2025-03-21 28:07

#169 自動化の考え方について

自動化も意義

サマリー

今回のエピソードでは、自動化の導入に関する悩みや課題が深く掘り下げられています。特に、予算の制約や人件費の管理が自動化の進行に与える影響が考察され、効果的なステップバイステップでの自動化の重要性が強調されます。このエピソードでは、自動化の考え方に関して、効果的なプロセスの見直しや職務型の採用について議論されます。また、自動化におけるコンセプトの重要性とその運用に関する視点も強調されています。自動化の考え方では、基準設定の重要性と理想的な状態の認識が問題解決の鍵であるとされています。さらに、プロセスを自動化する必要があるかどうかの再評価も重要です。

自動化への導入の悩み
明日のファクトリーオートメーションへようこそ。メインパーソナリティの高橋です。
クリスです。
本日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
というわけで、早速、今回もお便りたくさんいただきましたので、読んでいきたいと思います。
よろしくお願いします。
ラジオネームkrさんからいただきました。ありがとうございます。
ありがとうございます。
こんにちは。FAラジオをいつも興味深く拝聴しています。
私はシーケンスを少し勉強した三日屋ですが、とても勉強になっており、
こうした配信をしてくださる高橋さん、クリスさんに大変感謝をしています。
質問ですが、お二人はワークのローディングに関わった経験はございますでしょうか。
私の務め先では、設備投資予算が非常に絞られていますが、そもそも自動化が進んでおらず、
人に依存しているため、工程を自動化しようとすると、ローダー、パーツフィーダーやロボットで
機械設備の価格が跳ね上がってしまい困っています。
もし何かご経験やご考えなどがございましたらお伺いできますと幸いですということです。
自動化による効果の考慮
なるほどね。つまり今の職場で、一手で変わっている仕事が多いんですけど、
自動化するかしないか、どうすればいいのかの悩みですよね。
そうですね。要は何ですか。端的に言うと、金がないと。
そうですね。金がないと。
そう、設備いっぱい売れて自動化できたら嬉しいじゃんって話なんですけど、金がないと。
金がない。難しい。これ何か補助金がないですかね。
まず話が飛んだんですけど、そういうところで国の補助金とかないですかね。
ちょっと中小企業向けの案がありそうですけどね。
この方が中小企業かどうかはわからないですけど、補助金ってそんなに何て言うんですか。
そんなないですよ。
なるほどね。
例えばその10億も20億も出してくれるような補助金っていうのはほとんどないですからね。
ない。
はい。
そっか。最初私が考えたのは、ステップバイステップで自動化がちょっとあったと思ったんですけど、
でもそれが逆にコストを最終的に上がるかなと思いますね。
段階的に自動化。
例えば一部ずつの工程だけ自動化してという方法はどうですか。
しこちつつ。
でもこれはある程度のこの辺の自動化したものもコストとか使ったお金を回収しておかないと、
多分次期のところも進めないでしょうね。
かなり長いスパンなんじゃないかなと思いますけどね、そのやり方は。
クリスさんのおっしゃることがその通りだと思っていて、
要は効果を出さないといけないということですね。
自動化をやるっていうのは。
要は人が楽になるのは当然なんですけど、今までやってた重労働が重労働じゃなくなりましたっていうのは当然いいことなんですけど、
結局ですね、その人がただ単に楽になっただけだったら設備投資をしただけになってしまいますよね。
結局のところはその投資が回収できなければいけないわけです。
これは余剰資金で投資するっていうのもあるだろうし、銀行からお金を借りて設備投資するっていう考え方もあるんですけど、
これお金を借りたとすると、少なくともその金利プラスアルファの分だけ稼いでいかないといけないわけですよね。
そうですね。
何年で焼却しますかって。
こうやって4年から何年ぐらいですけど、
そんなに効果が出せますかっていうのがここでの問いになると思います。
で、ステップバイステップでやっていくっていうのはそれは当然とてもいい考えなんですけど、
そのステップバイステップのちっちゃいところでもきちんと利益が出るようにやっていかないといけない。
それも結構難しいというか、これ意義出るまでいつまでなのか、スパーも結構長いので、
そこまで持つかどうかもちょっと心配だなと思って、
分からないですけど、今頼りいただいたKRさんの会社のキーボードかどういう感じなのかちょっと分からないですけれども、
投資、
私前の働いた最初の職場もメッキ工場ですけれども、
そこを自動化の設備を入れることもすぐやったんですけれども、
最初に考えたのが、いつなったらお金回収できるのというのが先なんですね。
そもそも回収できないんだ、1年以上、2年以上かかったら多分ちょっと無理ですって言ってたんですね。
前に私がやったのメッキ工場は、メッキの工場のキャプターまで半年以降は、
設備稼働して半年以降はもうお金、もう儲かり始めるという考え方ですね、ずっと。
なので、一応お金じゃないかなと思いますね、一瞬回収できるのか。
まあでも言うてるのが当たり前の話じゃないですか。
そうですね。
儲からないといけないのが当たり前の話で、
効率的な自動化の技術
でも実際に自動化をするときに、この儲かるっていう視点はどうしても抜けがちになるんですよね。
抜けがち。
抜けがち。
例えば、これは自動化の教科書とかをよく見ると出てくる話ですけど、
省力化と精進化っていう考え方があります。
例えば、今僕がLINEの中で一人分の作業をしてたとするじゃないですか、8時間働いて。
そうですね、はい。
でこれを、じゃあ僕のやってることを一部自動化しましょうと。
例えば半分自動化したとするじゃないですか。
はい。
じゃあ僕は0.5人分の仕事をすればよくなるわけですよね。
そうですね、はい。
そうですね。
でもこの状況って0.5人分安くならないんですよ。
給料をじいじい払うわけないんです。
そう、給料は僕が8時間、会社にいる間は8時間分の給料払わないといけないわけですからね。
はい。
だから僕が、自動化して余った0.5時間を効果的に使えないと自動化の意味がないわけです。
おおー。
これは僕が実給で働いてたら別にその分減りますけどね。
はい。
っていうところがやっぱり自動化を考えるときの一つのポイントですね。
なるほど、はい。
だから例えば僕の仕事を0.5人にして、僕の隣で働いてる人の仕事を0.5人分にして、
その2人を合体させて1人でできるようにすれば1人減りますよね。
減りますね。
その1人がクビにする、日本の企業だとクビにはしないですね。
クビにはせずにその人が別の仕事をする。
例えば新しい案件があったからその人にやってもらう。
今までだったらその2人がいて、もう1つ新しい仕事を持ってきたらもう1人雇わなきゃいけなかったのが、
今までの仕事を1人で回せるようにして新しい仕事にその人を割り振れば、
新しい仕事の分だけ儲かってますねってなるじゃないですか。
そうなりますね。
自動化のポイントはやっぱりそこなんですよね。
ただただ自動化すればいいわけじゃなくて、結局フル自動化の話とまた話が変わりますけど、
いわゆる部分的な自動化、ここで設備予算限られてるって話なんで、
基本的にはあるポイントに従って、最初にクリスさんが言ったようにあるステップバイステップで進めるために、
ある範囲でまた自動化をやってみて効果を出しましょうって話になるんですけど、
ここでは自動化をしたっていうときに借り取れる効果はどこに行くのか。
っていうことですね。
これを非常に論点としてきちんと考えた上でやるのがいいんじゃないかと。
そうですね。
結構会社って人にお給料払ってるんですよ。
まあそうですね。
一人、例えば普通のオペレーターさんとか、毎月20万、20万、20何万とかやったら、
追いに行ったら100万超えますからね。
実際にはもっと払ってる。
社会保険とか。
社会保険もあるし、採用のコストっていうのを払ってます。
その人を雇うために人材会社に払ったりするお金とか。
そうですね。
あと福利構成で払ってるお金とか。
だから実は給料以上に払ってるんです。
大体2倍から3倍ぐらい払ってるんですよね。
そうなんだ。
やってみると、いろんな説明をすることによっていろんな価値は生まれるんですけど、一番目につきやすいのは人件費。
人件費を浮くんですね。
人件費を浮かせる。浮かせるって言うとちょっとよくないですけど、
今風の話をすると余力を作るっていう言い方をするんですかね、今風の話をすると。
今の余ってるソースを、人のソースをもうちょっと別のところで全部フル活動させましょうという感じですよね。
今のリソース、要は企業活動として、現状維持はもう死んでいくだけなので、何か攻めの手を打たないといけないけど、社内にリソースがありませんというところのリソースをある程度整理して効率化して、
新しいことをするリソースを生み出しましょうねっていうことを余力を作るって最近はよく言うんですけど、そういう活動になるのかなと。
それはある一部分だけ、例えばここで言ったパレタイジングだとかワークのローディングっていうことはここの焦点ですけど、やっぱりワークのローディングって大体人がやるんですよ。
一番最初にパレットに人を乗せますとか、あとは仕分けですよね。ネジがいったらガサッとここに入ってて、それを人がつまんで取り出しますとか。
これを一つ一つ機械にしていくと、めっちゃ金がかかると。
やっぱりそこには結構工夫が必要なんだろうなって。
ただただ入れ替えるだけだと高くつくんで、いかにそれを安くやるかっていうのが、いわゆるこの生産技術、製造技術の腕の背どころなんじゃないかなとは思いますね。
自動化のプロセス見直し
その時に自分の担当範囲だけで効果が出ない場合があるので、いかに自分の周辺のところをうまく活用して引っ張ってきて、どうにかこうにか効果を出すっていうのが大事なんだろうなと。
例えば、隣の君の仕事もこれちょっと工夫したら一緒に減るよみたいなことをアイデアを入れていくと、効果がどんどん積み上がっていって、最終的には当社回収できる分まで頑張って持っていく。
今の仕事のプロセスをもう一回見直すという意味も入っているんですね。
プロセスはもう絶対見直さないといけないですね。
例えば、0.5人と0.5人を合体させて1人組にするなんていうことをしたときに、工程の見直しっていうのも絶対必要になるんで。
何かの改善ってことですよね。
そうですね。
だから今、人がやるために特化した工程になってるはずです。
人がやるからこういう工程ですよって。
でも自動化するんだったら自動化に適した工程っていうのは確かにあるんで。
あとはそれをいかにうまくやるか、うまく擦り合わせるかですね。
なるほどね、なるほど。
そうですね。
これもプロセスでもう一回今までの生産の流れを見て、何が改善するところ。
人間やると、自動化やると何が変わるかを見分ける。
自動化になると、当然その分の生産技術の方も人材というか、ちょっと採用しないといけないという面もありますね。
さっき高橋さんも人を採用するのに結構コストがかかるので、このことも踏まえてちょっと進めにくくなったんじゃないかなと思いますね。
採用と職務の違い
本当ですか?
日本だと採用しないです、基本的にそんな。
そうですか、すみません。
はい、しないです。
僕の経験上、工場の自動化のために新しく人を呼んでくるっていうことは多分ほとんどないですね。
何度か頑張るみたいな。
今いるメンバーで多分取り組んでることなんだと思います。
なるほど。
またトレーニングとか、分かんないな、そういうところ。
現在の従業員の自動化の知識どうやって身をつけられるとか、多分実践しかないですね。
まあでもそれは逆に言うと一つチャンスでもありますからね。
そうですね。
要はアメリカ的に、要衆的に、この仕事をするにはこのジョブに値する経験を持ってないといけないですよ。
っていうのはやっぱり日本だと少し薄いですから。
いわゆるジョブ型の採用。
じゃないですからね、基本的に総合職採用なんで我々っていうのは。
でも確かに総合職。
結局的にはやります、やる気ありますって言って通るケースがある。
これちょっと話が変わるんですけど、日本に入るときに総合職と一般職あるんですけれども、
そういうときに。
この職何が違うんですか?
総合職は何でもやる、でも一般職も何でもやるという。
総合職と一般職の違いは、クリスさんのイメージとは全然違うと思います。
一般的な話をしますよ。
総合職っていうのは、いわゆる総合的に、いわゆる何でもやりますと。
要はジョブを制限しないってことですね。
今日最初3年機械設計、次はいけない電気設計、それでも総合職。
そうです。
だし、そっかり人事に行ってください、経理に行ってくださいってことも事実上可能。
総合職、職場?
そうです。そういう契約になります。
なるほど。
一般職っていうのはもう少しそれに対して、制限をかけた。
制限かける。
例えば地域ですね、転勤はないですとか。
職も高度なものじゃなくて、もう少し言葉を選ぶことになりますけど、総合職ほど責任のない仕事。
なるほど。
仕事は難しい。みんな仕事は難しいと思うんですけど、責任としてはそこまで大きくないものをやる。
適度に一般職。
一般職。いわゆる、他なんかじゃ分からないですけど、例えば秘書さんとか、書務さんとか、そういういわゆる限定されたお仕事ですね。
ある種役職が決まっているようなお仕事になります。
なるほど。
あとはメーカーによっては技能職っていう、工場のオペレーターとかそういう職業ですね。
で、分かれてたりはしますね。
生産企業も一般職と総合職と制裁する。
基本的には総合職ですね。
何でもやるっていうんですよね。
そうですね。
何でもやる。
そうですね、現場にいたら。
一般的ですね、日本では。
当然、海外ではジョブ制ですよね、基本的には。
一般職とかはなくて、基本的にはジョブがあって、そのジョブに対して給料をつけて、ジョブディスプレッションで選んでいく。
そっか、そっか。
でも先日返職したとき、旧人票見たらあれも基本チョップ型なってませんか、今。
ジョブ型ですけど、あれはあくまで採用の理屈なだけであって、契約は全部総合職です。
自動化のコンセプト
そうなんですか。
だから、事実上こういう仕事を求めてるんでどうですかって言って、その仕事で僕入りますわって言って、入った瞬間に別のところに飛ばしても何の問題もない契約形態になりますね。
なるほど、なるほどね。
分かれました。
すみません、急に話が変わっちゃいました。
だからこの職に関してちょっと面白いなと思って。
でもこれも自動化にとって、今いるメンバーたちはどれほど頑張るかにも結構大きなポイントかなと思いますね。
新しいものを入れたとしてもメンテナンスできるか。
死ぬ度にメーカーを呼ばなきゃいけないとか。
そうなると多分いろいろあるんじゃないかなと思いますね。
それはでもあくまで運用の話じゃないですか。
そうですね、はい。
僕の意見ですけどこれは、僕が設計側だから設計側のすごく意見が強いんですけど、その視点で聞いてほしいですが、最初からあまり運用のことを考えすぎるとやっぱり自動化進まないと思いますね。
入れてから考える?
入れてからっていうよりはその枠組みを作ってから運用は考えた方がいいと思います。
枠を作る?
要はこうやりますっていうのをきちんと決めたから、そのコンセプトをちゃんと決めてから運用は考えた方がいいですね。
コンセプトを決める段階で運用のことを考えていたら多分何も済まない気がします。
運用を一瞬で考えちゃうと。
基本的に運用ってやっぱりマイナスなことをすごく考えるじゃないですか。
こうなったらダメなんじゃないか、こうなったらダメなんじゃないか。
確かにあまりプラスなことはないですね、そう言われたら。
そうですね、いやこれは非常に大事なことなんですよ。
基本的にちょっとしたことがものすごい損害を生むので、生産ラインっていうのは。
基本的に大事なことなんですけど、ただやっぱりコンセプトを決めるときに、あれを失敗したらどうしよう、これを失敗したらどうしようって考えだすとギリがないですし、
なかなか一歩を踏み出さなくなっちゃう気がします。
やっぱり現状維持でいいじゃんっていう結論になっちゃいがちなので、
最初のコンセプトを決めるときだとか目的ビジョンみたいなところをある程度決めるときっていうのは、
運用の話は必要なんだけどあんまり考えすぎないほうがいいんじゃないかなと思いますね。
なるほど。この運用、もうちょっと何か具体的に今これから例えば今まで人間でノブレーターさんが重いワークを全部運んだことを
例えばロボットに変えようとしましょうという話があったときに、
コンセプト的には今人間のオペレーターさんが物を運ぶことを何か別物に変えましょうというのがこのコンセプトという考え方でよって
一人が物を運ばなくなる。
それは違います。
それは違うんですか。
それは自動化する対象のことを言ってるだけじゃないですか。重い物をロボットにしますって。
はいはい。
そうじゃないですよね。
やりたいこと。
コンセプト。
最終的にアウトプット、例えば作るものの品質を上げたいのか、コストを下げたいのか、それとも重労働による人離れを防ぎたいのか。
なるほど。
そういうことですね。
じゃあこのコンセプトは目的?
目的に近いですね。要はそれを通して何をしたいのかっていうことと、そのためにどういう方針でやるのかっていうことですね。
じゃあ例えば今コンセプト的には重労働からまずオペレーター、この重労働からちょっと楽で開放したいっていうコンセプトがあって、
そのコンセプトが生まれたから様々な分岐があって、例えばロボットを使うかそれともパワースーツを使うのも手もあるし色々手もあって、
最終的にはどれを採用するのかこういうアプローチですね。
そうですね。
その各の分岐でも各の運用の問題も出てくるので、そういう考えすぎでもしょうがないということですよね。
そうですね。なのでコンセプトってどうなるのかちょっとまだ三河地区的な考え方になりますけど、
基本的にはまず課題ですよ。
課題。何が困ってるか。
課題は何が困ってるかですよね。
なるほど。
何が困ってるっていうことも何困ってるんですかっていう困り方じゃなくて、どうあるべきですかっていう。
理想は何ですか。
理想は何ですかっていう。
じゃあ品質が例えば100%をミスのないものが理想ですね。
じゃあ今50%の不良率ありますね。
じゃあ今50%が問題ですね。
じゃあこれをクリアするためにはどういうふうにしたらいいですかねっていうのが課題でありコンセプトなわけですよ。
なるほど。
だから現状っていうものは問題かどうかって分からんのですよ。
基準と理想の設定
じゃあクリスさん今目の前に不良率が0.1%のラインがあります。
例えばね。
この0.1%は問題ですかって聞かれたときに判断できなくないですか。
言えないですね。答えないですね。
ですよね。0.1%で十分かもしれないし、足りないかもしれないじゃないですか。
だからやっぱり何かを判断するときは基準が必要なんですね。
そうですね。
その基準っていうのは設定しないといけないんですよ。
なるほど。
それがいわゆる三河地区的に言うとあるべき姿って呼ばれるもの。
じゃあ理想は何ですか。理想は何ですかっていうことですよね。
そうですね。そこの理想の持ち方っていうのがいわゆるかなりノウハウ的なところがある。
例えば最初から現実的なことを言っちゃうあるべき姿もありますし。
要はそれはできへんやろうってことは言わないみたいな。やれそうなあるべき姿を言うって人もいるし。
いやいやそんなんもう理想でしょっていう。品質なんて100%だから理想だし。
納期なんて遅れないことが理想だし。
人なんてゼロ人でやれることが理想だよみたいな。
はい。
っていう考え方も当然あるわけですよね。ここっていうのはテクニックなんですよ。
テクニックっていうか人たちの力なんですね。
あるべき姿っていうのをどう設定するかっていうのがいわゆる問題解決をするときの非常にキーとなるテクニック。
なるほど。
はい。だから問題解決っていうのはやっぱり出だしを間違っちゃうと解決しないので、そこがやっぱり一番大事なところですね。
問題解決する前に何が目指したい、何が目指せるのかをわからないと、そもそもこれ本当に問題なのかどうかもわからない。
そうですね。
そこができなくなっちゃうんですよね。
そうするとやっぱり取り失うも変わってくると。
人が採用できないことなんだったら重労働が問題なのかもしれないし、コストが高すぎるんだったらコストを下げないといけないのかもしれないし、不良率が高いんだったら不良率を下げないといけないかもしれないですよね。
はい。なるほど。ありがとうございます。ちょっと勉強になりました、また。
自動化の再評価
そう。だからこういうと意見をひっくり返すことになっちゃうんですけど、そこから考えたらそもそもワークのローディングを自動化する必要がないのかもしれないです、もしかすると。
そうか、その考えもあるんですね。そもそもこの工程制もなくなることもできるっていうことですよね。
そうですね。工程ごとなくした方がいいんじゃないかとか、そもそもこの製品いらないんじゃないかとか、いろんな考え方があるわけですよ。
なるほど。
そうだね、なるほど。
質問とはちょっとそれますけどね。だから基本的にはコンセプトの背景がやっぱり一番大切ですね。
コンセプト、何を目指している。
それを目指していって雰囲気が出てきて何を採用する。
でも各雰囲気もそれなりに自分の運用問題があって、という考えの流れですね。流れていくか。
はい。というわけでございますよ。こんな感じでよろしかったでしょうか。
すごいやられました。私が。さっきもちょっと面もしてました、私が。
ふわっとしゃべりましたけどね。僕もその要はワークローディングにすごく知見があるわけじゃないんで。
今日はこういう自動化の考え方の話にちょっと逃げたところはあるんですけど、こんな感じで。
また何かこれに追加でご質問などございましたら、また投稿本に投げていただければまた回答しようと思います。よろしくお願いします。
実際ちょっとこの話をまとめると、まずは最初に何を目指しているこのビジョン、このコンセプトが大事で、
これを決めた上でどの進み方をするかによって変わるんですけれども、
これ進むときに当然運用の問題が出てくるので、この運用の問題を考えすぎると、
それもどの方法を進むかの分岐で止まっちゃうので、深く考えすぎないでのほうもありじゃないかなと思いますね。
というまとめでよろしいですか。
はい、ありがとうございました。ケアルさんありがとうございました。
ありがとうございました。
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