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2024-11-13 37:59

第188回(1) オープニング~ヴェノム ザ・ラストダンス/SUPER HAPPY FOREVER/十一人の賊軍 etc…~

『グラディエーター』の話をしました。

オープニングでは、メンバーの近況の話と新たなイベント告知をしています。

■メンバー

・山口 https://twitter.com/awajicinema ・マリオン https://twitter.com/marion_eigazuke ・オーイシ https://twitter.com/pteryx_joe

■映画の話したすぎるBAR in 名古屋

日時:2025年1月18日(土)

詳細:https://virtualeigabar.com/eiga-bar_2025-1_nagoya/

場所:『週間マガリ』大阪市北区 天神橋1丁目11-13 2階 https://eden.osland.nagoya/

■映画の話したすぎるBAR in 週間マガリ

日時:2024年11月30日(土)

詳細:https://virtualeigabar.com/eiga-bar

場所:『週間マガリ』大阪市北区 天神橋1丁目11-13 2階 https://magari.amebaownd.com

■月1バー 映画の話したすぎるBARシンサイバシ

山口が店長の映画の話をするバーがリニューアルしました。

場所:「心斎橋」駅徒歩6分「BAR アメ村SHELTER」

詳細:https://chottoeigabanashi.virtualeigabar.com

単独でのPodcast:https://chottoeigabanashi.virtualeigabar.com/podcast

■お便り

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X(Twitter):https://twitter.com/virtualeigabar Instagram:https://www.instagram.com/eiga_shitasugi

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00:12
始まりました、映画の話したすぎるラジオ第188回になります。
この番組は、大阪で映画トークバーイベント、映画の話したすぎるBARを開催している店長メンバーらによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
マリオンです。
大石です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まず初めに、お知らせをさせていただきたいと思います。
映画の話したすぎるBARの名古屋開催が決定しました。
日時がですね、来年2025年の1月18日土曜日。
場所がイベントバーエデン名古屋で開催予定です。
時間が18時オープンの22時クローズの予定です。
名古屋開催をしてくださいとお声をいただいていたこともあったりとか、
あと中部圏、なぜかリスナーさんが多いっていうのもあって、
一度名古屋に伺えたらなと思いまして、
この度名古屋でのBAR開催を決定いたしましたので、
ぜひぜひよろしくお願いしますというところなんですけれども、
そうですね、なんかあります。
でも確かにお便りくださる方とか、名古屋とか中部圏っぽい方が結構多かったりとかもしてたので、
気になってはいたと言いますか、いつか行かねばいけないのではないかみたいな感じはちょっとやっぱあったじゃないですか、やっぱり。
なのでようやくいけることになったっていうのを楽しみにしてますね、すごく。
幸い3人ともギリギリ日帰りができそうな立地なんですよね、新幹線を使えば。
そうですね。
予算的にもやりやすいっていうのがあって、どうしても東京でやるときは僕とマリオンさんが宿泊になっちゃうので、
どうしても予算的に難しい部分はあって、あんまり頻度も難しかったんですけど、
名古屋だったら交通費だけでやれるということで、今回開催する形になりましたので、
もしやりやすいなっていう手応えがあったら、名古屋開催2回、3回と続けることもできたらいいなとは思っておりますので、
中部圏の方、あるいは関西の方でも関東の方でもよかったら足を運んでいただけたらと思いますので、
ぜひよろしくお願いしますっていう感じですかね。
では、近況トークから入っていきたいと思うんですけれども、じゃあマリオンさんいかがされてました?
そうですね、今週はVenom The Last Danceと、前大石さんがお勧めしてくれてたHuman Positionを見ました。
03:10
Human Positionがなんですけど、やっぱめちゃくちゃ良かったですね。
やっぱりすごく良かったですね。
モイさんがすごい綺麗に前説明、感想を言ってくれてたんで、僕あんま付け加えることはほぼないんですけど、
でもやっぱり人との距離感みたいなのがすごくいいなと思いましたね。
本当になんか主人公、なんかちょっと訳ありな、いろいろなんかあったんだろうなってことはさせられる主人公の、
なんかその彼女を取り巻く周りのなんかその一定の距離感みたいなのがやっぱすごい素敵だなと思いましたね。
街の風景もだし、なんか周りの人だったりもだし、特にやっぱり一緒に住んでるパートナーですよね。
本当に素敵だなと思いましたね。
ちょっとやっぱりこう、でもやっぱりパートナーはパートナー側でやっぱりちょっとどう接していいのかって結構大変なんじゃないかなと思ってはいたんですけども、
けどやっぱりちょっとずつね、あくまでなんか日常、普通の毎日送ることがいかに大切かっていうのをやっぱり描いてるような映画でもあったかなというふうにすごい思ったりもして、
本当にちょっとノルウェーの風景含めてすごく良くて、本当になんかなんて言うんでしょうね、ポストカードになりそうな絵ばっかりというか、
本当に綺麗でなんかちょっとノルウェー行ってみたいなってちょっと思えるような映画でもあったし、
そうですね、やっぱりちょっと最後の、最後良かったですね、最後本当にちょっとあんまりネタバレなので言えないんですけど、椅子を巡る話とかもすごく素敵だなと思いましたし、
その主人公のパートナーがあるプレゼントをするんですけど、そのプレゼントが素敵でねっていう話とかも全然したいんですけどね、
でも本当にこれ78分ぐらいの短い映画で、それでいてなんというかそんなにめちゃくちゃ起伏があるような映画ではないんですけども、すごく目をくぎつけにしてしまうような素晴らしい映画でしたね、はい。
で、ベノムなんですけど、びっくりするぐらい面白くなかったっていう話なんですけど、たまにはこういう話もいいかなっていうので、
ちょっとするんですけど、なんか今回最後みたいな、ラストダンスと名前ついてますんで、ベノムとエディ、主人公のエディですね、
別れちゃうのかというかなんか彼らの中を引き裂く強大な敵が現れてしまうのかみたいな感じだったんですけど、
何も盛り上がらないしょっぱい話だなっていうのがちょっとすごかったですね、これで最後ですかみたいな、もうちょっと何も盛り上がる気ないなっていう感じがすごかったですね、これ、はい。
06:08
あとベノム一作目見た時ってちょっとまだダークな感じ残ってたじゃないですか、なんか最悪の敵現れるじゃないですけど、ベノムってそういうキャラクターでしたし、
で、なんか蓋開けてみたらちょっとなんかそのバディムービー的でしたよね、みたいな感じの良さもあって、そこがある意味ちょっとヒットした要因とかいうかあったかなと思うんですけど、
だんだんちょっとね、2作目やって3作目ってやっていくうちにどんどんやっぱね、イチャイチャが何か過剰になってきてるなっていうのもちょっと結構、
そういうイチャイチャってまあそのなんていうんですかね、どっちかっていうとその映画を見たファンが結構広げていったところもあるじゃないですか、
結構あの公開当時もなんかみんなその漫画というかね、その二次創作じゃないですけどみたいなのとかをTwitterとかXとかで投稿してみたいなのとかで、それがちょっと面白いよねみたいなことがあったりとかしてたとかあるじゃないですか、日本だと、他の国ではどうかわからないんですけど、
で、だんだんなんか公式も調子乗ってきてるなっていうか、それになんかちょっと乗せてきてる感じがしていて、なんかそこは一線引いてほしいなって思ってたんですよ正直。 前作のその2作目、カーネイジって巨大な敵が出てくるやつありましたけど、あれも若干まあちょっとどうなんみたいなというか、
でもまあまあまあ楽しいわみたいな感じだったんですけど、まあ敵も強そうなやつが出てきてね、カーネイジが出てきてどうなっちゃうのみたいなところとかもあったので、まだ見れたんですけど、いよいよもうただのイチャコラだけみたいな、そこでなんかこう面白いよね、おかしいよねみたいな、っていう公式二次創作みたいな映画作らないでほしいなってすごい思ったっていう感じでしたね。
好きな人いたら本当に申し訳ないんですけども、にしても盛り上げ不足だと思いますしね、敵なんかベノムのいた元の惑星みたいなところがあるんですけど、そこになんかヌルっていう敵がいるらしいんですよ、でもものすごいそのヌルっていうのを恐れているというか、ヌルもそのベノムたちの種族のことめっちゃ嫌ってて、もう滅ぼすぞみたいな、で滅ぼしてしまったらもう全宇宙全部乗っ取られるみたいな級の敵なんですよ。
なんかどうやら、もう劇中なんか名前を言ってはいけないみたいな感じのボルデモードみたいな扱いになってたんですけども、でなんかそういうの出てくるんで、どうなっちゃうのかなって思ったら全然出てこないっていう、こいつなんかずっと閉じ込められてるんですよ。
でなんかベノムとエディだけがなんか持っている鍵みたいな概念みたいなのを持ってるんですよ、それをなんか欲していて、でその下辺みたいなやつを地球に送り込んでるんですけど、そいつと戦って終わるんですよ。
09:03
なんで、いやそりゃ下っ端と戦って終わってもそんな映画面白くわけないじゃんみたいな、その下っ端がまあ強いは強いんですけど、下っ端みたいなクリーチャーが、強いは強いんですけど、下っ端をね、そんだけで使う?みたいな感じですよねみたいな、塗るは何だったの?みたいな。
でそのくせなんか、まだ俺はまだ塗るわ、みたいななんか最後つけて終わるんですよ。いや誰もお前のなんか最後気にならんのですか?みたいな感じがすごくて、これはちょっとあまりにもダメでしょっていう感じの出来栄えだったっていう映画でした。
聞いてるだけで面白くなさそうですね。いやまずそのファンダムのカルチャーに本気が乗っかるっていうのは、これはよしよしあるとは思うんですね。
シリーズを続けていく上で受けたところを濃縮するっていうのはわかるっちゃわかるんですけど、ただまあねそのわからんのでしょうねそこ本当に。特にこの関係性燃えってやつはベタをやられすぎると冷めるんですよね本当に。
そうなんですよね。観客としては公式からのそういうなんというかね、そういうの供給が欲しいわけですけども、けどなんかあまりにもこっちに寄ってこられるとちょっと違うっていうか、こっちはこっちであのいろいろ解釈とか想像を広げていきたいのに、なんかそういうことさせてくんないっていうか。
でなんか今回その監督が今までの全2作やってる脚本家の女性の方がやってて、なんかほんとその人の二次創作みたいな感じ、中止なんかもう2人がイチャイチャコラコラしながらなんかもう言い合いしてるみたいなのが延々続くみたいな感じ。
でめちゃくちゃやばい敵が近づいてるって言ってもなんかそこに対してなんかめっちゃなんかスリリングの展開を何も用意できてないみたいなところがだいぶダメだなって思いましたね。
やだなあそれ。やだなあ。 ダメでしたねこれはちょっと。いやちょっとね、関係性萌えっていうのを我々映画の話するときするじゃないですか、この関係性が良いよねみたいな話とかしますけど、やっぱそれってなんかちょっと関係性萌えだけでなんか映画は成立しないんだなっていうのが改めてちょっと思うみたいな映画ですね。
本当にそのあたりの関係性萌えに関してはこっちが勝手に調味料かけて食べてるだけなんで、そっかソースでベタベタにしたらよかったんだみたいなことされたら、いやソース食いたいんじゃないんですよみたいな。
12:05
あーやだなあそれ。あとそのラスボスが出てこないっていうのも、こいつが復活したら終わりだから復活させないみたいなのってたまにあると思うんですよ映画として。はいはいありますよね。
でもそれってもうちょっとあんま人格持たせたらあかん気がするんですよねそういうタイプのやつって。もうなんていうかイベントみたいなものとしてあって、そこに至ったらもう終わりですみたいな。
だからそこに至らせないっていうこと自体がクライマックスのゲームルールみたいになるっていう風な見どころの作り方はできると思うんですけど、なんていうかある程度キャラ立ったやつと戦わないのって、え?ってなるし、そいつが復活したら宇宙滅ぼすとかみたいなのは別にもう今更やんみたいなのもあるし、
なんかもうそのこいつがいたら宇宙滅ぶとかもうずっとそんなやつらと戦ってるやんみたいな、今更そこを持ち上げて最後まで見せないとかそこまでじゃないやろみたいにもなるりそうやし、なんかねめちゃくちゃバランス悪いですね聞いてるだけで本当に。
すごい悪いですよっていう感じで、なんかちょっとね、そうして今までのベノムの映画のこともそんなになんか好きじゃなくなるなーみたいな感じの終わり方してんなっていうか、個人的にはですよ。
なんかね、これなんかちょっと最初1作目のベノムに出た時にちょっと2000年代ぐらいのアメコミ映画的なちょっとした大雑把さ緩さとかも含めて面白かったなって思ってたんですけど、なんかそういう捉え方して楽しむの良くなかったかなーみたいな気にもなるというか、個人的にはですけど、っていうちょっと感じでした。
ちょっとお好きな方いたら申し訳ないんですけども、ちょっとダメだと思ったっていう話でした。
ここまで言うのなかなかないですよね。
そうそうですね、ここまで言うことあんまりないですし、もうなんかここまで言わんでもいいようなタイプの映画ではあるんですけど、なんかあんまこれありがたがって、なんかわー楽しいっていうのも良くねえなって感じがしたっていう感じでしたね。
はい、そんな感じですかね、じゃあ。はい、じゃあ大石さんいかがされてました?
はい、ちょっと先週あの風邪でお休みいただいたんですけども、なんとか復活しまして、はい、あのすみませんありがとうございました。
いえいえ。
はい、で、今週劇場で見入れた映画なんですけど、スーパーハッピーフォーエバーを見てきました。
これ9月に公開された映画なので、まだ結構長らくやってくれてて、てかすごく評判もいいかなと思ってるんですけど、今年ベスト級の映画だなと個人的には思っております。
15:08
そのぐらい好きですね。まあ映画自体は3幕構成の映画になっていて、で、1幕目は男性2人がある宿というか多分伊豆の方にある宿っぽいんですけどに泊まってると。
で、なんか1人はすごい意気消沈してて、で話が進んでくるとどうやら奥さんを1週間くらい前に亡くしたらしいという話になってくる。
で、それをどうやら慰めたい友人と彼とが2人でその宿に泊まっていると。で、その宿ってのはもう多分本当に現代2020年以降の時代なんだろうなっていうのが目に見えて、まあ2023年かなに見えていて、
なのでもう明日には閉館みたいな感じで1個1人泊まってないんですよ。ロビンもガラガラだし。で、そんな宿に彼がずっと赤い帽子を探してるんですよね。
その5年前に一緒に泊まった後に結婚するそのまあ亡くなった奥さんが持ってた帽子をなくしたから届いてないか赤い帽子なんだけどって言って。
で、まあ届いてないですって言ってそれをまあずっとなんか探して回るみたいな話になって。
その2幕目っていうのは結構すごくてですね。1幕目にあったその5年前の同じ旅館での話が2幕目なんですよ。
その2幕目っていうのが奥さんと彼が出会ったその日の話なんですね。
その宿で偶然彼女とまあロビーであるきっかけで出会って、で、そこからこうまあちょっとだんだんお互いにいいなって思いやっていくみたいなのが出てくるんですけど、
その1幕目に奥さんをなくしてその宿に泊まったり宿の周りをこう歩いたりとかしてる絵が見えるんで、そこと同じところを2幕目5年前の過去に巡っていくんですよ。
なのでその意味合いすべてが反転してくるんですよね。
たとえばその5年後、まあ現代にそのもうお酒でヨレヨレになりながらもうゲロゲロ吐いて、友人にあのもうちょっと八つ当たりみたいなことをしているコンビニの駐車場があるんですけど、そこは5年前には彼女と一緒にカップラーメンを食べた駐車場だったりして。
あるいは5年後、まあ現代において、あの友人は信仰宗教に入っていて、その信仰宗教の名前がスーパーハッピーフォーエバーなんですけど。
で、彼がそのまあそんな落ち込んでる君から負のオーラが出てるから、俺と一緒にちょっとセミナー来ないかみたいなことを散々言ってるわけですよ。
だけど5年前にそのカップ麺食べてる時に彼女がカップ麺でこんな安いので幸せになれるなら私たち絶対最高に永遠に幸せだよねみたいなことを言うんですよ。スーパーハッピーフォーエバーなわけですよ。
この同じものの反転っていうのがそこら中にこう本当にうまく聞いていて、それがこう逆説的に切なさというか、2幕目の5年前の幸せな瞬間を見てる時にその後に来る喪失っていうのも僕らは分かって見てるので、
18:13
なんかこの2人くっついてほしいっていう気持ちと、でもこの2人5年後にはっていうこの両方が相反する感情のまま見れちゃうというか、ちょっと不思議な体験なんですよ、それが本当に。
で、例えばその5年前の宿もコロナ前2018年とかなんでめちゃくちゃ人いるんですよ、観光客もすごくたくさんいて。そこもある種反転になっていて、なんかそこの反転のなんか当たり前の反転のはずなのにちょっと心の奥底にグサッときちゃうというか、だからこそ逆説的に今どう生きるかなんだよなーっていうことをちょっと思わざるを得ないというか。
なんかその切なせみたいなものを改めて逆説的に考えさせるような作劇がめちゃくちゃ見事で、本当にもうタイトルもこれ監督のその後トークショーとかもあったんですけど、監督もおっしゃってるんですけど、タイトル含めてめっちゃバカバカしい映画でもあるんですよ。
この男女の田舎の宿屋で、この男女がちょっとした偶然をすごく大きなことのように捉えて、それを奇跡で奇跡じゃないみたいなことを言い合ってるだけの話なんで、旗から見てれば正直どうでもいい話でもあるんですよ。
ただそのどうでもいい瞬間こそが実は僕らの生活の中ですごい尊い瞬間なんじゃないのっていうのをなんか言えてる気がしてこの映画は。
なんかその奇跡にちょっと泣けちゃうというか、なんかそういう意味で見終わった後こそどんどんどんどん来るし、たぶん2回目見たらもう最初から泣いちゃうんじゃないかぐらいの映画で、ものすごい大好きでした。
いやあのめちゃくちゃその、勧められててめちゃくちゃいいぞって。もうこれベストよみたいな。他の人からも言われてめっちゃ見たかったんですけどちょっと見逃しちゃってて。
ちょっとね12月にねまだ関西見るチャンスは一応あるんですけど、それまで何とかね見たいなっていう感じですね本当に。
絶対見てほしいですし、僕ちょっとねアフターサン思い出したんですよ。
まさにそのアフターサンも2つの時間軸の話になっていくじゃないですか。
31歳のソフィーとその11歳のその少女だったらソフィーの視点での父親の話というか。
なんかその2つの視点が同時に見れるっていうのはスーパーハッピーフォーエブもまさにそうだなっていう感じなので。
記憶ってそうだよなっていう感じになっていく。
好きなやつだなっていうか、話をちょっと聞いてる感じだとなんかちょっと思い出しただけっぽさもちょっと感じ取れる。
確かに確かに。
もうそれもこの3つ並ぶ時点で絶対好きなやつだなって思いましたね。
21:06
僕もちょっと思い出しただけは思い出してたんですけど。
ちょっと思い出しただけはその1年ごとの定点観測で段階が複数あるじゃないですか。
本作は多分その何段階もあるわけじゃなくて、以前以後みたいな対比が明確だと思うんですけど。
その分、そのコントラストそのものが強烈なテーマになってるのかなっていうふうには聞いてて思ってたんですけど。
いいですね。それぞれのものの意味が変わっているっていうことが明確に作品に埋め込まれてるっていうのは興味深いなと思いましたね。
まさに映画は時間の芸術だっていうような方もいらっしゃいますけど。
本当にそういう意味合い。あえて映画という装置を使って時間をギュッと短縮するというか。
繋がらないであろう日を映画的に編集で繋げちゃうことによって起こる奇跡というか、起こる感情、体験みたいなものがこの映画には確かにあったので。
すごく映画的な作品だし、僕はこういうのを見たくて映画館に行ってるなって思って。
今年ベスト級だなと今のところちょっと思っております。
そんな感じですかね。
僕はですね、作品を数結構見てまして、ノービスと11人の族群と全部オブ東京と子供と一緒にインサイドヘッド2をもう一回見てきました。
ノービスは前回頑張っていきましょうよ、自分が冒頭だって話で熱込めて喋って、本作も熱込めて喋ることになるかなと思ってたんですけど、
ちょっと熱が濃すぎて、情報量が多すぎてここで喋れないなと思ったんで、僕一人で喋りました、別の方のポッドキャストで。
余るというか足らんなと思ってそっちで喋ったんですよ。
ノービスは触れないんですけど、いいと思います僕は。
ここで触れるとしたら11人の族群かなと思ってるんですけど、話としては、舞台が幕末の母親戦争ですね。
だから神聖夫婦群と旧幕府夫婦群、それらの組みする側の日本国内でも大きい内戦かと思うんですけど、
その母親戦争の中での旧幕府側についてた、オウエツレッパン同盟っていう、6つではエチゴの藩による同盟みたいな感じのところが舞台。
24:06
その中の柴田藩っていうところがメインの舞台になる藩なんですけど、柴田藩はできたら神聖夫婦群側につきたいんですけど、立場上オウエツレッパン同盟の側についてるふりしないといけない。
それぞれの使者が1日違いぐらいで藩主に、殿様に会いに来てるんですよ。ここがバッティングしたらやばいっていう、オウエツレッパン同盟の方に顔立てとかないと殺されるんですよ。
というか攻められるんですよね、その同盟側に。なんでそれをやり過ごして、神聖夫婦群側の使者に挨拶しないといけない。そのバッティングを避けるために時間稼ぎで砦みたいなのを作って、柴田藩じゃない、完全に神聖夫婦群と敵対してる藩のふりして神聖夫婦群が来るのを邪魔しておいて、
時間稼いで、その同盟側の使者が帰った後、その神聖夫婦群の使者を通して、そこで神聖夫婦群側に入るっていう、会話をするっていう。これ伝わってます?めちゃめちゃややこしい話をしてるんですけど。
なんていうか、トカゲの尻尾菌の尻尾薬というか。 そうなんですけど、見ててずっと思ってたんですけど、そんなん成立するはずないやんってずっと見ながら思ってて。どう考えたら無理じゃないですか。だって、そこで神聖夫婦群が来るのを邪魔しようとしてたら絶対戦闘になるし、人死んで、そんなん無理でしょってなると思うんですけど、実際無理なんですよ。
無理さそのものがこのドラマの軸なんですけど、話としてはね、全員カスナンスです。神聖夫婦群側も同盟側も。それぞれが物事を都合よく動かしたいと思ってる。それぞれの立場で相手を蹂躙してやろうと思っているっていう感じで、
その中で柴田藩の老中じゃないけど、適切な言葉が出ない。家老が義理のところの綱渡りをしつつ、末端の侍とか、あるいは今回、砦を守らされる罪人なんですけど、
罪をなかったことにしてあげる代わりに、ここで命がけで戦えてやらされるんですけど、その下の人たちに全部幸せが来るっていう、武士道残酷物語なんですよね。
僕、こういう話好きで、この話自体の原案が笠原和夫っていう、仁義なき戦いとかの脚本を書いてた人が元々の原案なんですけど、やっぱりね、めちゃくちゃ体制批判が濃いんですよね、話全体に。
27:21
だってどっちもクズなんだもんっていう、その仁義なき戦いでもどっちの組もクズじゃんっていう、末端の組員が死んでいくだけじゃん、みたいなのはシビアに描いてたと思うんですけど、やっぱり本作もそうで、それぞれの思惑があるにせよ、そこに巻き込まれた末端の人たちはゴミクズのように死んでいきますよね、みたいなことを非常に皮肉に描こうとはしている。
で、実際そういう話になってて、ちょうど舞台が母神戦争っていうことで、侍タイムスリッパーと一緒なんですよね、結構時代が。侍タイムスリッパーのタイムスリップする前と近しい時代を描いていて、侍タイムスリッパーは非常に気持ちよく見れる話なんですけど、やっぱりこっちはひどい。
その時代そのもののひどさが濃厚に描かれてて、これはこれでというか、そういう時代のことは残酷に描いてほしいって思いが僕は結構あるので、その意味では結構満足感はあったんですけど、ちょっと中身に関しては、やらんとすることと噛み合ってないかなっていう感触を結構覚えたところもあって、
話的にあんまりそういうチャンバラシーンとかが成立しないタイプのドラマだと思うんですよね。
強者に対して弱者が気合で何か立ち向かえるみたいなことが成立しない温度感の話なんですけど、結構チャンバラが多くて、できるかなみたいなことはちょっと思っちゃうというか。
別にそこのリアリティのラインがちょっとごちゃっとなってるのはエンタメとしてはありかなと僕は思ったんですけど、あと単純にこの話も長いんですよ。2時間半くらいあるんですけど、正直僕個人としては2時間半持つカロリーはなかったんじゃないかなと思って。
なんかこうなっていくんやろなーみたいな感じで話進んでいくんですけど、その全員がある種運命に飲み込まれていく中で、そこでもうひと盛り上がりしてもあんま意味なくないというか、こっちも盛り上がるモード終わってるのにもうひと盛り上がりするのみたいな。
なんかそこでちょっとだれだというか、もう話あんま成立してなくないみたいな感じに覚えたって言ったらいいんですかね。
30:05
たぶんこの今お伝えしたプロットの中でも、こういうふうにドラマが進んでいくんだろうなっていうぼやっとしたイメージみたいなのは浮かぶと思うんですけど、その合間合間に妙にこの戦闘シーンが泥臭くがっつり描かれるのが、
たぶんその話の個々のパートの熱量とそれぞれの戦闘シーンのパートの熱量があんま合ってないんじゃないかなーみたいな感触は僕は覚えたんですよね。ちょっともったいなかったかなーって気はしてます。
大罪が僕めちゃくちゃ好きなタイプの映画なので、途中で柴田藩の家紋みたいなのを乱刀の中でズバッて切っちゃうみたいなシーンがあるんですけど、それってものすごい象徴的なシーンだと思ってて。
たとえば仁義なき戦いってあれって第二次世界大戦のメタファーだったりはするんですよね。だから上が池って言って、ゴミのように死にに生かされた兵隊たちの嘆きみたいなのが、末端の組員たちに重ねられてるわけなんですけど、それと同じようなこと本作もやってて。
あ、じゃあその柴田藩の家紋が切り裂かれるってことは、たぶんこれ本当は日の丸を切り裂きたかったのかなーみたいな感じには見るようになってたりとかね。なんかそういう風な見方ができるようになってる。
玄関和原和夫っていうのもあるから、たぶんそこは今回の監督の白石和也監督もたぶん狙ってやってると思うんですよね。そういう東映イズムみたいなのはわかって映画作られてる方だとは思うので。
にしてはたぶんちょっと、ジャンル的な時代劇とそういうテーマ的な部分の温度感のミスマッチは僕あったような気はしてるかなっていう感じでしたね。いい映画だと思うんですよ。
で実際今侍タイムスリッパーが話題になってて、時代劇っていいじゃんって思ってほしいから、やっぱ時代劇の本堂というか、実際その時代の中でSF的なある種の飛び道具を使わずにやってる本堂の時代劇やってるわけなんで見てもらいたい気持ちあるんですけど、ちょっとその微妙なズレみたいなとこは惜しいなって思っちゃうんですよね。
っていう感じだったですね。
なんとも言えん感じの、ちょっとあれですかね、ちょっとやっぱどうしても13人の刺客とかああいう感じなのかなみたいに言えちゃったんですけど、なんかそれの狙うとまたちょっと違いそうなんですかねこれ。
いや、しかしいとこあるんですよ。13人の刺客もあれ武士道残酷物語じゃないですかやっぱり。
33:02
そうそうですね、あれもね。
13人の刺客があと30分長くなるみたいなのをイメージしてもらったらいいかもしれないんですけど、なんか残ってなくないみたいな。
そうですね、なんか長けりゃいいのかみたいなとこもあるしなっていうのはありますし、ちょっと見てみないとわかんないけど、でもちょっと見に行こうと思ってたので。
ぜひぜひ。僕が今言ってた感じが僕の主観でしかないのか、ある程度一般性があることなのかっていうのはちょっと伺ってみたいかなっていうのはありますね。
あとまあちょっと触れときたいのが、インサイティヘッド2を子供と見に行ったっていう話なんですけど、まず劇場むっちゃ混んでたんですよ、まだ。
8月の映画が。すごい。
今ね、家族で見に行く映画全然ないんですよ、映画館で。
確かに。
そっか。
確かに。
全然なくて、クレヨンしんちゃんとかのも終わっちゃってて、今やってるのはプリキュアとかなんですよね。
プリキュアってもう、そもそもプリキュア好きじゃないと見に行かない映画なんで、子供全然行く気なかったんで、その中で比較的興味持ったのがインサイティヘッド2で、見に行ったら非常に楽しんでもらえたんですよ。
まずこれがすごい良かったんですけど、僕正直めっちゃ難しい話じゃねって気がしてたんですよ、インサイティヘッド2って。
だって、思春期のこじれた自画の話じゃないですか。
いかにキャラクターが演じるっていうことで、話として成立させてるとしても、肝心かなめの根っこの部分難しくねって思っててめっちゃ心配だったんですけど、非常に楽しんでて、子供が。
もうむちゃくちゃ良かったんですよね、それが。
自分が1回目見た時よりもより楽しめました。1回目一人で見たんで、これって自分に当てはめたらどうとか非常に頭を回転させながら見てたんですけど、
もう子供が楽しめるかどうかっていう軸で見ると、この深いとこまで話を読み込もうとせずに見れたというか。
だから逆にこのキャラクターの表情に描かれてる感情みたいなのがキャッチしやすくなって、すごい良くてですね、心配がてんぱるところとか今回改めて泣いちゃったんですよね。
1回目見た時は心配って自分にとってどういう感情なんだろうみたいなこの思考回路が働いてたからそこのエモーションってダイレクトに来なかったんですよ。
そこがこのその思考回路が動かせなかったことで、エモーションが直で来たっていうので非常に楽しめたっていうのがあって。
36:04
あと、うちの子供まだ小学校入ったぐらいと、幼稚園入ったぐらいの子供2人で見たんですけど、この思春期今から保護者としてやるんやみたいなのにちょっと非常にうんざりして。
あーそうっすよね。
せっかくもう自分終わって楽してるのにさーみたいな。これもっかいすんの?みたいな。
確かに。
そうですね。しかもまたある程度普遍的なものもあるだろうし、またその時代が変わっていくことによる新しい何かとかもそこに加わってくるかもしれないじゃないですか。
なんかそう考えたらもううわーってなりますよね。なんかちょっとこれまたもう1回立ち向かなきゃいけないみたいなってことですよね。これね大変だなって。
いやー今映画として楽しんでるけどさ、これポジションになったらめちゃくちゃ嫌やぞみたいになって。
しゃべりにならないみたいなというかこう思いになってきますよね。
いやだからお父さんとお母さんの心情すげー感情良いシナリオ見てたんですよ。
お母さんの感情のリーダーやってる悲しみかな。お母さんのリーダー悲しみあったと思うんですけど、あるかお父さんの側の感情だったかもしれないですけど、これは今から始まることの序章だぞみたいなことを言うんですよ。
そうなんすよね。まだライリーの新規始まったとこだからこっから地獄が待ってるはずなんですよね。
長期戦ですよね。
そういう自分の中でインサイトヘッド2が濃さを増した体験でしたね。
っていう感じでしたね。ではそんな感じでテーマトーク入っていこうかなと思います。
37:59

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