1. 芸術・デザインをひもとく芸大ラジオmymy
  2. 【4-1】あまから手帖(食の雑誌..
2025-08-12 29:12

【4-1】あまから手帖(食の雑誌)の作り方。編集、ライターの仕事を細かに解説。【mymy_編集者・ライター_Guest:足立琴音(あまから手帖編集部)&浪花朱音(フリーランス編集者・ライター)】

書くこと、編集すること。人気の職業である“編集者やライター”について、ちゃんと話を聞いてみる。言葉ってどんなにテクノロジーが発達しても、ずっと残ります。ゲストに足立琴音(あまから手帖編集部)と浪花朱音(フリーランス編集者・ライター)を招いて、生きるために書く話。
“芸大ラジオmymy”は京都芸術大学の開学50th(2027)を記念して始まった、芸術・デザインをひもとくラジオです。

---

URL
あまから手帖
https://www.amakaratecho.jp/
誠光社
https://www.seikosha-books.com/
大森克己『山の音』刊行記念写真展
https://www.seikosha-books.com/event/8125
田舎の大鵬
https://www.instagram.com/inakanotaihou/?hl=ja

サマリー

今回のエピソードでは、編集者の足立琴音さんとフリーランスライターの浪花朱音さんが、食の雑誌『天空手帳』の作り方について詳しく語っています。雑誌の特徴やターゲット層についても触れつつ、創作の裏側や読者へのアプローチに関する貴重な洞察が紹介されています。あまから手帖の制作過程や編集・ライターの役割について詳細に解説され、特に編集長エベの重要性が挙げられています。また、編集作業や企画の進行方法、取材のエピソードについても取り上げられ、ライターとのコミュニケーションの大切さが強調されています。このエピソードでは、あまから手帖の制作過程と編集者、ライターの役割について詳しく解説されており、特に編集長のリニューアルに伴う雑誌の変化やテーマ設定の重要性についても触れられています。

芸大ラジオの紹介
芸大ラジオmymyです。芸大ラジオmymyは、京都芸術大学の人気先生坂井先生と、舞台芸術を学ぶ学生の谷口七葉がお送りする芸術・デザインのラジオです。
様々な領域で活躍する卒業生や先生をゲストに招いてやっていきます。
いまだに芸術・デザインは絵が上手いこととか、あるいは自分とは関係ない遠い物事と感じておられる方が多いと思うのですが、すごく身近で生活のそばにあるものなので、その辺の誤解も解いていけたらと思います。
改めまして七葉です。よろしくお願いします。
そして、
坂井陽介です。うちの大学の先生をしております。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
本日もこの2人でゲストをお招きしたいと思います。
前回は奈良県天川村から天からジェラートの畑中彩子さんに来ていただきましたね。
そうやったね。
私は木を削るのが好きとか、鳥が好きとか。
そういうことにめちゃくちゃ反応してたね。
山で生まれたことが誇らしいっていう、素直でまっすぐな言葉をたくさん聞けたっていうのが印象に残ってるんですけど。
坂井さんはいかがですか?
俺本当にね忙しすぎて、忙しい間にシュッと来てなんか喋ったんで、何も覚えてない。
あと食べたの覚えてますか?
覚えてます。食べたの覚えてて、食べた話は結構いろんなところでしました。
本当にびっくりしたっていう話を。
びっくりした。
七葉ちゃんは全部おいしいって言ってたけど、
これはほら第一声で、俺これ無理なやつよって言ったこととかをいろんな人と話しました。
本当に山で生まれて、そこに誇りを持ってるっていうのがね、今の時代にあんまりない価値観であり態度と思って素晴らしかったですよね。
よかったですね。
なんかこんな風に卒業生が今まで3人来てくれてて、今日4人目ですけど、なかなかリッチな体験をさせてもらってるなと思わん?
はい思います。
今日とかもやっぱり明日ラジオや楽しみやなって普通にそう思ってこれるし、仕事やな嫌やなっていうのは全くゼロなんで、リスナーの皆さんにとっても本当にいいものになるんちゃうかなと。
この企画自体はやっぱり自分で考えてなんですけど、本当に素晴らしい。
素晴らしいです。
いや本当に在学生にとっても、働いてる人たちにとっても、そして卒業生、あるいは通信の在学生、あるいは本当に芸術のこと全然わからないっていう人にとってもすごい良いコンテンツやなと。
こんな感じで俺やっぱり自己肯定感すげえ高いなと思いますね。
ゲスト紹介と天空手帳の概要
いいことです。
すいません話が長くなりました。
今回のゲストは2人ですね。
初めてのね。
1人の人にお声掛けした時に、もう1人読んでいいですかって言われて、別にいいよみたいな。
本当は3人組なんですけど、ずっこけ3人組って知ってるな。
知らないです。
知らない?
え?ずっこけ3人組?
俺はすごい小学校の時すげえ読んでて、ずっこけ3人組のなんとかっていうシリーズですごいたくさんありますので、また見てみてください。
面白いんで。
そんな感じで、私たち本当はずっこけ3人組なんですけどみたいなのを言ってて、そのうちの2人が今日は来てくれた。
まずは2人。
もう二度とその多分、もう1人が呼ばれることないと思いますけど。
わかりません。
愉快ですね。楽しみ。
では早速お招きしましょう。
あだちことねさん、なにわあかねさんどうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
早速なんですけど、あだちさんから自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
はい。京都芸術大学芸術表現アートプロデュース学科クリエイティブライティングコースを卒業してまして、2014年の卒業生です。
今、天空手帳という関西のローカル雑誌の編集者をしてます。
クリエイティブライティングっていうのは今のうちの大学でいうと文芸表現学科になります。
当時はASPの学科だったんですけど、その後文芸表現学科に分かれて今そうなってます。
では続いてなにわさん自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
はい。なにわあかねと申します。先ほどあだちさんが申し上げた通り、同じ学校同じ学科同じコースを同じ年に卒業しました。
私はフリーランスで編集の仕事をしていて、そのお仕事の一つとしてマンマ空手帳も時々お仕事させていただいているという形で、今日は一緒に来させてもらってます。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
同級生っていうことですね。
そうですか。
はい、同級生です。
ずっこけ3人組のうちの2人。
もう1人も同じ同級生です。
その人も編集とかライターの仕事されてるってことですか。
制作っていう感じですね。
クリエイティブディレクターっていう肩書きらしいです。
会社員ですね。
会社員。
その子は。
いいですね。なんか卒業後もずっこけ3人組だって。
え、言ってないでしょ。ずっこけ3人組って言ってるの?
言ってない。
言ってない。
ずっこけをつけたな、これ。
いや、言ってない。名乗ってないですよ、ずっこけは。
すみません。
でも3人組は3人組。
3人組は3人組なんですよ。
卒業後もお茶飲み友達みたいな感じで関係が続いてるんです。
素敵だよね。
めっちゃ素敵。
在学中も3人でずっといたんですか。
いや、卒業後ですかね。3人にまとまったのって。
でもほら、一緒に。
ウリュー通信って今どういう形になってるかわからないですけど、
当時は授業とかでもなく、アルバイト的に作っていて、それを3人とも一緒にやってたりとか、
何かしらプロジェクトで関わりがあるっていう感じではありましたね。
社会に出てから、この社会の荒波に揉まれながら、3人になっていたんですね。
正しいと思います。
第1話ではお二人の共通のお仕事でもあり、
坂井さんとも縁がある天空手帳についてお伺いしていきたいと思います。
それではよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お願いします。
天空手帳。
ナノハちゃんは知ってますか。
今回読ませてもらいました。
読んできた、ちゃんと。
それ作ってるのがこのお二人で、
このお二人じゃない、他にもたくさんいて、
天空手帳を作ってる会社に所属しているのが足立さんですよね。
そうです。
名前がまずかっこいいなって思うよね。
その辺のグルメ雑誌とちょっと違う感じもして、
おしゃれだし、イケてる雑誌だなと思ってるんですけど、
それの作り方も聞きたいし、
天空手帳って知らない人にとってどんな雑誌なのかっていうのも聞きたいし、
いろいろ足立さんに聞いていたらいいんじゃないかなと思います。
グルメ雑誌ですか。
グルメ雑誌ですね。
食の雑誌です。
昨年40周年迎えてるんで、
死にせいの雑誌ですね。
かっこいいですね。
関西のローカル雑誌なんで、載ってるお店は関西県です。
東京のお店とかあんまり載らないです。たまに載りますけど、
後ろの方の連載に東京のお店1,2軒載ってますけど、
基本的には関西のお店に特化してる食の雑誌ですね。
40周年なんですけど、私は入って入社して3年ぐらいです。
でもまだまだぺいぺいです。
ベテランの編集長と副編集長と編集部は8人で編集部回してます。
8人でこの特集を毎号毎号作ってます。
やばいよね。毎月これ作ってるのすごいと思う。
月刊なんですね。
そうですね。月刊誌なので毎月テーマがあるんです。
養殖とかエリアだと京都、神戸、大阪とか毎年必ずやってるんですけど、
そのテーマに合わせて毎月動いていくっていう雑誌ですね。
どういう方が手に取るんでしょう。
結構年齢層はやっぱり雑誌なんで高くなってて、
元々やっぱり私が入る前は40代50代ぐらいもっと60代とかまでが読者層やったんですけど、
やっぱりもう少し年齢層を下げたいっていうのが最近あって、
カジュアルのお店とかも入れるようになってきて、
40代30代の方はどうかな手に取ってくれるかなっていうところは目指したいみたいな感じですかね。
雑誌制作のプロセスとデザイン
坂井さんも記事を書かれたってことですか。
縁があるっていうのは。
そうですよね。
この間も今も本当に2週間前ぐらいにお店に行って記事書いて、
今なんかちょっと赤ペン入れられてる状態です。
今日は朗読しようと思って元の原稿を持ってきましたけど、
でもそんなのはちょっと後にしてください。まだ僕高まってないんで。
高まってないんで高めていかないと。
恥ずかしい今朗読しろって言われると。
そうですね。
今手元に天空手帳の実物があるんですけど、
どういう見た目か伝えてください。デザイナーの視点で。
それ聞きたいですね。
なんか小さっぱりした見た目です。
小さっぱり。
グルメ本とかグルメ本って言い方がわからないけど、
食に関する雑誌って他にもたくさんあると思いますけど、
多分もっと字がでかくて、
いっぱい字が雑誌の紙面にいっぱいあって、
なんとかなオムライスとかっていう言葉が大きく載っとったりするようなイメージがあるんですけど、
天空手帳の表紙って大体写真一枚じゃないかな。
写真一枚でスパッと。
そして今回僕が手に持ってるのは養殖って言葉しか大きくは入ってないような、
写真と短い言葉で、そして印刷がちょっと変わってる。
表紙の印刷に一工夫あるような、ちょっとオシャレな雑誌に見えるに違うかなと思います。
かっこいいですね。
かっこいい雑誌だと思いますよ。
めっちゃ嬉しいです。
表紙の加工は気づいてもらえてめちゃくちゃ嬉しいですね。
誰でも気づくよ。
案外でちょこっと遊んでる時だけがあったりするんで。
あれ毎月違う?
毎月加工してるところが違うんですよ。
ツヤツヤさせたり。
この2年くらい前の京都の迷い方はぐるぐる模様を印刷してたりとか。
これはよく見ないと気がつかないんですけど。
今気づいた。
今気づいた?
自分が載ってるのに?
はい。
なにまさんちょっと好きありすぎるわ。
加工されてるのは気づいてましたけど、それがぐるぐるになってるっていうのは今気づきました。
ぐるぐると迷うっていうことがリンクしてるっていうのを今気づいた?
はい。今気づきました。
厳しい。
厳しい?
いやこれ愛情表現。
愛情表現。
ハイドムチ。
ムチでもない。
ムチでもない。
好きがあるよね。
ディス。
好きがあるほうがいいと思う。
じゃれですか?
じゃれ。
うまく。
じゃれって言うんやね今。話がわけわからんことばっかり喋ってる。
そうですよね。
あまから手帖の制作背景
この加工を始めたのは今の編集長のエベ編集長なんですよ。
いやその人はすっごい人なのよ。
俺だって知ってたんやもん俺でさえ。
エベさんっていう人の存在は。
はい。
だってあの何ですかダンチュー。
ダンチューの元編集長です。
そのダンチューっていう雑誌はやっぱり料理の雑誌の中では最高の地位を占めてて東京の雑誌なんですけど。
その人がなぜかねこのローカルに関西に移ってきてアマカルテ調の編集長を今やってくれてる。
でエベ編集長から坂井さんにお声掛け。
エベさんを通じて私が坂井さんにお声掛けしたっていう形なんですけど。
坂井さんの本を読んでこの人に声を掛けてくれないって言われて私坂井さんに連絡取ったっていうのが一番最初なんです。
で何和さんにもエベ編集長が声掛けたんですよ。
成功者さんっていう本屋さんの。
あ堀部さんの。
そうですそうです成功者で大森勝美さん写真家の今ある京都の眉型の表紙撮ってらっしゃいますけどその方のエッセイが出たっていうので
ちょうど大森さんが成功者の在郷というかいらっしゃって遊びに行ったらエベさんがいらっしゃって
いやあのアマカルテ調っていう雑誌でやってますみたいな話の中で
友達が週6で連絡取ってる友達が働いてますみたいな。
それは足立さんのこと?
そうです。で話してたら私さんが来て。
そこに?
そこにやってきて。
今向かってるよ。
足立さん来ますよみたいなこと言われてそこで全然その彼女と一緒にアマカルテ調で一緒に何か記事を作ろうみたいな話は一切したことなかったんですけど
コーヒー次あるから何遊んでいいんじゃないみたいな感じでエベさんが出してくださってそれが一番最初の一緒に仕事をした回です。
企画の進行と取材
そんなことあるやっぱりなんか行った方がいいねそういう会にはね。
そうですね会わないとねそういう話にならないので。
会ってそのエベさんもね中谷間さんを見て頼もうってその時に思ったわけで。
そうですそうです。
すごい京都っぽいなっていうその出会い方も。
成功者さんも素晴らしい本屋ですよ。
そうですね本当に。
知ってるナノハ?
お前本当に好きだらけやな。
あれちょっと待って成功者?
丸田町河原町のちょっと路地に入ったところにある。
びっくりドンキーの。
行ったことある。
今なんか名前漢字が結びつかなくてわからなかったですけど。
そこでそうやったみたいな。
そうなんですね。
それでさ俺足立さんから連絡が来て初めて。
知らないよ足立さんのことは。
京都芸術大学の卒業生でマジでみたいな感じで初めて会いました。
在学中俺のことは知らんかったでしょ?
知ってるよね。
名前見て思ったんですよ。
あっこの人知ってる。
先生やわって。
名前の認識は知ってましたよ。
そうですか。
えべさんはそういう大学つながりがあるっていうの分かった足立ちゃんに言ったとかじゃないの?
全くそんなことなくたまたまです。
たまたまでね行かせてもらいましたね。楽しかったですよ。
良かったです。
本当に。
そう言ってもらえるのが一番楽しいですね編集者としては。
しかも天空手帳ってすっごい嬉しい雑誌やと思います。どうですか?
そうですね私はすごい嬉しい。
もう情報士の仕事は多分天空手帳しか今越えないけどすごい大事にしたいと思っている仕事ですね。
なにわさんはもう迷子迷子何か関わっていらっしゃるんですか?ライター的な立場として。
いや全くもう本当に企画になんとなく合いそうな時とかこういうテーマが考えてるんだけど。
なんか行きたいところあるみたいな感じで足立さんから聞かれた時とかになんかここ取材行ってみたいみたいなのが繋がって実現することもありますし。
全然関わりのない子もたくさんあります。
時々出てくるタイプの人ですね。
俺と一緒や。
そうです。
坂井さんにもお聞きしますもんね。こういうテーマでどうですかみたいなのとかって。
一回言われたね寿司。
寿司でぶつけたの?
ぶつけられたけど俺寿司は金沢出身なんで。
親に京都で寿司なんか食うなよって言われたんで全然行かないんですよ。
倉寿司しか行かないんですよ。
だから何も知らないですよって返したら消えましたその話。
倉寿司行ったらよかったんじゃない?
そういう風にテーマをライターさんとか書き手の人に投げてこういうお店が好きですって帰ってきたら実現することもあるし。
やっぱりちょっと詳しくないとかそこまでじゃないなっていう時はそれは消えることもありますけど。
でもそれはなんか悪いこととかではなくてその人に会う企画をお願いしたいんですよ。
あんま気乗りしないのとかは絶対紙面に出るんで。
その人に投げて話が盛り上がったらそれが企画になったらいいなっていう思いで言ってみてるっていう感じなんです。
坂井さんはお好きなお店をできたらお願いしたいなっていうことを今感じてます。
ライターとのコミュニケーション
正直やからでしょ。
お店の人との関係性が記事に出てくる人なんでそれがめっちゃいいなと思ってて。
坂井さんにしか書けへん原稿が上がってくるからお好きなお店でお願いしたいなって思ってます。
はい。頑張ります。好きな店増やしときます。
じゃあ今回の京都号のお店も坂井さんが前回に2号店って言ったらいいの?
2号店じゃないな。なんかこうエクスパンドな感じ。
前回は2畳の太宝さんっていう中華の心理性のお店があってそこの息子さんが
綾部の方でお店レストランをやってらっしゃるんですよ。
でそこの方と坂井さんが仲良しなんで行きたいっておっしゃってた。
田舎の太宝っていう名前なんですけど高いんですよ。
1回食べるのが。いくらぐらいしたっけあれ。
1万5000ぐらい。
1万5000ぐらいするしわざわざ綾部まで行かなきゃいけないしで
それはなんか自分ではなかなか行けないなと思ってたけど行きたかった。
それで私さん行きたいんですけどみたいな。
そういう持ち込みがあったってことですね。
ちょこちょこ言ってた。お会いしたタイミングでそういうことを言ってたら田舎の太宝行きますかみたいなことを言ってくれて行く行くって。
そういう言ってもらえるとめっちゃありがたいんですよ。
雑談でもなんでもいいんでここ行きたいみたいなのを言ってもらえるとちょっと頭の片隅に残ってて
じゃあ次京都郷野はっていうタイミングで企画出したら通ることがあるので。
企画出すっていうのは編集長に出すんですか。
そうです。というよりマイゴーデスクっていうリーダーの人が編集部で持ち回りになってるんです。
その人が旗振ってネタ募集しますっていうタイミングがあるんでそこで自分たちのやりたい企画とかネタを出す。
どうやって出すの。
メールです。
メールに書くんだって。
こういうネタがありますっていうのをだーって書いていってそれをリーダーの人が取りまとめて企画に落とし込んでいくっていう作り方です。
決定するのはリーダーの人がみんなから集めたアイデアの中からこれとこれとこれとこれで構成しようってことを決める。
そうです。
そのネタを出すタイミングだともうテーマは決まってるんで今回京都です。
今回コーヒーです。
じゃあ何和さんに好きなコーヒー屋さんないですかって。
何和さんどこ行ったんちなみに。話がそれますけど。
コーヒーですか。
うん。
コーヒーは街喫茶っていうテーマだけを編集部からいただいてて3件紹介することにしたんですよ。
6ページあったのかな。
それをどう使ってもいいよみたいな投げ方で、例えば1ページ1店舗でもいいし、そしたら6件取材はいかなきゃいけないけど、
そういう風に街喫茶っていうページを作ってもいいし、もっとゆったりと、例えば1件とかでも極端に言えばよかったと思うんですけど、
それでいろいろ行って、本当にロケハンという名のもといろんなお店に行って、全然関係ない話を何時間もして、
してそう。
で、帰りにここよかったねとかそういう話だけして、その中でお店を3件絞って、1個は大阪の大正にある喫茶オーランダっていう、
ナンバーか。
ナンバーか。ナンバーにある老舗のお店。
で、リーベーは京都の今出川を堀川に向かって行く道中にあるんですけど、何て言ったらいいのかな。
今出川を堀川に向かって行く道中。
はい。
今出川、地下鉄今出川駅から堀川に向かって行く方向に。
ちょっとくねっとした道やね。
そうですね。市庁所か何かありますよね、あの通り。
ないよ。
なんだっけ。
あ、区役所。
区役所か。区役所がある近くなんですけど。
むちゃくちゃローカルな話をしてますけど。
ちょっと京都以外の人には分からない。
全然分からない。
のところの小さい交差点の角にある。
いい店なの?それ。俺まあまあ家近いんですけど。
えっとね、そこはいい店だからとかじゃなくて、私たち学生の時にプチメックってパン屋さんあるじゃないですか。
プチメックの本店においしいと聞いたから行きたいってなって、めちゃくちゃ暑い日に二人で自転車に乗って行ったんですよ。
で、閉まってて。
プチメックが。
プチメックが閉まってて。
で、暑いみたいな何も食えんかったしみたいな感じで引き返す時にちょっと進んで行こうって言って入ったお店がリーベだったんですよ。
っていうのをその店を選ぶ時に思い出して、リーベでいいんじゃないみたいな感じになって。
リーベでいいんじゃないって。
久しぶりに行きたいって。
うん、あそこいいよねみたいな。
この店頭に作ってんじゃなくて。
俺めっちゃ真剣に記事書いてないから。
いやいや真剣に取材しましたよ。
でもそういうきっかけで行ったら、お母さん、先代のお母さんと娘さん二人でやってらっしゃってて、女二人でやってる店とかすごい好きなんですよね。
あーいいね。
で、すごい話聞いてみたいねってなって、そこに取材申し込んで。
あまから手帖の制作過程
なるほど、それから?
大阪の千葉センタービルの地下にあるオーシャンっていう店があるんですけど、
そこはもうサラリーマンの人たちが朝タバコ吸うために来てるような喫茶店です。
あそこがなくなっちゃうと、サラリーマンの人たちの朝の時間がなくなるっていうぐらいの結構大箱の喫茶店です。
あ、大箱なんですね。
はい、広いです。
内装もちょっと船を模したようなレトロな感じの内装と、昔ながらのショーケースの中にプリンだったりとかサンドイッチとかああいうイメージの喫茶店ですね。
ありがとうございました。
話取れましたね。
そうそうそう、取れたね。元に戻しましょうか。
はい。
足立さんの話を俺が奪ったんで。
ネタを出して。
そうそう、コーヒーやったらコーヒーでみんなからアイデアが集まってきて、そのテーマに沿って。
リーダーが旗振りをしてみんながネタを出して、目次っていうのが上がってきます。
それに沿ってそれぞれ担当が決まって、ロケ版に向かうっていうのが作り方ですね。
その作業をしながらも、その前の業の編集もしてるわけですよね。
やってます。月間なんで。
やばいな、その仕事。想像しただけでやばいと思うな。
なんで今、境さんに京都の大砲さんの現行のやり取りをしてる間に、次のパン号のロケ版取材を進めてます。
で、その間に同時進行で、その次の神戸の目次が降りてきてるんで。
やばいな。
そのお店をどうしようかっていうのを頭に入れながら動いてるっていう感じですね。
パンはね、前も言いましたけど、中川小麦店やった方がいいよ。
はい、この辺には残ってます。
頭の片隅には。
おいしいパン屋さん。
知ってますか?
はい。
おいしいよね。
食パンおいしいですよね。
食パン食べたことないけどおいしいでしょうね。
ショーケースに並んでるパン屋なんで、自分では取れない。
その中川小麦店をどうネタとして出すかですよね。切り口として。
ここを取り上げたいってなった時に、じゃあどういう切り口で出したら企画通るかなって考えながらリーダーに提出する。説得するっていう感じもあって。
じゃあ鴨川で食べよう。中川小麦店。これダメ?
でもそういう感じです。
神川神社で食べよう。中川小麦店。
バショナルですね。
それしか思い出せない。バカな奴になってますけど。
でもそれが結構編集の面白いとこかもしれないです。単にお店がいいだけじゃ通らないんで、何か1個テーマ設けて指名にしたいっていうのがないと、そのお店を掲載できない。
そういうことだよな。
心理性であるとか、簡単なテーマで言うと新しいお店であるとか。
食パンがおいしかったらさ、中川小麦店でサンドイッチ作ろうみたいなね。
作ろう企画とかもありですよね。
いいかも。
とか隠れメニューが実はこれがおいしいとかあるとか。
とにかくそうやって甘辛手帳ができているって感じですかね。
編集長の影響
過去に話題になった特集とか記事とかってあるんですか?
これは反響があった。
話題とかそんなことを気にしている場合じゃないね。
思い出したのはやっぱり編集長の第1号目は、お!ってなりましたよ。
表紙真っ赤なんですよ。
料理写真1枚も表紙に載ってなくて、ここの今写真が載っているスペース全部真っ赤で、上に白い白葉があるだけのものがリニューアル第1号だったんですよ。
何の特集だったの?テーマっていうか。
大阪案内です。
編集長は東京から大阪に来た、その1号目は大阪案内だったんですよ。
かっこいい。
なんて書いてある?そこに。大阪へみたいな。
大阪案内。
大阪案内だけがそこにちっちゃく入っているだけなんです。
痺れた。
かっこいいなって思いました、単純に。こんなことしちゃうんやって思いましたね。
安達さんはそこに、安達さんがいた時にエベさんがやってきたんですか?
そうですね。私半年前に入社してて、半年後にエベさんがやってきて、リニューアル第1号これなんで。
やっぱ編集長が変わったら、ガラッと変わった?
変わったとみんな言ってますね。私この本市に参加したのがエベさんの時からなんですよ。
エベさんしか知らないんですけど、みんなやっぱり変わったねって。雑誌自体も変わったねって言われますね。
写真を特に大事にする編集長なので。
さっき坂井さんがおっしゃった、表紙の写真とか加工が面白いっていうのは、エベさんのリズムがかなり入っていると思います。
さて、たくさんお伺いしたのですが、そろそろエンディングのお時間となりました。
そろそろ時間ですので、一旦終わりで。
次はまた引き続き、このお二人に山山話を聞いていきたいと思いますよね。
はい。
足立さん、なにわさんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
29:12

コメント

スクロール