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2024-09-14 54:29

第181回(2)『エイリアン ロムルス』シリーズを観たくなる!詰め込みまくりのアトラクション

『エイリアン ロムルス』の話をしました。

シリーズから1、2、プロメテウス、コヴェナントの要素、ゲーム的な展開やギミックもたくさん詰め込んで、エイリアンのエッセンスをギュッと凝縮している話などをしています。※3・4・AVPには触れていません。

■メンバー

・山口 https://twitter.com/awajicinema ・マリオン https://twitter.com/marion_eigazuke ・オーイシ https://twitter.com/pteryx_joe

■ルクア大阪「映画紹介屋さん」開催のお知らせ

お客さんからお話をうかがって、そのお話に沿った映画をレコメンドするイベントです。

日時:2024年9月21日(土)・22日(日) -

場所:大阪・梅田『ルクア イーレ』 3F入口

詳細・予約:https://www.lucua.jp/topics/p-1458105.html

『平日!映画の話したすぎるBAR』in週間マガリ

「映画の話したすぎるBAR」番外として、山口個人が店長にて平日開催いたします。

日時:2024年9月30日(月)

詳細:https://virtualeigabar.com/eiga-bar

場所:『週間マガリ』大阪市北区 天神橋1丁目11-13 2階 https://magari.amebaownd.com

■月1バー「映画の話したすぎるBARシンサイバシ」

山口が店長の映画の話をするバーがリニューアルしました。

毎月第3木曜日

場所:「心斎橋」駅徒歩6分「BAR アメ村SHELTER」

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00:00
今日のテーマトークは、『エイリアン ロムルス』です。はい、ではマリオさん、解説をお願いします。
はい、heyga.comより解説を読ませていただきます。
リドリー・スコット監督による1979年の傑作『エイリアン』のその後を舞台に、エイリアンの恐怖に遭遇した若者たちの運命を描くSFサバイバルスリラー。
ロント・ブリーズのフェデ・アルバレスがメガホンを取り、リドリー・スコットは制作を手がけた。
人生の行き場を失った6人の若者たちは、廃墟と化した宇宙ステーション、ロムルスを発見し、生きる希望を求めて探索を開始する。
しかし、そこで彼らを待ち受けていたのは、人間に寄生して異常な速さで進化する恐怖の生命体エイリアンだった。
その血液は全ての物質を溶かすほど強力な酸性であるため、攻撃することはできない。
逃げ場のない宇宙空間で次々と襲い来るエイリアンに翻弄され、極限状態に追い詰められていく6人だったが、
出演はプリシラのケイリー・スピーニー、ライレーのデビッド・ジョンソン、
もう一人のゾーイのアーチ・イルノ、マダム・ウェブのイザベラ・メルセド・ラ。
はい、ではここから内容に触れる話を入っていきたいと思いますので、ネタバレ気にされる方がいたらぜひ見てから聞いていただけたらと思います。
ではアサイの感想、マリオンさんいかがでしたか。
あ、あと改めてエイリアン編歴はちょっと触れときましょう。
はい、そうですね。まず僕のエイリアン編歴ですけど、エイリアンシリーズは1作目とプロメテウスとエイリアンコヴェナントだけ見ております。
あと番外編とかだったらね、エイリアンvsプレディアとか見てますよとか言えますけど、あまり関係ないので、ちゃんと見てるのは3本っていう感じです。
ただそうですね、むしろ僕あれですね、フェディアルバレスの作品は結構見てるっていう感じです。エイリアンよりも。
でも日本で公開されている作品はほぼ見てますね。
シロノハラワタのリメイク版、ドントブリーズ、クモの巣を払う女と見てるんで、っていう感じですね。
そんな感じで、こんな僕のエイリアンロムレスの感想ですけど。
いやー普通に怖くて楽しい映画でしたねっていう。
これだよこれみたいな感じって言ったんですかね。ちょうどいいっすねみたいな。
本当に怖くて嫌だで、早く終わってくれって思いながら見てましたし、最後までどうなるのかやっぱ分かんないっていうところとかもすごく楽しかったですし。
でちゃんとフェディアルバレスの過去作っぽい話でもあるじゃんっていうのもちょっと気になったりとかして、
コソドロに入った場所で変な奴に襲われるってドントブリーズじゃんみたいなことを思いながら見たりとかしたりとかして、
でも本当にエイリアン好きなんだなっていうのとかはすごく感じられましたね。
ベースは一作目に近くて、でちょっとだけプロメテウスっぽさみたいなのもほんのり入っているし、
03:08
たぶんシリーズの他のオマージュだったりとか要素もたくさんちゃんと入ってるんだろうなっていう感じがして、
なんかこれは別にシリーズ見てない人ほど行っていいじゃんみたいなタイプの、
それこそツイスターズとかも別に前作見てなくてよかったじゃんみたいな感じに近い感じで楽しめる映画になっていて、
僕はすごくよかったですね。
はい、大江さんいかがでしょう。
僕さっきもちょっと話したんですけど、エイリアンシリーズをいつか見なきゃなーって思ってずっとサブスクの中で貯めてた人なんですよ。
うんうん、なるほど。
で、今回なんで初めて、そもそもしかも劇場でエイリアンのシリーズをしっかり見るっていう体験をしたんですけど、
正直たぶん僕エイリアン見たい理由ってSFだからだったんですよね。
ちょっとなんか高等なSFっぽいじゃないかと思って、これは見ておきたいなって思ってたんですけど、
行って気づきました、あ、ホラーだったそういえばっていう。
あー怖かったーっていう感じですね、ほんとに。
もう、なんか見てる劇場自体が、なんていうかな、閉じ込められてる宇宙船なんじゃないかって錯覚するぐらいには怖くて、
途中なんていうか久しぶりにリアルで、なんか目つぶるでもなくこう、なんだろ、指の隙間から見るみたいなことしてました。
そのぐらいこう、なんか怖かったんですけど、なんかやっぱ映画として見てた時に、
エイリアン自体のその生々しさがすごいやっぱ良かったなと思って、
まさに今回そのアニマトロニクスとかあとは中に人が入ったパペットとかで、
要は物体としてのエイリアンっていうのをすごいたぶん撮影で工夫されてるんだろうなっていうのは見てても思ったんですけど、
なんかその生々しさが今回すごい良かったなと思ってます。
なんか生き物としてのエイリアンをしっかり見たというか、
こいつは襲ってくるな、こっちに来るなっていう、なんか説得力がしっかりあった。
なんかそれが今作映画見てて、てか映画振り返った後に、
ああ、だから怖かったのかっていうか、
なんかまさにそのジェラシックパーク1作目のそのラプトルをわざわざロボットで作ったり人が入ったりして、
そのやってる感じというか、そこに同時にある感じみたいなのがやっぱり今回はあって、
もちろんエイリアンシリーズもともと、そもそもあそこからスタートしてると思うんですけど、
今この時代にあえてそれをやるっていうのは、なんか僕はすごい今回はなんか構想してるんじゃないかなっていうふうに思いました。
はい、あの超怖かったです。
はい、僕はですね、まずエイリアン編歴はさっきも言ったんですけど、
エイリアン1、2とプロメテウスとエイリアンコベナントを見てます。
あと3は大昔に見てて、ちょっと俺覚えかなっていう感じ。
で、4は見てないのと、エイリアンvsプレデターは見てないです。
はい、で今回はあのむちゃくちゃ面白かったです。本当にむちゃくちゃ面白かった。
06:03
で、怖いっていうのはやっぱり大事にしたい感情かなとは思ってるんですけど、
やっぱ1の怖さをちょっと今回改めてもう一回やろうとしてる感じはしたかなっていうのは思いました。
あと僕が知ってる限りでのエイリアンの過去作からの引用あるなっていう部分とか、
見てないシリーズの範囲内からもなんか引用してそうだなみたいな結構要素が多い作品かなとは思うんですけど、
そこもまあ、なんだろう、割と僕は好ましく見てて、
あの本当に面白くしてやろうっていう気概がすごい作品だなと思ってて、
面白くするためだったら過去作からの引用もしまくるし、
面白くするためだったら結構このゲームっぽい展開がいっぱいあるなと思ってて、
ステージギミックみたいな感じのこのミッションクリアしろみたいなことが次々と起こるみたいな、
なんかこのモンスターをやっつけるみたいな大きい全体での目標じゃなくって、
一個一個この目標設定がなされていくみたいなが繰り返されるのって、
すごい今っぽい映画だなって感覚はしたんですけど、
アトラクション的と言ってもいいかもしれないですけど、
でも面白かったらそれで良くないって僕は思いましたからね。
ではお便り3つ紹介させていただきます。
いいからさんからいただきました。
すごく面白かったです。これまでのシリーズのいいとこどりでベストアルバム的一作でした。
中でも大軍のフェイスハガーや共産血液の大将など新しい見せ方も楽しかったです。
アンドロイドのアンディ役の終始、憂いに満ちた表情も最高でした。
人物描写について近年のプロメテウスやコヴェナントは人間の行動が愚かすぎてほとんどブラックコメディ的でしたが、
本作のキャラはアンドロイドを嫌う理由やチャイジがいるなど行動原理がきちんと語られ、
こうするのも仕方ないよなと素直く見られました。
ひとつ言うなら、危機的状況が次々にテンポよく訪れ退屈しない点は長所でもあるのですが、
小惑星軍衝突のタイムリミットサスペンスとしての要素は薄まっていたように思います。
ありがとうございます。
ちょっと僕、感想的に近いかなと思ったんですけど、
やっぱりあれなんですね、皆さんプロメテウスとコヴェナントは人間愚かすぎって思ってるんですね。
そうでしょうよって思ってますよ、やっぱ。
愚かよのっていう。
やっぱそうなんだ。
僕だけだったらどうしようと思ってたよ、見てて。
09:03
このベストアラートの敵っていうのは3とか4も入ってるんですかね。
じゃないんですかね。
うん、なんかその感じはありますよね。
あと、アンディ良かったっすよね。
すっげえ良くって本当。
シリーズ投資なんですけど、アンドロイドの信用ならなさっていうのもひとつテーマというか要素でもあって、
ずっとそうなんですよね、アンドロイドの信用ならなさっていうのは繰り返しやり続けてるから。
今回はじめは木突というか、少し思考の性能とかがあんまり高くなさそうな状態になってるらしい頃から、
逆にその木突で善良な感じがしてましたけど、そっからアップデートしてからの、あ、こいつあかんぞっていう感じ。
頼りになるけど、あ、こいつ絶対会社の利益第一優先感バンバン出してくるやんみたいなね、なってきますよね。
基本会社のロジックで動いてるアンドロイドはカスっていうのがシリーズ投資ですからね。
その後、途中あたりもね、最終目的どこなのかよくわからない時間が結構あって、
あそこすげー不安なんですよね。あれ?なんか今与えられてる目的って何?みたいなのがすげー不安だったりして、
結構そこがシリーズ知ってる立場としての面白さがあったんですよね。
アンドロイドの信用ならなさっていうものが、あそこで結構ずっとクリフハンガーみたいに引っ張られ続けてたから、
で、最後戻るっていうね。
あれ、僕はアルジャーノンに花太郎だなって思いました。
でも演技も上手いですよね、役者さん。
そうなんですよ。
ほとんど出てる人知らないんですよね、主要登場人物。
プリシラーのケニー・スピーディーはわかりますけど、あと全然知らない人だったんですけど。
やっぱ演技的にアンディすごく印象残りますよね。キャラクターがすごく良かったのもあるんでしょうけど。
なんかその表情と、あとやっぱ目ですよね。
なんかね、ちょっとやっぱ不安げな目ずっとしてるのがいいんですよね。
アップデートした後も若干ちょっと、ちょっとタレ目ではないけど、ちょっとトロンとした感じの目視されますよね。
そこがすごくいいですよ。
あとちょっとだけ黒目がちというかのところもめちゃくちゃ良くて、
12:03
なんかそれが表情を読めないというか、この人は、このロボットは何を考えているんだろう、それとも何も考えていないんだろうかみたいな、
そういう信用できなさもありつつでも、逆に子供らしさというか、擁護しなきゃいけない感じもしっかりあって、
なんかその両方が本当同居しているのがめちゃくちゃいいなというか。
そうですね。
はい、じゃあそんな感じで我々からトピックを出していきたいと思うんですけど、
個人的にまず触れたいと思っているのが、このエイリアン世界の背景となる舞台の描写なんですけど、
冒頭のあの労働させられているとこなんですけど、
今まで僕が見ている限りのシリーズだと基本的にほぼ宇宙船の中か入食した先での話なんで、
基本的にこの死生の人々みたいなのって描かれてこなかったんですよね。
エイリアン2とかだと都市部がちょっと描かれるんですけど、ノリ的には80年代アメリカの生き生きな感じなんですよ、都市部は。
だからあんまりその世界の広さみたいなのは見えなかったんですけど、
今回一般の人々がどんな生活してるかっていう背景が出てて、
これ今までのエイリアンでなかった部分かなって個人的には思ってるんですけど、
とにかく劣悪な労働環境、企業がむちゃくちゃしてるっていうので、
常にエイリアンシリーズの背景にいるウェイランドユタニシャ。
悪い奴らだなっていうのはずっと描かれてたんですけど、あんまり出てこない。
出た時はゲスな奴だけ出てくるみたいな感じ。
だから命令だけがあるか、アンドロイドが代弁者としているか、ゲス野郎だけいるかみたいな感じだったんですけど、
あの会社が持っている構造のヤバさみたいなのがガッツリ描かれたの。
今回が初めてだったんじゃないかなと思って、そこがちょっと面白かったかなと思ったんですけど、
それとも関連してなんですけど、今までって基本的にプロフェッショナルの集団の話が多かったんですよね。
宇宙船の航海士とか乗組員とかの話が多かったんですけど、
今回が若者、ある程度技術は持ってるけど普通の若者の話。
だからティーンエイジャーの話になってて、それがその社会的な背景を描いていることと結構マッチしてたなと思った話がスタート地点として。
15:04
だから宇宙船から逃げられないとかじゃなくて、まず社会から逃げられないっていうところから話が始まってるっていうのが、
この乗っかれるところとしてあったかなと思ったんですよね。
そうですね、やっぱりそこの背景描いてるのがやっぱり一番本作の魅力というか、
しっかりこの世界観に入れるなっていう安心感ですかね。
っていうのはすごく感じましたね。
それは逃げたくなるよっていう話にちゃんとなってたから、
本当に、さっき言いましたけど、本当にドントブリーズと導入が一緒っていうか。
ドントブリーズですよね。
ドントブリーズはデトロイトでしたけどもみたいな感じじゃないですか。
本当に導入とかが一緒だなってちょっと思いましたね。
彼ら多分まさにこれまでのプロメテウスとかだったら人間バカじゃねってなるところが、
それは額はないだろうなっていうのもしっかりわかるし、
でもそれでもやらなきゃいけないから行くというか、
切実な感じというのはすごい伝わってきたなと思って。
だから彼らがその宇宙船に、漂着している宇宙船に行くわけですけど、
それが全然いわゆるバカなこととしては描かれていないというか。
もちろんその中でそんなことするなんてっていう人もいるかもしれないけど、
でもそれは彼らにとってはもう結構真に迫った行為でもあるっていうのが、
結構見てて乗れるところではあったかなと思いますね。
それは本当に大きいなとは思って。
結構他のエイリアンシリーズってあんまりキャラないんですよね。
宇宙船に乗ったとこから話が始まって、
普段のタバコの吸い方とかお酒の飲み方とか、
ちょっとした趣味思考みたいなものでキャラを出すしかなかったんですよ。
仕事してるとこから始まるんであんまりバックボーンがないというか、
基本的に全員お金稼ぎに来てたりとか、
あるいは入職目的で宇宙航行してたりとかなんで、
キャラ薄いんですよね基本的に。
でも今回この社会的背景が描かれたことで、
しっかりそれがちゃんとキャラクター性につながってるっていうところ。
これは結構今まであんまりなかった部分じゃないかなって気はしてるんですけど、
良かったですね。乗れる!そこで。
そうですね。
一作目の宇宙船という閉鎖空間というどん詰まりに、
プラスそこの外もだいぶどん詰まりっていうことが描かれたことによって、
18:02
本当に我々今そういう世界に生きてるもんなって、
なりますもんねやっぱり。
そういった世界でどう生きていけばいいんだろうみたいなことにも、
触れているような映画ではちょっとあったかなというのはすごく思ったので、
いや確かにそれが本作の結構魅力というか本当にそう思います。
やっぱりちょっとね、あんまり共感しにくい行動を取ったりはするんですけど、
ただそれで完全に突き放し切らないというか、
事情が組めるっていうバランスだったのがすごい良かったかなとは思いましたかね。
あと映像が宇宙の描写がめちゃくちゃ綺麗じゃなかったですか?
あ、それ思いました。
なんかこう、茶畜ないって言いたいんですかね。
しっかり描いてるなーってリアルに言ってすごく今回思いましたね。
小惑星帯とか近づいていくわけですけど、
あそことかも美しさと残酷さが両方あるというか。
あ、そうすごく、あの小惑星ベルトすごく良いですよね。
うん、めちゃくちゃ良かった。
良かったし、あとやっぱ宇宙ってね、上下とか平行感覚なくなっちゃうけど、
あそこの小惑星ベルトがあることでちょっとこう、
海っぽくなってこう、位置関係が危機感覚的に分かりやすいというか、
あそこに入った海みたい、岩の海に入ったらやばいみたいなのがこう、
絵にしてすごく分かりやすくて、あれ結構良いなーと思って、
突っ込んでいって、どんどんボロボロになっていく宇宙ステーションすごく良かったですよね。
うん、うん、うん、うん、そうっすねー。
それこそなんかもう、映画の冒頭その夜空の星空から始まるじゃないですか。
はいはい。
夜空というか宇宙の星空というか。
うん。
なんかもうあれ見てちょっとドルビーシネまで見なかったことを若干後悔したというか。
あー。
これドルビーシネマ案件だったかもなーってちょっと思ったりもしました。
あー、確かにな。
てかまあそもそも全体的にその2001年とかいわゆる他のスペースオペラ系のものに比べると、
宇宙船も黒ですし、そもそもエイリアン自体が黒色の生命体っていうのを考えると、
やっぱりすごいとことん黒の映画なんだなっていうのを見てて思って。
うん。
確かに彼らが住んでた星も太陽の光がないっていう暗い場所だったので、
確かにドルビー案件だったかもしれないけど、
あのでも音で驚きたくないなーっていう気持ちを。
そうなんですよー。
すごくあるな。
あのドルビーの音響で驚きたくないですっていうのがあります。
あー、闇って結構大事な部分というか、
特にエイリアン1なんですけど、
闇から出てくるんですよね。
ほとんど全体像出ることってなくって、
21:01
闇の奥に黒光りするものがいるっていうその加減が怖いんですよね、やっぱり。
今回はちょっとその感じあったかなーとは思ったんですけど、
あとは大石さんもおっしゃってましたけど、実在感ですよね。
すごい良くて、
CGじゃないからこそ出せる良さがあったなーとは思いましたね、本当に。
特にフェイスハガーの大軍がいる部屋をゆっくり歩くシーン、
あれもうめちゃくちゃパペットなんですけど、後から思うと。
でもあの感じめちゃくちゃ良くないですか?
良いですよね。
あそこのシークエンス嫌だなーと。
嫌ですよね。
嫌だなーって。
しかもそこまたドントブリズみたいなことやってると思いながら見ちゃったし、
音立てちゃダメとかさ、やめようよアクアイトフレーズじゃないんだからさ、
見てましたよ、もうやめてよっていう。
やっぱあれですね、コベナントとかだとやっぱエイリアンというか、
一応ゼノモーフっていう名前があるらしいんですけどね。
ゼノモーフCGやったと思うんですよ。
確かコベナントの時はそうだったんですね。
あれ日中出てくるんですよね、結構明るい中。
白昼堂々出てきますよね。
白昼堂々でシャカシャカシャカシャカ動き回るんですけど、
やっぱあんま怖くないんですよね。
実際に作った造形物としてあると、もちろん実在感そのものが怖いんですけど、
あんま動かないから見せ方工夫しないといけないですよね。
確かに確かに。
だからこうだんだん見えてくるとか、動かさずに見せるみたいなことをしないといけない。
ジョーズとかにも通知のものがあると思うんですけど、
ジョーズもあれ、ロボットが動かないからジョーズを見せない方向に切り替えたっていう話があったと思うんですけど、
それに近いというか、何でもできるわけじゃない。
思い通りに動かせるわけじゃないものを、
撮り方、見せ方で怖くする、面白くするっていうことをしないといけなくなると思うんですよ。
でもそれがやっぱり結構この、映画における怖さ表現の大事な部分なんじゃないかなと思って。
なんか本当こう、それこそあれですね、黒沢清の映画の中で幽霊を映すときに、
ちょうどその幽霊の役者さんがお休みになっちゃったから仕方ないから写真を貼ったっていうエピソードとかもありますけど、
なんかそうすることでより何これみたいになるというか。
今回のゼノーモーフが出てくるまでの時間もすごい長いじゃないですか。
24:04
思った以上にそこまで時間がないし、出てきたかなって思ったらこう部分部分でちらっちらって見えるみたいな、
もうなんかあの日こうまさに吊り下げられたサスペンス的な演出の数々がもうめちゃくちゃ怖くて、
本当に。
そうですね。
やっぱこの、見せずに貯めるってホラーの基本だと思うんで、
そこがねすごく良かったなぁとは思いましたね。
特に前半なんですけど、後半ちょっとゼノーモーフの数が増えてテンション変わってくるんで。
そうですね。
そこはやっぱあそこから2になるんですよね。
2は現代エイリアンズなんで、普通系があること自体が2のコンセプトというか。
でもやっぱ前半は1の面白さを上手に出してたなぁとは思いました。
あと、三星の血液の使い方はめちゃくちゃ良かったですか?
設定として有名で知ってたんですけど、あそこまで大フューチャーされたことあるんですか?
一応1の時は倒すと血液で船に損害が出るから、
船外に射出するしかないっていう話にはなってたんですけど、
なんか今回も下まで全部貫通しきるみたいな話になって、
そこまでだったかな?みたいな。
設定が強すぎるじゃないですか、三星の血液って。
だからちょっと持て余してしまうというか、せっかく良い設定だけど、
よく使えてないんじゃないかなって思ってたんですけど、
今回めちゃくちゃ良くないですか?みたいな。
うわぁ、あの血液触れちゃやべぇ!の展開。
あれが見るだけでも、もう最高でしょ、この映画ってすごく思いましたよ。
あと、重力とかも。
確かに使ってないよね、僕が見てる範囲ではですよ。
ゼログラビティ以降って言ったらいいんですかね、
ああいう無重力空間での映像みたいなのが、
普通に映画の中でも出てくるみたいな、リアルなのが。
っていうのを活かしつつ、
ちょっとあまりフィーチャーしてこなかった三星の血液みたいなところを、
こう組み合わせてくれるっていう、
ああもうこれ最高でしょってすごい思いました。
そうですね。
あの重力の展開出てきた時、ちょっと僕笑っちゃいましたよ。
使うやつやん、ギミックとして使うやつやん感がすごくて、
27:04
しかもめちゃくちゃゲーム的ですよね、あそこ。
ちゃんと、前振りが丁寧というか、
大石さんみたいにエイリアン初めてこれ見ますって人に、
わかりやすいようにエイリアンの特徴とあって、
ちゃんと説明してくれるじゃないですか、
壊れかけのアンドロイド。
あいつはゼノフォーって言ってなっていう。
丁寧。
親切と思いましたよ。
壊れてるアンドロイドに話しかけるって展開もゲームっぽいなって思いました。
わかりました。
一番初めは背景としてある。
で、後の展開でそいつに話しかけるアイテムが手に入ったから、
話しかけられるようになる。
で、情報が聞き出せて、次のクエストが発生するって感じじゃないですか、あそこ。
すげーゲームっぽいなと思って。
ちょっとこれ正しい感想かわかんないんですけど、
エイリアンっていう設定を舞台にしたTRPGみたいな感じで
自分は年寄りから見始めちゃって。
だからアンディが多分、いわゆるNPCというか、
キーパーがやってる役なんだろうなって思いながら。
確かにこういうTRPGありそうやもん。
めちゃくちゃなファンが作った成功なTRPGとして、
よくできてるなーって思って途中から見てたというか。
台数失敗したらフェイス破壊に取り付かれたりとか。
それこそ、途中重力を切って3の血液でくぐっていくっていうのとかも、
多分回避とかサイコロ振ってんじゃないかなと思って。
フェイス破壊にグシャーって掴まれた女性の人も、
台数成功してたらね、多分大丈夫。ギリギリ成功なはずだと思いますよね。
そうですそうです。
情報、知識ロールやってないせいで、
ちょっとその情報を引き出すのが遅かったせいで、
残念でしたみたいな。
目に浮かぶじゃんっていう。
だから超ロスト率の高いシナリオみたいな。
ライト高いやつね。
その見方ちょっと面白いなと思って。
アンドロイドがゲームマスターの役割、
それが監督、映画の監督のシリーズって見たときに、
プロメテウスとエイリアン・コヴェナントのアンドロイドがね、
マイケル・ファスペンダーがリドリー・スコットがゲームマスターしてるって考えると、
めちゃめちゃ最悪のゲームメイクしてるなと思って。
勝たせる気ないゲームですね。
どのダイス振ってもほぼ死ぬみたいなシナリオでしたね。
ひどいゲームバランスっていう。
めっちゃ面白いな、その見方。
重力のところ、
重力の温風の切り替わるペース早すぎて危ないやろってちょっと思ってたんですけど、
30:05
でもあそこはね、ほんとね、この後どんな展開にしてくれるのかなってワクワクしてました。
もう伏線でしかないからあれ。
エイリアンシリーズのね、倒すと
酸性の血液で船に損害が出てやばいっていうので攻撃できないっていう。
エイリアンを銃で撃てるのって宇宙戦じゃなくて地表画舞台のやつじゃないと基本的にやれないんですよね。
エイリアン2とか、エイリアンコヴェナントとかもそうだったんですけど、
今回そこで宇宙戦というか、今回宇宙ステーションですけど、宇宙ステーションの中で銃を撃つにはどうしたらいいかっていうので無重力に入れるっていうね。
そこでアイディアの勝利です。
そういうワンアイディアでフレッシュだって思える瞬間があればもうその映画の勝ちですよね。
それは本当そうだなーってすごい思ったので、もうノブルス最高ってなりましたよ。
あとゼノモーフとかが実在感があることで生じた部分かなと思うんですけど、
ゼノモーフとフェイスハガーのデザインの性気感すごかったなと思って。
ゼノモーフ男性気すぎるなと思ったし、フェイスハガー女性気すぎるわと思って。
確かに。
今までで一番それを感じたかな。ゼノモーフは今までも男性気やなって思うことあったんですけど、
フェイスハガーの女性気感今回一番感じたんですよね。
なんか嫌なも見せられてるなっていうのは本当に。
エイリアン2とかだとやっぱりちょっとね、より機械的になってるんですよゼノモーフが。
あんまりテラテラしてなくて、よりロボットっぽくなってるんですよね。
もともとギーガーのデザインって生物の体と機械の融合みたいなイメージですけど、
ほぼロボットみたいなんですよエイリアン2のゼノモーフって。
だからあんまりグロくないんですよね。かっこよさが勝つんですけど、
やっぱあのキモさがキモというか、今回キモいなぁと思いながら見れたんで、
やっぱそこは良かったしね。
なんか評判だとエイリアン4が一番そのあたりキモいっていうのを聞いたことがあるんで、
エイリアン4もいつか見たいんですけどね。
あれですね、アメリとかの監督ですよね確か。
そうなんですよね、不思議ですよね。
なんの楽さよって感じですね。
あと気持ち悪いで言ったら、エイリアンロボロスの最後に出てくるあれ?
あいつね。
ギーガーデザインとは別種の気持ち悪さって言ったらいいですかっていう。
33:06
ああいううわぁ気持ち悪いって思うのは、
これもドントブリズのジジイの正体を見た時と同じような感覚でしたけど、
なんなんだろうなあの生理的に受け付けない感じ。
すごいなって思って気持ち悪かった。
あれ今回ね、すごかったですねあれ。
あれはなんて言うっていう感じですけど。
名前ついてんのかなあれ。
なんかあるんでしょうけど。
ありそうですよね。
いやでもこの作一番驚いたの、
あいつが防護服着てる時に顔面に顔がドーンて出てきた時が
一番怖かったんで、驚かされたんで。
もうすっごいめちゃピカーンってなって、
もう嫌だって思ったので、
もうあいつが嫌です、嫌いですっていう。
驚かしてきたので嫌いですっていう。
いやでも本当、
ミニアさんがおっしゃっててそうなんだって今回初めて知りましたけど、
リリアンシリーズってしつこいんだなと思って最後。
とにかく終わらせてくんないんだなっていうのを、
あれが出てきた瞬間に思いました。
そういう感じだな。
一回解決したフリするんすよ、いつも。
いつもフリがてしよう。
でまた、あの見た目ね本当に、
ゼノモーフに人間の様子がくっついた感じの、
嫌な感じ、本当に骨と皮だけっていうのも、
なんかすごく本来のなんて言っていいのかな、
やっぱちょっと形として人間だけど、
人間じゃないって感じもそうですし、
あと要素として、
正規がついてないっていうのが、
すごいうわーってなったんですけど、
もともとゼノモーフって、
人間の正規がモチーフになってるから、
逆にあそこでなくすっていうのが、
うわーってなったんですよね、あそこで。
確かにデザイン的にも、
ゼノモーフって外骨格の生物じゃないですか、
それが内骨格に無理矢理収まってる気持ち悪さというか、
そういうことになりますよね。
そこで逆にヌメッともテカともしない、
気持ち悪さがあるなっていうのはすごい思って。
あれを見ると逆に人間って確かに、
内骨格の生き物ですけど、
自分の方にも割とそういう骨じゃないけど、
そういうものの繰り返しで不死みたいなものがあって、
虫的なものあるんだなって思い出されられちゃう感じというか、
延長線上で人間もちょっと気持ち悪いじゃんって思えてくるような感じがデザインにはあって、
嫌でしたねー。
最初の段階で身こもってる女性キャラクターがいるっていうのを見た瞬間に、
36:04
絶対良くないことが起きるじゃんって思って、
ほんとやめようぜって思いましたけど、
あそこでほんとちょっとやめてほしいって思いました。一番最初。
あそこどうするのかなーって思ってたら、ちゃんと食べられましたね。
ちゃんと良くないことになったと思って、
あーって思っちゃいましたね。
最後、いつものパターンで宇宙戦界に射出して倒すわけなんですけど、
あそこ、4本レバーを倒せっていうのはすっげーゲームっぽいなって。
確かに。クリア条件、右上に出てますもんね。
4分の1っつって。
で、途中襲われたりとかしたらQTEが発生して、
あ、そうそうそうそう。
ボタン連打とかするんでしょ?みたいな。
僕、メイドインワリオーの4本倒すっていうのがちょっと頭に。
時間外に。
超プチゲームのやつですね。
確かに。
元々ね、ちょっと細かいミッションみたいなのが、
ゲーム的に挟まる感じはあるシリーズかなって気はしてるんですよね。
2の時点で結構ゲームっぽいなと思ったんですよ。
ロモルスがゲームっぽいゲームっぽいってよく言われてるから、
今回2見直して、2も大概ゲームっぽいぞとは思ったんですけど。
エイリアン2に関しては、そもそもその後で、
数多のゲームにむしろ引用された側とも言えるんで。
エイリアンとゲームで思い出したけど、
エイリアンのゲーム、エイリアンアイソレーションってやつ。
有名なやつありますよね。
あれとか僕はプレイはできなかったんですけど、
怖すぎてとてもじゃないけどできなかったんですよ。
そういえば話し運びはゲームっぽいというか、
本当ロモルスっぽいなというか。
まんま移植してもゲームとして全然成立するなって感じはあるなってちょっと思いました。
そうですね。
ロモルスに関しては特にゲームっぽいというか、
細かいお使いが発生しているところがやっぱりゲームっぽさをより増しているのはあるかもしれないですね。
時間制限が発生する頻度が多かったりするというか、
冷却燃料を取りに行かないといけなくなるとかっていう、
ここのロックを開けるためには誰それを呼んでこないといけないみたいな展開が続くから、
すごいゲームっぽさは感じたんですけど、
ただ同時にそれがわかりやすさにも寄与してたなとは思って、
一個一個この大きい大枠の中でじゃなくて、
39:03
一旦今起きていることの中で目的みたいなのが細切れで設定されていくから、
割と見やすいっちゃ見やすいんですよね。
お使いが連続してというか、入り子構造にあんまりなっていかない感じがちょっとあったというか、
結構ありがちじゃないですか。
何とか取ってくるためにさらにそれの前のこれを取ってきて取ってきて取ってきてっていうふうになっていくと、
今何のためにやってるんだっけってだんだんわかんなくなってくって、
結構映画の中で、特にここ最近の映画であるあるかなと思うんですけど、
今作見てると、もちろんそういう要素は大きな構造で見たらあるんですけど、
見てるその瞬間は全然そんなこと気にならないというか、
今とりあえず目の前のその身に集中が全然できるし、逆に先がわかんない。
誰にも結局この先何のためにやってんだっけがわからないからこそ、
今やってることにしっかり集中して見られるし、
やっぱそれはわかりやすさもまさにそのものだなっていう気はして、
ミッションものってそういうふうにしがちなのを、
本当にあえて主人公たちと一緒に迷わせる、観客を迷わせることでそれに成功してるなっていうのは、
多分ゲーム的っていう要素の裏にもあると思うんですけど、やっぱ面白いとこだなと思いますね。
なんか脚本番外でそういうプロットの図みたいなの書いてそうですよね。
うん、書いてそう。
この時点で何を、主人公たちは何をしようとしているのかみたいな線が入り組まないように作られてるというか、
同時に複数の目的が発生してない感じしますよね。
今はこれ、今はこれみたいな感じで、一個一個処理していってる感じするから、
結構目の前の起きてることに集中してる感じがして、
割とそこは没入感に繋がってたんじゃないかなって気がしましたね。
そこはすごい好きというか、面白く見れたとこだったなぁと思って。
あとこれ、今まで触れずに来てますけど、ケイリー・スピーニーさん、むっちゃよくないですか?
むっちゃよくないですか?
よかった、そうですね、よかったです。
僕は多分初めて見たと思います、映画で。
多分初めて、でももう既にだいぶ出てますよね。
そうですね、特に今年結構公開作が多いんですよね、日本での。
フリシュラーもだし、ロームレスがあって、あとシビルウォーニングも出てるみたいですね。
なので本当に彼女の活躍が本当にたくさん見れる年って感じなんですけど。
ちょっとまた新時代のスター出てきた感あるなぁと思いながら見てて、
すごいよくって本当に、初めちゃんと状況に怯えてはいるけど、覚悟決まってからの決まりっぷりは本当によかったなぁと思って。
42:06
ちょっとそのリリーシーさんみたいな、シガニー・ウィーバー、ユズリってユズリなのかもしれないとこもありつつって感じですよね。
すごくよかった。
細かい役者さん、若者の役者さんみんな結構よかったですよ。
良かったです。みんな良かった。
途中で胸破られちゃったアジア系というか、多分アジア系であろう人とかも結構頼れる姉さん的な感じでよかったですし。
素直にみんな死んでほしくないって思いながら見てましたよ。
旅行券でもうね、X線後でドクンドクンってやってるの見てたから、ずっともう、初っ端からこの人死ぬんだって思い出してましたね、正直。
この人死んじゃうんだと思いながら。
どうすんのよ、船の操縦とか思いながら。
絶対これ死ぬじゃんって感じですよね。
あのアイテムね、X線の10日の機械。
あー。
そもそもあのポスターでフェイスハガーに顔取り付かれてるの、坊主だから。
彼女ですよね。そうなんですよね。
こんなにもネタバレっていうかね、知らないですからね。
全く知らないっていうよりもね、エイリアンとしてどうなんだって、面白くねえぞって。
でもやっぱ全員10代だし、最近の特にホラー映画でよくある話ですけど、
すごい洋気やで、この人死ぬなってあんまりないじゃないですか、今作も含めて。
みんな切実に今は生きてる人たちだから、分かりやすく死亡フラグが立ってないあたりも、
最近のホラーのどん脈としてもめちゃくちゃ良かったですし。
そうですね、なんか昔より減った気しますよね、死ぬようの人とか、
憎まれるようの人みたいなのが減ってる気はして。
より理不尽ですよね、襲ってくる者たちの、襲ってくる対象の決め方というか。
その死に方が全然、花々しくすらもないみたいな人もいましたよね、本当に。
あっさり死んだなあみたいな感じで退治される人もすごく多かったし、今回。
そうですね、今回もすごい感じの悪い若者とかいましたけど、
事情が汲めるキャラクターになってはいて、
そこで全く背景のないなんか嫌な奴みたいなのは全然いなかったですよね。
それ、最近のホラーの傾向なんすかね、やっぱ。
なんか言われてみたらそんな気はしますね。
逆にそれを今出してくるのって、
45:00
割とコテコテのちょっとパロディ的なことをしてる作品感が強いなって気が。
今年で言ったら、ファイブナイツ&フレディーズとかは割とコテコテのチンピラドームが。
あれは、死ぬよう来たなあみたいな。
久しぶりに見ましたけどね、あんなの。
死ぬような人たちでしたね、あれは。
しかもタラタラ殺されて終わりましたからね、あのシーンね。
っていうのがありましたね。
その死ぬような人たちに背景と厚みを与えているのが冒頭の社会背景だったりとかもするなっていうのはあるなと思って。
すごい良かったなっていう。
もちろん本作、これまでのエイリアンシリーズのオールスター的な様子もあるんですけど、
そこだけは全然違う部分な気はします、本当に。
確かにリドリー・スコットはそうは書かんだろうなっていう。
あと、ラストの終わり方もリドリー・スコットは死せんやろうなってすごい思いました。
なんというか、プロメテウスといい、コヴェナントでいい、なんというか、
創造師が創造物に反逆される話というか、デビッドがマイケル・ファスヴェンダー演じるアンドロイドにしてやられる話だったので、
それが今回反転してるなというか、創造師は創造物のことを見下してるみたいな価値観じゃない終わり方をしたなって思ったんですよね。
私は守るよっていう。本来そうあるべきでしょというか。
そこがすごくいいラストだなって思ったんですよね。
そこのプロメテウスとかコヴェナントで突き詰めたある種の冷たさ、ロアックさみたいな絵のカウンターじゃないですけど、
そこは僕すごくいいなって思いました。
そうですね。アンドロイドがああいう残り方するのもしかしたら初めてかもしれない。
確かにね。だいたい悪いやつか、泣く泣く命を賭して身代わりになってくれるとか、
そんなイメージなんですけど。そうじゃないっていう終わり方は、
実はエイリアンシリーズっぽくはないんだけど、でもすごくいいなって僕は思いました。
そうですね。そこは、今までのエイリアンシリーズを引用してもいるけど、
違う切り口で作ってる立場だからこその着地のような気はして、
リドリー・スコットが撮ったらもうアンドロイドの話を撮りたいから、エイリアンじゃなくて。
それはブレードランナーでやりなさいよみたいな。
だから、しっかり人間の話というか、主人公たちの物語として最後完結したところがすごいいいですよね。
48:07
そうですね。あと、もう一個見方あるとしたら、1作目って猫が出てくるんですよね。
で、猫を助けるんですよ。
1作目、猫とリプリーだけ助かるんですよ。
だから、人間と人間じゃないものを一体助けて終わるっていう。
あと、2作目だと…ネタバレやな。やめとこ。
2作目ともまだ見てないからな、エイリアン2。
確かに。
めちゃくちゃ面白がって見てほしいからネタバレやめときますけど。
エイリアン2もそういう見方ができることはないかなって気はしてて。
なるほど。そこの引用という感じなのかな、今回。
なるほどね。
っていうこの引用でもあるし、露悪的だった2作に対しての、確かに人間ね、愚かですよ。
でもよ、みたいなところを言ってあげたいよ、みたいなふうな終わりにしてるんじゃないかなって思ったりはしたんですよね。
主人公たちは若者だから、希望は託してあげたいっていうのもありますしね。
そうですね。
そうですね。
あまりにも嫌な話になりすぎるかな。
本当に。
確かに。
この作でこんな身も蓋もない残酷なバッドエンドに終わられても、ちょっと嫌な気持ちあるなっていう、それでもいいのかもしれないですけど、なんだかなって感じがなってたかもしれないです。
いやー、3と4を今回拾えてないのがちょっともったいないなっていう気持ちがあって、3僕一応見てるんですけど、だいぶ前なんでウロコイなんですけど、3もだいぶ前2作と違うことしてた作品だったし、
4もちょっと気になるなーっていうのがあるんですけど、もろもろこうやって並べていくと、一番の異色作って多分2なんですよね。
やっぱジェームズ・キャメロンのキャメロン。
本当に違う、一番違う味がするのは2だなって思って。
でも本作にもあります。ロモレスにも2の要素があって、やっぱり軽快さですね。あとカタルシスっていう部分。
やっぱそれも映画にあって欲しいものというか、怖さとか閉塞感とか、絶望とかを描くのも映画だと思うんですけど、なんかこぎみ、すっきりする、嫌な奴が死ぬとかっていうのも映画だからやっていいことというか。
51:11
で、ジェームズ・キャメロンはそれがむちゃくちゃ上手い。
そのエイリアンの多様性がこのエイリアン・ロムスの中にギュッと詰まってあったのは本当に最高の導入の一本なんじゃないかなって気はするですね。
だから大石さんにはシリーズこれから見てほしいですし、マニオさんにはエイリアン2を見てほしい。
そうですね。せっかくベストアルバム的というかね、という作品を見た後なんで触れてみたくなります。
まさにいろんな監督がいろんなふうに解釈して映画を撮ってる。しかも一個のモチーフ、IPに対してっていうところの、ある種の大喜利的楽しさもきっとあるシリーズなんだろうなっていうのも見えてきているので。
それこそ今回はフェデ・アルバレスの大喜利っていう形でしたけど。
そうですね。フェデ・アルバレスは本当にドンドブリーズだった。
ドンドブリーズをしたとエイリアンで。他の人がどんな感じなのかっていう。
本当にいい導入の一本だったんじゃないかなっていうふうには思いましたかね。
という感じでエイリアン・ロブルスの話を終わっておこうかなと思います。
ではお知らせになります。
9月21日、22日の2日間、我々3人と大阪の映画館シネマート震災橋の支配人陽子さんの4人でお客さんに映画をお勧めするイベント映画紹介屋さんをオープンします。
場所は大阪梅田のファッションビルルクア大阪公式サイトから予約を取ってお越しくださいませ。
映画の発車スリルバー9月は普段の月末土曜日開催はお休みとなります。
変わって平日に山口が店長でオープンさせていただきます。
9月30日月曜日場所は大阪南森町週刊曲がり19時オープン23時クローズです。
また大阪震災橋で第3木曜日に山口が店長する映画の発車スリルバー震災橋も営業中です。
場所は震災橋駅から徒歩6分バー雨村シェルター内。
19時オープン23時クローズです。
またこの番組ではお便りを募集しております。
番組全体や次回お便り募集テーマ、トークテーマ作品へ向けてご自由にお送りくださいませ。
バーの最新情報、次回テーマはXにて告知しております。
各ご案内は番組説明文をご確認くださいませ。
それでは映画の発車スリルバー場第181回エイリアン・ロームスの回を終わりたいと思います。
54:02
それではまたお会いしましょう。さよなら。
さよなら。
54:29

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