00:00
今日のテーマトークは、2023年上半期映画ベスト5、です。
決めました?皆様。
難しくないですか?
何とか先に切れてないんですよね。
あ、そうなんですね。
全然ここ、ブレてますよっていう。
あれブレです。
じゃあまず、お便り4通いただいているので、それを紹介してから、我々の発布に入っていきたいと思います。
じゃあ、前田さん1通目お願いします。
むかいてんがんらんしゃさん
店長メンバーの皆さん、こんにちは。
今年ももう半分を過ぎ、上半期の映画を振り返る時期になりましたね。
今回は上半期ランキング発表会とあって、皆さんがどんな作品をランクインさせているか、とても楽しみにしています。
そんな私も上半期を振り返ると、劇場配信で今年公開作品を40本弱鑑賞しました。
その中から上半期ベスト作品を挙げるとすれば、間違いなくこれです。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.3
シリーズ最終作として、期待通り、いや、それ以上の内容でした。
メンバー全員の見せ場がどれも最高でした。
興奮し、爆笑し、号泣し、エンターテインメントのすべてを詰め込んだような大傑作に出会えたことに感謝です。
他にも、アフターサンやブルージャイアント、
また、少女は卒業しない、ぬいぐるみと喋る人は優しい、
怪物、私の見ている世界がすべて、などの方がも傑作揃いでした。
さらには、時事芸人フチカシマさんとラッパーダースレーダーさんの劇場版選挙なんです。
いや、IRフォワーに反対し続けた横浜の実業家、
時期意気揚さんを追った浜のドンなどのドキュメンタリー映画にも興味深い内容のものがありました。
いろんなジャンルの映画を楽しめた上半期でした。
その半期の作品を楽しみにしつつ、
見逃している作品を皆さんのランキングを参考に見ていけたらと思っています。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
あげていただいた中だと、僕はぬいぐるみと喋る人は優しい、
結構印象に残ってて、
なんかすっげえ面白い映画とかではないんですけど、
地づきのある映画だったかなとは思って、
別にあの映画の登場人物が一方的に正しいって描いてるわけでもないとは思ってて、
そのバランス感覚もある映画だったなとは思って、
結構好きな映画なんですよね。
僕も自分のラジオの方でこの映画についての話をちょっとしたんですけど、
話しながら俺たちの方でってことですけど、
やっぱり前回も言ったような無自覚の加害性みたいなものが、
またねテーマになってる作品だと思ってるんですけど、
さっき山口さんおっしゃったように、
ぬいぐるみと喋ればいいかといえばそれだけでもないっていう、
確かにそうですよね。
そこが上手いなというか、
でも自分どっち側だろうなみたいなことをそういう考えさせられた作品でした。
ありがとうございます。
03:00
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
はい、では3つ目。
トゥイさんから頂いてます。
店長メンバーの皆様こんにちは。
私のカミワギベストはバビロンです。
一番何度も思い出したのがバビロンでした。
下品なシーンばかり話題になりましたが、
忘れられない美しいシーンもたくさんあります。
皆さんのベストの発表をとっても楽しみにしています。
映画の話しさすぎラジオのおかげで、
より楽しい神ハンキー映画ライフでした。
これからも応援しています。
トゥイさんありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
バビロンね。
バビロンね。
バビロンねって。
笑っちゃいますね。
バビロン見逃してるんですけど、そんなあれなんですか?
めちゃめちゃ癖が強いです。
孫ことなきチャゼルの映画って感じです。
チャゼルはやっぱり自意識が強いなって思いました。
僕結構好きな映画だったんですけど、
どう神砕こうとしても自分の映画にならないんですよね。
チャゼルの映画にしかならないんですよ。
そうですね。
どこまで行ってもチャゼルの映画だなと思って、
お前がナンバーワンだって思っちゃいます本当に。
でもあそこまでやれる監督いないよっていうところがあって、
バビロンを考えると本当にエゴになるんですよね。
こういう奴がいるっていうことがいいなって思える。
世界には恥ずかしげもなくあのラストを作れる奴がいるんだなっていう。
勇者ですよあれは。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
では3つ目、大石さんお願いします。
タウルさんからいただきました。
こんにちは、タウルです。
東京開催のバーにもお邪魔させていただきましたが、
すごい盛況でなんだか自分のことのように嬉しく思いました。
私も初めての方とたくさんお話ができて楽しかったです。
大石さんがメンバーに入られて、ポッドキャストもさらに充実ですね。
さて、私の2023年上半期ベストですが、
現在まで見た新作71本の中からベスト3位まで言わせてもらうと、
ターはその圧倒的な映画表現からの読み解きが面白く、
フェーブルマンズは映画の神様から映画の恐ろしさの啓示を受けたような、
なかったような面白さで、
アフターサンは思い返すこと自体をシェアする作品で、
今もどっぷり共感性に使っています。
ちなみにポッドキャストに参加させていただいた回の作品で言うと、
昨年のトップガーマーベリックはベスト1位でしたが、
バビロンはチャゼルの俺が爆発しすぎで、現在ベスト10位ぐらいです。
では、店長メンバーの方々のベストとそのお話、楽しみにしています。
ありがとうございます。
バビロン表一緒すぎでしょ、我々と。
なんかね、僕も確かに今の気持ちですよ。
06:03
バビロンは確かにベスト5には入ってないんだよなっていう。
10位までには入ってるけど、5位には入ってないかなみたいな気持ちですね。
確かに。
日が変わったらベスト3ぐらいにいる可能性もありますけどね。
タオルさんね、東京バーにも来ていただいて、
まさか来ていただけるとはって感じだったんですけど、
この前の大阪のバーにも来ていただいて、
オイさんが番組に参加されて、
なんか褒めていただいたんですけど、
バンドになってきましたねって言っていただきました。
バンドに。
こんな褒め言葉なかなかないと思うんですけど、
僕もオイさんが入って番組1段階上がったなって思ってます。
本当ですか?
はい。
オイさんが加わって、
インテリジェンスが加わったなって思ってます。
なんかすごいものを任されてる気がしますけど。
前田さんの爆発力とマニオンさんのオールマイティー性に
オイさんのインテリジェンスが加わったなって思って。
すげえなって。
よくこんなメンバーでやられてるなって僕は本当に嬉しく思ってます。
ありがとうございます。
で、アフターサン1位ね。
アフターサンはね、
こっちに預けてる部分の多い映画っていうところと
技術的な完成度というか
そんな表現できるんですか?みたいなことをやってるっていうところで
結構突出した映画だなと思うんですよね。
今年の中でも。
タウルさんらしいなって思いました。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
はい、では最後4つ目。
マニオンさんお願いします。
はい、光幸太郎さんからです。
店長メンバーの皆さんこんにちは。
光幸太郎と申します。
いつも楽しく配置をしております。
ブラックデーモン回とても面白かったです。
皆さんの切れ味鋭いダメ出しや
オイスさんのサベ話などを弾いているうちに
テーマ映画を見たくなりましたが
すでに上映は終了。
配信やレンタルが始まったら
投稿を聞き直してから見てみようと思います。
さて今回のテーマが
2020年3月の
紙半期ベストだと知り
手もたってもいられず
メールいたしました。
この紙半期は人生で一番
劇場鑑賞数が多い半年になりました。
最寄りの映画館まで
小一時間かかる中で
複数鑑賞やリバイバル合わせて
45本見れたのは
結構頑張ったのかなと思います。
その中からベスト5を選んでみました。
第5位は
Everything Everywhere All At Onceです。
選出理由は今年一番笑った映画だからです。
始まりから終わりまで
笑いっぱなしで
新年から景気のいい映画趣味を
始めることができました。
第4位は退治です。
数年前に起こった重乱車事件。
その被害者遺族と自殺した
加害者遺族が2対2で
教会の密室にて話し合うという
09:01
シリアスで重たくて
軽妙さが全くない
大人の喧嘩のような映画でした。
大きな損失、社会からの圧力、
自分を責め続けてしまう地獄、
4人はお互いを傷つけながらも
対話を続けていきます。
映画におく深さだけでなく
密室劇で2時間近く
興味を持たせるための工夫が
構成や絵作り等などから
徹底されていて
映画的映画になっていたのも
素晴らしかったです。
第3位は帰れない山です。
イタリアのモンテローザを舞台に
都会1個とサンソンの少年との
20年以上にわたる友情を描いた映画です。
セリフが少なく
ジャンプカットも多めで
説明を省いた作りではあります。
しかし雄大な山の自然と
家作りをしていく
2人の男の姿には
満を超える言葉でも表現しきれない
豊かな情緒が詰まっていました。
これは作為された
映像的ストーリーテリングというよりも
自然と人間、人間と人間とが
共にいるだけで
生じてしまうドラマを
そのまま切り取った
ドキュメンタリー的な面白さなのかもしれません。
映画館の大スクリーンで
そんな世界観に浸る
贅沢な映画体験でした。
第2位がグリッドマンユニバースです。
この映画館の楽しさから
3回見に行ってしまった
トリガー制作のアニメ映画です。
質地が複雑な作品なので
詳細は省きますが
2本のテレビアニメの続編であり
いわゆるお祭り映画ではあります。
しかし3つの大きな主軸
好きな子に告白できるか
実体のないものを信じる
ヒーローのアイデンティティの確立
を元に
コンパクトで無駄のない
ドラマ作りがなされていて
お祭りであるとともに
やっぱりそのものは
ミクロな人間ドラマが肝というのは
webと共通していますね。
6月30日からMX4D上映も始まるので
また何回か見に行きたいと思っています。
第1位はスパイダーマン
アクロス・ザ・スパイダーバースです。
年間ベスト1かもしれません。
前作と同じく
スパイダーマンの脱構築が
行われていますが
今回はスパイダーマンらしくなければ
スパイダーマンと認められないのか
というさらに鋭い視点が
マイノリティの集まった集団が
自分たちと違うからと
さらにマイノリティを迫害する
ロールモデルが崩壊した現代を生きる
スパイダーマンの物語として
とても熱いものを感じました。
すざましい映像が140分
ノンストップで続くのも
対立構図が明確なため
ストーリーは分かりやすかったかなと思います。
親と子、大人と子供
正式なスパイダーマンとマイルドなどなど
でも字幕で読むのは無理ですね。
スイングアクション1つ撮っても
見どころばかりなので
字幕を作るためにも
吹き替え鑑賞が最適かと。
まとめると5位エブエブ
4位退治
3位帰れない山
2位グリッドマンユニバース
1位アクロスザスパイダーバースとなります。
マルチバースが3本も入ってしまいました。
非常に充実した上半期だったと思うので
12:01
リスナーの方々
そして店長メンバーの皆様のベストを
楽しみに待っております。
それでは長文乱文失礼いたしました。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
私はグリッドマンユニバースは見てないんですけど
アニメのグリッドマンガ
めちゃめちゃ好きで
僕が好きなものしか入ってないんですよ
このアニメ
実は見てないんだよな
ああそうなんですね
世界系で箱庭で
青春モノで
メタフィクションなんです
好きなものしかないじゃんっていう
そうなんですよ
好きなものしかないじゃないかっていう
ずっと美味しいって思いながら見てました。
わかりますわかります
端っこまで餡が入ってるぞって思いながら
それの劇場版というか続編ということですよね
そうですね
もう一本
もう一本ダイナゼノンっていうアニメシリーズと
合体した劇場版なんですけど
僕ダイナゼノン見てなくて
でもね
リップマン好きやからな
見たいんだけど
っていうのがあるんですけど
僕見たんですけどグリッドマンユニバース
これめちゃくちゃ確かに
よくて
ちょっとスパイダーマン
クロサスパイダーバースに少し通じるところが
僕はあると思ってるんですけど
アニメのグリッドマン見られた方なら
わかると思うんですけど
ある種のメタフィクションって
さっき山口さんがおっしゃった通り
ある意味物語のための登場人物じゃないですか
あそこに出てくる人たちって
なんですけど
その物語のためだった登場人物だった主人公
特に主人公を
ある意味主人公の物語として
もう一回再構築し直すような
話になっていて
だから彼の人生を彼に返してあげる
劇場版だなって僕は思って
それがすごく良かったんですよね
まさにだから
クロサスパイダーバースで
マイルスが自分の物語
人に与えられた物語だと
自分の物語を言っていくのと同じように
物語の中の主人公なんだけど
その主人公が
自分のために生きる形に
どんどん動いていく
自分の自由意志を持って動いていく
っていう物語になっていて
僕はこの映画結構好きなんですよね
なるほど
グリッドマンの時点で結構
アクロススパイダーバースで
感じた疑問に対する
回答が出てるなって思うぐらい
わかります
豊達してますよね
そうなんですよ
そうなんですか
まさにそうなんです
見なきゃ
それ言われたら見なきゃ
グリッドマンユニバース見らなくなりました
ぜひ見てください
5本中マルチバース物が3本って
グリッドマンユニバースも
マルチバースですね
流行ってますね
マルチバースね
本当ですよ
ヒカルコーターさんありがとうございました
ありがとうございました
ありがとうございました
我々のランキング入っていきましょうか
前回と同じように
1人が5本一気に上げる方が
15:01
スマートだと思うんで
それでいけたと思うんですけど
よかですか
順番決定するで
順番決めますね
ごめんなさい
僕にしか映ってないですけど
前田さん1番
大石さん2番
マニオさん3番
山口4番で
いけたらと思います
前田さんいいですか
いいですか
難しかったです今回なんか
横並びがすごい多くて自分の中で
若干直前の適当感はあるんですけど
決めました
発表します
5位 新仮面ライダー
4位 フォール
3位 ウーマントーキング
2位 フラッシュ
1位 ソフトクワイト
5位 新仮面ライダー
1位 アンノー
4位 フォール
ホラー映画とか色々あったんですけど
色々あって
良い作品も色々あったんですけど
1番人に勧められるのが
この20
2023年の上半期でやってたホラー映画で
1番人に勧めたいっていうのがこのフォール
ホラー映画って
なんかすごいサンプリング文化もありますし
ホラー映画好きのためのホラー映画って
18:00
やっぱり最近すごく多いなって思うんですよね
それ自体はすごく嬉しいんですけど
フォールって
高いところに登って降りれなくなるっていう
ただのそのシチュエーションスリラーというか
ただそれだけの映画なんですけど
なんかそれだけで勝負しに来て
ちゃんと面白くて
それってすごいなってシンプルに思って
そういうホラーの文脈とか一切知らずに見ても
シンプルに怖いっていう感じを楽しめる映画だなと思って
思ったんですね
そんなね
崇高な映画ではないんですけど
ぜひ見ていただきたいですね
いろんな高いところ怖いなって
3位がルーマントーキング
月曜日に見てきたんですよ実は
この週の
すごい映画バーでも勧められましたし
人に勧められることがあって
ギリギリで見に行ったんですけど
正直ちょっと
この時間の一言で話すのはすごく難しい作品で
正直テーマトークとして取り上げるにしても
ちょっとしんどすぎるかなっていうのはすごくあるんですよ
それでも人と話したくなるなっていう映画でもあるし
基本的に会話劇で話してるだけなんですけど
でもセリフもそんなにあんまり多いっていう印象も受けなくて
でもそんなに多くないセリフの中って
一つ一つにすごく意味とか意思が込められてて
印象的な忘れられないセリフがすごく多かったんですよ
でも内容については
ちょっと考えるとしんどくなる部分はすごくあるんですけど
それでもすごく
思考整理
自分の中のとか今の世の中で結構どちらかっていうようなことを
すごくまとめてくれてるっていう面もありますし
今このタイミングで見ておくべき映画なんじゃないかなっていうので
しかも監督が
ドーン・オブ・ザ・デッドの主役の
サラ・ポーリーですね
すげえと思って
彼女の経歴の代表作にドーン・オブ・ザ・デッドが入ってなくてびっくりしました
サラ・ポーリーね
スプライスとかいいけどなとか言う
素晴らしい監督になりはったなと思う
2位がフラッシュ
スパイダーマンとフラッシュって正直同じくらい面白かったんで
迷ったんですけど
スパイダーマンは一応後編があるということで
ちょっと残しといて
フラッシュなんかこういうのに対策と
ちっちゃい映画混ぜるのってどうなのかなっていう気持ちは正直あるんですけど
文句なしに面白かったなっていうのと
21:01
マルチバース系の作品が多い中で
一番わかりやすかった
概念が
一番わかりやすかったし
ネタバレになってしまうかもしれないんですけど
ネタバレになりますね皆さん
大切な人か世界かみたいな二択じゃなくて
彼自身を
自分自身を解放してあげたんだなって思えるような
ラストの選択がすごくしっくりきたんですよね
そこが私の中では
マルチバース系の作品に頭こんがらがっちゃうんですけど
すごくシンプルな答えにたどり着けて
それもすごくわかりやすくてよかったし
思い出したら泣きそうなくらい
感動しました
あとはフラッシュ自体を初めて見たんですけど
それでも一気に好きになる魅力もあって
単体の作品としてシリーズを全然見てなくても
面白く見れるだろうなっていうことまでにしました
ソフトクワイエットは
これもすごくメッセージ性がある作品なんですけど
本音を言うとすごく変なことを言ってしまうんですけど
映画を見る上で
本当は倫理観とかどうでもいいんですよね
もちろんその映画によって考えさせられるんですけど
映画を見る上で
本当は倫理観とかどうでもいいんですよね
本当は
もちろんその映画によって考えさせられることもあったり
人と喋ることでいろんなことを考えたりするんですけど
本来私が一番映画を見る動機になっていることって
嫌な気持ちになることなんですよね
このソフトクワイエットは
今年上半期に見た公開作品で言ったら
ぶっちぎりに嫌な気持ちになりましたね
これもそれこそ女性が会話をするのがメインな話なんですけど
その中でもちろんいろいろ起こったりはするんですけど
それにしても会話の一つ一つでこんなに嫌な気持ちになるんだなとか
あとは言葉尻とかで人間関係の上下関係が生まれたり
それが垣間見えたりするのも面白くて
理由がよくわからないんですけど
ソフトクワイエット一番好きな作品でした
終わり
めちゃめちゃ個性出てますね
すごい
混ぜましたねいろいろ
前さんから僕ウーマントーキングが出ると思ってなかったので
一番びっくりしてました
そうですか
確かに映画バーで話したのは覚えてるんですけど
ウーマントーキングが
24:00
いいですよって話ちょっと僕言った記憶はあるんですけど
オープニングトークでも見たよって話を僕もしたんですけど
あんまり何も触れなかったなと思って
けど実はめちゃくちゃ語りがいのある作品だしすごくいい作品なんですよね
そうなんでしょう
久しぶりに建設的な対話をするというか会議をするみたいなのを
ちゃんと描いてくれてるっていうだけでも
僕すごく有意義なことって感じもすごくしたし
もうすごくひどい事態の中で
じゃあこれから私たちはどうしたらいいんだろうみたいなのを
話し合うっていう映画にはなるんですけど
女性の中でも意見がバチバチに対立し合う中で
一個何か選ばなきゃいけないっていうのを
ちゃんとその過程が描かれてる
それがどれだけ大切なことなのかっていうのは
今そういうのがすごくないがしろにされてることが多いっていう
ことの現れだと思うんですけど
そういうのをちゃんと描いてくれてる映画でもあるし
ちょっといろいろ重たい映画ではあるんですけど
素晴らしい映画です
はい 前田さんありがとうございました
ありがたい
はい じゃあ次
大石さん発表お願いしますか
はい 分かりました
神範記さっき数えてみたところだと
たぶん映画の中では
配信劇場を含めて新作58本ぐらい見てるんですけど
その中でじゃあベスト5何かなって考えて
一応あくまで今日のベスト5ってことで
話させてもらいます
まず5位
私の見ている世界が全て
4位 フェイブルマンズ
3位 別れる決心
2位 私の見ている世界が全て
おお
2位 スパイダーマン アクロフト・ザ・スパイダーバース
1位がアフターサンです
はい
うん なるほど
まず5位の 私の見ている世界が全て
これ結構単館系で
インディーズって言っていいのかな
日本のインディーズ作品なんですけど
主人公の遥香さんっていうのが
女ひろゆきみたいなやつなんですよ
彼女が主人公なんですけど
とにかく合理主義
全て自己責任
っていう
ある意味現代の若者というか
確かにこういう感じになるよねっていう
強気の若者感があるんですけど
そんな彼女が
実家の母が亡くなったことをきっかけに
そこの家族が
ちょっと東京の片田舎というか
西の方のコンビニ兼便利屋みたいな
お店を実家がやってるんですけど
そこに母親が亡くなって
父親ももういなくなってて
3人の兄弟が住んでるんですよ
お兄ちゃん引きこもりで
一番上の長男が
家はついてるんだけど
結婚先というか彼女はいるけど
結婚はしてない独身の男性で
27:01
女性は1回は家に入ったんだけど
離婚して戻ってきてみたいな
そんな感じの3人がいると
彼女が東京の真ん中の方で
結構バリバリで活躍してるんですけど
ちょっと失敗しちゃうんですよね
お金が足りないからっていうんで
この実家にいる3人を追い払って
この実家を売り払って
その金でもう1回自分は
再起を果たそうとするわけですよ
なかなかなことしますね
でその計画がさあどうなるかっていう話なんですけど
なんかすごく目に負けないんですよ
なんかすごくミニマムなお話なのに
ある意味現代の日本の祝図みたいなものを
本当にうまく表現できていて
かつさっき言ったように
正直どう共感したらいいか
分かんないような主人公なんですけど
そんな主人公を含めて
この4人というのが
どうしてこうなってしまったんだろうというか
なんだろうな
人間的な非愛性みたいなものに
すごく満ち溢れてるんですね
なので映画を見終わる頃には
この家族のことを好きにはならなくても
なんか近しい存在というか
寄り添えるような視点に立てるような気がして
なんかそれもすごく良かったですね
なんか誰も突き放さないような作品になっていて
だからといって優しすぎないし
都合も良くない
本当にある意味現実ままを映してはいるんですけど
ただなんかそれでもすごくなんだろうな
現代日本の祝図をギュッとしましたって感じで
僕はすごい好きな映画です
で4位のフェイブルマンズに関しては
スピルバーグすげえなと思いまして
自分の反省を描くっていうので
結構僕スピルバーグ論って
父親との関係性について
よく触れられることが多いと思うんですよ
なので本作も結構父親と自分との関係
描くのかなと思ったら
そんなもんじゃなかったというか
実はそこは結構伏線でも何でもなくて
主題でもなく
どちらかというと
映画を撮ること自体の暴力性
あるいはそれによって
奇跡が起こることもあるというか
そういう映画とは何かっていうものを
作る作品としてめちゃくちゃよくできてて
これ自分の辞伝としてやるのって思って
まあちょっと玉げましたねフェイブルマンズは
で3位の別れる決心なんですけど
まあなんというか
確か別れる決心ってまだ
このラジオで特集はしてないんでしたよね
僕とマリオンさんが話したくらいですかね
そうですよね
いやあの
別れる決心僕結構大好きで
まあ革新的なものには触れないというか
隠すことのエロティシズムというのがすごく
溢れているのもすごく良かったしですし
あと単純にそのすれ違いというもの
まあ結構だから古典的なテーマだとは思うんですよ
お話だけひとってみたら
僕結構東の敬語っぽいなって実は思っていて
別れる決心のこと
ああ
なんか分かるかもしれない
なんか東の敬語の
読んだ後の後味にすごい似てるなあ
なんて思ってはいるんですけど
でもなんかそんないわゆる
30:01
クラシカルなすれ違いを描きながらも
ラストの切れ味とか
そこの画面の中に溢れるその
なんていうかな
象徴性みたいなものに
まあやっぱりやられてしまって
言葉ではなく
映画だからこそできる表現に
満ち溢れた作品だったので
僕はそういう意味で
別れる決心大好きですね
で2位のスパイダーマンアクロス
アスパイダーバースに関してなんですけど
前回お話もしたんですけど
まあやっぱり
期待を上回ったってことで
まずびっくりしたっていうのがありますし
ただ僕このスパイダーマンアクロス
アスパイダーバースの
マルチバース表現が大好きで
前回のラジオちょっと話しそびれたところなんですけど
普通マルチバースって例えば
エブエブであれば
人生の可能性についての話だったり
とか
まあそれは多分ザ・フラッシュであれば
過去を受け止めるための
マルチバースだったりするんですけど
スパイダーマンアクロスアスパイダーバースにおける
マルチバースは
個人個人が全く別の世界を持っている
っていう意味でのマルチバースなんですよね
だから一作目で誰もがスパイダーマンになれる
ってことを提示したこの作品において
アクロスアスパイダーバースにおける
マルチバース表現って
なんかすごく真っ当な気がするんですよ
でそれはまさにピーターパーカーであっても
なくても
ピーターパーカーが例えば
女性であっても妊婦であっても
あるいは車いすであっても
そういう誰であっても
スパイダーマンになっている世界だっていうのを表現する
上でのマルチバースっていうのが
僕はすごい大好きで
その意味でスパイダーマンアクロスアスパイダーバースは
今のある意味ダイバーシティー&インクルージョンを
映像として
しかもマルチバースという
設定を使って表現したものとして
すごいいい作品だなと思っています
で1位のアフターサンは
もうぶっちぎりで1位なんですけど
そのなんだろうな
語らないことを
というか余白を設けることっていうのを
やっぱりすごく重視した作品だなと思っていて
で記憶の構造ってやっぱり
余白を埋めていくことだと思うんですよ
過去に起こったことだったり
あるいは不在によって
ぽっかり空いてしまった空洞を
想像によって埋めていくことだと思うんですよ
で本作は
もう
本当に
映画という表現を通して
それをやっている作品だなと思っていて
誰かがいなくなってしまった
っていう不在というか
喪失感って
誰しもが受け止めきれないものというか
例えば
そこに折り合いをつけたとしても
結局その不在は残ると思うんですよ
でだけどその不在は
多分捨てたくないもので
でアフターサンの中での
多分主人公においての
父親をやっておそらくそういう存在だと思うんですね
ってなった時に
この不在と
どう向き合うかって
その向き合った末に何があるかっていうものを
この映画特にラストシーンで
ものすごく見事に
示していて
なんか彼女はきっとこの不在と
ずっと生きていくし
でもこの不在があるから
33:00
彼女は彼女でいられるんだなってことが
すごく伝わってきたんですよ
そういう意味でものすごくパーソナルなんだけど
パーソナルであるからこそ
すごく力を持った作品だなと思って
どうしてもやっぱりこの作品は
1位だなって思っています
はい
以上ですね
以上です
はい
なるほどね
フェイブルマンズはね
僕も好きで
特にプロムの後の
ロックダウンのシーンが好きすぎるんですよ
僕は本当に
あれはだって
もう実質霧島部活辞めるってことですからね
そうなんですよ
霧島部活辞めるっていうのなんですよ
あそこ本当に
なんかあのシーンに関して
よく映画監督が
意図しないで奇跡的に撮れたシーンみたいなのって
よくインタビューで語っているのって
読むじゃないですか
ああいうことなんだなと思って
カメラに映ってしまったものが
作家の意図を超えて
何かもう輝かしさというか
青春の象徴みたいになってしまったから
彼はいじめていたはずの彼を
中心に置いたわけじゃないですか
だから作家が撮ろうと思って
脚本だったりあるいは
それを持ってカメラを向けたとしても
時々被写体がそれを超えてくることがあるっていう
なんかそれを見事に表してて
あああれ本当にあるんだって
あのシーン見て僕は思いました
なるほどね
アフターさんはやっぱり1位でしたね
アフターさんは1位ですね
やっぱし
やっぱちょっともう忘れられないというか
未だにずっと引きずっちゃってますね
本当に
なんか主人公の彼女の記憶を
インセプションされたような感じになってます
インセプション
インセプション
別れる決心は意外でした
本当ですか
そのラインナップで言ったら
ちょっとだけ異色な感じがします
そうですか
でも好きなんですよね
別れる決心も
ありがとうございました
じゃあマリオンさん
発表お願いします
僕の神ハンキーベスト5発表してきますね
第5位が
ター
第4位が
ザ・ホエール
第3位が
レッドロケット
第2位が
スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース
1位が
アフターさんです
似てるなあ
かぶってるなあ
かぶったなあって思って
やっぱかぶるよなあって思いながら
しょうがないねっていう
第5位のターなんですけど
なんというか
社会秘評として
問いかけの映画として
やっぱターは好きのなさが
見事だったなというふうに
思いますね
リディア・ターという人物
その人間関係を通じて
例えばキャンセルカルチャーであるとか
36:00
権力構造であるとか
あとそもそもの
西洋文化のカルチャーの
存在の立場
立ち位置みたいなところとか
多分いろんなところ
そういったのを揺さぶられながら
自分の倫理観とか
いろんな線引きについて
改めて考えさせられるし
あとやっぱり
いろんな側面で
いろんな人を見るみたいな
きっかけにもすごくなる映画でもあるな
というふうにやっぱり思っていて
それは怪物とかでも
ターはその完成度がやっぱり
ちょっと高すぎて
ちょっとまあ
すごいなとうならされてしまう
という感じですね
もうとても知的な映画だな
と思いますし
僕はその知的さに
ついていくので精一杯ですけど
だからこそやっぱり
何度でも見返してみたくなるし
多分見るたびに感想も
見方も変わるんだろうな
というふうに思いますね
2位のザ・ホエールなんですけど
何というか
僕毎回コミュニケーションの話が好きだ
というのは
なんとなく言ってたりもするし
僕の映画の語り口からも
何かわかるかなと思うんですけど
神ハンキで一番それを感じた映画なのは
ザ・ホエールだったんじゃないかな
というふうに
ちょっと思っていて
何というか
主人公はもうすごく
もう絶望に落ち込んでいて
いろんな苦しみを
自分の中に抱え込んでしまって
っていう状態で
それでも何とか
最後の5日間
疎遠になった娘との関係を
取り戻そうとする話なんですけど
その中でやっぱりもう
人とは分かり合えないんだっていう
絶望みたいなのに
やっぱ主人公は囚われているな
というふうに思っていて
それが本当にいろんな理由というか
宗教の話とかも入ったりとかもしますし
なんだけどそれでも
やっぱり娘との関係は
なんかそのやっぱり
人とは愛入れない
でもそれでもどっか繋がれるとこがあるんだ
みたいなその感情の攻め合いみたいなのが
このザ・ホエールから僕は感じていて
そこがやっぱ僕好きなんだな
っていうふうに思っていて
もう最後とかもうちょっと
ある意味やけくそにも近いものがあると思うんですけど
それってもう
正直であればいい
でも正直って
全てにおいて正しいわけではないぞみたいな
本音丸出しってことだぞ
っていうふうになるんですけど
なんかちょっともう
最後ちょっと僕も涙を流さずにはいられなかった
映画だったので
またやっぱりダーレ・アロノフスキーらしい
なんかもう
これしかないと思い込んだ人が
もう破滅にも似た道を突き進んで
行ってしまう話としても
やっぱり僕はザ・ホエール好きだったな
っていうふうに思ってますね
はい
3位のレッドロケットなんですけど
今年一番アホな人物やな
って言ってるんですけど
本当にアホで嫌なやつ
っていう
39:01
本当にひどいやつなんですけど
けどなんか
こんなひどいやつなのに
なんかめっちゃ見ていて
なんかお前ここまでやるんなら
すごいなみたいな気持ちで
楽しくなってくるんですよ
なんか見ていて
本当にダメなやつなんですけどこいつ
なんかそれを感じがやっぱ忘れがたくて
見てるときの感覚として
監督ショーン・ベイカー
フルイダープロジェクトとか大好きなんですけど
そういう人の映画で
なんかちゃんとそういう人が
世界にはいて
なんかその人を
ありのままを描くことに
ちゃんと誠実性がある人だな
っていうふうに思っていて
なんかそこに
見てる側が彼の生き様とかで
とか
2016年テキサスが舞台なんですけど
そこの当時の空気感とか含めて
なんか批評性が生まれるとか
そういうのとかあるんですけど
基本的にはやっぱり
一人のどうしようもないやつが
本当にどうしようもないなりに
自分のなんというか
サクセス・成功を見つけようとするっていう
もうなんか頑張れってなる
頑張れって言うのもおかしいんですけどね
でも本当最後はね
本当とてもたいあたりでね
もう裸一貫ってなるんですけど
そういう意味でも本当に
大爆笑でしたし
やっぱこういうちょっと独特な立ち位置の映画みたいのが
神ハンキー忘れがたいものだったな
っていうので入れてみました
で
2位のスパイダーバース
アクロス・ザ・スパイダーバースなんですけど
まぁもう今年ちょっと
マルチバースもの多いっていう
プラスやっぱちょっとなんか
これは僕の見方の問題ですけど
なんでもかんでも
世界系を見出しすぎって話があるんですけど
そう
こじつけ近いものがあるんですけど
その中でもやっぱ一番
もうなんか自分のその
世界系マインドに刺さったのは
やっぱこれだったかなーっていう
感じになったなって
いうので
今回の5本の中で
一本これを選んでみたっていう感じですかね
やっぱりもうカノンイベントっていう
運命を押しつけてくるやつに対して
マイルスが
なんだよそんなこと
誰が決めたよって言ってくれるのが
本当に僕好きで
その瞬間こそが
本当になんか映画を見て
興奮する瞬間の一つだな
すら思ってしまったんですよね
たとえ続編というか
三部作の真ん中
でもう最終作のね
歴史代では
もう二作目の感動返せ
っていう可能性ってあるんですけど
けどもうこの瞬間に感じた
エモーションはもう
でかすぎて
今年を代表する一本だと
言わざるを得なかったですね
僕の中ではやっぱり
あとやっぱそういう
自分の気持ち的にもだし
あとなんかちょっといわゆる原作
史上主義者的な狭い見方の人とか
雑な理論で
ネットネスを批判する感じの人たちに
対するカウンターのようにも思えて
42:01
マイルスのことを否定するような
連中みたいな意味合いで
そういったことも勝手に
重ねながりしたりもしたし
やっぱりなんか
可能イベントに抗ってくれる
マイルスありがとうっていう
気持ちに尽きるかなっていう
アニメーションの表現もすごかったですけど
っていう感じですね
で、1位のアフターさんなんですけど
まぁ
大石さんが全部うまいこと言ってくれたからな
って思うんですけど
すいません
さすがだなと思ってるんですけど
僕はなんて言うんですかね
見終わって僕の中で一番近い映画って
アフターやんに近い映画だなって思ってたんですよね
記憶を巡る話だっていうこと
っていうのと
あとその記憶を見るという行為
その思い出の旅行のビデオを見るという行為が
それが映画を見る行為と重なってるっていう
ところがすごくアフターさんに
似てるなというふうに
アフターやんに似てるなっていう
似すぎててね
タイトルが似すぎててあれだ
間違えましたけど
っていうのがあって
そういうのはやっぱ僕好きなんですよね
記憶を巡る話で
で、記憶を見るということの中に
その中にも断絶というのがやっぱりどうしてもあって
やっぱり記憶の中のお父さんのことって
やっぱりわからないんですよ
あの時どんな気持ちだったんだろうっていうのは
何度何度
記憶を見返してもわからなくって
そこがとても悲しくもあるし
切なくもあるんですけど
でも父親のお父さんのことを
思い続けることはできるんですよね
なんかそこにすごく希望というか喜びを
僕は感じたりもして
そこのせめぎ合いというのがやっぱり
僕この映画好きだなっていうふうに
思ってしまいましたね
やっぱりその最後に
ある意味つながれたかもしれないみたいな
瞬間が描かれてるとして
本当はわからないのに
つながったとはもう見せかけかもしれないんだけど
つながれるはずはないのに
つながったように見えるっていう
それはもうなんか
そういう瞬間がやっぱり僕多分好きなんでしょうね
新海誠でもそうだと思うんですけど
それってモノローグ上ではつながってるけど
実際つながってないよねみたいなことが
重ね方と似てるような感じもするし
あと映像表現とかもすごくね
ハッと言わせるものがすごくありましたし
なんか僕今作に関しては
すごくいい作品なんですけど
あんまり見返したくないな
とも思ってるって感じなんですよ
思い出の中の
この映画そのものが僕の中で
思い出みたいになっていって
なんかずっとそれを反芻し続けていって
この映画のことをなんか
好きになっていくみたいなのがすごくなんか
自分の中では合ってるかもなっていうふうに
今ではちょっと思ってたりもしますかね
はい
まあそんな感じのベスト5でした
はい
マリオンさんが
またあの見返したくないって
おっしゃったの面白いなと思って
多分主人公も
あのビデオ見たの
人生で初めてなんじゃないかなと思って
45:00
で
もうあのビデオ見返さないんじゃないかな
と思ったんですよ
もうその何回も見るもんじゃないというか
向き合うという
ことのための儀式
っていう感じだなと思って
別に思い返したいわけじゃないんですよね
思いたいんだと思うんですよ
でその思うということを
するためのトリガーであって
あくまで
でもそのトリガーは引かれたから
思い出すことはできるっていう
もっといいなら自分の中に
記憶を息づかせることができたから
もう見返せる必要がないんじゃないかな
と思って
なんか
あっそっか見返さなくてもいい映画なんだな
と思ったんですよね聞いて
そうですね
多分あれを見返し続けたら
それはずっとそこに囚われてしまうことにも
関わらず
やっぱりあそこで定着させることで
なんか初めて自分の中にこう
真の意味で記憶として
父親が生き続けるのかな
みたいな風にちょっと思ったりとかして
そういうのをしていくことの
なんか
喜びじゃないですけど
女情勢って言うんですかね
そういうのって素晴らしいよなっていうのが
芽生さんから僕も感じていたので
僕も同じように多分
あんまりは見返さない映画になるかもしれない
っていう
なるほどね
ホエールはね
ザ・ホエールは結局
まだ見てないですわ
いいですよホエール
ザ・ホエールも
大石さんとねめっちゃ喋ったんですけど
そうなんですよね
大石さんも好きですよね
大好きですね
ほんとね似てるな
そうですね
一言ランキングだいぶ重なりますね
正直にずらさないといけないかもしれない
ちょっと考えましたよ
考えたんですよ
重ねるだろうなって思いつつも
でもそこをずらしたら僕じゃないだろう
みたいなのはあるじゃないですか
そうなったらこれですよっていう
これはもういいですっていう
あとねあくまでね
本日時点ですからね
まだインディー・ジョンズも
マルセルも見てないぞっていう状態だ
確かにマルセルもありますからね
そうそう
じゃあまぁそんな感じで
ありがとうございました
じゃあ僕行かせてもらおうかなと思います
じゃあ山口2023年カメハンキー映画ベスト5
発表させていただきます
5位 ター
4位 別れる決心
3位 スパイダーマン アクロス・スパイダーバース
2位 ウィニー
1位 最後まで行く
まず5位のターなんですけど
5位に入ったというか
ちょっと5位に落としたっていう感じなんですけど
見た時は今年ぶっちぎりだなと思ってたんですけど
2回見てその後この番組で喋って
48:02
結構ターのことを嫌いになってですね
この作品じゃなくて
ターっていう個人のことをめっちゃ嫌いになったんですよ
それは僕だからなんですよ
でター界で喋ってて
僕が一番ターに対して辛辣だったと思うんですよ
喋っててあれなんでこんな噛み合わないのかなと思ってたんですけど
それって多分僕ターと同じこと考えてたから
そういう風になったんですよ
同じこと考えてるから
お前そんなこと考えちゃダメだぞってなってたと思って
あれじゃあ僕ターじゃんってなって
もちろん僕がターそのものなわけじゃなくて
でも例えば僕が才能があって
その上で成功して権威を身につけてた時に
ターと同じことしたんじゃないかなって
めっちゃ考えちゃったんですよ
でもう収録の後3日くらいメンタル食らってて
もうちょっとねターのことについて考えるの
めちゃくちゃ嫌なんですよ
もう考えなくていいやっていうぐらいなんですけど
それぐらい自分と向き合った作品でした
もう何より結構話した内容的にも
今年の中でも重要な作品だったなと思って
まあもうターのこと嫌いやけど
さすがに重要やからな
5位に入れちゃダメだって感じで5位です
4位別れる決心なんですけど
思いやってる2人がお互いに思い合ってるからといって
思い合ってるということの中身が等しいわけではないっていうところ
その熱量に差があるっていう可能性があるっていうことが
すごく刺さる映画だったなと思って
特に本作のズレって一番端的に言うと
覚悟の量が違ったっていうところだと思うんですけど
むちゃくちゃ残酷な話だなと思って
お互いに思いやってるけど
片方は覚悟ができてないっていう
なんて悲しいことなんだろうと思ったんですけど
お互いに人が考えてることがわからないっていう
ディスコミュニケーションの話って
本当によくこの番組でも
ディスコミュニケーションいいよねっていう話はしてるんですけど
お題目は同じこと考えてても
その中身の熱量が違うっていう
それってそもそも分かり合えないより
もっと悲しいことなんじゃないかなって思って
すごいディスコミュニケーションの
一番きつい部分を拾ってたんじゃないかなと思って
すごい大切な映画だなと思いました
あと食事の描写がね
本作めちゃめちゃエッチなんですよね
わかります
もうね取り調べ室で寿司食べてるシーン
でその後寿司片付けるシーンがめちゃめちゃエッチなんですよ
いやそうなんですよ
あと粉物一緒に調理してるところとか
51:02
フリンを持ってセックスを描いたら
三流なんだなってちょっと思いました
セックスを描かずに
エッチなことを描けたら一流だなと思って
やっぱ食ってこんなエッチなんだなと思って
なんかそこまでめっちゃ印象起こってるんですよ
僕も取り調べ室で寿司の下りは
ちょっと震えました
こんなことが許されていいのかと思って
何もいかわしいことをしてないのに
なんていかわしいんだと思って
ちょっと今年の中でも印象に残ってるシーンですね
はい
3位 スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバスなんですけど
ストーリーに関しては評価保留なんです正直
で前回話した通り
観音イベントって概念は僕は全然好きになれないんですけど
ただストーリーの評価をブランクに置いといて
もう圧倒的な映画だなと思います
面白すぎる 素多すぎる
この映画を見てて幸福としか思えないんですよ
本当にすごい映画だったなと思ってサイン入れました
はい
2位 ウィニーなんですけど
僕ねほんと東山沢広が好きなんですよね
正直演技が上手い役者だとは思わないです
ただ合う役がめっちゃあるんですよね
それがすごい大事なことだなと思って
演技が上手いって
嘘がつくのが上手いっていうことでしかないんじゃないかなっていう風に
ちょっと考えることができるなと思って
例えばどんな素材を使ってでもどんな味でも表現できますっていう料理人がいたとして
それはすごいけどその料理は美味しいのかなってちょっと思ったことがあって
それよりも素材の味を生かす方が料理としていいんじゃないかなっていう
極端な意見ですよこれは
で東山沢広って素材の味がすごくいいんですよね
例えば何でもできるがいいに虚無に陥っている高校生であるとか
まるで将棋の神様が献言したような天才将棋師であるとか
人間に寄生して人間を喰らう寄生生物であるとか
今回は技術一変等で社会性が欠いたエンジニアっていう
これねどれもねあんまりキヨテラではなくて
全部塩をパラパラパラッと振っただけで完成してると思うんです
それぐらい素材東山沢広が圧倒的だなと思って
それすごいことだなと思うんですよ
役っていうのは演技ではなくて役に合うかどうかなんじゃないかなっていうのを
本当に思わされる役者で
すごい素晴らしい人間だなと思うんですよ
役に合うかどうかなんじゃないかなっていうのを
本当に思わされる役者で
すごいんですよね
好きすぎるなと思って我々ながら
本作ウィニー開発した金子さんとは
ダン弁護士っていう彼を弁護した弁護士の
2人の関係者の話になるんですけど
ダン弁護士が三浦孝博と金子さんが東山沢広で
54:03
東山沢広は増量して
2人とも結構な活腹の男性2人なんですけど
でも彼ら2人の関係性にときめくんですよ僕は
問題があるとされる事実を作った技術者と
彼を世界で唯一といいかもしれないぐらい
弁護している存在としてのダン弁護士っていう
この世界に2人しかいないかのような関係性
弁護士事務所で窓の外を見ながら
例えば宇宙船の話をするであるとか
そういうちょっとした話の中に
全てが詰まってるんですよ
なんて煌めいてるんだと思って
これがユリでなくて何がユリなのかと
僕は思っております
あとウィニーっていう技術は
正直僕は非常に黒に近いグレーの
技術だとは思ってるんですけど
ただ黒に近いグレーのものを
許容できなかった日本社会っていうものに
関しても色々思うところはあって
例えばYouTubeなんて
黒に近いグレーのまま突っ走り続けてるわけじゃないですか
完全に白にならなければ
許容できない技術っていうもの
そんなものあるのかなっていう思いもあって
ウィニーそのものは問題のある技術だなと
僕は思いますが
技術者にどこまでその倫理を求められるのかなっていうところ
それを求めるのは主義なんじゃないかなっていうところで
色々思うところはあった映画でした
1位 最後まで行く
ラストが大好きすぎるんです僕は本当に
映画は間違うことができるんです
人生を間違うことができる
それを端的に描いてるなと思って
主人公ともう一人
主人公二人と言っていいと思うんですけど
彼らは人と何かを分かち合うことが
できなかった人間だなと思うんですよ
そこで人とぶつけることでしか
人生を構築できなかった人たちだなと思ってて
ぶつけ合うことでしか
人生を構築できなかった人たちが
別にお互いそこに絆があるわけではないけれども
ぶつけ合うことでお互いの人生がそこに見えた気がするっていう
そこに気がするっていうところに
我々は何か絆のようなものを原始するんですよね
それはすごい間違ってるんです
彼らにはもう破滅しか残ってないんだけども
それでもやっぱ本作はハッピーエンドだと思ってて
間違ったことを選べるということは
ハッピーな結末だなと僕は思ってて
それは現実では許されないからこそ
映画には間違ってほしいっていう思いが僕にはあって
57:01
それを堂々とある姿でやりきってくれたなと思って
ラストが好きすぎてもううっとりですね本当に
最高だと思います
前半ぼちぼち面白い映画で
後半めっちゃ面白い映画で
ラストはね最高です
というわけで最後までいく1位でした
という感じで山口のベスト5です
ありがとうございました
最後までいくが1位になると思ってなかったですね
そうなと思っていましたけど
なんか熱量が高かったですね
あの映画
出来が良いとか悪いとかではなく
熱量が高いなと思って
ある意味1位2位両方とも揺り映画ですもんね
そうなんですよ
ワンツー揺り映画なんですよね
ウィニーは結構私も悩みました入れるか
弁護士のリアリズムも結構僕好きなんですよね
あの映画で
裁判に勝つっていうのは別に正義を勝ち取るわけじゃないっていう
あのリアリズムのバランス感もすごい好きなんですよ
もちろん訴えたいこともあるんだけど
裁判に勝つという弁護士のお仕事映画にもなっていて
その辺もやっぱりものすごい
質が良いなって単純に思ったというか
そうですね
演説問題に対して誠実な映画だなと僕は思ったんですよね
なんていうか白か黒かで
白かったものが黒ってことにされましたとかじゃなくて
白から黒にかけての間のグレーのグラデーションの中で
より淡いグレーなのか
より濃いグレーなのかっていうところは
見てる側が決めないといけないっていう
そういうことを預けてくる映画だったなと思って
なんか骨太じゃんってすごく良かったですね
確かに
でもそれを裁く側もグレーやからな
そうですね
面白い
あの東では確かにめちゃくちゃ良かったですよね
そうなんですよ
里市の青春の羽生義晴に通じる味があって
むちゃくちゃ好きで
くしくも里市の青春も関係性萌え映画
関係性萌えって言うとちょっとあれですけど
関係性の映画なので
いいなと思って
そんな感じでじゃあ
4人の2023年上半期映画テスト5が出揃ったということで
こんな感じですわ
半年後ここに上がった5本が残ってる保証もないんですよね
そうですね
年末のベスト5でしたっけ?
年末は10です
難しい
しかも私アホやからスパイダーマン年末になったら
やるとか勝手に思ってて
やらんわって思って
そうですね
やらないです1年ぐらい待ちされます
1:00:01
たぶんもっと伸びますよ
労働問題になってるから
そうか確かに
そうなんですか
アニメーターの労働問題になってるんです
劇務でしょうしねあんなアニメーション作るのは
まあまあ半年後楽しみにしましょう
どうなるか
それでは2023年上半期映画ベスト5
2023年上半期映画ベスト5を終わりたいと思います
次回は殺し合い地ですね
ドキドキしてきた
オタリ見ました?
まだですまだ原作読んでます
今僕原作40話ぐらい?
途中ですね
40話がどこらへんかわかんない
どこらへん?
どこらへんやろ?
電子版で読んでるから話数でしか考えてない
でもジジイが実話ってやつあったから
ジジイが実話っていうやつがあったから
結構中盤です
双子も出てきてますし
双子ね
これどうやって実写化するのって漫画読んでる限りは思いますけどね
そうなのその気持ち大切にしてほしい
それ高校生の時に思ったからうちも
確かにこれ見てよくよし実写化5出したなって思いました
これどうやって映像化するのって思いました
楽しみ
なかなかないそうねこんな贅沢なこと
原作読んでから映画の話できるっていうのはすごいでしょ
ないと思います
ありがとうございます
ためにためた
待望の殺し合い1回目ですから
前振りの2年みたいなとこありましたね
前振りの
2年前振りやった
ここは山場ですよ
次回神回という
神回決定ですか
次回殺し合い1ってことですのでリスナーの皆さんも
映画見て原作読んで教えてください
自分のタイミング的に間に合わないんですけどね
一旦お知らせしておきますのでお願いします
ではお知らせになります
7月も映画の話したすげる場を開催する予定です
場所は大阪の南森町にある日刈りイベント型カフバ週間もあり
日時は4月30日日曜日オープンが19時クローズが23時となっております
今回オープンが日曜日となってまして
いつもよりもお越しいただきにくい日程かもしれないんですけども
逆に日曜日なら行けるみたいな方もいらっしゃるかもしれないので
1:03:01
よかったら遊びに来てください
またこの番組ではリスナーの皆様からお便りを募集しています
番組の感想次回テーマ作品の感想など
ご自由にお送りいただけると幸いです
また次回場開催情報
ポッドキャスト次回テーマ作品の告知も行っておりますので
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それでは映画の話したすぎラジオ第123回
2023年上半期映画ベスト5の回を終わりたいと思います
それではまたお会いしましょう
さよなら