重い。重いですっていう。
確かにあの、すっきりはするんですけど、
本当にあの、今回悪役が本当にマジで極悪非道なので、
なんですけども、あまりにもロバート・マッコールという人が抱えてる闇が深すぎて、
ちょっととてもじゃないけど、なんか楽しいアクション映画を見たという気持ちにはとてもじゃないけどならないみたいな、
すごい重たいな、この映画っていうふうにすごく思いましたね。
もう一個一個の暴力がちょっと痛すぎて、
この人はやっぱりちょっとあまりにも闇を抱えすぎているというか、
いい人ではあろうとしているし、すごく正義の側に立とうとする気持ちはすごくわかるんですけど、
なんか彼にとっての安寧な場所はどこにでもないんだろうなーっていう感じがちょっと、
この作のシチリアの舞台、シチリアというかイタリアを舞台にしても、
なんかそういう風な感じが臭い立ってくるような映画で、
マッコールさんなんかどうにかならないものかなーっていうふうにちょっと思ってしまうような映画でしたね、本当に。
これまでのシリーズとも全然毛色がちょっと違うんだので、ちょっとびっくりしました。
あと、Sick of Myselfは、いわゆる承認欲求とか、
自己顕示欲とか、なんかそういうのあるよね、みたいな話ではあるんですけど、
それをちょっとどう越してやってるというか、もう一種の多分これ病気だと思うんですけど、
ミュンヒハンゼン症候群みたいなのだと思うんですけど、みたいな状態になってて、
なんかもうこちらですらも、なんかちょっと共感できないレベルになっていくっていうのが、
ちょっとなんか見ていて、ちょっとだいぶ一歩引いた目で見てしまってるというか、
だいぶどん引きしながらちょっと見てしまうみたいな映画ではありましたね。
でもその中でもなんかだいぶちょっとこう、皮肉もなんかだいぶ効いてるし、
なんかどんどんなんか、彼女になんか憐れみもあるんだけど、
でもなんかもうそうとも言い切れないぐらいこの人もなんかやりきっちゃってるからなーみたいなところもあって、
最後の最後までちょっとなんか、これで良かったのかみたいな感じにもなるような映画で、
なかなか面白かったですけど、ちょっと何とも言えないなーっていう気持ちでもなるような映画でしたね。
けっこう我々、SNS描写うるさいじゃないですか。
そこどうやったんかなってちょっと興味あったんですけど。
そう思うじゃないですか。意外とこれSNS関係ない話なんですよね。
そうなんですね。
ちょっとそういう描写あるんですけど、あ、SNSに投稿するのかなーみたいな話になるんですけど、
なんかね、そういう話というか展開にはあんまならなくて、
まあなんか誰しもなんか一度ぐらいはというか、なんか世界が自分のためにこそあるみたいな妄想をすることってあると思うんですよ。
なんかもう自分に都合のいいようにことが運んで、世界全体から祝福されるみたいな、
なんかそういう妄想ってまあ誰しもしたことはあると思うんですけど、
彼女は本当にそれが起こりうるものだと思い込んだままなんかいろんなことをやろうとするんですよね。
なんかそれを実現するための寝回しとかなんかそういったのもするのもすごく下手くそというか、
もう明らかにバレバレな嘘をつくみたいなというか、
顔に出てるぞいろいろ嘘がみたいなのがわかってても、
なんかそれをやってしまうみたいなところに彼女の病理が出てくるみたいなとかもするし、
あと結構彼氏も嫌なやつだなーって思いながら見てて、
彼氏も彼氏で結構ちょっと露悪的な人ではあるんですけど、
彼氏も彼氏でなんというか、彼女のそのなんかちょっとこの人おかしいみたいなのをわかって振る舞っているような、
なんかそれをなんかあえて野話にして楽しんでるような節すら感じる時があって、
こいつはこいつで嫌なやつだなーみたいなところがあったりとか、
こういうなんかちょっと自分にはない変な人みたいなのを見せ物のように取り扱って、
楽しんでるみたいな節みたいなのをなんかちょっとやゆしているというか、
いう風にも見えるし、そういう風にもなんかカウンターを当てているような映画でもあるのかなーという風にはちょっと思ったりはしましたね。
結構SNS描写って特にそのインフルエンサーとか扱ってるやつで、
いやそれバズなんやろみたいなのがバズって人気者になるとかっていう描写ってよくあったりすると思うんですけど、
あれ、バズとか承認ウッキーってそういうことじゃないじゃんみたいなことをよく思うんですけど、
なんかそのあくまでその主人公だけの話みたいな振り切り方してるんだったら、
飲み込みやすそうかなって気がしました。聞いてる限りだと。
そうですね、バズろうと頑張るんですけどね、ことごとくバズらないっていう話っていうのもあるんで、
出ようがないっていうのもあるんですけど、
まあそういうちょっとまあなかなか面白い映画ではありました。
でまあピギーは確かにあの、なんかすごい単純な話ではなくてすごくなんか青春の痛みを感じさせるような映画だったなっていうので、
ちょっと意外な広いものだったなって感じで、僕も良かったなって思ってました。
なんか単純なこうリベンジものでもないし、ホラーでもないし、
けどなんかすごくなんか彼女の切実な痛みみたいなのがあって、
なんかそれを何とか、それでも何とか私はっていうのを頑張って、
すごくいろんな代償払いながら彼女は彼女らしく生きたいなっていうのを何とか自分らしさを保とうとするみたいな映画でもあって、
なかなかこう切実な話がこもってて、
本当にいろんなジャンルが含まれているような映画で結構途中とか本当に、
あれ?なんかラブストーリーみたいになるのか?これみたいな風に振り切ったりとか途中にしたりとか、
けどそういうとこにも行かないしみたいな、なんか本当不思議な味わいの映画で、
なかなか主人公の周りの人間が本当ちょっとずつ嫌というか大体嫌なんですけど、
お母さんとかもすごく嫌だなーって感じでしたし、
友達はもちろん嫌だしみたいな、
そういったものの中でなんかどうやって彼女は生きていくのかなみたいなのを感じさせてくれるような映画ではあって、
ちょっとなかなか面白かったですね、こちらも。
はい、ピギリいい評判しか聞かないです、本当に。
いいですね、気になるな。
ちょっと是非見ていただきたいなというふうに思いますね。
はい、そんな感じですかね。
はい。
じゃあ大石さん、いかがされていましたか?
今週は課題映画以外にちょっと試写会に2本、試写会2本見せてみさせていただいたんですけど、
まず1本目が12月22日公開のTalk to Meっていうオーストラリアのホラー映画を試写会で見させていただいたんですけど、
これも面白かったですね。
主人公が10代の女の子なんですけど、
その子たちの間でとある高齢術的な遊びが流行るんですよ。
日本で言うとこっくりさんとか、あとはひとりかくれんぼとかそんな感じのものですよね。
それは手のオブジェ、石膏のオブジェがあって、
そのオブジェを握ってTalk to Meって言うと、まず霊が見えると。
で、Let me inって言うと、その霊が自分の中に入っておかしなことをすると。
なんとその子は100発100中なんですよ。
すごいな。
手を握ってそれをやったら誰でも霊が見えるし、誰でも中に入れられちゃうっていう。
だから結構10代の子たちの間でSNSでバズってるんですよね、周りの10代のその子たちの間で。
で、なんかちょっとそこがある種の依存症的な描き方をしていて、
まさにドラッグが流行っているみたいな感じ。
で、ある種ラリってしまって、おかしな言動をしている人をみんなで笑うみたいな状態になっているっていう10代の子たちがモデルなんですよ。
ありそう。
なんかその霊っていうホラー的な現象と、あとは現実問題の依存症的な問題っていうのの絡め方がめちゃくちゃまず上手くて。
で、そこで主人公がちょっとある不安定な要素を持っている女の子なんですね。
つい最近1年ぐらい前に親を亡くしてしまっていると。
で、ひょんなことから、もしかしたらこれお母さんに会えんじゃねって話になっていくわけですよ。
そこからちょっとこう話がだんだん悪い方向、悪い方向に走っていくっていうような映画なんですけど、
オーストラリアが舞台になっていて、
ティーンの描き方っていうのも面白いんですけど、
オーストラリア映画ってあんまりそもそも見たことがなかったですし、
ある種映画のところどころの描写です。
オーストラリアならではの描写とかもちょっとあったりもして、
その興味深さもありつつ、
ホラーとして、まあ今年確かA24アメリカで配給権を獲得して多分めちゃくちゃ売れた。
最初のオープニング興行収入がミッドサマー超えたっていうので話題になってましたけど、
っていうぐらいなので、
まあちょっとこれ日本でも12月公開されたら結構ウケるんじゃないかなっていうのは見ながら思ったりもしました。
で、あともう1本あるんですけど、
これスペイン映画なんですけど、理想郷。