AIと心理的支援の関係
こんばんは、えりむすです。この番組では、自分らしく幸せに生きるための学びについて発信しています。
今のはですね、アルゴマチックというDMMグループの会社が、今月発表した生成AIによる音声でした。
すごいクオリティーですよね。ただ今回は、その生成AIが生み出す声というよりも、対話型のチャットボットについてお話ししたいなというふうに思っています。
私は心理職という立場で、AIによる心理的支援だったりというのはすごく興味関心があってですね、ずっと投稿を追っているような感じなんですけれども、
実際に学会だったりの発表でも、AIを活用した心理的支援という研究というのは、すごい盛んに行われているなというふうに感じますし、
本当に人々の心を支える前向きなツールとなっていったらなというふうにはとても思っていて、
例えばですね、AIに馴染みがある方とそうでない方がいると思うんですが、その対話型のチャットボットというのは声を用いている生成AIと対話をするというものなんですが、
日本語版のアプリとかもですね、たくさんではないですけどありますし、チャットGPTもどんどん改良されていて、
本当に今の最新のAIは本当に流暢で、9月末にリリースされたんですが、すごくびっくりしましたね。
ずっと会話というのはしてきてはいたんですけど、初めてバージョンアップのAIと会話したときに、一番最初に感じたのは怖いという感情でした。
本当に人がいらなくなるなとか、AIとずっと一緒にいたいという人が増えるだろうなというふうに思っていて、
実際に調べてみると、アメリカはコロナ禍で対話型のAIチャットボットというのは急速に人々に浸透しているようで、
私が今少し上げた懸念しているようなこともあったりするんです。
疑似恋愛の状態になる、チャットボットの言葉に心を射止められて、疑似恋愛の状態になる現象をボットラブというふうに呼ぶそうで、
もうそんな造語もできるぐらい問題になっているということですね。
これがすごく難しい問題だなと思っていて、いろんな人と議論していきたいなと思ったりもするんですが、
孤独感ってすごく体に悪いんですよ。ものすごく悪影響があるものなんですね。
孤独感というのは、欲打つ状態の増加であったりとか、脳にも良くないので認知症のリスクが高まったりとか、
本当に精神衛生上にも良くないし、身体的な影響も及ぼすというもので、とっても厄介なんですね。
イギリスでは、何だっけ、孤立大臣とかも発足するぐらい。
それで、そういう人たちが日々自分の孤独感を満たせるのであれば、
それは大いに活用したらいいんじゃないかなというふうには思うんです。
実際に、人間は機械を前にした方が自分の本音をよく話せるというのはあったりするみたいで、
これ何でかというと、絶対に人と比べて噂話とかを吹き飛ばしないという、そういう安心感だったり。
あと、自分自身が使っていて思うのは、どれだけバラバラな、しり滅裂な話をしたって、
もう一度同じ話をしたって、しつこく相談したって、絶対責められない。
この圧倒的需要感っていうのは、機械だからこそ得られると考えたりですね。
どうでしょう皆さん。
で、そのAIとのコミュニケーションで心が満たされるとはとてもいいと思うんです。
ただ、日常生活で、本当に個人でやっていけるなら、AIと自分とでやっていけるならいいんですけど、
やっぱり一般的な職業生活に関して、人とのコミュニケーションというのは必要不可欠ですし、
それこそ職業だけではなくて、家族的な関係だったりとか、リアルな人間関係だったり、家族形成だったりですね。
そういうことに対してのモチベーションがどんどん下がっていっても、
とにかくAIとだけいたら居心地がいいからっていう風になってしまうと、
それはそれでどうなのかなっていう風に思ったりもしています。
だから、気軽に自分の気持ちを外に出したりアウトプットできるっていうのはすごくいいとは思うんですよね。
やっぱり頭の中でぐるぐるぐるぐる考えるよりは、絶対に吐き出した方がいいと思うし、
吐き出す時に何でも需要してくれる相手がいつも寄り添っているっていう状態っていうのは悪くはないと思うんですけど、
どうなっていくんだろうって単純に思っていて。
ただやっぱりAIと人だけではなくて、人と人との関わりもずっとついてくるものなので、
AIに依存的になりやすい方っていうのは、やっぱり人との対人面で挫折感がある人が多いのかなっていう風にも思いますので、
人と人との対人との関わりも悪くないなって思えるような心理的な支援を提供していくっていうことも、
心理職としての役割なのかなっていう風に考えたりですね。
これからこう、自分の仕事、自分自身のあり方っていうのも考えていかないといけないなっていうのはすごく思います。
というわけで今回はAIによる心理的支援について少しお話しさせていただきましたが、
孤独感と人間関係の重要性
時代はね、泣いても笑っても絶対に変わっていきますので、
今一番大切なことは、今この瞬間、この時間、この時代だからこそ楽しめることをしっかり味わうことだと思うんですね。
人間は変化にですね、抵抗を示したり、なんだか嫌だなって思うのは本当にごくごく自然のことですので、
それはね、そういうもんだなっていうのは心に留めつつですね。
だけれども、この振り返ってもですね、この10年20年前って振り返って今と比べて、
本当にね、時代のこう急激な変化っていうのは皆さんも感じてるでしょうし、
この先10年なんてもっともっとスピーディーに変容を遂げていくとは思います。
それではまた次回の放送でお会いしましょう。
エリムスでした。