『ナミビアの砂漠』の話をしました。
オープニングではメンバーの近況と前回のお便りテーマの続き、お便り募集テーマ「20代映画」について話しています。
■メンバー
・山口 https://twitter.com/awajicinema ・マリオン https://twitter.com/marion_eigazuke ・オーイシ https://twitter.com/pteryx_joe
■『平日!映画の話したすぎるBAR』in週間マガリ
「映画の話したすぎるBAR」番外として、山口個人が店長にて平日開催いたします。
日時:2024年9月30日(月) ~
詳細:https://virtualeigabar.com/eiga-bar
場所:『週間マガリ』大阪市北区 天神橋1丁目11-13 2階 https://magari.amebaownd.com
■月1バー「映画の話したすぎるBARシンサイバシ」
山口が店長の映画の話をするバーがリニューアルしました。
毎月第3木曜日 ~
場所:「心斎橋」駅徒歩6分「BAR アメ村SHELTER」
詳細:https://chottoeigabanashi.virtualeigabar.com
単独でのPodcast:https://chottoeigabanashi.virtualeigabar.com/podcast
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00:12
始まりました、映画の話したすぎるラジオ第182回になります。この番組は、大阪で映画トークバーイベント、映画の話したすぎるBARを開催しているメンバーらによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
マリオンです。
大石です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、配信タイミング的には、おそらく今回映画紹介屋さんが終わった後の配信になるかと思うんですけども、どうなったんでしょうね。
無事に終わっててほしいなぁ。
無事に終わってるかなぁ。
もう今、不安でしょうがないんですけど、っていう感じですね。
マリオンさんだけ全席売り切れてるんですよね。
嬉しい。嬉しいんですけど、本当に僕みたいなのにこんな時間使っていただいて、お金も使っていただいてって感じなんですけど、責任が重いっていうね。
いやー、結構ね、重いんですよこれ。
からはずみでやるもんじゃなかったって、後悔若干してますけど。
まあまあ、じゃあ未来のことは未来の自分たちに任せるとして、じゃあとりあえず近況の話しちゃいっていきましょう。
マリオンさん、いかがされてました?
はい、そうですね。今週はキッドマンとアビゲイルを見ました。
はい。
キッドマンなんですけど、これがね、結構いい映画なんですね。
フライミー・トゥ・ザ・ムーンの時にちょっと出た、嘘と真実の話があったじゃないですか。めぐる話。
今回もキッドマンもそういう映画。
ちょっとラブコメ的でもあるし、ちょっと近いところがあるんですけど。
それがね、結構小粋な感じに進むんですよ。
いいんですよね。すごい軽妙な感じ?終始。
だけどしっかり地に足もついてるみたいな、なんていうか、恋するプリテンダーぐらいちょっと底抜け感はぶつけないっていうか。
それがちょっとやっぱりリチャード・リンクレーターだからちょっとやっぱちゃんとそこは地に足ついた感じが出るよ、みたいな。
そんな映画だったなっていうふうに思いましたね。
何よりね、グレン・パウェルですよね。
来てますよね。
今年は彼の年ですよね、ちょっとね。
それを締めくくる映画なんですよ。
いろんなグレン・パウェルが見られますっていう。
お得、詰め合わせっていう感じですね。
03:00
話はいつも大学で教授をやってる人が、実は副業みたいな感じで、警察の囮捜査の実はをやってるっていうことで。
いつも囮捜査で役を演じる人、殺し屋の役を演じてる人がいるんですけど、
そういう人がちょっといろいろあってゴタゴタがあって来れなくなったので、代わりに行ってくれって言ってたら意外とハマってっていう感じで、
グレン・パウェルで演じる大学教授が偽の殺し屋をやって、
殺しの依頼を持ちかけてくる人を捕まえるっていうことをしてるっていう話。
そもそもこの設定というか導入からして、嘘っていうのが出てくるって感じなんですよね。偽るみたいな。
そこから生じるいろんな人の人間関係みたいなのとかもちょっとずつ出てくるっていうか、
殺しを依頼してくる人たちも、どうやらいろいろあるっぽいっていう感じなんですよね。
本当に憎いみたいなことから、ほんの些細なことでちょっと喧嘩みたいな感じになってやっちゃうみたいな人とか、
結構いろんな人の営みというか関係性の機微みたいなのが結構テンポよく描かれたりとかして、
人間いろいろあるよな、関係性もいろいろあるよな、みたいなふうに思えるみたいな感じになってて。
それはこのグレン・パウェルで演じる大学教授と、そこで出会った殺しを依頼してきたある女性との関係にも
そういった要素が入ってきたりとかしてっていうふうな感じになってて、とても見やすくて。
かといって結構、着地も何とも知れん感じというかね。
ハッピーというか、まあ終始ハッピーでアゲアゲな感じではあるんだけど、ちょっと怖いなって側面もあったりとかして、
結構不思議なバランスに仕上がってまして、これは結構見応えもある映画になったなというふうに僕は思いましたね。
なんか想定してた作品よりも趣が深そうというか、結構コメディーライクな作品想定してたので、なんか感じ違いそうですね。
いろんな側面をちょっとずつ覗かせてくるって感じですね。
ベースはやっぱりラブコメ的だけど、やっぱクライム要素でもあったりとかするしっていう、
ちょっと結構コアみたいな感じのことも目の前で繰り広げられたりみたいなこともあるし。
結構だからいい意味で裏切られると言いますか、不思議な味わいというか、味付けの映画になってて結構いいなと思いましたね。
で、アビゲールは例えるならばですけど、ご覧になられてるかわかんないんですけど、オーバーロードって映画ご存知ですか?
はいはいはい。いい映画ですよね。
いい映画がありますよね。オーバーロードっていういい映画がありますよね。あれに近いテンションで見れますっていう。
06:06
楽しい、もうね、大変グロテスクで大変楽しいみたいな。
そういう感じになるっていうインフレーションが楽しいみたいな。
オーバーロードとかサプライズっていうね、あれアダム・ウィンガードだったかな?
だったはず。
だったですね。とかね、ああいうのを見てるような感覚。
どんどんちょっとエクストリームにもちょっとなっていくし、いい意味で話がちょっと読めないっていう動画がやっぱ面白いみたいな映画になってまして。
これもいいですよ、アビゲール楽しいです。
僕は今週こんな感じでした。
はい、大井さんいかがされてました?
僕は劇場で2本映画見てまして、まずピクニックアットハンギングロック見に行きました。
行ったんですね。
行きました。
見終わった後の方が本番というか、見てる最中は正直何見せられてるんだろう感がすごいんですけど、見終わった後の余韻がすごいですね、この映画やっぱり。
とにかく何かその起こった現象は後でどう噛み砕けばいいかというか解釈すればいいかっていうのをずっとカエルの電車の中で考えちゃって。
なんかそれこそその上にあった岩山の上にあった、まさにモノリスその1枚の岩山っていうのが2001年うちの旅であったような、そこに触れたら何かがわかるものとしても描かれてるように見えるし。
それ故に彼女たちは姿を消したようにも見えるっていう、なんか本当にどこまでも奥深いオープンエンドな素晴らしい映画だなと思いました。
すごいですよね、本当に何もわかんない映画ですからね。
本当にそう。
どこまでも答えを出してこないというか。
でももちろんヒントはあるし、読み解きがいもあるし、そこをどう読み解くかが本当に試されてる感じもあって、めちゃくちゃ面白い映画体験だったなと思います。
あとこれめちゃくちゃ話したいんですけど、僕のお日様が超よくてですね。
はいはい。
一応カンヌのある視点部門に出展された映画っていうので多分ご覧になられた方も多いかなと思うんですけど、本当に映像が美しいんですよ、ずっと。
とにかく光の撮り方がまあ見事で、舞台が北海道のある田舎町にあるスケート場なんですけど、
そこである男の子がスケートを滑ってるちょっと年上の女の子に恋というか恋未満の思いを抱いてしまって、それを察知したコーチ、池松聡介が演じてるんですけど、
コーチが彼をスケートやってみるかいって言って誘うっていうところから物語が始まっていくんですけど、
とにかくその眩しい、入ってくる陽光も眩しいし、彼らのそのまっすぐさ、それももう眩しいんですよ。
09:02
ただこの映画、そのまっすぐさゆえにタラタラ優しい映画ってわけじゃなくて、残酷なというか仕方がないんだけど苦しい側面、痛さみたいなものもしっかり描かれていて、
なんかその味わい、そのほろ苦さ含めて、いやーいい映画見たなーって思いながら買えれる一本でした。
すごい評判ですよね。僕のお日様。ちょっと気になっているというか、ちょっと前からですけど、崩壊前からマナーCM流れてたじゃないですか。
そうなんですね。
僕のお日様のマナーCMってご覧になってないですか?
見てないですね。
多分あれですよ、テアトル系で流れてるんじゃないかなと思うんですけど。
テアトル系で流れてるんですけど、これ以上ない、こんなに素晴らしいマナーCMないよっていうぐらいいいんですよ。ものすごい自然で。
なんか全てのマナーCMこういう感じでいいのにっていう感じなんですよね。
無理くり繋げたような、まあしょうがないんですけど、それ用に作ってるわけじゃないんで。
そのマナーCMすごくもうそれ専用に作ってるんで。だからそれはもうそれ用に作ってるんで、それは当然その一瞬にめちゃくちゃ力こもってるっていうCMになってて。
なんかすごいな、こんな自然な感じ出せるんだっていうのがほんとすごくて、映画はどうなっちゃってるんだこれみたいな、すごい思ったんですよね。
いいっすよ、映画。ほんとに。なんかもうその痛み含めて、きっとたらこの時間が彼らの宝物になってほしいなっていう、もう祈りに近いような何かを感じてしまうぐらいには、ちょっと忘れられない一本になったなっていう感じですね。
ぜひぜひ、もしご覧になられる機会があったら見てほしいですね。
はい。
はい、本州さん。
はい、では僕はですね、まず将軍を見始めました。
話題の話題のというか、ほんとタイムリーですね。
とっくに話題にはなってたんですけど、このタイミングで将軍を撮ったしってことで、子供がベイマックスに死ぬほどハマってて、そのためにディズニープラスに入ったんですよ。
毎日ベイマックスを見てるんですよ。
いいですよね。
そのついでで、じゃあ将軍見たろうじゃないかと思って見始めたんですけど、まあしっかりしてますよ。
しっかりしたドラマー。
一応、舞台としては戦国期の日本をモデルにしてて、主人公は徳川家康をモデルにしててなんですけど、かなり現実からは組み替えてるので、史実を意識するとガッチャガチャになると思います。
あの人たちがいなくなっているみたいな、10人ぐらいいるのが5人に圧縮されているみたいなことが起きるので。
12:00
まあまあまあ。
元がね、外国の小説が原作っていうことなので、そのあたりはだいぶ変わっているっていうことで、見ていったらなんとなく腹落ちはするかなと思うんですけど。
やっぱりね、この日本をがっつりちゃんと日本としてやるっていうのをアメリカの作品でやったっていうことがすごいなと思うので、実際そこは評価されてもいると思うので。
いやー、本作を賞賛するのもいいんですけど、日本で作る作品の外国描写も頑張らんとダメだよなって思いますね。
あー、そうっすねー。
人にだけ求めてるわけはいかないよなとは思いましたね、そこは。
あと、サムライタイムスリッパーを見てきました。
結構喋りたいことが多かったので、僕が一人でやってる方のポッドキャストでも喋ったんですよ、結構。
なんで、ちょっとこっちでは絞って喋ろうと思うんですけど。
幕末のアイザハン氏が、現代の自打撃の映画スタジオにタイムスリップしてきて、切られ役になるっていう話なんですけど。
ちょっとこれ、ギミックが実はあって、この舞台っておそらく2024年、映画作れたのは2023だったかな。
ズバリの現代じゃなくて、20年くらい前なんですよね、どうやら。
劇中に江戸幕府が終わってから140年っていう明治維新に関するポスターが掲示されてるんですよ、劇中で。
ありましたね。
でも、江戸幕府が終わったのって160年くらい前なんで、時系列ずれてるんですよ。
だから、今の話じゃなくて20年前の話なんですよ。
20年前の時点で既に自打撃が終わろうとしてるよねっていう過去の話なんですよね、実は。
なるほど。
で、劇中でも10年前はもっとテレビ自打撃やってたよねっていう、でも今はめっきり減って週に1本くらいだよねって。
今ってもっと少ないじゃないですか。
今ってもうサンテレビでやってる自打撃の再放送くらいしか自打撃見ないですよ、本当に。
だから、もうサムライタイムスリッパーの時代よりももっと自打撃が終わってるのが今なんですよ。
だから、僕たちはこのサムライタイムスリッパーの話を見て、でももう実際、自打撃はほぼ死にたいであるっていうことを知ってる状態でこの映画を見てるっていう。
だから、負けることを知ってて見てるんですよ、この映画。自打撃が負けること分かってて見てる。
で、それは主人公であるアイズ・ハンシーの彼が現代に来て、アイズが負けた、徳が幕府が滅んだっていうことを知りながら戦うこととイコールなんですよね。
15:03
僕たちが自打撃が負けるっていうのを分かりながらでも自打撃を信じるのと同じことが主人公にかけられてるっていう。
それを実は時代が今じゃなくて20年前であることでやれてると思って、結構トリッキーだなっていうのは思いましたね。
あと、前回大井さんの話の時にも触れたんですけど、やっぱりサマーフィルムに乗ってでした。
非常に飲み込みづらい展開になることも含めて。
あれね、許したらダメなんです、絶対に。
あれってね、本当にフィクションに対する裏切りだと思うんですよ。
フィクションを信じてないんですよ、あれ。
でも、これサマーフィルムに乗って帰ろう、聞いてほしいんですけど、この番組の超昔の3年ぐらい前の回で、
サマーフィルムに乗って帰って言う、僕とマリオンさんがブチ切れてる回があったんですけど、
ブチ切れた後にめちゃくちゃ賞賛するっていう回があって、
フィクションのレイヤーが一個ずれるんですよ。
フィクションのレイヤーがずれることで、その映画が成立するんですよね。
すごい、またやったなって、しかもまた時代劇を作る話でさ、みたいな。
そこを重ねて見ちゃいましたし、
あと本作がズバリオマージュしてるのって、渦政ライムライトっていうすごい有名なキラレ役の福本製造さんをモデルにして、
ご自身を主役にされた映画が思いっきりオマージュ元になっているっていうのがあって、
サマーフィルムに乗ってと渦政ライムライトはちょっと並べて見てみてもいいんじゃないかなっていうぐらいに、
ちょっと関連作かなっていうふうに思いました。
面白かったですね。サムライ・タイムスリッパーってな感じでした。
ではここからお便り募集テーマの話に入っていきたいんですけれども、
前回のプレ映画紹介屋さんで一つお便り取り上げられてないものがあったので、
まずそれをご紹介させていただきたいと思います。
じゃあマリオさん呼んでいただいていいですか。
じゃあマリオさん、結構ガッツリ書いていただいている内容なんですけど、
ちょっと読ませていただきますね。
タマコシさんからです。
長男、現3歳が生まれたことに加え、現在転職2ヶ月で映画鑑賞の機会が日々減っています。
建設業からシャザムの主人公たちが素顔していたような児童福祉に変わりました。
相手が物から人、子供に変わるのは想像していた通り難しいです。
当たり前ですが、人によって良いこと悪いことの考え方が違います。
職員ごとの考え方や施設のルールなど、
自分が考える子供のためになることならないことが違った時の戸惑いや葛藤が特に難しいです。
18:05
自分を曲げて施設や先輩職員に合わせるか、
信念を貫いて施設ルールや先輩職員と違うことをするのか、
そういうことを日々考えています。
シビル王のスティーブのように世界を敵に回してでも信念を貫ければいいですが、
現実は自分を貫いた結果の責任を取れるほどの力もなく戦う勇気もありません。
前提として職場の人は悪い人ではなく、むしろ僕よりもまともな社会人だと感じています。
ただ時々古い価値観だったり、この気持ちを決めつけていたり、
大人の理屈だなという接し方を感じることがあります。
前職のように物相手であれば、今だけ我慢、金を稼ぐ手段、
トラブルにつながってもそれほど大きい問題ではないと割り切ることもできましたが、
人相手、まして子供相手だと自分の関わり方の一つ一つが、
この子の人生を良くも悪くも変えかねない責任重大と思ってしまいます。
そもそも自分自身、社会人として見本になるような人間ではないという自覚があります。
なので、人を管理、指導する職種には向いていないかもと思ったり、
特にそんな自分だからこそ他の大人より子供の気持ちに寄り添えるのかなと思ったり、
今回の転職は今のところ一生の仕事にはできないと考えています。
でも一度関わりを持った以上は、最低でも今の担当児童が在籍している間、
長くても5年くらいは辞める気はありません。
もしかしたら重い悩みと捉えられるかもですが、
あくまで番組参加の公実としてちょうどよかっただけなので気楽に捉えてください。
まだ見ぬ両作、また鑑賞済作品の新たな視点を知れたらと期待しています。
まとめると、転職映画、子供と関わる映画でおすすめあれば教えてください。
ありがとうございます。
人生ですね。
これは映画の紹介じゃなくて人生相談みたいな感じですけども、
それぐらいガッツリ書いてくださって、それに合わせた映画を知りたいという感じですよね。
じゃあ転職映画の方から紹介させていただきたいと思うんですけれども、お二人いずれか。
マリオさんお願いします。
転職映画の方は僕の方が担当しようかなと思ってます。
難しいなって思ったんです、本当に。
転職映画ってまずなんだろうっていうか、
転職した後の話を描いた映画というか、
転職するかしないかで迷ってるみたいな感じの人の映画とかなのかなって感じです。
考えたんですけど、お便り見る感じ、新しい環境に身を置いて、
なかなか大変だなというか、いろいろ葛藤を抱えながら頑張って働いてらっしゃるっていうことだったので、
そういったものに近いような映画、何かないかなと考えたんですけど、
21:01
ちょっと考えた結果、一回ラジオでも紹介したんですけど、
ネクストゴールウィンズがいいんじゃないかなと思いまして、
一回説明はしたかと思うんですけど、
すごい弱いサッカーチーム、アメリカ領サモアだったかな、
に着任したコーチがどんどん強いチームになっていくっていう感じ、
ざっくり言うとですけど、そういう話で、文字通り本当に新しく環境が変わる主人公を描いた映画でもあるし、
主人公コーチなので、やっぱりメンターとしての自分っていうところもやっぱりすごく映画の中では描かれてるし、
というのでちょっとお便りの感じとも合うのかなと思いまして、
たぶん新しい環境でやっぱり悩むことって誰しもあるというか、大いにあることだと思うんですけど、
けどやっぱりいろいろそこに居続けるもいいし、
少し自分らしさとそことその場の環境との折り合いというか、
いい塩梅というか、きっとたぶん見つけていけるんじゃないかなと思うんですよね。
それはしかもやっぱり、自分が誰かに教えることもあるし、逆に教えられることもあるしっていうことをやっぱりあるんじゃないかなと思って、
そういったことはやっぱりすごく、ネクストゴールウィンズでもすごくやっぱり描かれてることかなというふうに思いますね。
主人公もね、人間として結構怒りっぽかったりとか、あんまり良い人では最初は長く出てくるので、
その人だって教えられることはあるし、逆に教わることもたくさんあるしっていうことも描かれてるので、
もしかしたらそういったことに寄り添える映画になっているかな、わからないなっていう感じで、
僕はネクストゴールウィンズをちょっと選ばせていただきました。
そうですね。転職者ってパターン2つあるかなと思うんですけど、
別業界に行くっていうのが1つと、弱小に行くっていう、元いたフィールドより下に行くっていうのが多分おおよそパターンとしてあるかなって思って、
多分その後者ですよね、本作は。
そうですね。確かに転職という意味では同じ業界になっちゃうので、
たまこしさんみたいに別業界で頑張るとはちょっとまた違いますけど、
まあでもやっぱり環境が変わるって、そこでの何とも折り合いのつかなさだったりとか不安だったりとかっていうのとかはやっぱり、
程度の差あれと共通するものかなとは思います。
そうですね。どういう軸で今までと違う自分を見つけるかみたいなのがあるかなと思うんですけど、
色自体が変わるのか高さが変わるのかみたいなので、下に降りてみたら見える景色みたいなのは絶対ありますし、
24:07
この映画自体もね、かなり評判でしたし、興味深いなっていう一作かなと思いますね。
ちょっとめちゃくちゃ難しかったんですけど、これどうでしょうかっていう難しかったんで、
ちょっとね、他にもいい映画もしかしてあるかなと思うんですけど、ちょっと僕はこれで押したいかなというふうに思っております。
ではもう一つ。
子供と関わる映画ですかね。
そうですね。ではこちら大井さんお願いできますか。
はい。子供と関わる映画なんて結構映画たくさんあると思うんですよ。
そうですね。多いですよね。
例えばね、最近オープニングでも話しましたけどシステムクラッシャーだってそうだし、色々それこそ僕冒頭でちょっと話しましたけど、
僕のお日様もものすごい子供と関わる映画で、これもすごいおすすめだなって思ったんですけど、
たまこすさんのお便りの中で、自分の書かれ方一つ一つがその子の人生を良くも悪くも変えかねない責任重大っていう言葉があって、
すごい子供に向かうような仕事をされる中で真摯な姿勢だなっていうふうに思ったんですけど、
そういう意味でちょっとふと思い浮かんだ映画があって、ちょっと今年公開された映画になっちゃうんですけど、異国日記をおすすめしたいなと思っています。
山下智子さんの原作の漫画をもとに、荒垣結衣主演で映像化した作品なんですけど、ちょっとオープニングでマリオンさんも僕も少し触れていると思うんですけど、
主人公、早瀬僧っていう中学3年生の女の子が主人公で、彼女は両親を事故で亡くしちゃうんですよね。
で、その中でそのおばさん、荒垣結衣演じている牧尾ちゃんっていうおばさんのところに預けられることになる。
その2人、大人と子供という2人の関係で、彼女をどう育てるかっていうふうに向き合ってくる牧尾も含めて、その2人の成長物語になってるっていうお話だと思うんですけど、
僕もまずこの映画、漫画がそもそも大好きで、それで映画もどうかなって思って見に行ったんですけど、映画もめちゃくちゃ良くてですね。
とにかく子供っていうすごくナイーブで、どう考えても大人の自分が責任を100%は持てないじゃないですか、子供の考え方に対して。
しかもその大人が言ったセリフとか言葉によって異界応にも影響を与えてしまう。で、そういう中である意味どんどん関わるのも怖いわけですよ。
で、主人公の牧尾ってその怖さをしっかり抱えてる主人公なんですよね。その怖さを抱えるからできるだけ距離を置くし、子供相手だって言って言葉を選ぶことをしないというか、
とにかく真摯に向かい合って言葉を一つ一つ丁寧に選んで紡いでいく。で、その様子を見てるだけでもなんかちょっともう泣けてきてしまうというか、
27:09
これは人間のコミュニケーションってそうだったよなっていうことを思い出させるような作品になっていて。
なので子供と関わる映画、特に玉越さんのこのお便りから僕が連想した作品としては異国日記かなっていう感じですね。
そうですね。子供と対等に振る舞うってすごい難しいことだよなってお話聞いてても思うんですけど、
そもそも経験が違うし、力も違うし、知識も違うし、何より責任が違いますよね。
こっちが守るっていう、守る守られるっていうのはもう絶対にあるべきだから、でも対等でありたいって、
じゃあその対等ってどういうあり方をするんだろうってすごい想像を働かせないとたどり着けないものだなって思うんですよね。
全ての人に対等って言った時に、でも全ての人に同じ振る舞いをすることではないはずじゃないですか。
それを全てに対して同じ熱量で取り組まないと、その対等ってたぶんたどり着けなくて、そうやってすげー大変なことだろうなって。
なのでまさに主人公の巻き王、主人公の人である巻き王は、そもそも人とそうやって関わる人なんで、人と関わりたくないってなってるというか、
そのエネルギーで人としか関われないからこそ、できる限り自分の時間を過ごしたいっていうタイプの人だったりもして、
なんかその不器用さ含めて人間だなーって感じがするんですよ。
面白いですね。それが例えば自分のお子さんにどう振る舞うかとかっていう想像の一つのヒントになったら面白いなとは。
なのでなんかモデルにはならないかもしれないし、なんかそういう知り合いの話を聞いたぐらいのつもりで見てもらえたらいいんじゃないかなって思います。
じゃあその2作品をご紹介させていただきました。
もしまだご覧になってないようでしたら、よかったら見てください。
では今回のお便り募集テーマ入っていきましょうか。
今回のお便り募集テーマが20代映画になります。
20代、結構20代をどう捉えるかっていうのも難しさがあるかもしれないなっていうお題かなと思うんですけども。
じゃあまずいただいたお便りから順番に紹介していきましょうか。
マリオさんからお願いします。
フリッパーさんからです。
30:02
あげていただいた作品が、「嫁10年」。
はい。
ありがとうございます。
いつもの難病恋愛ものかと思ってました、僕は。
違うんですね。
と思うじゃないですか。
僕もこれ見てたんですけど、確かにね、難病ものかって感じで見たら、でも普通にめちゃくちゃいい映画でしたよ。
よくできてましたよ、すごく。
なるほどなぁ。
きちんとその2人が中を深めていく過程とか、そこでどれだけその時の限りある時間を大切に過ごすか、
っていうことで結構ちゃんときちんと思い切り置かれていて、すごく丁寧だなって思いましたし、
あと演出がすごいあの人っぽいんですよね、あの人っていうか。
撮影監督でエマニュール・ルベツキっているじゃないですか。
ニアリーとか、レベナントとか、テレンス・マリックとかの映画で揃ってるような人ですね。
あの人の映像っぽくなってて、すげえなって思って。
この規模でこういう感じの映像を見れるんだっていうことでもちょっと僕はすごい、「おー!」ってなりましたけどね。
へー。
めっちゃぽいって思いますよ。
そうなんですね。
なんかちょうど余命10年も藤井道史監督ですけど、
ここ最近映画紹介屋さんするから映画の棚下ろしとか見てない映画見ようと思って、ちょうど3年間に見てた映画があって、
精神18×2っていう。
あー、見逃してたやつですね。僕見たかったな、それ。
で、これもいつもの難病恋愛者かと思ってたんですよ。
おー。
で、実際確か映画公開するときに割と評判良かったと思うんですよね。
で、実際これもめっちゃ良くて。
だから本当、藤井道史監督さんっていつもの難病恋愛者かと思いきやって作品撮るのめちゃくちゃ上手い人なんだなってちょっと。
なるほど。
思い直しました。
こんなに拡張高い映画っぽく見えるっていうのがやっぱそれがすごい良いなっていうか、
導入としてこんな映像とか見れるんだとか、それですごく感情持ってかれるんだっていう体験になると思うんですよね。
33:01
そうなんですよ。あくまでベタなモチーフだと思うんですけど、丁寧に作ればしっかり映画になるじゃんっていう。
そうそうそう。
それやっぱありますよね。
すいません、意外でした。
意外でした。
ちょっと覚えておきます。
はい、では次、大石さんお願いします。
はい、無回転観覧車さんから頂きました。
作品が何者?ですね。
中活と恋愛まただなかの若者たちの青春群像劇と思いきや、終盤は私にとっては超怖いホラー映画でした。
一体皆はどの段階であれ?に気づいていたのか。
見返してみたいような怖いような。
また山田佳彦演じる先輩が佐藤武演じる主人公に説教するシーン。
何が悪いか自分の胸に手を当ててよく考えてみろ、みたいなあのやり方が。
と全く同じことをしょっちゅうしてくる大嫌いな先輩がいるので、あのシーンはちょっとトラウマです。
桐島部活辞めるってようでのきついスクールカーストの描写と言い、つくづく浅い量は性格が悪いなと思いました。
もちろんお褒め言葉です。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
何物を僕あげようかちょっと迷ったんですよね。
確かにこれは確かに20代映画だと僕もあげたくなりました。
そうですね。
なんか20代映画じゃなくて20代地獄映画のひとつですよね。
で、僕本作の山田佳彦が演じた先輩が僕むちゃくちゃ嫌いで、むっちゃ嫌いなんですよ。
社会人になったからって大学生のことを見下してくる先輩むちゃくちゃ嫌いだなと思って。
なんかそれお前一歩先行ったから後ろにいるやつのことバカにしてるだけじゃんってお前同じこと繰り返してるよって思うんですよあれ。
あれ絶対高校に入っては中学生見下し、大学入っては高校生見下ししてきてるでしょあいつ絶対。
それ成長ちゃうやんって思って。
もうお前が一番アカンわと思って見てて。
もうね、はい。
で、本作ね、佐藤武が演劇やっててね、成功してる演劇の主催みたいなやつがねいるんですよね。
昔一緒にやってた。
で、そいつは出てこないんですよね。
確かに。
なんかそのね、こう、青春の栄光と陰みたいな存在を空白として置いててって、キリシマやってるわって。
でもやっぱキリシマよりちょっとグロテスクなんですよね精神的にやっぱり。
よりこう、自意識の置きどころが気持ち悪くなってるというか。
でもそのやっぱりその気持ち悪さを乗り越えた先の何か。
あなたみんなが認める何者かにはなってないけど私は見てたよって言われたら泣きますよね。
36:01
あそこでボロ泣きして映画館で。
いやもうこれ。
やっぱ劇中のSNS、申し訳やっぱりグサグサくるというか。
見たタイミングがほんとあの、就活終わったぐらいのタイミングで見たんで。
なんかね、それも相まって余計に嫌だなーって思いながら見ちゃって。
もうこれの感想をSNSで投稿するのもなんかすっげーこの映画館見返されてるような感じしてすっげー嫌だったし。
ほんと嫌だって思いながらなんか、もう嫌ですっていう。
はい、まあでは次行きましょうかね。
セロトニンさんから頂きました。
作品が時和荘の青春です。
手塚治虫が暮らしていた時和荘に集う若き漫画家が貧しい生活を送りながらも、漫画について熱く語る日々を過ごす中、それぞれの進む道に変化が訪れるという静かでどこか温かさを感じる青春映画になっています。
同じ志を持って漫画を描いているのに、売れる人と挫折してしまう人がいるのがあまりにも残酷で切ないです。
1996年公開の映画なんですが、若き本木雅宏さんや安倍沙太夫さんなどが出演されていて、とても新鮮さを感じました。
漫画の知識がなくても十分楽しめる映画になっています。
ありがとうございます。
見てないんですよね。
ご覧になってます?
僕も全然知らなかったですね。
時和荘のことは結構有名じゃないですか。
それの映画があるんだってことは全然知らなかったですね。
時和荘のことって、この映画に限らずどこかでちょっと知ってるというか、
まず漫画道が出てくると思うんですけど、
あれは藤尾英先生の視点を中心とした感じの、
時和荘をモデルにしたあれ自体はヘクションですけど、
なんとなく概要知ってて、そしてその中で突出していく才能の持ち主と、
そうでない人。
あるいはその既に成功していた先輩もまたみたいな苦いんですよね。
一種の漫画界における神話みたいな位置付け感ありません?
時和荘っていう場所っていうか。
そうですね、神話の場所ですよね。
ちょっとこれは見てみたいなって思いますね。
名前は聞いたことが5つ、今まで手を出してこなかったので。
あとやっぱ20代映画には貧乏ってやっぱ付きものですよね。
あー貧乏ね、あー貧乏って視点そうね。
そうですね。
お金がないっていうことにどう向き合うかっていうのはね、
すごい大きい要素かなっていうのはありますね。
39:03
はい、では我々から作品をあげていこうと思うんですけれども、
ではマニオンさんお願いできますか。
20代映画なんですけど、僕土直球なんですけど、
花束みたいな恋をしたです。
おー土直球だー。
ど真ん中ですね。
ど真ん中ですよね。
ちょっとね、いろいろ思い浮かぶ映画があったんですけど、
やっぱちょっと印象残ってるっていうのと、
結構見た、僕劇場で公開されたとき一回見て、
それ以降見返したりとか全然してないので、
結構ディテールとか間違ってたりとか、
かなり僕向けのというか、
花束みたいな恋をしたみたいな撮り方になっちゃってるかもしれないんですけど、
普通最初見たときすごくキラキラというとまたちょっと違いますけど、
すごいやっぱ同世代感もすごく感じられる、
そして同世代の営みがどっかあったんだろうなって思わせてくれる、
すごいファンタジックである映画であると思うんですけど、
そういった実在感とかがすごい惚れてたりとかしてたんですよね。
そういうちょっとファンタジーみたいなところはありますけど、
その理想にちょっとキュンともしちゃうしみたいなのがあったんですけど、
やっぱり今はなんというか、
彼らのちょっとやっぱりまだ浅かったよねっていう部分がすごく愛おしく思えるようになってきたんですよね。
はいはいはいはい。
だんだん社会に揉まれていって、
すごい結構こういうことしたいんだよねみたいなことが、
でも実際そんな甘いもんじゃねえよみたいなことをさらっと描いてたりしますよね。
だんだん仕事とかお互い働くようになっていって、
お互いに気持ちもずれていくし、生活とかもずれていくしみたいな感じ。
そこでだんだん有名ですけど、
須田まさきが罰ドロしかできなくなるみたいな、
愛すさみきった感じっていうのも、
そういうところを含めて、これ結構リアルだなって思うし、
あと結構映画の中で見た感想の中で、
登場するサブカルチャーへの愛のなさみたいなというか、
なんかこう浅っかだよねみたいな感じ、
結構ムってなってる感想が結構あったような気がするんですけど、
僕その感じも、でもこんなもんじゃない?みんなみたいなって思ったんですよね。
いやわかりますよ、なんかものすごい僕も映画大好きなんで、
映画について雑に語ってるとか、ムってするとかあるんですけど、
多かれ少なかれ、平均したらあれぐらいの距離感になるんじゃないかなっていう気がしたんですよね。
そこも含めて僕はリアルだなって思ったんですよね。
いいじゃないですか、天竺ネズミのライブのチケット持ってたけど、
それやめちゃって焼肉屋行くとかでもいいじゃないですか、別にみたいな。
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それ結構僕いいかなって思うんですけど、ダメですか?みたいなというか、
そっちを取るみたいなことも全然あると思うんだよなっていう。
それが自分の好きなものよりも社会の営みみたいなもの?って言ったらいいのかな?
みたいなものを優先するというか。
でも多かれ少なかれそういうことはあるし、
そういうのが息苦しいよねとかっていうのも若干匂わされてるような感じもするんですよね、この映画って。
あんまり表だって出てこないんですけど。
そういったとこが感じられるもするようなって今僕は思ってるって感じなんですよ。
花束みたいな恋をしたに関して。
しかもそこの社会でどんどん疲弊していく、諦めるの感情になっていくっていうのって、
今回のこれから話すお題映画にも結構通ずるものあるじゃんってちょっと思ったりもしたので、
なので僕はこういう感じで花束みたいな恋をしたのが好きと思ってるっていう感じですね。
本作のサブカル感ってなんかすごい最大公約数だなって思ってて、
全員が全員自分のことちょっとずつサブカルと思ってるじゃないですか。
でそのちょっとだけはみ出してる俺の中のサブカルみたいなところに縋って生きてたりするじゃないですか。
それを寄せ集めたのがあの二人。
サブカルっぽさのなんか要素みたいなの見えるんだけど、
結果的にめちゃくちゃよくある何かになってるんですけど、
多分それがほとんどのみんながそうなんですよね。
そっからはみ出せないんですよ。
やっぱり別にはみ出してないってなるっていうあのリアリティすげーなと思って。
だからあの映画みんな刺さるんだと思うんです。
ほんまにこうはみ出しきったサブカルじゃないから。
なんか部屋にあきら置くぐらいのサブカル感なんですよ。
そうなんですね。
結局はやっぱそういうこう普通の中に埋もれていく、
その社会の中でもこういうの当然だよねみたいなものを普通に収められちゃうみたいな感じっていうのは、
いやーひりひりしますけど、
でもなんかみんなそうじゃんっていうふうに思うんですけど、
違うのかなーみたいなねっていう。
本当に最大公約数っていうか平均値っていうかを僕は持って表現しちゃいましたけど、
ほんとそうだなっていうか、そういうふうに思ったんですよね。
いいですよねー。いいですよね。
いいですよ。いいですよ。これはいいですよやっぱり。
何より喋りがいが本当にあるぐらいだと思います。
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ちょっとね、僕も結構うっそらとした記憶だけでこういうふうに喋っちゃってるんですけど、
今見直したらもっとどうなっちゃうのやらって感じですね。
しかもこうある意味ラストが20代のその輝きを振り返る形で終わるっていうのもまたいいんですね。
そうですね。振り返ることになっちゃいますからね。
ギラギラもしてたしさーっていう。
そこも肯定したいじゃないかっていうかね。
その諦めも含めてですけどね。
それを頑張って肯定する感じにはなってて、
ある意味ちょっとお題映画とも質はちょっと違うけど、
でも結構やっぱり通じるものはあると僕は思ったりしたなっていう気持ちをあげました。
はい。では大石さんお願いしますか。
僕が紹介したい20代映画はこれマリオンさんから紹介してもらってみたやつなんですけど、
モンスターズインク・ユニバーシティです。
モンスターズ・ユニバーシティかな?
モンスターズ・ユニバーシティか。
モンスターズ・ユニバーシティですね。
そうですね。
いわゆるモンスターズ・インクのスピンオフ作品というか、前日誕にあたる映画なんですけど、
要はあのマイクとサリーの2人が大学時代に出会ってバディを組むまでの話っていう話なんですけど、
ちょっとだけネタバレになってなったと、これネタバレしなきゃ話せないんである程度言うんですけど、
この映画は20代映画と言ってるゆえんは、自分の可能性のなさに気づく話なんですよ。
とにかく主人公がマイクなんですけど、そのマイクが怖がらせ屋っていうところに入るんですね。
怖がらせ学部という。でその学部では、いかにあの世界だと子供を怖がらせて、それが資源になっているので、
いかに怖がらせられるかが、要はヒエラルキーというかホワイトカラーになれるかどうかの、
花形職業になれるかどうかの才能なんですけど、彼はもう怖くないんですよ、見た目が。
だけど彼は頭はいいからめちゃくちゃ勉強をして、いかにしたら人間が怖がるかってこともわかってるんだけど、
でもそれを自分で実践しようとすると、どうにも怖がらせることはできないっていう。
でそのどうしようもなさにとにかく打ちのめされる話なんですよね、これ。
で僕にとっての20代はそれなので、自分の可能性の、なんていうか、花束みたいな声をしたってやっぱり可能性の輝きだと思うんですよ。
自分は何でもなれるかもしれない。でもちろんそれがこう、どんどんどんどん削られていく話でもあるからこそしんどいなと思うんですけど、
その部分、要は可能性がないってことだけに焦点を当てた映画があるんだと思って。
もうなんか、これがね、ピクサーっていうアニメーションで子供を見るような作品でよくこんなの描くなと思って。
自分はまさにユニバーシティでそれを経験してるわけですけど。
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なるほどね、ピクサーだったかっていう。
なので、でも20代ってやっぱりそうじゃないですか。自分の可能性、いろんな可能性があるかもって思っていろんなところに挑んでいって、
でその中で本当の、なんていうかな、向き不向きに気づいていく。多分それって20代だからできる痛みだと思うんですよ。
それにすごい真摯に向かい合ってる映画だなって思うので、めちゃくちゃしんどいんですけど、
かつその後にナミビアの砂漠みたいな、だんだん僕はなっていくわけですが。
なっていくんですか。
ていうので、僕20代映画ですごい好きなのはモンスターズユニバーシティかなっていう感じですね。
あげる人多いっすよね、モンスターズユニバーシティは。
これちょっとあげようかなって思ってました。
人生は不可能性っていうのは本当にそうというか、
できることをやってきたんじゃなくて、できないことをやらないようにしてきただけなんじゃないかっていう。
本当に人生って。
20代になるまでは勉強したりなんだり努力すれば何でもできるようになるっていう神話を信じてるわけですけど、
それに気づくんですよね。できないことあるっていう。
しかも結構絶望的ですよね、大学まで行ってそれに気づかされるって。
そうなんですよ、絶望的なんですよ。
もっと早く気づいていれば方向転換だってできただろうにみたいなことだって思っちゃうわけじゃないですか。
そうですよ。
結構こんな挫折をね、ピクサーがやるんだっていうところがやっぱすごいなって僕もその時思ったし。
かつとはいえマイクに何の才能もないかっていうふうに描かないあたりもやっぱ優しさなんですよね、この映画。
正面から怖がらせようっていうふうにしたらもちろんダメかもしれないけど、
サリーと一緒に組んで、ある種演出みたいなことにどんどん入っていくことで、
彼の才能、勉強してきたことっていうのは活かせるかもしれないっていう可能性も示すんですよね。
なんかその1個もし可能性が立たれたとしても、でもその他の可能性もあるよっていうふうに示してくれる優しさもこの映画にはあって、
まあさすがピクサーだなと。
やっぱ思わずにはいられないですし、やっぱそれは自分も大学時代にやってきたことだったりもしたので、
マジで自分事でしたね、この映画見てるときは。
なるほどね。
勧めてよかったって思いました。
じゃあ僕行かせていただきます。
僕の作品はウッチョブ カムサリナーナニチジョです。
矢口忍監督の作品で林業に携わるっていう話なんですけど、
僕は20代映画は絶対に僕の中でのトップは、
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奥田丹代に成りたい坊主と出会う男全て狂わせるガールなんですけど、
それを前に上げたんで、今回変えたんです。
2作共通しているものがあって、なりわいを見つける話なんですよね。
なりわいっていうのは就職とは違うんですよ。
本作の主人公が、わりとチャランポランの大学生で、
ソメテン翔太が演じている大学生なんですけど、
大学生のサークルか何かだったかな。
林業の研修か何かみたいなのをやって、
一人だけ残っちゃうんですよね、みんな帰って。
そこでいやいやいやいや林業をやらされるんですけど、
そこで意味を見つけていくんですよ。
その林業っていうのが、
自分たちが生きているうちには絶対に木材としては使えない木を植えたりとか、
前の世代が植えた木を自分たちが木材として切って売るとか、
そういう人間のスケールよりもはるかに大きい時間軸で動いている産業なわけなんですよね。
そのスケール感に飲まれると言いますか、
そこにやりがいを生み出していって、
いかにもモラトリアムの中にいた、
特に目標がなさそうだった主人公が林業で生きていこうことを選んでいくっていう話なんですけど、
就職とか以上のすごい重いものがある話だなと思って、
就職って戻れると思うんです。やめたら。
でも成り合いって戻れないんですよ。不快逆なんですよ。
人生そのものが飲み込まれてしまうので、
今までと違うルールの生き物になっちゃうんですよね。そこで生きていくことを選ぶと。
だから彼はこの林業っていうものに携わって人間として今後生きていかざるを得ないんですよ。
絶対に自分の中に林業で生きるっていうルールが染み付くので、
成り合いを選ぶっていうことは、それがすごいなんか切なくもあり、
強さを感じるものでもあるなと思ってて、
自分より大きいものに預けられることでそこに生きていくっていうこと自体も、
ちょっと元あった自分を喪失させてるなともちょっと思うんです。
林業ってすごい何十年もの何百年ものスパンで動いていくんだっていう、
そのスケール感に自分が元あった子が飲まれちゃうというか、
それって別に林業だけじゃなくってあらゆる仕事とかもそうだと思うんです。
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この役割の中で自分がやりがいを感じる、自分がそこにいるべきと感じられる、
それによって自分が生きていくことに意味があると思えるっていう。
でもそれってその意味を持たずに生きてこれた自分とは違う存在だと思うんですよ。
もうかつての自分には戻れない、でもそれを選び取るっていうことの、
なんかすごい人生の何かを感じるんですね、そこに。
それが結構コミカルに、肉体労働者の下品なギャグとかに交えられながら、
生き方を選ぶっていうことを描いていく本作っていうのは、
結構僕の中で残ってる一本なんですよね。
っていう感じです。
ウッチョクもね、すげえ面白いし、
これもちょっと転職映画であげようかなって思ったぐらいだったんですけど、実は。
確かに。
やっぱ環境が変わるっていうことに重ねてもあるかなって思ってたんですけど。
そうか、確かに。大きなものに、中に、そこに場所を見つけるみたいな。
あー、なんか20代だなーって感じしますよね。
てか、僕らがあげた映画3本ともそんな映画じゃんっていう感じがするんですけども、結局。
そうですね、来せずして可能性のあるところから自分の可能性を削っていって、
最後には大きな社会の中に入っていくっていう。
大きなものにぶつかってじゃないですけど、相対して、そこでじゃあ自分どうするのっていうところを迫られるみたいな。
それがすごくシリアスだったり、すごい地獄のような気持ちになったりする時もあれば、
すごくさらっとそれを描いてしまう先もあったりみたいな感じのほうが、
ちょっと三者三様みたいな感じですよね、選んだ作品的に。
確かに。
世界と自分の大きさの差にいかに向き合うかって結構20代のテーマなのかなって思いました。
しかもそれはもうテーマ作品もおそらく。
はい、そうですよね。
そうなんだよなー。
そうですよねー。
そうですよねー。
そうなんだよなー。
はい、じゃあもうこのままテーマトーク入っていきましょうか。
うん、はい。
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