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2025-08-28 13:17

映画「ユニバーサル・ランゲージ」

クリエイティブプロデューサー 三好剛平
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感想

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この時間は、日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Up。
木曜日は、クリエイティブプロデューサーの三好剛平さんです。
今日は、リモートでのご出演です。三好さん、おはようございます。 おはようございます。
さあ、今日はどんなものを紹介してくれるんでしょうか?
はい、今週はですね、福岡はTJ博多で、8月29日の金曜日からですね、公開となります。
カナダの映画でございます。
ユニバーサル・ランゲージという作品をご紹介します。
この作品は、カンヌ国際映画祭、去年のですね、カンヌ国際映画祭の監督週間という特集上映の中で、観客賞を受賞し、
その後、アカデミー賞では、カナダ代表にまで選ばれた話題の一作なんですね。
なんですけど、ちょっと不思議な映画でもあるんです。
なんですけど、今日ここからお話しする作品の背景を知ってもらうと、皆さんの特別な作品にしてもらえるかも、とも思っておりますので、
何よりね、僕自身は結構推薦したい一本でもありますので、ここから順にご紹介していきたいと思います。
まずは作品のあらすじからご紹介します。
舞台は、カナダに実在するウィニペグという町でございます。
このウィニペグという町は実在しまして、通常なら英語とフランス語が公用語になっている町なんですけど、
この映画の中ではフランス語はそのまんまなんですけど、なぜか英語の代わりに中東の地域で話されるペルシャ語が公用語になっているというですね、
もしもの世界のウィニペグとして物語が展開していきます。
この映画なんですけど、町のフランス語学校の教室から物語が始まっていきます。
まず不機嫌な男性教師がいるわけですけど、この人が教室でやんちゃしている子供たちを一斉に叱りつけているところから場面が始まるんですけど、
中でもその中に少年のオミットという少年がおりまして、
この子に目をつけると、黒板に書いた問題を今すぐ答えろ!みたいな感じで、叱りつけながら迫るわけですね。
なんですけど、オミット君はかわいそうにお父さんに買ってもらったばかりのメガネをなくしてしまって、黒板が見えないんですっていうふうに答えるわけですね。かわいそうに。
なんだけど先生は怒りくるって、理不尽にも黒板の字が読めるまでは授業受けさせん!みたいなことを言い渡しちゃうわけです。
そんなかわいそうなオミット君を見てて同情した同級生の女の子がいるんですけど、この子が町の凍った湖がありまして、
その凍った湖の一角に氷漬けになったお札を見つけるわけですね。
その女の子はお姉ちゃんと協力してそれを取り出して、なんとかオミット君に新しいメガネを買ってあげようというふうに思いつくわけですね。
かわいいお話なんです。
その姉妹は大人たちに協力を求めて町中を駆け巡るわけですけど、この町の人たちがみんなちょっとヘンテコな人たちばかりなんです。
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なかなかうまくいかなくて、そんな中で果たして彼女たちはオミット君にメガネを買ってあげられるのかっていうストーリーになるわけですね。
このようにちょっと不思議なおとぎ話のような映画なんですけど、実はですね、いくえにもこの監督、脚本を務めたマシュー・ランキンというですね、
その人自身の個人的な経験が着想原になっている作品でもあるんですね。
というのが、まずこの映画の舞台であるカナダのウィニペグっていう町が監督自身の出身地であるっていうこと。
さらには映画に監督自身もその名もズバリ、このマシュー・ランキンという人がマシューという役で出演もしているわけです。
さらに注目すべきはこの物語でございまして、先ほどご紹介したあらすじを聞いて、劇中にペルシャ語が登場するみたいなことを差し引いたとしても、
これ、映画好きの方ならですね、思わず、あれ、なんかその話めっちゃイラン映画っぽいなっていうふうに、
ちょっとね、連想される方がですね、少なくない気がするんですね。
これ、イラン映画って子供たちの素朴な願いから始まるおとぎ話みたいな物語だったりだったりとか、
あるいはその子供と町の人々とのやりとりを通じて、徐々にその町だったりとか、あるいはその町で生きる人々の生活文化だったりとか、
歴史が浮かび上がってくるような作りになっている映画が多くて、
今のあらすじ聞いて、イラン映画の中でも巨匠といわれる、アッパス・ケアロスタミー監督あたりの傑作群を思い起こすような人もね、結構いるんじゃないかなと思うんですね。
そうですね。
実はですね、それもそのはずっていうところで、実はこのマシュー・ランキンという監督は、高校時代からイラン映画に夢中になって、
20歳の時には憧れのイラン映画の巨匠たちと映画制作したいんだということで、数ヶ月間実際にイランに渡ったこともあるような人物なんです。
しかもこの物語の核になる、その氷漬けのお金を取り出すために、町中を駆け巡った少女のエピソードは、実は彼自身のおばあちゃんの実話なんですよ。
で、彼はこのおばあちゃんのエピソードを兼ねてより、なんかちょっとイラン映画っぽい情緒があるなって思ってたんですって。
で、これなんとか映画化したいなとか思う中で、同じカナダで暮らすイラン系の脚本家だったりとか俳優さんたちと一緒に、ウィニペグっていうこの町と、そしてイランの首都であるテヘランを一緒に訪れてみたりするわけですね。
すると、2つの町、ウィニペグとテヘランっていう2つの町が、実はその建築だったりとかその風景、あるいは町に漂うちょっと憂鬱なムードだったりとか、あるいはちょっと自虐的なユーモアが人々に息づいているところまで、なんか不思議なほどこの2つの町に似てるなっていうふうに発見していくわけですね。
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いうこともあって、カナダを舞台にしながらおばあちゃんのエピソードをキックにしたようなイラン映画的なその史上を称えた国籍を超えたユニバーサルな物語、この映画はユニバーサルランゲージっていうくらいですかね。そんな物語を映画にできるんじゃないかっていうことで本格的に取り組んでいくわけですね。
で、生まれたのがこの作品なんですけれども、これが最終的にはめっちゃこれ入り組んだ話しますよ。カナダ人監督がカナダを舞台に自身の記憶も織り込んだイラン映画のような物語を劇中ほとんどペルシャ語で届けるカナダ映画っていう作品になったんですよ。
難しいな。
もう分類が不可能なんです。不可能な作品なんです。
監督これについてはインタビューでも答えていて、この映画は本当にハイブリッドな作品なんですと。イラン映画ともカナダ映画とも言えない第三の領域にあります。
ストーリーは私自身の人生、家族、思い出から来ていて、全てのシーンも私が個人的に生きてきたことと繋がっていますが、それらは全てこのプリズムを通して届けられますとかっていうわけですね。
長い映画の歴史、映画史の先頭に当たる現在を生きる自分たち監督は、これまでのどの分類法にも当てはまらないような新しい映画作りをやっていける、チャレンジできる、発明できるようなそういうポジションに自分たちはいるんじゃないか。
だからこそ積極的にそういうことをやっていかなきゃいけないんじゃないかっていうわけですね。
さらにここからがめちゃくちゃ重要なポイントなんですけど、このように言ったら交わるはずのなかった異なる2つの要素、これで言えば例えばカナダとイランという話ですけど、
みたいなものをたとえ無茶に思えても一度混ぜ合わせてみて、新しい第三の可能性を探るっていうこの手つきは、実はこの監督一人の思いつきだったりとか個人的思考によるものではないということが実は重要なんです。
何かっていうと、映画の舞台となるこのウィニペグという街を含むマニトバ州という州があるんですけど、この州が実は数百年前から重ねてきた歴史と評価につながりがあるんですね。
このウィニペグを含むカナダのマニトバ州なんですけど、もともとそこには当然暮らしていた先住民の人たちがいたわけですね。
だったんだけど、後からその入職者の人たちがやってきて、当然まずそこで対立も起きるわけですけど、結果的にはその両者の出会いから独自の文化体系を持つカナダの根欠の共同体が新たに育まれてきたという歴史があるんです。
つまりこの街、ウィニペグ、そしてカナダという国家自体の背景には、いく世代にも渡って先人たちが重ねてきた協力と共有のコミュニティがあるというわけですね。
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監督はこのことを引き上げに出しながら、大きな隔たりがあると思われた人たち同士を引き合わせて、共に何かを作り上げることができるというアイデア。
私たちはこれを共同体としてやらねばなりませんと。根欠、メティサージュというらしいんですけど、根欠というこの考え方は政治的共同体としてのマニトバーの創始以来の考え方なんです。
そのことは私たちの映画と深い関係がありますというふうに語るわけですね。
このように互いに異なる言葉とか文化が混ざり合って、自分たちの歴史が形成されてきたということにもあふれながら、監督はこの映画の最も重要なテーマの一つは人に優しくすることですというふうに言いながら、
さらに続けてこの映画作りを通して、私たちはhow to see、どのように世界を見るかを学んでいきましたというふうに続けるわけですね。
この話は本当にカナダのウィニペグだったりとか、あるいはこの映画に限った話ではないとても重要なことだと僕は思っています。
近年、実際には存在しないような民族元素を担ぎ出して、なんとかファーストとか言いながら、排他的に振る舞う人々が後を絶たない状況があるわけですけど、
そうした現代にこそ改めて異なる者同士が一緒になって、共に新たな世界の捉え方、how to seeを見つけていくということ。
そして何より人に優しくあろうとすることを革新に抱いたこの映画を鑑賞することは大いに意味があると思っています。
ということで思わず熱がこもりましたけど、作品自体は結構オフビート、おかしくてチャーミングな、愛すべき作品でもあるので、ぜひともご覧いただきたい一本です。
ということで、映画ユニバーサルランゲージはTJ博多にて8月29日金曜日より公開です。ぜひお見逃しなくようにというご紹介でございました。
さあそして再来週9月に入って11日木曜日のこの時間は三好さんとお送りするリスナー名作劇場。ということで9月のテーマは三好さん。
刑牢の日直前シニアが主役の映画といえばということでございます。
いろいろありますよねこれもね。
もう本当に年齢を感じさせず今もすごく元気バリバリで活躍している役者さんもたくさんいるからね。
本当です。今ね元気なシニアがたくさんいますからね。
さあシニアが主役の映画といえばということでエピソードも交えて送ってください。
メールはgu.rkbr.jpファックスは092-844-8844そして田畑隆介グローアップのSNSでもお待ちしております。
9月7日日曜日までに送ってください。
ここまで三好合併のキャッチアップでした。三好さんありがとうございました。
ありがとうございました。
落語家の立川翔子です。
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