00:03
どうも、11月11日金曜日、午後6時30分頃です。
映画の話したすぎるBARの山口です。
今回ですね、すずめの戸締まりを公開日に見て、見終わった直後に
マリオンさんとツイッタースペースで話をするっていうのをやりますので
とりあえずこの後見てこようかなと思います。
はい、それでは行ってきます。
結構、リスナーさん聞いていただいてるな。
改めまして、映画の話したすぎるラジオのすずめの戸締まり公開日の
2日直後のツイッタースペースをやっております。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
はい、同じくマリオンです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
もともと参加予定だった原口さんは、白内障の手術の整容のために
参加見送りとなっておりまして、前田さんはまだすずめの戸締まりを見てないので
いつものメンバーのうちこの2人で喋っていきたいなと思うんですけども
はい。
ちょっと僕、2分前まで見てたんで。
そうですよね。
ですけどね、とりあえず、沢居の感想を言っておきましょうか。
僕先行きますわ。
はい。
超超超超大傑作でしょ、これは。
えっとね、ただ深海誠の最高傑作って言い方は正しくないかなと思ってて
やっぱりね、秒速と秒速もそうだし、君の名もそうだし
あと天気の下手先にある深海誠の到達点としては
って感じなんですよね。最高傑作って言い方すると
いや今までのより上ってことですかって
そういう感じじゃなくってやっぱり
あれらを下手な人間が作ったこれっていうのがね
いやもうビリビリですよ、ビリビリ。
あとね、僕深海誠の映画で初めて泣きました。
おー、なるほどね。
はい。
いやー、ちょっとね。
すごいな。
僕その初回、視写の方でちょっと見させてもらったんですけど
03:02
最初に見た時は、超大傑作って言っていいのかっていうのを
結構僕迷ったんですよね。
あ、そうなんですね。
ちょっと、毎回僕、君の名の時にしても
天気の子を見た時にしても
結構最初はちょっと困惑するところ結構あったりするんですよね、毎回。
なんかとにかくすごかったなっていう
よくやったなって思うんだけど
よかったかはちょっと待ってくれみたいな気持ちになることは結構あって
今回はもろにそういう映画だったなというのは
個人的にはすごく思っていて
ちょっとやっぱり見た時は
そう来るかと、そう来たかとかってすごく思ってたんだけど
じゃあこれ
みんなこれどう思うんかなっていうのがすごく気になったしみたいなことを
考えたりとかして
ちょっとやっぱり自分の中で評価がビシッと言い出せないところはちょっとあったんですよね、実は。
まあね、ちょっと人の意見を経て全く相対化してない状態なんで
まあそれもあるかなとは
後で、今録音してるんで
フォトギャスト用に編集して公開用のいろいろ準備したりはすると思うんですけど
ちょっとお前先走りすぎやろみたいなことを自分がこの後言う可能性全然あるんですけど
いやでもね、やっぱこのファーストインプレッションというか
勢いは大事にしておきたいなと思うので
いやもう言い切ります。超超超超大傑作ですよ。本当に。
僕も今日もう1回アイマックスで見に行ってきたんですけど
ようやく僕2回目見てやっぱり僕これ好きだなと
やっぱこれ自作だなってちゃんと言えるようになったかなというのは改めて思ったというのは言っておきますけど
僕も同じところで泣いてるかわかりませんけど
2回とも見てもれなく涙を流しておりますので
はい、そうですね。
よくやってくれたなっていうか
いやーどっから行きます?どっから行きますかこれは
そうですね。これ別にネタバレOKですもんね
もちろんですよ。聞いてる皆様ネタバレしますんで速攻で映画館行ってください
おいネタバレしやがってって怒るのだけはちょっとなしにしていただきたいんですけど
まずどうしましょうかね。どっから話しようかな
どっから行きます?本当に。今とっかかりないからな
僕から何か提示した方がいいですよね
じゃあください。エサをください
やっぱりまずですよ。今回新海誠マラソンというか
06:03
2000年後を見てポッドキャスト撮るみたいなことをしたじゃないですか
予想5センチメートルとペンキのことをやったわけですけども
今回のスズメの閉じまりってその2作じゃないよなっていう
どれとも当てはまらない感じしませんか
それはむちゃくちゃそうで
まずあんまり自意識のない話だなっていうのがあって
まずそこそこやってくれたやん
これはねこの番組
これは今やってるのはツイッタースペースだから番組じゃないんですけど
そのポッドキャストでやってる映画の話ししたすげえラジオの方だと
ずっと新海誠の自意識の話をしてきたんですよね
新海誠作家生としての男の子の自意識に我々はずっと付き合ってきたわけじゃないですか
それの究極形として秒速5センチメートルがあるわけだと思うんですよ
あんな熱中熱中に煮詰めた男の子の自意識の話ってそうそうないじゃないですか
ちょっと君の名はで男女それぞれの話として世の中もスクーシーみたいな
ちょっと自意識薄れた感があったかなみたいなので
と思いきやですよ天気の子で自意識で世界巻き込むぜっていうことをやらかしてきたわけですよ
3年前我々はそこに痺れたわけではあったんですけど
やっぱりその男の子の自意識女の子どうするし世界とも関わりたいっていう
その自意識さあみたいなのはやっぱり同時にあって
そこでそのじゃあ主人公を女の子にしたら
その男の子自意識っていうものが表面に現れなくて
ただ世界を救う話になるんじゃないかなみたいな気がしてたんですよね
なってたでしょなってたなってたそうなんですよ
本当にその男の子の自意識とか男性の自意識が本当に感じられないというか
あと多分真海誠の作品追いかけてる人だったら多分これ思い浮かべる作品が
星を追う子供を多分思い浮かべる方も多いと思うんですよ
僕は見てないんでお願いします
主人公が女の子でいわゆるジブリっぽいテイストのファンタジー映画なんですけど
地下のアガルタっていう場所に女の子と一人の森崎先生という人と一緒に冒険をするって感じなんですけど
09:00
まずアガルタと現実の世界っていうのは完全に対比としてはこの世とあの世なんですけど
今回の常世と今の現世っていうのと描き方とも似てるし
そういう死の断絶、その断絶を描いた話っていう意味でもすごく似てるし
今回ファンタジー全開のアクション全開の感じで振ってるところもすごく似てるしっていうところがやっぱあるんですけど
ただちょっと星を追う子供僕ちょっと苦手と言いますか
あまり深海誠にそんなジブリ的なものをあんま求めてないですっていうのがちょっとあって
ちょっとノイズだった部分があるんですけど
星を追う子供ですらやっぱり男性の自意識みたいなのは森崎先生にすごく込められてたりとかして
やっぱりそこはちょっと深海誠っぽいところだろうなって思うんですけど
今回それがほんとない
ないですよね
なくてしかもちゃんとブラッシュアップされている
もうこれ完全に星を追う子供のリベンジでしょっていう風には僕も見えちゃって
よくやってくれたなっていう
そうですね
いやー多分そこはね
深海誠作品で言ったら女性主人公女の子主人公でそこはあるんだろうなと思ってたんですけど
見てないから僕はちょっとそこ語れない部分があったんですけど
なるほどねそっかそっか
でまたなんかやっぱり今回その自意識がないっていうことプラスやっぱり女性が主人公だから
じゃあどう描くのっていうところに今回めちゃくちゃちゃんと気を使っているというか
ちゃんとしてるじゃんっていうのにもすごく僕ちょっと拍手を送りたいなって思って
いわゆるそのポッドキャストでもねちょっと話したと思うんですけど
君の名と天気の子でのそのある種のこういわゆるアニメ的なお約束の描写
女性キャラクターに対する描写でまあちょっともういい加減にしてくれよって思ってるっていう話したと思うんですけど
今回そこに対する違和感はほぼなくないですか
ほぼなかった
ほぼないでしょ
ほぼないです
まあちょっともあるかもしれないですけどそのキスにキスをするとかのくだりの話とか
まあまあまあまあまあとか
ちょっとまあそういうシーンがないとは言いませんけど
ただほぼないよね
ここまで来てくれたかって
これこういうのちゃんとやってほしかったっていうのを
超嬉しかったんですよね
そう
まあねあの椅子の下りとかもね邪性しようと思ったらいくらでも邪性ができるんですよねあそこ
まあまあね
ただそんなになんか変にやらしくしてないから
まあまああのそういうギャグとして見れるっていうのがあったし
12:02
あとね僕これねあのむちゃくちゃいいなと思ったとこなんですけど
スズメがね女の子走りをしないんですよね
でね僕ねアニメに出てくる女の子走りむちゃくちゃ嫌いなんですよ
しねえよっていう
であのはじめに宮崎いる時はちょっとだけ女の子走りっぽい
その脇を締めて走る感じがあるんですよね
ちょっとだけね
でもただあの宮崎を出てからの旅の間は力強い走りになってるんですよ
でもそれはそうだろうって思うんですよね
人間全力出したらあの走り方じゃないわけですよ
そうですね
そこがねいいなっていうか
これちょっと僕記憶間違ってたら申し訳ないんですけど
君の名の三葉のね走り方が結構女の子走りだった記憶があって
いやあってると思いますそれは
なんかね脇を締めた感じで走る
だからその人間の全力の走りじゃないんですよねあれは
そうですね
それはねやっぱり全力を出したらその走り方ですっていう走り方をするって
それってものすごい良くないですか僕は嬉しかったですよそれを見れて
そうなんですよねやっぱ
途中後半からその彼女が自発的にどんどん自分で動いていかないといけないという展開になってきますけど
やっぱあそこに入ってからのシフトチェンジみたいなところは
音楽の演出も相まってものすごく鳥肌立ったんですよね
部屋でもう一回制服を着るシーンとか
あのシーン本当になんか音楽の力もすごいけど
あそこちょっとすごいすごい好きだなっていう
もう全く嫌らしい目を全く感じないし
本当に一人の人間としてそこに覚悟を持って私はやるんだって思いがすごく伝わってくるし
本当に良かったですね
あの着替えってあれ東京でもう一回制服着るところのことですか
僕そこのところとかもんだし
まあまあそれ以外ところでもそういった要素はたくさんあるかなと思うんですけど
はいはいはいはいそうですね
えっとねちょっとまあそこに関して思うとこはあるんですけど
一旦シンプルなとこに戻っていいですか話
まずね宮崎出発なわけですよね
えっと主人公の名前が岩戸すすすずめで
日本神話がすごいイメージしてるわけじゃないですか
今までもずっと日本神話イメージしてますけど
15:08
宮崎だから日本神話ゆかりの地ではあるし
天の岩戸の岩戸なわけだと思うんですけど
だから扉を開ける人ですよね
扉を開けて出てくる人だけど
テラスはそうじゃなくて扉を開けて呼びに行く人って感じですけど
まあちょっとだけモチーフ重ねてるなっていうのはあるのと
あとね僕地方描写全体的にすごいよくって
僕まず宮崎の土地感多少あって
妻の実家が宮崎なんですよ
そうなんですよね
ああいう感じみたいなのがあるというか
距離感ですかね
いわゆる東京とかあるいは関西の中心の大阪とかからの距離感みたいなところで
宮崎ってあの新幹線が通ってないので
すごいアクセスが良くないわけですよね
九州の中でも本当に便秘な場所だと僕も福岡出身なんでそこは十分わかってるんですけど
そうですよねだから九州で大分と宮崎は新幹線が走ってないから
やっぱりちょっとそのはしゃぐじゃないですか
新幹線ってやっぱりそこ微妙にあったりするなっていうのと
妻の実家行くときにね
僕出身が淡路島で淡路島から宮崎の妻の実家に行ったことがあるんですよ車で
車か
結構ルートがね今回の逆方向なんですよ
そうか愛媛から神戸に向かうルートのところを使ってますよね
そうですねあのだから今回まず淡路島を通ってるわけですよね
そういうかまあまあ僕は神戸というか兵庫に住んでるので
なんだもうここ住んでいながら聖地巡りができるぞみたいな感覚ですよね
地元が映ってるぞみたいな感じでそういう意味でも嬉しいですよね
そうですね
九州の東側の沿岸を進んで船に乗って愛媛へ行くと愛媛の風景もね
あの僕青春18キップで愛媛県旅行したことあるので
あんな感じなんだよなぁみたいなのがあるで僕しかも愛媛でね
愛媛というかあそこは高地か近くで民宿泊まってるんで民宿ってこうだよね
18:00
なるほど民宿民宿っぽさ民宿って近いんですよね
その宿がの人との距離が今回はちょっと特別仲良くなりますけど
あの感じその民宿のその宿と人の家との中間みたいな感じがねすごい良くあったし
あともうね赤石海峡橋映っとるわみたいなテンション爆上がりなんですよ
もう分かります分かります車で走ってるところとかね
もうあの橋の間渡ってる感じも多分100回ぐらいやってる見たことあるやつやわみたいな
そのねルートの心当たりのあるところっていうのもむちゃくちゃ良かったんですけど
あとまあ結構この作品の大丈夫かみたいになったところが地震ネタで神戸に行くっていうところですよね
そうちょっとそこは思いましたよね
おいおいおいおいってなりましたよそこを触れると
焦りますよねと思いますよやっぱり
まあねもちろんネタとして美味しいところではありますけど
迂闊に触っていいものではないんですよねやっぱり
特に僕は阪神大震災当事者なのでおいおいあの当時のことをネタにしちゃいますかっていう思いがあったんですけど
ただまあ本作の地震の扱い方みたいなのってなんかあんまり嫌な感じは僕感じなかったんですよね
あんまり言語化できてないんですけどなんだろうな
あのいいネタにしてやろうみたいなそういう感じは受けなくって
ちょっとこれ君の名とか天気のことの比較になってくる部分かもしれないですけど
君の名はなかったことにしたいっていうところですよね
願いの方に注目していた作品ですよね
天気の子はあるんだからしょうがないじゃんっていう話にあるっていう僕の取り方ですよ
それでも生きてるしっていう
でもやっぱり気候と地震を同じ温度間で処理できないっていうのは間違いなくあると思うんですよね
雨がいっぱい降るようになりましたでもしょうがないよねって世界ってこうだからっていうのは
なんかまだ言える気はするけど地震が乱発するようになってこれが世界です
やっぱりあんまり言ってほしくないっていうのもあるじゃないですか
雨がいっぱい降るようになってじわじわとその結果命を失う人はいるかもしれないけど
直接この瞬間に何万人死ぬとかっていう感じではないけど
21:03
地震ってもうこの瞬間に何百万人死にますとかじゃないですか
そこでやっぱそういう処理の仕方にはならないし
本作の災害に対する向き合い方として
起こったことはなくせないけれどもこれから起こるかもしれないことの被害は減らせるっていうスタンスですよね
そこがねなんかすごい良くて
またその被害を減らすための閉じまりの方法
そこにいた人のことを思うって
すごい
本当に真海誠人という人はずっと場所についての映画撮ってきてるなと思ってたんですけど
本当それだよねって思いました
今ここにある景色はいつまでもあるものでないっていうスタンス
ずっとある人だなって思ってたんで
やっぱそれがやっぱりそこに人々の記憶と紐づいているっていうのを
ちゃんとやっぱここでさらに今回はその場所を痛むというテーマでやってるっていうのは
その考え方本当に新しいなって思うし好きだなって僕は思いましたね
そうですねだから奇妙なとかだと
隕石が落ちたところのことの被害のことってちょっと忘れられていってたじゃないですか
佐紀君もあんなことあったらそれが三葉がそれの当事者なのってなって当事者がそこにいることで急に当事者性危機感が生まれるみたいな
ちょっとやっぱりその当事者でないことの距離みたいなのがある話だったと思うんですけど
その本作で言うとやっぱ当事者じゃなくても思うと思ってこれから先を良くしようとするっていうこと
それ以上の回答ってあります?
それでしょもう人間がやるべきことって過去を思って未来に尽くすってそれでしょって
本当ですよ本当にそうですよね
誰かのその見知らぬ誰かの記憶を持ってその記憶を誰かが思い続けてるからこそ
また誰かと人と繋がったりできるよねっていうことをやっぱり今回結構そのまあ
一応まあそのボーイミーツがあるけどガールミーツボーイになりますけど
フォーマット使いつつもやっぱりそこの普遍的な繋がりとか
場所との記憶の物語にちゃんとなってるっていうのは
やっぱり今回あんまり色濃いはあるけどちょっとやっぱ薄いじゃないですか
その薄さもなんかちょっとすごい成長したなみたいな
24:03
本当何様だと思いますけど
こんな描き方してくれるんだってめちゃくちゃ嬉しくなりました
そうですねなんかあのスズメからえーっと名前が出ない
ソータですか?
ソータスズメからソータに向けての感情も割とアガペっぽさはないですか?
あんまり恋愛感情っぽくないというか
なんか普遍的な人類愛に近しいものに見える気もするし
まあでもやっぱり人目惚れ要素は入ってるんですけど
だからそこまでスズメを成人、超人扱いしないための
ちょっとひとたらしのスパイス程度の感じがして
やっぱりやってることってまあその人類愛というか
あのなんだろうな
その無視の無視の人に報いるっていうことをやってるっていうところで
そこを変に超人成人によって持たされたものとかではなく
ちょっと過去に悲しい思いをした人が
それを繰り返したくないからやるっていう
そこが理由付けとしてあって
別にそこに自意識みたいなのがあんまりないっていうのが
すごく爽やかに見れるというか
結局あの仕事もね
都知事っていう仕事も儲からないし
人には褒められないし
もうちょっとなんかリターン用意してあげてよっていう気持ち
ちょっと生まれちゃいましたけどね
そうですね
そこを言い切るところですよね
手に職は別へつけてるけど都知事続けるよって言い切るところ
特にそこに何のわだかまりもないというか
言い切れるそれって人助けって当然じゃないですかみたいなのを
言い切れる人がこの世界にいてくれるって信じられる
それってすごいことですよね
本当に隣にいた人が困ってるから助けるみたいな本当に
本当に原始的な現象的な感覚というか
やっぱそういうふうにあふれてて
やっぱりこの2人の関係性も色恋とかじゃなくて
やっぱりもう共に何かを戦ったバディみたいなというか
本当に戦友みたいな感じにやっぱり見えるところは
本当にやっぱり今までの映画深海魔法作品とは違う
本当に後味というか
そこは本当にちょっとこういうのをちょっと描いてみてほしかったなっていうところを
本当に描いてくれてるなと思って
そこは本当に嬉しくなって
27:03
その助けたい人々っていうものを家庭をぶっ飛ばさずに
描いていくじゃないですか
で今回で言うと宮崎から宮城へ旅行するまでの間に出会う人々っていうことで
その他者に対する解像度をどんどん上げていくんですよね
でこの深海マコトの話する時にしょっちゅう引用してるワードで
世界系っていう言葉があって
世界と君と僕を直結させたいみたいな
そういう話にやろうと思ったらできる
地震で何百万人死のうが
私はあの人を助けたいみたいな話にできるっちゃできる
それはさすがに日本人として飲み込みずらすぎるから
そうはならないのは当然だと思うんですけど
でもやっぱりそこで単なる世界形的にならないようにするために
そこに至る過程にたくさんの人々に出会うっていうことでそうだと
じゃあ今まで出会った人たちすべてを含めた他者のすべてっていうものを天秤かけて
そこの二者二者卓一を選びますかみたいな
そういうシンプルな話にしないっていうところがあるなとは思ったんですよね
だからカタカナの世界っていうものの解像度をどんどん上げて
漢字の世界にしていく旅路みたいな感じがして
そこまで元々スズメが何か他者っていうものを
あんまり考えてない人物とかではないと思うんですけど
見てる僕たちがこの映画の中で
おいおい今度の深海誠はどんな話を描くんだいみたいな
どっしり構えて身に置くわけじゃないですか
あの世界系の深海誠がさあみたいなつもりで言ったら
いやこの世界むちゃくちゃ他者いますよねみたいなのを見せつけられるんですよ
この人たち切り捨てられますやっぱりちょっと張り切っちゃいますよねみたいな
張り切って助けちゃいますよねみたいなそこの説得力がどんどん増していくし
あと今回大きなと思ったのが東京を捨てたっていうところですよね
深海誠から東京一極集中のストーリーテリングをやめたっていうところがすごく大きかったなと思って
結局今までって東京と地方の対比っていうものを描いてきてて
東京っていうものが基準点としてあってその対比としての地方で
その地方っていうものが究極どこでもいいんじゃないですかねみたいなのを見てて思っちゃうところがあって
東京でない場所の際立った場所であればどこでもいいみたいな言い方がせんでもないと思ってたんですよ
でもやっぱり今回って地場の景色もしっかりしてるしあと食べ物ですよね
30:06
愛媛に行ったら魚の料理とみかんゼリーが提供されるとか
いやいや今まで解像度が高くなかった地方パンダル東京の対比としての地方だって
そこに人が生きてって生活があって歴史があって文化があるみたいなことを語っていく
だからここって見捨てられないですよねっていう風になっていく
だから今まで東京とそうでない場所っていう二元論の中で描いてた物語じゃなくしてるんですよね
そうですねそれってすごい大事なことじゃないですか
他者を描くってなった時にでもその他者って全部東京の中ですとかあれが東京じゃない場所にいる誰かって描き方って
いやそれって他者としての解像度高くないでしょみたいな風に見えかねないじゃないですか
そこでいやもっと他者って東京じゃない具体的な地名宮崎県愛媛県そして神戸っていう
そこに生きてってそこの暮らしを紡いできた人たちっていう誰かになっていくっていうこと
そこがねおいおい進歩してますなぁ
そうですよねまた各土地で出会った人から何かをもらっていくっていうのもやっぱりめっちゃいいよなっていう
やっぱりそこで誰かと誰かの縁がつながっていくみたいなのがどんどん彼女に深されていくというか
そういったのが端的には表現できるじゃないですか
服装着替えもらういただいたりとかボスもらうとか最後はソーダのブーツを履いていくとかっていうところに
いろんな人の積み重ねが彼女にどんどん入っていくんだなっていうのが
そういうところが表現できてるなと思ったりとかしましたよね
そうですね確かに
なんかよかったなぁ
あとやっぱり今回ほんと人識みたいなのがあんまりないのもあるからやっぱりモノローグがほぼないというか
そう!
なかったでしょモノローグが
モノローグがないこれは大事
ないと思ったりとか後は前2作のような音楽を用心者に差し込むみたいなのも今回ないとかね
結構おぉおぉおぉ外してきますねみたいなことをやっぱり
毎回どっか新しく変えてくるよねっていうところは本当に毎回驚かされるというか
しかもほんとそういうのでいいですっていう
もちろん全部とかあってもよかったんですよ別に
それが悪いと思ってなかったですけどなくても描けるじゃないですかすごくいいものみたいなのは今回改めて感じましたよね
33:05
そうですね
モノローグってこの世界を見てる視点は自意識に発してますっていうことを宣言する描写になるじゃないですか
この作劇は全て自意識を基準に価値判断されて動きますみたいなことを明言してしまうことになると思うんですけど
やっぱりそうじゃないと人を助けるっていうことが基準にあるからそこにモノローグが必要ないよねっていう
だって語ったって人助けしたいなぁみたいなことを言ってるだけになっちゃうから
そうやって語る必要ないというか行動で示せばいいってことになりますよね
そうなんですよモノローグないのね
俺俺モノローグがないぞって思い出を見てたら
途中からも普通に映画に集中してたんで忘れちゃって
なかったみたいな
そういえばなかったよねってやっぱ思うじゃないですか
そうなんですよね
思うしあとあんまこれ考えてるかわかりませんけどやっぱ今回ちょっとしたカットで鳥が出てくるっていうか
鳥っていうとやっぱり秒速5センチメートルの鳥のシーンとか思い出しちゃうわけですよ
たった一夜の鳥がこの広い空をどこかに向かって飛んでいってるみたいな
完全に一人だなって感じの
一人の心の持ちを心情風景でしかないものみたいな感じのやっぱり画家さんだったと思うんですけど
今回その鳥が出てくるやっぱり鳥が複数たまに出てくるみたいな
結構多いなと思ってたんですよね
駅名のカボメとかも
一匹じゃなくて複数いるなとか
一匹の鳥が複数の群れの中に入ってくるとか意外とあったりとか
そういうとこからも今回そういう繋がりみたいなのすごく
意識されてるんじゃねえかみたいなのはちょっと感じたところです
マリオさんすいません遅くなったんですけど共通ホストのやつを送りました
共同ホストになっておいてください
行けますか多分なりましたはい行けましたはいOKです
はいはいそうですね
あの喋れるとこは多いんだけど多すぎてどっから行こうかなっていうところですけど
僕ね好きだなと思ったのが貧乏旅行の中で寝る描写
まず船で野外で毛布被って寝てるじゃないですか
僕あれやったことあるんですよ
36:02
あの感じとりあえずめちゃくちゃしんどい姿勢だし寒いんだけど
寝ればいいっていう
その後民宿に泊まるっていうのもちょっとすごく実感がある話だったし
あとそうですねあのソファーで寝る神戸でスナックのソファで寝るとかも
自転車旅行してる時に人に拾ってもらって止めてもらったこととかがあって
ああいうなんかその寝られたら雨風をしのげたらそれでいいんですみたいなところで寝るみたいな
なんかそういうとこも好きだったりしててなんだろうな
そこのねちょっと経済的な問題っていうところに多少の嘘がある感じはしたんですけど
それ以外の部分の地に足ついてる感じは僕すごい好きでしたね
なるほどそうですね
そういう細かなディテールとかまではやっぱりそういうもんかぐれしか思ってなかったので
そこはやっぱり山口さんの実感を持っていいよねって言えるっていうのがやっぱりいいなと思って
あと家庭をスルーしないっていうのはあれを思い出したんですよね
リュウとサバカスの姫が家庭を飛ばすじゃないですか
東京行っちゃうみたいな
高地からさ高速バス乗るってさみたいな
そこに障壁はないってそんなことないですよみたいなところで
スズメンはなんだかんだ楽しみながら旅はしてましたけど
やっぱ苦労はあるよねというか結構大変だけどそれを乗り越えてるよなっていう感じを
出すってすごい大事なことだなと思って
だって旅って大変でしょっていうしかもお金ないですってそんな甘くないじゃないですか
本当ですよね本当に最初本当になんか気の身気のままでてたんですか
あれ財布とか大丈夫かってちょっと思ったんですけど
そうだよね今時はもう何トラペイとかそんなやつですよねとかね
そうですね僕現金流行ったんでちょっといなく心配をしてしまいました
今に生きてるなって思いました
宮崎県でさえ
あれ使っているというのに
やっぱ田舎行くと電子決済とかできる場所の割合減りますからね
39:01
決してそんなにこれさえあれば何とでもみたいな感じの便利さではないはずなんですけど
まあそこはちょっと現代的な感覚というか
そうですね
そこの描写あってもよかったかもしれないですね
財布持ってこなかったでも都会に出たら電子決済だけで行けるから大丈夫だみたいな気づきがあるとか
それあったらちょっとだけ面白いなと思って
宮崎だったら現金ないとダメだったのにみたいな
本当に本当にそのまま飛び出していたのでびっくりしたんですけど
大丈夫か大丈夫か
でもやっぱそのちょっと心配しちゃうところも冒険者としては楽しいところというか
どうするんですかみたいなのをちょっと心配しながら見て
そこでやっぱり人に助けられて何とかなっていくっていう
そこに面白さがあったなぁと思ったんですよね
ヒッチハイクのルートの都合の良さはちょっとびっくりしましたけど
そうですよね
あんな行きでは行かないですよね
エヒメであった人にヒッチハイクというか偶然拾ってもらったら
神戸に行く人でしたみたいな
乗り継ぎとかないんやみたいな
一足飛び飛べるからすごいですよね
あの1回で四国脱出できるのがすごい
あの神戸の下町描写もめっちゃリアルでしたけどね
あれそれどこが舞台なんですかねあれって
僕もやっぱり兵庫住み始めて別にそんな詳しいわけではないので
ああいう本当に遊園地あるのかなとか
ちょっと僕心当たりないですね
そこはね気になったりはしたんですけど
くのみや商店街みたいになってましたけど
やっぱりあのあたりの三宮からちょっと外れたところ
アーケードのある商店街ってああいう感じじゃないですか
あのアーケードの感じは確かにそうですよね
なんとか筋商店街って書いてるよとかだいたいあんな感じ
そこのあれは分かりますね
スナックもね伊藤さんがやってたスナックのお姉さんの
体型がなんかリアルやなと思って
スナック描写にちょっとだけそうかみたいな思うとこがあるとしたら
お客さんに若い女の人はいないんじゃないかなとはちょっと思いましたけど
そうかちょっと言いましたね
42:02
やっぱ兵庫描写はね僕ちょっとね引っかかるところ多くて
もう明石海峡渡ったあとのジャンクションとかこれ知ってる奴や
100回乗ったことある奴やみたいになってましたからね
まあまあまあまあ
ちょっと残念かなと思ったのが神戸から一気に東京まで飛ぶところですかね
あーまあまあね君の名でギフトカーって普段しちゃってるので
チューバーを一回休むみたいなところがあるのかなとは思うんですけど
あとまあその新幹線に乗ってはしゃぐっていうネタをやるのに
あのあたりは飛ばした方がいいっていうのはあるっちゃありますかね
途中で止まらずに一気に東京まで行くからくそ富士山を見るのを忘れてたみたいなのになるっていう目があるかなっていう
そうですね
全く普段から移動してる人からしたら全くありがたみのない富士山
そこをそんなに気にしてんだみたいな感じになる
関ヶ原より西に住んでる人はやっぱテンション上がるじゃないですか
東海道で富士山に向かって富士山を畳に走っていく新幹線って見たいじゃないですか
そうなんですよね
あと何だろうなちょっと爆発的に感情でかいところはもう割としゃべった気がしたんですけど
そうですねあとオープニングの入りやばくないですか
いいあれは
ゾワッとしませんでした
閉じたっていうところでね閉じまったってところでもうタイトルが出るっていう
そう今回あの音楽がなんて言うんですかね
今回そのラットウィンプスと陣の内さんが入ってるんですよね
陣の内一馬さん
多分誰がどの程度のバランスというか影響とかがあるのかはちょっと分かりませんけど
明らかになんかこう迫力のある映画でかかるべきスコアみたいなのは今回めちゃくちゃうまいと思ったんですよね
もう本当に序盤の一番最初こう扉を閉めなきゃいけないってあたりにかかってるスコアの厚みというか
バックまでなんかものすごい音が重い感じは
これこれこれなんかもう映画見てるって感じめっちゃするみたいな風に思って
でもそのすごい迫力の音楽のまま演出のこういろいろがこう絡まって最後バタンって閉めた後のタイトルと
もうつかみばっちりみたいな本当に思いましたけど
45:04
あれはすごいですね
鍵かける時のあのなんか効果音みたいなのが全部いいと思いますけど
そうですねやっぱりそこが気持ちいいってすごい大事ですよね
カタルシスを感じるしやっぱその達成したとかもう大丈夫だっていう安心感とかがちゃんとあのエフェクトから
そのサウンドエフェクトとしてもそうだし
そのビジュアル的なエフェクトとしてもちょっとなんか光の線が走るような演出が入って
ちょっとその魔法的な力によって危機が脱されたっていうところが伝わってくる
で音が気持ちよくて乗れるっていうそのなんか快楽に乗れるみたいなところですごい良かったですね
あとミミズの描写あれなんかすごいなと思ったんですけどね
最初見た時はなんじゃこりゃって思いましたけど
やっぱ怪獣的なものだなってちょっとね下から眺めてる絵は僕シンゴジラ思い出しましたけど
やっぱちょっと怪獣だから荒ぶる神としての存在っていうものを伝えようとして怪獣的な描写を撮ってるっていうのが
なんかすごいしっくりくるなと思ったんですよね
そうですねでまた結構東京でのミミズの描写
あと禍々しいデザインはちょっと
視覚的に結構ショッキングなシーン結構多いなと思っているというか
ミミズのデザインもだし地味にやっぱり黒塗りの日記とかって来るものがありますよね
そうですね
ああいうのが結構地味に地味に地味に本当になんかこうなんかうってやっぱなっちゃう人は多分いそうやなと思ったんですけど
すごいなと思う
普通にきつい人いると思いますよ地震のアラートも結構きついなと思いました
そう本当にやっぱり本当にガチで地震描こうとしてんだなって
東日本大震災描こうとしてんだなというのはよっぽど覚悟がないとやっぱり描けないじゃないですか
そうだって何言われてもおかしくないですからね
しかも言う方に理はあるわけですよ絶対に
だって信頼した人がいるんだものその言葉って絶対的に確かだし
48:01
ないがらしとりにしていいもののはずがないんですけど
やっぱりあの鮮烈さが忘れないっていうことが詰まってるなとは思ったんですよね
やっぱ本作忘れないってすごい大事やなと思って
そうですね
その前に進むために忘れないってことですよね本作は
本当にその忘却に抗う話でただ忘れることに対する抗うって話じゃなくて
やっぱり何かしらの区切りをつけるそれが閉じまりってことになるんだと思うんですけど
っていう物語だっていうことを象徴してるんだよなと
そうですね閉じまりはするけれどもただ忘れないですよっていうことをするっていう
でまたその後ろがある場所って全部忘られた場所なわけじゃないですか
何かが何か災害があって捨てられた場所あるいはただ人がいなくなって捨てられた場所みたいな
そこから身水が現れるっていうところでそれを閉じる
だからそれをさせないっていう意味合いでああいう場所が選ばれてるような気はして
ここは忘れられた場所になりつつあるけれども
そこからもう一度生まれようとするものは忘れないし繰り返させないということ
だなとは思ってそうですねやっぱり前に進むってすごい大きいなと思って
僕はちょっと天気の声を見た時に引っかかってた
ある種の捨て鉢に見えるっていうところ
家のアンサーになってるというか僕は初っ端見て
天気の声のカウンターが始まったぞって思ったんですよね
だから主人公をきっかけに災害が起こりましたと
でも世界は狂ってるからこれでいいんだとか言わないというかあるけど
悲しみも災害もあるけど減らすっていう
なんかその天気の声で語られたことが足りてなかったというよりも
あまりに天気のメッセージ性が完結しすぎているので
そこからこぼれ落ちてしまったものを拾い直そうとしてるような感じがして
いや確かに世界は良くない方向に向かっているかもしれない
世界は狂ってるかもしれない
それでも僕たちは生きていくんだって言い切った
でもその狂った中で死んでいく人や悲しむ人がいた時に
別にそれを許容するわけじゃないよねみたいなのは
天気の声が語りきれてなかったところではあると思うんですよ
ていうか語ることをしなかったところ
51:03
まあまあそこは天気の声でそこを語ったら
おいおいちょっと妥協的な結論じゃないですかって見てたと思うんですよ
あんな大きい決断したのにそこは何か日和るんですかみたいに見えたと思って
天気のかやっぱり日社卓一だからこそ映える物語だったなと思うし
で雀の閉じまりはそういう分かりやすい認託に逃げないからこそ
力強い物語だったなと思ったんですよ
あとね僕東京のミミズのうにょうにょうにょうってなるとこ見て
僕ね魔法少女まどかまぎか思い出したんですよ
ワルプルギスの夜だと思って
ワルプルギスの夜が来たぞって思って
本作って東京で一回魔法少女まどかまぎかの12話が行われた後
宮城に行って劇場版魔法少女まどかまぎか反逆の物語をやる話やなと思って
おいおい贅沢セットですかみたいな
なるほどね
人類のために自己犠牲を払った人間を取り戻すためにもう一度行くみたいな
会いたいからもう一回行くみたいなおいおい魔法少女まどかまぎかですかみたいな感じがあって
ヨスバリセットってめっちゃ面白いな
そのスイッチがね東京のミミズのうにょうにょしたのを見て
ワルプルギスの夜が来たぞということは魔法少女まどかまぎかだってなって
そっから時おいおいおいみたいな感じで見てたんですけど
ちょっと中場ネタ過ぎないところもあるかなと思って
僕は魔法少女まどかめぎかは結果的に震災後の感じを背負った話になったなと思ったんですよ
そうですね図らずも図らずもですけどだって関西では伝説の10話が3月11日の未明に放送されたんですよね
2011年の3月11日に10話が来たぞってなってたらもっと恐ろしいことが現実で起こってしまったんですよ
やっぱりたくさんの人が死ぬ事態に対してせめて何か自己威勢でもいいから何とかしたいみたいな思いってみんなあったしそこにちょっと救いを求めてたところってあるんじゃないかなと思って
そのまどまぎが3月11日以降の世相を背負った感じになったのはただの偶然なんですよね
54:05
ただ本作はバチバチ狙ってるわけですよバチバチに狙ってあの恐るべき大災害大いなる悲劇をカタストロフィーを超えるでも忘れたりなんかしないっていう
いや本当によくやったなっていう
メタファーじゃないですからね
そうなんですよ
実物ですからね
今までなんとなくポイモノって誤魔化したわけじゃなくて置き換えてきたからそれがとうとうストレートにやるんだっていうところは来たなって思いましたし
同時にちゃんと東日本大震災を描くってなった時のそのやっぱ当事者はこれをどう見るのかなっていうのはやっぱちょっと気になってるところ
ちょっとそこがやっぱり気になってちゃったところなんですけど
やっぱり僕は別にそんなに被害あったわけでもなんでもないからやっぱりそこの距離感どうしてもあって
それぞれ距離感あると思う中でじゃあどうやってそれ描けばいいのかなみたいなことで答えはないと思うけど
これをやっぱり試写会で見た時みんなこれどう思うのかなっていうのはすごく気になってすごくありました
やっぱりちょっとこれを見て辛くなる人もいるだろうし
そういうのはやっぱり注意喚起をしてくれて本当にそれはいいことだなと
そうですねなんかセンセーショナーな描写に対しての注意喚起って
そういう映画ファンとか的にはちょっと嫌だなって思う部分ってないことはないじゃないですか
芸術っていうものはもう直撃してこそみたいな思いってあるけど
フィクションが語れる痛みなんて限界あるし
僕がテンション上がって震災を庶民から描いたって言っても
それで現実に本当にあの痛みを抱えた人に対して何の救いにもならないし
逆にそれで痛みが振り返してしまうことなんてあったらそれはいけないっていうのは
それはそうだとは思うんですよ僕は僕はフィクションより生きてる人間の方が絶対的に偉いと思ってるので
芸術修行してるみたいなのは僕はそうではないんですよね
ただ本作はそこは僕はいけてるとは思ったんですけど
ここはもうその当事者がそういうふうに良くない方向に取られてしまったら
57:00
それはそれでしょうがないかなって思うぐらいには表現としてはきついと思います本当に
そうなんですよね
でもやっぱり僕は最後めちゃくちゃ涙を流したんですよね
あそこでしょ最後の閉じまりするところでしょ
そうですよ
そうですよね
泣くんですよね本当に
本当なんだろうな
まずそのやっぱりその今までの深海誠ってやっぱり他人から何かこう他人との関係性がやっぱり肝になるものがやっぱり多いと思うんですけど
やっぱり他人からどう思われてるかとか認められるとか
そういう繋がりみたいなのがすごく大事っていうのが今回もその繋がりを描いてますけど
やっぱりその結局最後のその雀のもう一個乗り越えなきゃいけないもの
ある種の断絶というか乗り越えるのは結局自分自身というところに今回着地するって
いやなんか本当にどんどん深海誠成長していってるなって思って
本当あそこその描写もすごくなくし
本当ここまで行くんやなって思って
本当にあそこちょっと涙が止まらなかったんですよね僕
そうなんですよねあそこ
そこにいた人たちがいたっていうことを語るって当たり前のことなんですけど
当たり前すぎて逆に考えないみたいな部分あるじゃないですか
何人の人が亡くなりましたみたいなのって
究極的にはそれってもう数字としてしか捉えられないと思うんですよ
そこに一個一個に感情編集してしまったら多分人間の感情って持たないんですよね
無理ですよ絶対それは無理ですけど
せめて今この時だけは絶対に忘れないぞっていうことをするってすごいいいと思うんですよね
それも別に鑑賞などではなく前に進むために過去を思うと
ですよはい
この考え方が好きなんですよねみたいなところが
本当にもう
それをね自意識絡めずに語ってくれたっていうのが本当に僕は救われましたね
本当にどこまでも本当に飛躍していくなぁと思って世界誠という人は
そうですね
あとそうですね風景描写どうでした相変わらず超美しかったですけど
1:00:03
まあまあそうですね相変わらず美しいですけど
そうですね今回どこがっていうとなんか結構悩むんだよなと思うんですけど
まああの象徴的な場所がないですからねロードムービーだから
そういろいろやっぱり景色も変わるし
まあベースどこもいいのはいいっていう感じではあるから
ですけどそのでもやっぱ今回なんだろうなちょっと泥臭い場所の描き方がまた上手になったなと思って
天気の子はその理想というかロマンの象徴としての偉大なる東京みたいな側面の裏側にある
しみったれた的東京みたいな描き方を同時にやってたじゃないですか
そうですね
その綺麗な場所を醜い場所みたいなある種の二元論を同時に抱えた場所として東京を描いてたって感じですけど
その二元論っていうのがシンプルすぎるし
結局それ描いてるの東京のことだしみたいな結構その狭いっちゃ狭いと思うんですよね
描き方の奥行きとしては裏と思ってしかないですみたいな感じには見ることはないかなと思って
やっぱり今回僕はやっぱ神戸の描写ですね神戸の下町
はいそのなんか新宿歌舞伎町みたいな
その天気の子における新宿歌舞伎町みたいな恐ろしいところ汚くて恐ろしいところみたいな感じではなくてやっぱりちょっとガヤガヤしていて
小汚いけど楽しいところっていう感じを描いてるって
やっぱ二元論の間にある豊かなグレーじゃないですか
白と黒の間にある豊かで楽しいグレーですよねそれの存在を描いてる
やっぱそれをそのやっぱ地方で描く単なる東京のアンチテーゼとしての田舎ではない具体的な場所が場所名である地方にある豊かなグレーっていうものを描いてるっていうところ
あの奥行きはすごい良かったなと思って
僕は下町描写好きなんでね
その探すの西成描写とかもめっちゃテンション上がってましたけど
下町に住んでる人間を単なる記号として描くんじゃねえぞみたいな思いはあるので
特にそこってあんまり新海誠が描かなかったところというか今までの作家性だと触れない場所だと思うんですよねそういうのって
そこを触れてるっていうのはやっぱちょっとまたさらに進んだなって感じは僕は思いましたけどね
1:03:06
いやここまでだいぶテンション高く喋りましたね
1時間ほぼノンストップで喋ってましたけど
あとさらにですけどちょっとさっき触れかけて触れなかった女の子の描写に関するところなんですけど
服着るところとかがあんまりやらしくないところは爽やかだなと思ってたのと
髪を結ぶ描写結構ね髪を結ぶ描写ってやらしくなりかねないところだなって思ってて
髪ってなんかそういう女性のジェンダー性をすごい意味として帯びてるものじゃないですか
長い黒髪ってそれを結ぶ指とかってちょっとなんか分かり間違ったらセクシャルに見えかねない部分だと思うんですけど
今回東京から宮城に向かうにあたって身自宅をする決意表明だし
僕はあれねセーラームーンの変身だなと思って
ムーンプリズムパワーメイクアップですよ変身だなと
そういう系譜のやつがいっぱいありますけどセーラームーン限らずそういうものの1個やと
セーラームーンの変身シーンが何がいいかっていうとあれってメイクアップって言ってるんですよね
身自宅をすることであるっていう意味を帯びてる
女の子が大人の女性になるというか戦える存在になる
立ち向かうための準備をするっていう意味を帯びてるなと思うんですよ
セーラームーンの変身シーンってまたセーラームーンの変身シーンって全部そういう意味付けがされてるんですよね
マニキュアが塗られるとか
初めにマニキュアが塗られるところから始まりますからね
最後スカートがたなびくところがカーテンが開いたものとして表現されてるんですよね
最後にもろもろのメイクアップが終わってスカートがたなびいたのが
まるでカーテンが開いたかのようにでセーラームーンが出てくるっていう
だからメイクをすることは身自宅をすることは
1:06:01
女性にとっての戦う意思表明であるっていう意味付けだとは思ってるんですよ
セーラームーンの変身シーンって
すごい力強さがあってよかったなと思ってたんですよね
今回の最後の身自宅シーン
最後あとブーツ履きますけど
ちゃんと動きやすいものを履くとかっていうのもいいなと思って
もともとローファーですよね
学校用の靴履いてたから
そんな走れへんだろうっていうせめてブーツやろうみたいな
なんかね
旅行するのに制服に戻るのかっていう
ちょっとツッコミあったんですけど
動きやすさで言ったら他の服があったであろうっていうのはありますけど
学生にとって制服は戦闘服だからなみたいな
セーラームーンしかりみたいな
何を言ってるんだって感じですけど
納得はしてます
また男の人の名前忘れてしまった
ソータですね
ソータさんすごい良かったですね
なんかキャラクター性
なんていうんですかね
ヒロイン属性があるじゃないですか
かっこいいけどなんかちょっと
ちょっと抜けてるなみたいな
あんまりちょっと属性に染まってない感じがすごくいいなと思っていて
あんまり完璧すぎないところが良かったなと思って
理想のただ追いかけるための偶像的な男性みたいな感じではないというか
結構隙があるし
よいよいこの人私がついていかないとどうなるかわかんねえぞみたいな不安さがあるというか
見た目も相まってハウルを思い出してしまいましたね
確かにハウルっぽいよな
ハウルも大概ダメンズですからね
確かにちょっとハウルっぽく見えてくるな
今回ちょいちょいジブリの元気多いですもんね
ニュージーラの伝言が流れるとか
あとなんだろうな
SNSの中でねありましたよね
耳すばっている
そうそうそうありました
書いてあったりとかね
元気してましたね
1:09:02
救急車が来てしまいました
すいません僕は今映画館から家までの帰り道を歩きながらスペースしておるので
ちょっと雑音が入るかもしれないですすいません
映画を見終わった2分後からスペースを始めているので
見た直後の高いテンションで話山口様してもらいますけど
まとはずれのことを言ってる可能性全然ありますからね
ハーストインプレッションの勢いだけで喋ってるから
そうですねあとなんだろうな
よかったところが多いというか悪かったところがない
みたいなところもあるっちゃあるんですよね
割と優等生的なところもあるなと思って
やっぱり天気の子みたいな不良要素はあんまりないじゃないですか
この不良がみたいなことを言いたくなる話ではないし
最初見た時はどっか町に行って鍵をかけてまたどっか町に行って鍵をかけて
ワンループ構造みたいなふうに最初は見えて
うーんとかちょっと思った記憶はあるんですけど
2回目見たら全然楽しくなってたので
思い過ごしかなと思ったぐらいですかね
引っかかったところってあとは本当に震災の描き方がこれでいいのか
ちょっとまだ僕にも判別がつかないところはあるぐらいかな
そうですね
そこは本当にこれからいろんな人が多分
この映画のことについて喋ったり書いたりすると思うんですけど
やっぱりそこでここは確かにそうかもしれないとかっていうのが
これから増えていったりするんじゃないかなと思うんですけど
僕がちょっと一番本作で引っかかったところというか
ちょっとちゃんとした結論じゃないように思えてしまうところとしては
大臣をまた金銘師にしたところなんですよね
でそこまでに至る展開で
相多が金銘師になりましたと
雀が私が金銘師になることで相多さんを助けるってなっていくと
ここにあるのって雀と相多と世界の三択の選択肢
誰かが犠牲になることで成り立つもの選択肢を与えられている状態で
おいおい今度はどれを選ぶんですかと
天気の子では2人を選びましたよねっていうところで
じゃあ今度はどうするのかなみたいな感じで見てはいたんですよね
1:12:00
でも大臣がちょっと僕はある種の諦めの果ての結論のように見えて
ちょっとおおっとなるというか結局金銘師になってたものって
その世界のために自己犠牲になった何かなわけですよねこれまでも
なるかなと思うんですけどそういう話じゃないですか
ただの意思じゃそもそもがただの意思じゃなかったし相多が金銘師にされる可能性があるってことは
やっぱり金銘師になるために自己犠牲を払うしかなかった何かがあったっていうふうに見えますよね
多分そういうことだと思うんですけど
そいつが再び金銘師に戻るっていう結論になるっていうのは
まあ何だろういいのかなというか
実はちゃんと選択はなされてないんじゃないかなっていう思いがちょっとだけあって
確かに行動はしたんですよ意思は示したし世界を救いたいし誰かのことも救いたいっていうことを行動で示してはいるんですけど
選択は結局は元に戻すという形で解決したように見えてきっちりとした選択にはなってないような気はして
まあそうですね選択したら残酷な結論にしか至らないからそれでよかったのかな
それしかないですもんねあの話だったら
なんかトロッコ問題を示されてどうしますかって言われて
じゃあトロッコを逆方向に進めたら大丈夫ですねみたいな感じで
ちょっと極論ですけどねこれは
まあなんかこれちょっとうがった見方ですけど
猫って深海まほつ作品結構よく出てくるじゃないですか
あんまりなんか
あんまりそのまま
共に暮らすみたいなシーンとかもあったりしますけど
あんまりそもそも種族が違うというのもありますけど
あんまり通じ合ってないものの象徴なんですよね猫と人間との関係性って
なんかだからまあいつもの流れやなって思ったりしたんですけど
露骨に大臣嫌われるじゃないですかあのシーンとか
なんかやっぱりどこまでも私たちは愛でない存在ですよね
あそこは本当にいつもの深海誠泉と言いますか
のがちょっとあったのかなとかはちょっとありましたね
いや僕ちょっと大臣が雀に嫌われてるって分かったところ
結構悲しくなっちゃいましたからね
結構強く言われてしょぼくれますからね
1:15:06
いや初めガリガリじゃないですか大臣宮崎に現れたときは
で雀が餌をあげたらプクって声太って元気になって暴れだすじゃないですか
嫌われてるって分かったらまた痩せるっていうのをなんか気の毒というか
本作自意識が描かれてないって話をしてましたけど
自意識が自意識が描かれてるとしたら大臣ですよね
やっぱそうですよねあそこはいつもの秒速とかそっちとかの
いつもはそっちにあるよなとか思うんですけど
なんか千と千尋の顔なしみたいなやつだなみたいな感じでも見ましたけど
まあね結構今まで猫何匹も出てますけど
今回露骨にこうちょっとなんか違うデコじゃないですか
いかにもアニメっぽいみたいなと言いますか
絵が大きいとかデザインが特殊ですよね
そうですね凶悪な顔してるなと思いました
東京に至るまでのところはキューベーだって思いながら見てましたけどね
キューベーに見えますよねキューベーだって思ってましたけどね
そしたらもう一匹出てきましたからね
なんか黒いのでかいとか
さだいじんで思い出したけど
雀とおばさんの玉城の神玉城でやってたっけ名前
そうですね関係性はやっぱ
途中そのおばさんのちょっと心の内みたいな
意図せず形で口に出ちゃうみたいなあのシーンの
あの辺のやり取りをなんかこう
深海誠作品で見るとかっていうのはちょっと驚いたなっていうのはあって
なんか一種のある種の母性に対して
ちょっとしたひけ目とか後悔みたいなの描いた映画って最近多いなと思ってるんですよね
やっぱなんかロストドーターとか
あと百花とかもそれに近いなと思ってるんですけど
なんかそういった結構最近よく見るテーマをここでもちょっと見ることができたっていうので
そういう意味でもなんか本当になんかいろいろ多分見てるんじゃないかな
ちょっと思ったんですよね
そうですね
なんかきっちりと母親に慣れない人の話
1:18:02
その母親っていうロールにぜんぬっかりできない人の話っていう側面
最近確かに多いですよね
描いていい機運が世の中に現れたっていうのもありますけど
そういうのを深海誠作品で見るとは思ってもなかったから
すごいなってちょっと思ったりもしたし
なんかちょっとなんかやっぱ
まだちょっと大人になりきれてない大人っていうのは
伊沢としては深海のお作品
ハマるっちゃハマるじゃないですか
岩井俊二作品からの芸とかもあるだろうし
そういう意味でもらしいっちゃらしいけど
なんかこういうのをちゃんと描いてみるといいな
あとそれが母親側ですかね
父親になれない男性って割と気軽に描けるけど
母親になりきれない女性って結構描くのリスキーというか
なかなかねちょっとあんまりこれまで描いてないよねっていうところ
ようやくちゃんと描いてくれるようになってきたけど
みたいなところが描かれたりとか
そうですね
今回は女性キャラクターがやっぱ多いですね
印象に残るのはほぼ女性キャラだなって感じも受けるので
最初ね本当は女の子二人のロードムービーしたかったみたいな話
一緒に言ってたじゃないですか
でも計らずも結構やれてるんじゃないかというところがあったのかな
僕田中おばさんがついてくるところむちゃくちゃ好きで
法人主義という言葉に逃げるなって思うところがあって
ちょっとねまたまどまぎの話しちゃうんですけど
まどまぎのラストの方で
まどかのお母さんがまどかを見送るところがあるんですよね
特に説明はできないけど私行かなきゃいけないっていう超大型台風
ワルプルギスの夜がやってきてるときに行くわけですよ
でもお母さん見送るんですよね
で僕11年前当時見たときはまあそういうもんかって思ってたけど
人の親になってみて思いましたけどそんなことするはずないんですよね
親が
いやいやなんで行くねんとなるわけし
どういうことやねんってなりますよね
見送る用の人みたいになってるじゃんっていうのに
今になって思って
親っていう概念ってそういうもんじゃねえぞみたいなのがあったんですよね
1:21:02
そんなもんじゃねえぞっていうのがあってやっぱり今回ね
初め任せてたけどもう無理って言ってついてくるじゃないですか
いやそうだよなと思って
いやそうだわっていう
いややっぱ本当になんか
新機械誠という人はどんどん大人に大人ですけど大分いい大人ですけど
なんか描いてることが本当になんか成熟してってるなっていうのは本当に感じますよね
けど成熟してるからといってなんかその
なんかその秒速5センチメートルっぽさとかがない
全くないというわけないと思ったし
なんかそういうその繊細の部分っていうのはやっぱり根幹とか
すれ違いとかそういった他者との断絶みたいなのとかはちゃんと
要素としては必ず入ってるし
本当なんか成長というか成熟どんどんしていってて
毎回すげーなって思っちゃう
本当に今回はねビビりましたね
まあやっぱ人の親としての大変さを経験したが家のっていうのはあると思うんですけどね
監督の娘さんいますしね
とはいえ3年前に天気を作った男なんですけどね
まあそうですけどね
まあそうでしょうけどね確かに
もうあんた子供いたけどこれ作れんねんなみたいな
いやでももう作れないって言うかもしれないですよ
わからないですけど
いやでもやっぱなんかそれはいいと思うんですよね
現実でちゃんと人の親というか家族としてやるけど内側には獣を飼ってますみたいな
でもなんかその獣を飼ってるからじゃあなんかその行動として外に出していいですみたいなことされたら
まあ引くじゃないですか
まあなんだろうその表現としてぬるいことはしないというか
でもやっぱりちゃんとその日々は分かってはいるみたいな
ある意味一番怖いですけどね
人の気持ち分かった上で最も残酷に壊せるみたいな
手に取るように分かっていながら
なんか人間って美しいよねっていう粉々に砕くとより美しいよねみたいなことをできちゃうような人みたいな
ちょっと今のは言い過ぎましたけど
なんかその分かってるけどやれるみたいなのってすごいなと思って
1:24:03
いや良かったですね本当に
本当に良かったですね
いやちょっと改めて星を追う子供を見直さなきゃな
あんまり深海誠作品なんかそんなに好きじゃない作品だったので
そうですね公言してましたもんね
僕はちょっと言ってたんですけど
それを改めて見直してちゃんと向き合わなきゃいけないなって思いました
別に深海誠に向ける必要はないと思いますけどね
向き合っていかないと僕とか向き合っていかないとみたいなところはある
それよりも現実の後ろドアを閉じまりしに行きましょうよ
現実にある後ろドアあれのことだなみたいなのを閉じまりしに行くっていう
僕見ててね本当にね
僕スズメになりたいと思ってこんな無視の感情で人助けしたいわと思って本当に
西さん言ってますけど男の子の自意識を今回描いてないんですよねないわけですよね
だからもう自意識でなんかこうしたらいいみたいなんじゃなくて
人を助けるんだっていうことが初期衝動としてあるというか
過去の自分を救うっていうことでもあると思うんですけどねスズメにとっての
でもそこから先の意味を必要以上に求めないというか
あんまり考えずに見てたらなんでいきなりスズメってそんなむちゃくちゃな旅に出てるんですかねみたいなのって
よくわかんないと思うんですよ
あんまり説明しないから特に理由もなく宮崎を飛び出して
宮城まで結果的に行くことになるわけじゃないですか
もういろいろなしくず素敵に行っちゃいます
まあそこにあるモチベーションで相談に対するほんのりとした恋愛感情
でもそれも合わすぎてあんまり力強くないし
じゃあ何かって言ったらなんとなく匂わされてる
おそらく過去に大きな悲劇を経験してって
それを繰り返さないために自分は人助けをしたいって思ってるんだろうなっていうことだけがずっと匂わされてるじゃないですか
そうですねやっぱり亡くなったお母さんが看護師さんでしたからね
そういうのでありますよねきっと
そこを原動力にひたすら動き続けるっていう
人助けしたいってわかるじゃないですかみたいなのを
そこだけで突っ走っていくんですよね物語が
いやーねえなんかそうだよなって思って
そこを理由ってその語る必要ないなって思ったんですよ見てて
1:27:05
いやなんか当たり前じゃないですかみたいなことを自信を持って言い切れる人がいるっていうことが救いやなって本当思って
いやーねえ
いやーですよ本当
あとなんか今回3作
君の名はから続いて3作でなんかこう
一種の型みたいなのができたような感じというか
いわゆるアニメに起きるファンタジーでジブリ的なファンタジーとか
ある種の連想するものみたいなのがあると思うんですけど今回やっぱり新海誠のそういう
日本のちょっと土着的な神話とかそういう歴史みたいなのから引っ張ってくる
そういったものから発想を得たようなファンタジーみたいな世界観としてようやく定着した気がかかるというか
やっぱりクライマックスで大臣と佐大臣がすごい巨大な猫で佐大臣だけ猫大きくなる
どんって出てくるときのなんか新海誠作品でこれいきなり出てくるの最初ちょっとびっくりしたんですけど
なんかでももうこれがなんかこういうもんだよなみたいな
もうなんかちょっとこう一種のお決まりというかみたいな結構すんなり受け入れてる自分も結構いて
なんかそういうちょっと型みたいなのがちょっとできた感じっていうのは
なんかアニメにおけるファンタジーといえば新海誠のこういう感じのファンタジーと
あとジブリのこういうファンタジーみたいなのかっていうので並び立てるような
型みたいになったんじゃないかなっていうのはちょっと思いました
そうですね
日本の土着の神話みたいなところから引っ張ってきたファンタジーにするっていう
まあなんかそうですね
リズムができてる感じがしますね
あと天気のこのなんか爆弾定期圧みたいなといったときも
今回の東京の水というか宮城の一番でっかいやつを取りたいときもそうなんですけど
基本流ですよね
前回も今回もなんか最後流みたいな鳴き声出したなぁみたいなピギャーみたいな感じで
ないって消えていくみたいななんか基本そこは大いなるものとして
あらぶる神としての理由はイメージしてるんだなっていうのはね
言いましたかね
1:30:06
そうですね
何かあるかな
結構ここまでほとんど1時間半か1時間半
ほぼノンストップで喋ってますからね
あの予告マクドナルドの予告ありました
予告のところでマクドナルドの宣伝ありました
僕ね今回ねちょっと
いろいろトラブルがあって
ちょっと直前に停電トラブルがあったみたいでちょっとね入場がだいぶ遅れたんですよ
今回ちょっとレーザーイマックスで見に行ったんですけど
僕ちょっともう入場してた時にはもう
アイマックスのなんかいつものようこそアイマックスへみたいなやつが流れ始めてて
ちょっとその辺のね予告編がね何流れてたかちょっと分かんなかったんですよね今回
なるほど
スズメのとじまりを使った宣伝映像としてはマクドナルドとauがあったんですよ
auはもともとテレビCMもやってますよね
マクドナルドのがあって
作中でもマクドナルド食べてるシーン出てきますけどね
僕天気の子で貧困の象徴としてマクドナルドを使っておいてやるなと思いましたけど
すごくいいものとして描いてるぞみたいな
そうですね確かにね
本当に天気の子のプロダクトフレーズメントの使い方えげつないですからね
それと比べると本当にこれが普通ですよね
天気の子のプロダクトフレーズメント基本的に全て貧困の象徴っていう
あれ本当に使い方怖いっていう
超売れっ子だからこそできるやつだと思いましたけど
いやでもちょっと僕うがった見方をするなら
思ってたことが貧困の象徴として描かれたとしても
普通にそういうものとしていいものとして見てる人増えてたりするんじゃないかなって思って
それがもう
だからそういうふうに使われてるんだからそうだよねって
金ないときにマクドナルドいいよねっていう
俺たち金ないからいつもマクド食ってたよなみたいな
1:33:00
そういうのが普通というか別に貧困の象徴として別に見ないよって
だって俺たちそういう使い方してるもんみたいな風に似てるのかなとかね
ちょっとうがった見方をしましたね
どうなんでしょうね
結構割とほんまにマックス立てるように
なんか特にこう思うがまま喋ってましたけどね
でもようやく僕もちょっといろいろ話せてすっきりしたというか
本当にやっぱりこう見たのは見たけどちょっと一足先に
やっぱり何も喋らないほんときついなと思って
本当にきついなと思って
言わなかったのも自分の反応がなんかこう
あんま良くないのかって言って見に行かないみたいになっても嫌やなみたいな感じでもあったから
黙っていたのはあったんですけど
けどこれどう喋ろうかっていうのはめちゃくちゃ最初見た時思ってたし
改めて今日2回目見てようやくなんか自分の中で
この映画のことめっちゃ好きかもって思えたっていうのはありますね
そうですねやっぱ震災の触れ方っていうのはあまりに直接的すぎて
そこの賛否って評価しにくいというか
そうなんですよね
君の名だとやっぱりちょっとその震災というか災害との距離感というかちょっと遠い
瀧くんって存在がいたので
なんかその感じっていうのはすごく刺さったりとかするんですけど
今回本当にド直球でやっぱり当事者が出てくるっていう話なので
それをやっぱりどう見るのかっていうのはそうですね
難しいところだと思うんですけど
僕ポッドキャストで震災に触れてる作品減ったよねみたいな言い方はしてたんですよ
多分それって間違ってて
震災を経験した人々の話絶対描いてるじゃないですか
普通にあるわけですよ
だから僕はあの時の発言ちょっと足りてなかったなと思ってたんですけど
ただ特に実写だと基本的には
喪失を経験した人の話としてしか基本的には描けないとは思うんですよね
震災を経て傷ついた人たちがどう生きていくかみたいな話には
1:36:02
基本的にはなるとは思うんですよね
でもやっぱりアニメだからそしてファンタジーだからできることとして
地震を止めることができるっていうことを描く
そのために地震を本当に直接描くっていうことをしてるっていう
僕それはファンタジーとしてすごく僕はやってほしいことだと思って
僕よく想像していることで
2011年の3月11日に戻れたら僕は人を救えるんだろうかってよく思うんですよ
どうやったら救えるのかなって
昨日ではやってましたけどね
なんか無理やり避難させてみたいなことはしてましたけど
あれ言うても村1個の話じゃないですか
東北の沿岸すべての人をどうやったら救えるのかなみたいな思うわけですよ
でもそれってできないし物語は常に傷ついた過去を消せない人たちが
いかに立ち直るかしか描けないわけですよね
やっぱり僕無双してしまうんですよね
どうやったらあれをなくせたのかなってせめて人を死ななくできたのかなって
よく思うんですよ
別に震災に限らずですけど
あの事件ってどうやったらなくせたのかなとかって
よく思うことっていっぱいあって
そういう時にそのもしその力があるんだったら
迷いなく行使しますっていう人たちの話って
なんて気持ちがいいんだろうって思ったんですよね
いや僕もそれできたらやるよだって
あの日のことを消したいもんって思うんですよね
それをやってくれるからやってほしい
僕もやれるんだったらやるよってそれはすごい思って
あごめんなさい隣の電車が走ってます
その実写でやれることじゃないアニメだからやれること
ファンタジーだからできることをやってくれてるっていうのは僕は嬉しかったし
そのためにもうメタファーとかで逃げない実際の地震
実際の震災を描くっていうのは僕は
それはやってくれて嬉しかったですけどね僕は
だって僕が消したいのあれだもんってメタファーとかじゃなくって
3月11日を消したいって思ってるんだもんっていうのがあるから
それを消せる力があるとしたらっていうのはやっぱり思うとこはあります
1:39:00
本当ちゃんと描いてくれたことに関しては本当に僕もありがたいなというか
よかったなと思ってることなんですけど
描写がきつすぎるのはありますけどね
僕でもきついときちょっとあるよなっていう
距離感を遠い方にもかからずちょっとゾクッとするような瞬間があったりとかするので
そこは思いますね
そこから先は僕にどうか言えるものではないですし
やっぱり本作そこに対するけじめと言いますかちゃんと周知する
そういう描写がありますって言ってるから
ということはその話ですっていうのは分かってみてくださいねっていうアナウンスじゃないですか
そうですけどやっぱり前二作を見てる人だとそういうメタファーかなって思ってる人も多分いそうではあるかな
直接そのものを描いてるかと思ってない人はちょっとまだいそうな気がするんですけど
別の自身のことみたいな感じにも
そうそうそうかはあったりはするかもしれないですし
なかなか震災後を描いた映画とかも
映画とかアニメ作品もあるじゃないですか
フラフラダンスとかなんかそういうあれなんかいろいろなありますよね
確かねとかも含めてそういった時点で語ってみるのとかもすごく面白いのかもしれないし
そうですね
総合的には大傑作だなと僕は思ってます
そうですね僕も好きですね
真海誠の最高傑作というよりはやはり到達点っていう言い方をしたいなっていう
秒速も君の名も天気の子も下手からこそここに至った境地みたいなのに
やっぱグッと来るのっていうのはありますね
ここまでいろいろ見続けてきた回あるなって本当に思います
あそこまで自意識パンパンの話ばかり描いてきたのに
無視を描くという私がないっていうのを描くっていう
チャレンジングですよね多分本人にとってもすごく新しい境地だなって思いますよ本当に
1:42:00
いやーすごいですわ
よかったな
もう1回見に行きます?マリンさんは
もう1回多分見に行くかもしれないですね
やっぱりなんかちゃんとなんかまた久しぶりに
自分の感想とか書こうかなーみたいなノートとかに書こうかなーみたいな気持ちでもなりました
マリンさんの真海誠を語るときの文章激厚ですからね
激厚かどうかわからないですけど大変読みにくい文章書いておりますね
ちょっとまた時間最近ちょっと忙しいですけど見つけて書きたいなみたいな風には思いますけど
どうしようかななんか1回見ただけでいろんなもの満足しすぎてしまって
なんかもう見なくていいというか
もう初めに見たこれでいきたいみたいな感じがあって
だから僕一発目でそこにたどり続けたのがやっぱりいいなって思うんですよね
1回見ただけちょっと戸惑いもやっぱあるから
やっぱそこすごいなぁと思いますけど
なんかねもうこの話を理解しようとか小ネタを拾うとかちょっとしたくない気持ちがあるんですよね
だってもうなんか一番芯の部分がぶっ刺さってるから
もうそっから先なんか小枝みたいなの刺す必要ないなってちょっと思って
なんか他とかももう第一印象だけでこのままいってもいいんじゃないかってぐらい
逆にその第一印象がすごい良かったので
なんかそうなんですよ
今リスナーの方に前田さんが来てるんですけど
マジですか前田さん呼びます?
入れるのかわかんないです
招待だけしましょう見てたら入ってください
共同ホスト招待したので見てたら入ってください
見てなかったら聞いてもらった方がいいと思いますねこれは