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ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義
2026-10-01 13:40

ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義

クリエイティブプロデューサー・三好剛平が時事のニュースについて、解説・コメントします。

田畑竜介
Groooooow Up

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サマリー

クリエイティブプロデューサーの三好剛平が、映画『プーチンの愛国教室』を紹介する。ロシアの学校で、ウクライナ侵攻を正当化する授業や、子どもたちへの軍事訓練が行われる実態を、教員パベル・タランキンが約2年間記録した作品だと説明する。映像は極秘に映画化され、パベルは国家反逆者として弾圧を受けた。三好は、情報統制と権力集中によって反対意見が封じられる構造を指摘し、日本でも軍国主義や国家広報の強化につながる兆候があるのではないかと語る。

映画『プーチンの愛国教室』とロシアの学校教育
この時間は日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Up。 木曜日はクリエイティブプロデューサーの三好剛平さんです。
今日はリモートでのご出演です。三好さん、おはようございます。 おはようございます。
さて、今日はどんな話題でしょうか。 はい、本日はですね、10月3日土曜日より、福岡ではKBCシネマにて公開となる
ロシアを舞台にしたドキュメンタリー映画をご紹介します。 はい、映画のタイトルはプーチンの愛国教室という作品です。
なんかちょっと怖いタイトルだね。 ちょっとしますけどね。 ちょっと惹かれますね。見てみたいですね。
はい、この映画なんですけど、2020年代のロシアの教育現場で現実に起きた、もうね、本当耳と目を疑うようなある変化を国名に映しとった。
そして、私たち日本人にとっても今や全く他人事ではないような、まあそういう現実をですね、捉えた。
背筋がちょっとヒヤッとするような一本でもあると思います。 2020年代ってそんなに遠いんですかね。
もうね、ほんとすぐなんですよ。ここからね、その内容をちょっとご紹介していきたいと思います。
で、まずはその映画の紹介に入る前に、お二人、そしてリスナーの皆様に、2020年代のある国の小学校で実際に行われていた
授業の一部をちょっとご紹介するところから始めてみたいと思うんですね。
はい、まずは朝の1時間目が始まる前の全校集会です。
ここでは全校生徒が国旗形容を見つめながら、大きな声で国歌聖唱を行います。
はい、そして教室に戻ったら授業です。まずは社会の授業。この日はロシアとウクライナの戦争にまつわる内容です。
授業の中ではウクライナの政策決定者たちがいかに過激な民族主義者であるかというのが丁寧に説明された後、
ロシアが仕掛けた戦争というのがどれほど国民の平和のために重要であったかというのが説明されていきます。
続きまして国語の授業もありますよ。こちらの授業では今日の課題は戦場で戦っている兵隊さんに手紙を書いてみようです。
子どもたちが想像力を膨らませて、お国のために身をとして戦場で戦っている兵隊さんたちに思いを上手に綴れるように、子どもたちが精一杯頑張って作文をします。
体育の授業もありますよ。体育の授業は今日は戦場で実際に戦闘を経験してきた戦闘服姿の兵隊さんが数名やってきてくれます。
いろんなことを教えてくれるんですね。まずは体育館での講演をみなさん集まって講演をした後、校庭に出たら、今日はなんと手榴弾の円筒実習です。
小学生たちの小さな手に手榴弾が手渡されて、誰が一番手榴弾を遠くまで投げられるかの競争をします。
一等賞の子は賞状がもらえるかもしれませんね。そしてロビーに戻ったら機関銃を触ってみようの実習もあります。
小学校中学年の子どもたちが男の子も女の子も一緒になって、まだその柔らかくて小さな手で実物の銃器を触って構えて、
照準を合わせる練習をします。廊下からは別のクラスの子どもたちの行進練習の音も聞こえてきますね。
これ、第二次世界大戦中とかの戦時教育の学校現場の話じゃないんですよ。
先にも申し上げたとおり、2020年代のこの映画に実は登場するロシアで実際に行われていた現実の授業の内容です。
パベル・タランキンが記録した戦時教育
ということで、ここから本日の映画プーチンの愛国教室について改めてあらすじからご紹介します。
映画の舞台はロシアウラル山脈のふもとの小さな田舎町にあるカラバシ諸島中等学校という、小学校と中学校が一緒になった一学校ですね。
そしてその映画の主人公は、この学校で学校祭児の企画と記録撮影の担当教員として勤めているパベル・タランキンという青年なんです。
このパベル、劇中ではパーシャという愛称で呼ばれているんですけども、このパーシャ。
自分自身もこの学校の卒業生でもあって、ずっとこの町で暮らしてきたパーシャなんですけど、
この青年ちょっと風変わりでマイペースなところもあるんですけど、気のいいやつなんですね。
パーシャは普段は学校祭児の企画と記録撮影の担当教員として働いているわけですけど、
学校では日々生徒たちの何気ない日常や成長の記録を記録係としてビデオカメラに収めたりしているわけですね。
さらには自分のオフィスを、ここは民主主義の取り出だなんてちょっと嘘吹きながら、
子供たちがいつでも自由に出入りできるようにオフィスを開放して、
ちょっと休憩時間だったりとか生徒たちがおやつを囲んでおしゃべりしたり、一緒に捜査活動をしたりとかしながら、
そういうことをしながら、その方々でも働いているみたいな、子供たちから頼れるお兄さんとして慕われているような人気者なんですね。
そういうこともあって、仕事は結構忙しくはあるんだけれども、自分の仕事を心から楽しんで愛している。
彼はこの仕事の魅力は生徒を支えられることなんだとかって言って口にするほどの男なんですね。
なんですが、2022年2月にロシアがウクライナへ進行を開始した。
このことをきっかけにして彼らの日常が一変していきます。
プーチン大統領は子供たちを未来の兵士として育てるために、学校では子供たちに向けて幼少のうちからロシアによる戦争を賛美し、
そこへ参加するように教え込む。その名もズバリ、連邦における愛国教育の新方針というものを国家方針として発令するわけですね。
愛国というより洗脳に近い。
そうなんですよ。本当にそうなんです。
それまで和やかだった学校の雰囲気は瞬く間に緊迫した戦時中のものへと塗り替えられていってしまうが、というようなものになっていきます。
この映画の中で登場するパーシャという青年なんですけど、日を追って変容していく学校とその人々の様子をまさしく記録係として、約2年間かけてカメラに収め続けます。
その収め続けた映像を、デンマークを拠点に活動しているアメリカ人のドキュメンタリー作家のデビット・ボレンスタインさんという、この方と一緒になって極秘裏に映画制作して出来上がったのがこの映画なんですね。
何せ実際に学校で働いている人物が当事者視点で国家によるプロパガンダ教育の現場を捉えた異例の映像ですよね。
そうですね。
言うこともあって、世界中で大きな注目と絶賛を集めました。
昨年のアカデミー賞では長編ドキュメンタリー賞もこの映画を受賞しています。
その他各国で多数の映画賞も受賞したというような作品になったわけですけども、そうなると当然その影響力を見たロシア当局は、これ見せちゃまずいわということで。
そうですよね。
そんな映像を流出させちゃまずい。
そうなんです。
まず国内での上映は禁止になることはもちろんですけれども、パーシャことパベル・タランキンさんは国家反逆者として国外通報を言い出されまして、徹底的な弾圧にさらされているという現実があります。
だから言ったらこの映画が子どもたちの未来のための命がけの告発になったということでもあるわけですね。
国家権力と情報統制が生む現実
ということで、映画ではまずそうした愛国戦士を育てるプロパガンダ教育の現実が描き出されていくわけですけれども、
僕は同時にどうしてこれほどまでに極端な施策が成立できちゃうのかという、その構造自体がまずちょっとやっぱりどうなってんだというのを思うわけですよね。
実際この映画の中でも現場の教員たちっていうのが、みんな当然その愛国教育を新方針として歓迎しているわけでもないわけですよ。
どころか多くの教員たちが、本来子どもたちに届けるべき教育が全く実現できないということへの不満であったりとか、その無力感を口にする場面すら出てくるわけです。
にもかかわらずそのエスカレートを誰も止められないのはなぜなのかということになると、やっぱりこれはもうとにもかくにも国家権力があまりにも超越的で独裁的な力を持ってしまっているという現実ですね。
そこに注重しなかった場合には、もうその人の社会的立場を追いやってしまったりとか、あるいは国にいられなくなるほどの措置を講じたりすることだってできてしまえる。
圧倒的な権力が集中してしまっている現実があるということです。
さらには権力側が国家全体に敷き込んでいる情報統制だったりとか、検閲であったりとか、総合監視の無視できない内圧みたいなものですね。
そういったものたちは後押しとして国家は結果的にはいとも簡単に反対意見を封じ込めて、普通ならありえないようなこのような政策だったりとか施策だったりとかも、
あっきなく社会の中に実装して、ついには本来誰も望んでいなかったはずの戦争ですらも、国民が望んだ戦争というものに力技で塗り替えてしまえる現実があるということです。
不幸ですね。
どう考えてもヤバいしかない現実なわけですよ。
恐ろしい。
こういった現実に対してどうやって変化を与えることができるのかなということを、僕見ながらずっといろいろ考えてたんですけど、
そうなるとやっぱりこの映画がまさしく果たしたような捻れた現実そのものを多くの人の目に晒すこと、届けることということが重要だなというふうに思うわけですね。
それは私たちにも置き換えるなら、きちんと発信力のあるメディアだったりとか、あるいは私たち市民一人一人が今自分たちの足元で出くわしている、起きている異常な出来事があったんだったら、
日本との接点と映画を見る意味
それを一つ一つきちんと捕まえて、人々に向けてその異様さを伝えて発信していくことじゃないかなと思うわけですね。
この映画に登場するその異様な光景たちね、子どもたちが重機を構えて授業の中でそれをやるわけですよ。
こんな異様な光景は残念ながら決してロシアだけのものではなくなっているとも思います。
もはやこの1年の間に諸外国から新型軍国主義へ傾き始めていると認定されてしまっている私たち日本もです。
既に始まっている現実ではないかと僕は思います。
先日、福岡のある町で、ふるさと納税の返納品として戦闘機の清掃体験が提供されたことが問題視されたニュースがありました。
また、来月11月には日本の戦闘機の活躍を捉えたドキュメンタリー映画も公開されます。
そして、今話題になっている内閣の広報室予算という話題がありますけれども、計上された前年比の約10倍の72億円。
そのうち66億円は国内発信の強化に当てられているものです。
この映画で描かれているロシアの現実とやっぱりこの今現在の日本の現実というのは
絶対に無関係じゃないと思います。
世界に蔓延する国家と戦争とプロバガンダを巡る現在進行形の現実を、そしてその手つきを
まずはよく見て知っておくためにも、この映画は必見だと思います。
ということで、映画プーチンの愛国教室はあさって10月3日土曜日より
福岡ではKBCシネマにて公開となります。ぜひお見逃しなくというご紹介でございました。
聞いているだけでも、本当に背筋が凍るというか、本当に珍しい。
これが現実。しかもここ数年で行われているというね。本当にそうなんです。
三吉さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は三吉豪平のキャッチアップをお送りしました。
13:40

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