夢を持つことの大切さ
こんにちは、えりむすです。
とある女性がいまして、長年自分の部屋からなかなか出られなかったんですね。
で、ある日、お母さんから誘われたのをきっかけに、夜散歩に出るようになります。
人目をあまり気にせず、歩けるように、夜に散歩に出るんですね。
最初は、特に何も話すこともなく、ただただ散歩を続けるんですが、
少しずつ、その女性が自分のことを母親に話すようになるんですね。
いろんな話を話すんですが、母親はずっとふんふんと聞くんですね。聞くことを続ける。
そしたらある日、その女性が自分の夢について話し始めるんですね。
自分は本当は薬剤師になりたかったんだって、ぽろっと言うんですよ。
そしたらお母さんが、今まではふんふんって聞いてたんですけど、
その時だけは力強く、絶対になりなさい。
そのためにだったらいくらでもサポートするから、絶対になりなさいって言うんですね。
それからその方は、まずは高校卒業の高卒認定を取るための勉強をして、
その後大学に行って、何年もかけて薬剤師になるんですね。
いやいや、これはサクセスストーリーだけれども、もし失敗したら大きな失敗体験になるんじゃないか。
その挫折感が本人にとって傷になるんじゃないかと思うのかもしれません。
とある男性がいたんですね。
その方はしばらくずっと自分の部屋から出られなかった。
でも宇宙とかそういうことに興味があったんですね。
なので部屋の中で自分が好きな宇宙について動画を見たり、本を読んだりしてたんですね。
そしてNASAに入りたいって思うようになるんですね。
そこから絶対NASAに入りたいって思うようになって、もう勉強して大学に入って、
必死になるんですけど、結局NASAには入れないんですね。
その後どうしてるかっていうと、サラリーマンとして仕事してるんですね。
彼の心情は詳しく知りませんが、NASAに行くんだって動いたことでやっぱり進んでるんですよね。
本人は自分自身が自立できないという苦しさをずっと抱えていたかもしれません。
夢は叶えられなかったけれども、でもそうやってサラリーマンとしての道を歩いているんですよね。
こういったエピソードトークを聞く機会が先日ありまして、非常に感銘を受けたんですけど、
自己効力感の育み
私自身も対人援助の仕事をする中で、すごく共感できることがたくさんあって、
例えば、慢性的なお腹の痛みがあるとか、眠れないとか、生活リズムがものすごく乱れているとかですね。
何か改善したい症状を呈している方たちがいて、
その人たちが何かに向かって進み出した時、こういう道を行くんだって決まった時、
バーッと動き出す、そのサポートをしたりすることがあるんですけど、
二人三脚で必死に動き始めると、本当に、そういえば最近眠れてますか?とか、
最近お腹の痛みどうですか?とか聞くと、
何のこと?っていうぐらい、そういう症状が置いてきぼりになっていることってあるなーって感じることが多々あるんですよね。
なんで、やっぱり夢とか目標とか、それをまず持っていること、持っていることもすごく大事だなと思ったんですよね。
そうやって薬剤師になりたいとか、NASAに行きたいとか、
そういうその人の興味みたいなのは、その人の内側からしか湧き上がってこないから、
まずそこを拾えるような、やっぱり関わりというか、そういう環境をその人が、
子どもたちだったり大人でもいいんですけど、
自分はこういう道に進みたいとか、これがやりたいとかってやっぱり思える機会、
そういう場を設けたりとか、大事だなって思ったのと、
やっぱりそれが自分に実現できるかもしれないっていう自己効力感はすごく大事だなと思ったので、
それを育めるような関わりも大事だなと思いましたし、
最初の例に挙がっていた、ただただ本人の話を聞いたりとか寄り添っているお母さんのような、
そういう本人が安心して自分の話をできる場作りみたいなのもとても大事だなって改めて思いました。
というわけで今回は夢を持つこと、
その夢を自分は叶えられるかもしれないという自己効力感を育むこと、
そしてその夢を安心して語れるところ、
信頼できる居場所があること、
これら3つって幸せな人生を送るためにとても大切なことだなというのをひしひしと感じた、
そんな学びを得ましたという共有でした。
夢を持つことの凄みみたいなのを改めて感じますね。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
また次回の放送でお会いしましょう。
エリムスでした。