そうですね、今週はそうですね、一本ちょっと話したいなと思っている映画があって、いっぱいいろいろ見ているはいるんですけど、ブルームーンという映画を見たんですけども、こちらご存知ですかね?
ちょっと評判だけ聞こえてきてます。
これは実は今回のアカデミー賞にも絡んでいる作品で、主演のイーサン・ホークが主演男優賞に今作でノミネートされているっていう作品なんですけど、これ実際の人物が主人公なんですけど、ロレンズ・ハートっていう伝説の作詞家というふうに公式のサイトには書いてあるんですけど、ブロードウェイで活躍してた人なんですね。
数々のミュージカルナンバーとかの作詞を手掛けていて、いろいろ有名な曲もたくさんあってという感じなんですけど、そのうちの1曲がブルームーンという曲なんですね。
それが今回の映画のタイトルになっているんですけど、見てみたら結構切ない話なんですよね。
ある一晩を描いた作品なんですけど、その夜っていうのが結構彼にとっていろいろ終わっちゃう日なんですよね。
一つはずっとパートナーというかビジネスパートナーというか、一緒にタッグを組んで曲を作ってきれた作曲家のリチャード・ロジャースっていう人がいるんですけど、その人といよいよちょっと別れちゃうことになるというか。
その夜っていうのが別の人と組んだミュージカルの初日が終わって、大成功だったねっていうパーティーがバーで開かれているみたいな夜なんですね。
一応ロレンズもその劇を見に行ってて、お祝いのパーティーにも行くんですけどっていう感じなんですよね。
ただもう途中見てられないと思ったのか、途中で抜け出してもパーティー会場先乗りしてたりとかしてるんですけどこの人。
あと彼とちょっとロレンズ・ハートと関わりのあるというか恋をしてるというか、結構これは恋愛感情なのかちょっとわからないんですけども、結構愛をもって接しているある若い女性がいるんですけど、その人との話も描かれていくんですけど、
これも話を進むにつれて、これ多分終わるなみたいな感じがぷんぷんに寄ってくるんですよね。
そういったものがいろいろ終わっていく夜の話なんですけど、このロレンズ・ハートって人結構喋りが面白い人なんですよね。
ずっと、なんかずっとウィットに飛んでて、ずっとなんか話がもう止まんないみたいな、自分語りが止まんないって言っちゃ止まんないみたいな人なんですけど、ただなんかすごく面白くおかしく話すので、なんかみんな聞いちゃうし、なんか話してて楽しいみたいな。
すごい愛されてるキャラクターというか人物なのはすごいわかるんですけど、ただこの人めちゃくちゃ孤独な人でもあるっていう。
っていうのが結構ブシブシに描かれていて、なんかもう俺の友達は酒と煙草しかねえやいみたいな感じの、まあそういう孤独を抱えた人でもあるっていう。
そんな寂しい人でもある彼にとっていろんなものが終わっていく夜って結構切ないんですよね。
けどなんというかすごくユーモアにも満ち溢れてるみたいな、すごい大人な映画になってて、結構そのちょっとロレンズハードという人の抱えてる孤独みたいなものをかみしめるだけでちょっと泣けてきちゃうなみたいな映画になってて、結構いいというか思った以上にいい映画だったっていう感じでした。
電気モノというか、ちょっとなんか違いますよね、それとは。
なんか多分ちょっと違ってて、なんか最後に出てきた感じの、なんかある手紙のやり取りをベースに作ってるみたいなことっぽいので、一晩、一夜の話みたいなのは多分フィクションかなっていう感じですね。
なんかその時間設計の仕方すっげえリチャード・リンクレーターっぽいなって思いました。
ああ、そうなんですね。言い忘れてました。これリンクレーターの映画なんで、リチャード・リンクレーターの映画ですね。そうなんですよ。
なんかね、そこも飛び越えてまとめ上げちゃうところとかも確かにっぽいなって思いますしね。
あとこれちなみにもう冒頭なんでネタバレもないんですけど、いきなりこの人が死ぬ場面から始まるんですよ、これ。
まあその一夜の後、何年か後とかに、まあ亡くなっちゃうよ、何ヶ月後かとかかな、亡くなっちゃうよみたいな話から、この夜の話に移っていくっていう。
もうなんか最初から悲しい話をやるよみたいな。映画にはなってるんだけど、なんかそこにあるユーモアとか人のぬくもりみたいなのはすごくあったかいみたいな、不思議なバランスで映画が作られてるなっていう感じなんですよね。
で、あとこの夜を起点にいろいろ変わっていくなっていう予感というか、今後その賞美図解とかで活躍していく人とかもいっぱい出てくるんですよ。
あるなんかエッセイを書いている男の人と喋るような時間があるんですけど、エッセイとしてはちょっと失敗してあまり伸び悩んでるから、自動書を今書いてるんだみたいなその人の話をしてて。
で、ロレンズハートがなんかネズミの話をするんですよ。自分の家で積みついてるネズミの話をして、そのネズミの名前がスチュワートっていう名前みたいな話だって言って。
なんかネズミでスチュワートって、あれ?これスチュワートリトルかみたいな。ってなったらやっぱその作者の人がそこに出てたみたいな。
みたいな感じで結構他にもいろいろな人が出てくるんですよね。あ、この人あれだとかっていうのがいっぱい出てくるので、なんかそういう意味でもなんかいろいろカルチャーとかを知っている人が見れば見るほど面白いみたいな映画にもなってましたね。
なんか思ってたのと違ってて、良さそうやっていう。
いやめっちゃ良いです。めっちゃ良いです。大人の良い映画っていう感じでした。本当に。良い広いものと言ってもあれですけど、楽しみにはしてたんですけど、ここまで良いと思ってなかったみたいな感じというか。
実在の人物がモデルっていうのは知ってたんで、電気物っぽいのかなっていう、本当に概要だけ聞いてそう思ってたんですよ。
それってこの人生っていう山全部を見せるみたいな感じになると思うんですけど、この一晩っていう時間を区切って、だから山の先端、氷山の一角だけ見せるっていうやり方だと思うんですけど、
それってものすごい映画として面白いなと思うんですよね。その氷山の一角だけ見て、確かにもう一時の時間のものでしかないんだけど、その下にある山全体の姿ってなんか見えるじゃないですか。映画の後ろに。
そのいう映画大好きじゃないですか。やっぱり。
そうなんですよ。
それこそリチャード・リンクレーターやったら、ビファー三部作とかってそれに近いと思うんですけど、それに限らず、このあくまで一時のことなんだけど、それ以前もあるしそれ以後もあるよねっていう予感が、その映画の背景にある映画って素敵やなって思いながら聞いてました。
もう、まさしくその通りの映画になっておりますので、ぜひ山岸さんは見ていただきたいなって思いましたし、はい。
いや、ちょっとね、ここから先、結構見た映画増えてくるんですよね。
そうですね。いや、ほんと今週、僕のターンではこの映画しか喋らないですけど、話題作めっちゃありますからね。
そうなんですよね。
見てますけど、たぶんお二人の中にも出てくるかなって思ったんで、僕はこれをたぶん見てないだろうなって思ったので、これを喋ろうって思ったんです。
でもこれはちょっとなかなか見逃してしまう人ももしかしたらいるかもしれないので、ブルームーンはめちゃくちゃおすすめですね。
なるほど。
なるほど。
こんな感じです。
はい、大井さんいかがでした?
たぶん今週の新作から話した方がいいのかなって気がしてるんですけど、一応幸せな選択は見てきました。
はい。
お二人っていかがですか?
いや、見れてないですね。
僕は見ました。
見ました。
なんか、パクチャノックというよりもポンジュノっぽいなって僕思いながら見てたんですけど、どっちかっていうと。
はい。
まあ、パラサイトっぽいですよね。
そう、めちゃくちゃパラサイトっぽい。
うん、わかりますわかります。
感じましたよね。
なんかこう、主人公異常本を演じてる静止会社の、紙を作る静止会社のおじさんで、紙産業って衰退の一頭をたどってるわけじゃないですか、今現在進行形で。
はい。
で、そういった折りを受けて、ある意味職を失ってしまうっていう。
うん。
で、職を失って1年ぐらいそのまま無職のまま過ごしてるおじさん。
まあ、てかバイトとかはしたり、なんとか日手には稼いでるんだけど、全然あのところの給与にはいたってなくて、家を手放さなきゃいけないかってなった時に、そのライバルが、自分の競争相手がいるわけですよね。
同じようなポストが多分空いてるはずなのに自分が通れないということは、同じ自分にもちょっと上の競争相手がいるはずなんだと。
うん。
じゃあ、その競合相手を一人ずつ殺していけばいいじゃないかっていう話になってくるんですよね。
ねえ。
そうなるかなって思いながら、まあなるほどなって思いながら見ていくんですけど。
ね。
ただ面白いのが、そのライバルを殺しに行こうと思って、まあその家の近くとかでこう見張ったり、彼らの行動原理を見てたりすると、もうどこもかしこも自分に重なってくるっていうね。
そうなんすよね、あれね。
例えばその人の紙に対するこだわりであるとか、あるいはそのオールディーズというか、ちょっと音楽機器というかオーディオ機器とか、いわゆるそのあの頃の時代の憧れの生活みたいなものを手に入れてる人たちが、それを手放したくないって言ってもがいてる姿を近くで見ていくんですよ。
うん。
家族だとか、あるいはそれを手放しても家族のために頑張ってる人とか、それもなんかちょっと自分の今の姿に重なったりとかしたいわけですよね。
で、そんな人たちを殺さなきゃいけないっていう、まあ殺さなきゃいけないのかなって思いながら。
まあそうなんですけどね。
そう、仲良くなればいいんじゃないかなって。
途中仲良くなりそうだけどなって雰囲気、何回かありましたね。
何回かありましたよね。
お前ら友達なれるよみたいな。
うん。
っていう瞬間があるんですけどね。
うん。
それをもう頑張って頑張って殺していくっていうお話なんですけど。
まあこう、まあある種のメタファーというか、ポンジュノっぽいって言ったのはその、現代社会競争社会のメタファーみたいなふうにも見えますし。
ある意味その彼が行き着く先っていうのがすごいポンジュノっぽい終わり方だっていうのは思ったんですよね。
うん。
もうぜひそれは見ていただきたいんですけど。
はい。
なんかちょうど今週の課題作がナースコール、まあ現代ライトシフトじゃないですか。
真逆の話だなって思って。
うん。
そのある業界においては人手はもういらない、全てAIで大体できるんだっていうふうに置き換わってきているのに対して、もう一方の業界においては人間じゃなきゃやれない仕事なのに明らかに人手が不足してるっていう状況があるわけじゃないですか。
はい。
なんかこの2本連続で見たんで、世界の不均衡みたいな気持ちになって。
あー。確かに。社会って感じしますよね。
そう。もう両方合わせて社会だなってすごい思って。
なんでこういうふうに社会ってこうなっちゃってるかなみたいなのをまざまざと見る日本ではありますよね、確かに。
しかもその上で、それぞれの行動原理というか、ナースコール側の主人公の行動原理、あるいは会場さんたちの行動原理もそうですし、こちら側、幸せな選択、現代のノーアウザーチョイスなんで逆のこと言ってるんですけど、そこまで頑張ってきてしまったおじさんたち、あるいはそれ自分にもおそらく重なる時代の変化の中で追いつけることと追いつけないことって必ず出てくるんで、絶対いずれそうなるんですけど。
なんかその両方の気持ちも行動原理も非常によくわかるなっていうふうに思ってしまったんで、なんか社会って残酷だなって思って劇場を出るっていう体験をしました。
いいですね。やっぱいいな。パクチャヌクやっぱいいですね。
でもぽくないのか。
そう、ぽくない。
なんかね、それこそこれまでのパクチャヌクだともう少し個人のところに重きが置かれるというか、行動原理が個人にあるような気がしたんですけど、ありと今回は社会寄りと言えばいいのかな。
何が今回それっぽくないんだろうっていうのがすごいちょっと考えてもまだ答えてないんですけど。
まあそうですね、まずジャンルとして新しいことやってるっていうか、これまでのフィルモグラフィー的にもこんなにもブラックなコメディやってる感じはなかったっていうのもフレッシュなポイントではあるんですけどね。
なんかテーマ的なものですごいパラサイトっぽいなっていう近いなと思ったんですけど、社会を切るというか、社会を皮肉的に見るみたいな話としては近いなと思ったんですけど。
でもなんかやたらとなんか凝った感じとかはやっぱパクチャヌクっぽいなみたいなとはやっぱ思うんですね。
なんか絵作りの凝り方は異常でしたよね。
変な、変だなぁ。随所になんか変だなぁみたいな。けど癖になるというか。
なんかそこでそのフェードイン見たことないけどなみたいな。
そうそうそうそうとか。なんでそうやってなんか入り混じってくるかなみたいなとか、もうちょっと不思議だし。
やっぱコメディとしてこのシチュエーション面白すぎるやろみたいなのを結構作れるのがめっちゃうまいなぁと思いましたよね。
おいさんも絶対爆笑したと思うんですけど、一人目の人ね。
はいはいはい。
もう一人目の人のあの天末。もうゲラゲラ笑いそうになりましたけど。
まずそのもみくちゃになるシーンもね、大音量のオーディオの中で何やってんのこいつらっていう。
えっ何聞こえないみたいな話してるところで、なんかもうちょっとあのアンジャッシュのすれ違いコントみたいなこと始まっちゃうじゃないですか。そこで大爆笑しちゃって。
あのあそこで大音量で流れてる曲を今ずっと聴いてますね。
いやーわかります。なんか本当結構なんかこれまでのバケツの確かにこうコメディというよりももう少し別のところが強いような印象があったのに対して今回は結構しっかりコメディやれてるなっていう感じがあったのが、なんか思ったよりもこういう感じで来るんだっていう面白さがありましたし。
あとなんか個人的にもう1個意外だったのが、いびょんほんってこんなにおじさんだったっけって思って。
ああそうわかるわかる。いびょんほんねやっぱイケメンなかっこいいイメージがあるので、こんなにも情けない3枚目やれるんだみたいな驚きもあります。
ほぼ遠藤圭一ですよねあれね。
確かに。
挙動ってる時の顔がちょっと近いですよ。
そう。なんかだからそこも含めてなんかこう時代の経過を感じるというか、っていうのがあって結構面白かったですね。で、もう1本ちょっと話したい映画があって、結構今年のアカデミー賞で作品賞のみにされてて、中田と割と好きかなってなってるんですけど、トレインドリームスっていうNetflixで配信されてる映画を今週見まして。
僕も見ました今週。
あれ大好きなんすよね。
本当ですか。
僕大好きでした。
めっちゃよかったんですけど、あまりにも地味でビビったっていう。
そうめっちゃ地味なんですよ。
びっくりした。
うんうんうん。
終わった。よかったけど終わったみたいな。すごかったっす。
なんかね、その物語はアメリカの開拓期よりもちょっと進んだぐらいのイメージですけど、鉄道が、アメリカ横断鉄道ですかね、を走らせようってしてる時代において、鉄道の路線工でいいのかな、その路線を作っていって森を切り開いていったっていうある一人の男の人生の物語って感じなんですけど、
先ほどそのマリオさんが紹介されていたそのブルームーンは、一夜っていう一晩にそれぞれの人生を描いてみせるという。
それはそれで一つの時間圧縮の技術かなって思うんですけど、もう一本のトリンドリームスは、本当に2時間の中に男の人生を詰め込んだっていう。
まさに時間を編集によって繋ぎ合わせて、この男ってこういう人生でしたよねってまとめ上げてみせるみたいな、そういう映画で。
その男っていうのが、不幸というと一概に言いづらいんですけど、本当に波乱万丈ではあるんですよ。
すごく派手に何か不幸なことが起こる、まあ起こるとは起こるんですけど、なんていうかな、嬉しいこともあり悲しいこともあり、それでも人生は続いていきみたいなことを本当に淡々と描くんですよね、あの映画ね。
で、なんかその淡々さにちょっと、まあ今ちょっとだいぶ仕事等々で疲れてるってことがあって、結構癒されまして。
なんかこう、その日その日、要はあの話もちょっと幸せの選択に近くて、彼の仕事って、徐々に彼が年老いていくにつれてなくなっていく仕事でもあるんですよね。
徐々にコンクリートみたいな技術が開発されてきて、別に電車の路線っていうのはそもそも作らなくなっていくし、そもそも機関車じゃなくなっていくしっていう。
そういった中で彼がやってきた仕事みたいなものが、まあだんだんだんだんこう、まあ無意味とまでは言わないけども意味がない、なくなっていくというか意味を消失していくっていう時間の流れの中で、その自然の摂理みたいな感じで描かれてくるんですけど。
はい。
なんかその大きな時間に飲み込まれていく人の小さな人生っていうのに、なんかすごい自分を癒されて。
ああ。
そう。
うんうん。
今自分の人生だけをこう注視してると将来どうすればいいんだみたいな不安だとか、これをこのままで自分はいいのかみたいな、そういうその短いタイムスパンだけで結構苦しめられちゃうような気持ちがあるんですよ。
はい。
目先のことだけでこう今自分は動いていて、でもそれでいいんだっけというか、なんかそのことにしか目が行かなくなっていくというか、仕事で降ってくるタスクをどんどんこなしていく、なんかテトリスをずっとやらされてるみたいな気持ちになってるんですよ、だんだん。
終わりのないね。
そう、終わりのない。消し続ければ終わりのないテトリスを。でもいつか溢れるかもしれないって恐怖もありつつっていう。
ただトリウム・ドリームス見てるともちろんいろんな時期が彼の中にはあるわけですけど、なんかそれも含めてその一番映画のラスト、彼がある種人生を理解するっていうシーンがあるんですけど、なんかすごいあれが降り落ちたんですよね。
なあ、なるほどな。
たぶん今目先のことを痴漢できなくて目の前のことしかに必死でっていうのを繰り返して繰り返すときに大きな時間に飲み込まれて自分は終わるんだろうなっていうことを思ったときになんかちょっと大丈夫だなって思えるというか。
はいはい。
なんかその要は人生の、人生というか時間自体を拡張させる力がこの映画にはあるなっていう感じがして。
なのですごい僕結構今回の作、今年の作品賞の中では割と好きだぞってなってるっていう。
ああいいですね。いやしかも大石さんの感想いいっすね。なんか僕も良かったなとしか感想しか出てきてないのでまだ。
こういうまとめあげ方僕まだできてなかったので、大石さんの話を聞いてめっちゃ腑に落ちたというか。
僕この中見てて彼の仕事って林業とかに近いものだなって思ったんですよね。
自分たちが今育ててる木を成長というか伐採する瞬間は絶対見ることがないみたいな仕事じゃないですか確かにって。
そっから何十年何百年後とかの人があの木を伐採するんだみたいな。そういう中に飲み込まれていくっていうのだし。
もうその時のことって誰もやっぱり感知できないんですよね。痕跡はもしかしたら残ってるかもしれないけど。
っていうものの中に自分の人生は大いなるうねりの中にいるんだみたいな感覚の中での話っていうのはすごい。
すごい大きな中にすごい一人の人生の大きな悲しみだったり喜びだったりっていうのが詰まってるみたいな。
味わい深い映画ではあるんですよねすごく。
そうなんですよ。だからめっちゃ渋いタイプの映画なのは。
渋かった。渋かった。
そう間違いないです。欲望もそんなにないんですけどなんかね癒される気が僕はしちゃって。
そうですね。見ててちょっと近いなって思ったんだ。本当クロエジャオの映画っぽいなって感じ。
分かります。多分もっと言えばテレスマリックっぽいですねおそらくね。
そうテレスマリックっぽい映像美で、劇中のその主人公が働きに出てきてそこで出会う人たちの関わり合い方ってすごいノマドランド的なんですよね。
ぽいですね。めちゃくちゃ近いと思いました。
同じようなやりとりしてた気がするけどなみたいな。っていうぐらい似てた。
そう。なのでまあある意味そのブルームーンと愛っていうか同じことを別のアプローチでやってる映画なのかもしれないなというか。
人生の圧縮の仕方は映画によって様々あって、割とストレートな圧縮の仕方ではあるんですけど、トレイドリームズの方は。
でもなんかその圧縮の仕方によってより大きな時間が見えてくるっていうところがやっぱりこの作品の特徴なのかなと思いました。
なるほどな。その自分自身の仕事とか役割っていうものを自分よりもう少し広いスパンのものと紐づいてるものとして捉えるというか。
その目先だけじゃない視点を持つみたいな感覚なんですかね。それって。
ちょっと聞いてて思ったんですけど、今日のお題と対比させることもできるのかなと思って。
はいはいはい。
ナースコール見てて思ってたんですけど、目先の連続じゃないですか。目先目先目先なんですよ。
あれはね。あれはね。そうですよ。
で、ナースコールはナースコールで、目先の連続の果てにどこかにたどり着いてるから。
もしかしたらその2つは視点の置き方全然違うんだけど、たどり着くところは一緒なのかなとかもね。今聞きながら思ったりはしました。
そう。だからたぶんまとめると自分は結構今週見た3作は割と仕事映画だったのかなっていう。
まあでもそう、本当にこの後お題の映画喋りますけど、仕事の話したくなる。
そう。
これは僕の仕事でも近いことあるな。こんなになんかめっちゃ命と関わるような仕事じゃないけどみたいな。
めっちゃありましたよね。今回たぶん。
すごいお仕事あるある詰まってますからね。
そう。はい。っていう感じで今週は以上です。
ちょっと深掘りしたいのが、シバベイビーっていう映画なんですけど、
これナースコール見る前にちょっとだけ時間がちょうどカポッと空いてて、本当になりゆきで見たって感じだったんですけど、これむちゃくちゃ良かったんですよね。
で、シバベイビーって何なのかなって僕何も分からんまま言ったんですけど、シバっていうのがユダヤ教の葬儀、お葬式のことなんですけど、そのお葬式の話なんですよね。
で、主人公が女子大学生なんですけど、オープニングでいきなり、なんかこの用語適切かどうか分かんないんですけど、劇中で使われたから使いますけど、パパカツをしてるんですよ。
で、どこかしこかの男性としてて、お金もらって帰ろうとしてるところに、お母さんから電話がかかってくるんですよ。
どうもそれが知り合いがなくなったから、そのお葬式に行くっぽいんですけど、それで誰が亡くなったかもよく分かんない葬式に連れて行かれるっていう話なんですけど、
このお葬式っていうのが、多分僕もよく分かってるわけじゃないんですけど、親族というより関係のあるユダヤ系の人みんな集まってるみたいな感じっぽいんですよね。
だからそのユダヤ系の人たちの関係性の濃さみたいなの中で、別に親族とかじゃないけど、どこそこの何々さんみたいな感じでより集まってるみたいな感じの法事です。
日本でいうところの法事みたいな感じの場なんですけど、ただよく誰かも分かってない人の葬式が、大学生が行くのめっちゃ嫌じゃないですか。
そのめっちゃ嫌っていう話なんです。よく分かんない法事に行くのめっちゃ嫌っていう話なんですけど、その主人公がパパ活中には法律のお仕事、法科の学校に行ってて、法律のお仕事がつきたいと思ってるって言ってるんですけど、
実は大学では法律を専攻してるんじゃなくて、フェミニズムの勉強をしてるんですよね。
ただ、親戚の前では、フェミニズムって勉強して、何の仕事につけるの?みたいなの。将来大丈夫?みたいな感じで絡まれるんですよ。
その主人公と、かつて仲の良かった幼馴染で、今はすっごい仲が悪いんですけど、その子は法律系の学校に行けることが決まってる。
だから、その人たちの中では、あの子、人生うまくいってるよねって言ったところで、あなた、フェミニズムって何の仕事につながるの?みたいな感じなんですよ。
っていう話の振られ方して、僕、これ大学時代めっちゃ経験したわって思ってたんですよ。
でも分かるな。
ヨシキその勉強、僕ヨシキって言うんですけど、それ何の仕事になんの?みたいな。
まあまあみたいなのをいなすみたいな、ごまかすみたいなことをむっちゃしてたなと思うし、
あと周りの人たちみんな小さい頃から自分知ってるんですよ。
だから小さい頃は丸々してて、歯の矯正もしてたのに、すっかりウエスト周り細くなっちゃってって言ってね、いちいち体系のこととか言ってくるんですよ。
あーうるさい。
むちゃくちゃ嫌じゃないですか、これ。
そうそう。
で、そんな感じで、この関係性嫌だってなってるところに、その偉大系の人たちいろいろ集まってくる新しい来客の一人がそのパパカツの相手だったんですよ。
もう最悪ですね。
で、「あっ!」みたいな感じでお互いになってるわけじゃないですか。
ただ、主人公のお母さんは、どこそこの何々さんに挨拶してみたいなのも、そもそもお母さんが正直に来いって巻き込んでるがだから、
そういう知り合い同士の関係性はしっかりやらないといけないっていうので、挨拶ちゃんとしろみたいに言ってくるから、その人とも挨拶させられるんですよ。
で、この子はフェミニズムの勉強しててみたいな感じで、フェミニズムみたいな。
さっきまでパパカツで自分がどうこうしてた相手が勉強してたのか、実はフェミニズムとかっていう。
え、これどういう立場でいたらいいの?みたいな。
もうどんどんどんどん気まずくなっていくんですよね。
で、さらにその主人公がどうやら両性愛、バイセクシャルっぽいんですよ。
で、そのさっき言った法律系の学校行くことが決まってうまくいってる方の幼馴染は、どうも昔付き合ってた相手っぽいんですよ。その子女の子なんですけど。
なるほどなるほど。
そうですよね。
で、そういうややこしいのがありつつ、その後そのパパカツ相手だった男性の奥さんが来るんですよ。
で、そこに赤ちゃんを連れてるんですよね。
ここでようやくタイトルのシバベイビーが解消されるんですけど、その赤ちゃんっていう絶対にその人間関係の中でそれによく振る舞うことが正しいとされる正解の存在が現れるんですよ。
そこに対して自分がどうあれるかっていう、そのパパカツ相手の本当は結婚してて、その相手との子供に対して自分はどう振る舞ったらいいのみたいなのが描かれていくんですよね。
これ、なんかね、もちろん主人公女性だし、バイセクシャルって僕と違う性質の人だし、まあそのイダキョウっていう、いろいろわからない部分はあるんですけど、この自分のことを知ってる人間関係の中で自分がどう扱われるかっていうことの嫌さみたいなの連続はむちゃくちゃわかるんですよ。
かつその単なる親族ではないイダキョウの人たちの独特の人間関係の濃さですよね。そのパパカツ相手の奥さんはイダキョウじゃないんですよ。だから葬式の場に赤ちゃんなんて連れてきて、やっぱり回収してない人はダメねみたいな話してるんですよ。最悪じゃないですか。
そうそうそうそう。おーほんと、はいたてきっすねーみたいなね、感じね。めっちゃ出てくるんですよね、ほんとに。
あ、見てます?
僕も実は見てて、あの、めっちゃキツかったっす、この映画。
すごいですよね、この映画。
誰だよこの映画のことコメディーって言ったら。地獄じゃねえかって思って。勘弁してくれって思いましたけど。
コメディーというか、ずっとね、僕も薄ら笑いを浮かべちゃうというか、はっはっはっはっはっみたいな感じで、あの、たぶん笑ってもいいんだけど、その、もう入ってるから僕主人公の側に。笑えんのですよ、これ。
笑えんしも。ほんとあの、あの空気感ほんと気持ち悪くて、ほんと気分悪くなりそうになりましたけどね、ほんとに。早く終わってくださいみたいな。
もうね、あの、人間関係の中で考えられる限りの最悪の一歩手前のことが起こり続けるんですよ。
そう。
ほんと嫌だった。
いやー、しかも、正当な理由もなく逃げられなさそうというのがより厄介というか。
それ、それなんです。ちょっと変える輪ができないんですよ。よりによってお父さんすぐ物をなくすしさ、ほんとに。鍵どこやったっけとか、もうやんべーしてくれよみたいな。早く車を出してくださいみたいな。っていうね、もうほんと嫌でしたね。
はい、もうあの、すごい、僕この映画すっごい好きで、あとラストね、ラストはほんとにこれお葬式の最初から最後までの話なんで、お葬式が終わって帰るって話なんですけど、そのさっきまでずっと気まずい人間関係を紡いできたややこしい人たちが同じ番に乗り合わせて帰るっていう。
そうね。
これが、これが人間関係ってもんだよなっていう。
この車乗りたくねーって思ってるけど、あ、乗るしかないんだって言って帰るっていう。
あの、ほんとにコンパクトな、ひとときの話でしかないんです。お葬式手前のパパカツチュウに呼び出されるところからお葬式が終わるまでのほんのわずかな話でしかないんですけど、人生の何かが詰まってると思います、これは。
時間も乗り時間もたぶん90分、90分台でしたよね、確か。90分もなかった気がするんですけど。
前後ぐらいだと思うんですけど、むちゃくちゃ長く感じました。
長かったですよね、3時間ぐらいの感じ。見終わった後に疲れなかった。
いやー、見たいけど見たくねーなー。
いやー、でも僕本当にこの映画大好きなんで、興味あったらぜひ見ていただきたいです。
最悪って感じで楽しめると思います。
なるほど、なるほど。
上映時間なんと78分でした。
90分もいってないですよ。90分もいってないのよ。78分にもかかわらず、僕は疲れ体幹3時間ですから。地獄です。
長っ。
長いよねーっていう、長いこれはって。
いやそれってもうズバリ報時の長さですよね。相当のリアルタイムなんじゃないかっていう。
だと思います。