猛暑はつらい
サマリー
このエピソードでは、ロボットコンテストのルールが毎年変更されることや、アイデア対決の重要性が語られています。特に、高校生ロボコンの賞の在り方について、勝敗だけでなくアイデアの評価の重要性が強調されています。また、制御盤の熱設計と冷却技術についても詳しく掘り下げられています。ロボットコンテストにおけるテストランの重要性や、チームの製作過程が議論され、その中で冷却の役割も取り上げられています。制御盤の熱設計における冷却の重要性や、製造業でのさまざまな冷却方法について議論が行われ、ロボットコンテストにおける納期の厳しさとその対応についても触れられます。
ロボコンのルール変化
明日のファクトリーオートメーションへようこそ。メインパスターナイトの高橋です。
クリスです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
クリスさん、何か光線ロボコンの本を読まれたとか言ってたんですけど。
そうですね。読んだのは、戦い光線ロボコン、ロボットに賭ける青春という本を読んでたんですけれども、
その中で、2016年の1年間のロボットコンテストの、今回だと2つの学校に取材した話でしたね。
この本を読んで、結構ロボコンテストって実際そんなもんなんだ、そんな感じのイベントだったんだ、色々ちょっと分かってて、
この機会で高橋さんにも色々聞こうかなと思いましたね。
私20年くらいロボットコンテストやってますんで、色んな、ぜひ何でも聞いてください。
大体答えられると思います。
そうですね。最初に聞きたいのは、毎年のルールも違うのはちょっとすごいびっくりしまして。
どういうところがびっくりしますか?普通は一緒だよね。
例えば、本を読んだ話ですけど、例えば1年前年代はロボットの火圧を制限されてるんですけど、
今年は全然ロボットの火圧を制限されなくて、トータルの妄想を超えなければいいとか、こういう話があったりとか。
あとはテーマとかね。その本を書いたのは、今年は死んだり開拓というテーマですけど、
来年はまた全然違うテーマ。毎年も違うテーマで結構面白いなと思ってて。
どうですか、高橋さん。本の間に皆さんもずっとこれを発表するまでずっと待ってて、この瞬間をという感じですけど、
高橋さんもこんな感じで、ルールがこうだぞとかそういう感じですか。
そうですね。公選ロボコンって正式名称って、アイデア対決全国高等専門学校ロボットコンテストなんですよ。
頭にアイデア対決っていうのがつくんですよね。最初からずっとそうで、
全国高等専門学校ロボットコンテストじゃなくて、アイデアの対決ですよっていうことが、
このロボットコンテストを創設した、東高大の森正裕先生っていう方がいらっしゃるんですけど、
その人の強い思いで創設されたコンテストなんですよ。
他のコンセプトと違ってアイデア対決なんだよっていう。アイデア対決って、毎年同じルールだったらアイデア対決じゃないじゃんって。
そうですね。
っていう話で、こういう形式をずっと取られてるっていうところになります。
なるほど、なるほど。面白かった。
だから毎年アイデアが変わるし、アイデアとかルールが変わるし、ある日突然とんでもないものが禁止されたりするんですよね。
例えばじゃあ僕の時どうだったかって話をすると、僕2006年から2010年までやってて、2008年っていう、
全国大会の仕組み
2007年か2008年、僕は高校でいうと2年生から3年生になった時ですね。
ここで結構大きなルールの変わり目があったんですよ。何かっていうと、タイヤが禁止になりました。
タイヤが禁止になった?
そう、今まではロボットはタイヤで動いてたんですけど、走り回ってね。その年からタイヤ禁止ってなりました。
タイヤ以外の集団でロボットを?
要は歩けってことですね。歩行ロボット限定になりました。歩けと。
えー面白い。
そうなったら今まで使ってたのは全然使えなくなるわけですよ。
去年の先輩たちがこういう設計でうまくいったところも、全部適用できるようになった?
部分的にはね。要は過去の遺産だけでやれたりしないんですよね。
ほかのロボットコンテストって、去年のロボットも丸々持ってきて優勝するケースってあるんですよ、たまに。
出来が良すぎて、去年のもの。
するんですか?
そういうケースもあるんですよね。ルールが変わらなかったらそうなるんですよ。
だから何かしら新しい要素っていうのが入ってきてってことですね。
なるほど、それ面白い。
そうですね、このルールも毎年変わるの面白いなと思ってて。
基本的に本を読み続けたのは、この大会のスタートの時間ですね。
私がこの本を読んだときは、2016年の話ですけど、10月で開催した全国8地区で。
地区を分けてやってるかなと思いますね。
最初はカントン、10月2日で。
その後は1週間後で東海、北陸とか九州やって、そのまた1週間後かな。
北海道、インキ、次は東北、最後は四国見たんですけれども。
このあたり丸々1ヶ月ぐらいのギャップがあるんですね。
最初にカントンの10月2日でやると結構不利じゃないかなと思ったんですけど、
高谷さんはどうですか?
まずどういう流れになってるかっていうと、全国で8つの地区があるんですよね。
北海道から九州、沖縄まで8つの地区大会があって、
そこで勝ち抜いた、もしくは推薦されたチームが地区大会ごとに全国大会に出れるっていうふうな仕組みなんですよ。
だからまず全国大会に行くための大会としてはみんなフェアですよね。
関東に大会します、みんな同じ日にやります。
制作期間も同じです。これはフェアですよね。
そうですね。
これが全国大会に行くまでに、要は1ヶ月あるのと2週間しかないのと、そこにギャップがあるよねっていう話ですよね。
そうですね。結構デカくないですか、このギャップ。
正直有利不利っていうのはあります。
アイデア対決の賞
普通に。
例えば一番最初の週っていうのは、難しい反面全国大会は結構有利です。
なぜかというと、全国大会終わったら1回反省するじゃないですか。
作ったロボットについて。そこまでは余裕ないんですよ、反省する余裕なんて。
何とかロボット間に合わせないといけないから、毎日細かい改造とかしまくるんですよね。
そもそもこれ機構自体があかんのじゃないかとか、そもそも考え方が悪いんじゃないかとか、もうできないんですよ、余裕なさすぎて。
なるほど。
大会終わったら一旦それができるんですよね。
これはそもそもこの考え方が良くなかったんじゃないかと、そもそもこれ全部書いた方がいいんじゃないかみたいな話ができるんですよ。
そうなってから全国大会まで余裕があるのは一番最初の週ですね。
じゃあどっちが見るか。
逆に一番最後の週だったらそこから次までは時間ないけど、そこまでにかなり作り込めるわけですよね。
だから一発目で関するお高いものを持ってくればそれはそれでいいみたいな。
考え方が違うんですけど、そういう有利不利っていうのはあるにしよう考え方によってはこれは有利不利なんじゃないかっていうのは取ることができる。
ちなみにですねクリスなんでバラけてると思いますこれ。
だって全部同じ日にやればいいじゃないですか。
そんな地区大会。
人数の問題?違うか。
分かんないね、なんでバレバレです。
これはですね、大会のセットが2セットしかないんですよ。
1セット?大会のセット?
大会のフィールドがありますよね。
例えばその輪投げをしますっていうのだったら、その輪投げの輪とポールとかがいるじゃないですか。
これが2セットしかないんですよ、2セット。
だから地区大会を1回に2コマしかできないんです、物理的に。
確かにね、いちいち再開も2カ所しかできないですね。
そう2カ所しかできないんですよ。
なるほど、そういう理由で?
そういう理由で。
そういう理由で1ヶ月かかってるんです、これって。
あとね、この順番も変わるんですか?毎年。
順番はランダムですね、毎年持ち回りというか。
じゃあ今年が見たときは関東は最初ですけど、来年は関東は最初じゃないという感じですか?
そうですね、同じ州になることはないですね、連続で。
なるほど。
田中さんは奈良高生でしたっけ?
私は奈良高生ですね、はい。
近畿地区か。
そうですね、近畿地区ですね、私は。
奈良高生で、この本の中で後ろで見ると結構強かったんですね、奈良高生は。
こういうのはやっぱり時期によるんですよ。
強い時期と弱い時期ってかなり繰り返すんで、どの学校も。
なるほど。
そうですね。
じゃあ次、このずっと見てて、この後もロボット、皆さんのロボット対決になったりはしてるんですけど、
その後ちょっと一個面白いのはこの賞ですね。
いろいろ賞があってて、アイディア賞、技術賞とデザイン賞。
たぶんすぐに負けても、負けてもこの賞を受けたというのが最後見えたんですね。
面白いアートを持ってて、この賞のコンセプトが。
中田さん、ちょっと話が分かるんですけど、こういう賞を取ったことあるんですか?
これは最後の年にアイディア賞ですね、全国大会アイディア賞を取ってますけど、
アイディア賞とかよりも、1個特徴的なのは、ロボコン大賞っていうのがあるんですよ、高生ロボコンって。
はい、ロボコン大賞。
で、このロボコン大賞って優勝より上なんですね。
はい、そうですね。
普通だってトーナメントの中で優勝したやつが一番偉くないですか。
そうですね、優勝したやつは一番偉いですよね。
偉いですよね。でも優勝したやつより偉い賞があるんですよ。
へぇー。
そうですね。
優勝したやつより偉い賞があるんだ。
そうですね。これはやっぱりアイディア対決っていう一番最初の理念に基づく賞だと思うんですけど、
アイディア対決って勝敗で全てを決するのかっていうのはちょっとハテナじゃないですか。
もう一回言っていいですか。
アイディア対決のアイディアが優れてるっていうことを決めるのに、
トーナメントの勝ち負けが全てを左右するんですかって聞かれたときに、自信を持ったはいとは誰も言えないと思うんですよね。
ちょっと違うですよね。ちょっと違うかもしれないですね。
トーナメントって難しいんですよ。僕も言われてたんで。
だいたい5試合あるんですよね、トーナメント。
5回連続で勝とうと思ったら、確率の5乗の確率で失敗するわけです、1回は。
そうですね。
例えば99%成功しますっていうロボットがあったとして、これが5回連続で成功する確率って、0.99の5乗なんですよね。
なるほど。低いね。
そう。じゃあ多分ですけど、ちょっと今パッと出たんですけど、85%くらいまで下がるんですよ、実際これが。
5連続で動作するって。
これを見た、見た。なんか1回動いたんですけど、1回目うまく動かないとか、なんかの本を何回も書いてました。
そうそう。だから15回に1回だけ失敗したとしても、そこに相手がたまたま全力で失敗しなかったら負けるんですよね。
なるほどね。でもあの子たちがチーム作ったロボットが、たぶんこの価値があるかもしれないですよね。
そうですね。だからそれ自体は勝敗じゃないですか。
だからそれは尊ばれるものなんだけど、アイディアの良し悪しっていうのを全てそれで決められるかっていうと、そうじゃないよねって。
そうじゃない、なるほど。
アイディアっていうところに重きを置いてるから。これがロボット対決とかロボットコンテストだけだったら、勝敗が全てでいいんですよ。
運も含めてそれは全て、そういう勝負でしょっていう話ですけど、より強いアイディアはどちらか。どれか、対価値がどれかっていう観点に見たときに、勝敗だけでそれを判断できるんですかっていうこと。
誰もイエスとははっきり言えない。
これもロボットコンテストのコンセプト。ロボットアイディアのコンセプトですね。
アイディア対決ですね。それを含めて一番最後に勝敗とかも全部加味して、今回一番優れてたロボットはこいつですよっていうことを選ばれる賞っていうのがある。これがそのコンセプトの大きな特徴ですね。
なるほど。面白い。面白いですね。
だからアイディア賞とか技術賞とかデザイン賞は別にどうでもいいです。
ロボコンの特徴とテストラン
ロボットコンテストって大体あるんですよ。ロボットコンテスト、別に光線ロボコンだけじゃなくていろんなロボットコンテストありますけど、大体賞があります。
優勝以外に全部賞はありますけど、それ全部優勝より低下なんですね、基本的に。
なるほど。
光線ロボコンの大きな特徴としては、このロボコン大賞っていう優勝より上に位置づけられている謎の賞がある。
謎の賞。
なるほど。あとね、実際に戦う前には1時前にテストランという準備があるんですね。
テストランに入る前にまずロボットの身長と体重を測らなきゃいけないんですね。
あれで結構イヤできなかったチームも多かったって書いてあるんですけど、あれ本当ですか?
わかりません。何て言いました?
今回の大会でロボットの身長はここまで、体重はここまでって決まってるんですけど、
結構これをギリギリまでクリアできなかったチームも少なくないと、本を書いてるんですけど、これ本当ですか?
います。それたくさんいます。
そうですね。例えばですけど、ロボットを測るのって結構難しいんですよ。
どこで測るかなと思ったんですかね。
そうですね。だいたい1200×1200×1500ぐらいのサイズに収まってればいいんですけど、これ測るの結構難しいんですよね。
難しいね。測る手段も大きくないね。
例えば箱を作ってそこに入れられるかどうかとかいろんな手段もあるけど、やっぱ大変なわけですよ、それ測るのって。
大変なんだよ。
だから毎日できないんですよね。それ測るだけで30分1時間ぐらいかかっちゃうから。
学生って高学校にやってるんで、1日8時間とかあるわけじゃないですよ。1日4時間5時間しかなくて。
その中の1時間が毎日計測で使われてたらロボット作れないですよね。
作れないね。計るだけで終わっちゃったら毎日が。
ロボット製作もほぼ各国で半年しかないんで、実際に動き出すのが1週間前とかなんですよ。大体1週間前とかで動くチームは動くんですね。
ほぼほぼ。
じゃあ測ってる暇なんてないわけですよね。だから結構なチームが入ってるだろうで来るんですよ。
多分大丈夫だわ。この材料を大体これくらい組み合わせる材料、これの重さだから過去。全部プラスして多分大丈夫だろうと。
設計上大丈夫とかね。3D CADでは大丈夫とかね。そういう結構安易な考えでやったりするんですよね。
で、実際会場行ったら実物と違って、設計と違って入りませんとか。
重量とかも体重計が違ってたとかね。
なるほどね。
測ってた体重計だとOKだけど会場の体重計だとダメですみたいな。
あとは部品単位で全部の部品を50gとか測って全部足したからOKですみたいなんで。
でもじゃあその測りに誤差があって、それ出したら超えてましたとか。いろいろあります。
なんかね、この中で体重を超えたら線を描いたりとか地味地味で削って何回も合わせてたんですね。
高橋さん、参加した時もそういうギリギリまでこういったら大丈夫だったとかあるんですか?
普通に重量バーやったことありますよ、僕も。
でもギリギリあれをいろいろ削って頑張って治るんですね。
そうですね。
そう、これないとテストランで入れないので、皆さんここでもたぶんいちいち全部終わっちゃうんですね、テストラン。
測るからテストランまでいちいちテストラン終わっちゃう。
そうですね。
だいたいだから3回ぐらいかな、3回ぐらいテストランできるのかな、ちゃんと最初に計量を通せば。
で、それがいわゆるゼロ化になっちゃうケースがやっぱりあって、それは本当にきついですよね。
なるほどね。そうなんだ。
あとね、この本の中に書いてあるのは、先輩かな、小山光線だ、小山光線の。
ロボットコンテストの厳しさ
小山光線、小山光線。
小山光線、すみませんね。
小山光線、すみませんね、ちょっと間違えちゃった。
この先輩かな、出たのはちゃんと大会行く前、1週間、1週間前は、練習しなさいって自分のことを操作して練習しなさいって言ったんですね。
それは絶対うまくいかないと。
ただタラさんが言ったのはこれですね。
公開戦のステージの動作を置くのは非常に低いって言いましたね。
そうですね。
面白かったなと思ってて。
クレイさん、ちなみにテストランがなんで重要かってわかります?
なんでテストランしないといけないんでしょうか、わかります?
実際に対戦するときに使う会場とか、もの全部置いてるから。
そうですね。
今まで多分みなさんが、たくさんテストランしてたじゃないですか。
あれは大会でそういうものを出すんだろうか、だろうなと思って作ったんですね。
障害物とか、箱が詰めなきゃいけないの、ダンボールとか。
でも実際に大会やテストランできたら、やっぱりダメとかわかるとかそういうことですか?
そうですね。実際にはちゃんと図面が公開されてるんですよ、フィールドっていうのは。
図面が公開されてて作り方も公開されてるんですけど、
要は自分の身長より高いものを作る技術ってなかなか難しいんですよね。
安く作る技術って。
難しいね、難しい。
で、くりさん、ロボットの製作費って決まってるんですよ、30万円って。
決まってるね、企業決まってるんですね。
決まってるんですよね。
正確に言うと、それ以上使ってる人たちもいますけど、学校からもらえるお金は決まってるわけですよ。
30万で。
できるだけロボットにかけたくないですか。
そうね、障害物のためにかけるなんてとんでもないわ。
でもフィールドには作らない、テストできないですよね。
だからフィールド作るんですけど、やっぱり安く作ろうとするんですよね。
そうだね。
じゃあ、必要のない部分を省いたりとか、強度を落としたりとか、その辺にあるものを代用したりとか、
そういうものをしてると会場の環境と全然違う環境でテストしていくことになるんですよ。
でもそれ、ちゃんとフィールド作ったほうがいいですよねって、そりゃそうなんですけど、その金はないんです。
金はそこじゃない。
その金がないんですよね。
だから最悪、人が手で持ってたりするんですよ。
10万です。ロボットにかけたいんですよ。
これはある体ですよとか言って、人が手で持ってたりとかテストの時はするんですよね。
だからちゃんとした環境で1回試合をするのって、会場に行ったら初めて見ないケースも全然あるんですよ、場所によっては。
自分の作ったロボットが本当に思い通りに動けるかどうか。
世界の開催ルールとか、ある日が初めてわかるってことですね。
わかる人たちもいる。
だから当然思い違いをしたとか、さっき言ったものの硬さが違うとか、
学校ではフィールドがちょっとやわくて、ちょっとしなったりする上手くいってたけど、
会場でもガチガチで跳ね返ってもおけませんとか、全然あるんですよ。
だからなるべく多くテストしたほうが大事だし、
だいたい2チームで対戦するじゃないですか。
コート2コートあるってことですね。赤と青とか。
じゃあ赤は良くて青がダメなケースもあるんですよ。
作り方がちょっと違ってて。
じゃあ最低2回やらないとわかんないですよね。
赤1回やって、青1回やって。
最低やるね。
でも軽量もともとしたら赤1回しかできなかったりとか、そういうケースもあるんです。
というのがテストランの大事ですね。
1回にも早くクリアして、テストランでいくら早くやる、奥のカートでやるのが一番大事。
そうですね。
これはもうすごいノウハウですね。
永遠者でも先輩たちのこういうこと。
なるほどね。面白いこの話も聞いてて、そういうことでみんな苦しんだんだと思ってて。
戦う前の話かなと思って。
あとは大会話ですね。大会話も結構面白くて。
デザインと製作リソース
皆さんも意外と言われるんですけど、結構ロボット、自分が作ったロボットの外形すごく気になってるんだなと思ってたんですね。
外形って言うとデザインとかそういうことですか?
そうそうそう。デザインがすごく気になってんのチームもあるんですね。
前はチーパーかな、チーパーの大会の構成で作ったロボットが、サムライみたいに刀を持ってるみたいな形だったり、ロボットだったりするんですね。
各構成も自分のキャラクターを出してるというイメージがあるかなと思いましたね。
クイズさんそれはなんでだと思います?
だって勝ちに関係ないじゃないですか、デザインなんて。なんでだと思います?
なんで?
だって勝ちに関係ないのになんでデザインなんかすると思います?
わかんないわかんないわかんない。目立ったタイガー?なんか賞あるの?そのための、もしかして。
まあそうです。その賞があるんじゃなくて、印象勝負なんですよ。賞っていうの。
印象?
要は全然目立ってないチームに賞なんてもらえるわけないじゃないですか。
なるほど。
要はタイムを計測して、このタイム一番早かったからあなたの何々賞ですみたいな分かりやすい基準があればいいですけど、そうじゃなくて、アイデア賞とかデザイン賞って何で決めてるかって言ったらほぼ印象で決めてるんですよね。基準なんてなくて。
だって一番アイデアが優れていったロボットに送られる賞がアイデア賞ですみたいな決まりしかないから。
いかにも委員会では判断するとね、こういったロボットがあったなということをしか言わなきゃいけないんですよね。
そうですね。まあなんていうかマイナスじゃないですよね。デザインが良くてマイナスになることないじゃないですか。
基本はプラスしかないですね。
そうですね。でもデザインをするっていうことは、それだけ設計リソースをそこに割くってことだし、重量とか余計な部品つけるってことだし、金もかかるってことなんですね。
そうですね。
じゃあ本来は相手に勝たないといけないから、機能にかけたいお金をどこまでそこに割くかっていう話なんですよ。
一番面白いところだね、ここ。
いかにも面白い。
だからやればやるほど良いことなんてないんですよね。金と時間とのリソースがある限り、やればやるほど良いことはないんですよ。
やればやるほど、そうだね。金利くれるし、人もかけられてるし、そうですよね。
だから何をするにもその背反がやっぱある。トレードオフなものがある。
なるほど、面白い。機関も聞きたいんですけど、この本の中に書いたのは夏休みで、交戦によって差が出るんですね。
毎日帰れる人と、この交戦終わると夏休みになると寮は閉まっちゃったり、皆さん家から遠くで帰れない人もいるとか、
それ結構納期厳しくなったりする学校もあったりしてたんですね。そう書いたんですね、この本の中で。
そうですね、それは学校によっていろいろ違いますね。
例えば僕の学校とかだったら、奈良県と奈良県って狭いんですよ、めちゃくちゃ。
人口の8割は北部に住んでて、みんなだいたい1時間から1時間半ぐらいの範囲にはいるんですよね。
だから基本的に毎日みんな帰るっていう。
逆に言うと帰らないといけないんですね。
なるほどね、近いか。
終電では絶対帰らないといけない。
寮生は終電ないですからね。
24時間であの中に入ってずっとこぼれる。
ただ夏休みは帰らないといけないから帰って合宿をしますみたいな。2週間、3週間合宿しますみたいな。
で、集中的にやったりとか。そこはいろんな学校がありますね。
厳しいですね、時間的には考えると。この大きいのの時間が短いな。
そうですね。
校内環境と夏休みの影響
6ヶ月しかないんでね。
何回も納期と言葉出ましたよね、この本の中で。
納期は厳しいよ。
全然厳しいで、この話ばっかりです。前半はこの話ばっかりだったんですよ。
クリスさんでも納期以上に厳しいことあるってわかります?
ん?
納期によると時間の短さより厳しいことあるのわかります。
で、この納期っていうのはこの時間に対して制限金がつくるかどうかですよね。
6ヶ月って短いなって話じゃないですか、これって。でもその6ヶ月って数字以上に厳しいことがあるんですよ、一個。
ちょっとわかんないわかんない、もう一回言ってみますか。
6ヶ月っていうその納期の数字が仮に10ヶ月でも1年でも、それでも納期に一つすごく厳しい条件がついてる。
なるほど、なるほどね。またこれわかりました。
そういうことか。
何でした?何ですか?わかりました?
わかりました。
何が厳しいと思いますか?
ちょっと待って、これは何が厳しいかというと、お金。
たぶん皆さんの勉強もあるから、ちゃんとした勉強もあるし、あと因数の問題もある。
あとは、
残念、全部違います。
それぐらいかな?
全部違います。
違うの?
一つ一番厳しいのはリスケが絶対にできないことです。大会の日は変えられません。
そうですよね。
これが仕事と大きく違うところです。
そう、仕事はちょっと伸びるんですけど、この対外企業って伸びれない。
要は謝れば伸びるじゃないですか、仕事は。
うん、伸びるね。
というか、そこは絶対終わらないですよね。約束の日が1日過ぎてしまうと、じゃあ1ヶ月前に何とかしろってなるじゃないですか。
高専ロボコンとかロボットコンテスト系の話はそこがすごくシビアで、完成しないロボットをスタートゾーンに置かされます。
出場しないということすらできません。
つまり実際に完成できない子も結構あったんですか?
完成できないロボットも動かないロボットをスタートゾーンに置いて3分間立たされます。
うわ、厳しいこれ。
辞退っていう選択肢もないです。
辞退がないの?
ない、辞退ないです。
めっちゃ厳しくないですか、これ。
厳しいね。動けないでもちゃんと会長で3分間立ってくださいって。厳しいこれ。
だから何をやっても納期は伸びないんです、ロボットコンテストって。
何やってもゴールはエンドの時間が決まってる。
そう、謝っても金を出しても何をしても日付はずれない。これが一番納期が厳しいっていうことだと思います。
もう帰れない。
帰れない、ずらせない。
厳しいなこれ。
探されてたこの3分間で動かないロボットを置いてくださいって厳しいな。
そうですね。例えばその当日インフルエンザになりましたとか、コロナにかかりましたとか関係ないですからね。
間違いよ。
それはもう全てのことにおいてアウトです。
はい。戻らず行って、行ってやってください。
これがもう本当に厳しい。
納期の厳しいのはこれですね。
そうですね、これ本を色々読んでて、これも最後ですけど、
ロボットコンテストのスタートポイントのことを話してて、
1988年から第一回でこれを見て初めて知ったんですよ。
観天神以降で体重60キロ以上の人を35mを運ぶ競技を行ってて、
これがこのロボットコンテストの原点、スタートポイントだなと思ったらすごく面白いなと思ったんですね。
たぶんこの中で高橋さん出たアイディアショーとか、
アイディアのことを、勝負だけじゃなくてアイディアとかも見たりとか、
そういうところから来てるんじゃないかなと私は思ったりしてます。
これはもうすごい面白かった、それだけですね。
はい。もう37回ぐらいですかね、今第37回ぐらいまでやってますんでね。
そうですね。この本を読んだおかげで、
私もこの時の2016年のロボットコンテストの時の試合もちょっと見たんですね、YouTubeで。
面白い、すごく。この本を読んでよかった。
このラジオのためにもちろんこの本を読んで高橋さんのおしゃべりをかなと思ってますけど。
よかったよかった。
ひねくりさんも、このお子さんがもし後世に入れることがあればロボットコンテストやってみてって言ってみてもいいんじゃないでしょうか。
そうですね。この脳機の厳しさね。
そうですよ。僕は人生で一番脳機厳しかったなって思ってますよ。
仕事の何より脳機厳しかったなって。
絶対ずらさないというのが本当の脳機の厳しさですね、これ。
これ、すごい面白い本でした。
クリスさんが後世のロボコンに興味を持ってくれて、僕としては嬉しい限りなんで。
次はぜひロボットコンテスト観戦まで行ってみてはいかがでしょうか、というところでクリスさん。
これは国技館でしたっけ?
これは国技館でやってるんで、普通にクリスさんだったらいけるはずなんで。ぜひ行ってみてはいかがでしょうかね。
そうですね。ちょっとこれ見たらライブで見たくなってきましたね。
ニュートリアル見たんですけど、会場やっぱり暑いよね。
ロボットが同時でうまくいかなかったとか、皆さん反応がああとかするんだろうなと思って。
そう思います。画面越しよりは実際の目で見た方が全然迫力も違いますし。
面白いですよ。
見たいです。
じゃあぜひ。
ぜひどうしても見に行きたいと思います。
この本はすごい面白かったです。皆さんももしロボコンコンテストに興味があれば、
ぜひこの「戦え!光線ロボコン!ロボットに賭ける青春!」という本を読んでみてください。
本当にすごい面白かったです、この本。
というわけで皆さんありがとうございました。
失礼いたします。
失礼します。
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