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はい、始まりました。映画の話したすぎるラジオ第41回になります。
この番組は、大阪の南森町にある日刈店長によるイベント型カフェバー、
週刊マガにて映画トークバーイベント、映画の話したすぎるBARを月1ペースで開催している店長メンバーによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
はい、関西の映画シーンを伝えるサイト、キネボーズを運営しています代表の原口です。
マリオンです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、声の調子が戻りました。お騒がせしました。
よかったです。
今回も3人でフリートークの回を撮って、その後前田さんが参加して4人でテーマトークっていう、
1回の収録で2つの回を撮ってるような形でいってまして、
なので今回3人で最近見た映画フリートークみたいな感じですね。
はい。
じゃあまあそんな感じで、フラグさんの最近どんな感じですか?
今日一本試写を見てきまして、来年2月21日公開、松井大吾監督のちょっと思い出しただけ。
ちょっと僕全く情報ゼロですわそれ。
そもそもこの作品はバンドのクリエイプハイプがジム・ジャームス監督のナイトオン・ザ・プラネットをオールタイムベストに上げてるんですね。
なんかっぽいな。
でそのナイトオン・ザ・プラネット着想を得て書き上げたナイトオン・ザ・プラネットという楽曲がありまして、
その楽曲をもとに松井大吾監督が書き上げたオリジナル作品。
でそもそも松井大吾監督とクリエイプハイプといえば、
私たちの母っていう田舎からクリエイプハイプを東京ライブに行きたくて自転車に頑張るっていう作品があって、
それこそ誰もアイカーの三浦彤子さんとかも出たんですね。
でまあそういった縁があったんですけども今回はそういうやつで、
メインの支援は池松壮介と伊藤祭理っていうキャッシング。
でこれどんな話かって言うと、最初は2021年の7月26日、
池松壮介演じる男性の34歳誕生日が始まる話なんですけども、
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この作品は1年ずつ過去の7月26日を映し出すっていうストーリー。
毎年過去同じ絵を遡っていく。そこでどう変化していくか。
でジャームー主作品にオマージュを捧げていると。
だからある種パターソンの逆ベクトルみたいな感じの描き方ではあると。
あくまで7月26日という日だけの日常を描いているっていう。
だから過去を遡っていくということは、池松壮介と伊藤祭理が
どんな風にして出会いを現在から過去に向かって描いていくっていう。
だからある1日だけを限定するから、その1年間の間に何があったのかを
見るものは想像させていくっていう。
で、いろいろと思うように巡らせていくっていう。
で、結局最後までいくと、現在2021年とのどういった繋がり。
あとジームジャーム主作品にはよく出ている中瀬雅人さんが出ていまして。
パターソンとかが出てくるあの雰囲気の感じで、
結構時間に逆らっているかのように見せたりするっていう。
結構トリッキーなこともしてるっていう。
なるほどね。
最終的に出会いまでいくと、ジームワールド来てまた未来が映り出されて。
結構良い作品です。完全オリジナルなラブストーリーとなっております。
なるほどね。
といった作品、ちょっと思い出しただけが来年2月11日より公開されます。
といった感じで、結構もう来年1月2月の試写もどんどん始まっておりますってとこですね。
なるほど。
あと最近見た作品やと、
24日からネットフリックスでやるDon't Look Upを見てきまして。
なんか面白そうですよね、あれ。
監督がアダム・バッケン。
マネー・ショート、バイスの監督ですね。
マネー・ショートとかバイスって結構癖あるじゃないですか。
癖ありますよね。
ちょっと誰が喋ってるかわからんけど、結構ナレーションで濃く導いていって、
結構ややこしい作品ではあるじゃないですか。頭使わす。
そもそも取り上げてる内容がすごく頭使う内容だし、
あとちょっといろいろこうその難しい内容を色々試行錯誤しながら、
面白おかしく分かりやすくやるみたいな人ですよね。
だから今回もあの調子だったらどうしようかと思ったんですけど、
今回そんなことなくSFペースのコメディとなっております。
だからどっちかっていうと俺たちシリーズみたいなものを期待したくなるんですけど、
俺たちニュースキャスターズとかアターガイズとかそういう感じなんですか、ノリは。
レオナル・ディカプリを演じる冴えない天文学者と、
ジェニファー・ローレンスを演じる天文学の大学院生が、
地球に衝突する隕石、彗星を見つけて、
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アメリカ国民に危ないでって伝えていく話ではあるんだけども、
誰も隕石が落ちてくるのに真面目に取り合わないっていう。
アメリカ大統領ですら取り合わなくて、
メリル・ストリープが女性大統領をやってるんだけども、
真面目に取り合わなくて、中間選挙のいい材料になるかしらとしか思ってないと。
その大統領の息子がどんな昼やってもアホなことしか言ってないと。
政府も社内からどうやらテレビ番組を扱ってもらおうということで、
モーニングショー、日本で朝のワイトショーみたいなところにどうにか出演させてもらったけども、
天文学者かっこいいみたいな感じで扱ってくれなくて、
誰も真面目に取り合ってくれない中でいかに救えるかなっていう話はあるんだけども、
ようやく隕石を爆発さそうっていう時になったと思ったら、
AppleのTim Cook CEOみたいなスマホ会社のCEOができて、
その隕石にはレアメタルがあるから、単純に爆発させたらあかん。
どうにかそこからお前こそ鉱石をゲットするんだってなって、
結局そういうのを言い出したら、隕石がどんどん近づいてきて、
地球上からでもやってきてるのがわかると、彗星が飛んできてるのが。
だからそれをお土産を売って、ロックアップって言い出したら、
あの製品を取っちゃまずいから、
ドンとロックアップって政府がキャンペーンを言い出すっていう。
もうひどいですね。
だいぶひどい内容ですね。
ある種、現実の社会のマッチョソーイ、
みんな真面目に言ってる人を皮肉たがる、いじってるっていう社会を
皮肉めいてコメディにしているっていうのがあると。
アダム・マッキーの作品って、現実のポリティカルなエピソードを持ってきて、
劇映画にしてるっていう感じでしたけど、
今回はもう、義学化された偶和って感じってことですかね。
でも現実へのメタファーは十分にあるよねっていう。
だから真面目に環境問題を訴える人っているじゃないですか。
でも、そういうのを訴えてシャウトしてる姿をやるしてて、
ツイッターでじったりしてるのが現実衛生の社会であって、
それをメタファー的に描いてるっていう。
なるほどね。
だから調子乗っていじる人の中のキャスティングに
ティモシー・シャラマいるっていうね。
ノリのいい兄ちゃんでティモシー・シャラマ出てくるっていう。
なかなか意地悪なキャスティングですね。
キャスティングはむっちゃ豪華やねんけど、すんげえコメディになってるっていう。
豪華ですよね。キャストも豪華だし。
タイトルに色々含んでますよね。
見るなと。
気づくなってことですよね。
現実を見るなっていうね。
非常に皮肉を拭くなタイトルでいいんじゃないですか。
09:00
空を見上げたら彗星がある?彗星っていうか隕石がある?
ってどう考えてもヤバいじゃんって言うんだけど、
キャンペーンとして見上げるなっていうことはあって、
自立よりもキャンペーンが強いっていう皮肉なわけですよね。
現実もそうじゃないですか。
自立よりキャンペーンの方が強いですよ。
だからね。一つの前でアメリカ大統領みたいなもんですよ。
強烈な皮肉ですよね。
現実のポリティカルな要素を描いても、
もはや何を描いたって立場が違うからで、
それはフェイクニュースだで、
どう見ても自立じゃないですかみたいなことを
相対化してしまう世の中じゃないですか。
じゃあこの現実を描くんだったら、
もう隕石落ちてくるとこまで極端にしないと
伝わんないよねこれっていう。
年末の年収めの時にネットフリックスはすごいなんか、
これ見て笑ってくださいみたいな映画を投稿化してくるわけですね。
そういう意味では、あだ名もあってネットフリックスの方が
やりたい放題さらにできるんじゃないと思うんですけど。
そうですね。できそうですね。
キャスティングは豪華やから、
シアターと新サイバーシティ見て、
いちいち1回上位でかなり責任もあってびっくりしてたっていう感じ。
結構注目を集めてるかなっていう。
結構ポスターもセンスいいというか。
面白そうですね。
だから24日ネットフリックス公開で、
それまでは劇場でもやってるんでぜひぜひ。
なるほど。
ネットフリックス先行劇場公開映画って、
プログラムがめちゃくちゃ限られてるんですよね。
それ一般の人行けないでしょみたいな時間の
1日1回上映みたいなのが多いから、
結構厳しいんですよね。
じゃあもうネットフリックスで見た方がいいかってなっちゃいそうで。
僕のチクチク分がそのパターンやったんですけど。
なんかその感じでネットフリックスで見ようかっていう。
あくまで劇場公開というエビデンスとプロモーションでしかないんかな。
ネットに来てもらうための。
でもねちょいちょいやってるからね、
その辺もなんかちゃんと抑えて見に来たいな、
週末にどうにかみたいな感じですけど。
あとまあ映画館見に行く人って、
絶対見に行ったツイートとかするじゃないですか。
それがまあ宣伝にもなるんだろうなとは。
いやでもこんな1日1回でこの時間の上映見に行けないじゃないですか。
じゃあもうネットフリックスで見るしかないですねみたいな、
なんかそういうのもあんのかなって思ったりしましたね今。
まあいますよね。
戦略的に。
もしかしたらですけどね。
そんなになんか映画館で上映することに、
そんな宣伝大きく打ち出してないですもんね。
ネットフリックス側もそんなに打ち出してないし、
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本当形だけやなって感じでちょっと知ってしまうのがちょっと困りものというか、
もっと宣伝してほしいですよっていう。
だから劇場であったというエビデンスで、
まあアカデミーとかのノミネートには条件に絡んでくるんかなっていう。
まあそれは向こうの場合ですよね。
アメリカ本国の場合はですけど。
でもその劇場公開映画のファンとしては、
やっぱ先に劇場公開があると、
そのネットフリックス映画ではなくて、
劇場公開映画にカテゴライズされちゃうわけですよ心情的には。
でも見れない。
じゃあもうネットフリックスで目しかないかって。
少なくとも僕はなってるから、
まあまあなんかどこまでそういう戦略自覚的にやってるかわかんないけど、
まあなんか劇場公開映画ファンも取り込もうとしてるの、
ちょっとあったりするのかなって思ったりはしましたけどね。
ちょっとだけ。
じゃあマニオンさんはいかがされてました?
僕そうですね。
特に新作を見たってわけじゃないんですよね、今週は。
なんかもう一回ドライブマイカー見に行ったりとかしたりとか、
あとシアター7で、
ヨドガワダイバーシティ映画祭っていう映画祭やってて、
まあそこでちょっとトークイベントやってるのが聞きたいのもあって、
みなりとかもう一回見直したりとか、
そういう感じで旧作ばっかりを見てたなって感じの週末だったんですけど、
まあただ改めてドライブマイカー見たらやっぱもう傑作やなって感じで改めて思ったっていうか、
なんかすごいっすねっていう、
このポッドキャストでも喋りましたけど、
しかも今やっぱアメリカでの評価賞とかも、
普通に名前がドライブマイカーの名前が出てきたりとか受賞したりとかしてるじゃないですか、
もうなんか本当すごいなっていう感じで、
最近そのショーレース追いかけるの楽しいですもん、本当に。
ドライブマイカーの名前あるかなーみたいなの探したくなっちゃいますもんね、本当に。
ちょっとね、存在感どんどん増してきてますよね。
そう、いやもうだってニューヨークの映画評価協会賞で、
外国語映画賞とかじゃなくてその年の作品賞にノミネートとかってもうちょっとびっくりだし、
あとボストンもすごかったですね。作品賞普通に取っちゃって、
で、急遽英語作品賞っていうのが別途作られて、
そこでパワーオブザドックが受賞するみたいな不思議なことが起こったりとかもしてたし、
いやちょっとなんかこんな変なバンクロワセみたいな、
バンクロワセじゃないけれどもこんなことなるんだみたいなのはちょっとびっくりしてますね。
なんでこういう状態になってんのかなみたいな、
みんなオスカーの予想してる人たちの間では結構いろいろ、
なんでだろうって考察とかを始めたりしてますけど、
なんかもうとりあえず国際長編映画賞のノミネートは確実だろうなって感じですよね。
受賞も全然いけちゃうんじゃないかなって気がしちゃいますけど、今の感じだと。
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なんかここに来てちょっともう一段階、
勢いが増した感じありますよね、本当に。
そうですね、本当にゴールデン・グローブ賞のノミネートにももちろん入ってたりもしたし、
本当にそうですね。
もしかしたらパラサイトみたいなぐらいの熱狂にもしかしたらなる可能性もなきにしもあらずなんじゃないかっていうか、
そこはちょっと行き過ぎかもしれないけど、
そういうちょっと期待もしたくなるような感じがちょっとしてて、
ちょっと今ショーレースを追いかけるのが楽しいですね。
あと何かな、映画を見た話じゃないですけど、
ちょうどこの収録してる日に新海誠の新作がいよいよ公開されますよって話があって、
それでちょっとテンションが今上がってますかね。
ちょうどね、今日収録日の昼にニュースが流れてきましたよね。
スズメノトジマリでしたっけ?
はい。
そういうタイトルです。
てっきり夏かなって思ったら秋になってましたね。
公開が秋で、たぶんスタジオポノックの新作とか、
あと岩澤正明の犬王でしたっけ?
あれも夏だったりするので、たぶんその辺もあるのかなと思いますけど。
どんな作品になるのかなっていうのがちょっと今から楽しみだなって感じがしますね。
ストーリーの触りだけニュースにも入ってきてて、
日本各地に現れる災いの元となる扉を閉めていく話。
なんか触りだけニュースの中に含まれてるんですけど、
また災害を描くのかと。
そうですね。
君の名の時からそうでしたけど、めちゃくちゃ自覚的に災害に触れていってますよね、本当に。
こんなにディザスター映画みたいなばっかりだと思わなかったしね。
天気の子もちゃんと気象問題言ってるからさ、環境問題を。
そうですね。
引き続きそういった問題に触れていくのかっていうところと、
あと今度は女の子が主人公で、しかもロードムービーでっていうところで、
星を追う子供たちっていう、星を追う子供かとかも作ってたので、
そういうのと合わせてやっぱり再びロードムービーというか、
こんな設定の感じでやるのかなみたいなのとかもちょっと思ったりしましたね。
うん、なるほどな。
まだね、タイトルとティザーのビジュアルしかまだ出てないのでね。
まだ何も?
これ以上は何もわからないですけど、
また新作の出来栄えはいかがなものかという不安を抱えながら、
しばらく生きていくんだろうなって、
やきもきしながら多分楽しみに待つんだろうなっていう感じがちょっとしますね、本当にね。
いやー、この番組でも深海誠会をどっかで…
いや、絶対に取り上げるじゃん。
この番組が来年の夏まで生きてたらですけど、
18:02
生きていこうぜ!
スズメの閉じまり確実に触れたいじゃないですか、そこは。
絶対やりますよね、ほんとね。
いやもうだって、見に行った直後に収録するぐらいの勢いで、
スペシャルウォークでやりたいじゃないですか、これに関しては。
やりたいです、やりたいですよ。
もううんざりするぐらいしゃべりますよみたいな。
もう録音時間ちょっと押してるんですけどみたいなぐらい、
ちょっともうまとめらんないですけどぐらいしゃべるかもしれないですよ、本当に。
たぶんそのこれと、うん。
制作が間に合えば試写もあるかな、俺も。
いけるかな。
そうですね。
そういえば本当、天気のこの時とかって一緒に見に行きましたもんね、山口さんと。
そうですね、2人で天気のコミに行って、
いやー真っ事やってくれたじゃないって。
そうそう、そうですよね、もう。
マリオンさんはもう真っ事なんて呼ばないですよ、もう敬意を持って。
僕も真っ事なんて呼ばないですよ。
もう新海監督って呼んでますけど、気持ち的にはもうやったじゃんってもう。
もうやってくれたなって感じでしたよ、本当に。
嬉しい喜びでしたよね、本当に。
見終わった後の居酒屋でめっちゃ喋ってましたね。
あれも懐かしいな、本当に。
僕、そこまですごく好きな作家ってわけではないんですよね、正直。
君の名も面白かった映画って感じだったし、
秒速5センチメートルもちょっとウェットだなっていう距離感で見ちゃった感じだったし、
コトノハノニワはちょっとね、非常に複雑な、
好きだけど好きゆえに何かちょっと距離を置きたくなる何かがある映画だったりでね、
非常に僕、複雑な思いで見てる作家さんではあるんですけど、
天気の子はもうバッチリでしたね、もうその時代も射抜いてるし、
作家性もやったね、やったねって感じだったし。
エゴマッシグラみたいな感じで最高でしたねって感じで。
僕は見てる範囲ではですけど、もう天気の子が最高傑作ですよねと、
もう僕は言い切りますけどね。
そうですね、それぐらいのパワフルさがやっぱりありますもんね、本当にね。
いやー楽しみだな、新作っていう。楽しみだなーっていう。
3年に一度の祭りでもあるし。
そうですね、本当に本当に本当に楽しみです、本当に。
あとドラマなんですけど、最近ちょっと見始めたドラマがあって、
ディキンソンってドラマを見始めまして最近。
名前がちょっと聞いたことあるかも。
知らないかな、知ってる人もいるかもしれないですけど。
チャールズ・ディキンソンではなくて?
じゃないです。
エミリー・ディキンソンっていう知人ですね。
の電気というか、エミリー・ディキンソンが主人公のドラマで、
21:04
Apple TVプラスで見れるドラマなんですけど、
1話30分ぐらいでサクッと見れるドラマなんですけど、
ちょうど時代的に言うと、若草物語と同じ時期なんですよね。
はいはいはいはい、なるほど。
若草物語とかの時代とか思い出してもらえればいいんですけど、
まあそういう感じの、あのぐらいの時代に生きた女性の話で、
若草物語とか見てる方やったらわかると思いますけど、
結婚っていうのがものすごい女性にとって経済問題みたいなふうに立ちふさがってくるとか、
そもそも女性の権利とかいうのも当然のようにないみたいな時代ですけど、
そういう時代にすごく打ちのめされたりもしながらも、
けなげにというか、はしゃぎまくったりしながら生きていくっていう姿が、
単純に見てて元気にもなるし、
パーティーとかしてるんですけど、
パーティーのシーンとかは別にもう、
現代とほとんど変わらないような感じで描いてて、
音楽も普通に今の曲とか普通に流れるんですよ、時代感無視して。
普通にビリー・アイリッシュとか流れるし、みたいな。
もうそういう、もう全然今の感覚で見れるドラマだし、
なんか1話あたりの感情の波がすごいんですよね。
なんかもうすごく友達と楽しそうになんか、
パーティーとか、シェイクスピアごっこやったりとかってするのとかめちゃくちゃ楽しいんですけど、
けどやっぱりなんかこう、
女性が支持になるなんて、
今後どうなんだみたいなのとか、
早く結婚しなさいとか、
そういうのにものすごく傷つけられるわけですよね。
そういうのの波が毎回、
1話1話はすごく大きくて、
感情が持ってき方がすごいというか、
すごく魅力が、
すぐ一発でこのドラマの魅力に取り憑かれてしまったって感じですね、本当に。
今ちょうどシーズン3、
シーズン3で終わるんですけど、
今毎週1話ずつ公開されてる状態で、
多分クリスマスイブぐらいにシーズン3が終わるっていう状態なので、
ちょっとそれまでに追いつきたいなって感じでちょっと見始めてます。
触り聞いて、なんか評判になってるのを聞いたことがあったのを思い出しました。
本当ですか。
過去の話だけど、現代的な要素を取り入れて、
普遍的な女性の生き方みたいなのを描こうとしてる話っていうので聞いたことあって、
なんかその切り口面白いですよね、本当に。
あえて時代交渉とかじゃなくて、
もっとその、みんなこういう自然体で生きてましたみたいなのを、
現代のモチーフを取り入れることで逆に描くみたいな。
本当なんか自由でいいなって思う反面、
でも本当は自由じゃないんだなみたいなのも同時に襲ってくるので、
本当になんか時々ちょっと本当、
お願いだからみんな幸せになってくださいっていう気持ちになるぐらい好きになっちゃいますね。
主演がしかもヘイリー・スタインフェルドでめちゃくちゃ演技も上手いし、
エミリー・ディキンソンの親友役の子も、
アナと世界の終わりっていうクリスマスゾンビがあったじゃないですか、
あれの主人公を演じちゃってて、
24:02
あの子もまたね、すごく苦労人でね、とか本当なんか言うと、
喋りたくなるんですけど、
これいいドラマですよ。
今更ながらいよいよ最終回にも向かいようとしてますけど、
本当にいいドラマだなって思いましたね。
ドラマもね、気になるものは多いですよ。
なかなか時間下げないっていうのありますけど、
ブレイキング・バットも僕途中で止まっちゃって、
なんかブレイキング・バット途中で止まるって多分好きな人からしたらありえないことだと思うんですけどね。
いやーね、またね、長いとやっぱ一度止まると始めにくかったりしますもんね、本当に。
今気になってるのは、キリング・イヴなんですよね。
あーわかります。僕もそれ見たいなーと思ってますよ、本当。
多分今からの映画、新しく公開されている映画の潮流の中で重要なドラマだと思うんですよね、キリング・イヴ。
絶対大事ですね、本当に。
あれですよね、制作フリーバックの人が関わってるんですよね。
確かそうでしたね、フリーバックの人が関わってるし、
あと今年で言うと本当やっぱまずキリング・イヴ関わってるクリエイターのエメラルド・フェネルってプロミシング・ヤングーマンの監督だし、
それの主演になってるのはジョディ・カマーで、
ジョディ・カマーと言えばフリーガイと最後の決闘裁判との対策がもう連チャンで今年公開されてたりするわけで、
もう間違いなく見なきゃいけないやつでしょって感じですよね、本当ね。
多分今からの映画にすごい重要なエッセンスが入ってるんですよね、キリング・イヴに。
多分見といたらいいんだろうなー。
もうこの映画キリング・イヴの影響ですよねーってふんぞり返りながら見れるんだろうけど。
ふんぞり返りながら。
そうですよね、やっぱエターナルズの時にもやっぱゲーム・オブ・スローンズの文脈でとかいう話があったじゃないですか、
そういうのがもうやっぱもう切っても切れないんですよね、映画とドラマって本当に今本当に。
そうですね、なるほど。そんな感じですか?
はい、すいません、長々と。
じゃあ僕なんですけど、この次の回で話すテーマの作品以外あんま見てないんですけど、
なんとか頑張ってビーム・ベンダースのパリ・テキサスは見てきました。
パリ・テキサス大体10年ぶりぐらいに見たんですよね。
どんな話か触りだけ言っとくと、テキサスの荒野をずっと歩いてる男がいるんですよね。
ハリー・ディーン・スタントンなんですけど。
で、もう特に何も喋らず何も語らず、訳がわからないままずっと歩いてて、途中で倒れちゃうんですよ。
で、そっから情報が家族の元に伝わって家族に引き取られていくんですけど、
どうやら過去に結婚してて妻も子供もいたけども、それを捨てて今そういう状況にあるっていうことがわかるんですよね。
で、今弟夫婦に子供は引き取られてて、妻はどっかに行っちゃってるというので、子供に愛、妻に愛っていうしていく話なんですけど、
27:10
なんて言ったらいいのかな。その気持ちわかるじゃないですか。
全部ほっぽって荒野を歩きたくなる気持ちって。
で、もう人にも喋りませんと。
どうせ喋っても無駄だし、もう結局人生なんて俺の話なんで、あなたにも話さないですよと。
どうせ意味ないしみたいな気持ちってわかるじゃないですか。
やっぱりそこに人と人とのディスコミュニケーションっていうものがある話だなとは思って、
10年前に見た時もそう思ってたんですよね。
で、今見ると結構手触りが違う受け取り方したなと思って、
ちょっと見てない人にこの感触伝えるのすごい難しいんですけど、
昔見た時は人と人との分かり合えなさっていうものを描いた話だなと思ってたんですよね。
分かり合いたいけど分かり合えないっていう話だと思ってて、
それを本当にすごく崇高に描いた話だなと思ってたんですけど、
今回見たらもうなんかこの人たち全員超エゴの塊だなと思って、
その分かり合いたいけど分かり合えないとかじゃなくて、
そもそも分かり合う気ないじゃないかって思ったんですよ。
今回見てね。
で、もちろんそのディスコミュニケーションという意味では同じことなんですけど、
分かり合おうということを信じるのか、それともそもそも期待しないのかって結構大きい違いだなと思って、
僕はそこにあんまり期待してない話だなって見えたんですよね、今回見て。
ハリー・ディーン・スタントンが妻のナッサー・シャキンスキーと対峙するシーンがあるんですよ。
本作のクライマックスなんですけど、
なんかその一つ壁を経た中で話し合うような構造になってて、
相手の方を向ききながら喋ったり、相手の方を見ずに喋ったりみたいなのが繰り返されるんですけど、
本音を喋るときは相手の方を見てないんですよね。
だから相手を見ては本当のことは言わないと、
本当のことは基本的に一人語り、ただそばに相手がいるっていうだけのようになってるなと思って、
それってなんて言ったらいいのかな。
やっぱ伝えようとか語り合おうじゃないんですよね。
一人言が偶然相手に伝わってるっていう構造を取ってるなと思うんですよ、この妻との対峙シーン。
でもまあ最終的にはそういうものだとは思います、人間と人間の繋がりって。
一人言が偶然繋がって会話のようになってますよねっていうのがコミュニケーションの本質かなとは思いつつ、
そこだけをあまり取り上げてしまうと、そもそも期待してなさすぎではないかっていうふうに見えてしまうなと思って。
これちょっとどういう話かっていうミッズにこれを伝えるのすごく難しくて、
マリオンさんにも見てほしいし、このパッドキャスト聞いてる人にも見てほしいなって思うんで、
30:02
あんまり詳細を言わずに今喋ってるんで、どこまで伝わってるかわかんないんですけど。
なんかそう見えたんですよ。そこって結構似てるけど違うなと思って。
で、そういうふうに見え方が変わったら、かつて僕が10年前にパリテキサスを見た時に、
その妻役のナスター・シャキンスキーって本当にコーゴーシーまでの超越的な美貌に見えてたんですよね。
本当に。この話自体がものすごくディスコミュニケーションっていうものを数行に描いた話で、
それに出てくるナスター・シャキンスキーも超越的な美人だって思いながら見てたんですけど、
今見るともっと卑賢な存在に見えて、話自体がもっと卑賢なものに見えたし、
ナスター・シャキンスキーもコーゴーシーさを背負ってるというよりは、
ただそういう形に生まれてきた人っていうふうに見えたんですよね。
偶然ただそういう形に生まれてきた人。
そこにその美貌に意味とかは伴わってないっていうふうに見えて、
実際話もなんかそういう話だったように思ったんですよね。
ナスター・シャキンスキーを演じてた妻、元妻かな、
結構主人公ハリー・ディーン・スタントンに振り回された存在でもあるし、
夫を振り回した存在でもあるんですよ。
その存在の俗っぽさとナスター・シャキンスキーの美貌の釣り合ってなさっていうのが、
本人が振り回されてたように見えるんですよね。
本人が抱えられるキャパシティ以上の容姿を与えられて生まれてしまった人の辿った人生みたいな感じに見えて、
ナスター・シャキンスキーに対して僕は持ってた神聖みたいなものが、
剥がれ落ちることで見えたパリテキサスの新しい側面みたいなのが受け取れた気はして、
超名作っていう凄みは僕の中でなくなったんですけど、
どこか身近な話として捉え直せたかなと思って、
良くも悪くももう一回見て良かったかなって思ったりはしました。
見なきゃなぁ。
ちょっとじゃあそろそろ締めときましょうかね。
じゃあお知らせになります。
リスナーの皆様より2021年の映画ベスト1を募集中です。
いただいたベスト作品を集計して、年末の2021年ベスト界にてランキングを発表します。
作品はベスト1本のみ、作品名のみまたはそれぞれのコメントを添えてお送りください。
投票のみで番組内で取り上げるのはちょっとなって方がいらっしゃったら、
投票のみでも構いませんので投票のみと書き添えてお送りくださいませ。
33:03
また投票以外にも番組の感想や取り上げた作品の感想などもお送りいただけると嬉しいです。
メール、ブログのお便りフォーム、ツイッターのダイレクトメッセージのいずれかより受け付けております。
詳しくはPodcastの番組説明文をご確認ください。
あと個人からのお知らせですね。
僕が映画上映会の企画の持ち込みをやっている兵庫県のアージマニアスモトリオンという映画館で、
年末年始にバイオレットエバーガーデンの劇場版と外伝の上映を行う予定です。
日程等詳細はまだ決まっていない部分があるので、もしご興味がある方がいらっしゃったら、
スモトリオンでツイッターをフォローいただくか、スモトリオンのホームページを検索してご確認いただけたらなと思います。
それでは、英語の話したすぎるラジオ第41回、最近見た映画とかのフリートークの回を終わりたいと思います。
それではまたお会いしましょう。さよなら。
さよなら。