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はい、始まりました。映画の話したすぎるラジオ、リニューアル第16回になります。映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
関西の映画シーン、スタイルサイトキネボースというのを運営しています、代表の原口です。
前田です。マリオンです。よろしくお願いします。
今回ですね、ちょっとゲストに登場していただきまして、僕と原口さんの出身地である兵庫県の淡路島にある映画館、
島唯一の支配人の野口さんです。
こんばんは、野口です。お願いします。
こんばんは。
僕は、映画上映会の企画とかでずっと野口さんにお世話になっていて、
原口さんは、僕と野口さんの上映会活動の取材をしたことがあるということで、顔見知りというか。
そもそもはですね、サンサン劇場のツイッターでオリオンの話題が出ていまして、そこへ辿っていったら、山口さんに行き当たりました。
野口さん、ごめんなさい。5年前にキネプレというサイトで取材しました。原口です。ご無沙汰しております。
覚えております。
はい、ありがとうございます。
あれ以降、淡路島がロケになった、何の茶の大事に世界大戦の河合監督もインタビューさせてもらっています。
ありがとうございます。
今回は野口さんに、映画業界裏話を聞こうかなと思って参加していただいた形になります。
まず、スモトリオンの歴史というか、伺ってもいいですか?
戦前が淡路島なので、城塗りをする小屋でした。
戦時中がお芝居とかをしているような、戦後に洋画専門の劇場という形で映画館をやっております。
僕と野口さんの関係が始まったのは、2014年ですね。
2014年に映画上映会をやりたいというので連絡を取って、そこから映画上映会活動を始めたという形だったんですけど、
その時はスモトリオン、休館してたんですよね。
休館したのが2013年でしたっけ?
それぐらいですかね。
結構、DCP入れてすぐぐらいに休館したんですよね、確か。
多少は使ってたんです。
DCP入れて、ちょっと休もうかなっていう感じで休館っていう形にすると、休館イコール閉館みたいな形です。
話が拡大されて伝わって。
そのまま、まあいいかっていう感じで。
その流れのまま休んじゃってるんですねっていう。
ただ、映画館自体の上映はしてはないんですけど、運搬できるDCP機材を使った出張上映とかを結構やられてて、あちこち行かれてますよね。
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昔から35mmのフィルムとか16mmのフィルムとかで移動上映なんかもしながら、
学校とかね、学校の体育館とかああいうところで見たことがあるかなと。
こういう形もやってたので。
ちょっとまずい話になったら編集でカットするんで。
結構、映画会社的に上映できる、できないとかっていうのはあるもんなんですかね。
そうですね。もともとお付き合いある会社は上映できたりもするんですけども、それ以外のところは難しいところもあるし。
例えば、今そちら大阪ですかね。
いや、みなさんそれぞれの場所です。
地域でまたいろいろ差があったりするので、昔からの映画館が多い地域なんかは上映しづらい。
だいぶ喋りづらいですね。
淡路市も開いたときだと、結局、島内の中に洋画をやっている映画館が1個しかなくて、しかもスクリーンが1個だけで、あんまり同時上映はあまりなかったですね。
本当に2、3ヶ月同じ作品をずっと上映しているっていうのがありましたよね。
対策ですね。対策に関してはそういうことですね。
契約が最低何週間とかっていうのがあって。
2スクリーン、3スクリーンあると、例えば数字が悪くなると、ちょっと小さい劇場に回してっていう形でやれるんですけど、
1スクリーンだと入らなくても永遠にやらなくちゃいけないっていう厳しい。
どの作品を描けるかって、かなり博打というか、これは当たるんじゃないかって結構いろいろ目星をつけて選んだりするんですか?
当たらないですけどね。
タイタニックは長かったですよね、確か。
タイタニックは最初同時に載らなかったんですよ。
セカンドでやって、何回かリバイバルで上映して。
その後、ホール上映とかも行ったりして。
タイタニックってホールで上映できるんですね。
できたんです。フィルムでね。大変やったです。
1日3回とかね。
3時間くらいありませんでしたっけ?
フィルムで3時間、変えるのめちゃくちゃ大変そうっていう。
だいたい15分から20分くらい1回フィルムチェンジがあるので。
タイミング、パンチマーク。パンチマーク見逃すとガチャガチャってなっちゃうので。
劇場の機材だと自動で変わるとか、そういうシステムつけれるんですけどね。
だから出張できるやつだと手で切り替えないといけない?
そうそう。
全部手動でやるの。
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考えたくないですね。3時間月切りってことですね。
パンチマークっていうのが、だいたいフィルムに1秒間24コマ動くんですけど、
そのうちの4コマくらいに隅の方に白点か黒点かがある。
それ見逃すとダメなので。
結構最近までフィルムでしたよね。
今年は4月くらいですかね。
渡井哲也さんの追悼上映みたいな形で。
渡井さんは淡路島出身なので、初期の日活の作品をフィルムで上映したり。
今度は劇場で3号のフィルムを、ちょっと劇場の中に持ち込みをしてですね。
機械を動いてるのも見てもらいながら、瀬戸寺少年野球団を上映したり。
いいですね。
あとは南淡路市というところでの撮影があった映画で、
「くたばれフレンタイン」というのがありますかね。
鈴木誠二の監督の作品。
それを3号で上映したり。
時々やるんですよ、3号のフィルム。
優秀映画とかね、そういう国の施策でやってるような企業とかもあるので。
前国立のフィルムセンターの事業で、黒沢明の映画を上映したことがあったとき、
信じられない量のフィルムを送られてきましたね。
劇場の廊下、フィルムで埋め尽くすぐらいでっかいのが送られてきて。
あれは4作品分送ってくるので。
4つでしたっけ?
「養人房」と「生きる」と「天国天神国」。
4本あったけども、使うのは主催者がどれ使ってもいいみたいな。
そうでしたっけ?
そうか、それであの3つ選んだんでしたっけ?
慶恩の劇場版もフィルムでやったんですか?
慶恩の劇場版はDCPで。
そうか、あれDCPやったんですね。
フィルムとDCPとかあって、で、DCPで。
だからあれでしたっけ?
全国で慶恩のデジタル上映を最後までやってる映画館が須藤利雄にやったから、
最後までっていうか、最終ぐらいのところでやった。
ああ、ってことでしたね。
たまたま。
結構遠方から来た人がいたって話でしたね。
僕はガールズ&パンツァーっていうアニメの上映を須藤利雄でやってるんですけど、
新アニメなんで基本オタク向けのアニメになるんですけど、
このリッチでやってお客さん来てくれるっていうののある程度のヒントになったのがその慶恩だったんですよね。
だからそのタイミングと作品で、
この時にこれ見れるようになったら行こうってなるってやっぱりアニメ作品だったなっていうのが、
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その話を聞いて思ったんで、
ガールズ&パンツァーを淡路島でやるっていうのに至ったのが、
その慶恩の話を聞いたのがきっかけだったんですよね。
確かにオタクは映画のために遠征普通にしますもんね。
いや、でもこの間ね、
先週までやってた上映で、
人生フルーツっていうモニュメンタリー。
あれを今でもファンの人がいて、
全国で3巻ぐらいしか上映してなくて。
結構遠方から来られた?
聞いてましたね。
どの辺りからですか?
多かったのは大阪、明石ぐらいのほうが多かったです。
大阪だったら来れますもんね。
京都とか。
すごいからそう。
今は重曹とかでもやってないんで、
以前はずっとやってたんですけど。
確かに重曹ずっとやってましたね。
やっぱコアのファンもついてたんだな。
そうね。
なるほど。
万が一ですけど、
我々、この映画の話したすぎるバーの店長メンバーなんですけど、
このメンバー主催で映画上映会をやろうってなったら、
万が一やろうってなったら、
どういう障害がありますか?
どういう作品をやるか。
今はね、
なんのちゃんの第二次世界大戦っていう映画がありまして、
それをきっかけで、
シネマキャロットっていう団体が、
エキストラの人らが中心になって立ち上がって、
今は月一で上映会をやってるんですけど、
今度8月とかだと、
ゾッキー、裏ゾッキーやったりとかですね。
ちょっと攻めた。
淡路市までゾッキーとか、
だいぶ攻めてると思いますよ。
確かに。ちょっと前に37secが出て。
そうですね。
37secもゾッキーの時にリバイバルで、
8月も一回やるんですよ。
9月は北斎。
10月は春を降る人。
結構ちゃんとしたミニシアターの調子だね。
なんかすごい渋いとこついたラインナップがあって、
思うとなんか、
ちょっと一瞬シアター7とか7ゲーみたいだなって思って。
そうですね。
この間はあのあれです。
決対な待ち舎と痛くない死に方。
雨が過ぎの。
やってた。
その時はお医者さんも。
長尾先生。
長尾先生が来ていただいてとか。
それシアター7のカンコさん。
はいはい。
宣伝の。
宣伝の一緒に来ていただいて。
はいはいはい。
さすが晴口さんも知ってる人の顔が広いですね。
松井カンコさんはお世話になってますんで。
僕もお名前は。
さすが業界の人やわ。
関西でミニシアター系で、
カンコさんってなって。
みんな知ってますよね。
ちなみにシネマキャロットで色々やってて、
客層、年齢層はどのあたりなんですか。
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地元の人はほぼおじいちゃんおばあちゃん。
若い人はシネマキャロットのメンバーのお友達。
結構数字的には厳しい。
映画見に行こうとしたら東が行くと思うんですけど、
年齢層高めで外行かない人が来るんですかね。
年齢層高めで映画を神戸とかそっちの方に見に行く人。
そういう人が今コロナ禍なのであまり出歩かないじゃないですか。
それでここで見れるなら。
逆に今は月一で色々やってるんですけど、
僕は暇なので月一で色々やる。
出張上映もだいぶ溶けたって。
溶けてますね。
でも9月後半ぐらいからだいぶ忙しくなりそう。
でもまたコロナ禍ね。
オリンピックはやるけど他のイベントはやれない感じになりそうですね。
一瞬に溶けますからね。
スノートオリオンだったら上映はやれるとは思うんですけど、
関西圏大阪とかで場所借りて上映とか難しいですか。
物によるんじゃないですかね。作品によるっていうんですかね。
どういう作品が好きなのか。
家庭の話でしかないから出ないですけど。
例えばこのラジオで盛り上がった映画だったら、
街の上で話盛り上がってそれの上映するとかっていう。
万が一そういうことができたらなみたいな妄想の話ですけど。
街の上で映画会社はどこだった。
一応ね、うちでやるリストに入ってます。
そうなんですか。すごい。
本当は10月にそれをっていう話だったんですけど、
それよりもちょっと期間が短いので春を送る人先に。
ゾッキーやるので、ゾッキーまだホットなうちに春を送る人やったらいいのかなって。
そっちやってから落ち着いてある程度期間できるときに
街の上でやろうとしてます。
なるほど。やっぱり映画館で上映するのと
そういう会場借りて上映するのだとやっぱり条件違いますかね。
そうですね。1日だけやるっていうのと
ある期間にやるっていうのはちょっと違うんじゃないかな。
あと配給会社もホールとかイベントの形態と
映画館でやるっていうのとまた条件違ってくる。
全然ここの主催でやってもらってます。オリオンで。
オリオンまでお客さんを呼ぶのがすごく難しいですね。やっぱり。
1週間とかね。
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他の一般工業とのうち1日だけイベントにしてみたいな。
ちょっと僕はよく使ってるっていうんですけど。
リスクのない形で。
それぞれ条件とかすごい複雑で。
あと正直気になったんですけど上映会やるとして
うちらの持ち出しっていらないんですか。
いまですか。
うちらが。
宣伝品を持ってほしい。
あとは工業っていう形なのでうちは映画会社とですね。
映画会社との契約内容でどうなるかっていう。
例えばですけど例を出すと会社名出す。
そういうか山口くんがこれまで比較してた分どういう持ち出しとかなんか。
それは。
すごい赤字の時だけ。
そうですね。
いまシネマキャロットっていうのは
河合さんっていう監督さんが関わってやってるので
配給会社との交渉もその映画監督の周辺の人経由
工業会社配給会社ですね。
経由でちょっとやってるところがあってですね。
なので作品によってはもう全部自分で撮ってくるみたいな形を。
すごいですね。
ただ利益は全然残ってないです。
っていうかうちの
維持費もギリギリです。
まあですよね。
作品のラインナップからいってですね。
そんな感じですね。
よく配給会社が黙ってるなって思う。
まあコロナ禍なので厳しいので
上映してくれるだけでありがたいっていうところはあるんじゃないですかね。
逆に売り込みもきますからね。
そうなんですね。
それはオリオンに対してですよ。
シネマキャロットに売り込みじゃなくて。
ガールズ&パンツの上映に関しては
完全に宣伝だけ僕が待つって形でやってるんですよ。
後方部分で島屋の映画屋さんって名前前に出して
実質その興行としてはスマートオリオンの興行っていう形でやってて
これは言っても大丈夫ですね。
これはもう出しまくってますから。
出しまくってるし会社も薄々は分からない。
音響監督とかもメッセージもらったりとかしてるので。
岩穴監督に連絡取ってメッセージもらったりしてたので。
すごい。
本当にありがたいですよ。
すごい。
映画の上映やってるといろいろとね
そういう制作の人とは変わったことが多かったりします。
地元の上映、ナノちゃんもそうですけど
上映前にアワジ島で撮影してたんですけども
うちの倉庫で二泊りしてますからね。
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制作時にですね。役者さんはさすがに二泊らないですけど。
監督含め。
前の夏の終わりっていう映画もあったんですけど
その作品も結構スタッフとね。
アワジ島でコスプレ撮影会やる団体の
あっせんの手伝いしてたりとか
本当に多彩ですよね。
そんな仕事もやってるんですか?
いやいや仕事じゃなくてボランティアです。
ボランティアですか?
撮影のお手伝いっていうのはほぼボランティアです。
それでお金が発生する。そこで発生するってことです。
その後上映をするとかそういうところはあれなんですけど。
本業なので。
例えば一越大名とか。
僕エクストラに出ました。
慶野松原来ましたね。
人が足りないっていう。
なんか何でもやですよね。
テレビドラマとかもね。NHKの浅沢とかも。
スタジオまで行きました。
役者じゃないですか。
映画館以外の手数多すぎてびっくりします。本当に聞いてて。
いろいろやって。本当に何でもやって感じがしますね。
何が本業なんですかね。
一応それは映画館だと思います。
映画館あっての他のいろんな感じがしますね。
いい時間なので一旦ここら辺で切ろうかなと思います。
今回ちょっと映画館のお話聞いたんですけど。
もし何かあったらまたお呼びしていいですか。
今回直接入ってもらってますけど。
Zoomで収録入ってもらうみたいな。
カラフスタブルし。
今回撮っててあれなんですけど。
結構な量カットしてますよ。
どれだけ残るかなっていう。
ポッドキャストとかで聞いてる方あれなんですけど。
結構面白い話してて。
おそらくこれ配信上カットされてるのがいっぱいあるんですよ。
いやーもったいないけど。
逆に聞ける部分だけでも聞けるのは面白いですね。
また何かでお呼びさせてください。
そんな感じで。
今回店長メンバー2人の知人ということで。
映画館スモートオリオンの支配人野口さんに。
ゲストとしてご参加いただきました。
次回はですね。
リュウと遊ばかそう姫の話をしようと思うんですけど。
実はこの収録をする前に話してたんですけど。
録音失敗しましてですね。
日を改めて話しようってことになりまして。
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1回遅らせることになりました。
多分あと1週間ぐらいお待ちください。
そんな感じで。
A1話すたすぎるラジオ第16回。
ゲストスモートオリオンの支配人野口さんにお話いただきました。
それではまたお会いしましょう。
ありがとうございました。