00:06
はい、こんにちは、フユコです。 境界線シリーズ、このシリーズでは、夫婦、親子、職場など日常の人間関係を通して、人とのちょうどいい距離感について一緒に考えています。
前回は、分かってほしい、これが悔しくなる理由についてお話ししました。 今日はその続きですね。テーマは、愛情とコントロールの違いです。
最初に一つお伝えしておくことがあります。 今日のお話は、誰かを責めるためのお話ではありません。
むしろ、人を大切に思える人ほど、聞いていただきたいお話になります。 なぜなら、愛情が深い人ほど、気づかないうちに苦しくなってしまうことがあるからです。
次に、今日の結論です。 愛情は、相手を信じること。
コントロールは、不安から相手を動かそうとすること。
この2つって、実はめちゃくちゃよく似てるの。 だから、私たちは、自分でも気づかないうちに、愛情だと思いながら、コントロールしてしまうことがあります。
例えばね、夫が健康診断で引っかかりましたと。
お酒減らしたほうがいいよ。運動したほうがいいよ。
はじめはそのね、健康診断の結果で、1回だけ伝える。
これは愛情だとは思います。
でも、何度も何度も言っちゃう。
お酒飲んでるの見ては言って。
疲れて横になってるの見ては言って。
返事を聞くたびにイライラする。
あなたのためを思って言ってるのに。
そんなふうに思い始めた時、少しだけ立ち止まってみてほしいんですね。
今、私は夫を信じているだろうか。
それとも、自分の不安を小さくしたいだけなんじゃないか。
これね、親子でもあります。
例えば、子どもが忘れ物をしないように。
失敗しないように。困らないように。
毎日確認する。毎日先回りする。
もちろん、その始まりは愛情ですね。
でも、子どもが経験する前に、親が全部整えてしまったら、
03:00
子どもは自分で考えるっていう経験を積むことはできないですよね。
職場でもあります。
後輩が失敗しそう。
だから、全部教える。
全部直す。
全部先回りする。
でも、その人が考える時間まで奪ってしまったら、何が育ちますか。
育つのは、考える力ではなく、待つ力になってしまいますね。
ここで、今日一番お伝えしたいことがあります。
私たちは、誰かをコントロールしたいからコントロールしているわけではないんですね。
コントロールしがちな人って何があるかっていうと、怖いんです。
失敗してほしくない。
傷ついてほしくない。
後悔してほしくない。
だから、何とかしたくなる。
つまり、コントロールの始まりって悪意ではないのね。
愛情、そして不安なんです。
でも、ここで境界線を思い出してください。
あなたが差し出せるのは、手です。
言葉です。
経験です。
でも、お相手の人生を歩いてあげることはできません。
歩くのは、その人自身です。
本当の愛情って、何だと思いますか。
私は、今のところですよ。
この人には、自分の人生を歩く力がある、そう信じることだと思っています。
転ぶこともあるでしょう。
失敗することもあるでしょう。
どう回りもすることもあるでしょう。
でも、それらの経験ごと全てまるっと信じるということ、これはなかなかできないんですよ。
それが、愛情であると私は定義しています。
はい、ここで今日の問いです。
最近、あなたのためだから、そう思って関わった出来事ありませんでしたか。
その時、あなたは、相手を信じていましたか。
それとも、自分の不安を何とかしたかったのでしょうか。
はい、今日は愛情とコントロールの違いについてお話ししました。
明日は、第2章、最後のお話しです。
06:02
テーマは、夫婦は一つじゃなくていい。
夫婦だから何でも一緒、何でも分かり合わなければいけない。
本当にそうでしょうか。
違う人間だからこそ気づける、安心できるパートナーシップについて、
明日は一緒に考えていこうと思います。
はい、最後にこのシリーズで一番大切にしたい言葉を置いて終わります。
境界線は、人を遠ざけるための線ではありません。
相手の人生を相手に返し、自分の人生を自分で生きるための線です。
その境界線があるからこそ、人は依存ではなく、信頼でつながることができます。
はい、それでは今日も、あなたはあなたの人生を、相手は相手の人生を、
その境界線を大切にしながら、依存ではなく信頼でつながる一日にしましょう。
それでは。