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2024-05-21 09:59

【色の決め方に迷わなくなる】配色が楽になる判断基準3つ

①引き立たせる ②伝えたい印象 ③統一感 ▼ ちふねこさんのXはコチラ ⁠https://twitter.com/tifune_nft⁠ ▼ 過去放送をVoicyで探す ⁠https://r.voicy.jp/0pvmbkvZ9eA


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こんにちは、フリーランスデザイナーのちふねこです。 今日は、配色が楽になる判断基準3つというテーマでお話ししていきます。
この配色に関するお話って、これまでも何度か取り上げているんですけど、 過去に話した内容が結構具体的なコツをいくつかご紹介してるんですよね。
例えば、使う色の数は3つ以内に絞りましょうだとか、 配色を決める時はカラーパレットツールっていうのを使うと楽で便利ですよ、みたいな
そういう結構具体的なお話をシェアしてるんですけど、今日お話ししたいのは判断基準っていうところで、
色を選ぶ時のコツというよりは考え方っていうのを 今日は3つ選抜してご紹介したいなと思います。
この判断基準いくつか知ってるだけで、それだけ自分の色を決める時の根拠の引き出しが増えると思うので、
よりその色決める時に迷わなくなるし、説得力のあるデザインにもつながるんじゃないかなと思います。
ということで今日は配色が楽になる判断基準3つなんですけど、 初めに3つ言ってしまうと、1つ目、引き立たせたいものがあるかどうか。
2つ目、伝えたいイメージと色の印象が合っているか。 3つ目、統一感があるかどうか。
この3つです。まず1つ目の引き立たせたいものがあるかっていうのは、
何だろう例えば、 真っ赤なリンゴを引き立たせたデザインを作りたい時っていうのは、
背景は赤にするとリンゴはその赤になじんであんまり存在感なくなっちゃうんですよね。
なのでそうじゃなくって、リンゴを引き立たせたいっていう意図があるんであれば、
リンゴの赤とはなるべくかけ離れた色を背景に持ってきた方が、リンゴを引き立てることができます。
例えば、リンゴの赤とは捕食関係にある緑を背景に持ってくるだとか、
あるいは、リンゴの赤と明度の差が大きい明るいクリーム色、
リンゴの断面の色を持ってくるとか、そういう感じにすると、
そのリンゴの引き立たせたい赤と色相がかけ離れている緑だったり、
明度がかけ離れているクリーム色だったりっていうのを持ってくることで、
背景とリンゴっていう境界がはっきりするので、ちゃんと赤いリンゴっていうのが引き立つようなデザインにすることができます。
こんな感じで何かしら引き立たせたいものを主体として基準に配色を決めていくっていうやり方がこの一つ目ですね。
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続いて2つ目は、伝えたいイメージと色の印象が合ってるかっていうお話なんですけど、
これは多分多くの人がすでにやってることかなと思うんですけど、
配色を決める時に、例えば明るくてエネルギッシュなイメージにしたいっていうイメージから、
じゃあオレンジとかビタミンカラーを使おうっていう風に、イメージありきでその印象を与える色を決めていくっていうやり方ですね。
で、これをやる時に、そのなんだろう、
こういう印象、色みたいな感じで、なんだろう、明るくて元気、色みたいな検索をかけると多分それに合った色の候補が出てきたりすると思うんですけど、
私が会社員時代によく使っていたのが、イメージスケールっていう画像があって、
画像というかマトリクスですね。これは日本カラーデザイン研究所っていうところが作ってるものなんですけど、
いろんな配色パターンのそれぞれの特徴を、なんだろう、分類して、そのそれぞれから受ける印象を書いてあるんですよね。
さわやかなとか、フェミニンなとか、そういう形容詞と一緒に配色が一覧にまとまっている表みたいなのがあって、
そのイメージスケールにある形容詞を参考に、自分が作りたいイメージはこの辺の色合いを使うといいんだなっていうのがわかってくるので、
それをもとに配色を決めていくっていうやり方がこの2つ目ですね。
伝えたいイメージと色の印象が合っているかっていう基準で考える。 ここでさっきの引き立たせたいものを基準に色を決めるっていうのと、
一見矛盾するような例を挙げるんですけど、さっき言ったリンゴのデザインを作りたい時に、
結構デザインの参考を調べていくと、リンゴのデザインだけど背景同じ赤で作っているデザインって結構あるんですよね。
それ、そういったデザインの何がしたいかっていうと、リンゴを引き立たせることよりもリンゴ自体の印象をポスター全体で伝えたいみたいなパターンの時に、
そういうことをやっていることが多いなっていう印象が私の中であって、 なのでその
そもそもそのポスターの目的というか、どういう制作意図で作るかみたいな部分が大事になってくるんですけど、
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そのリンゴ自体の画像、イメージを引き立たせたいんであれば、初めに言った通り背景は緑にしたり、
赤とはかけ離れた色を使うっていうのがセオリーになってくると思うんですけど、そうじゃなくてポスター全体でリンゴの赤いイメージを
想起させたい時っていうのは、もう背景もがっつり赤にしちゃって、 中央にリンゴを載せてみたいな、そういったデザインの方がより意図に合った
配色だったりします。なので大事なのは 自分がどういう意図で作りたいか、何を伝えたいかとかをしっかり整理した上で、じゃあ何を
引き立たせるのか、何を伝えたいのかっていうところを基準にするのが大事ですね。 続いて最後に配色が楽になる判断基準3つ目は
統一感があるかどうか。これは
これは配色、最初に決める時の考え方というよりは、ある程度デザイン仕上がってきて、その中でなんか
イマイチだなって思った時に確認したいことなんですけど、統一感がちゃんとあるかっていうのを
デザインを作る時には頭の片隅に置いていただくと、なんかイマイチだなぁ、野暮ったいなぁっていう
なんか配色になんとなく迷った時の突破口になる可能性があるんですけど、その統一感があるかどうかって、例えば一番わかりやすい
考え方で言うと、色のトーンが全部揃っているか。 色のトーンっていうのは
明度とか彩度の違いによって、似た系統の色を分類して、それぞれ例えばペールトーンは柔らかい印象とか
ダークグレイッシュトーンは重たい印象とか、それぞれトーンごとに与える印象ってあるんですよね。 そのトーンが自分が作っているデザインでちゃんと統一されてるか
色んなトーン使い、バラバラで使っていると、そこで受ける印象も増えちゃって、 統一感がどんどんなくなっちゃうので、まずトーンが揃っているかっていうのを一つ
判断基準として持っておくと、違和感のないデザインにつながるかなと思います。 あとはその統一感を出す手法として
そのデザインの中で使われている画像だったり写真、イラストとかで使われている色をポスターの配色にも使うみたいな
そうすることでそのポスター全体の色数も減るし、写真が変に浮かないというか馴染む
馴染んで統一感につながるので、そういったやり方も統一感を出すためにありかなと思います。
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という感じで今日は配色が楽になる判断基準を3つご紹介しました。 色の決め方がわからない時とか、なんか迷っちゃった時とかに今日お話しした
引き立たせたいものを基準に色を選ぶ方法とか、 イメージスケールをもとに色が与える印象から伝えたいイメージと合わせていくのか
あるいは統一感を出すためにトーンを揃えたり 写真の中で使われている色を抽出したりっていう
判断基準でだいぶ配色は楽になるんじゃないかなと思います。 以上です。聞くだけフリーランス講座の毎週火曜日はこんな感じでサクッと学べる
デザインのお話をお届けしています。 デザインをやっている方もそうじゃない方も何かスキルアップのヒントとして参考になれば幸いです。
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