どんなストーリーのお話になってるんですか?
森にズドンと大きなアイスが生えてて、動物たちはそれを見つけるんですけど、
動物たちはアイスクリームっていうものが何かを知らないので、これは一体何なんだろうって考えるお話です。
木なのかな?家なのかな?っていうふうに考えるお話です。
そうそう。宇宙船なのかなって。
アイスも一個じゃなくてコーンにいっぱい上にダブル、トリプルみたいな感じでいっぱい積まれたアイスがなんか突然現れるんですよね。
この設定からして謎すぎて、なんでこんなことを思ったのかなっていうのは気になりますけど。
最初に描いた絵が、全然この絵本関係なくて、大きなアイスクリームを私が描いてて、
それを男の子と女の子が梯子に登って食べてるのと、長いスプーンを持って食べてる絵を一枚描いてて、
その絵を描いた頃にこの絵本の出版のお話いただいて、出版社さんがこの絵いいじゃないってなって、
この絵からお話考えれないみたいになって作りました。
そうなんですね。じゃあその絵がまずあったんや。
そうです。
で、そのヒビチョンさんっていう人が言葉にしてくれたってこと?
言葉にしたっていうか、話の軸になる部分を2人でずっと考えて、
最初全く違う話だったんですけど、一口ちょうだいっていうお話だって。
大人の人が食べる一口と子供が食べる一口って全然違うから、その感覚が面白いねみたいなんで、
そういうお話を考えてたんですけど、もっと変えて、もっと変えてみたいなのを編集者にめっちゃ言われて、
1週間に1回Zoomで打ち合わせがあって、2週間に1回この15ページ、15目開き全部書き直しみたいなのが半年以上あったのかな。
それをやって、で、その時にこの大きなアイスクリームって何に見えるかなみたいなことをちょっとお話をしてた時に、
もしかしたらキーなのかなとか、子供たちからしたら何かわからないものってね、
いろんな捉え方するからそれと一緒で発想の転換で面白くなるんじゃないみたいなんで。
大喜利みたいでしたけどね、いっぱいアイディア出すときは。
このヒビチョンさんっていうのはどういう方なんですか?
ヒビチョンっていうのは男性の方で、もともとずっと文章を書いてる方で、このミライパブリッシングで何の賞だったっけ、何か賞があるんですけど、
その賞を受賞されて、前に別の方と弟っていう絵本を先にミライパブリッシングさんで出版されてて、文章を書く方ですね、この絵本とかのっていう作家さんです。
マカとロンっていうのはマカロンなんですか?
そうです。覚えやすいのがいいなと。グリとグラみたいな。そんな感じで覚えやすいのがいいなと思って。
マカロンは関係ない話なんですけど。
マカロン関係ないよなと思いながら今見れたんだよね。
そういう風に覚えやすいのがいいねみたいなのを言ってて、それでその名前になりました。
絵本を一冊を作るのにどれくらいの時間がかかるんですか?
これは1年半?1年4ヶ月?それぐらいか。
それはやり直しやり直しやり直しを入れて?
入れてですね。
絵を描くだけだったら?
描くだけだったら私は2ヶ月ぐらい。
2ヶ月かかってるんやね。結構かかるんやな。
私2ヶ月って言ったらびっくりされるんですけどもっとかかる方めっちゃいらっしゃるみたいで。
3、4ヶ月は原画制作期間を取ってらっしゃる作家さんが多いみたいです。
原画を描く時間、例えば2ヶ月間ってまず何から始まるんですか?
まず何から?
この絵本自体は張り絵をしてるところも結構あるんですよ。よく見ると。
ありますね。
なのでアイスクリームが最初ズドンってあるページのところとかは特に全部張り絵なんですけど、
それの色紙作り。コピー用紙に絵の具をいっぱい塗ってとか。
そういうのから一番最初は始めたのかな。
色使いとか、こんなカラフルにできないって思っちゃうんですけど。
できないって思っちゃう?
できないって思うんですよ。
こんな自由にワクワクするような色使いがどうやってできるのかなっていうのが気になります。
この絵本も本当は去年の7月に出版する予定だったんですよ。7月か8月に。
だからお客さんで4月か5月か、5月の末ちょうど1年前に原画一回仕上げたんですよ。
全部ボツって言われて。
全部ボツ。
十五味開き全部ボツって言われて。
それの理由が背景の色が濃すぎる。
濃すぎる。
私も色をずっと友達とかお客さんとかみんな褒めてもらえてたから、すっごい自信満々で出したんですけど。
色が濃すぎるから、絵本一冊読み終わった時に黒かったなで終わるよって言われて。
一枚の絵で終わるのが絵本じゃなくて、十五味開きで終わるのが絵本だから。
十五味開きって決まってる?
32ページ、8の倍数でなるので、大体24ページか32ページ。
だから十五味開きと扉と最後の裏のところのページで大体32ページってなるんですけど。
その十五味開きで、くどくなっちゃうから全部描き直してって言われて、めっちゃ悩みましたこれは。
でもアイスだしカラフルにはしたいし、背景真っ白でもいいよとか。
最初デザイナーさんに背景合成で白くしようかって言われたんですよ。
それは絶対許さない。そんな悔しいことはないと思って、じゃあ描き直しますってなったんですけど。
背景じゃないところはOKだったんや。
でもそれもくどいって言われました。
だから学生の時に、とりあえず描いた絵を一回携帯で写真撮りって言われて、写真撮ってモノクロに一回してみって言われたんですよ。
それで色の明暗とかがわかるよっていうのを学生の時に言われたことがあったから、それをひたすらして色がくどくないかとか濃すぎるところがあるとか、バランスをめっちゃ見ながら描いてました。
これを2ヶ月でできるって結構発想もっと早いですよね。
みたいですね。
大学時代に同期の方々と持ち込みに行きました。
大学時代に?
大学の時に一回行ってますね。福音館書店さん。
持ち込み?
持ち込み。あそこ一応持ち込みはダメなんですけど、
梅田先生っていう先生が福音館の編集長さんとお知り合いだって、
それで口聞いてくれて一回店に行こうっていうので店に行きました。
そしたら?
けちょんけちょんでしたね。
どういう感じなんですか?
面白くない構成、やっぱりこの起承転結の点の部分がそこまで点になってないから落ちも弱くなっちゃうし、
話の構成が全部だからとにかくダメっていう感じは強かったですね。
ロジカルにその辺は説明されるんやね。
説明されますね。友達と二人でいて、友達も一緒で、二人で泣きながら帰って。
それどこにあるんですか、その出版社。東京?
東京です。福音館さんはグリとグラとか有名なところを出してるやつですね。
だから東京までわざわざ行って、めちゃめちゃ言われて、泣きながら帰った?
はい。
でもさ、もうちょっと編集長としては励ましもするんじゃないの?
でも梅田先生のお口も聞いてくださってるから、また頑張って作ったら持っておいでとは言ってくださったんですけど、一回やっぱり心は折れかけて。
二人とも?
情けない二人やな。もう一回一週間後に行こうみたいにならない。
そこから諦めずに作り続けた?
そうですね。卒業してからもう一回一人で、今度別のトムズボックスっていう、その時は吉祥寺にあったんですけど、今別のとこ移転されたみたいなんですけど。
また東京まで行った?
そうなんですよ。行って、その人もめちゃめちゃ怖い人で、ケッチョンケッチョンでもう1ページ目くるごとに面白くない。面白くない。
嘘?
っていう方だって。
でもそれは本当に面白くなかった?
多分そうだと思います。
ってことだよね。
でもふーん、あーふーんみたいな感じで。
それは会ってくれてってことですよね。
アポ取って行って、ケチョンケチョンに言われて、その時は一人で行ってるので。
一緒に泣く友達もいないし。
大変でしたね。
何歳くらいの時なんですか?
時が24くらい?
まだまだ若い。
その時で。
でも大学の時のケチョンケチョンに言われた後に梅田先生に言われたのが、これでもう辞めよって思うなら、もう絵本作家の道はないと思うよって言われて。
いいこと言うね、梅田先生。
だからそれでもう辞めたいって思うなら、それがそっちだと思うから、でもこれでも続けたいって思うなら頑張りっていうことを言ってもらったから、
ちょっと見せに行く勇気はなかなか出なかったけど、続けたかったっていうのは思ってました。
だからそれから6年ぐらい経って、もう一回自力で行って、ページをめくるごとに面白くないって言われたの。
言ってみたいな、俺も。
言うたくない?
だってわざわざ会いに来てさ、わざわざ京都に住んでるからわざわざ九州からやってきてね、見てくださいって言った、
20何歳の若い小娘さんが来てくれて、わざわざ来てくれて、見せられて、俺言えないわ、さすがに。
言えないですよ。
ページめくるごとに面白くない、面白くないなんて。
だからすごいなと思った、その人は。
でもその編集者さんは、ちょっと多分そういう方でもすごいきつい方で、私去年絵本の教室にも通ってたんですよ、神戸の方にある絵本を学びたくて。
去年、一年ちょっと通ってたんですけど、その時にもゲスト講師で来られてて、全然私のことは覚えてないんですけど、別のやつを見せて、いろんな人の前で面白くない、面白くないって。
変わらず。
オチを見るまでに、これはこうだよ、こうした方がいいよみたいなのを全部言われる方だったので。
それは私だけじゃなくて、どの作家さんにも言われる方やったから、そういう人なんだなとは思いながら。
ある意味かっこいいなと思いますけどね、変わらないってことがね。
でも有名な作家さんの編集されてる方なので、その時はやっぱりズドンってくるけど、後々ゆっくり考えたらそうだなみたいなのは理解できるようになってくるので。
また怖いけど、またその教室スポットでも受けれるので、たまに店に行こうかなとは思ってます。
これ見せようよ。
これを店に行きたかったんですけど、そのタイミングで私、今回予定があって行けなくて、来年。
でも来年ね、このマカトロンと大きなアイスクリームを見せたいですよね。
そうですね、見せたいですね。
そしたら、ここは悪くない。
言ってくれるだけでもうやったみたいな。
で、26でそれまた面白くないって言われて、どうなったんですか?
面白くないって言われて、でも描き続けたかったから描いてはいたんですけど、店に行く勇気はなく、もんもんとし。
でも他の人もいるんでしょ?店に行ける相手は。
いるんですけど、今持ち込みがあんまりオッケーしてくれるところがなくて、郵送で送ってくれっていう場合は多いんですけど、
郵送で送っても必ず見るとは限らないし、3ヶ月後、4ヶ月後に返事が来るかもしれないけど、
その返事が来るっていうのはアドバイスじゃなくて、出版しますの場合だけ返事が来るっていう状態だったから、アドバイスはもらえないんですよね。
でも私はアドバイスが欲しくて。
面白くないというアドバイスでもいいから。
何でもいいから。
対面で。
そう、っていうのがあったから、私は持ち込みに行きたいけど勇気はない。
でもトムズボックスは怖い、どうしようみたいな。もんもんとしてましたね。
あとはだからコンペとか、絵本のコンペとかに出して、大賞とか取ったら出版化できるっていうチャンスなんですけど、
すごいそれもね、幅でいろんな人が出すから難しいっていう。
そうやね、何かなりたい人いっぱいいますよね、絵本作家って多分。
2024年にヒビチョンさんとの絵本がアルファポリス第16回絵本大賞で大賞受賞されたんですよね。
おやすみ電車お布団行きっていう。
おやすみ電車お布団行き?
はい、寝る前の導入絵本。
子どもたちが寝るまでにする行動、お片付けをして歯磨きをして、明日の準備をしてお布団に行きましょうっていうその流れをうまく子どもたちが嫌がらずに楽しんでできるようにするための絵本っていうのがあって、
これ自体はヒビチョンが完全に考えたアイディアなんですよ。
でもヒビチョンは絵が描けない。その絵本の話を作った頃に私共通の知り合いを通してヒビチョンと出会って、
私は絵が描けるけど文章を描けないからやってみたらどう?っていうので、やって初めて作ったおやすみ電車お布団行きがアルファポリスのやつで大賞をもらえて、今出版準備中のものになってます。
受賞の知らせを聞いたときどうでしたか?
まさかって思いましたね。そのやつは最初1ヶ月間コンペの順位がずっと出されるんですよ。
それは別に審査員がいるんじゃなくて一般の方が投票するんですよ。一般の方がアカウント登録したら3票だけ持ってて、自分が好きな作家さんに好きな作家が好きな絵本に投票ができるっていうので。
それが12月にあったんですけど、12月の1日から公開されて15日ぐらいまでずっとトップだったんですよ。
それは友達にお願いしたのももちろんあるんですけど、それをする前から1位取れてて、すげえってなってたらもしかしたらいけるかもって思ってたら
ミュージシャンの方でファンがすごいいらっしゃる方がもう絵本作ってて、そのファン投票がすごすぎて15日ぐらいで2位に落ちて
その人が3冊ぐらい出品されてて、1、2、3取られて4位になって、どうしようっていうめっちゃきつい年末だったんですよ。
12月31日までその投票で締め切られて結果が最後見れないまんま1ヶ月待たされて大賞取りましたような連絡が来たから
すごいね ミレイ そうそう、でもなんかその公開されてたランキングっていうのは読者賞っていうやつやったみたいで
だから大賞とはまた別の賞になるっていうやつやったみたいなんですけど、もうすっごい悔しいわと見ながらずっとやってて
確かにな、それは確かに絵本だけでやってる人にとったら ミレイ そうそうそう
で1位大賞取れて震えましたねそれも いや震えるな、なんかかっこいい話でしたね今の
ミレイ めっちゃ嬉しかったです ミュージシャンのおかげで盛り上がったよね今
ミレイ 友達も毎日見てくれててランキングを、すごい接戦やなみたいなポイントとかも全部見れるので怖かったです毎日
おめでとうございます ミレイ ありがとうございます
というわけで今日はこの辺で次回も絵本の話
ミレイ はい、ありがとうございます
番組が面白かったという方はスポティファーやアップルポッドキャストなどお聞きのアプリのフォロー高評価をお願いします
それではまた次回塩入さんどうもありがとうございました
ありがとうございました ミレイ ありがとうございました