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2023-12-07 11:26

イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K

クリエイティブ プロデューサー 三好剛平
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感想

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スピーカー 1
毎週木曜日のこの時間は三好剛平のCatch Up、クリエイティブプロデューサーの三好剛平さんです。三好さん、おはようございます。
スピーカー 2
さあ、今日はどんな話題でしょうか? はい、本日はですね12月8日からKBCシネマで上映開始となる韓国の巨匠中の巨匠ですね
イ・チャンドンという監督の特集上映プログラム イ・チャンドンレトロスペクティヴ4Kをご紹介します。
明日からですね。 実はこの監督、先ほど田畑さん、小倉昭和館のことをご紹介されてあったんですけど、実はそことも関わりのある監督で、先々週かな、青山慎二監督が北九州市民映画祭というのを
2010年に立ち上げられたってお話したと思うんですけど、その第1回で青山監督が特集を組んだのがまさしくこのイ・チャンドン監督で、それが小倉昭和館で行われてたんですよ。
スピーカー 1
そういう関連もちょっとね、ひも付けながら、ぜひ聞きたいと思うんですが、このイ・チャンドン監督、本当に真っ直ぐ言っていいと思います。
スピーカー 2
世界の今存命の映画作家の中でも間違いなく最重要作家の一人です。めちゃくちゃ素晴らしい映画監督で、この監督がこれまで発表してきた6本の作品、全ての作品が上映されるのに加えて、監督の創作に迫る日本初公開のドキュメンタリー映画である
1本を加えた、計7本からなる特集上映が開催されますということですね。
まずこのイ・チャンドンという監督についてご紹介したいんですけれども、この監督、1954年韓国生まれということで、現在69歳、映画監督ですね。
実はこの監督、いろんな経歴をお持ちで、もともと1987年からは、高校の国語教師としてまず教団に立っていて、それと同時に1983年にご自身の小説作品を書いていて、それが新聞の小説書に入選したというところから、小説家にキャリアを移して、それを90何年ぐらいまでずっとやっていたと。
高い評価も集めていたんですけど、そこから93年からは映画の世界に転向していったと。
だから国語の先生から小説家になって、そして映画監督になったという人なんですね。
まずその脚本家というところから始めて、97年にグリーンフィッシュという作品で長編映画の監督デビューします。
その後、2作目である99年のペパーミントキャンディという映画で、韓国のアカデミー賞と言われる韓国手順賞。
この映画は皆さんも見たことがあるかもしれないですね。
その後、2002年に発表した3作目、オアシスという作品では、ベネツエア国際映画祭で監督賞を受賞。
スピーカー 1
さらにこの経歴の中に同時進行で、2003年から2004年までの間には、韓国文化観光部の長官という、めちゃくちゃすごい役職を務めてもいらっしゃるわけですね。
韓国文化がある人はもうドンみたいな人ですね。
03:01
スピーカー 2
また、2007年からもう一回映画監督に復帰されて、第4作目となるシークレットサンシャインという作品を発表して、
これによって主演のチョン・ドヨンさんをカンヌ国際映画祭で主演女優賞に導く。
スピーカー 1
チョン・ドヨン
スピーカー 2
チョン・ドヨンですよね。ご存知だと思います。
あの名誉女優ですね。
そして、2010年には監督5作品目、ポエトリーアグネスの詩というのかな、アグネスの詩というこの作品を撮って、
これでカンヌの最優秀の脚本賞を取ると。
スピーカー 1
すごいな。
スピーカー 2
もうすごいです。
2018年、そこから8年ぶりに新作として発表したのが、
村上春樹が1983年に発表した短編小説、ナヤオ役という短編があるわけですけど、
これを原作として大胆なアレンジを加えたバーニング劇場版というですね、映画を発表して、
これもまたカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。
同年のアカデミー賞の韓国代表作品にも選出されています。
スピーカー 1
まあもう、出しゃホームランで。
そういうことですよね。すごいね。
すごいんですよ。
スピーカー 2
でも本当そうなるのもわかるくらい素晴らしい作品たちなんですけど、
97年に監督デビューから今年で26年なんですけど、長編監督作品はわずか6作品。
極めて過剰な監督と言えるわけですけど、手掛けた作品はどれも傑作で、
スピーカー 2
国内外の映画賞で激賛されてきたことはもちろんなんですけど、
スピーカー 1
とにかく観客が支持をするんですよ。
スピーカー 2
世界中の観客がその一作一作ごとに、
スピーカー 1
イ・チャンドンの映画を見てしまった以降の世界に移行されるんです。
本当にそうなんですよ。
スピーカー 2
完璧に世界の見え方が変わるんですよね。
そこが割と本当にポイントかなというふうに思います。
本当に僕も個人的に本当に大好きな監督だし、
劇映画の監督としては今もう本当、
これもあの番組で紹介した、もう亡くなられましたけど、
スピーカー 1
エドワード・ヤンっていう監督が亡き今では、
一番のナンバーワンの監督だと本当に言っていいと思います。
すごい監督です。
スピーカー 2
今回その監督の特集上映ですよということで、
7本の作品が上映されます。
で、ここからこの監督の映画の魅力をですね、
もう少し紹介したいと思うので駆け足で紹介していくわけですけど、
イ・チャンドンの映画の魅力はですね、
ままならない現実や社会に翻弄される普通の人々の実像を捉える、
その眼差しにあると思います。
ここはですね、映画評論家の夏美美由紀さんが非常に上手にやっててるので、
ちょっとそこを引用すると、
イ・チャンドン映画の主人公が共通して持っているのは、
美しき世界への憧れである。
彼らは容赦ない過酷で薄汚れた世界でもがき、
ある者はそれを掴むのに敗れ、
またある者は何かを犠牲にしてそれを掴むっていうようなですね、
そういう映画ですね。
で、これは実際ですね、
韓国っていう国自体が軍事政権化から60年代からずっと80年代、90年代に至るまで、
民主化を勝ち取るまでの間に、
いくどの社会闘争の中で、
本当にその成功と失敗を繰り返していきながら、
06:01
スピーカー 2
理想と現実っていうのを突きつけられながら、
その間にまさしく教師、小説家っていう世界のあり方を捉えて、
自分の言葉で表現するっていうことを選んだ、
この監督自身の人生と、
やっぱり分けられないものなんじゃないかなっていうふうに思うんですね。
で、まさしくそういう魅力をですね、
端的に紹介する意味でも、
今回この上映される作品の中の一つ、
2010年のポエトリーというこの作品ですね。
この作品をですね、ちょっと紹介したいと思うんですね。
この作品ですね、もう正直僕ね、
スピーカー 1
もうね、あらすじを読むだけで、
もう一本の作品になるなっていうぐらいすごくよくできた作品なんですよ。
スピーカー 2
ちょっとこの作品のあらすじご紹介させていただきます。
プサンで働く娘の代わりに、
中学生の孫娘、ジョン・ウクを育てている、
初老の女性、ミジャ。
この彼女が初期のアルツハイマーで言葉を失い始め、
スピーカー 2
町の文化センターで偶然見つけた詩の講座を受講し、
人生で初めて詩を書くことになる。
詩のテーマを見つけるために、
これまで何気なく過ごしていた日常を思い返し、
その美しさを探そうとするミジャ。
しかし、今まで見てきた全てのものを新鮮に感じ、
少女のように心ときめく彼女だったが、
その同時に孫が数日前に自殺した女子中学生、
アグネスという女性の死に深く関わる少年グループの一員であることが発覚する。
その世の中が自分の思うように美しくはないことを知ってしまう。
公にしたくない学校と加害者の親たち。
スピーカー 2
それに巻き込まれていきながら、
ミジャは絶望の淵で死を選んだ少女アグネスの心に寄り添い、
スピーカー 1
アグネスと一体になって一片の死を紡いでいく。
そんな映画になっていくわけですね。
スピーカー 2
まさしくこういうのように、
やっぱりそのもともと純粋無垢だった主人公が、
世界の美しさに触れる死という一つの片道切符みたいなものをですね、
スピーカー 2
得て理想に燃えるわけです。
それと同時になんだけれども、
スピーカー 1
思いもよらぬ形で自分の生きる現実の最も信じたくないような、
過酷な側面というのが彼女に襲いかかってくる。
スピーカー 2
さらに加えてアルツハイマーという、
スピーカー 1
刻々と自分から言葉が失われていくっていう、
その恐怖の中で死という世界を解像度高く引き取る、
その目を得るわけですね、主人公は。
これはまさしく僕らが映画というものに出会った、
スピーカー 2
観客とも重ねられると思うんですけれども、
そのような目を得た私たちっていうのが、
美しくまた同時に絶望的で残酷的な、
スピーカー 1
残酷なこの現実をどのように見つめていくのか。
そういう時に私たちの手元に与えられた詩は、
文学は、そして映画は、
スピーカー 2
何を描き出すことができるのかということを、
スピーカー 1
この映画が描き出していくわけですよね。
まあもう言うことないですよね。
もう映画そのものじゃんよだし、
やっぱりイチャンドンっていうのはこういうことをやってくる人なんです。
09:02
スピーカー 1
もうね、傑作以外の何者でもないです。
本当に見たら、もう言いましたけど、
見る前と見た後の世界の見え方が本当に変わってしまう。
スピーカー 2
私たちが何ができるのかっていうことを、
やっぱり本当にずっと考えてしまうような、
そういう映画たちなので、
スピーカー 1
まあどうか見逃さずにいてほしい。
もうね、必見っていう言葉がぬるいです。
もう何て言ったらいいかわかんない。
もう見た方がいいというかもうね、
見るしかないです。
イチャンドンの映画は生きている間には絶対に劇場で見た方がいい。
そしてそのチャンスがいよいよやってきた。
さあ見ましょう。
KBCシネマで12月8日から
スピーカー 2
イチャンドンレトロスペクティブ4K特集上映が開始しますので、
スピーカー 1
どうかお見逃しなくようにという、
スピーカー 2
まあ三好からのご推薦でございました。
スピーカー 1
音声からも汗が伝わってきたんじゃないかなっていうぐらいの熱量でしたね。
これはもう見逃せませんね。
スピーカー 2
はい、ぜひともご覧ください。
スピーカー 1
お見逃しなく、ここまで三好合併のキャッチアップでした。
三好さんありがとうございました。
スピーカー 2
ありがとうございました。
スピーカー 1
×少女隊の春野きいなと、
青井梨奈です。
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