2023-11-09 10:53

三好剛平のCatch Up

クリエイティブプロデューサー 三好剛平
Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
スピーカー 3
毎週木曜日のこの時間は、三好剛平のCatch Up、クリエイティブプロデューサーの三好剛平さんです。おはようございます。
さあ、今回は何を紹介してくれるんでしょう? はい、本日はですね、明日11月10日金曜日からですね、KBCシネマで公開されます、「燃え上がる女性記者たち!」というインドのドキュメンタリー映画をご紹介します。インド映画?
スピーカー 1
はい、そうなんです。この映画ですね、僕、日本版予告編が公開された時点から、すでに5、6回ぐらいその予告編をまず見てたんですけど、予告編見るたびに必ず音を鳴いてるぐらい、めっちゃいい予感がしてたんですよ。
予告編で泣けちゃう? これは絶対俺が今見たいものが映ってる映画だと思って、音を鳴いてたんですけど、やっぱりあの女を見たら、やっぱりその通りだったっていう。
これまじ必見の映画だなと思うので、ここからご紹介していきたいと思います。この映画、インド北部でダリトと呼ばれるですね、非差別カーストの女性たちが立ち上げた小さな新聞社、カバルラハリヤっていう新聞社があるんですけど、ここで活動する女性記者たちの活動を追ったドキュメンタリー作品というような映画になるんですね。
偏見や暴力に怯むことなく独自のニュースを伝えるべく奮闘する彼女たちの姿を追ったこの作品ということになるわけですが、第94回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞にノミネートされたほか、サンダンス映画祭のドキュメンタリー部門では審査員特別賞と観客賞、そして山形国際ドキュメンタリー映画祭では市民賞を獲得するなど、世界各国のどっちか言うと市民の人たちから厚く指示されるような厚い映画なんですね。
スピーカー 2
これちょっとそういうようなインドの小さな新聞社で働く人たちを追った映画になるわけですけど、まずこの新聞社について軽くご紹介したいと思います。カバルラハリアというその新聞社なんですけれども、ここはですね、現地の言葉でカバルラハリアってニュースの波っていう意味らしいんですけど、
スピーカー 1
2002年にダリトという差別階層の人たちの女性たちだけで作られた週刊の地方新聞として創刊された新聞社です。このダリトっていうものが何かっていうのが結構重要で、インドではもともと紀元前以来からカースト制度っていうのがありまして、人々を4つの階層に分けるみたいなものがあったわけですけど、
その4つの階層の外に追いやられた最下層の人々っていうことで、不可植民とかって呼ばれるんですけど、これひどい話ですけどね。でも本当にもうそのもう街の終焉に追いやられるような暮らし、強いられてるわけですけど、この不可植民の人たちってのは現代に至ってもなお激しい差別が根強く残っているような状況があると。
彼らが自分たちを呼ぶときの故障がダリトっていうことらしくて、ヒンディ語では抑圧された人とか搾取された人っていう意味であるみたいなんですね。ここでお二人に毎度恒例のクイズでございます。
03:01
スピーカー 1
現在インドにはこの不可植民ダリトという非差別階層に分類される人ってのはどれぐらいいらっしゃると思いますか?
スピーカー 2
これだけひどい数パーセント。結構多いんでしょ?多いんじゃないかな?
はい。これね驚くことにですね、2011年時点で、これプレス資料によるとなんですけど、2011年時点でダリトはインド人口の実に16.6%以上。めっちゃ多いんですよ。そんなに?実人口にしたら2億人以上です。日本の人口より多いです。
スピーカー 3
多いとはいえ、10%を超えてくるとは思ってなかったんで。1割以上。
スピーカー 1
いかにも膨大な数の人々がこの国の中において非差別階層として今も激しい差別されたりするかということですね。おまけにその拡張性の強いインド社会においては、女性っていうのもまたですね、相当にシビアな差別にさらされる存在なんですね。
スピーカー 2
特にこのダリトの女性たちっていうことになると、いよいよ申告で、生まれた時点でまず男の子じゃなかったんだねっていうことで親に疎まれるところから始まって、十分な教育を与えられることになっていって、家計のためにはもう10歳頃から結婚を強いられたりして、と告げば夫の使用人同様の日々。
さらには性暴力とか身体的暴力とか強姦とか強制売春とかの危険もいつにもさらされていて、ひとたび事件が起きたとしても警察も含めて誰も十分に調査することもない。
スピーカー 3
そんな女性たちが新聞社を立ち上げるってすごい勇気ですね。
スピーカー 1
とんでもないことを実はやっているってことなんですよね。本当におっしゃっていただいた通り、こうやってダリトの女性たちって二重の非差別階層に置かれていて、そんな彼女たちがやっぱり自分たちで新聞を作るっていうことにやっぱり大きな意味があるということですね。
やっぱり創刊当時はもう本当世間の反応は本当に冷ややかだったらしいんですけど、これが徐々にですね、彼女たちの新聞が本当にその社会に革命を起こしていく様子っていうのがこの映画の中で描かれていくことになります。
この映画の中ではですね、もともと紙で発行していた新聞をある時期からスマホ撮影によるニュースのデジタル化に移行していく時期の彼女たちの活動が追われていくわけですけど、十分な教育を受けておらず、スマホのアルファベット表記ですら理解することが難しいようなダリト女性たちがいるわけですけど、
スピーカー 2
この人たちが互いに励まし合いながら、押し合いながら少しずつ記者それぞれの自分なりの報道スタイルみたいなものを獲得していく様子がですね、映されていくんですね。本当に彼女たちが伝えるニュースも相当シビアで、もう女性たちの性暴力とか違法労働に起因する残虐な事件の数々とか、社会から見放されたインフラの不整備とか、こんなもんばっかりで本当につらいんですけど、
でも取材したニュース動画をyoutubeに配信すると、それがきっかけになって100万ページ、100万動画再生とか言って、電気が通ってなかった村に電気が通るようになったりとか、到着していた事件に進展が生まれるようになったりとか、本当に彼女たちが発するそのジャーナリズムっていうのが社会に影響を与えて、なんなら社会を変えていく力に成長していくっていうのを目撃していくことになるんですね。
06:16
スピーカー 1
やっぱりなんでこんなに愚直にもジャーナリズムっていうものを信じてやれるのかっていうことなんですけど、これやっぱり本当に先ほども触れていただいたように、やっぱりそのダリとの女性たちであるっていうことがすごいやっぱり意味があるのかなっていうふうに思うんですね。
スピーカー 2
彼女たちにとっては、本当にそうやってジャーナリズムを通じて民主主義ってやつを正しく機能させることでもしない限りは、この不条理がはびこる社会の中で自分自身、そして自分と似た人たちっていうのを生き延びさせる方法がないわけですよね。
たのむからっていう、願いを込めてのような形で、一個一個のニュースを発していくということ。そういうこともあるから、取材対象に向き合う姿勢っていうのがめちゃくちゃ真摯なんですよ。
これはもう私たちだという共感を持ちながら、真剣にかつ批判的にきちんと一個一個のニュースを作っていく。弱き者には寄り添って、強き者には決然と立ち向かう。そのジャーナリズムに託す気迫の違いがここに記録されているという感じがあるんですね。
スピーカー 1
もう一つ重要なのが、やっぱり社会的に声を与えてこられなかったダリットの女性たちっていうのに、自らの力で社会における一つのロールモデルを提示したということがすごい重要だと思うんですね。
スピーカー 2
これは僕が思うのはいったい劇中予告編の中で一番泣く場面としてあるのが、新聞社の若手社員が先輩社員に向かって真っ直ぐな目を向けて、私たちももっといろいろ学んであなた方のようになりたいんですって言うんですよ。
これまで社会の中で自らの人生の決定権をことごとく奪われてきたこの女性たちが、自分にも選べる人生の選択肢があるんだということ、自分にも声が挙げられるんだということ、自分も誰かを救うことができるかもしれないんだということ、自分にも世界が変えられるかもしれないんだということ、こういうことを信じられるということがどれほど意味があるかということですよね。
本当にここに宿る希望というのは、もちろんこの女性たちにもだし、今正直日本でも自分たちの社会が全く自分たちが関われるものになってないようなこの実感のある今の自分たちにとってもかなり自分たちを励ましてくれる映画になるなと思って、この映画は絶対見てほしいなというふうに思って今日ご紹介する次第でございます。
スピーカー 3
いやー、ちょっとその言葉にふるい立たされた人はいないかなと思います。
そうですよね。
なかなかね、この声っていうのがかき消されたりとか、なかなかね、もう声を上げることすらもやめようって諦めてしまうことが起きたりっていう現状ありますけど。
スピーカー 1
なんかもうその声を上げるという選択肢すらなんか思いつかない状態にまで追い込まれてるって感じがあるんですよね。
なんですけどやっぱその時に自分もやっぱりまだ何かを作用できるかもしれない、変えられるかもしれないって信じられること。
09:00
スピーカー 2
ここがやっぱまず一番の原動力ですから、それを信じさせてくれる。
スピーカー 1
もう背筋が伸びてね、シャンとなって変えられる。
もう本当にめちゃくちゃいい映画なので、絶対ご覧いただきたいと思います。
燃え上がる女性記者たちです。
スピーカー 3
三好さんも燃え上がってますね。
燃え上がってます。
スピーカー 1
相変わらず燃え上がってます。
スピーカー 3
ぜひ皆さんも目に触れていただきたいなと思います。
三好豪平のキャッチアップをお送りしました。
三好さんありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。
10:53

コメント

スクロール