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（１）群馬県のニュースをお伝えします。 群馬県は、伊勢崎市に来月開校する県内初の夜間中学について、37人の入学希望者のうち、80%余りが外国籍の人であることを明らかにしました。
これは山本知事が7日の記者会見で明らかにしたものです。 県は来月1日、伊勢崎市に初めて開校する夜間中学の「県立みらい共創中学校」について、
15歳を超えていれば国籍を問わず、中学校を卒業できなかった人や、卒業したものの不登校などで十分に学べなかった県内在住の人を対象に、入学希望者を募集していました。
7日までの希望者は合わせて37人で、3学年それぞれの定員が35人なのに対して、1年生は32人、3年生は5人だということです。
国籍は日本を含めて10カ国で、国別ではブラジルが10人、日本が7人、ペルーが6人、フィリピンが5人などとなっていて、外国籍の人が全体の81%を占めています。
また年代別では10代が12人、20代と60代が6人、30代と50代が5人などとなっています。
山本知事は記者会見で、働きながら学べるカリキュラムや多様な生徒に合った形の支援を進める考えを強調したうえで、「教育の充実が知見となり、県全体の教育の質の向上につながることを期待している」と述べました。
夜間中学では来月11日に入学式が行われ、定員に達していなければ年度の途中からの入学も可能だということです。
（２）前橋市が発注した工事の入札をめぐり、前の副市長が予定価格を漏らした業者から便宜を図った見返りなどとして、牛肉や焼酎などの物品を受け取った罪などに問われている裁判で、
検察は「賄賂性を十分認識していた」と指摘し、懲役2年6ヶ月を求刑しました。
前橋市の前の副市長、戸塚良明被告（73）は令和2年から3年にかけて前橋市が発注した工事の指名競争入札について、予定価格を漏らした業者から便宜を図った見返りなどとして、牛肉や焼酎などの物品およそ8万8千円相当を受け取ったとされています。
これまでの裁判で、戸塚被告は物品を受け取ったことなどは認めていますが、「賄賂の認識はなかった」として、起訴内容を一部否認しています。判決は5月7日に言い渡される予定です。
（３）太田市西新町の中古車販売店ビッグモーター太田店前の街路樹が枯れた問題で、道路管理者の県は7日、木を植え直す作業に着手しました。
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除草剤で汚染された土を取り除き、枯れる前と同じ落葉高木のトウカエデ17本を植えます。
街路樹の枯れた状態は2022年8月に市民からの情報提供で判明し、ビッグモーターは除草剤をまいたことを認めました。
県は植え替えにかかる費用850万円をビッグモーターに請求し支払われたということです。
ビッグモーターを巡っては全国の店舗周辺で同様の問題が発覚しています。
東京都内の店舗周辺で街路樹を伐採したなどとして、警視庁は4日に器物損壊容疑で計13人を書類送検しました。
（４）2024年度に賃上げを実施する予定の県内の企業が8割を超える一方で、このうち連合が今年の春闘の方針としている5%以上の賃上げを達成できる見込みの企業は23.8%にとどまることが7日、東京商工リサーチ前橋支店の調査で分かりました。
賃上げを実施すると回答した企業のうち、賃上げ率の予定は「3%以上4%未満」が33.3%と最も多く、「2%以上3%未満」が23.8%、「4%以上5%未満」、「6%以上7%未満」がそれぞれ14.3%、「5%以上6%未満」が9.5%と続きました。
東京商工リサーチ前橋支店は「賃上げの流れは浸透しているが、価格転嫁が進まず、賃上げ率が伸び悩んでいるようだ」と指摘しています。
以上群馬県のニュースをお伝えしました。