々および僕と同じくらいの年代の人にとっては、今挙げたような音楽以外に1985年に発表された歴史的チャリティーソングWe are the worldですね。
この中でマイケル・ジャクソンとかレイ・チャールズとかスティービー・ワンダーとかいろんなすごいアーティストたちに並んで、
1人だけ全然違うトーンで、「いやー!」って言ってるね。あの歌う姿で、スプリングシティに出会った人も多いんじゃないかなっていうことなんですね。
実際、彼がそうやって70年代以降ですね、ロック、そしてポップミュージックに与えたい影響っていうのはもう本当に絶大で、
ここ日本においても佐野本春さんだったりとか、濱田翔吾さんとか大崎豊さんとか中村亜佑美さんとかね。
多くの日本のミュージシャンとか、そのヒット曲に直接的な影響を与えている、そういうアーティストになっているわけですね。
スプリングシティのサウンド、音楽の印象としては、とにかくストレートでパワフルでメジャーキーのロックミュージックって感じでですね。
しかもそれが単なるギターロックっていうよりかは、結構そのホーンセクションなどを交えたダイナミックで、もっと言えば結構リッチなね、
キラキラしたポジティブなロックミュージックとその音像をイメージされる方も多いと思うんですけど、
そういう音像で人々を鼓舞するような、うおーみたいな熱くさせるようなね、そういう音楽がイメージされるわけですよね、スプリングシティといえば。
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実際はというと、これね、彼の看板曲にもなったそのBorn in the USAなんかは、一調する限り今申し上げたような明るいタッチでね、タイトルからもさながらアメリカ屈指の愛国ソングみたいに聞こえるわけですけれども、
実際、さらにはそういう手触りもあって、レーガンとかあるいはドナルド・トランプも大統領選のキャンペーン時にこの曲を利用したりもするような、そういうようなエピソードもあるわけですけど、
実際はこの曲がどういうことを歌っている楽曲かっていうことを皆さん実はご存知でしょうかっていうところなんですよ。
そこまで深く考えたことなかったわ。
そうなんですよ。タイトルだけでね、えらい景気のいい歌だなって思いがちなんですけど、これ実はですね、この素晴らしいアメリカに生まれたはずなのにっていう曲なんですよ。
もっと言えばその歌詞の中を深掘りしていくと、この国は地元で問題を起こした俺っていう歌の中の主人公がいるわけですけど、その地元で問題を起こした俺に銃を握らせ、
で、奥食人種を殺すために外国へ送り込んだ、みたいな結構物騒な歌なんですね。
で、ここは何かっていうと、要はベトナム機関兵の、その米国人男性の苦悩と悲哀をあたかも一編の短編小説みたいに描き出した、明確なプロテストソングなんですよ、これ実は。
なんだけど、その音楽のタッチがあまりにも陽気なもんだから、世界の音楽史上でも最も誤解された名曲とかって言ってる。
たしかにそうですね。
そうなんです。でもまあやっぱりこのようにして、彼の音楽っていうのは、一聴するとその根やかにも思えるそのポジティブなサウンドと、裏腹にその歌詞では結構ストレートに、
小市民たちの苦悩だったりとか、悲哀だったりとかっていうのを短編小説のように描き出していく、極めて物語性の高い、かつ結構そのプロテスト的なニュアンスの強い楽曲が多くてですね。
そこにこそ、スプリングスティーンのただパワフルなボスっていうイメージだけではない、ミュージシャンとしての奥行きだったりとか魅力があるっていうのがまずポイントになります。
ということで、ここから今日紹介するスプリングスティーン、孤独のハイウェイという映画のですね、ご紹介に入っていくわけですけれども。
この映画、先ほど紹介した1980年に彼のキャリアを決定付けた5枚目のアルバムのザ・リバーっていう、そのアルバムをリリース直後にツアーで回って、
全米も回って大成功を収める、その場面から始まっていくわけですね。
そこからその4年後に決定的名曲になる、その1984年のBorn in the USAを発表するまでの数年間のスプリングスティーンを描く電気映画になるんですね。
この数年間だけなんだっていうか。
そうなんですよ。これね、人生を捉えるようなもので、極めて彼のキャリアの一部分を抜き出したような映画になってるんです。
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さらにはその抜き出した期間が結構移植で、何かっていうと、このザ・リバーっていうアルバムとそのBornin the USAの間に、
実は1982年に彼はネブラスカっていうタイトルの極めて異色のアルバムをリリースしてるんですよ。
このリリースしたそのネブラスカっていうアルバムなんですけど、彼のそれまでのポジティブでパワフルなサウンドのロックとはもううって変わって、
自分の部屋に構えた4トラックだけの小さな卓六機材を前にして、ギター1本と最小限の楽器だけを揃えて、
たった一人で録音しながら、とつとつと仕上げたデモテープなんですね。これね、もう言ったらね。
そのまんまリリースしたようなアルバムになってるんですよ。
さらには驚くべきは、ネブラスカのアルバムの中で歌われている楽曲たちの歌詞でございまして、
これ例えばね、その1曲で取り上げてみると、ネブラスカの地で実際に起きた、物騒なんですけど殺人事件の犯人に自分自身を移入させて綴った、
そのタイトル曲のネブラスカっていう曲だったりとか、それ以外の楽曲でも多くが、言ったらアメリカの小市民たちの死とか殺人とか、
あるいはもうその生きていく中での報われない思いとかね、救いのないエピソードみたいなものをたくさん描き出したような、
かなりね、病み落ちしたアルバムなんですね。
で、それまでの本当彼のパブリックイメージってのも、かなり異なる作品集になったっていうことなんです。
で、これなんでこういうアルバムを出したかっていうと、実はこの時期、彼は自らに訪れた破格の、成功の重圧にかなり押しつぶされかけていただけではなくて、
さらには幼少時代からずっと抱き続けてきた、自分自身と父親をめぐるトラウマですね。
いよいよですね、そういったものたちが積み重なって精神的にめちゃくちゃ追い込まれてた時期だったんですよ。
で、まさしくこの映画ではその苦悩に満ちたそのスプリングスティーン、その時期のスプリングスティーンが、
暗闇の中でその独白を綴るようにして、ネブラスカっていうアルバムを完成させていって、
さらにはその創作と葛藤の果てに一縷の光を見出して、やがて自身が生きる現実だったりとか、世界に対する希望を再び取り戻していくまでを描いたような映画になっているんですね。
なればこそなんですけど、このね、言ったらその陽気で、ザ・ボスの異名に代表されるようなマッチョでパワフルなスプリングスティーンとは全く違う。
むしろね、そのポジティブな姿の裏側で本当に視線スレスレにもがいて苦しんでいた、魂の叫びを発する一人の人間スプリングスティーン。
そういった実像をですね、めちゃくちゃ誠実に正直に描き出す映画になっていて、これがね、めちゃくちゃ素晴らしい仕上がりなんですよ、この映画。
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で、近年の音楽電気映画みたいなこと言うと、どうしても単なる伝説的ミュージシャンの、これちょっと言葉は多すぎるかもしれませんけど、ある種のモノマネ大会的なね、
いかに寄せていくかみたいな、本人に寄せたパフォーマンスを演者が披露するかっていうことだったりとか、そのアーティストの決定的なライブを再現して観客を高揚させていくか、みたいなことが結構どうしても今音楽電気映画の一つのトレンドというか、重心の一つに置かれがちなんですけど、
この映画ではあくまでミュージシャンのその本質、その横たわる深い孤独とか痛みに寄り添って、やがて再起を果たしていくまでの人間ドラマっていうところにフォーカスが当たっていて、それに見事に成功している、本当に素晴らしい作品でした。
僕見終わった後はね、もう繰り返しやっぱりね、ネブラスカっていうアルバムを聴いてるし、その後も何回もこれ見直したいよなっていうような映画になったので、皆さんにもぜひご覧になっていただきたいなということで、今日こういうふうな形でご紹介させていただきました。
ある種ね、私たちの知らない物質、スプリングスティーン。僕らは知ってるのがほんの一面にしかないんだっていうね。本当にそう。むしろそのスプリングスティーンの音楽の真の奥行きっていうのはこういうところにあるんだなっていうことを再発見させられるような素晴らしい映画でしたし、たぶんこれで間違いなく来年3月のアカデミー賞でもいくつもの部門で賞に絡んでくる映画になると思いますので、この映画スプリングスティーン孤独のハイウェイぜひご覧くださいというご紹介でございました。
はい。ということで、街中の一角でやっていると思えないぐらいの熱いプレゼンありがとうございました。本当にありがとうございました。通り過ぎる人がたまにリモートの映像で映ってくるんですけど、中にリスナーさんいないかなってちょっと僕は期待してたんですけどもね。本当ですよね。
来週はリスナー名作劇場ファッションが印象的な映画といえばというテーマになっておりますので、今度の日曜日までにメールやファックス、SNSの方で送ってください。お待ちしております。みなさんありがとうございました。ありがとうございました。
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