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2025-03-07 16:11

自分ならどうする

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[第198話] せこいビジネスの営業、批判したからには自分だったらどうするか対案を出す。


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サマリー

一部上場企業の新規事業プロジェクトにおける課題として、地域の習い事情報の不足が挙げられています。番組では、実証実験を経て事業化するためのアプローチやマネタイズのアイデアについて議論され、自分ならどうするかの提案が展開されています。このエピソードでは、ビジネスにおけるデータ取得や顧客アンケートの重要性が語られています。また、企業の立場やマーケティングモデルに対する批判や改善策が提案されています。

新規事業の立ち上げ
皆さん、こんばんは。上水優輝でございます。
完全招待制の晩餐会を開催したり、公演にレジャーシートを敷くなど、存在としての公演をコンセプトに様々な活動をしています。
現象のラジオ、絶賛馬でお付き合いください。
前回ですね、とある一部上場企業の新規事業案件で営業を受けまして、
それがセコいビジネスだなと思って、ちょっとこれは許せるなということで、お話しさせていただきました。
批判した終わりっていうのは、フェアじゃないかなというふうに思ったので、
自分だったらどうするかっていう対案みたいなことを、今日は出したいなと思っています。
詳しくはですね、昨日のエピソードを聞いていただきたいんですけども、
まず前提としてちょっとおさらいなんですが、とある一部上場企業の新規事業を作るというところで、社内コンテストをしましたと。
そこに、ある会社員Aさんが、自分の切実な課題をビジネスプランにしてコンテストに応募したと。
そうすると優秀賞をもらって、実証実験していいよということになったので、業務時間を使って新規事業立ち上げを行うと。
6ヶ月間の準備期間を経て、そして6ヶ月間の実証期間を経て、そして本当に事業化するかというジャッジが下されるというような、そういう状況だったのかなと思います。
そんな彼が何をそんな切実に課題意識を持っているかというと、地域の習い事を探すのが大変ということですね。
自分にお子さんがいて、そのお子さんの習い事を探すのに、なかなか自分の身近なところで探すというのが、情報がありすぎて難しいんだと。
なので、もうちょっと自分の家から通える習い事を絞って検索したりしたいんだけど、なかなかいい習い事情報サイトがないから、そういうのがあったらいいのになという、
親としての立ちは、自分自身が課題だと思っていること、解決したいと思っていることをビジネスプランにしたんですということで、習い事の情報サイトみたいなことをやりたいと。
それがビジネスのやりたいことですね。
どうやってそれで売上を立てていくのかということなんですけど、結構情報サイトで売上立てようと思うと、
そのサイトに広告掲載を募集して、広告収入を得たりとか、そもそもそのサイトに掲載するという掲載料を取ったりだとか、
掲載は無料だけど、制約したときにマージングが発生するという制約料というスタイルだったりとか、
もしくは集客を全般的にサポートしますよということで、コンサルティングみたいなものを含めてそのアドバイス料を取ったりとかするみたいなやり方もあるだろうし、
あとは情報を見る側ですね。習い事を検索している人側に、例えばサブスクリプションとかで有料情報として届けるというやり方もある。
あとはそのサイトというかそのサービスが主催というか間に入ってイベントをすることでイベント収入みたいなやり方もあるかなという感じで、
結構情報サイトといってもいろいろなマネタイズの方法があるんですけれども、
彼らはですね、習い事側がそのサイトに掲載する掲載料と制約したときの制約料というところを検討しているということです。
検討しているというか決定していて実際にお金を払ってくださいということを言われたので、
掲載料と制約料というところをマネタイズの手段として考えているということでした。
なので今言った、まず自分自身がそのビジネスをやる大義名分があるという前提、
そして企業という制約があるので、使える予算だったりとか、6ヶ月で結業をなさないといけないだとか、
業務時間内で動けるんだけども、ある程度限られた時間の中で動かないといけないということ、
でも動けるということ。
そしてマネタイズは掲載料と制約料というところを考えているということ。
この辺を前提として、つまりそこを覆したとて対案にならないというか、
話がおかしな方向に行っちゃうんで、
という制約の中で自分だったらどうするかというお話を今日はしたいなというふうに思っています。
課題意識の共有
まず彼らが取ったアプローチというのはメール営業でした。
いろんな習い事をおそらく検索して探して片っ端からメールを送っているということだと思うんですけれども、
そのメールに資料を載せてくれたほうが僕としてはよかったですね。
資料を載せてくれたほうがよかったです。
もうすぐに登録できる状態にしてほしかった。
メールから登録したい人は資料を見て、これいいねと思ったら登録するという手段と、
説明が必要な人はオンラインでの面談。
そして思いのあるビジネスだから、
その思いについてはYouTube動画とかで5分とか10分未満とかで1本入れといて、
登録したいと思えばすぐできるし、
その人がどういう背景でやろうとしているのか知りたいと思えばYouTube見れるし、
ちゃんと説明聞きたいと思ったらオンラインの説明が聞けるというふうに、
少しメールを受け取る側の人のことも考えてメールを送るかなと思います。
あとは小さい習い事、地域の小さい習い事をある程度ターゲットというか、
情報を載せてほしい人たちだと思っているところだったので、
教育業界って本当にデジタル化が遅いんですよね。
メールはさすがにあってもそのメールを1週間に1回しか見ていないとか、
あまりメールを見ていない人とかもいるんですよね。
面倒くさいかもしれないけれども、やっぱり各教室にテレアポをしますね。
メールはもちろん送るんだけども、プラステレアポもします。
という感じで、まずこのサービスに掲載してほしいということをやるアプローチとしては、
そのようにかなり肉体労働でやるかなというふうに思います。
ただ、大企業なんで一部上場企業なんで、
テレアポとかメールとかの反応はいいと思います。
僕が今回話を聞いたのも、
何の企業かわからないところのよくわからないサービスじゃなくて、
大企業がやるんだったら何をやるんだろうかって話を聞いてみようかなぐらいは思ったので、
やっぱりそのネームバリューがある分、話を聞いてもらいやすい立場だと思うから、
そこを音楽を使ってアポイントを取りやすいんじゃないかなというふうに思ったりします。
問題はマネタイズですね。
実証期間6ヶ月を経てビジネス化するかどうかを社内で判断するって言ってるのに、
いきなり掲載料とか制約料とかって言って、
誰が掲載するんですかっていう話になるわけですね。
おそらく広告の予算がいっぱいあって、
やれることをとりあえず何でもやってみるかっていうぐらい軽い感じ、
その予算がお金を使うってことにそんなに負担感がない人が、
とりあえず掲載しますよ半年間と、それで様子を見ますってことをしたりできるかもしれないけども、
小さい習い事をターゲットにしている時点で、いきなり掲載料ってハードル高いと思うんですよね。
高いと思うというか、実際経営しているのでわかるんですけども、
そんなに広告予算とかをしっかりとれていないとするので、
自力で頑張っている人たちって多いと思うんですよ。
そこにいきなり掲載料って言うと、やっぱりハードルが上がっちゃうんで、
僕だったらこの実証期間の間売り上げ立てませんね。
実証実験と提案
3パターン提示します。
掲載料のみのパターンと、制約料のみのパターンと、
掲載料と制約料ハイブリッドのパターン。
彼らが提案してきたのは、掲載料と制約料のハイブリッドの1パターンで、
かつ即マネータイズというか、即お金が払うというような感じだったんで、
それはちょっと違うだろうと思いました。
3パターン用意して、実証期間の間は無料で利用できるんで、
よかったら掲載するだけしてみませんかって感じで、6ヶ月間掲載してもらいます。
もちろんその開始時にちゃんとその3パターンをお伝えします。
掲載料だけのパターン、掲載料と制約料のハイブリッドのパターン、
制約料だけのパターンという感じで提示して、金額も決定ではなくて、
今のところこんなふうに考えてますということを伝えるかなと。
もしくは実証実験の段階では伝えないかもしれないですね。
その何件か教室さんと話をして、お金の部分を見せたら、
すぐ課金が発生しない6ヶ月後に切ってもいいですよって言ってるのに、
ちょっとお金の話をしたら嫌がられる感じになったら、
もうお金の話はせずに、その3つのパターンを考えてるっていう、
数字を見せずに言うかもしれません。
とにかく6ヶ月間無料で利用してもらって、
その実証期間で実際にそのサイトが閲覧されて、
問い合わせがあって、教室に繋げることができるのか、
どれくらい件数として繋げることができるのか、
その時のオペレーションってどれくらい大変なのか、
なぜなら間に入って、自分たちが問い合わせを受けて、
それを教室に流すってことをするわけだから、
ちょっと手間がかかると思うんですよね。
どれくらい自動化できるのか、どれくらい人力であるのか、
そのオペレーションも試さないとわからないと思うので、
実証期間である程度の件数を行わさないといけないと思うから、
走れることのほうが重要ですね。
今回、彼らはまだ10教室しか集まってなくて、
ちょっとスケジュールがオフしてるんですよね、
とか言ってたんですよね。
結局、即マネタイズしようとして、
そのリビタルマネタイズですよ、その掲載料とかもね。
リビタルマネタイズをやろうとして、
教室から断られて実験開始できなくて、1ヶ月遅れてます。
あなた方の1ヶ月の動いた分の人件費考えたら、
この掲載料をペイできるから、
データ取得の重要性
ただでやればよかったじゃんって話になるわけですね。
なので、先に無料で集めようとすれば、
もっとたくさん集まると思います。
20教室で開始とかじゃなくて、200いけると思います。
気合と根性で200、無料掲載なんでってことで集めて、
そこからサイトをスタートすると。
サイトをスタートしたら、そこからは実際に
この習い事を奉仕している保護者の方々、
子育てされている方々向けに
どうやったら見てもらえるのかってところを
一生懸命頑張るのし、
ちょっとそれは次のフェーズなんですけども、
そこは頑張って、紹介がありっていうのを6ヶ月やります。
そうすると、まずデータとしてどれぐらい
そのサイトが見られたのかとか、
どれぐらい何件制約したのかとか、
そして制約したとこで出てきた、
例えばオペレーションで出たトラブルだとか
何だとかっていう、質的ないろんな気づきみたいなものが
出てきます、取れます。
そしてアンケートとしても、習い事サイトには
この6ヶ月間やって、例えば何件制約があったけれども
いくらだったらこのサービス使えると思うか
っていうところを、さっき言った制約量のみのパターン、
掲載量のみのパターン、ハイブリッドのパターン
みたいなのを提示しながらアンケート取ればいいと思うんですよね。
そうすると、制約量のみのほうが喜ばれるんだなとか
ハイブリッドがいいんだなとかもデータで見れますと。
もっと言うと、マッチングした顧客、
習い事を探した人たちのほうのデータも取れますね。
間に入っているからアンケートを取らせてもらって
どうだったかと、利用して使いづらかったとか
どうだとか、もっとこうだみたいな声まで拾えると。
それを踏まえて6ヶ月後に社内の会議で
こういうデータが取れたので、実際にそれを
このAのマネタイズのビジネスモデルを使えば
これくらいの収益が見込めて
ペースランスがこれくらい増えれば
利用者数がこれくらい増えれば
このくらいのパーセントで制約すると思うので
これくらいの売上期待できるんだという
具体的な予測を持って
半年後の会議に臨めると思うんですよ。
もっと言うと、この6ヶ月後の会議で
会社が、これはちょっとなんか
うちの会社でやるにはちょっとね
大企業ですから、いろんなコストがかかってますんで
どうしてもある程度の売上規模がないと
やる意味がないということになってしまう
ということだと思うんで
おそらく、僕の予想では半年頑張った通り
わざわざ一部上場企業がやるような
ビジネスではないという判断になると思うんですね。
そこからですね、僕がもしも
切実な思いでこのビジネスをやりたいんだったら
その半年間の経験を踏まえてですね
副業でやりますね、なんか別の形で
もちろんですね、企業の方には言いますね
これをちょっとどうしてもやりたいから
個人でやらせてもらえませんかということは
社内で言うし
それでもダメだって言われたら
また一からやり直しになりますけども
その半年間の経験があるしデータがあるから
まさかこうだという手応えというか予測がつくので
もう一回、一から一人で副業で始めるかなという風に
別のサービスとして始めるかなという風に思います
みたいな感じで
何だろう
企業は企業の立場がある
検索する人には検索する人の立場がある
習い事には習い事の立場があるという
それぞれの立場に配慮する形で
スタートしないと
彼らがやったことというのは
習い事側に負担させて
自覚はないと思うけども
大企業の我々が作るサイトに
掲載させてあげますよモデルになってるんで
殿様商売になっちゃってるんですよね
どれくらい結果出せるんですかというときに
出るかどうか分かんない半年経って
多分おそらく出ないんですよ対してね
出ないんだけど
それを入り口で殿様商売しちゃうみたいなところに
せこいなという風に思いましたね
以上ですね 自分だったらどうするかという
ビジネスモデルの批判
お話だったんですけども
いくつかの点でやっぱり違ったと思います
その6ヶ月の実証期間で
結果が出るかも分かんない
6ヶ月後にそのサービス終了するかも分かんない
みたいなものにいきなり課金させる
しかも何の実証期間もそういうことは経てないので
そのサイトがどれくらい閲覧されるのか
どれくらい制約するのかという見込みも
見通しも見せれない状況で
じゃあ掲載料をくださいというのは
ちょっとねという風に思いました
まぁせこいビジネスはやめてください皆さんね
やるんだったらちゃんとステップ踏んでですね
僕でさえですよ
僕でさえいきなり高円寄付してくださいって言ってませんから
1年間無償でやって
こういう活動をもっと広げていきたい
継続していきたいから寄付をお願いしますって
僕でさえ言ってますからね
体力のある大企業は何をしてんじゃっていう
そこはねすごくやっぱり行き通りを感じる出来事でした
せこいビジネスはやめてください
本日は以上です
最後までお聞きいただきありがとうございます
減少の活動を応援してくださる方は
減少メンバーシップ存在としての講演に
ぜひご登録いただけると嬉しいです
概要欄にあるリンクから詳細をご確認ください
減少の講演活動を継続発展させていくために
ぜひよろしくお願いします
それではまたお会いしましょう
さようなら
16:11

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