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2023-04-25 06:50

世界・日本における腰痛の状況


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腰痛の世界的な問題
はい、どうもゆうとです。
今回はですね、世界や日本における腰痛の状況みたいな話をしてみようかなと思うんですけども、
自分はですね、理学療法士とアスレティックトレーナーという資格を持っていて、
普段はいろんな方の体のコンディショニングに関わる仕事をしているんですが、
大学院ではですね、主に腰痛の研究をしていて、
人間健康科学という学問分野の博士号を取りました。
それもあってですね、最近腰痛に関する話をいろいろしていっているんですけども、
世界や日本における腰痛の状況ということで、
これを聞いていただいている方の中にもですね、
普段ちょっと腰痛に苦しんでいるとか、身の回りで結構腰痛に悩んでいるという人を
見る機会もあるんじゃないかなと思うんですけども、
やっぱり世界や日本において腰痛というのが結構問題になることが多いんですよね。
それがどのぐらい多いのかというところですけども、
例えば世界で言えばグローバルバーデンオブディジーズスタディというですね、
疫学調査と呼ばれるどのぐらいの人が障害とか体の不調に困っているのか、
みたいなことを調査するようなものがあるんですけども、
ここで一つ指標があってですね、
Ears with Disabilityという健康でない状態で生活する年数という指標があったりして、
この中でですね、1990年から2013年頃まではトップが腰痛だったんですよね。
他にも鬱とか鉄血防止性の貧血とかですね、
あと国によってはHIVとか肥満とか糖尿病ですかね、
こういうようなものとかが問題になることもあるんですけども、
比較的先進国というか欧米諸国とか日本とか、
そのあたりだと腰痛が問題になることが多くて、
世界の中でも結構腰痛に苦しんでいる人はすごい多いんですよというのが、
こういう結果から見ても分かりますし、
その疾病によって社会的な損失というか仕事がなかなかできなくなるとか、
腰痛の社会的な影響
生活にも指標が出たりするんですけども、
1990年に比べて2013年頃だと約60%ぐらい悪化していたみたいな結果もあるんですよね。
そういう意味で結構現代病というかですね、
この原因として考えられることもやっぱりいろいろあるんですけども、
運動不足とか座っている時間が長いとか、
原因はですね、そういうところがあって対処しないといけないという感じですけども、
世界においても腰痛は結構多くて問題になっていますよという感じですかね。
他の世界規模で行われた疫学研究というところだと、
障害有病率とかというのを計測したようなものもあって、
一生涯のうちにどのぐらい感じるかというところだと、
腰痛に関しては38.9%みたいなデータもあってですね、
世界的に見ても4割ぐらいの人が1回は腰痛を感じるよねみたいなところですかね。
その他、今の時点でとかその月でとか1年の中でとかというところだと18%、
30%、38%というところとかで、
やっぱり1年の中で1回ぐらい感じる人は38%ぐらいいるということは、
障害有病率とも近いようなところなんで、
1年に1回ぐらいは本当に腰痛を感じるよねというところですかね、多くの人が。
これが世界の状況なんですけども、
日本における腰痛の状況
はたまた日本はどうかという感じですが、
やっぱり日本でももちろん多くの人が腰痛を感じるようになっています。
日本でももちろん多くて、
その多いというところがどういう調査からわかるかというと、
厚生労働省で国民生活基礎調査というのが行われていてですね、定期的に。
ちょっとコロナの時期であまりできなかったみたいなこともあるんですけども、
ここ最近もずっとですね、
男性の1位が腰痛で女性の2位が腰痛みたいな、
あと男性の2位は肩こりで女性の1位が肩こりみたいな感じで、
腰痛と肩こりはやっぱり多いよなという感じで、
自分自身とか周りで見てもそう感じるところかなと思うんですけども、
やっぱり日本においても腰痛で悩む人はすごい多いなという感じですかね。
これもさっきの障害有病率とかという調査もあったりして、
これが一応日本だとですね、とある研究によっては83%みたいな結果も出ていて、
さっき世界だったら38%とか4割ぐらいだったんで、
世界的に見ても腰痛の人が多いなという感じですね。
これの原因も考えられるところがいろいろありますし、
また腰痛の種類みたいなことも話していけたらとは思うんですが、
2010年の厚生労働省みたいなところだと、
腰痛の発生率の男女差があって、
女性では過例によって増加傾向があると。
男性の場合は逆に40歳から50歳ぐらいがピークになって、
そこから減少するみたいなところもあってですね。
これは女性だとホルモンバランスの変化とか平均とかもあったりして、
骨粗小々との関連が考えられているとかですね。
やっぱりこういった年齢によっても違ったりするんですけども、
とはいえやっぱり日本であっても世界であっても、
腰痛はすごい多いということがわかるわけですね。
腰痛の種類
今後ですね、より詳しく腰痛の事例というかですね、
種類とかというのは話していけたらと思うんですが、
簡単に話しておくと、一言に腰痛といっても結構たくさん種類があってですね、
得意的腰痛と非得意的腰痛という大きく分けられることがあるんですけど、
得意的腰痛というのは椎関板ヘルニアとか脊柱環境削傷とかですね、
その他の内科的な疾患とか診断がつくようなタイプで、
非得意的腰痛というのはこういう診断がつかなくて、
骨には問題ないですねと言われたとしても痛みがあると、
こっちの方が数としては多いので、
世界的にもこういうのを悩んでいる人が多いんじゃないかなということは思うんですけども、
この辺の話をですね、また今後深く話していこうかなと思いますし、
今回は世界と日本における腰痛の現状みたいな話でした。
以上です。ありがとうございます。
06:50

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