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はい、始まりました。映画の話したすぎるラジオリニューアル第64回になります。
この番組は、大阪の南森町にある日刈店長によるイベント型カフェバー週間周りにて、
映画トークバーイベント、映画の話したすぎるBARを月1ペースで開催している店長メンバーによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
はい、関西の映画シーンを伝えるサイト、キネ坊主を運営しています、代表の原口です。
マリオンです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回ですね、前田さんの参加が遅れてまして、もしかしたら参加できなくなるかもしれないんですけれども、
今回ね、ドクターストレンジ、マルチバース・オブ・マッドネスっていうことで、
サムライミー、ちょっと前田さんの活躍を期待してたとこだったんですけど、
もしかしたら参加できないかもしれないです。
とりあえず、フリートークながら、前田さんが参加できるようだったら参加してもらうみたいな感じでいきたいなと思うんですけれども、
じゃあ、原口さん、近況いかがですか?
はい、チラフォラ死者とか言ってまして、ちょっと先週参加できなかったんですけど、
その合間にトップガンマーベリックをIMAXの完成披露試写会に行ったり、
あと日本映画で、「はい、泳げません!」っていうのを見たり、
で、あとちょっと今回特にお勧めしたいのがですね、
ちょっとどうにか時間を見つけて、オンライン死者で犬を見まして、
これがね、良かったんですよ、もうすごい出来で。
柳田さん、マサイ監督なんですけれども、
最近結構、鎌倉とか兵器物語り関連が多いですけどもね、
アニメで兵器物語りがあったり、
大河ドラマで鎌倉の13人があったりするんですけど、
今回はアニメの兵器物語りと同じ原作の古川秀夫さんの兵器物語り、
犬王の巻っていうのが原作で、
これは時代は室町時代、南北朝時代の頃の話。
足利由志光が将軍やってる頃の話。
兵器物語りで舞台が室町ってどういうことなんですか?
えっとね、だからその最初に始まるのが、
ダン・ロウナの戦いで海の底を落ちた3種の神器の話から始まる。
結構そこが登場人物のキーにはなっている話。
で、メインとなるのが犬王がバンドの女王鉢のアブちゃん、ボーカルボーちゃんやったり、
あとビュアホーシのトモナっていう役を森山ミライがやってるんですけれども、
基本的にこの2人によるロックオペラとなっておりまして、
アニメーションでロックオペラなんですね。
犬王は当時の能で舞う人、今で言うパフォーマンの人。
で、トモナビュアホーシがよくある兵器物語を伝えていくビュアホーシなんだけども、
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俺はこの犬王の物語を語りたいんだって言って、
ギター的なビュアとウッドベースなビュアと大太鼓を使ってスリーピースのバンドをやるっていう。
面白い解釈してますね。
非常にプログラッシブなことをやってて、言ったらまさにこの時代におけるオートアイテムのことをやってて、
で、肩や犬王はどんどんものすごい、ちょっと形が危険児生まれちゃったんだけども、
その体を活かしてものすごいパフォーマンスをやって、
それこそ清水の舞台でものすごい能のパフォーマンスを繰り広げるっていう。
でね、見てると本当ライブなんですね。さらに見ながら手拍子を打ちたくなるっていう。
だからそれこそね、ボヘミアラプソディでクイーンのウイウイロックイオンを見てるような気分になるっていう。
うん。
っていう、本当は室町時代におけるロックオペラを繰り広げるっていう。
だから作中後半はもうほぼほぼライブシーン。
なるほど。
はい。
キャラクターデザイン松本太陽でしたよね。
確かに。
なんかもうその話が岩澤正明っぽいし、松本太陽っぽいなって思うんですけどね。
その室町時代の話をロックとして解釈するっていうのがなんかぽいなと思うんですけどね。
うん。
面白そうですね。
だからこれはね、劇場の大きい音で聞きたいし、なんかこれもうだから無発声でもなんか大映上映とかみたいなしたらすんげー楽しいだろうなっていう。
うん。
なるほど。
これはなんか大人しくイスイスワって見る映画ではないっていう。
うん。
いや、あの、まあ楽しみにしてましたけど、より楽しみにはなりましたね、それ。
はい。
まあ元々原則をね、古川秀夫さんが割とロック的なテイストの小説が結構書かれてる方なんで。
うんうん。
ああ、そうなんですね。
うんうん。
なるほどね。
はい。
ぜひ皆さん注目してもしよかったら語られたらなと思います。
えーとこちら5月28日土曜日に全国労働賞となっております。
多分めちゃくちゃ面白いけど、めっちゃ語んのムズイと思うんですよね。
だって音楽なわけですよね。
あの、音楽を語るって。
いやでも歴史とかを色々知ってるといいよなーって思いながら。
ああ。
そう、なんか南朝北朝2人の天皇がおってみたいな。
ちょっと歴史の勉強をちょっとせな思いながら。
うんうん。
なるほどね。
なるほど。もう覚えてないっすよこの辺の歴史も。
そう。
正直。
うん。
だからあの三種の神儀の話になるっていうことは、
まあ奇首流利団じゃないですけど、
どっちがよりその正当な権威を持ってるかみたいな話も絡んでくるってことかなって思うんですけど。
そんな感じですか?
南北朝ってことは、だからどっちの方が正しい皇系かみたいな話が絡むのかなって思ったんですけどね。
聞いてる限りだと。
うん。まあ確かに正しいか、どっちが覇権を取るかっていう話でもあるかな。
うん。
なるほどね。
うん。いやもう楽しみですよ本当に。
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うん。
はい。
マリオさんいかがされてました?
そうですね。僕今日までに見た映画バブルぐらいなんですけど。
あーはいはい。
なんですけどここで喋っていいんですかね。
結構僕は文句しかないんですけどっていう感じなんですけど。
ちょっとね、興味に行こうか迷って行くのやめたんですよね。
うん。
まあなんというか、多分普通に見たらなんか薄味な映画やなぐらいで、
多分そのぐらいで収まると思うんですけど。
はい。
まあやっぱ僕は新海誠とか世界系が好きだっていう身なので、
まあ余計にちょっとこの手たらくに怒りを覚えるかなっていう感じでしたね本当に。
だからもともとハードル上げてたの?ハードルが高いか。
まあハードル、いやでもそこまでハードルは上げてなかったんですけど。
うん。
なんかまあそもそものなんか設定からして、
何て言うんですかね、開始数分で結構どうでもよく感じてしまうんですよ正直。
まああの水没してしまった東京舞台にパルクールでチーム戦みたいに戦い合ってる少年たちがいるんですけど、
まあそれはいわゆるストリートチルドレン的な感じで、
でお互いにその物資とかをかけてパルクールで競い合ってるみたいな世界観なんですけど、
まあ全くもって何て言うんですかね、
まあその描き方がすごいカジュアルなスポーツ感と言いますか、
なんかそんな描き方してていいんですかねっていう感じなんですよやっぱり。
水没してしまった東京でストリートチルドレンみたいな感じな少年たちがパルクールだけは命がけでやってるみたいなのって、
まあ結構切実なことじゃないですか。
それがなんかすごくカジュアルな感じでスポーツでなんか爽やかですよねみたいな感じでやられても、
そこでまずもうどういうことなんですかみたいな。
もうちょっとなんかそこが生じるんですよね、なんかこう自分の中の。
なんかそんな世界観の中でなんか不思議な少女と出会って恋をして、
でそれがなんか世界の根幹というか危機に繋がっていくみたいなのって、
とろて信じられないですよねっていう。
なるほどな、なるほどね。
ちょっとなんとなくマリオさんが感じてるわだかまりみたいなものがわかってきたような気がします今。
世界系ってその主人公の自意識の置きどころと世界の状況っていうものの温度感が合ってないと、
すごい居心地悪いものになると思うんですよ。
で、主人公の独りよがりでもいいと思うんですよね。
独りよがりの世界系でいいと思うんですけど、
じゃあちゃんとその話が主人公の独りよがりとしての問題の置きどころになってないといけないと思うんですけど、
マリオンさんの話を聞いている限りだと世界がものすごいヤバい状況になっているのに、
若者たちのやろうとしていることっていうのがちょっとどこか爽やかな自己表現みたいになってしまってるみたいなのって、
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なんかそれってずれてるじゃんっていうか、
本当に世界がヤバいことになってるっていう中の必死さではないことに聞こえましたね。
その今聞いている限りだと。
それってものすごい疑問的だと思うんですよ。
なんか若者が頑張って生きてるっていうことを描くとしても、
どんな状況でも若者は頑張って生きてるって言っていいと思うけど、
その世界が滅びかけている状況での若者必死さっていうものをちょっとなんか爽やかなポップにするって、
もうなんかそれ嘘じゃんみたいな。
もうその通りですよ。本当嘘っぽいし、
そのレースを取り仕切る大人みたいなのが一人いるんですけど、
かつて自分もそういうパルクールやってたみたいな。
そいつのポジションというか立ち位置も本当適当というか、
こいつ本当に何も考えてない感じで、物語のしょうがなく置かれてるような感じ。
天気の子でいう大人になりきれなかった大人みたいな感じでもなく、
ただそこにいるだけの本当虚無みたいな。
基本なんか主人公以外のキャラクター本当になんか中身のないキャラクターばっかりなんですけどね。
まあそもそもね、パルクールの戦うチーム、敵対チームっていうのもものすごい適当な描き方しかしてないし。
まあそんなんでまあ、この映画のなんかどこに面白さを見出せばいいのかっていう感じで、
やっぱちょっと僕は怒りがこう込み上げてくるというか、もう本当。
僕たちは天気の子とか通ってきてるので、
そんな程度で、やりましたとか言われてもちゃんちゃらおかしいですよっていう感じだったので、
もう正直ちょっともう、なんかそれのせいでなんかこの映画のちょっと全てが嫌いになっちゃうぐらい、
ちょっと僕は怒りになっちゃいましたね。
あんまね、こんなこと言いたくないかったんですけど。
そうですね。
自己表現で得られるものと、生存の話っていうものをごちゃ混ぜにされるって、
それで若者の話が来ましたって、
それ当人からしたらものすごい苛立つと思うんですよね。
半端にわかった気になってるなみたいな。
そう。
うーん、なんかわかりますね、その言わんとしてることは。
なるほどな。
いやそれきついな。聞いてる限りでも多分僕見たらきついなって、
予感がしてますわ。
そうですね。ちょっと僕は無理でしたねっていうぐらいでした。
なるほどね。いや僕見たらよかった。
僕も多分バチバチに怒り狂ってこの話に乗っかれたと思うんで、
もうカンカンガクガクの論争できたと思うんですよ。
もうあれはいかんみたいな。
かもしれないですね。
それはそれで面白かったかもしれないですね。
かもしれないですね。
なるほどな。
ちょっとありがたいね。トーリックスで見てみます。
はい。
ちょっと変えてんじゃない?劇場版と。
そうなんですか?
一応ね、ネットフリックスでも見たんですよ。
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ちょっと流し見でしたけど。
ちょっと最初のシーンとか、あとオープニングもちょっと違った気がするな、多分。
けどまあ、おおよその本編にめちゃくちゃ変化がある感じではなかったかなっていう。
ちょっと流し見なんで、あまり正確性はないかもしれないですけど。
なるほどですね。
いや、僕その点の怒り覚えるの好きなんですよね。
その点の怒り。
多分、怒って楽しい怒り方できそうだなと思って。
そうですね。自分が嫌いだっていうのをなぜ嫌いかっていうことで初めて、
これ自分が好きなことなんだみたいなのが改めてはっきりするしっていうのは改めて思いますよね。
自己確認をできそうな怒りを覚えることができそうだなっていう感じがあるなと思って。
まあ、そうですね。
了解です。
僕はですね、まず映画の話したすぎるバーが前回のシングルトラマンの直後にあったんですよね。
前回のシングルトラマンの収録の中で話したこと以上のことをお客さんとかとめちゃくちゃ話しできたんですよ。
で、やっぱシングルトラマンはウルトラマンに一過言あればあるほど面白い作品だなと思ったんですよね。
で、僕の前回の回を聞いてもらったらわかるんですけど、シングルトラマンそこまで好きじゃないんですよ。
で、僕の中でウルトラマン感みたいなのを言っても、もうそれって、いやこれって実はこういう元ネタがあってねみたいなのって先回りされてるんですよね。絶対に。
なぜなら、今回のシングルトラマンを作った奴らは世界最強のウルトラマンオタクなわけなんですよ。
そうですよね。
僕がウルトラマンってこうじゃないって思ったことなんて、その深度も1億倍ぐらいの深さでウルトラマンのことを考えてきた人たちが作ってるので、
あ、これって実はこの元ネタがあってねって言ってね、僕が文句つけたいところ全部跳ね返されるんですよ。
そうですよね。その可能性全然ありますよね。
僕ちょっとそれに絶望して、あ、僕ってそんなウルトラマン好きじゃなかったんだなっていう、なんかね、悲しくなってしまって。
僕のウルトラマンこうじゃないんだっていうのをね、いや俺のウルトラマンこうだぜっていうのを全部裏付けある状態で見せられたって、なんだろう、絶望ですよねもう。
自分の文句が全部間違ってるっていうことが確約されてるってむちゃくちゃきついなと思って。
今回の最後の敵みたいなのも、実はこの元ネタがあったりっていうのがね、後から僕知ったんですよ。
あ、なるほど、そういうことかってなるけど、じゃあ僕が見たときに感じた感情って間違ってたっていうこと。
間違ってたの僕って。
なんかね、悲しい。
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悲しい。
なんていうかね、すごいんですよ、すごいんですけど、なんか知ってれば知っているほど楽しいっていうことの、ちょっと至らなさみたいなのを感じてしまって。
自分自身の至らなさみたいなのを感じてしまって、あ、自分コンビニのお客さんじゃなかったっていうのを自覚するっていう。
結構ね、知られれば知られるほど、知らないことで楽しめなかったっていうことが分かっていくっていう、しんどさを覚えました。
難しいですけどね、それね。
まあなんていうんですか、確かにそのオタク度というのはやっぱりそれはもう勝てないですけど、僕もね全然勝てないし。
けどやっぱアダコーダー言ってなんぼなとこあるじゃないですかっていう、なんていうんですかね。
よくまあこういう映画の話してる時も、自分よりいっぱい映画見てたりもするし、詳しい人とかいるじゃないですか、話してて。
けどなんかそれ言うのになんかちょっと絶望するんじゃなくて、なんかこう、いやもうなんならもう見るし、っていうか別になんか見てなくたって、見てなくたってっていうのもおかしいですけど、
けど今見える範囲でもすごくキャッチできることとか、なんかこれはやっぱ違うとこなんじゃないとか、これはこうなんじゃないとかって言えるっていうのもすごく僕は大事やと思ってるんですよね、やっぱり。
いくらやっぱだって詳しいからって、その映画面白いかは別だと僕は思いますよ、やっぱそこは。
そう思うんですけどね、なんか新ウルトラマンに関しては特別な感情を覚えてしまいましたね。
だからなんか、逆にその感情が出るっていうのはなんかもう逆に僕はウルトラマンに思い出がやっぱあるからこそ出るんじゃないですかねって思うんですけど。
どうなんでしょうね、そうだなかな。
まあ、ノット・フォーミーって割り切り入れてないからこんなことは言ってるんですけどね、確かに。
まあ僕もまあそうですね、なんか面白かったとこめっちゃあったけどなんか手放しで喜べないな、これみたいな映画ではあったので。
この収録中まだ新ウルトラマン回は公開されてないんですけど、結構微妙なニュアンスをどう残すかっていうのは苦心しながら編集はしてたりするので、
この回が公開される頃には新ウルトラマン回公開されてるんで、まあよかったら山口の苦心みたいなものをちょっと感じてもらえたらいいかなと思うんですけどね。
あと新ウルトラマン回の収録の中で言ってることはやっぱり見た直後のことなので情報足りてないとこはやっぱあると思います。
遡って聞く方はちょっとそのつもりして聞いていただいたほうがいいかなと思います。
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あと今回のドクタースルーエンジンに備えてサムライミの資料の腹渡を見たりとか、
あとウルトラマン自体を見返そうと思って、ウルトラマンってテレビの総集編映画が結構あるんですよね。
それの中の一つを見て、やっぱ僕着ぐるみでの格闘好きだなって思って、なんかいいなと思いました。
CGより僕はやっぱ着ぐるみ格闘が好きだなって思いましたね。
まあまあ、ちょっとその辺り新ウルトラマン回で喋ってることではあるので、これぐらいにしとこうかと思うんですけど。
はい、ではちょっと前田さんが到着してないですけれども、今日のテーマトーク入っていきたいなと思います。