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実際、あれやね、良いものを、総合的に考えて良いものを作るという目標をしっかりあれば、結構避けれることが多かったりするよね。
悪くなること。で、もうあくまでこれ僕の経験則でしかないんですけど、いろんなCM見てて、めっちゃいい位置感じたやつね。
企画とか、すべて、映像表現もすべて含めて、めっちゃいいCM位置感じたやつは、だいたい音楽デカい。
タキ、それは多分、クリエイティブディレクターが守っているところもあるだろうし、
クライアントもクリエイティブなことに理解があるとかね、いろいろあると思うんですけど、
そんな風にクオリティを守るためには、いろいろめんどくさいことがあるっていう感じかな。速攻性のある味の素みたいな方法ってないっすね。
なるほどね。
タキ あとちょっと専門的な話になるんですけど、広く一般に訴えかける力を強める工夫っていう部分で言うと、
これあるかもなっていうのが、ラウドネスっていうワードがありまして、ラウドネスっていうのが何かっていうと、
音量がずっとデカすぎるCMを取り締まるための決まりなんですよ。
例えば、すごいデッカいハードコアの音楽が30秒のCMで丸々ガーって流れてたら、うるさいじゃないですか。
他のCMとかに比べて。だから、その30秒の平均値を取って下げましょうみたいな音量を。
タキ 正確に言うと、ラウドネスっていうのは、人間が体感的に音の大きさを感じる、与えないよね。
ラウドネスが高いと音が大きく聞こえる。低いと音はちっちゃく聞こえるみたいな値で、ラウドネスに制限があるよね。
そういうイメージと思う。 それは、一瞬を切り取ってボリュームデカい低いじゃなくて、時間丸ごとで判断するよね。
タキ 平均値になる。15秒のね。 なので、つまりどういうことが起こるかというと、ずっとハードコアの音楽を流れてたら、
全体的に低くなっちゃうっていう音量感が、っていうことが起こるんですよ。 これが、訴えかける力が逆に弱くなるみたいなことがあるんで、
意外とかなり無音の部分が多くて、時折ピアノでバキャンみたいなのが入るCMって、訴えかける力強かったりするんですよね。
タキ そうね。 なるほど。なので、僕がちょっとやったら面白いかなっていうCMは、めちゃくちゃ静かな部分が多くて、いきなりバンド全員でバーンみたいな。一瞬だけね。
で、また静かなフワーっていうアンビエントみたいな音楽があって、おっとりしたナレーションがあって、また一瞬だけバーンみたいな。
タキ これがあったら、ラウドネスの観点で目立てるCMになるんじゃないかなっていう。
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目立つというか、デカく感じさせるのはできるだろうね。数値的にデカいから。
まあね、ただむずいね。それがダメ焼きラウドネスっていうのが、たぶん。要はお茶の間で普通に見よう音量で、いきなりデカい音が来たら、うるさっと思って下げないけんやん、リモコンで。
で、下げたら、また番組に戻ったら、ちっちゃいけん上げないけんみたいな。そのなんちゃうんかな。で、CM作る側はみんなデカく聞かせたいけん、あの手この手を使ってデカくしようとするけん。
それとの戦いやったりする中でラウドネスってできちゃうけん。そこをまたハックすると、たぶん最大の音量でまた制限かかってみたいな感じになりそうやけどね。
タキ これはもうあれだ。CM作りようい人たちは、そこのラウドネスのあれまで考えて作らないけんの、タキ。
タキ えーっとですね、音楽を作る立場では考えなくてよくて、最終仕上げの段階ね。MA現場。
タキ あー、そこがMA現場の話なんや、これも結局。
タキ これ、あれとも関係あるんや。そのナレーションとか、効果音とかとも関係あるキー。音楽だけを作る立場やったら、あんまり考えんかったんですねけど。
タキ なるほど。
タキ だけどまあ、さっきのバンドバーンはやりすぎだとしても、ピアノの印象的なのがプシーンって入るとかは、ほとんど静かでね。
タキ うん。
タキ 時間的には目立てると思います。
タキ うん。
タキ あと、まああれもそうかな。早口でマクシ立てて、ずーっと何か情報を伝えてるCMって多いと思うんですけど、
タキ 今なら何とかカードが何とか使って、ポイントが何とかで、みたいな。15秒ずーっとそれいいよ、みたいな。
タキ で、僕が個人的に目立ってるって感じてるのって、ゆっくりで囁くようなCM。
タキ で、これを見ると、うー、目立ってるって感じますね。
タキ なるほどね。
タキ うん。で、逆に目立つパターンですよね。
タキ なるほど。
タキ うん。
タキ ドモホルンリンクルとかそうかな?
タキ あはは、まあちょっとそれはあれやけど。まあいろいろありすぎてあれなんですけど。
タキ うん。
タキ だから、クライアントの立場になると、言いたいことがたくさんあるんですよ。
タキ うん。
タキ それこそ資料で何十ページにも渡ることを、30秒とか15秒で伝えようとするんで。
タキ そうねそうね。
タキ 言いたいことがたくさんあるから、詰め込みがちになるんですけど、
タキ そうすると、逆に伝わらないっていう現象が起こるので。
タキ うんうんうん。
タキ 30秒、非常にもったいないぐらいのゆっくりさで読むと逆に伝わるみたいな。
タキ うん。
タキ うん。なことがあるんで、まあ僕のおすすめとしては、抜くことかな、基本的に。
タキ うん。
タキ なるほどね。
タキ うん。
タキ 引き算の考え方な。
タキ 引き算の差し方というか。
タキ ヒドが言い寄ったぞ、確かの。クリエイティブを語るときに。
タキ ああ、じゃあ撤回しよっかな。
タキ いや嘘嘘。まあでも、抜くことっていうのを意識すると、
タキ 訴えるかける力が逆に強くなるっていうのは絶対あると思うので。
タキ うんうん。
タキ まあそういうことかな。
タキ うん。
タキ ちなみにタカヤ君、このポッドキャストはラウドネスはだいたいね、マイナス16LFS前後で調整してます。
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タキ なるほど、そうか。
タキ うん。
タキ そう。
タキ 道理で面白いわけだ。
タキ 笑
タキ クオリティがね、やっぱ高いんかな。やっぱそれでね。
タキ うん。
タキ そう、ラウドネス2で詳しく調べたい方はですね、ポッドキャストスペースラウドネスで検索したら、俺のブログが出てくる気。
タキ 笑
タキ それさ、それが面白いわ。そのポッドキャストのラウドネスとかに着眼するのって、やっぱきょんちゃんが元々この業界におった気やろうね。
タキ あ、完全にそう。
タキ そうよね、多分。
タキ 多分ね、トップに出てくる。ポッドキャストスペースラウドネスで検索したら俺のブログがトップに出てくる。
タキ うん。
タキ それ面白い。多分みんな考えんもんね、きっと。
タキ うん。
タキ はあ、面白いわ。
タキ まあそれ余談やったけど、いろいろあるわな。
タキ まあいろいろありますね。
タキ うん、ノウハウというか。まあでもなんかこう、最終的には何がいいかとか訴えかける力はこれだみたいなのはないわな。
タキ そうやね。万能な特効薬はないですね。
タキ 特効薬はないね。
タキ っていう話でしたと。
タキ うん。
タキ じゃあちょっと最後軽いやついきましょうか。
タキ うん。
タキ ツイーターネームSMK4Gさんですね。
タキ 太陽さんの広告音楽の世界を聞くたびに青柳さんが3万円で依頼したことを思い出す。
タキ きっと世間での相場感覚がそれなんだろうし本当学びになる。
タキ マツコの知らない世界で話せないかな?テレビでは無理かな?って書いてるんですけど。
タキ どういう話しちゃったっけこれ。
タキ いやこれね、俺が会社からまだ勤めだった時にちょっと音楽を作りたいと。
タキ うん。
タキ で、知り合いで音楽作れる人おらん?って言われて。
タキ あ、一人いるんですよって会社にしてやってるのが。
タキ あ、じゃあその彼に頼んでくれないかな?って。
タキ あ、じゃあどうなんですか?って言ったらまあ大体15秒ぐらいの曲。
タキ うん。
タキ ああ本当ですか?いくらぐらいですか?って言ったら3万円しか出せない、会社としてはって言って。
タキ うん。
タキ 言われて、太陽に相談したんよ。
タキ うん。
タキ そう、そしたら太陽がもうその電話で、
タキ 俺はこういう高谷くんみたいな人が居る限り、こう広告音楽の世界というコーナーを続けていくわっつって。
タキ いや、俺はラジオで話させてもらうっつってこれ喋ったよ、確か。
タキ あ、これで言ったんやったっけ?番組内でその話は。
タキ 言った言った言った。
タキ そうそう。
タキ なるほどね。
タキ だけどまあ具体的に何にいくらかかるかとかってさ、聞いたことがないっきさ、みんな。
タキ まあ知らずに言ってしまって当然っていうことで。
タキ で、この時の回にまあ具体的に
タキ プレイヤーにいくら必要でみたいな、作曲家にいくら必要でみたいな、そういう話をしたんですよね。
タキ なるほどね。まあねここでも実は難しくて、俺が東京行ってすぐの時やったら3万で喜んで受けちゃうもんね。
タキ そうなんよ。
タキ うーん。
タキ だって太陽に頼むんやったらもうふざけんなっちゅう値段って思うんやけど。
タキ そうだよね。
タキ うん。で正直3万円で相当高いクオリティを出すクリエイターも中にもおる。
タキ うん。
タキ なるほど。
タキ うん。技術とセンスはめちゃくちゃあるけど実績だけなくて。
タキ 才能もあってみたいな。で若い期実績いなくて業界の相場感わかってないけど、
タキ 今までアーティストに対して曲提供しかしてなかったんやけど友達価格でもう10曲で10万でとかやりよった人がいきなり広告の業界から3万円でポーンと来られたら
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タキ えっ3倍もやる、もらえるネットありますみたいな人おると思う普通に。
タキ なるほど。
タキ だからこれも何かマッチングというか。
タキ そうやね。
タキ うん。でジャンルによってはプレイヤーも一人も使わんでパソコンだけで完結できるったりするので。
タキ うん。
タキ いろんなパターンがあるなとは思うけどね。
タキ ここならで探せばよかったんやろうねタキね。
タキ あそうかも。
タキ そういうことよね。
タキ まあね、まあただいろいろトレードオフがあると思うんやけど、
タキ そうトレードオフがいます。
タキ やっぱ経験のない人は聞いた感じすごいクオリティが高かっても、
タキ 参考にしているその時の曲とめちゃくちゃにちょったりとか、例えばね。
タキ うん。
タキ でどこまでだったらにせて良いか悪いかみたいな判断がその人個人の判断になってしまうき、
タキ 難しかったり、その広告で使うのはね。難しいというか、やっていいんやけど、世間的にこれ似てるんじゃないみたいなアウトプットになってしまったりとかね。
タキ 要はなんかそういうのは無限にあるってことよね。
タキ うん。
タキ 仕事、音楽制作の仕事を業界の中でするという中で、音楽のクオリティでしかも1ジャンルで1個クオリティが高いものを出しているっていうことは、
タキ 数ある膨大な能力の中の1個でしか過ぎないんやけど、
タキ うん。
タキ 頼む側は音楽のクオリティだけでしか評価をしづらいよね。
タキ うん。
タキ 例えば連絡の速さとか、修正したときの対応の方法とか、あと事前にどこの時短でどういう確認事項をするのが妥当かみたいなバランス感覚とかって、
タキ 音楽作るクオリティとは全然違う能力ができる。
タキ うん。
タキ あと普通に納期がもう遅れまくるとかね。
タキ そう、責任を持って納期を守るかどうかの信頼とかも1個のパラメータになるし、
タキ でパラメータが無限にある中でたまたま1個のジャンルでかっこいい曲を作る音源という証拠があるみたいなことは、
タキ とても弱い信頼度なんやね。
タキ だからギャンブルになるってことやね、それに対してお金を払う。
タキ でもなんか業界はそういう人を育てない意見をすることで、
タキ 例えば俺が東京出てった時に3万円で俺を使ってくれて、俺を鍛えてくれたんやね結構。
タキ うん。
タキ だからそういう人も実は社会から投資を受けんと育たんし。
タキ そうなんよね。
タキ 俺とかもう東京行った頃ペーペーもいいとこやけに全く分かってなかったもんねそういうの。
タキ うん。
タキ でもなんかそれでも使ってくれた人がおったき、その中で学ばせてもらって、でめちゃくちゃ怒られたりもしたもんね。
タキ うん。
タキ お前その仕事進め方絶対ダメやろうがふざけんなみたいな感じで怒られたりもしたけど、
タキ うん。
タキ その中で覚えていくみたいな感じ。
タキ なるほどね。
タキ そうやね。タキまあ僕も同様で、なんか例えば今の僕の働きと5年前の自分の働きを比べると、やっぱまあいろいろあるけど、今の方が圧倒的に良い部分もあるよね。
タキ うん。
タキ だけ、それっち同じ人でもフェーズが変わっていくって感じやけ、まあその代わりに昔だったらやっていた価格帯では今受けれないみたいな風になってしまったりとか。
タキ そうね。
タキ もあるけいろいろまあ難しいっすね。
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タキ だからマッチングやね。すべてマッチングと思う。
タキ うん。
タキ 劇材適所というか、すごい人にはすごい人がハマるところがあるし、すごい人っていうかまあなんていうか業界の中での実績や立場上の人っていう、あえて言うと、低いですその人がハマる立場もあるしみたいなところの中で、すべてはこのようなマッチングでできていると思うね。
タキ うん。
タキ あと面白いなと思った話があって、ライセンスフリー音源を選曲するっていう作業があるんですけど、
タキ うん。
タキ それって僕らみたいなオリジナルな音楽を作る人からしたら、激安な手段なんよね。
タキ うんうん。
タキ 一曲数千円で自由に使っていい音源が手に入る気。
タキ なんやけど、とある人から選曲の相談があって、まあ一般のところで働く人ね。
タキ 上司から無料で使えるライセンスフリー音源を探してほしいと言われて、1ヶ月ぐらい探しているけどなかなかいいのが見つからないと。
タキ これっち、数千円のライセンスフリー音源を購入するよりももっと安い手段だよ。
タキ うん。
タキ 無料で使えるネットに落ちちゃうやつっち。で、なるほどと思って、数千円も高く感じている人がいるんだなという。
タキ うん。
タキ 数千円のライセンスフリー音源を購入するという。
タキ うん。
タキ だけ安い手段が、まあいくらでもある世の中だからって感じやん。
タキ そうねー。
タキ でね、また面白いのが、探しはあるもんねたまーに。
タキ そうそう。
タキ 無料でいいのが。
タキ うん。だけどあるはあるんやね。
タキ あるはある。
タキ あるはあるんやけど、結局1ヶ月かけてもいいのが見つからないっていう状態になっているよね。
タキ そういうことです。
タキ うんうん。
タキ で、その人たぶん社員なのか何なのかわからないけど、その人の稼働コストって全く考えられてないもんね。
タキ いやそうなんよね。
タキ うん。で、ここにアホやなポイントがある俺の中で。
タキ まあそうやね。
タキ うん。その人の時給換算したら1時間いくらなみたいなことが一切この中に入ってなくて。
タキ うん。そうなんよ。
タキ そう。だけどアホやなと思う案件やねこれ。
タキ うん。
タキ まあいろんなケースがありますけど、なんかもしかしたら僕らが、
タキ まあ物によっては1曲100万円で作ったりするものもあるんですよ。曲をね。
タキ うん。
タキ で、それって一般の人からしたら100万円の豆腐を買っているような。
タキ うん。
タキ あの豆腐って何十円だったりするじゃないですか。
タキ うんうんうん。
タキ うん。
タキ なんかそういう超高級品みたいな目で見るっていうこともあるんだろうなーみたいな。
タキ うん。
タキ まあでもそれがまあ別にそうでもなくて、いろいろ内訳あるんですよっていうのが、
タキ 僕がこのポッドキャストで伝えたら、まあなんとなく理解してもらえるんじゃないかなっていうこともあったりして。
タキ ね。
タキ うん。
タキ もしかしたら豆腐以下と思われちゃうかもしれないね。だって今Spotifyで海外の超一流アーティストの音楽をタダで聴ける気ね。
タキ そうなんよ。
タキ うん。なんでタダで聴けるものを何百万も払って作らなきゃいけないのっていう感覚があると思う。もしかしたら豆腐以下かもね。
タキ そうやね。
タキ 人によってはね。
タキ うん。
タキ だってお前は豆腐以下の仕事しかしてないんだよ。
タキ 笑
タキ めちゃくちゃになってきたね。
タキ 笑
タキ 美味しいぞー。豆、豆だよ。だって豆。
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タキ 笑
タキ 美味しい豆腐と豆やぞー。
タキ 笑
タキ まあでもねそれも深く知れば、いろんなところから分配されているわけですよアーティストは。
タキ そうね。
タキ Spotifyだけじゃなくてテレビで流れたのも権利収入が入ってるし。
タキ はいはい。
タキ 深く知ればただじゃないって思えると思うんですよね。
タキ やけどね。まあ難しいですよね。
タキ うん。
タキ まあまあね。
タキ 勉強が必要というか。
タキ 勉強が必要なんですよ。
タキ うん。
タキ まああとは身近な人の体験談というか生の声が必要ですよね。
タキ うん。
タキ というわけで生の声伝えていきましょう!
タキ オーイエーイ。
タキ 今ラウドネスがもう。
タキ ラウドネスがすげかったマジで。
タキ 下げなきゃいけない。
タキ すげえ。これがラウドネスか。
タキ これがラウドネスか。
よくないやろ。ラウドネス高いから。
タキ よくない。
不快な表現。
タキ 非常に不快。非常に。
不愉快やったろ。
タキ 非常に不快やったわ。
コンプコンプでね。
タキ ね。
圧縮していこう。
タキ はい。手元で下げてください。
タキ 手元で音量下げてください。
いやそれがダメやけんちゃんとミックスするじゃないですか。
タキ あははは。
ということでね。以上かな今回は。いや面白かったね。
タキ はい。
次回以降はね、散々予告してますけど、広告音楽の課題についてをついに入っていきたいと思います。
タキ はい。
では切り込みますよ。
タキ はい。その感じかな。
はい。今回も愛の楽曲工房をお聞きくださいましてありがとうございました。
誘致対応へ広告音楽の質問がある方は、ハッシュタグ愛の楽曲工房をつけてツイートするか、
概要欄のURLからメールフォームにてお送りください。番組への投げ線も概要欄にリンクを貼っておりますのでお願いします。
それでは皆さん来週も聞いてください。バイバイ。
タキ バイバーイ。