00:13
始まりました、映画の話したすぎるラジオ、第143回になります。
この番組は、大阪の南森町にあるイベント型カフェバー、週刊マガニーで、
映画トークバーイベント、映画の話したすぎるBARを開催している店長メンバーによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長のマリオンです。
山口です。
大石です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回も、まだ山口さんの喉の調子が悪いということで、
私、マリオンが進行を務めさせていただきますので、よろしくお願いします。
今回、前田さんはお仕事が忙しいので、今回の収録はお休みとなっていますので、
今回は3人での収録になりますので、その辺もよろしくお願いします。
では、まずは皆さんの近況について伺っていきたいなと思うんですけども、
まず山口さん、最近いかがですか?
ちょっとまだ体調が万全じゃなくて、映画行くのも控えてたりしてたんですけど、
ちょっとだけ映画以外のことを触れると、最近ゲームを結構やってるんですよ。
マジック・ザ・ギャザリングっていうカードゲーム、ご存知ですかね?
名前だけは。
僕、むちゃくちゃ好きなんですけど、
この前、それの診断が出て、それのオンライン版をむちゃくちゃやってます。
ほんまに。
この診断の世界観が面白くて、南米モチーフの世界なんですけど、
大航海時代をイメージしてて、
南米を侵略したコンキスタドールが吸血鬼だったらっていう世界で、
かつ南米側にも文明があって、それはアステカとかの南米にあった古代文明をモチーフなんですけど、
その文明が恐竜を飼ってるっていう世界観なんですよ。
吸血鬼のコンキスタドールと恐竜を使うアステカ文明が戦うみたいな話で、
かつ地下は空洞になってて、地球空洞説まで拾ってそこを探検するっていうむちゃくちゃな話なんですけど。
もってますね。
今回ね、ジェラシックパークコラボしてるんですよ。
マジック・ザ・ギャザリングが。
ジェラシックパークとかジェラシックワールドのカードが入ってるんです。
インドミナスレックスとかカードとして存在してるんですけど、
めっちゃ好きっていう話で、
マジック・ザ・ギャザリングの話はどっかでむちゃくちゃしたいんですけど、
さすがに映画の番組なので控えておりますっていうのと、
あともう一つ、桃太郎伝説の新作もやってるんですね。
03:04
むちゃくちゃ忙しいんですよ。
忙しい、忙しい、それは忙しい。
桃鉄もね、超好きで、
で、とりあえず作間・鉄人3人相手に100年やり切るっていうのは、
桃鉄新作の度にやってるんですけど、
今回ね、今回の作間ちょっとイカれてて本当に。
もう毎月目的地入り上がるんですよあいつら。
やば、やば。
もうね、こっちはもう守りで必死で、
攻めたことできないっていう不条理で、
マジック・ギャザリングをやっては相手の引きが良すぎるってブチギレ、
桃鉄をやっては作間のサイコロがインチキだってブチギレっていうね、
ブチギレてばっかりのゲーム生活を送っているっていう感じです。
なんかストレス溜まってますね。
ちょっと運の要素があるゲームで、
しかも桃鉄にさては、
作間ってサイコロをいじってるって公言されてるぐらいなんで、
めちゃくちゃ腹立つんですよ本当に。
そんな感じです。
映画以外の引き出しもちょっと出しといたら、
バーとかで話できるかなと思ったんで、
ちょっとだけ触れましたっていう感じです。
桃鉄は僕もやってたんですけど、
最近やってないので、
なんか欲しくなりましたね、喋って聞いたら。
いや面白いですよ、ムカつくけど。
本当ムカつきますよね。
友達とやってて、
一回北海道に氷河期が来るぞみたいな回の桃鉄やってた時に、
友達に北海道に閉じ込められて、
しかもハリケーンボンビーまで取り付けられた状態で閉じ込められて、
ブチギレた覚えがあるんですけど、
本当に友達を亡くしかけたっていう、
そんなゲームですもんね。
パーティー系ゲームはね、本当に友達を失いますからね。
では大石さん、最近いかがですか?
劇場ではリバイバル作品を2つ見てたんですけど、
1つが今渋谷の文化村ルシネマでやってる、
ロストイントランスレーションを見てきました。
今やってるんですね、いいな。
35ミリフィルム上映なんですよ、しかも。
いいな。めっちゃ好きなんですけど。
単純にフィルム上映見たいっていうのと、
あとルシネマのポスターも多分公開されてるんですけど、
スカーレット・ヨハンソンの本当に若い頃、
19歳とかだと思うんですけど当時の、
彼女の一枚絵のポスターなんですよ。
それがめちゃくちゃ良くて。
いいですね。
で、見に行ったんですけど、
ただお話としては2003年の映画でしたよね、確か公開。
そんぐらいだったんじゃないかなって思うんですけど、確か。
日本が舞台なんですけど、
日本に来たスカーレット・ヨハンソンを演じる若妻というか、
あとはロー俳優、リチャード・ギアだったかな。
すいません、俳優さんの名前が。
06:02
ビルマーレ。
ビルマーレだ。
ビルマーレ演じる日本のCMを撮るために、
サントリーのCM、ウィスキーのCMを撮るために来るんですけど、
その二人がとにかく日本という異国の中で
心通わせていくっていう物語になってるんですけど、
多分当時はすごく良かったんだろうなっていうのはわかるし、
あと二人の演技自体はすごくいいんですよ。
あとある意味日本語通じない、あるいは翻訳ギャグみたいなのも結構面白くて、
特に日本人だから楽しめる、
あれって確か英語版でも日本語には全く字幕が入ってないんですよね。
話というか言葉が通じないっていうのを結構擬似的に表すために
そういう風な演出がされているんですけど、
だから日本人はわかるんですけど、
そういうギャグとかは笑えるんだけど、
ちょっと今のラインではこれは厳しいかもなっていうのが
割と自分の中ではいくつかあって、
なんかまずビルマーレ演じるその主人公が
虚勢した男性性を若い女性と交流することで取り戻す話になっているっていう。
ところとか、それこそ本当にチャーリー・カーフマンが脚本を書いた、
マリオンさんが一度お勧めしてたアニメーション。
アノマリサ?
そう、アノマリサ。
アノマリサで描かれてたこと、ママみたいなことの話なんですよね。
意外と。
まあ確かにマリオンさんはそういう。
それを良き者として結構描くんですよ、あの映画。
ソフィア・コッパルはもちろん女性監督だし、
彼女の日本での体験をもとに描かれている。
スファレット・ヨハンソンに彼女を重ねて描いているわけらしいんですけど、
ただ彼女を主人公にせずに、
なぜビルマーレ演じるローハイを主人公にしたんだろうってところに、
なんかこう男性的な匂いみたいなのがすごい感じて。
もちろん当時の映画界では、
それがそうじゃなかったら描けなかったんだろうなっていうのも思いつつも、
今はちょっともう厳しいなっていう、
なんていうかストーリーラインというか演出だなと思って、
そこはなんかすごい映画の絵がいいだけにきついなって思いながら見てたりしました。
あと単純に日本描写も、なんていうか、
やっぱり異国として描くことに徹底してるんで、
なんかすごいなんだろうな、
はっきりと舐めてる感じになるんですよ。
日本のいろんな人たちを。
そこもなんか、それこそ日本人としてちょっとなーって思うところもあって。
はいはいはい。
なんかその2点が今見るとどうなんだろうなーって思いながら、
でも当時はこれが正解だったんだろうなーって思って見てましたね。
なるほどね。
確かに大石さんが言われてる様子はわかるだというか、
はっきりあの東京の、あの作品で描かれてる東京って完全に雑多で冷たくて、
意味不明でうるさいっていう場所にしか多分思ってないんですよね、多分ね。
それはまあ本人がそう感じたんだろうなっていうことだと思うんですけど、
そこで感じた疎外観がいっぱい入ってるからああなるんだけどっていうのはまあ確かにありますし、
09:04
おじさんに関してはでもなんだろう、
ソフィアコッポラっておじさんに対してのなんかそういう眼差しが結構あるようなイメージがあるというか。
なるほど。
オンザロックってさっきもビルマーレーがどうしようもないおじさんやってたなとか、
なんかちょっとそういう系があるような気がする元からみたいなのはある人だなと思ってるんですけど、
まあ確かにそうです。そういう側面は全然ありません。
ずっと見ながらあのマリーさんのことを思い浮かべながら。
確かに。
ビルマーレーがダメな人やってるのに似合うからな。
あのマリーさんっぽくなっちゃうのはわかるなっていう。
まあその年老いた男性が若い女性と交流して、
まあ男性性を取り戻すというか、
まあ気持ち若返るみたいな。
まあよくあるというかよくあったし、
まあそこまで悪いものとして描かれてこなかったというか、
まああの良きものとして描かれてきたっていうのもありますし、
やっぱりみんながそれを求めてるからっていうのもあって、
むしろそれってどうなのってなったのは、
ほんとつい最近だとは思うんですよねやっぱり。
そうですよね。
2003年でしょ?
2003年で良かったでしたっけ?
ああ確かそうです。2003年公開だったはず。
まあもう2000年代前半ぐらいの映画でしたよね絶対ね。
もう全然普通にそういうものだった時代だと思うので、
まあそれ自体のなんというか、
まあ良さは自体はあるじゃないですか絶対に。
うん。
全否定するようなものでもなく、
やっぱりそれは求めてる人がいるし、
まあそれで幸せになる人もいるだろうしっていうので、
まあその物語が存在していること自体は、
まあそうなんだろうなとは思って、
ただそうじゃないかもねって今は思うし、
思うようにしたいっていうのもあるじゃないですか。
はい。
でその疑いながら楽しむっていうのは、
逆に今僕らができる、この時代だからできる特権かなと思いますし、
それはなんか十分に活かして楽しみたいなっていうのもあるなってね、
ちょっと聞きながら思いました。
確かに確かに。
本当に時代感と、
まああるいは今とのずれっていうのもある意味それは面白さだし、
社会あるいは価値観みたいなものがどのぐらい進んだかっていうのは物差しにもなると思うので、
そういう意味でもなんかすごいこう面白い映画体験だったなと思いましたね。
あともう1本見てきたんですけど、
これは先行上映会で行ったんですけど、
これは2001年公開のゴーストワールドっていう。
見たい。
見たいと思いました。
ゴーストワールド見たい。
大傑作ですよゴーストワールド。
もう分かってるよって感じだと思いますけどね、2001年に見られた方は。
結構好きっていう映画好きの友達が結構多かったので、
ようやく見れるってなってちょっとワクワクしてたんですけど。
配信とか結構ディスクでもあんまり回ってなかったんですよね。
そうですね。
今ブルーレイが売ってるだけかなって感じで、配信ほとんどないんですよ。
12:00
本当にもうこれ先行上映会でちょうどその後にジェーン・スーさんと山口真理子さんの対談もあって、
それも含めて見てきたんですけど、
なんていうかな、
全然さっきのロストイントランスレーションが2003年公開でちょっと今では難しいねって言った反面、
ゴーストワールドは何にも古びてないというか、
一部ホモフォビア的な発言がある以外は本当に全然今でも話通じるっていう、
とにかく自意識の話というか、
女の子2人が、
イーニットとレベッカっていう2人が出てくるんですけど、
とにかく自意識が大きすぎるせいで、
周りの人たち、世界のことをずっと悪口言って回ってる2人っていう、
この悪口を言うことで自分以外の人を否定して、
それで自分をこうなんていうか保っている2人っていう、
その主人公たちがだんだんだんだん別々の道、
それぞれの社会適応性から別々の道に歩んでいってしまうっていうことなんですけど、
いやーもうずっと自分がそのレベッカかイーニットかってことをこう考えながら見ちゃいましたし、
やっぱり自意識に苦しめられた人、
あるいは今も苦しんでる人は絶対この映画で刺さる部分があるだろうなって思って、
すごい大好きな映画ですね。
絶対面白いじゃんっていう。
絶対刺さるじゃんっていう内容ですもん、今聞いてるだけでね。楽しみですね。
大阪の上映の時間割が僕に合わないんですよ。
本当ですか?絶対山口さん見てほしいです、これは。
僕絶対見るべきやと自分で思ってるんですけど、
2週目以降の番組に期待してるんですけどね、1週目は見れなさそうで。
そうですか。本当に見ましたけど山口さんに是非とも見てほしいと思いましたよ、見ながら。
見たいんですよ、本当に。見たいんですよね。
ちょっと狙ってるんで、自分が行けるタイミングになることを。
是非是非、山口さんの感想すっげえ聞きたいです、これは。
もう指名が入ってますんで、これ是非見ていただければ。
びっくりしたんです、もうこれ。
まあまあ、見れたら見ます。
是非是非お願いします。本週はこんな感じです。
はい、ありがとうございます。
最後に僕なんですけど、今週はボルテックス。
ギャスパーの絵の舞台演出行きました。
と、モナリザ&ザ・ブラッドムーンという映画と、フィンガーネイルズっていう映画を見まして、
まずボルテックスなんですけど、前回の配信の時にも行こうかなって迷ってた模様が、
収録されてたと思うんですけど、あの後無事に前田さんも僕も撮りまして、
で、なんと取材に原口さんも来ていたりとか、
あとタウルさんも来ていたりとか、
結構みんな全員集合みたいな感じで、ちょっと面白かったです。
皆さんちょっと来てましたっていう感じで。
15:00
内容としてはすごく思ったのは、あれですよね、
ミヒャエル・ハネ家のアイ・アムールを思い出しながら、図書を見てしまうところはありましたかね。
片方が認知症で、労働介護で、みたいなところ。
でまたちょっとなんというか、結構ね、人間のちょっと本質的なちょっと暗い部分みたいなのを切り取りがちな監督が、
そういうのを撮ろうとするんだなっていう部分の共通点でもちょっと興味深く見たりとかはしてました。
ただ本当に僕何の情報も入ってなかったので、148分もあると思ってなかったっす。
長っ、そんな長いんやと思って、びっくりしましたっていう感じでした。
個人的には本当に最後の最後が結構好きですね。
なんかちょっとあんまりネタバレなので言えないんですけど、
ちょっと最後が好きって言っておこうかなっていう感じですかね。
モナリザ&ブラッドムーンっていうのが、これ知ってます?
いや知らないんですよね。
多分あんまり知ってる人いないかもしれないんですけど、
なんか結構不思議な映画というか、ジャンル映画みたいな感じなんですけど、
主人公がずっと精神病棟に閉じ込まれてる韓国系の女性がいるんですけど、
ある満月、赤い満月の夜に能力が覚醒して、他者を操れる能力を獲得するんですよね。
で、その力を使って脱出するっていう話なんですけど、
脱出してそこから、舞台がニューオーリンズなんですけど、
そのニューオーリンズの人々と関わり合いながら、
彼女はどう生きていくのかっていうのを描いていくみたいな話なんですけど、
確かにパッと見るとすごく、ジャンル映画的に普通にシンプルな話っていう、
強いてあげられたものが呪縛から解き放たれ、
自分の生き様を見つけていくまでの話みたいな感じで、
すごく面白いんですけど、見てるだけでも。
なんか不思議な感じというのがずっとするというか。
まずニューオーリンズって、僕ジャズのイメージしかなかったんですけど、
今回描かれるニューオーリンズって結構ギラギラネオンの、
クラブミュージックがバンバン聞こえてくるような夜の街っていうのが結構舞台として出てきたりとか、
そういうちょっとしたところがフレッシュみたいな部分が結構あったりとかして、
でまた出てる人とかも、ケイトハドソンだったりとか、
主演の韓国系の女優さんはちょっと名前は忘れちゃったんですけど、
出てる作品とか聞くと、あの人かって多分なると思うんですけど、
イチャンドンのバーニングに出てきたヒロインやってた方なんですよね。
とか最近、ネットフリックスのバレリーナっていうやつとかで、
主人公の女殺し芸やってたりとか、
もう今飛ぶ鳥を落とす勢いの方なんですけど、その方が出ていたりとか、
ってするのもあるし、なんか見ていって結構、
よいしょよいしょフレッシュで面白いって感じの映画で、
不思議な味わいの映画ではあるんですけど、
なんかこれもちょっといいもん見たなっていう感じでしたね。
ちょっとまだ僕も固まりきってないんですけど、
なんか思ってたようなキャラクターが誰一人いないって感じで、
18:02
こいつ絶対悪そうやろって思ったら、あれ?めっちゃいいやつやんとか、
なんかいいやつっぽいかなって思ったら、あ、まあそんなでもないなとか、
結構みんななんか面白いなっていう部分があって、
ちょっと意外と見てみるとなんか面白ってなるような映画でしたね。
で、フィンガーネイルズはこれも多分知らないんじゃねえかなって思うんですけど、
いや知らないっすね。
これApple TVプラスで配信されてる映画で、
主演がジェシー・バックリーとリザーメット。
へえ。
って聞くとすごい感じですよねっていう。
確かに。
すごい人が出てて、
監督がリンゴとポラロイドっていう作品を撮ってるギリシャの人なんですけど、
クリストス・ニフだっけなって人が撮ってて、
話がその世界観がちょっと不思議なんですけど、
恋愛の度数が測れる世界なんですよ。
爪剥がさなきゃいけないんですけど、
言いたい。
言いたいんですけど、拷問じゃねえかと思うんですけど、
爪剥がしてパートナー2人の剥がした爪を機械にかけたら、
科学的に結ばれますよとか結ばれてませんよみたいなのが分かっちゃうみたいな世界なんですよね。
愛情が測れる世界っていう話で、
その世界で起こる話、
その中で愛って何なの?みたいな話を問いかけていくっていう話なんですよね。
正直話の内容自体は予想通りだなって感じはしたんですけど、正直。
たとえ愛情が科学的に測れるとしても、
愛ってでも曖昧だしなっていうのは変わらなくない?みたいになって、
結局そこでよくわかんないなっていうふうにひしがれたりとか、
めっちゃ喜んだりとかって人間結局するんじゃない?って思ったら、
そういう話にはなるんですよね。
科学的に言われたってそんな折り合いつかんし、みたいな。
そういう感じのことを問いかけてはいるんですけど、
結構面白いなって思ったのが、
その中で愛情を深めるプログラムみたいなのが出てくるんですけど、
そのプログラムが絶対効果ないだろうみたいな、
それやるのやばくないか?みたいなことを平気でやったりするんですけど、
例えば劇中では出てこないんですけど、
こういうことをやろうと思ってるっていう内容で、
パートナーが一人外に出ていこうとして出ていったら、
中にいるもう一人のパートナーに電気ショックが流れて、
パートナーと別れるときの悲しさと、
実際に電気ショックでもらう痛みを同調させるみたいな、
そんな馬鹿な?みたいな話をしたりとか、
釣り橋効果を狙ったりとか、いろいろな、
そういうちょっと真似事というか恋人ごっこみたいなというか、
距離を近づけるための、みたいなことをやって、
愛情をできるだけ高めた状態で検証しましょう、
みたいなことをやってる研究所の話なんですけど、
確かに真似事だなと思うんですけど、
それが本物に転じることだってあるよなとも思うな、
っていう視点がある気がしていて、
それは例えば仕事で接してる誰かさんとかでもいいと思うんですけど、
21:04
仕事中は別にそんな恋愛感情を抱くとかってほぼないんですけど、
でもそこから恋愛感情を浮かべて結ばれる人も中にはいたりするじゃないですか、
そういう数値には表されないような可能性って、
人間の特権だなっていうふうに思えるみたいな、
そういうちょっと哲学的な内容ではあるんですけど、
それをちょっと面白おかしく描いてみせるみたいな映画で、
結構ちょっと哲学してみるみたいな意味では、
すごく見終わった後もじっくり考えてみたくなるような映画で面白かったですね。
話聞いてて、役者陣も監督もマリオンさんが好きな人ばっかですよね。
そうですね。
話も結構好きそうというか、
話自体は予想通りみたいな感じでしたけど、
座組自体はめっちゃお好きなんだろうなっていうのがあるのかなっていうのを
思いながら聞いてたんですけど、
恋愛を図るっていうのって、
別に科学的って根拠なくても今もやってるよなって思うんですよね。
例えば占いであるとか、恋愛ハウトゥーっていうのは
恋愛の定量化みたいなことだと思うんですよ。
こうやれば上手くいくみたいな、恋愛の再現性みたいなものとか、
あと占いもある種の数値化、定量化みたいなものだと思うんですけど、
やっぱり形がなさすぎてみんな不安っていう、
そこに何かの法則を作りたいっていうのがあって、
それは占いとか誰かの経験則だったりすると思うんですけど、
そこに科学っていうそれっぽい根拠がついてるっていうのが
面白い視点でもあるし、
同時にそれって現実もそうだよねっていうふうにも見えるというか、
ちょっといろんな視点で見れそうだなと思ったんですよね、聞いてて。
そうですね、たぶんいろんな視点でもうちょっと何か見てみて、
これってこうじゃないみたいな話を、
たぶん人としたくなるような映画であることは間違いないって感じなんですよね。
なるほど。
確かに本当に結局愛情を図ろうとすることは今もやってるよねっていうのは、
確かに本当にそうだなって思いますし、
仮にそれが本当に定量化できたとして、
余計に孤独は深まりそうだし、
だって数値として現れてくるわけじゃないですか、
誰とも結ばれないっていう、
それを続けるってきっついですよみたいな、
誰かと結ばれなきゃいけないみたいな価値観のもとで動くならですけど、
それはどうなんだろうっていうか、
不安だからこそそういうのを求めたがる気持ちもすごくわかるし、
でも何かそういうものでもないよねっていうのをすごく考えてしまうような、
そういう映画で、
本当に出てる役者陣とかすごくいいなと思うので、
あんまりでも話題になってないなみたいな気はするんですけど、
ぜひお時間ある方は見ていただけたらなというふうに思います。
24:00
では、全体にお便り来ていますので、
大石さん読んでいただけますか。
はい、えむはなさんからいただきました。
店長メンバーの皆様こんばんは。
映画の話しさすぎるラジオを10月から聞き始め、
予約公開されている全エピソードを聞き終えました。
その上で各店長メンバーごとの個人的な神回をお伝えしたくメールいたします。
以下、独断と偏見で選んだ神回を発表します。
大石さんの神回は第120回ブラックデーモン絶対絶命です。
大石さんのパーソナルな情報が明らかになった回でもありますが、
この回は大石さんの知性、情熱、優しさ、映画への愛情が詰まっていたと思います。
フィルバーグは新たなサム映画を作るべきだとこの回を聞いて私も思うようになりました。
前田さんの神回は第87回もっと超越したところへです。
他の店長メンバーと前田さんの意見が分かれる回は全て神回級に好きなのですが、
この回は特にそれが出ていたと思います。
高校時代にクラスメイトと殺し屋1ごっこをして遊んでいた私としては、
殺し屋1回も捨てがたいですが。
マリオンさんの神回は第78回こちらアミコです。
実は私が映画の話したすぎるラジオを初めて聞いた思い出に残る回でもあります。
マリオンさんが映画の出来の良さを認めつつも好きではないと語っている理由が非常に面白く、
このラジオにはまるきっかけとなった回です。
山口さんの神回は第107回リズと青い鳥です。
映画で描かれてはいない未来の話をするくだりが最高に大好きです。
自分と同じようなことを考えている人がこの世にいるんだと心強い気持ちになれます。
ただ、リズと青い鳥は素晴らしい映画だと思うと同時に、
原作諸説派としてどうしても完全肯定できない気持ちもあり、
いつかこの辺りの話を山口さんともしてみたいと日々思っております。
以上、映画の話し続けるラジオを個人的神回となります。
ラヴン長文、失礼いたしました。
これからも映画の話し続けるラジオを楽しみにしております。
ということで、はい。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
ついに来ましたね、神回お便りが。
神回お便り。
一回募集しようとしてやめたやつですよ。
来なかったら怖すぎて募集しなかったですけど。
上げていただいた回、正直僕としても手応えのあった回ばっかりなんですよね。
ブラックデーマンの回は本当に大石さんの心骨頂が全て詰まっている回で、
大石さん参加直後でフルスロットルだと思うんですよね。
本当に大石さんの全てが詰まっていると言っていい回だと思うんですけど。
確かに。
僕はちょっと野望として言ってたことあると思うんですけど、
映画の話し続けるラジオとしてアトロクに出たいってちょっとだけ言ってたじゃないですか。
大石さんを切り口に出すんだから、
あえてサメ映画の切り口で出てもらうっていうのが面白いなっていう。
いや、ありじゃないですか。
サメ映画めっちゃ熱く語るけど、サメ映画嫌いと言わざるを得ない人として出るみたいな。
27:04
僕はポリコレとしてサメ映画は嫌いなんでね。
多分世界でもそんなにいないんじゃないかな、その切り口で。
でもあれか、ちゃんとスピルバーグが批判されたっていう系があるから、
ちゃんとポリコレ的にサメ映画ダメっていう人が世界にいるから文明組織は存在してるわけですもんね。
それとは一方でサメ映画ってどんどんサメっていう生態の尊厳をどんどん損なう方向に発展していってるわけじゃないですか。
逆にシャークネードとかトリプルヘッドジョーズみたいな、
サメという命の尊厳をとことん損なったジャンル映画を大石さんが語るっていうのをアトロクで喋る機会が生まれたらこんな素敵なことはないなって僕はちょっとだけ思ってたことがあって。
もうすべての最後に、ただこの映画のことはポリティカルコレクトネス的に共有できませんって言ってるっていう。
オチ絶対全部それですね。
そうですね、たぶん血の涙を流しながら語ることになると思います。
大石さんの尊厳もそこのあれながらの。
確かに面白い企画かもしれないです。
あと前田さんの神回としてのもっと超越した回は、本当にねこの回はその視点でのベッドだと思います本当に。
聞き返してもねめちゃくちゃ面白いこの回は。
そうですね。
猿学長ともっと超越回は恋愛って生きる口で前田さんと他メンバーのギャップが生まれてるのがおもろい回だと思います。
マリオンさんのこちらあみ子はこの回もすごく手応えあった回というか、本当にいい話ができたと思ってる回ですね。
前田さんもよく言っているマリオンさんが嫌いな映画の話が面白いっていうのもこの回もそれがあったかなと思うところで。
確かにそうですね。こんなに嫌いっていうことあんまないですもんね。
ライノ映画に対してあんまないので気に入っていただけたかなっていうことですね。
リズとアイトリに関しては前もちょっと話しましたけど自分的にもめちゃめちゃ手応えのある回で本当にマリオンさんと2人でドライブしまくってるいい回だなと思ってるんですけど。
小説の方との描写としてっていうお話されてるんですけど、僕映画リズとアイトリ原理主義者で響けユーフォニアムさえ認めようとしないというか、響けユーフォニアムを見ようとしないんですよね。
響けユーフォニアムのスピンオフとしての位置づけにあることは許せないっていう人ですもんね。
30:04
響けユーフォニアムを接触するとリズとアイトリが濁るので見れないんですよね。
確かに僕以上に超原理主義者って感じですよね、それ言うとね。
僕は僕でヤバい人なので、その意味でぶつけ合って申し上げないかなと思うので、よかったら話しに来てくださいっていう感じです。
僕もお話ぜひ聞きたい。リズとアイトリに人生震わされた人間なので僕も聞きたい。
M原さんありがとうございます。
ありがとうございます。
ではここからテーマトークの方に入っていきたいなというふうに思います。