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今日のテーマトークは、『トラップ』です。
はい、ではマリオンさん、解説お願いできますか。
はい、映画ドットコムより解説読ませていただきます。
エム・ナイト・シャマランが監督・脚本を手掛けるサスペンススリラー。
一見愛情深い父親でありながら、実は凶悪な殺人鬼だという男を追い詰めるべく、警察が巨大ライブ会場に罠を仕掛ける。
クーパーは、出来合いする娘ライリーのため、彼女が夢中になっている世界的歌手、レディ・レイブンが出演するアリーナライブのプラチナチケットを手に入れる。
クーパーと共に会場に到着したライリーは、最高の責任、大感激の様子だったが、クーパーはある日に気づく。
会場には異常な数の監視カメラが設置され、警察官たちが会場内外に続々と集まっているんだ。
クーパーは、口の軽いスタッフから、指名手配中の切り先間についての垂れ込みがあり、警察がライブというトラップを仕組んだ、という情報を聞き出す。
しかし、優しい父親にしか見えないクーパーこそが、その残忍な殺人鬼だった。
パール・ハーバー、オッペンハイマーのジョシュ・ハートネットがクーパーを演じ、女神の見えざる手のアリソン・ピルが共演。
はい、それでは内容に触れる話、入っていきますので、ネタバレ気にされる方がいらっしゃったら、ぜひ見てから聞いていただけたらと思います。
はい、ではアサヒの感想、マリオンさんいかがでした?
そうですね、ここ最近のシャマラ映画の中では、なんかビジット以来ですかね、ずっとなんかこうドキドキワクワクしながら見れるみたいな映画だったなっていう感じでしたね。
もう設定がまずどんな設定って感じですけど、そもそもね、けどなんかそんなのあるかいって思いつつも、でもギリギリなんかでもありそうぐらいな絶妙なラインを攻め続けながら、
いろいろその殺人鬼であるクーパーがどうにかこうにかいろんな手を使って脱出を企てたり、脱出できるのかできないのかみたいなことをずっとちゃんとやってくれてるのがすごい楽しくて、そこがやっぱ面白かったですね。
でね、やっぱそのライブ会場内でこうどうなるかなーみたいに思ったらですよ、逆転するじゃないですかみたいな、あれこれ映画の中で言うと第一部みたいな話だったみたいな、その先がまだ続くとかっていうところ、そっからもドキドキハラハラするような展開の数々ばかりで、本当に面白かったなって思いましたね。
歌目としてもすごい良かったですし、なんかその絶妙なこう怖がっていいのか笑っていいのかわかんないみたいな独特なセンスっていうのも本当にすごいシャマランっぽいし、何より主人公ですよね、クーパーの存在がすごいなんかシャマラン映画のなんか登場する主人公というか、愛を求める悲しきキャラクター像みたいな感じがしてすごいシャマラン的だなというふうにすごい良かったですね。
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なるほど。
そうだな。
なるほど。
はい、えっと僕はですね、非常にワクワク楽しんで見てたんですけど、相変わらず変だなって思いながら見てたんですね。
変だなーっていう面白いけど変だなーと思ってたんですけど、だんだんこう見進めていくうちに、あれ?むしろこの映画普通だぞってなって、普通っていうのはいつものシャマランの変さじゃないぞってなったんですよね、僕的には。
あんまりこのはみ出した側に寄り添わないなって僕は思ったんですよ、クーパーにね。クーパーにこの話の側がそこまで寄り添ってないというか、なんか割とこのジャンル的なサイコパスに収まってるような感じがして、
なんか僕のイメージって、シャマランの映画ってこのはみ出した側にもうちょっと話の軸自体が寄り添ってるみたいなイメージがあったんですけど、意外と話のなんというか精神的な軸はそうじゃない人たちの方にあったかなって思って、
あれ?なんか僕の知ってるシャマランと違うなってはちょっと思った。むしろオーソドックスなサイコサスペンスに、サイコスリラーに見えたかなっていうのがあって、そこは僕ちょっとあんまりシャマランを全部追っかけてる人じゃないので、マリオンさんと意見交換したかったとこだったんですよね。
っていうのがありました。っていう、まあサウルはここまでにしとこうと思うんですけども、今回お便りなかったので、このまま我々から話出していこうと思うんですけど、何からいきましょうかね。まず普通に面白いっていうのが今回のあるかなと思うんですけど。
本当に普通にサスペンス、スリラーとしてめちゃくちゃ楽しくないですか?みたいな感じですよね、本当に。
割とバレバレじゃないですか、犯人誰かって。
そうですね。人も気にせずにいろいろやるじゃないですか、クーパーって結構。人を階段から突き飛ばしたりとか、堂々とショップに、売店に侵入してとんでもない事故を引き起こしたりとか。
そんなバレバレやろうみたいな思うんですけど、でもなんか僕らもこの平気で嘘つくクーパーの説得力に乗せられてる感というか、映画が特にそこに何も突っ込み入れてくれないから、これはありなんやみたいにどんどんこっちも覚えてくるみたいな感じはすごい見ながら思いましたね、すごく。
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もしかしたら後でひっくり返すのかなと思って、こんなことしてるけど実はクーパーじゃないんですよってすんのかなと思ったらすごくはしなくって、むしろ素直というか、もう見た通りこいつがそうなんですっていうので話が進んでいくっていうのが逆に不思議というか、逆に意外だったっていう感じが覚えたんですけど、
あのクーパーがホールみたいなのを抜け出すためにあらゆる手を尽くすところはちょっと見てて面白いっていうのと、警察ちょっといくらでも抜けすぎやろっていうのは、何も監視できてないっていうか。
そうですね、もうなんていうか、そこで明らかに屋上に出てくるようなやつ怪しいじゃないですかみたいなときに、ほとんどなんか免許証とかもないし、ひれひれ警察の集団のところでかき分けてコーヒーみたいなやるところとか、明らかおかしいやつがそこおるやろみたいな感じすごいしましたよね。
ここに真犯人入ってコーヒーやろみたいな精神的な障壁が設けられてるんですけど、物理的な障壁ほぼないから、クーパーの思い切りの良さの前では何一つこの障壁が意味を成してないっていう。
いやもう、なんていうか、本当にあの、もう多分、多分ですよ、もうライブ会場にいるってわかってて、そこでもうなんか検問みたいに引くから、もう大丈夫っしょって、逆に安心してるんじゃないかなって、警察の。
あとはなんというか、脅しですよね。俺たち見てるぞっていう脅しというか、もう捕まるんだからこのライブの間震えて眠れみたいな感じですよね。それためのだけにあんなにギョーギョーしかやってるみたいなとこがあるのかなってちょっと思いましたけど。
あのライブ自体がお通りライブだったわけですけど、にしてももう途中から周囲武装した警官に囲まれてるし、もう会場の中にさえ武装した警官配備されてるから、物々しすぎるやろみたいなのあったんですけど。
そうですね。実際どうなんですかね。警備とか、あそこまでさすがにないか。警備ね厳しそうというか、一回アリアナ・グランデが襲撃されたみたいな事件とかあったじゃないですか、ライブ中とか。だから結構そういうの厳しくしてたりするのかなっていう気持ちもあったんですけど。
そうですね。ちょっとこの基礎的な部分の突っ込みを一通り洗い出したい気持ちがあって。僕あの手のライブって本当に人生で行ったことないんでわかんないんですけど、メインのアーティストが歌ってる途中にみんなあんなにTシャツ買いに行ったりとか食べ物買いに行ったりってするもんなんですかね。
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ちょっと確かにわかんないんだよなあ、そこは。なんかそういうのがないとするのって、僕ら的なイメージはフェスとかだったらそういうのありえるじゃないですか、イメージですよ。
自分の目当てじゃないから今のうちに家で行っとこうみたいなのは全然おかしいじゃないですか。一人でしょ、今回。
そうですね。あれは確かに僕もよく感覚としてはわかんないですね。そういうもんなのかもしれないですけど。
そこはわからないんですけど、そんな強火のファンが集まってるんだとしたら売店に抜け出したりしなさそうやなとは思ったのと、
あと娘が選ばれるじゃないですか、舞台に。あんな選び方すんやろっていうのはめっちゃ思ってて、そもそもその子が踊れる保証どこまであるかもわかんないし、
それこそ殺人鬼が中にいるって言ってる会場の中で初めて会った人を選んで舞台にあげるとかするみたいなのを別に、
明らかに殺人鬼の女の子じゃないにしても、何というか、事前セッティングなさすぎやろみたいなのはめちゃくちゃ思ってて、
台本書いとかんとおとりのライブとしての役割果たしてなくないみたいな、実際そのせいで逃してるしさみたいなのはね、ずっと突っ込みながら見てて。
でもライブってそもそもおとり用に作ったライブではないですよね、たぶん。
ライブの日程が増えて、これライブ自体がトラップだみたいな言い方してたと思うんですよ。
スタッフのみんなそれ知ってたし、コードネームみたいなのをみんな共有してたから、今回は殺人鬼捕まえるよ、だぞって思いながらやってたっていう認識でしたね、僕は。
まあでも怪しやまれるんじゃないですか、やっぱりそこいつもやってることやってないってなるとはなんだみたいになるからってことだったのかもしれないですけど、
それよりも娘が白血病でっていう嘘とか、一発でバレるだろっていうか、
その嘘が特に広がらなかったから良かったんですけど、仮にレディーレイブンの耳まで通じてしまって、彼女白血病でみたいなこと言い出したら、ステージ上で娘ものすごいお恥かきますよみたいな。
そこが気が気じゃなくて、あそこずっと嘘。この嘘でこの子がすごい恥ずかしみみたいなの受けたらどうしようみたいな、そこが一番怖かったですけど正直。
結構序盤のライブ会場の中でのクーパーパートみたいなところって、あんまり直接意味はないけどなんか不穏な要素ってちょこちょこ挟まってたと思うんですよね。
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例えば娘が壇上に上がってレイブンと一緒に踊るシーンとかでも、白血病って手で挙げられてたけど、なんかその時にフラフラしながら階段を上がってる女の人のカットとかが挟まってて、
僕てっきりその人が本来選ばれる予定だった、実際に白血病の女の子でその子が選ばれる予定だったのが、勘違いで娘が選ばれちゃったみたいなのが後でバレるみたいな展開になるのかなってちょっと思ってて、
あ、やべえみたいなの思ってたりとか、あとなんかそのクーパーが突き落とした階段でフラフラしてた女の子も、なんでフラフラしてたとかそんなになんかあんまり掘り下げられてないというか。
あとまあ一番印象に残ったのは、たぶん娘が負中であったであろう親子の母親の感じの悪さ。
あれなんなんですかね。仲が悪いみたいな、親同士の顔見知りでみたいな感じのぎこちない感じとか嫌な感じみたいなのわかりますけど、明らかに母親エキセントリックななんか変な人みたいな感じの描き方されてませんでした?
あそこもね、あなたの娘は私の娘と仲直りしなければならないっていう圧が強い感じのに対して、クーパーのあの冷静な対応、こいつむちゃくちゃ大人やぞって。
今日はライブだからっていうので一旦話し切ろうとするのに、何をあなた失礼ねって。クーパーの方が大人やなみたいになっててあそこ。
でなんかあそこでちょっとね喧嘩っぽくなってなんかあれ?なんか警察も怪しいんだぞみたいなところでまたこう無駄にこっちは観客はすり、なんかドキドキハラハラしちゃうみたいなところがね面白いなっていうか。
で実際にあの親子もそんなに意味なさないじゃないですか。
意味出さないですね。ただただ嫌なやつという意味だけでいう存在でしかもそれが結構過剰というか。
主人公の娘がステージ上がって見た時の友達のママに対しての怒り方とか嫌な感じしたよあれ。だいぶきつい怒り方してましたよ思い出。
でてっきりあの親子というかお母さんがクーパーに殺されるのかなみたいなのはそうなのかなみたいなつもりで見てたらそうならないというか。
僕のイメージしているシャマラン映画で特にスプリットとかアンブレイカブル三部作とかの要素なんですけど、
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ああいう俗っぽい人間はこうなんというか話の中で下げられて、クーパーみたいな社会に馴染めてないけども必須すべき特性を持っている人間っていうのはちょっと上に上げられるみたいなのが割とあるなと思って。
スプリットの時めちゃめちゃそれ感じたんですけど、だって連続殺人鬼を持ち上げている話だからあれ。
すごい話だなと思って。で、そうじゃない俗っぽく生きている人たちは、ゆーたん、彼にとってのかませになっているような感じの話やなと思ってて。
本作もそうなると思ったんですよ。あの親子みたいな俗っぽい感じで俺とか娘に嫌な感じで当たってくる人間はつまらない人間で、そうじゃない俺が殺すみたいな話が挟まってくるのかなみたいなふうに思ってたんですけど、
あんまりそこにならないというか、話がそう進まないことで、クーパーの精神の得意性にもあんまりシナリオが寄り添っていかないなっていう印象を僕は覚えたんですよね。
そうですね、まあ確かにその、今回結構確かにちょっとスプリットっぽいなと思ったんですよね、ちょっとだけ。主人公の感じとかが特にまあ、とか思ったりはしたりはしたんですけど、
でその、ちょっと山岸さんが言ってた、そういったクーパーとかに優しい眼差しを向けるような物語とかには別になってない感じ?いつものシャマライオンとちょっと違うくない?みたいな感じなので言ってるのはわかりはするんですけど、
でもなんだろうな、まずそもそもちょっと面白いなって思ったのは、そういう対象なんていうか、スプリットと今回のそのトラップって乗ってるライドが違うというか、乗り物が違うというか、スプリットの時の物語進めていく時に乗ってる僕らのライドみたいなの、主人公ってアニア・ティーラー・ジョイリーじゃないですか、でトラップはクーパーに乗ってるわけですよね。
だからまあスプリットで受ける、ジェームズ・マカボイ乗った状態で始まるっていうのが今回ミソかなって思ってて。
そうですね、確かに。
彼に乗ってること自体がもうすでになんか結構寄り添ってるなって僕は思ったんですよね。そういうやり方を寄せるんだってちょっと思ったりしたんですよね。
で、だんだんクーパーにこっちも重なってきちゃうみたいな、全く共感できるようなキャラクターではないと思うんですけど、
けどじゃあ、彼の娘に対する愛情とかは嘘なのかって言ったら別に嘘じゃないじゃないですかみたいな。けどすごく凶悪な面も持っていてっていう、そのなんか二面性ですよね。
みたいなところを抱えたキャラクターに僕らが乗っていくことで、なんかそこに寄り添っているんじゃないかなみたいな気はしたんですよね。
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なんかちょっといつもとやり方が違うけど、だからといっていつものシャマラン映画じゃないのかっていうと、そういうわけでも僕はないかなっていうふうに見ながら思ってました。
なるほどな。そうか。そう言われてみると、クーパーが見てた母親の原影みたいなやつも最終的にクーパーに寄り添ってましたもんね。
そうなんですよね。ちょっとクーパーにとって母親がどんな存在というか、何があったのかって深く描かれてるわけじゃないですけど、母親殺しちゃったのかもしれないし、感動されたとかそういうレベルの話なのかわかりませんけど、
なんかそういうところがすごくシャマランに出てくる悲しきキャラクター感がすごい感じられちゃうっていうか。あと僕結構印象に残ってるのが、途中ライブ見てるシーンでレディーレイブンがあなたを傷つけた人を許せるっていう方はライトつけてくださいって言うじゃないですか。
あれでみんなライトつけてる中で彼だけライトつけてないみたいなところが、こいつなんかすげえいろいろ抱えてるなーって、あれを見たときすごい感じるものがあって。
なるほどなー。
結構その、いつものシャマランの映画というか、そこが悲しきキャラクターへの眼差しみたいなのがメインではないのかもしれないんですけど、けどしっかりそれを入ってるなって僕は結構思いましたね。
なるほどな。そうかそうか。なるほどな。そう言ってみるとそうか。多分僕がちょっと、僕が見てる範囲のシャマラン映画と、特にもうアンブレイカブル三部作なんですけど、アンブレイカブル三部作って言ってるのってネタバレですかこれって。
いやもう、もう、いやしょうがねえな。しょうがないので。あの、まあまあ、いやいいでしょう。いいでしょう。別に僕はあの、なんて言うんでしょう。ある種の鈍然返しみたいなこと言われがちですけど、別にあの、なくてもあの三部作として見て最高に面白いと思ってる側の人間なんで、鈍然返しの人じゃないのでシャマランは。
そこはもう常に捏造されてますよね。
そうですよ。たまに今回のそのトラップとかの感想をね、あの書いてる人とかもなんか、最近はちょっとあんま鈍然返し感のないシャマランと言ってますけど、シャマランはずっと鈍然返しなんてしてないみたいな。
ずっと最初からこいつはこうであるっていうことしか提示してないみたいなことはいくらでも言えるんですけど、はい。
アンブレイカブル三部作だと、その世界から浮いてしまっているちょっと異常と言われるような存在を観測する人がいて、彼の存在を認めることができるみたいな話になってると思うんですね。
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その第三者がその彼の物語を見ることで、あるいはその物語を語ることで、その人が肯定されるみたいな話になってたと思うんですけど、本作ってクーパーの物語はクーパーの中にしかないというか、外部から見た時のクーパーの物語って異常な殺人者でしかなくって、
彼自身の物語は彼が見る母親の幻想、あるいは彼の中の自意識に対する納得しかないと思ったんですよね。
俺はこういう奴なんだよって、子供愛してるけど人殺すんだよねみたいなのを納得しているっていうところ、自分で完結している、あるいはその母親に対する敵か、あるいは最終的にその母親の原因もちょっと許しにはつながっているみたいなもの、それも詰まるところ彼自身の納得でしかないと思うんですけど、
外部の観測を必要としてない、自己完結した異常者の話というか、その外側、物語側というか、映画側からクーパーに寄り添うことを求めてないというか、映画が寄り添ってないっていうのは正しくないですね。
マリオさんがさっき言ってた通り、クーパーの視点で始まるっていうところでクーパーに寄り添ってるんだけど、物語がクーパーに寄り添っているわけではないみたいな感じを覚えたっていうのが、ちょっと僕としては本作をシャマラン映画としては新鮮に感じたところだったんですよ。
なるほどですね、そうですね。だから、最初の導入の時ってビジットに近いんですよね。ビジットでご覧になられてます?
見てないんですよね。全然大丈夫です、ネタバレしてもらっても。
ネタバレ…あれですよね、初めておじいちゃんおばあちゃんの家に帰省したら、そのおじいちゃんとおばあちゃんがなんかおかしいみたいな映画なんですけど、結構そのおじいちゃんとおばあちゃんの正体っていうか、なんか結構今回のクーパーっぽいというか、なんかやっぱとんでもないやつなんだけど、やっぱ愛を乞う人みたいな感じなんですよね、それも。
でもなんか本当に、でも結構ある種そこはなんか、そこはちょっと一歩引いてあくまでジャンル映画に徹してるみたいな感じがあるんですよね、トラップにしてもビジットにしても。今回は多分そっちの方が強くて。
はいはいはいはい。 だからこう、ある種のシャマランのちょっとしっとりめというかな感じとはちょっと違うけど、ただビジット以降に獲得したある種の笑っちゃうようなコメディセンスみたいなというか、みたいなそういうエッセンスとかを入れるようになって、これぐらいの大舞台にできるようになったっていう感じなのかなっていう。
なるほどな。もともと彼が持ってた素養が今回も出てきたって感じってことですよね。全く新しい新境地とかじゃなくて。
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そうですね。結構つながってるかなっていうところは感じられるっていう感じですかね。
なるほどな。確かに本作、ジャンル映画として割り切って楽しみやすいっていうのはすごい感じて、この序盤はクーパーっていう人間の逃走劇として見れるし、終盤でようやく殺人鬼に追われている人側のスリラーとして見れるようになってるというか。
それの展開がちょっとさらに主体がもう一回変わって、今度は脅威と対峙するみたいな話になりますよね。逃げるというよりもそれに対峙するみたいな感じになって、最終的にすごくジャンル映画っぽい終わり方をして終わるっていう。
そうなんですよね。いろいろ本当に、この子に最後ある種向き合うみたいな、彼からクーパーが捕まるまでの間、奥さんとの何とも言えない緊張感漂う会話とかはすごくやっぱり、そこはちょっとスプリットっぽさがあるんですよね、やっぱり。
とかはあるけど、でもやっぱ最終的な着地はすごいジャンル映画的な終わり方してくれるみたいな、なんかそのバランスですよね。本当にビジットとスプリットのハーフっていう感じがすごいしますね。
ちょっと我転が入ったというか、僕が割と最近のシャマラン映画しか触れてきてないので、ちょっと僕のシャマラン感が少し偏ってたのかもしれないなと思って、何とか聞いてて、もうちょっと別の懐があったっていうのがわかりましたね。
まあでもなんかやっぱりシャマランの映画って、なんだかんだ毎回緊張感はすごいじゃないですか。なんか怖かったりとか。
すごいですよね。
そう。で、そういうのはやっぱりすごい変だ変だって言われてる人ですけど、やっぱそこは上手いわけですよね。
本当にトラップってそれだけでできてるじゃないですか。本当に。映画でこういうのあったらドキドキするでしょみたいな。だけでめっちゃ繋いでるんですよね、時間を。
それがやっぱシャマランやっぱすげえなって思いましたね、今回本当に。
いやそれはめっちゃ思って、むちゃくちゃ映画上手いやんと思ったから見てて。
いやそうですよね。
むちゃくちゃ上手い。むちゃくちゃ変やけど、むちゃくちゃ上手いと思って。で、見ながらね突っ込んでるんですよ。なんでそんなにザルやねんみたいなの突っ込んでるんですけど、それはそれとしてこの角あたりそのものの面白さっていうのをずっと味わいながら見てたんで、すごい良かったですねそこは。
見ててずっと本当楽しかったんだよなっていうのがあって、これは本当最高じゃんみたいな。シャマランっぽさも感じれる上に楽しいんですかみたいな。おまけ好きじゃないですけど、満足度高いなって感じですよ本当に。
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そうですね、あとまぁちょっと話変えると、レディレイブンでしたっけ。シャマランの娘なのっていうのめっちゃびっくりして。
ちなみになんですけど、オールドってあったじゃないですか、シャマランの。オールドのエンドクレジットにかかる曲は彼女の曲ですよね、たしか。
あ、そうだったんですか。
そうですよ、たしか。
なんかすっげえ今っぽいアメリカのディーバが出てきたなと思ってたら、なんかめちゃくちゃ目がでかくて、なんかこの人めちゃくちゃ目でかいなと思ってたら、あれなんかシャマランに似てるなってなったら、どうしたらエンドロールでびっくりしちゃって。
そうですね、しかも結構あの彼女演技のパートが多いじゃないですか、ただライブで歌ってる人じゃなくて、ちゃんと演技も求められる役だったっていうのがなんかすごいなって。
第2部ですよね、逆にトラップにかかっちゃうみたいな話ですけど、あそこね本当に緊張感たっぷり、あそこも最高でしたけど。
あの駆け引きは結構見ごたえありましたね。
いや、マジでね、ずっとお前のこと見てるぞからの、あの一瞬の隙を突いてよくあそこトイレに駆け込めたなみたいな。あれほんとすごかった。
彼女めちゃくちゃいい人ですよね。
本当にいい人ですよ。
会ったことない人のためにあそこまでやってますからね。
そうですね、別になんかあれですよね、彼女の家まで行くわって言う人別にないですもんね、自分の身の保証だけならですけど。
そこをね、なんかね、たぶん娘さんにそういう信念のある人であれって言いたかったんじゃないですかね、シャマラン自身がきっと。
めちゃめちゃ信念の人ですね、シャマラン。
いや、そうですよ。
これ絵が変やのになぁ。
その変さの中に信念がわかっちゃうともうシャマランの虜ですっていう。
まあもうきっとね、本当にあのお父さんからいろんな話を聞かされてきたんだろうなっていうか、おとぎ話をきっと。
なのでそれがたぶん彼女にもわかってるはずなんですよ、本当に。
いやすごいですね、なんかあの、自分がシャマランの子供で日々父Mナイトシャマランからの訓導を語りかけられてたとしたら、すごい人間になると思うんですよ、きっと。
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そうですよね、シャマラニストよりも純度高いですよね、それはね、そのシャマランドとしては当然ですけど。
そうっすよね、もう物語を変えさずにシャマラン現役を浴びているって考えると、すごいもうなんか思想がコピーされていってるのかもしれないなって考えるとちょっと。
そうなんですね、だから今回のレディレイブリッジというのが長女ですね、アーティストとされてて、で次女が監督さん、この間のザ・ウォッチャーズですね。
なので、よくこの父親から受けて私もこの表現の道に進もうって思えるなというか、すげえなって思いますよ、そこは。
必然なんじゃないですか。
必然なんですかね。
ストーリーテラーになるという運命を背負ってるんじゃないですか、もう。
特にザ・ウォッチャーズは本当に私が継ぐよみたいな映画でしたよ。
本当に、きちんとシャマランの映画をシャマランじゃない人が撮ってるみたいな感じで、本当にすごい良かったんですけどね、ウォッチャーズ。
そう、彼女まだまだ若いんですよね、確か。
若いですよ、本当に。
ちょっとやっぱりお父さんに比べるとエンタメ力はそんなにまだなかったのかなと思ったんですよね。
ただ多分そのテーマを盛り込むパワーみたいなのはもうすでにお父さん譲りの何かがあるなと思って。
もうそうですよ、もう孫子となきシャマラン映画出てたので、本当にあれは本当に感動しましたけど。
こういう中でエンタメ要素が入るようになったら、お父さんの写し鏡ってなったらあんまり良くないかもしれないですけど、また違う、総壁となり得る力を持った作家になり得る可能性は全然あるなとは思いますね、本当に。
ザ・ウォッチャーズもね、なんかちょっと変な章の区切れ方する映画やなと思ったんですけど。
そうですね、あれもちょっと変な章ですね、確かに。
でもまあ言いたいことのために多少の変さを許容する語りの強さがやっぱり継承されてる気はするっちゃしますかね。
そうですね。
1個めちゃくちゃツッコミどころを思い出したんですけど、クーパーの家から抜け出してリムジンにレディー・レイブンが乗って帰ろうってなった時に運転手がクーパーでしたってなって、その後ファンに囲まれて動けなくなるじゃないですか。
で、警察も来て取り組んだぞってなった時に、あそこから逃げ出せるのおかしくないですか。
まあ、バレるやろってのありますよ。
序盤でめっちゃ頑張って避難ルートを確保しようとするクーパーのアガヒが描かれてたのに、家から抜け出すとか車から抜け出すとかってなった時、めちゃめちゃ特に説明なく逃げ入れてたことになってるかなって。
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なんかね、映画もクーパーみたいに平気で嘘つくなって感じですよね、ほんとにね。
そう、なんか全然躊躇いないですよね。ちゃんと辻褄合わせようみたいなことを考えずに、しれっともう次のことやっちゃってるみたいな。
もう辻褄合ってなくてもこの瞬間切り抜けられたらいいんですよねみたいなことをやり続けるから、確かにそれ本当にそうかもしれない。
映画自体がクーパーのような手際だなっていうのは本当にありますね。
いや、ほんとそうだなって。映画でも嘘ついてなんぼみたいなとこあるから、ほんとになんかっぽいなって思いますね。
ちょっとなんかここまで辻褄合わせない映画、久しぶりに見たかもしれないなと思って、最近もうちょっと映画辻褄合わせる、不利すると思うんですけど、
全然辻褄合わないこと恐れてないなって思いましたもん、見てて。
そうですね。そこがやっぱシャマランの強さと言いますか、ただでさえ悪の強い人なんで、そんな言われ慣れてるから開き直ってるようなっていう感じなんですよね。
開き直ってるとか、別に本人は開き直ってないかもしれないんですけど、俺普通から、前からずっとこんなんだしみたいな感じだと思うんですけど、そこがやっぱね、強さですよね。
でも面白いですよ、やっぱこの映画は。面白い。
本当なんかちょっと大したことないんですけど、クーパーと友達の母親と喧嘩してて、あれ、こいつ怪しいぞみたいになった時に別の人が問題を起こしたか何かで逮捕されて、そこに中国がいてことなき言えるみたいなシーンあるじゃないですか。
あそこで、たぶんアリーナのカートなんですか?いっぱい乗るようにすごいちょこんと育わされてる機動隊みたいな。そんなんで乗ってくんなよって思って。何こんなノロノロしたカートでやってきてるんだみたいな。
あの人混みの中をね。
そうそう。あれは緊張感削いでるなって思って、あれちょっと話それましたね。
何なんでしょうね、緊張感をものすごい張り詰めさせてこっちを引っ張る力があると思ったら、なんか急に足さばきが鈍重になる瞬間が来るんですよね、なんか。
そこがね、良いっていう。上手くないって言われたらそうかもしれませんけど、これがいいんですっていう感じですよね、やっぱり。
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ちょっとね、なんか、上手さじゃないところが癖になる感じはすごいあるんですよね。なんか上手い映画っていくらでもあるから、本当に無駄がない。
全部のシーンが必然性だけで作られてる映画とかっていくらでもあるんで、でもこうなんていうか、のど越し嫌すぎてスルスルスルスル食べれちゃうんですけど、やっぱこう噛まな無理やなってなるんですよね。
そうですね、ちゃんと小骨が引っかかるなみたいな感じというか、別に映画の性質とか撮り方が全然違いますけど、黒沢清とかもある意味そういう人じゃないですか、すごいリアルとか整合性だからちゃうくないみたいな風な話し運びとか平気でするけど、
でも映画的なところとか、その人のトレードマークみたいなところがすごく力強くてそこで見せ切っちゃうみたいなところは、シャマランもある種共通している人だよなっていう感じですよね。
そうですね、確かにな、なんか本当変なテンポをそぐシーンは多いなとは思うんですけど、でも思い切りはいいんだよな、なんて言ったらいいんだろう、こう武器自体の切れ味は良くないんだけど、振り抜き方の思い切りの良さはすごいっていうのが。
でもやっぱり演出面でもハッとさせられるところとかもちゃんとあるから、お母さんの原因を見ちゃうみたいなところとか結構怖いシーンですよね、男子トイレ行ってる朝にお母さんが普通に手洗ってるとか結構ゾワッとしましたけど、
で、なんか人いつもか消えてるしみたいな、ここはやっぱりすごいゾワッとしますし、あとやっぱり売店での事故を起こすところとかってあれも結構急じゃないですか、なんか侵入したっぽいかなーみたいなの見せますけど、別に侵入して彼が何をしたかみたいな、描かないで急に彼がやったとんでもないことの結果だけ見せられてあそこで爆発が起きるみたいな、
思い切りの良さとかもすごい良いなと思って見ましたね、確かにあれ急にあれやったら怖いって思いますよね。
あの辺り情報の開示の順番上手かったですよね、単にフライヤーの温度上げただけやったらポテト焦げちゃうのかなぐらいの感じで見てたら、多分あれシロップみたいなの瓶ごと入れて、高熱で破裂しちゃってスタッフがやけどするみたいなのは、あそこは情報開示の順番の妙だなと思いましたね。
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ドンっていきなりあれのシロップの瓶が入ってるみたいなの見せられたらちょっと怖いですよね、あれやっぱり。
あと最後の妻と対峙するとこどうでした?
結構ちょっとしっかりつかめてる気はあんましてないんですけど、クーパー母親との抱えてるな感という漠然としたものだけが感じてるって感じなので、
あそこの場面とかで向き合ってるっていうのはあんまり詳細にこれがこうでっていうのはない、言えないっちゃ言えないんですけど、
ただよくサスペンスとかミステリーとかで最後の結末というか落ちじゃないですけど、真相みたいな言う時にただベラベラ喋ってるだけでつまんねえなみたいな時あるじゃないですか。
ほうがとかでよくありがちですけど、けどシャマラもなんかそういう風にはならないよなみたいな、シャマラもそういう感じの時にはならなくて、
終始なんか不穏でこの人のなんか言ってることがちょっと意味もわかんないし、何なんだこれみたいな、謎だけが本当に謎を呼ぶみたいな感じで、
でも確実にこっちを殺す気まんまみたいなことだけ伝わってくるみたいな、なんか結構展開としてこうゾクゾクするみたいなのは感じましたね。
そうですね、結構あのクーパーのキャラを見てて、サイコのノーマンベイツを思い出したんですよね。
割とクラシックなサイコキラーですけど、何らかの事情が彼をそうしたんだろうなっていうのは分かるにせよ彼自身のロジックの自己完結しっぷりというか、
彼の事情を観客は分かるけど、観客自身が彼にあんまり寄り添わない感じで終わっていく感じとかは、なんかすごいサイコを見た時の感触を少し思い出したりはしてたんですよね。
ちょっと演技もノーマンベイツっぽさを少しだけ思ったりはしましたかね。
というか、サイコがクラシックすいてっていうのはあるかもしれないですけどね。
まあでも、確実にヒッチコックっぽいことをやりたい題材です。題材がもうそういう感じだしっていうのはやっぱあるから、かなり念頭にはあったのじゃないですかね、もしかしたらね。
あと本当に僕はもうヒッチコックを見てないので、僕はあの辺の最後あたりまでの下りはなんか特に悪の拠点っぽくていいなって思ってましたけどね。
普通にサイコキラー者としてねっていう感じはすごい見受けられてすごい楽しかったなっていうのはありますね。
会話の出来なさ良くて、子供たちの成長を見届けられないことだけが残念だみたいな。
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このロジックが成立してはいるんだけど、感情移入はできないなみたいなのがいいなと思いました。
この手のキャラの肝だよなっていう。
やっぱりシャマランの悲しきキャラクターって、完全に感情移入できるかっていうと、そういうのはできないよねみたいな、今日できないよみたいなキャラクターが多いっちゃ多いと思うので、
そういう意味でもあの辺の一連のシーンとかすごい優しくもあり突き放してもありみたいな感じのバランスだなって思いますね。
そうですね。寄り添わず突き放し切らずみたいな。
ああいうタイプのキャラの扱いとしてすごい僕一番適切な距離感のような気もするんですよね。
何のバックボーンもないわけじゃないけど、別にそのバックボーンに寄り添ったところで彼自身の残虐性そのものがどうこうなるわけでもなく、
罪があがなわれるわけでもなくっていうのが、距離感として腹落ちするというか、という感覚は覚えるなあとは。
そうですね。そういう意味でね、シャマランがジョーカーとったらどんな感じになるんだろうなっていう。
それね、ちょっと前も収録外で話してたんですけど、ジョーカーはシャマラン映画を目指すべきだったんじゃないかっていうのを言ってたんですよね。
社会からはみ出してしまった人に寄り添い方は、やっぱシャマランは優しくはあると思うんですよね。
ただ、シャマラン映画はさっきも話してたんですけど、よく噛まないと飲み込めないっていうのがあって。
その飲み込めなさイコールキャラクターへの許容できなさだったりとか、愛入れなさみたいなものを表しているかもしれないよねみたいな。
やっぱジョーカーはあの料理を食べたい人にとってすごく食べやすい調理がなされている料理だったと思うんですけど、
それ故にこの料理をこんな風に食べて欲しくねっていう思いでホリアドゥーが作られたように僕は感じてるんですけど、
シャマランってそこを迷わずやり続けてるというか、観客が自分が望んだ通りに料理食べてくれなかったとしても、
それに対して一切めげずに同じ栄養を詰めた料理を作り続けてるように見えて。
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なんかそのジョーカーで励まされた人たちはシャマランを目指すべきなんじゃないかっていう。
そうなんですよね。そういう人こそアンブレイカブル三部作とか見ていただきたいなっていう感じもするし。
本当にアンブレイカブル三部作はジョーカーの先をやってますよ。
そうなんですよ。アンブレイカブル三部作は本当に昨今のシューパーヒーロー神話に対するカウンターじゃないですけど、
すげえ次元のことやってると思いますし、神話ですよ。
そうなんですけど、ミスターガラスとか見てても、本当に語ってることは神話なのに、
映像的に起きてることものすごい鈍重だったりするんですよね。
そうですね。マジで最後のクライマックスの戦いが、水深収容所の広場で終わるんかいって、
タワー行くぞみたいな言うのはいかんのかいっていうところがね、さすがだなって思いますけど。
別にそのあれを観測してる人もものすごい見たことのないものを見てるわけじゃなくって、
ものすごい力が強かったり、ものすごい素晴らしかったりする者たちの乱闘を見てるだけで、
あれを見て世界が塗り替わるようなことはないと思うんですけど、それでも見た人が世界が塗り替わるんだっていうことを語ってて、
ほんまかって見ててほんまかって思っちゃうんですよね。そんななるかって思っちゃうんですけど、
いや、なるんのよ。なってるでしょって。なってるやろかいって言うから、シャマランが。
本当に全力でこっちを肯定してくるんですよね。君には君だけの人生、物語があって、それから世界を変えるかもしれないんだって本気で言ってくる人なんで、
そこがやっぱね、強いし、やっぱ僕もめちゃくちゃ励まされちゃうしみたいな、なんかすげえなって思うわけですよね。
でも食べにくいんだよな、シャマラン料理。なんか変なところにものすごい固いものとか入ってたりするんだよな。
まあね、そこは本当にもう、これも味なんですとしか言えないですけど、本当に脳には引っかかると思うんですけど、
なんか多分、でもめっちゃシャマラン好きな人と話すと多分、でも魅力はめっちゃわかってもらえるかなっていう感じなんですよね、本当に。
そうなんですよね、だからミスターガラス、今年やってたらよかったのにって思って。
みんなジョーカーの続編はこっちだぞって、こっちは見るんだって言えたんですけど。
そうですね、本当そう、いや本当ね、僕はミスターガラスその年のベスト2位とか3位とかに入れてる人間なんで、本当にその通りですよ、本当に。
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ちょっとそれ気づいた時、典型を得たような気持ちでしたもん。
ジョーカーファンはシャマランを見るべきだったんだっていう。
ここには答えはあったんだねっていう。答えはありますよみたいな。
あとちょっとトラップの話に戻るか、大したことないんですけど、ライブ会場の名前が田中アリーナだったんですけど。
あれ何なんですか、急に日本語の名前が入ってきて。
最近というか、ミスターガラスでも大阪タワーって出てきてたんですけど。
あったような?
僕はてっきりブルースウィンスも出てるから、ダイハードオマージュ的なやつかなって思ってたんですよ。中富ビル的なね。
かと思ってたんですけど、何で今回も入れてるのかよくわからない。まあでも入れたくなっちゃったのかなって。
なので、シャマランのダイハードオマージュ第2弾っていうことかなっていう。
まあそうか、閉鎖空間から抜け出すのってダイハードなのか。
まあそうですけどね、確かに。
それだったらもうちょっと田中アリーナは字幕でも出してほしかったなっていうか。
そうですね、これ見よがしにしてほしかったですね、どうせやったら。
僕もあれ?これ田中アリーナって書いてる?何回も見たんかちょっと。田中アリーナって映らないかなってめっちゃ見ながら見てました。
急ですもんね。
あのホール会場、結構ボロっちかったことなかったです。
いやでも、どうなんですかね。
あんなもんすか。
本当にもう全米ツアーとかやってて、そんなにでっかい会場じゃないとこやったらああいうとこでもやりそうやなと思ったんですけど。
割と中規模都市の中規模ホールみたいなぐらいの感じだと思ったんですけど。
そんなことないのかな。
どうなんですかね。
いやちょっと僕もわかんないな。それ確かにちょっと、なんていうんですかね。
世界的スターのライブなのになんかライブ会場ちょっとしょぼいのかって思ったので、マリーミーとかもちょっと思ったんですけどそれ。
確かにね。
と思ってたんですけど、けどまあ全部が全部ドームツアーってわけでもねえのかみたいな。
それはなんかなんでしょう。僕は関西のそういうライブ、なんというかそういうアーティストがやるホールみたいなのはわかんないですけど、福岡だったら福岡サンパレスとかそんな感じかみたいな。
福岡ドームじゃなくてみたいな。
なんのかなみたいな。
いう風なイメージで見てはありましたね。今回の。
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一番でっかい箱じゃないけどみたいな。
でもそこそこ大きいホールみたいなやつ。あるじゃないですか。
なんとか市民会館みたいなやつとか。
ああいう感じかなあみたいな。
なんか全米ツアーとかしてたらそんなすっげえ箱がない州とかも行くんじゃないですか。
多分そうだと思うんですよね。おそらく。
まあちょっとそうですね。でもなんかどうしてもなんかその世界的歌姫とかいうとなんかね、なんかそのなんですか、アリアナグランデだったり、テイラースヒットみたいなやつとか、ビヨンセとかでもなんでもいいですけど。
なんかああいう人たちとかを思い出して、そういう人たちのやってるライブとかのライブ映画とかめちゃくちゃでけえ規模感でやってるじゃないですかみたいな。
なるからそれをイメージしていくとやっぱり会場しょぼいのかみたいには見えますよね。
結構地味な裏口から入っていってましたからね。
そうですね。
実際そうなんですかね。全米ツアーってどうなんでしょうね。なんかあの辺のこう。
どうなんでしょう。なんか本当にガチの世界トップみたいな人ああいうとこでやらなそうな気はせんでもないけど。
そうですね。ちょっと確かにあの、まあその歌ってる時にみんな外出すぎ問題とかにも通じますけど、ちょっとなんか向こうの人たち、アメリカの人たちのそのライブの感じってどんなんだろうってちょっと気になりますね本当にね。
まあレディー・レイブン自体の立ち位置がどれぐらいなのかにもよりっちゃよりますよね。
まあね、そうですね。現実世界だとどれぐらいのその人気度、どんぐらいの箱で何に埋まるみたいな感じの人みたいのがあるのかもしれないですけど、そこはもうわかんないので。
わかんないですね。この辺りね、この音楽ライブ描写とかの解像度に関しては僕ら弱いじゃないですか。
弱いっすね。
音楽のライブね、ほとんど行ったことないよねみたいなというか。
ないですかね。音楽家が褒めたら音楽好きから全然良くないよって言われたりした経験ありますかね。
ああ、さよなら唇のことですねみたいな。確かにあれもそうだな、ライブ周りとかの件でちゃうわって言われて、あ、そうなんやって思いましたね、それをね。
いやー、でもまあ面白かったです。ちゃんと次のシャマラン作品にも期待をできるなって確信を持って言えるぐらいには楽しんでみました。
いやもう、ちゃんと最後見た後、僕はニッコリ笑顔で帰れたので、それあんな笑顔されたらね、もう英語で帰れるんじゃないですかみたいなところがありますけど。
あと細かいことなんですけど、女子ハートネットのね、体型が良いんですよ。本当に。
それなりの中肉、中背で筋肉もあるんだけど、すげえ絞ってるとかでもなく、マッチョとかでもなくって、お父さんって感じの体やと思うんですよね。
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あれが良いですね、本当に。
いやー、でもできればライブ行く時にあんな背高い人前にいてほしくねえなと思いましたけど。
しかもね、出たり入ったり出たり入ったり。
入ったりしても邪魔だなあとしか思いませんけどね、本当に高いですよね、身長が本当に。
エディ・レイブンと一緒に歌う別のアーティストが奈落みたいなところから上がってくる時もじっと見てたりしてたじゃないですか。
あれも特に活かされなかったりとか、なんか直接関係ないけどずっとばら撒いてますよね。
それを思い出した。あそこも特に繋がってなかったなあと思って。
でもやっぱなんかしそうみたいなところで緊張感が出るから、本当にずっと緊張感だけが続くんだよねっていうのが良いんですよ。
そこの引っ掛けも含めて楽しかったなあっていう。
僕は本作の第一パートのライブ会場を抜け出す流れの試行錯誤してるところね、
ゲームのゴーストトリックっていうのを思い出したんですけど、ゴーストトリックってご存知ですかね?
いや、僕分からないです。
主人公が死んで魂になってるんですけど、物から物に取り付いて移動していくんですよ。
で、渡る道がない状態の時に、例えばこの扇風機に取り付いて、扇風機を回して何かがたなびいて、
その魂が取り付く道ができるみたいなことをずっとやり続けるんですよね。
ロールカーテンを巻き上げることで上に行けるみたいなとか、ずっとこのかすかな通り道を作り続けるっていうゲームなんですけど、
それを思い出してて、ここ通り道ないなあっていうところに誰かに何かをさせて通り道ができるみたいなところでついのとこに行けるとか、
ヒントを集めていくとかもちょっとゲームっぽいなと思って、ここで盗み引きしてこれ後で使うみたいなのをずっと続けていくじゃないですか。
あそこはすごいゲーム的にちょっと見てたんですよね。
現実にそんなこと起きへんやろっていうぐらい警察が都合よく動くんですけど、それはもうゲームだからっていう感じで、
通り道を作る用の警察をいかに上手に動かすかゲームみたいな感じのものとして見てたっていう感じでしたよ。
確かにゲームだったら確かにそういうスニーキングしながら何かしなきゃいけないみたいなバレないようにする時の、
敵の警察みたいなのってコンピューターなんかバカじゃないですか正直。
その感じに近いかもしれないですよね。
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そうやと思います。メタルギアストリートで段ボール被ってたら見つからないとかそれぐらいの。
そういうレベルの感じですよね。確かに。
そう考えたらすごい、もうトラップもっと飲み込みやすいですけどね、その辺りから。
いや全然いけると思います。生身の人間が演じてるせいでリアルなものに一瞬見えちゃうけど、あれはもう脱出ゲームとして見るっていうね。
確かにそうですね。
でも本当に楽しんだ映画でしたね。
でもあれかもな、ちょっと思ったのはFBIの人、プロファイラーみたいな人。
あの人との関係結構あんまり描かなかったじゃないですか。
多分あの辺結構ガッツリ描いてたら、多分いつものシャマラ映画っぽくなってたかもなとは思いました。
そう、あの人に母親重ねてもよかったですからね、別に。
ちょっとやっぱ重ねてるっぽさはあったから。
でもあそこあんまり広げていかなかったのはやっぱり今回ちょっとジャンル以外に徹しようって感じがあったからなのかなみたいなのはちょっと思いました。
あの人もかわいそうな人ですよね。もうこうやってブッチャーを捕まえるんだって指示出したこと全部恨めりますからね。
警察のポンコツさのせいで。
なんかね、これ続編があると思わないんですけど、ずっと出てきて欲しい人だなっていう感じがしましたけど。
変にキャラが見えない分味ありますよね。
そうですよね。あんまなんかめっちゃ印象残る感じではないんだけど、けどやっぱ気になっちゃうみたいな感じのキャラクターで。
あれね、なんか結構かっこいい人じゃないですか。
この人で一本映画作んねえかなみたいなというか。
そうですね。今回はバランスのキャラとしてっていうところで、それはそれでって感じでしたね。
あとなんかあります?
なんかあった気がしたんだよな。
ちょっと途中でヒチコックっぽい映画だっていう話少ししたじゃないですか。
オープニングアニメーションとかソウルバスっぽくなかったですか?
確かにな。あれですよね、シャマランのオープニングのクレジットとかエンドロールのクレジットとかの出し方って結構おしゃれなんですよ。
スプリットとか、急分割するスタッフロールとか、ちゃんと作品に絡めてておしゃれな締め方するっていうのはやっぱありますよね。
そうですね、スプリットとかも良かった記憶があるな。
それの延長感は、なんというかあれですよね、線がパタパタパタって今回動くみたいなやつって、包囲網がどんどん作られていっている感じとかっぽい感じですよね、地図とか。
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あれやっぱりソウルバスっぽさ狙ってやってるような気がするんですよね。
確かに、おしゃれだったね。
やっぱもうちょっとヒッチコックの映画見たいな、それ考えると。
それは僕も本当そうですね。
あと一番最後の最後のうちに気のいい販売員の黒人の人出してきたあたりは、そこもビジットっぽい感じですよ、終わり方が。
ビジッターの主人公のラップで終わるんですけどっていうところがすごい似てるんですね。
やっぱ最後まで笑かしにきてるなっていうところが本当にいいなって。
なんでしょうね、ジョークのセンス素朴だなって思いましたね、なんかあのあたりとかって。
シャボランのその辺のセンスは素朴だし変だしみたいな感じですよね。
そこが大変興味深くて面白いんですが。
まあそんな感じですかね。
ではこんなところでトラップの話はあっとこうかなと思います。
はいではお知らせになります。
映画の話しさすぎるバー次回は11月30日開催予定です。
場所は大阪南森町週刊曲がり19時オープン23時クローズです。
さらに大阪震災橋で第3木曜日に山口が店長する映画の話しさすぎるバー震災橋も営業中です。
場所は震災橋駅徒歩6分パー雨浦シェルター内19時オープン23時クローズです。
またこの番組ではお便りを募集しております。
番組全体や映画紹介屋さん企画とトークテーマ作に向けてご自由にお送りくださいませ。
バーの最新情報、次回テーマはXRBインスタグラムにて告知しております。
各ご案内は番組説明文をご確認くださいませ。
それでは映画の話しさすぎるラジオ第187回トラップの回を終わりたいと思います。
それではまたお会いしましょう。さよなら。