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こんにちは、fillmediaの清水です。TVL 残高7億ドル強を誇るDeFiプロトコル
Liquity。今回は、そんなLiquityのフロントエンドを用いて、ETHを担保に無利子で、ただし借り入れ手数料は必要なんですけれども、
金利分配に関しては無利子でLUSDというステーブルコインを調達する手順について、
fillmedia編集部の公開記事から抜粋し情報をお届けしてまいります。まずLiquityは、自分ではユーザー向けのインターフェイスを開発していませんから、
実際の利用にあたっては、サードパーティー製のフロントエンドを用いる必要があります。 今回はLiquity.appというフロントエンドを使用していきます。
フロントエンドにウォレットをコネクトしたら、まずはトローブを開くというバナーをクリックします。 続いて、コラテラルの箇所に担保として提供するETHの量を入力し、一方のバローの箇所に調達したい
LUSDの額を入力します。 この担保として提供するETHの額と、借り入れるLUSDの額との間のバランスが極めて重要なのですが、
長くなりますので、以下少しずつ説明いたします。 まずリキレーション・リザーブと表示される箇所は、トローブの生産が必要となった場合に備えて預けておくガス代のようなものに
当たります。 これは借り入れさえも全額返済した場合返金されます。 またバロイングフィーは借り入れ時の手数料に相当します。
平常時においては、借り入れ額の0.5%相当に設定されています。 例えば1800LUSDを買い入れるのであれば、その0.5%相当は9LUSDとなります。
なおリクイティの場合、借り入れにあたって金利は不要なのですが、この借り入れ手数料は発生するという点に留意が必要です。
借り入れ額の1800LUSD、そしてリキデーション・リザーブが200LUSD、そしてバロイングフィーが9LUSD。
この3つを足したのがトータルデッド、日本語で言うと借り入れの債務総額となります。 1800プラス200プラス9イコール2009LUSDとして計算されています。
リキデーションプライスのうち、ノーマルモードとされている方は、担保比率が110%を切る境目となるイーサー価格がドル立てで表示されています。
一方でリカバリーモードの方は、担保比率が150%を切る境目となる価格を示しています。
いずれの数値もイーサーの価格がここまで下がってきたら危ないよというラインを示唆しているものです。
そしてマツビのコラテラルレシオが借り入れを行う時点でのイーサー価格を考慮した担保比率にあたります。
実際の担保比率は当然のことながら、イーサーのレート、すなわちドル立てでの価格に応じて上下することになります。
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プロトコルによる生産を避けるためには、担保比率は当然高ければ高いほど良く、少なくとも150%以上の担保比率を余裕をもって維持できるだけの資金バランスが原則として推奨されています。
諸々の設定、そして担保比率の調整などが済んだら、Confirmをタップします。
すぐにフロントエンドとのコネクトに利用しているソフトウェアウォレット、例えばメタマスクなどが立ち上がるので、トランザクション手数料、すなわちガス代などの支払いを行います。
イーサリアンメインネットの場合、どうしてもここのガス代が高めとなるという点に、留意が必要です。
トランザクションが完了すると、イーサを担保にして借り入れたLUSDが、コネクトしているウォレットアドレスに直接トランスファーされてきます。
あとは、リクイティのスタビリティプールにLUSDをデポジットするなど、様々な運用を任意に行っていくことが可能です。
ただし、イーサの値動き、特に下落には十分な注意が必要です。
LUSDの返済や、担保のイーサとLUSDの額のバランスの再調整は、同じフロントエンドから行うことができます。
クローズ・トローブのバナーをクリックして、次の画面で処理を確定すると、
LUSDの全額返済、そして担保として提供しているイーサの変換を進めることができます。
一方で、アジャストを利用すると、担保比率の再調整などを行うことができます。
こうした機能の存在に留意しながら、プロトコルを利用している間に関しては、
イーサ価格の下落には常に注意を払うことが重要になってきます。
今回はリクイティのフロントエンドを用いて、イーサを担保に無理しでLUSDを調達する手順について、
フィルメディア編集部の公開記事から一部抜粋し、情報をお届けさせていただきました。
少しでも面白そうだなと思っていただけたのであれば幸いです。
それでは本日の内容は以上となります。
また次回お会いできれば幸いです。
今日も良い一日をお過ごしください。