今日のテーマトークは、ナースコールです。
はい、ではマリオンさん、解説お願いします。
はい、映画ドットコムより解説を読ませていただきます。
人手不足の満床病棟で、看護師に絶え間なく降りかかる激務と不足のトラブルを描き、
スイスで大ヒットを記録した社会派ヒューマンドラマ。
スイス出身の脚本家、映画監督、ペトラー・フォルペがメガホンを取り、
世界共通の差し迫った問題である病院の実態をリアルかつスリリングに映し出す。
州立病院で働く献身的でプロ意識の高い看護師フロリア。
この日は同僚が病欠しており、おそばんシフトはいつも以上に忙しい。
満床病棟で看護学生の教育もしなければならない。
そんな状況の中でも不安や孤独を抱える患者たちに誠実に接するフロリアだったが、
とても手に負えない事態に陥っていき、やがて重大な試練に直面する。
ありふれた教室、セプテンバー5のレオニー・ヴィネッシュが主演を務めた。
はい、では災の感想、マリオンさんいかがでした?
そうですね、本当この映画見たら、
全ての医療関係者に対して尊敬の念を抱かずにはいられないですね。
本当あなたたちはすごいですっていう風な感想を抱くぐらい激務すぎるっていうか、
しかももうひっきりなしにこなさないといけないマルチタスクが降りかかっていて、
しかもそのマルチタスク一歩間違えたら命を落とすって、
どんな極限状態でやらなきゃいけないの?みたいな。
ちょっと緊張感がすごかったですね。
ただ病院のある一日を描いた話なんでしょうけど、
もう戦場みたいな感じの切迫感とスリリングさですよね。
もうなんかちょっとそれぐらい医療の現場ってやばいんだなって、
めちゃくちゃ忙しいんだなっていうことをまざまざと見せつける作品になってて、
それにもかかわらずあまり何というか結構軽んじられているっていう状況もやっぱりそこには見え隠れもしているっていうのが、
やっぱりちょっとこれ余裕式問題だよなっていうのを改めて思うっていうか、
そういうきっかけというか、みんな考えてほしいなっていうふうな意味で作られている絵画かなと思いますね。
本当に面白かったと言っていいんでしょうかっていう感じなんですけど、
ちょっと凄まじい映画だったなというふうに思いました。
はい、大石さんいかがでした?
なんかCMかな、で一回その最もスニーカーを入れ替える仕事は看護師であるっていうのが確か、
どっかのタイミングでテレビCMかなんかで見てて、そうなんだって思った。
この映画もまさにそのスニーカーを替えるっていうシーンから始まるっていうのがまさにそれを表してるなと思ったんですけど、
いやなんかめちゃくちゃその激無のその描き方のこうなんて言うんでしょうね、
まさに残吾の中で、残吾戦でいろんなところから攻撃を受けるところ、いろんな部署の命令を受けて右往左往している兵士の視点っぽいっちゃっぽいっていう。
もちろん戦士を争う場所って意味では同じなんですけど、とはいえ重ねていいのかわからず、たぶんこの映画は少しそういう視点で描いてはいるなって気もして。
そうですね、1917っていう映画だじゃないですか。
なんて言っていいのかな、ワンカットワンショットって言っていいですかね。
要はひとつながりになっている、もう最初から最後までがずっとつながっている映画としてあって、
もう兵士が、あれ第一世界大戦舞台の映画でしたけど、一人の兵士がノンストップで戦場を行動し続けるっていう、その迫った感じを描いてた映画でしたけど、
本作は別にちゃんとカットは途切れてはしてるんですけど、ただほぼ休めてはないよねっていうのがわかるんですよ。
いやそうですよ、だってご飯食べてないでしょ。
本当最後終わり際になんか食べてませんでしたみたいな、帰っている時からぐらいかみたいな。
水はなんか飲んでましたけど、休憩時間ないじゃんっていう。
だからちょっとね、戦争映画に例えるのどうなのかなって気持ち少しありつつ、やっぱり思い出すし、
現代社会の中で一番緊迫感が戦場に近い場所なのかなと思ったんですよね、病院って。
ここを効率的にクリアしないと、人が亡くなる可能性があるっていう。
そこで仕事をしているっていう感覚がちょっと戦場に近いものに見えるっていう感覚はあったんですよね。
あと主役のレオニー・ベネッシュさん、僕セプテンバーファイブの人って全然気づかなかったですよ。
本当ですか。
そうですか。
メガネ黒いんですよ。
もしかしてカラコン入れてます?この映画。
どうだろうな。
どうなんですかね、なんか目の光がないなっていう感じで。
それは確かに、ありふれた教室も結構そういう感じの演技されてたのは覚えたんで。
そうですね。
理性的に振る舞おうとするが、そこに飲まれてく人をよく演じるなって思いながら見てるんですけど。
そうですね。
確かにドツボにハマっていくかっていうか、もうのめり込んでしまっているが故に、もうモドには戻れないなみたいな。
でも根は真面目っていうタイプをよく演じられてますよね。
似合うんですよね。
似合う。
ちゃんと患者さんにも強く当たるとこ強く当たるじゃないですか。
タバコ取り上げたりとか、酸素ボムがある横でタバコ吸ってるのマジないなと思うんですけど。
それはよくねえなって思います。
ヒヤヒヤしましたよね、本当に。
勘弁してくれって思いますよね。
やめろよって。
だから健診的でプロ意識の高い看護師って紹介には書いてたんですけど、
多分患者さんによってはそんな風に捉えてないタイプだろうなとは思って、
ちゃんと言うこと聞かないとダメですよって強く返せるタイプの人だと思うので、
患者さんによってはなんだこいつって。
実際、タバコ吸ってた人ってそれっぽくはあったじゃないですか。
うるせえ看護師だなあみたいな感じでしたけど、
やっぱ最終的にはそうじゃないっていうのは分かりましたけど、
でも全然うるせえ看護師だなあって終わる患者さんいっぱいいるタイプやと思うんですよね。
あの感じの人って。
なんかすごい職業倫理に忠実って感じですよね、どちらかというと。
そうですね。
まあとはいえ、それこそ途中で出てくるおばあちゃんと歌を歌うシーンとかがめちゃくちゃ好きとか、
あそこで泣いちゃったんですけど、
なんか束の間に落とされる静寂というか、奇跡みたいなシーンだなと思って。
そういうところのアドリブ力みたいなものもあるというか、
その柔軟性も持ちつつ、しっかりと仕事に真面目に取り組もうとしている人っていう。
なんかやっぱり本当に、もちろんその実際の体の不調みたいな部分に対してのケアっていう部分は当然しなきゃいけないと思うんですけど、
そこプラスやっぱり精神的な部分のケアもやっぱそこには入っても同時にくるってことですよね。
まあそれはどうしてもそれはそうだろうなと思うんですけど、
じゃあなんかね、体が怪我してるとか、なんか内臓が悪いですよとか言ったら、
まあお薬飲んで安静にしてくださいねとか、警官はちゃんと見ますけどみたいな感じ、
まあもう淡々とルーティン的な感じでこなせばいいと思うんですけど、
メンタル的な部分ってもうどうしようもないじゃないですか、やっぱりもう。
アドリブというか求められるだろうし、その人にあった何かがあるだろうしみたいな。
そこまでも考えてやるとかなってたら、もう効率性とかそんなもう役に立つわけないしなっていう感じでやっぱどうしてもなりますよね。
それはどんどん人もいない中でそれやってたらそれはキャパオーバーしますわなっていう。
だからそのケアとセラピーが両方求められるというか、両方本当に同時に求められる現場なんだなっていう。
あと雑用ね。
そう。病室にメガネ忘れた件はなんかジムとかあるやろみたいな。
しましたよやっぱり。
あれね。
それは看護師がせないいかん仕事かみたいなのがちょっとありました。
あと遠くに住んでるからちょっと今状況教えてくれとかね。
それは構造的なもので、そうなるんですよ、絶対に。
だって自分がその立場だったらそうなるじゃないですか。
風邪って思って治るって思ったら、風邪だけでめっちゃ待たされたんですけどとか、
風邪って言われて出された薬、効かなかったんですけど、別に効いても何も返さないし、
早く帰れても何も返さないですよ、それは。
確かにな。
当たり前だもんな、治ってなって。
それは別に5をつける動機にはならないですよね。
それ以上のプラスが何かあったとかじゃないと、5はつけようとは思わないですよね。
何が言いたいかっていうと、基本的に医療機関っていうのは構造的に嫌われがちっていうのがあると思います。
そうか。
なんか辛いな、その構造、そもそもやっぱりなんかそれってなんか、
働く側のモチベーション維持としてもすごく嫌じゃないですか、やっぱり。
こんだけやっても何も褒められんみたいなことが続く仕事で、そんなやりたいかって言うとやっぱ、
いつか心折れる人もそれはいるよねっていう。
そうなんですよね。だから医療っていうものの本界、
だから病気を治すとか健康にするとかっていう部分の達成はあんまり評価されないんですよね。
客観的には、客観的にはというか外部からはそこは褒められない。
それができたとしても、そっから先を評価して攻撃されたりってなるから、
むちゃくちゃしんどいんですよね、本当に。
僕がじゃないですよ、僕が関わってる医療従事者の人たちはそのしんどさを抱えてるなと思うんですよね。
難しいなと思うのは、じゃあ患者さんの意識が変わるか、それ自分を含めですけど、
それももちろんだから、それこそ自分が医療にかかるときの心構えとかは、
確かにある程度フラットでいようとは思いたいんですけど、
それこそ本作で言うといい病棟、個人病棟、個室病棟を取ってた人って、
あれは水蔵管なわけじゃないですか。
そりゃ、なんていうか、そう自分がなったときに、あれだろうなというか、
当たりたくもなっちゃうよなって気もしちゃうんですよね、人間だから。
あの人のヘイトコントロール見事ですよね、このヘイトコントロール。
そう。
なるほどな、こいつが一番の悪だと。
こいつをなんか言ったりとか、一言言ってやったぞみたいな感じでスカッとさせるんだろうなと思ってましたよね。
思ってました。思っちゃいました、正直。
そんな単純な話じゃないんですよねっていうところがやっぱり深いですよね。
そこまでやる気って言うから、やっぱ誠実というか偉いというかね。
やっぱそういうことも起こりかねない緊張感もあるんですよね。
そうなのか。
あと鍵、毒物の鍵。
毒物のね、はいはいはい。
やっぱその辺りの管理、だからあれってものすごい重い責任だから、あれをやり取りするっていうことの、万が一これが無くなったらみたいな、
あれをわざわざ映画の中に入れることで、その緊張感があるんですよね。
一人が首にかけっぱなしだったら、まあそこで無くなったりはせんだろうなってなるけど、
人に渡すって何かが起こるタイミングだから。
あーそういうことですよね。
まあそうですね。
俺全然ルールわかってないんですけど、やっぱその日持つ人が決まっているみたいな感じだってことですよね、基本的には多分。
そう、まあちょっとあの病院のルールとかにもよると思うんですけど、
簡単に扱えてはいけないもののはずではあるじゃないですか。
だから多分スペアとかはダメっていう、そういうことですよね。
少なくともマスターキー一個だけって感じですよね、多分ね。
ですよね。じゃないと、まあ管理として、それぐらいやっぱちょっと毒物とかあるからってことですよね。
なんか本来だったらなんか、本来というか、もう一人ずつ持ってて出してる人はなんか、
ちょっとどこ行ってんのよ、鍵渡してもらえても困るじゃんみたいなシーンちょっとありましたけど、
みたいなこと起こんないのかなって思ってたんですけど、
でも毒物とかそういうものだと、そんぐらい厳重な管理とかあるし、不便さがセキュリティになってるってことかなっていうことですよね。
その不便さのせいでひいこら言うんですけどね。
そう、なんか効率化してあげてもいいのにとか思うけど、そういうわけいかないんだーみたいな。
辛いなーっていう。
自分が中野こと知ってるからよくわかるんですけど、
医療機関の情報のやり取りってむっちゃくちゃ不便なんですよ。
あ、そうですか。
電子カレーでから情報取り出すのとかってむっちゃくちゃめんどくさいんですよ。
これからクラウドからつながったらなーみたいなことが絶対だめなんで。
そっかー。DXがーみたいなのが無理なんですね。
でもそれって過去の患者さんのデータも含めてそこに溜まっちゃってるから、今さらっていう。
そうですね。
健康情報って究極の個人情報なんで。
まあ確かにな。
じゃあハッキングされましたーとか言われるわけもいかないですからね。
クラウド上に挙げて何かあった時には誰が責任取るんだって話になるからね。
いやもうね、むっちゃくちゃ不便。
医療って本当にやべえもんの仕様なんで、
そのやべさをカバーするためにむちゃくちゃ不便なんですよ。
たくさんのものが。
いやーそうですよねー。
あ、あと僕描写で一個好きなの。
はい。
いちいち部屋入るたび手を消毒するんですよ。
エタノル消毒が何回も出ましたね、今回ね。
で、あのめちゃくちゃ当然そうなんですけど、
それはそれでまた自分たちの不便を占めることになるしっていう。
あそこはちょっとね、胃がキリキリしましたっていう。
人間関係が一番難しいですから仕事の中で。
医師に何人かお願いすることがめっちゃ大変そうですよね。
あれな、お医者さんが思いながらようやく帰れるって帰ろうとしてるからな。
研究の手術も突発に入った手術もやってようやく終わったわみたいなとこなんでしょうけど、
ちょっとあまりにもちょっとね、あの先生ちょっと腹立たしかったですよね。
ゆうずの効かねえ上司だみたいな感じですよ、多分感覚としては。
しかもあれで最後のナースコールに気づけなかったわけですからね。
そうか。
てかそういえばあの胃がんだったおじさんいなくなっちゃってあれはどうなったんですかね。
見つかってないですよね。
あれが一番怖いわって思いましたけど。
多分もうどっか家帰っちゃったのか何なのかっていう感じですよね。
怖い怖い怖い怖いって。
その件最後スルーなんですよね。
帰ったってことで解釈していいんでしょうけど、怖いですよね。
めっちゃあれ。
あれはあれで結構な問題というか。
そうなんですよね。
時計捨てたよりか何倍もやばい問題だと思うんですけど、個人的にはね。
一応飼い犬のことが心配だってずっと言ってましたからね。
そっちに行ったんだろうなとは思いたいんですけど、
じゃあ道端で帰ってた時に倒れたとかでも絶対あるじゃないですか。
100%怒らないとは言えないじゃないですかって感じの時に怖いですよねっていう。
だからその翌日の出勤のタイミングで誰がこの時にいたんだとか、
見てなかったのかみたいなそういうのが始まりますよね絶対ね。
大丈夫ですか。夜晩の人にちゃんとその件、ちゃんと共有してるみたいな。
引き継ぎちゃんとやってるかなみたいな。
めっちゃ不安になりましたけど。
それこそ本当に引き継ぎのシーンも本当にサラッとすごいスピードで。
やりましたよね。
冒頭始まって、最後の方もやったのかやってないのかみたいな感じでしたけど。
パソコンね開いてやってるのかなみたいな感じでしたよね、書いて。
あとこの映画めちゃくちゃいいなと思う部分まだあるんですけど、
移動してる間にいちいちさっき話しかけた人が背景に映ったりするじゃないですか。
そうそうそうそう。
ありますね。
あれがね、焦点合わなかったりするじゃないですか。
フォーカス合ってなかったりして、ぼやけてるけどあの人がいるなみたいなのが、
すっごいよくって、ちょっとホラー映画っぽいなと思ったんですけど。
あれ、この件解決できてねえって思いながら撮り続けてるじゃないですか。
そうですね。
忘れてるわけじゃないんだけど、頭の片隅にはあるんだけどいけませんみたいな状態を、
絵で表すとこうなるなっていう。
いや、ありますよね。
頼まれてたけど解決してない件を別件でその人の前で撮る時とか、
このタイミングで声かけるのやめてって思いながら撮り続けてる。
今じゃない、ちょっと待ってね、待ってね、忘れてるわけじゃないのよみたいなね。
今じゃないだけっていう。
ありますね。
もうね、そのいちいちそれで、あの人がいる、あの人がいるっていうのがなるから、
こっちもね、気が休まらないっていうか、その緊張感の境目がないなっていう。
あ、そういえばこの件ってまだ解決してないなっていうのを、
観客側に思い出させてくるじゃないですか。
あ、そうだそうだ、この人もまだだ、この人もまだだって言って、
ずっとなるんですよ、この映画見ながら。
そういえばあの件ってなんだっけっていう、その言葉としては、セリフとしては出てるけど、
絵としては出てきてない人もいたりするじゃないですか。
その人の件ってどうなんだっけみたいなの、それも後から分かってくるんですけど、
あ、この人があの件だなみたいなのが後で分かったりとか、
その整理できないまま見ていって、で、解決しないものが思い起こされながら、道中も。
で、最終的に、あ、この件がこうなった、こうなったっていうのを、
解決したなって安心したりとか、あるいはよくない感じになったなっていうふうに、
愚点ってなったりとか。で、最終的に、どの件がどの人のことかっていうのは、
なんとなく整理されてるんですよね。
そう思った。
そうですね。
そこがすごいですよね。
そう。
脚本が見事なのか、その映し方の順番が見事なのか、本当に整理されてるなというか、
まさにその、おそらく病院のワンフロアの話じゃないですか。
そうですよね。
最後まで見ていくと、大体どこに、どの病室に誰がいたっけっていうのは、
なんとなく位置関係も含めて、観客に伝わるようになってるっていう。
分かりますよね。
大体この辺にいたなみたいな。
そうそう。
分かるようになってる。
なんかそこが、すごいある種クローズドな現場を描くっていうところの中で、
これだけ脚本としてもマルチタスクを成功させてるというか。
うん。
よくやれてんなと思って。
うん。
だから、ラストも地獄のようなオーバーワーク映画として見てたのに、
最後なんかオムニバス人生映画見たような終わり方みたいな。
はいはいはい。
確かに確かに確かに。
そうなんすよね。
そうなんすよね。
ちょっと飛躍がね、思いますよね。
あれってやっぱり、観客側もある程度、この患者さんはあの件の人だなっていうのが、
ガッチしてるから、ある程度の納得とそこに感動が生まれてると思うんですよ。
それぞれの人生があったんだなっていうのをキャッチできてるけど、
それ分かんないまま、観客も何も情報が競りされないまま、
押し流されたままあれ流れたら、何なん?ってなると思うんですよ。
そうですよね。
この人は何なん?ってなると思うんですけど。
なりますよね。
うんうんうん。
ある程度そこで一対一の把握ができてるから、やっぱあそこに感動があるなと思うし、
我々も検証を受けて、看護師として一発になったかのような、
患者さんの顔を覚えたというある種の達成をもって、
この映画を見終えるみたいな感じもあるなと思うんですよ。
確かにそうですね。
すごいなと思って。
だから、本当に押し流されるように、単にタスクを処理していっただけのようにも見えるんだけど、
それでもやっぱり一人一人の人生に対して向き合った仕事でもあるっていう風になるから、
単になんかスリリングなだけの映画にも終わらせてないとこ、
それを構成の上手さによってそれを成し遂げてるなとは思うんですね。
それを口で言ってるんじゃなくて、
観客が患者さんのことをだんだん覚えていくっていうこと自体が、
最後あの着地をすることにちゃんとつながってる。
この人はこういう背景があってねっていうののナレーションが入ったりするわけではないじゃないですか。
そんな見せ方はしてなくって、
押し流される中でちょっとずつ出てくる情報が観客にもちゃんと残っていって、
最終的にそれぞれの患者と、
そして病院全体っていうものを一つのドラマとして捉え終わっているっていう。
ラストで。
これはすごいことだなと思います。
本当だから、しっかり看護師というきつさあるいはその大変さも描きながら、
尊い仕事であるっていうのも同時に達成してきてるなと思うんですよね。
この仕事自体が。
無自覚に内産するわけではなく、
とはいえこの仕事自体の魅力ややりがいみたいなものもしっかり伝わるようにも描いてるようにも見えるんですよ。
それが本当に紳士だなと思って。
もちろんこの映画って最後にある種メッセージというか、
看護師不足っていうのが世界的な問題なんだっていうふうにメッセージが出されますけど、
看護師自体をある種地獄的に描いたらそれは達成できないわけじゃないですか。
そうですね。
そこに対して要は人が来てほしいっていうところが大きな目的、
あるいはそこに支援をしてほしいっていう話なんだから、
そこを本当に両立させるようなお話にできるんだっていうのがちょっとびっくりしました。
最後まで見てて。
そうですね。
だからやりたいことと実際やってるアプローチとその結果が出てきてるものが全部見事に一致してる。
そうですね。
またここもすげーなと思うんですけど、
その役割に従事してる人間の自己犠牲を雷算しているわけではないじゃないですか。
はい。そうそうそうそう。
あくまで仕事自体はやべえっていう。