ネタ書いてない方芸人のヤモトさんと、こんにちは。
こんにちは、すみません。放送作家をできない芸人のヤモトです。
ネタ書いてない方芸人って知ってる?
ごめん、知らないんだけど。
知らないんだ。
なんすか、それは。
これは芸人界でまことしやかによく語られる話で、アメトークとかでよく特集してるんだけど、
芸人ってボケとツッコミがいて、
大抵片方の方が漫才とかの脚本っていうのをほぼほぼ100%書いていて、
もう一人のやつはそれに合わせて読んでるだけみたいな、ざっくり言うとそういう構造になっていて、
そういう芸人っていうのは、ネタを書いている方芸人と書いていない方芸人に分かれるわけですよ。
なるほどね。
書いていない方芸人はやっぱりいろんなところでいじられるわけですよ。
なんでギャラが一緒なのかとか、書いていないくせに、
わっされたネタがつまんなかったりしたら文句を言うのかどうかとか、
どんくらいまでプッシュバックするのかとか、そういうのをいろいろと突かれるという、
そういう面白おかしい芸人界のミームがあるわけですね。
挙句の果てには水曜日のダウンタウンとかでドッキリのネタとかにされるわけだよね。
めちゃくちゃふざけた敗役とか、全然面白くないギャグみたいなのを言わされるって客を持たされて、
それに対して文句を言った時に、
てめえネタ書いてないのに文句言うんじゃねえよって言ったら、
なんて反応するかとか、そういう。
なるほどね。
それもうまく使われちゃうんだ。
結構面白い。
結構僕その話好きなんだけど、
てめえネタ書いてねえ方芸人だろうよ、もっと俺だ。
オードリーで言うとカスガが僕で、あなたが若林ですよね。
おめえネタ書いてねえ方芸人だろう。
俺書いてない方芸人だわ。
なんかもう気持ちいいところでトゥースするために生きてる感じだね。
そうそうそう、オードリーオードリー。
トゥースも全部お膳立てしてもらえないとできないぐらいの感じだよね。
これでもポッドキャスト界ではどうなってるんだろう。
どっちかが書いてることが多いのかな。
どうなんだろうな。
どうなんだろう。
例えばヤイヤイラジオとかさ、
あれ多分どちらもネタ書いてる芸人だと思う。
書いてそう。
りっちゃもりょうかちも。
あとはどんぐりーも。
多分あれ両方ネタ書ける芸人だと思う。
むしろ自分の方やらせろって言い合ってそうな。
言い合ってそう。
むしろネタ書くことこそ馬龍の出しどころだぐらいの取り合いがありそうだね。
あの人たちは編集も自分の方がしたいみたいな雰囲気で。
取り合ってる。
頭イカれてるのかって思っちゃった。
イカれてるね。
すげえ人たちだね。
ほんとだな。すげえ人たちは。
2人ポッドキャストって多分みんな仲が良くてやったりしてて、
両方ネタ書くのが普通なんじゃないかって思うわけですよ。
あれ?あれあれ?
うちは?うちはこれはどういうことだ?
待て待て待て。
もうあなた、光るあなたね。
うちはうち。よそはよそなのよ。
分かる?
それがまず1個僕の思ってること。
芸人界で言うとこいつ書いてない方芸人だよって思うわけ。
もう1個の問題があって、
ソロ活動で突然歌詞書き出すアーティストっていると思ってて、
ユニット組んでるときは、
1人ボーカルのやつがシンガーソングライターで、
こいつギタリストだからたまに曲書いてるけど歌詞書かないみたいな。
でもそいつがソロ活動してバキバキに作曲してるパターンがあるじゃん。
あるね。
ヤモトさんはゼロトピックとかってフリーアジェンダよりもバトモな話してるわけで、
真面目担当みたいなとこあるよね。
ネタ構築能力がないというより、むしろ極めて高い方だと思っている。
なのにユニットではその力を発揮しない。
こういうギタリストいるよなって思うんだよね。
なるほどね。
悪いと思ってるよ。悪いと思ってる。
いるよね。
バキバキのロックバンドのくせにソロ活動でエレクトロポップとかやっちゃうやついるじゃん。
そういう感じだよね。
何なんだおめえ。ネタかけネタ。
なんか2人っていうだけでさ、とりあえず何か喋ったらレスポンスがあるし、会話を続けられるからコンテンツ作れちゃうじゃん。
作れる。
その2人であるってことに甘い切ってますよね。
甘い切ってる。
僕がね甘い切ってると思うんだ。
話せば何か生まれるっていうのは本当にそうだよ。
だから俺は作詞作曲しろって言ってるわけじゃなくて、曲のタイトルだけでもいいから持ってこいって言ってる。
こいつは曲のタイトルも持ってこない。
もうカルコで2,3年ぐらいそういうこと言われてますよね。
出してたら出す時期もあるんだけどね。
たまーにね、たまーに。
なんかもうさ、あのポッドキャストのアイディアをあそこに発露するっていうところに何か書き込むのもう恥ずかしいもんね。
ヤモトが?
自分の中で。
ブランクありすぎて?
うん。
うん、そうもうほんと恥ずかしい。
なんかお前そのセンス大丈夫って思われないから恥ずかしい気がする。
そうだよね。ダウンタウンの今更漫才やるとき恥ずかしいって言ったもんね。
いやいやそういう感じ?
ブランクありすぎてね。
そう。
そうなんだよ。恥ずかしいからなかなかもうちょっと自分からネタ出す方がむしろダサいっしょぐらいに思ってる今は。
いやいやいやいやいやこの前ダウンタウン20年ぶりに漫画やって湧いてたよ。
あ、そうなの?
そういうのいいね。あと7年ぐらいしたら僕のネタ出そうかな。
ふざけんなお前。
俺、俺46だぞもう。
7年後?
うん。
いやすごいな。46か。46でポッドキャストやってたらなんか結構イケてるおっさんだぞ。
私46になってまだ俺しかネタ出してないとかもう俺ほんと過労死するわ。
45まではね、一人でネタ出し。
46の歳になると僕が急にネタ出してくるわ。
確かにそれ驚きだな。
驚くっしょ。
長年越しに薄葉かげろ。
だからもはや真面目なものを持ってきたらいいのか笑えるものを持ってきたらいいのか。
でも笑えるものを持ってくるセンスが自分にはないって思ってるから。
でも真面目なものってなんかちょっと申し訳ないなっていう気もしちゃってうまくできない。
そんな自分がいますね。
今ネタ出して。奥さんに出してもらうとかSNSで募集するとか。
SNSで募集ね。
手法は問わない。ネタを出せ。
問わない。
書いてない芸人め。
書いてない芸人の人たちってこういう悩みどうやって消化してるんだろうね。
分かり合える気がしてきた。
でも全く気にしてない奴もいるらしいよ。
そうなんだね。
そのぐらいの図太さがないとやっていけないだろうね。あんな人前に出て。
そうね。
いやだからファミレスとかで芸人打ち合わせとかするじゃん。
カメラで撮ってて片方がずっと考えてて出れないみたいなどうしようみたいなこと言うけどもう片方の奴ずっと携帯触ってるとか。
きついよね。
それが手目だ。
僕も結構コミットメント高めのタイプの人間ではいるんで。
ネタが出ないことに対して罪悪感があるかないかで言うと僕はあるタイプの方だと思うんですよ。
あるタイプ。
罪悪感はあって。
終わり?
あるんだ。ある。ごめんね。