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2026-03-13 29:12

#388_ビジネス・社会における交渉について

今回はhikaruさんからの問いかけによって始まった「交渉」についての会話。ビジネスや社会における交渉とは何なのか。hikaruさんは交渉がなぜ得意なのか?その構成要素を分解して語り合います。


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サマリー

今回のエピソードでは、ビジネスや社会における「交渉」について深掘りします。ヤモティは新卒時代に原発関連の訴訟交渉という過酷な経験から交渉術の基礎を学び、それが現在の仕事にも活きていると語ります。一方、ヒカルさんは自身の交渉能力の高さに疑問を持ちつつも、その背景には情報収集能力や構造的な問題分析力があることを分析します。交渉は、単なる駆け引きではなく、相手の関心事を理解し、複雑な構造を見抜く能力が重要であり、ビジネスや社会活動の根幹をなすスキルであることが示唆されます。

交渉のテーマ設定と自身の能力への疑問
お持ちいただいたネタがございますね。挑戦について。
挑戦について。はい、やりましょう。
挑戦?挑戦じゃなくて、交渉について。
交渉なんだ。
交渉、交渉、交渉、交渉、はい。
あー、交渉ね。はい、やりましょう。
交渉な。交渉。
これ、なんか、どういうフックなんですか?
いや、仕事で交渉ごとすること増えるじゃん。
増えるかどうか、一人おれが増えてはいるね。増えるわ。多い。多いですよ。多いです。
おれとヤモトは多分増えてるじゃない?
増えてますね。うん。
ヒカルさんも増えてるんだ。
人はそんなに増えてるよ。交渉ってめちゃくちゃ多いなって思うんだけど、
まあ、そんなに苦手な方でもないかなって思ってるんだけど、今。
うん。得意そうだね。
なんか、そんなに人生で今まで交渉とかってやってきたわけじゃないんで、
なんでできるんだろうなって思いながらやってる。
交渉ってさ、何がゴールになることが多いんですか?
僕たちですか、でもヤモトたちと一緒のように仕事として結実するっていうのが一つと、
あとなんか組織みたいなものをどうするかですね、どういうラインのどの位置に置くかとか、
どういうリソースを割り当ててもらえるかとか、そういう感じですかね。
なので、まあ普通の企業で言うところの営業とか案件獲得みたいな意味での交渉っていうのと、
あとリソースとか資金獲得みたいな意味での交渉って多分スタートアップとかもあると思うんだけど、
結構それと似たようなことが省庁でも発生するっていうイメージ?
うん、なるほど。
まあ、何だろう、関係する自分と自分以外の人たちがいて、
なんか双方に得たいものと、あとは何らか妥協していいというか、ラインがあって、
その境目はだいたい曖昧だったりもすることもあるんだけれども、
基本的にその双方が得たいもの全部得ようとすると、それは折り合いがつかないことが多いんで、
お互いの妥協点みたいなものを見つけに行くみたいなのが、
雰囲気とした交渉のイメージなんですけど、
そういうことがヒカルさんの中でも今みたいな組織の話とかリソースの話とかで起きてるっていう、
そんなイメージですかね。
そうだよね。
なんでこう年食ってくるとなのか、交渉が増えるっていうか、
あんまそういうふうなことを自分がする人生を想像してなかったんだけど、
気づけばそういうことばっか必要になっているし、
ヤモトとかも絶対そうだろうし、
多分下手じゃないんだろうなってヤモティとか見てても思うんだけど、
別にそういうことを主に行ってきた人生じゃないよね、キャリアとか。
そうですかね。
どうだろう。交渉ごとが多かったかもしれないね、昔から。
そうなんだ。
だとしたら、正規の交渉術みたいなものを聞いてみたいというか、
ここについて話してみたい。
自分は結構できるなって感じは正直するんだよね。
交渉がうまいっていうのもどういうことなのかとか、
自分がうまいって相対的に感じるのは、
周りの人が意外とできないんだなって感じることも多くて、
できない人ができるようになるものなのか、
結構ある種転生とか、正確に紐づいたものなのか、
このあたりは気になっていますと。
ヤモティの原体験:商社での訴訟交渉
ヤモティは経験があるんだ。
例えばなんですけど、僕が一社目に入社したマルベニって会社で、
初めに所属したプロジェクトだと、
2012年に入社してるんですけど、
その1年前の2011年3月に東北の大震災があって、
要はそれをきっかけに世界中で起きた、
結構産業的なパラダイムシフトの一個に、
世界中の原発が止まるっていうのがあったんですよね。
僕が所属してたプロジェクトは、
その原発のためのウランの原料を掘削して、
世界中に売りまくるっていうプロジェクトだったんで、
ものすごい大量の減損とかが起きてて、
あとは訴訟とかが起きてたんですよね。
で、自分がサインされたプロジェクトはそれだったんで、
仕事の一丁目一番地が、そもそも弁護士と一緒に訴訟の交渉するみたいな、
訴訟の交渉というか、訴訟対応するみたいなのが一番初めの。
てかすげー重たいじゃん、新卒が普通やるかみたいなプロジェクトなんですけど。
おだしょー 売るみたいな感じの契約されてたのが、
破棄されてどうするかみたいなその話?
そうですね。基本的に原料のトレーディングの世界って、
短期の売買もあるし長期の売買もあるんですけど、
長期の売買の場合は、長期間この量を算出して、
それを買ってもらうことを約束する代わりに、少し安くしますよみたいな。
よくあるトレーディングがあるんですけど、
その長期のトレーディング、ロングのトレーディングをやめたいみたいなのがあって、
いやいやそれは契約違反だろ。
いやだけどこういうちょっとその世界的なインシデントが起きてるから、
これは何か過失というか、当時契約書としてもわからなかったから、
キャンセルできる事項じゃんみたいなので保証になるわけですよね。
まあ何かこれ全部フィクションだと思って聞いていただきたいですけどね。
おだしょー いやいや無理だろ。まあいいや。
そういう会社がありますと。
そうそうそう。何かそういう交渉の場になった時に、
僕らとしてはどうやってこのキャンセルを防ぐかみたいな。
あるいはキャンセルするのはしょうがないにしろ、
自社に対するダメージをどんだけ抑制するかみたいなものが、
事前のプランとして取りたい成果になってくるんで、
それをその向こうに飲ませるとか、向こうにイエスと言ってもらうためには、
どういうエビデンスを積んでってとか、契約書の解釈をどうするのかみたいなのを、
UKのリーガルのすごい有名な事務所のところと相談するみたいなものが仕事としてあったんで、
僕はビジネスマンの仕事ってこういうもんなんだなっていうのが、
おぎゃーって生まれた時の初めの仕事なんですよ。
それってさ、交渉じゃね?
それはね、交渉なんですね。
交渉パーソンだったんだ、ヤモティ。
ネゴシエーションだし、フロントの前面には当然自分はペーペーなんで出れないんですけど、
じゃあ下調べしといてとか、この契約書読んどいてみたいなのを経て、
自分が出したサジェストとかを持って課長が交渉に行くんですけど、
やっぱり交渉の前面に出れるっていうのが、ある種、一人前なんだろうなみたいなのは、
当時若いながらに思っていました。
なるほどね。課長っていうのは、資源本部ウラン課長みたいな感じなの?
そんな感じだと思う。資源本部、資源部、資源掘削部、ウラン課みたいな、そんなイメージで。
ウラン課のままの話。なるほどね。
実際は違うけど。
じゃあ結構交渉については、ヤモティに関しては蓄積みたいなのがあるんだね。
そうですね。だからレイワンの仕事がそんな感じで、
僕が当時思ったのは、そのフロントに出れるっていう機会を得ないと、どうやって交渉するのかわからないじゃんと思ってて、
だからこの機会を得ないことには自分成長しねえなみたいなのを思ったときに、
ちょうどその課長40何歳とかだから、今の自分よりもうちょっと年上ぐらいだったんですけど、
あと15年待つんかとか思ったら、耐えきれんなと思って、
いやだったらもう少しスモールな世界に行って、ちっちゃくてもいいから自分の交渉機会を得たいって思ったのが、
転職を考え始めたきっかけの一個だったんで、
そういう意味でいうと、交渉をできるようになりたいみたいなのが自分の転職のモチベーションで、過去は一番初めにありましたね。
交渉術の基礎と実務への応用
なるほどなるほど。でも確かに、物事の全体を自分のハンドリングで動かしたいっていうのと、
自分と相手のインターレストみたいなの両方を満たすような最適化を見つけたいみたいなのは、
結構ヤモットの根本に感じるから、そこにスターティングポイントがあったって結構おもろいよね。
ちなみにそのときの、某フィクション商社での一応交渉するための舌ダサいの経験みたいなやつは、
今の仕事とか交渉術に生きてるの?それともフロントに出てなくて、バックとしてそこに奉仕するみたいな経験自体はあんまり意味ないの?
いや、かなり生きてると思いますね。例えばエビエンスを積み上げるみたいなものって、別にどんなちっちゃい交渉でも絶対有用なんですよ。
例えば今僕らのビジネスだと、小売りの大企業の方が顧客にいらっしゃって、この人たちと言った言わないで揉めるみたいなものがあったときに、
とはいえ我々から最後提示してあなたたちがサインした契約書にはこういう約束が書いてありますみたいなものって、
交渉に慣れてる人は言うはずなんですけど、やっぱりうちにいる若いメンバーとかって、ビジネス上を正式に合意したというふうに、
リーガルに見なされるドキュメンテーションとかのことを結構そんなに重視してないというか、内容ちゃんと読んで分かってなかったりするケースがあるんですけど、
交渉がうまい人ってそういうものをちゃんと自分に積み上げた上で、相手に対して何を発言するかとかを決めてるんで、
そういう経験があるので、交渉のお作法はだいぶバックオフィスの経験で鍛えられたかなって思ってます。
おだしょー なるほどな。フロントの人の力の源泉もその細部から来てるみたいなところがあると。
そうですね。最後、細かい追求したりとか、小さい情報レベルでの交渉とか、すごい小さい話に落ちていくことって多いと思ってるんですけど、
その妥協するしないのラインを決めるときに、そのときにどこまで具体的に細かいところまで話せるか、持ち帰らずにその場で決めてこれるかみたいなのは、
一個交渉パーソンの技量を図る上で重要なポイントだと思って。そのときってエイヤーで細かいところを決めてくるっていうのは別にできなくはないんですけど、
そうじゃなくて、自分たちにとってのリターンとリスクみたいなものをちゃんと一個一個細かく点々に測れるぐらい、
エビデンスの蓄積があるかどうかっていうのが、やっぱりその技量に直結するかなって思います。
そのでも交渉も多分だから、その大きな箱みたいな、やるやらないみたいな話と、やるとしたらA案、B案みたいな話があって、
そのA案の中に細かいサブ条項みたいなのがあって、その際にサブ条項の中に細かい書きぶりだったりとか、その特約だったりとか、
みたいな話っていうふうにネストして、下に行くほど具体性は高いけど細かい。で、分岐としては多分上に行くほど重要ではあるじゃん。
そもそもやるかやらないかとかっていう交渉が一番重要で。でもなんかどこが一番重要とか、どこにはどういう重要さがあるかみたいな話で言うと、どういう考えなの?
なんかさ、そのネストした細かいやつと一番上の分岐って行き来することが僕はほとんどだと思っていて、
やるやらないで、やるとしたらみたいな形で会話とか交渉って進んでいくんだけど、
最後そのネストした4-1-Aの1みたいなレベルで合意できないから、やっぱ上はノーだわみたいに戻ることって全然あると思うんですよね。
だからその相手が譲れないポイントっていうのは、そのネストした先のどこにあるかって結構ケースバイケースだと思うんで、
なんでその相手の関心事、あるいは譲れないポイントみたいなのはちゃんと事前に察知しておいて、
そこに対する細かい理解とか交渉のプランみたいなものが用意できないと、結局一番上の折り合いがまたつかないに戻っちゃうケースっていうのは、
僕割と何回も経験あるんですよね。スタートアップだと資金調達とかそうなりやすいとは思っていて。
そういうポイントをセンス良くとは言わないですけど、ちゃんと掴んでおいて、そのネストされて普段自分が扱っていないものについても、ちゃんとキャッチアップ進めておくみたいなものは結構大事。
大圧合意できたつもりだけど、結構細かいところにノックアウトファクターみたいなやつが潜んでいて、そこを把握しようみたいな。
なるほどな。でもそれ象徴とかでも同じなんじゃないかなと思うんですけど。
交渉の構造と公的機関での交渉の特徴
結構でもそれは、俺も今聞いてて何が違いなのかなとか面白いかなって思ってて、象徴とかは割とやるやらないとか、誰々のメンツとしてこういうふうなことは進める進めないみたいなものっていうのは先に決まっちゃうと、
例えば後からノックアウトファクターに近いものが出てきたとしても、それをどうごまかしてやるっていう当初の合意みたいなものっていうのをラッピングしてデリバリーするかっていう風習が結構あったりはするんで、
もちろんおっきめの意思みたいなものにぶつからないことは結構大事だけど、細かい点みたいなものはもうやるっていうふうな全体の合意を上の人のレベルで決めてしまえば、
下の人はうまく偽装するっていう技術の方に逃げる形に勝負を打つっていう形になる。
たしかにそういうケースも全然あるですけど、ビジネスの現場よりもはるかにチャブ台返すコストが高いみたいなことが象徴の場合は大きそうで、
これをそこまで戻すのはちょっとやめましょうよみたいな暗黙の合意みたいなのがあるんじゃなかろうか。
それは結構あると思うし、そういったものをどう使うかみたいな、どのレベルでどう合意すればどれくらいひっくり返されづらいかみたいなことのコスト把握するのは多分この世界では極めて重要で、
一番強いのは本当に公式の文書とかに記載してしまう。高市総理が反抗するような文書とかに記載してしまえば、
それ自体が後から別の事実を発覚したとしても、そこに書いてある内容を履行しないっていうことはまずありえないみたいな感じにはできる。
逆に言うとそこに細かく細部まで書きすぎてしまうと、それを履行できないっていうことに対してとても問題が出てくるので、
どのレベルの中小度で絶対に履行できないってことはない。手形、これ承知終わったから手形にならないって言葉をいくつか言うけど、
手形にならないような理由で書き込むかっていうのはめちゃくちゃ重要。そこにいったらこれはやるのである、推進するのであるみたいな感じで書いてしまえば、
だからStellar等を例とした氷のDX推進を進めるって書いたら、絶対に何かやる。
その中でどのシステムを実際に、どの機能を実際に導入するかとか、どの視点までみたいなものとかは一旦そのレベルだと泳げる範囲になってくるんで、
書いた以上何かやるけども、でも例えばStellarっていうシステム自体に何か結層が見つかったみたいなときは、じゃあ一点歩だけ導入したんで、
一応この文章自体は満たしたってことにしますよみたいな感じのレベル感で調整するっていう世界観だったりとか、
あと局長まで挙げたらもうそれ以上局長にやっぱやめません、やりませんって説明するのはめんどくさいから、
そこまで挙げたら一旦局長に説明した内容自体を絶対に履行するみたいなのは風習としてあるけど、細かい細部は結構後からっていう後付け理論は結構多いよね。
よくはよくないんだろうな。
自然に詰め切れないっていう意識決定するっていうタイミングと、実際に詰め切るっていうところに結構時間的だったりとか、
知識的な意味での返りがあったりするから、そこが結構生まれることが分離されているので、
行き来が発生した方がいいと俺は思うけど、発生しづらいメカニズムになってるっていうのは民間との対比ではあるかも。
なるほどね。
営業・政治と交渉の類似性、民間と公的機関の交渉スタイルの違い
なんか営業とかってさ、営業トークをしてる時はさ、なんか顧客が出したチェックリストに、
いや、うち全部できますよ、丸です、当然全部期待してください、大丈夫ですよって言って、
いざ契約しましたって言って、じゃあ見積もりしましょうって言って見積もりしたら、
これとこれとこれはできるんだけど5年かかりますみたいな、とか5億かかりますみたいなことがあって、実質できるじゃんこんなのみたいなことが、
普通に営業の契約前の交渉と、あと契約後の交渉で乖離が起きるみたいなものってよくあるじゃないですか。
あるね。
僕らはコンペでやられるんですよ。
そうそう。
で、やられるっていうのは競合とかにそういうことやられるんですけど、
これなんか政治家も似てるなと思ってて、なんか選挙の公約とか政策みたいなもので、
営業トークに近いと思ってて、国民に対する営業活動でやるよって言ってるんだけど、
なんか何ら国民との間に契約関係はなくって、じゃあ実際に当選しました、
じゃあ高市総理が食品の消費税ゼロって言ってましたよねみたいになっても、
じゃあこれちょっと具体的すぎるサンプルだから今後どうなるかわかんないですけど、
それが履行されるかどうかとかって何ら約束には落ちてない状態じゃないですか。
なんかこういう交渉の中にも段階みたいなものはあるなっていう感じがしてて。
そうだよね。だから本当はその細部とか含めて包括的な改造度がある契約みたいなのを巻きたいってこと。
民間は多分そういうことをするんだと思うんだけど、こっちは結構そうじゃなかったりするのが状態化してるから、
逆にうちらみたいな民間の人が結構細部まで詰めきったような提案をするとか、
どのくらい細部までは約束できて、逆にこれ以上こういう不確立性がありますみたいなところとかっていうのを
結構事前にある程度ディスクローズした上でつまびやかに話をすると、結構あっちはショックを受けるというか、
なんか誠実ですねみたいなとか、そこまで考えるんですねみたいな。
もう一回風呂敷広げて、あとは来年の担当者と考えりゃいいみたいな感じの人も全然いるから。
いやーひでえなそれは。それはきついですね、それされたら。
ヒカルさんの交渉能力の源泉と分析
でもやっぱ交渉がうまくて改造度も高いパーソンとかはいると、結構政府はいいと思うけど。
ヒカルさんは逆にさ、できるみたいな話で言うと、どういうところで経験を積んだり、
自分の中での交渉の仕方みたいなものを大得してた?
いやーそれがわかんなくて、なんか実はめっちゃ才能があるんじゃないかって思ってるんだけど、できるんだよね。
ありそうって。
なんか本当に省庁に来るまでそういうのしたこと全くなくて、交渉とか。
基本的に自分のやりたいことをやるか、言われたものをそうですかっていうみたいなところは結構あったりとかするんで、
そんなにこう、今いい意味でもねぼることが多くなんかちょっと記憶してるんだが、なんかこっち来てからはめちゃくちゃできるなって思うね。
これってさ、プレゼンテーションとか言語で人を動かすのが上手い人って基本的に細かい交渉をたくさんやってる状態だと思ってるんですよ。
ヒカルさん上手いじゃないですか、そういうものが。
ノート書いたりとかもそうですけど、なんか言語で人を動かすみたいなものがすごい上手だから、
そもそも交渉って相手が人で、言語って日本語の何らかのプロトコルで行われるから、
そういう意味で言うと基礎スキル自体は十二分にある。
あとはネタとして今の省庁の中でこういうトピックの交渉しなきゃいけないっていうものが、
ただ機械として降ってきてるだけで、やってること自体は日々やってることとそんな差ないんじゃないかな。
でも今ヤモティと話して気づいたのは、ヤモティと昔のイシューアナリシスみたいな要は何が課題かみたいなのを分解して、
多分大きいものから順番に左側に分岐がきてるみたいな感じになると思うんだけど、
結構あれに近い気はしてて、もしこの交渉が破綻するとしたら何かみたいなツリーを書くと、
やっぱり一番最初に、まずそもそもAだと思ってたのがAじゃなかったら破綻するみたいなのがあって、
Aだとしたとしても、その下にA1とA2があって、A2だったらちょっと困るみたいなルートが自分の中で効けるじゃん。
これは多分そのプロダクトが成功しないとしたら何なのかっていうのを分析すると変わんない気がするけど、
それを結構書けるっていうことと、最初にやっぱAかBかが大きな分岐だとしたら、
その情報収集みたいなものをどうすればできるかっていうことを考える能力が結構高いから、
それを現実世界でやると交渉の下準備みたいなところが結構できる。
つまり誰が何を気にしていて、この状況が満たされていなければ多分うまくいかないから、
それをどう潰すか、もしくはそれをどう事前に把握しておくかみたいなことのルート分岐みたいなのをうまく書けるかどうかっていうのが結構重要なんだろうなと思いますね。
交渉における準備と構造的理解の重要性
あるですね。そういうシミュレーションを常にしてるかとか、プリパレーションというか準備がちゃんとあるかみたいなのは結構大事だと思ってて、
逆説的なんですけど、交渉が下手な人は何ができてないかみたいなので言うと、やっぱ準備だと思ってるんですよね。
手ぶらで普通にその場に素手で乗り込んできて、思ったまま喋っていくみたいな人っているなと思ってるんですけど、
そういう人たちと逆のテーブルに着いたときに、大丈夫この人みたいな、その調子で俺と喋ってて大丈夫って逆に心配しちゃうんですよね。
ヤムちゃんだよ。
その戦闘力、その準備。
結構俺とヤムに共通してるスキルみたいなのって、俺と交渉ごとに役立つやつが結構多いかもなって気もする。
一番最初に出てくる分岐、AかBかみたいなところって、例えば値段が高いか安いかみたいなすごく直線的な話っていうよりは、
もっと構造的な問題のほうが大きかったりするじゃん。
その部長と課長が実は仲が悪くて、課長に手直させたくないとか、予算のサイクルがこういうふうになっていて、
他のこれがあるから、この意思が邪魔してこっちに予算が回ってこないとか、
すごい複雑な構造の問題で分岐がまず一番最初にダメなほうに倒れることが結構多い気がしてて、
単純にこっちの提案内容がどうかっていうよりは、
あっち側が持っている背景構造みたいなもので、そもそも打決しないっていうことがめっちゃ多いから、
そこに結構興味を持ったり、その構造からどう解き起こしていくかっていうことの興味がないと、
プレゼン資料めちゃくちゃバリバリに作って、こっちのプライスをいい感じにしてみたいな、
こっちの体制もいい感じに見せてみたいな、話じゃないこと結構多いよねっていう。
そこらへんは結構ヤモティがめちゃくちゃ強そうだから、
そういうビズデブっぽいのが上手いっていうのは、自分ごと考えてても納得感がある。
AIと交渉:不完全情報ゲームとしての人間力
深井さんさ、AIに資料をゼロから作らせたりしたの見たことある?
ない。
ない。僕その、例えばクロードとかチャッピーとかわかんない、ジェミーでもなんでもいいんですけど、
そういうものに文章1から書かせたときの一番の違和感って、これ交渉でここのパート絶対使わないじゃんっていうか、
このボリュームでいらなくねみたいな塩梅がないんですよね。
すべて項目を洗い出してその項目を等しく充実させるみたいなことをやりだしてて、
そこ充実させるのに普通の人間はコスト払わないとか、
これ交渉時にはここを充実して喋ったとしても金銭がわかってないなって思われるか、むしろ間引くよねみたいなこともバーッと出てくるっていう。
物量でなんかを押し返そうとしてくる、何も考えてない感じ。
ただ喋ってる量は多いだけの人間みたいな感覚がそのAIの作る資料には僕はあって、
まさにそこなんだよなみたいな。
さっきの一周アナリシスで、これがクリティカルパスなんだけどとか、
そういうことに対する思考の浅さみたいなものがAIの資料では自分は感じるし、
交渉下手な人っていうのはパスが見えてないんだろうなっていうのを感じるかな。
でもパスを書くための情報が結構隠蔽情報というか、あんまり出てないことが多いよね。
担当者の性格とか、手柄を立てたいと思ってるかどうかとか、
上司に予算を上げるときにどれくらい練り込む人間かとか、
会社の業績がどうかとか、どこどこライバルとして意識しているかとか、
人が変わったばっかりだからどうかとか。
複雑な、暗黙的なものがやっぱり多いよね。
不完全情報ゲームだから面白いってとこあるじゃないですか。
あるね。
完全情報ゲームだったら、たぶん将棋とかEGOとかみたいにAIのほうが全然強いと思うんですけど、
今現時点で、交渉をAIにさせましょうみたいなのがそんなに主流にならないのは、
不完全情報ゲームの中だと人間の認知力のほうが全然まだ高いっていうことなのかなって思ってます。
そうだね。場面場面で特にどの競争や情報が重要かっていうのは結構変わってくるからね。
おもろい。
交渉はビジネスと社会の根幹
ちょっとでも、最終的に人は交渉にたどり着くのかっていう感じはするんだよな。
いや、しますよね。ビジネスってさ、ビジネスの話だとビジネスで一番大事なコンポーネント何かって言ったら顧客じゃないですか。
顧客と受賞の間には何があるかっていうと必ず交渉だと思ってるんで、交渉できなかったらビジネスにはならない、できないとは思いますね。
そうなんだよね。採用とかも実は交渉なんだよなとか。
社員、新入社員だけじゃなくて社員との間も実は細かな交渉が常に行われてて、給与上げてほしいとか、福利構成どうしてほしいとか、
あらゆるものはやっぱりちっちゃいし認識はしてないけど、実は小さい交渉が常にその塊で会社とか企業活動ができてる。
企業、社会も近いとは思うんですけどね。社会活動もそうやってできてる気はしますけどね。
そう思うね。
組織内での交渉と制約、リソース調達
なんかある程度のポジションになると、下との交渉と上との交渉に挟まれて制約が、
どっちかの制約を固定しないとどっちかの制約も固定されないみたいな感じの二面殺になるみたいなわけ。
いやーわかる。その制約を受ける方がストレスが強すぎるんで、
なんかどこの組織に行っても一番上にまず手を挙げに行っちゃうっていう癖が最近発言されました。
ある意味でも顧客からの要望っていう風な交渉と、それをどう組織で実現するかっていうのと、
それを実現するためのリソース調達として金融機関とかとの交渉とかって挟まれてて、
それはここをまず交渉を成功させないとこっちの交渉に対してイエスと言えないみたいな、
そういう時間的な交渉の段階があるわけですよね。
あるんですね。
エンディング
この話はこんな感じで、どうも大変勉強になりました。
こちらこそ楽しいネタでした。
それ良かった。
ではでは。
フリーアジェンダでは皆さんからの感想や質問をお待ちしています。
Twitterでハッシュタグ、カタカナでフリーアジェンダをつけて投稿いただくか、概要欄にあるGoogleフォームよりお送りください。
皆さんからのコメントはフリーアジェンダ一堂、いつも楽しく読ませていただいています。
また番組内で紹介させていただいた方には、後日忘れた頃にノベルティが届く可能性もあります。
それでは、今日もフリーアジェンダお聞きいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう。バイバイ。
29:12

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