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  2. 第179回(2)『ラストマイル』走..
2024-08-31 53:11

第179回(2)『ラストマイル』走りはじめたばかりだからな この「ラストマイル」をよ…

『ラストマイル』の話をしました。

本作の舞台となった巨大通販企業と配送業界を軸に、加速しながらこれからも続いていく資本主義社会とどう向き合っていくかなどについて話しています。

■メンバー

・山口 https://twitter.com/awajicinema ・マリオン https://twitter.com/marion_eigazuke ・オーイシ https://twitter.com/pteryx_joe

■ルクア大阪「映画紹介屋さん」開催のお知らせ

お客さんからお話をうかがって、そのお話に沿った映画をレコメンドするイベントです。

日時:2024年9月21日(土)・22日(日) -

場所:大阪・梅田『ルクア イーレ』 3F入口

詳細・予約:https://www.lucua.jp/topics/p-1458105.html

■月1バー「映画の話したすぎるBARシンサイバシ」

山口が店長の映画の話をするバーがリニューアルしました。

毎月第3木曜日

場所:「心斎橋」駅徒歩6分「BAR アメ村SHELTER」

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今日のテーマトークは、『ラストマイル』です。はい、では、マリオンさん、解説お願いできますか。
はい、映画ドットコムから解説読ませていただきます。テレビドラマアンナチュアルMU404の監督、塚原彩子と脚本家、乃木彰子がサイタックを組み、両シリーズと同じ世界戦で起きた連続爆破事件の行方を描いたサスペンス映画、流通業界最大のイベントである11月のブラックフライデー前夜、
世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生し、やがて日本中を恐怖に脅し出る連続爆破事件へと発展する。
関東センター庁に着任したばかりの船戸エレナは、チームマネージャーの梨本康と共に事態の収拾にあたるが、主人公船戸エレナを三島光、梨本康を岡田政樹が演じ、事件に巻き込まれる関係者役で安倍佐藤とディーン藤岡、捜査を担当する刑事役でアンナチュアルの大倉康二とMU404の佐藤義が出演。
さらに、アンナチュアルから三住美琴役の石原悟、中澤慶役の井浦新、久部六郎役の久保田雅太からMU404から伊吹愛役の綾野豪、島一彦役の星野玄羅が再結集する。主題歌もアンナチュアル、MU404に続き米津玄師が担当した。
ではここから内容を触れる話を入っていきますので、ネタバレ気にされる方がいたらぜひ見てから聞いていただきたいと思います。ではメンバーさわりの感想、マリオンさんいかがでしたか?
そうですね。アンナチュアルとMU404と同じ世界線の話っていうことでしたけど、同じ世界線でちゃんと映画として楽しめる作品だったなという感じですね。すごく面白かったですね。
やっぱり映画でしかできないこととして、やっぱり今回群蔵劇だなということがすごく効いてきている話なのかなーっていうすごい思ったんですよね。
本当にアンナチュアルもMU404もどこか自分たちの違う世界の人っぽい感じがすごくしてしまうんですよね。
どちらかというと彼らが関わる人の方が我々よりの話というか、一線越えてしまう人だったりとか、越えてしまった後どうにもならなくなっちゃった人の話みたいなのがどちらかというと我々よりというか、我々に近い話なのかなって思ってたんですけど、
今回はそういう人たちの話だったなというふうにすごく思いました。本当に間で中間となってつなぐ人たち。
でも我々ってやっぱりそういう仕事とかしてる時ってそういうもとで働いてると思うんですよね。
すごく何かの中継役だったり、これをやったから次この工程に渡ってとかっていうことの我々というか、みんなが誰かしらに何かしらになってるみたいな。
03:03
そういった人たちの話であり、そしてそこにあるシステムっていうのに対して、これ本当に良かったんだっけみたいな。
何も疑問に思わなくて良かったんだっけっていうことをきちんと突きつけてくっていうのがすごく、
しかもそれをとてもみんなが見やすいようなエンタメ作品として提供できてるっていうのがすごく良いことだなってすごい思いましたね。
やっぱりちょっと最後までどうなるかわかんないなっていう感じでワクワクしながら見れましたし、
きちんと映画としての重さみたいなのもちゃんと残るような映画になってたんじゃないかなというふうに思いました。
はい、大石さんいかがでしょう。
そうですね、僕はアンナチュラルもミュージックウォーカーもドラマはすでに見ていて、結構両方とも好きなドラマシリーズなんですけど、
本作、わりとその2時間ドラマの映画版にならないかなっていう懸念が最初見る前とかあったんですけど、
若干ルックはもうちょっとなんとかできるかなって思いつつも、でもしっかり映画として見れる作品になっていて、すごい好ましく見ました。
特にこれまでアンナチュラルもMIU404も他の作品、のぎさんの作品もそうなんですけど、お仕事ドラマの機種だと思うんですよ、のぎはあき子さんって。
お仕事っていうところに対していかに解像度を深めて、それが実際どういうふうな仕組みで動いていて、そこに僕らが実際生活の中でどうか変わってきているのかっていうところをすごい解像度を上げてくれるようなドラマ、あるいは作品を作る方だなって思っているんですけど、
今作ももちろんその面はありますと。ただやっぱ今作、至る結論が結構僕はこれまでののぎさんとは少し違うところかなっていう気がしたのが、お仕事映画だけどお仕事3倍はしないっていうところ。
果たしてこの仕事っていつまでやり続けますかっていう仕事自体に対してすごいしっかり疑問符を投げかけてくる形になっているっていうのは、すごいのぎさんのこれまでのお仕事映画の枠組みからするとちょっと意外な落とし方だなというふうにも思いました。
で、その先というか、ある種今回描かれていること、もちろんいろんな他の映画でも描かれていることだとは思うんですけど、でもなんかこの夏のエンタメ作品として、今回めちゃくちゃもう映画もほぼほぼ満員な状態で、映画館満員な状態で見てたんですけど、その状態でこれをテーマとしてバッて出せるっていうのは、なんかこの不尽だからこそできることなのかなっていうのもちょっと思ったりはしました。
僕はですね、めちゃくちゃ楽しみました。この座組のドラマアンナチュラルとミュー404はまだ見てない状態で見まして、アンナチュラルはこの映画の後で見たって感じでしたね。映画としては非常に楽しみました。
あんまり映画っぽくないなって思うのはあるっちゃあります。ただ僕、この2時間スペシャルドラマみたいなスケール感の映画、結構嫌いじゃないなっていうか、結構好きだなって思って。
06:15
僕たまにね、あれ?そのスケール感の方が好きなの?なんか意外やなって自分でも思うような瞬間がたまにあるんですけど、それふと今回気づいたんですけど、なんかすごい映画に映画的なものを求めてる瞬間もあれば、単に2時間スペシャルドラマを劇場でやってくれただけでも楽しめるみたいな側面も自分の中にあるなと思って。
なんか今回の話はもっと映画的なルックとか、映画的なあの間の取り方の話にもできたような気はします。ただそのテレビドラマでやるような掛け合いを純粋に2時間詰め込んで映画にしてる。それはそれで一つの成功法かな?成功法というか戦い方だなとは思って。
さっきちょっと話してた、「容赦Xの献身」みたいにテレビドラマのノリはここまでです。ここから先は映画の用のノリでいきますみたいな割り切りみたいなのも一つかなって思いつつ、今回みたいなテレビドラマのノリを純粋に掃除拡大したみたいなのもやり方かなと思って。僕はそこは楽しみました。
話も結構好きかなっていう。やっぱり世の中のエグい部分を面白く見せて欲しいっていうのは空演ために求めているところだなとは思うので、その部分も非常に楽しんだかなっていうのはあります。
ではお便りいただいているものを紹介しながら話していきたいと思うんですけども、今回お便り結構多くて、かついついつ結構長いのでお便りに触れながら我々の話もするみたいな感じでいけたらいいのかなとは思っております。
はい、では私から紹介させていただきます。
絵マハラさんからいただきました。
関連ドラマを全く見ない状態で鑑賞しましたが面白かったです。
特にお仕事映画としては自分にとって他人ごとではいられない緊迫感ある触れる映画でした。
私は過去にデリファス社のモデルと思われる某企業様と仕事をした経験があるのですが、その時の担当者が本作に登場するディーン・フジオカのキャラクターにそっくり、むしろあの人は本当にディーン・フジオカだったのではと誤認するほどよく似ていました。
デリファス社がお客様ファーストの姿勢をパートナー会社に強いるあたりは実にリアルで鑑賞中、嫌な記憶がいろいろと蘇ってきました。
製作人の某企業様への解像度の高さに感覚します。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
某企業とお仕事されたことがあるんですね。
09:02
あの、あれですよね、別に、エムハラさんが言ってる某企業かわかりませんけど、わからないですけども、
明らかにこれアマゾンですよねって言うんですよね。
アマゾンですね。
アマゾンめって感じですよね、本当にって思いながら見てましたよ、やっぱり。
そうですね、僕物流の世界にいたことはないんですけど、過去に印刷会社にいたことがあるんですけど、
印刷会社、結構物量に近いなとは思ってて、物品ではなくて情報の流れ作業なんですよね、印刷物って。
原稿とか写真を運んで、それを組み合わせて、次の段階に流通させる状態に形を整えて、次の工程に流すみたいなのを繰り返して、
最終的に実際に印刷物という形の物品として、それこそロジスティクスになるので、わりと商業の流れとして物流っぽさがあるなと思って、
あの空気感知ってるぞってなったんですよ、見てて。
特にトラブった時の検品ですね。
いやー、折り込みチラシとかの仕事をしてたことあるんですけど、折り込みチラシで倍化間違った時に何が起こるとか想像したことありますか?
折り込みチラシで最も間違ってはいけないものは日付と金額なんですよ。
どうしようもないトラブルが起こるんですけど、訂正シールを貼っていくっていうね。
だから本作でも検品してたじゃないですか、X検査。なんかこの空気感知ってるって。
やらざるを得ないというか。
いやー、話ずれますけど、転職活動してた時に、そういうチラシを主に作る会社とかに1回面接行ってたことあるんですけど、
その時そういう場面を直接見たわけじゃないのに、なんとも言えない殺伐した雰囲気を感じ取ってしまい、
企業を訪れた瞬間に、あれ?やばい!みたいな感じだったなっていうことだけは覚えてて、
もしかしたらそういう感じの空気感ってそういうことだったのかなっていうのをちょっと今思い出しました。
似てるなと思いました、本当に。
ここまでAmazonのことを批判的に問題提起みたいな感じで出してるって、ノマドランド以来だなって思いましたけど。
12:10
あー、確かに確かに。
あれも若干ね、なんとも言えないこの、こいつら搾取してんなーっていう感が出てた映画だと思うんですけど、
今作もまさにそういう感じでしたねっていう。
すごいっすよね、あの超大規模倉庫に正社員9人。
ここ、ねー、実際どうかわかりませんけど、そうか、そうかもなーみたいな感じしますもんね。
そうか、正社員のホワイトパスと派遣社員のブルーパスってあれダメじゃないですか?
露骨っすよね、露骨ですよね、ホワイトカラー、ブルーカラー。
露骨に負けますねーって思いましたよね。
僕があの倉庫で働いてて、自分がブルーパスを渡されて正社員がホワイトパスを持ってたら、
は?もうなんか露骨すぎやろ?と思って、多分僕Xにポストをあげて炎上させると思うよなって思った。
これってヒエラルキー構造をそのまま形にしてますよね?みたいな。
なんかの悪意ですか?みたいな感じで投稿して、なんか燃やしたくなるなっていうぐらい。
むしろ逆にしません?正社員側をブルーにして、派遣社員側をホワイトパスにしません?
それか、オレンジとブラックのパスにするとか、会社のコーポレートカラーのパスにするとか、
もう喧嘩をしてるとしか見えないパスの色説って。
闇ですか?みたいな感じですよね。
なんか怒られないんですかね?アマゾンから。
確かに。
怒られないです。こんなにいちいち怒ってたらね、ほんとちっちゃい会社だなってしか思えなくなっちゃう。
まあね、確かに。
アマゾン批判的に描くとちょっとおもしろいですけど、家族を思う時ってイギリス映画。
はい。ケンロウチノウ。
ケンロウチノウ。あれは確か、ドライバー側のね、今回も出てましたけど、
いわゆる個人契約ドライバーがアマゾンの商品をっていう話だったと思うんで、
家族も結構アマゾンに対する結構仕組み的な批判みたいなのがすごいあったなって思い出しましたね。
確かに。その先の方がより今回扱ってるテーマですか、物流問題に関しては本当にやっぱ類似するものです。
これをラストマイル見た後はぜひケンロウチノウ家族のこともぜひみたいな感じの流れで見ていただいた映画ですよね。
まさにラストマイルの話ですからね、向こう向こうで。
本当にそうですよね。
いやそうっすよね、ラストマイルってテーマである以上、主役は末端ドライバーなんですよね。
本当にそうなんですよね。
15:00
関わってはきますけど、主人公ではないというかって感じですよね。
ここまたちょっと不思議な感じですけど。
はい、次行きましょうか。
飯倉さんからです。
まず大企業アマゾンを批判的に描くガッツに驚きました。
止まらない末端の作手と止められないシステムをみんなでせーので止めてみる。
でも結局その根底にあるのは止まることのない人々の欲求と物流の需要。
ラストでセンター長を引き継いだなしんもとに重圧がのしかかり、配送の収益が上がってもわずかだったように
結局全てを変えることはできないという苦い結末も含めて好きな映画です。
3点を挙げるなら、ドラマのキャストは確かにとても自然な形で配置してありますが、
その分扱いは小さく感じました。
この程度の姿勢ならば、事前の告知なしのサプライズだった方が最高5点となったと思います。
また、犯人が一般の利用者をターゲットとしていることにも引っかかります。
その結果の波及により企業への復讐はあまりにも回りくどいですし、
システム自体への報復だとしても、無差別セロは手段として誤っていると思います。
さらに、Amazonがやっているセール前告知や物流代行といったサービスを利用した爆弾混入トリックも
普段利用していない人には飲み込みづらいと思いました。
ありがとうございます。
非常に大きいものを敵として描いている話というか、個人に敵を預けてないですよね。
敵対関係を。
システムそのものに対する挑戦状を叩きつけるという映画かなと思います。
大事なのは勝てないというところなんですけど、勝てませんという。
できるとしたら単価がちょっとだけ上がりますということぐらい。
でもまあ、それしかないかもなっていうところで。
むしろ単価ってここまでしないと上がらないんだなっていう。
そこが結構絶望的だよなって思っちゃいましたよね。
大事にならないとやっぱりみんな問題にもしないし、問題みんな認識してるけど別に変えようとしないしみたいなところですよね。
物流問題ってずっと言われてることですけど、別にじゃあなんかめちゃくちゃ解決しましょうみたいに動いてる方ももちろんいると思いますけど、
根本的になかなか解決までいってないしっていうところですよね。
近年働き方改革でドライバーの働くというか時間をある程度制限しましょうっていう話も出てきたりしてますけど、
結局それでじゃあ物流問題その空いた時間というか、そこに余った人員はどうするんだってところは一切解決せずに改正だけが進んでいくみたいな話もちょっとあったりはするので、
なかなかやっぱ根本問題、そもそも待遇が良くないよねとか、
そこに人が来たくなるような待遇にできてないところはどうなんだっていうところとかには全然切り込めていないまま仕組みだけがどんどん大きくなっていくっていう。
18:03
なんか本当今回みたいなストライキみたいなことまでいったとしても果たしてどこまでいくのか、どこまで改善するのかっていうのは確かに読めないなとかって思いましたね。
アマゾンぐらいの巨大企業とかだったらもうね、日本だけでどうこうとかって問題でもやっぱり難しいぐらいじゃないですか。
このシステムって日本だけの問題じゃ全然ないので、世界規模で決着してセンター止めますみたいなストライキ起こさないとほぼ無理かみたいな感じです。
やっぱ最後この映画の皮肉なのが結局それを動かしてるのは我々の欲求だっていうのもしっかり示すじゃないですか。結局肩腕もしてるっていう。
一度便利になったものはもう、じゃあ前の状態に戻しましょうにはならない。
本作って全員被害者で全員加害者なんですよね。
全員加害者はちょっと言い過ぎかもしれないけど、被害を受けている側であることと加害性が常に同時にあって、その加害性が薄れるためには過剰に行くしかないんですよね。
流れの後方に行かないといけないんですけど、そっちに行けば行くほど体力的にも経済的にもしんどくなるっていう。
で別にそのどのタイミングにいても完全に加害者性にゼロになるわけではないっていうのが怖い。
本当の末端であるエンドユーザーはむしろ最大の加害者である可能性が高いっていう。
怖いなっていう。
だからこそその無差別テロではあるんだけど、とはいえ加害側でもあるというかそのなんかバランスと言えばいいですかね。
そこに対する報復でも確かにあるんだろうなっていうふうにも見えてくるっていう。
そうですね。だからお便りの中で一般利用者をターゲットにすることはずれてるっていうふうにおっしゃられてはいるんですけど、
じゃあどこをターゲットにしたらテロとして有効なのかっていうのは難しいというか、
上流にいる人こそ簡単にすげ替わるんですよね。
末端の倉庫作業者とか配送業者なんていくらでもすげ替えられるし、
別にちょっと上の立場になったって簡単に首はすげ替わるってことも描かれてるから別にびっくりともしませんっていうのを考えると、
親身を崩すのがむしろ一番有効な可能性はあるかなっていう。
むしろテロってそういうことですよね。
恐怖心とか信頼感が損なわれることでその構造自体にダメージがいくって、
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むしろそのテロリズムの本質的な行動にも見えるというか、
あれちゃんと対応できてなかったらブラックフライデーの損失めちゃめちゃでかくなってましたからね。
あと、このデリファスの社訓?ちょっと聞いてきます?
そこにお客様のためにっていう、それマジックワードですよみたいなことをなかなか言われますけど、
それをある意味逆手にとどるとこうなるよなっていう実験の仕掛け方でもあるかなってちょっと思ったんですよね。
お客様のためにというのなら、じゃあこうしてやろうみたいな。
そういう発端もあるから、結構ターゲットとして正しかったかな?みたいな話を聞いてて思いました。
もちろんテロ自体はね、やっちゃいけないというか、やってほしくないことではあるんですけど。
お前らがいつも言ってることにある意味逆手にとってやるぞみたいなっていう話だったかなっていう。
マジックワードの下り怖いですよね、あそこ。
でも怖いけどめちゃくちゃありますよね。
いや、そういうのにこう、なんて言うんでしょうね。
別に社訓とかにも関わらないですけど、そういうフレーズとか決まりみたいなものに疑問を持たなくなっていくみたいな、
作業とか打ち込んでいくうちにみたいなことって往々にしてあるなってやっぱ思いましたね。
またから見るとこれ本当か?みたいなことが書いてあるというか、するわけじゃないですか。
どっかの会社の社訓とか見たらすっげーやべーこと書いてたみたいなとかたまにあるじゃないですか。
そういうのをやっぱ思い出したりもしましたね。
ああいう二面経営とかってよくあるじゃないですか。
クレドとかね、あると思うんですけど、やっぱ怖いなっていうか内面化しちゃうのがすごい怖いなっていうのがあって、
やっぱ今回で言うと劇中でも言われてましたけど、使ってるうちに使われるっていう。
なんかそれすごい怖いなとは思うんですけど、
ただ、あれって資本主義社会における信仰のための言葉だと思うんですよね。
その言葉が必要なのってヒエラルキ構造そのものは絶対に覆らないからだと思うんですけど、
でもそのヒエラルキ構造を覆せない中で自分たちの意味みたいなものを求めたときに、
多分そういう理念みたいな形、マジックワードという形を取った信仰が必要になっちゃうと思うんですよね。
実際、マッタのドライバー親子もそれを信じてたわけじゃないですか。
24:01
彼らは別に誰かから与えられた理念とかを信じてたわけじゃないけど、
俺たちドライバーこそが物理を支えてるんだっていう、あれは多分自分たちの中から出てきた信仰だと思うんですけど、
でもそれにすがるしかないんですよね。
配達単価そのものはもう百何円とかの世界で、報酬そのものに価値を見出そうとしたら報われなさすぎるから、
でも自分たちがそこから抜けられるわけではないってなったときに、
どうしても信仰にすがらざるを得なくなりますよね。
その信仰がさらにヒエラルキ構造を強固にしていくっていう側面もあって、
それは様々なところで活用されてるわけなんですけど、
いやですよねーってなりますよね。
とはいえこの信仰から逃れたとしてそれで生きていけるのかっていうのもまた難しいところだったりもして。
そうなんですよ。生きていけないんですよ。
その信仰なくなったとしたら、大して稼げない、大して価値のない自分だけが残るっていう。
いやーそうなんですよね。
いやーだから本当にこのシステムに乗せられているっていう感覚ですよね。
誰も逃れられない話だろうね。
だから資本主義社会の中にいる以上、その信仰を排除してしまったら、
じゃああなた何本稼げるんですか?それだけがあなたの価値ですよっていうところで勝負しないといけなくなるっていう。
恐ろしいですよね。
多分この信仰があるから万人の闘争状態がギリギリ防がれてるレベルですからね。
そうなんですよ。その信仰がなくなったら、持ってる奴が一方的に殴り続けることができる社会が倒れするっていうか、
多分それは社会の形なしでないと思います。
形を変えた戦国時代が始まりますからね。
だから内面化しきることに対する恐怖というか、
いやー怖ってなります本当はそこ。
次に行きましょうかね。
Qさんからいただきました。
日本版関心領域のような作品だと思いました。
まずこれを倒したら万事解決となるような分かりやすい役がいないのがすごい。
道島光演じる主人公エルナも安倍沙汰を演じるヤギに無茶な陽気を飲ませたり、
株価を気にして犯行予告に気づいても警察への連絡を送らせたりと、
あえて視聴者が手放しで感情輸入できない人物。
主人公以外のヤギやレイリファスのイガラシを含め、
誰もが資本主義という降りれないベルトコンベアというシステムの被害者であり、
加担者であるという部分が徹底的に描かれていると思いました。
そしてその誰もが加担者であるという視点は、
27:02
映画を見ている観客に対してものけられるのが秀逸だと感じました。
私たちは輸送ドライバーの産の親子をよろしく資本主義の苦しさにあえぐ労働者である一方で、
今の安くて便利な社会インフラの裏に、
低賃金低待遇で働いている誰かがいることを薄々感じながら、
自分だって生活に余裕がないんだからと見て見ぬふりをし、それを享受している。
映画後半でイガラシが、「私に何ができた?」という時のエレナの
「何もしなかったから今があるんじゃないか?」という返しから、
観客に対しての、「あなたたちも観客なんじゃない。当事者なんだ。」という
日本風味のエンタメ性を含んだ関心領域的なエッセンスを感じました。
このメッセージを平日常日から劇場が満席になるレベルの対象エンタメ作品として届けたという意義も、
私にとってはとても大きいと思います。
確かに絵として面白めに描ける部分は正直あったかなと思わなくもないんですが、
総括として社会派なテーマを豪華な役者陣とエンタメ性を含んだ解釈だと思います。
はい、そうですね。
関心領域ね、なるほどとなるというか、
我々が気づいてて見ないようにしているものっていう話としても、
関心領域っていう比較は少し面白いなとは思いますね。
ただそこで関心領域を出してくることで、ちょっと顕著になる部分があるんですけど、
あの巨大物流倉庫っていうものの非人間性みたいなものを、
映像的にはそこまで表現できてなかったのかなって気はしたかなとは思ってて、
やっぱり関心領域って、あの構図そのものから、
あの壁自体が我々の関心を持たないようにしている心の壁そのものなんだみたいなのが、
映像的にも表現してたと思うんですよね。
バチバチに決まった構図で、
ずっと常に壁が映ってて、その向こうに煙が出てて、銃声が鳴っててみたいな、
そういう映像と音の設計で、
あの構図自体の非人間的な暴力性みたいなものを描いてたと思うんですけど、
ラストマイルに関しては、倉庫広みたいな絵は結構あるんですけど、
なんかその倉庫そのものの非人間性みたいなのは、そこまで強調された絵はなかったような気はして、
そこをもうちょっと掘り下げたら、映画ならではみたいな感じになってたような気もするんですけど、
割と個人個人のやり取りを中心に話が進むから、
そこがこう連続ドラマっぽいスケール感の話にも見えた部分なのかなって気はしてるんですけどね。
なんか監視病気っていう、そのやり方で最もエクストリームな作品を横に並べると、
あ、やっぱりちょっとテレビドラマ的だなっていう側面が強調されて見えるような気もしました。
30:03
隣に監視病気を置くとね、どうしても。
確かに結構ちゃんとね、たぶんちゃんと実際にある物流センターでロケとかされてて、
ベルトコンベアーとかね、なんかああいう物が機械に乗せて運ばれていくシーンみたいなの結構見ててワクワクはすごいしてたんですけど、
それが結構映画のアクションみたいなものにもっと生きてたら、確かにそういったのがもうちょっと上手くいってたのかもしれないですよね。
止まらない、止まらない、みたいなことが、あ、これテレビはそのものじゃんっていう、このシステムそのものじゃん、みたいな風に。
あのが言葉とかじゃなくて、絵的にわかる、みたいなことがもしかしたらわかる。
なんか、まあやろうと思えばできたのかもしれないですけど、まあそこまではちょっとできなかったねみたいな、かなーっていうのはちょっとあるかもしれないですね。
まあそういう象徴性みたいなものというよりは、もう少しわかりやすいものとして、可動率メーターとか、あるいはさっき言ってたホワイトパス、ブルーパスみたいな、
あの、説明的なぐらいのモチーフがそこにあることで、わかりやすい。
その構図とかから見えてくるものじゃなくって、そこにあるもの自体が、もうあまりに有弁に物語ってるような話になってるかなっていう、
可動率メーター、わかりやすいなーみたいな感じがあったと思うんですよ。
あるいはブルーパス、ホワイトパスっていうヒエラルキ構造の直輸ですよね、みたいなことをやってるっていう、口で言ってるぐらいのわかりやすさが、
逆に本作の特徴というか良さでもあるかなとは思ってはいます。
それこそ一番最初に出てくる、エルナがタクシーに乗る一方で、バスに派遣の方々が乗って、それから並んで倉庫に向かっていくっていうとか、
もうすごいわかりやすさっていうのを強調してるような絵だなと思いましたね。
次いきましょうかね。
タウルさんからいただきました。
テレビドラマカラーの集大成的な社会派お祭りムービーとしては見やすいし、よくまとまっていたと思います。
ただその成り立ち上、仕方のないとしても色々気になってしまいました。
問題提起については一般的に知られた天神レベルでしたし、事件の真相がスケール感に比べ支援にあふれた2時間ドラマっぽくて物足りなかったです。
また、主人公のキャラやそこから生まれるドラマも話を転がすためにできている感じで、褒め事というか一本筋の通ったものではなかったように思います。
でも一番残念だったのは映像とその演出です。
撮影照明があまりにテレビっぽいというかのっぺりしていますし、作り込んでいる様子もあまりなく、日本映画の弱点のルックの貧弱さが最近の大作では珍しいくらい感じられました。
重ねてやはりテレビ的な雰囲気で見せる映像演出で、物流の仕組みや非常さ、労働者の汗や諦めなどのディティールをしっかりとれていたか、それで語られていたかというと疑問です。
33:11
おこがましいと思いますが、映画として見ると気になるところが多い作品でした。
ありがとうございます。
ちょっと厳しめですけど、わかる。わかるかなっていう。確かになっていうのはあります。
僕このテレビドラマ的スケール感、結構嫌いじゃないですか。
単に面白いテレビドラマを劇場で見てもいいんじゃないかなって僕はしたりはして。
確かにルックの弱さというのはあるかなっていう気はしました。
それこそ、よく野木彰子さんと塚原愛子というタッグって宣伝文句として言われてますけど、
どっちかっていうとメインで見たいとか即興力があるんですけど、どっちかっていうと野木彰子さんの力って感じが、
ドラマを見てた時はですよ、アン・ナチュラルとかミュー40を見てた時はすごい思ったんですよね。
あんまり演出とか普通にテレビドラマだなみたいな感じでちょっと思ってたんですけど、
今回もそういう軽い感じになってたらちょっと嫌だなと思ってて、
意外とそこまで軽くはなくて、映画っぽくちゃんと仕上げてはいたと思うんですけど、
まあでもちょっと足りないところもあるかなみたいな感じはちょっと確かに受けたかな、
見受けられてたかなみたいなのはちょっとありましたかね。
全然見ててここはみたいなめちゃくちゃ引っかかるところはないんですけど、
ちょっとなんか物足りないかなみたいな感じですかね、どっちかっていうと。
でもなんか塚原監督自身、
去年公開された映画で私の幸せな結婚の監督もされてるので、
映画的ルックを作ること自体は多分できる方なのかなっていう気はしていて、
ただ今回はあえてやらないというか、
あえてそこまでそっちに振らないっていう選択をしたのかなっていうのはちょっと見てて思ったりはしました。
そうですね、それは。
それこそドラマの登場人物ですよ、出るみたいなところだと。
どうしてもちょっと多分いきなりドラマのアンナチュラル404のパートになった時、
ちょっと軽くなっちゃうみたいな危険性は確かにあったので、
そこのバランス結構取ってるのかなっていうのとかは、
特に僕音楽ではめちゃくちゃすごい感じましたね。
アンナチュラルもミュー404の時も効き場を持ったんですけど、
どっちかっていうと軽いですよ。軽いというか疾走感とか軽やかっていうイメージが強いメインテーマだったので、
あれを結構映画館で流すとちょっとなんか浮くなと思ってたんですよね。
36:03
それが結構、ドラマを見た時にドラマっぽいなって思った1個の要因だと僕は個人的に思っているんですけど。
けど、今回のラストマイル音楽に関しては基本的には重厚感のあるオーケストラを自信と乗せるタイプの劇場にはなってて、
でも若干軽めな感じも残しているので、
実際に登場人物、ドラマが繋がるシーンとかでメインテーマ流れる時とかは、
でもそこまで違和感がないようにしている、なっているっていうのはすごくちょっと感じはしましたね。
そうですね。
お便りの中でおっしゃられてた、一本筋の通ったものがあまりなかったように感じて、
キャラやドラマも話を転がすためのものに見えるっていうのは確かにそれはあるかなと思うんですけど、
結構かなり情報量を積み込んでいる作品でもあるので、
なんていうかそのゆとりがあまりなかったのかなって気もするんですよね。
あんまり遊びがないというか、こうなってこうなってこうなってこうなってっていうのを言い続けないといけない作品でもあったから、
そこも打た仕方ないのかなと思うし、そういう骨太な一本筋の通ったものというよりも、
キャラで話を動かす方に割り切ったのかなって気はしてて、
実際エレナとコウのキャラは僕むちゃくちゃいいなと思ってて、むちゃくちゃ好きなんですよ。
バディものとしてもいいし、
やっぱり一見好きになりにくい人間性してるのがやっぱりいいなと思うんですよね。
比喩が下手とかそういう。
あそこでエレナのキャラをチャーミングに見せてたりするけど、
ああいう好きの部分を省くとかなりドライなやなやつっすよ。
結構こいつずっとなんか裏あるぞって思いながら見ちゃいましたよね。
今回三島ひかりと岡田まさきやってる役ですか、
どっちもなんか最初よく裏の背景わかんない人で怖いなっていうか、
どっちも犯人っぽいぞみたいなふうにちょっと見えませんでした?
そうなんですよね。
なんかよくわかんないおもちゃを開きかけて爆弾っていうのがわかって、
あそこで空気感が変わるまではやっぱり2人とも信用できない感じをずっと続けてたから、
その信用できない、もっと言うなら好きになれないキャラクターで話を回していくために、
もう結構かなり無理やりドライブさせてると思うんですよね、話の勢いをグルグルグルグルグルって。
39:02
大きい流れにじっくりと腰を据えてって感じは全然なくて、
もうちょっとここで面白いこと入れちゃいますみたいな、
ここで伏線貼っちゃいます、伏線回収します、次の展開入れます、
どんどん展開してしまーすみたいな、もうせわしなく。
それによって面白くさせてるというか、
それってすごいテレビドラマ的だなとも思うんですよ。
限られた尺の中でどこまで圧縮してやるかっていう。
今回はその手慣れたやり方で勝ちにいくっていうのを選んだのかなって気はしてて、
実際テレビドラマで成功体験のあるやり方でもあるし、
実際評価されてるわけだからドラマの方で。
じゃあ今回はそのやり方で映画としてやってみようっていうので、
やったようにも僕は感じたんですよね。
塚原監督のキャリアとか見てると、今までテレビメインだったのが、
最近どんどん映画のお仕事増えていって感じするので、
多分これからどんどん映画にシフトしていくのかなと思うんですよね、重心を。
だからまだこれから違うやり方をしたり、今からしていくのかなって気もしてて、
このアンナチュラルから繋がるシェアド・イニバースの話に関しては、
ドラマでやった勝ち方で勝つっていうのを選んでる気はして、
実際勝ってると思う、僕は、本作は。勝ててると思う。
僕は結構そこは評価してます。
そこを評価できないって思う方がいても全然おかしくない部分だとも思います、それは。
では次のお便りいきましょうか。
ハチさんですね。
ラストマイル、東宝シネコンの一番スクリーンにふさわしい対策。
誰も文句のつけようがない面白い映画でした。
あえて言うなら、脚本の言葉使い、どんだけ、などなど、
それを映画館で見せられても、と思うセリフのチョイスが乃木さんらしいと言えばそれまでですか。
あとこれはもうしょうがないですけど、覇役に至るまで役者が豪華すぎませんかね。
ドラマから感じてることですが、社会派の側面はかなり前傾化させるけど、
出演は芸能界のトップ陣で固めているのはどうなんでしょう。
日野翔平がワンシーンにつきギャラ150円なわけないじゃない、とかそういうことです。
いろいろありますが、面白かったことは間違いない事実です。
ファンの人ごめんなさい。
ありがとうございます。
辛いっすね。
その意見もわからなくはないですけどね。
脚本の言葉使いか、言わんとすることは辛いじゃないけど、みたいな感じですかね。
ドラマのキャラクターがどうしてもすごいドラマっぽいキャラクターというか、
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なんならもうちょっと伎画化されてる、マンガっぽさすらあるようなキャラクターというわけなので。
そうですよね。ちょっとそれもあるからなーっていうのはありますけどね。
あくまでドラマとの世界観が一緒っていうのは、どうしてもそこは変えられないところかなーっていうのはありますけどね。
アンナチュラルの木林さんとかヤバいキャラしてますからね。
あれ確かに癖強いですよね。
マンガすぎるあの人。
確かに癖強い。
それがまだ良さだったりするんですけどね。
末端ドライバーが豪華すぎるっていうのは、むしろ本作の最終的にこの人たちが主役ってしたいところだから、
むしろそこに術力がある直手の人を持ってくるっていうのは、むしろ必要というか、
火の宇野翔平をよくね。
あそこに厚みがいる話でもあるから、ラストマイルなんでね、あそこが。
ラストのシングルマザーに届いた爆弾を助けに行くところの流れとかって、本作のクライマックスというか一番大事な部分。
今までこの資本主義の流れの中でないがらしろにしてきたものがプラスのことを世の中に生むってことをやりに行く一番大事な部分だから、
やっぱそこでいるとは思うんですよね。力のある役者さんっていうのが、
かなっていうのはあるし、売れてる人が持たざるものの表現をできないっていうのは結構ちょっと厳しいような気もするというか、
ガチの持たざるものしか、持たざるものを描けないってなると、プロレンタリア文革しか成立しなくなる。
そうですね。
今回ね、2作のドラマのメインキャストも出るっていうのもあって、余計にこうなんて言うんですかね、豪華キャストチームみたいな映画、久しぶりだなって感じですけど、
って感じはやっぱすごくしますよね。本来だったら別に刑事役って大倉さんと佐藤さん。
2人だけで回るっちゃ回るじゃないですか、別に。少ししかも渋いキャストでね。
そこにミュー404も出します、刑事側で出します、警察側として出しますってなったら、ある意味大渋滞ですけどね。
結構大渋滞しそうなのをよく整理してたなと思いますけどね。で、ちゃんとお祭りというか、最近のMCUでも感じられないぐらい楽しかったですよ。
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そうなんですよね、本作本来脇役の人が主役が出てきてるから、初めて出てくる人がそこに負けない存在感じゃないと負けすぎるんですよね。
そこはちょっとあるかも。
あと僕、その視点、本作の作り方が本作のテーマにかなってない部分があるんじゃないかなっていう見方をするとしたら、本作が長時間労働によって作られてたらまずいなって思うんですよ。
そこは違うと言ってほしいがっていうんですけどね。
いやー、そうねー。
どうなんでしょうね、パーフレット買って読んでたんですけど、そもそもこのキャスト人のスケジュール調査が大変そうだなって書いてたので。
そうよねー。
でしょうねって。もう数年先まで埋まってるような人達しかいませんよねみたいな感じの、よく集めてやれたなっていうのはやっぱりありますよね。
そうなんですよ、それ自体がすごいことだし、それ自体が映画としての価値なんですよね。映画としてのバリューなんですよね。
映画館に行く理由足り得る。
それは結構すごいことだなとは思います。長時間労働してなかったらいいなと思うし、長時間労働せずにこれを作れるよう、よりそうなっていってほしいなとは思うんですけど。
あとこれだけの子がキャストを出して、メインビジュアルのポスターが割と2人だけっていうところとかも結構要を責めてるなと思って。
割とここまでキャスト出したらもうアベンジャーズ的な感じでみんな出しタッグになるじゃないですか。出さなきゃいけないいろんな事情が出そうじゃないですか。
ありますよね。登場人物がブロッコリーのように広がっていくポスター。
ああいう感じになりそう。
もちろんサブというか大きな垂れ幕的なポスターの方ではみんなちょこちょこ顔を出してるんですけど、
メインビジュアルはしっかり2人だけで乗り切ってるっていうところも結構やるなって思ったところだったりするんですけど。
そうですね。すごいと思う。それだけこのザグミ自体がブランド化してるってことですよね。
そんなに詳しくない人がアンナチュラルの人だとか、MIG-404の続編だみたいな感じで見なくても、
僕初日行きましたけど埋まり方すごかったですよ。
本当に人多かったですよ。お昼に行ったんですけど初日の。すごい人多かったです。
結構大きなスクリーンでやってるじゃないですか。久しぶりに大きなスクリーンでこんなに埋まってるの見たなってくらい。
僕郊外だったんで、夜だと半分ぐらいでしたけど都心だと結構早い時間から夜の回かなり席埋まってきてましたからね。
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すごいと思います本当に。直接の劇場版じゃないのにシェアド・イニュバースとは言いつつね、すごいことだなと思います。
それもオッケーですよね。ドラマ見てないと見に行けない映画にもなってない。
これソリューションとして素晴らしいなっていうか。
普段ドラマ見ない人も普通の一本の映画作品として見に行くし、ドラマ好きな人ももちろんそれの実付きの話ってことで見に行くしっていう取り込み方として上手いなっていうのはやっぱりありますよね。
もちろんそこからドラマに入っていく人も全然いいですし、映画らしくしすぎちゃうと多分それはそれでドラマに入れなくなっちゃうっていうのもあるかもしれないんで。
やっぱそのバランスの上手いところを映画としてギリギリのところについたんだろうなっていうのも思いますね。
ちょっと時間が。
そうですねもうだいぶ。
なんかあっという間。
ちょっと喋り足らないなって感覚が。もうちょっと役者さんの話とかしたかったんですけど。
キャラクターの話とか全然できてないですね。
この話持ってきた人とかの話したかったんだけど。これ実は乃木さんの初話じゃないですよね。この題材として選んできたのって確か。
そうなんですか。
新井潤子さんですかね。
違うかな。
監督じゃなかったっけ。
監督なんだ。塚原さんの方なんですね。
僕てっきり物流問題とかを乃木さんが選んでやってるのかなみたいなふうに思ってたんですけど、ファンフレット読んだらそんなんじゃなかったから。
そうなんやっていうのはちょっとなんか、僕最初のどっちかっていうと乃木さんの方で見に行く人多いんじゃないかって言っちゃいましたけど。
でも手動として持ってきてんの。どっちかっていうと塚原監督だなっていう話のことを書いてあった気がするので。
そこはそうなんだってちょっと思ったっていうのもありますね。
本当ですね。塚原監督発案っぽいですね。
そこから脚本にしていったっていうことですし。別に2024年問題、塚原監督が書いたときの話をしようとしてたわけでもないというのも書かれてたんで。
そもそもそれ言われる前からある物流問題の話を描いてるって感じかなって思うんですけど、どっちかっていうと。
まさにそのコロナ禍になって宅配っていうのが当たり前というか、むしろなくてはならなくなったあたりってことですよね。
そうそう、そのことがやっぱなんかきっかけっぽいので、そこはなんか僕も勘違いしてたなってちょっと思ったんですね。
そこはパーフレット見て初めて知ったんですけど。
なんかちょっとそれで思い出したのが、この宅配関係の話って多分コロナ禍前後にやっぱり結構盛り上がった記憶があって。
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なんか自分なんか思い浮かぶのは小島秀夫監督のデスストランディングってゲームがあるんですけど。
あれもまあいわばロジスティックスというか物流ゲームだったりもするんですよね。
そうですね、箱部屋の話。
そうそうそうそうそうそう。
もちろんそうですよね。
なので確かにそこのなんか大きな流れの中で、しかもまあMU404もまさにコロナ禍っていう時代性を反映した話だったってことも考えると、
すごい納得できる流れのような気がしますね。
すいません、タイムリミット。
ちょっと話し足りないですね。
ごめんなさい、ちょっともう収録上の都合でここまでさせていただきます。
ではお知らせになります。
映画無し出すぎれば9月はお休みです。
なぜなら、ルカ大阪で映画紹介屋さんをやるからなんですけども。
なので映画紹介屋さんの方に来てください。
日時が9月の21日の大阪梅田6話大阪にて映画紹介屋さんっていうイベントをやりますのでまた来てください。
21、22です。
あ、21、22か。
21、22です。
失礼しました。
またこの番組ではお便りを募集しております。
番組前提は次回お便り募集テーマ、特テーマ作品に向けてご尽力くださいませ。
番の最新情報を次回テーマXにて告知しております。
各本の内容は番組説明文をご確認くださいませ。
それでは映画無し出すぎラジオ第179回ラストマイルの回を終わりたいと思います。
それではまたお会いしましょう。さよなら。
さよなら。
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