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今日のテーマトークは、「漫画原作実写映画3選」です。
ちょっと前の収録の時、カモンカモンの時だったと思うんですけど、確か前田さんが
進撃の巨人の実写版を見て、やーやー言ってて、その流れで漫画原作実写映画の話をしようっていうネタがずっと温まられてて、
今回、タイミングがあったっていうことで話することになりまして、で、企画趣旨としては、メンバー4人がそれぞれ漫画原作実写映画を3本取り上げます。
それは、ベストとかワーストとかではなく、話したいという、取り上げたいという意味合いで3本選んでますので、それについて話していくっていう形でいきますので、はい。
で、今回、漫画原作実写映画の話をするっていうことで、事前にお便り募集してまして、2通いただいてます。
このタイミングで紹介させてもらえたらと思うんですけども、まず1通目、無関移転観覧車さんからいただいてます。
店長メンバーの皆さんこんにちは。最近は仕事に追われて映画館に行けていないので、なかなか聞けていませんが、仕事が落ち着いたらまた参考にさせていただきつつ、楽しませていただきますね。
さて今回は、漫画原作の実写化について語られるそうで、私が激推しの実写化作品を挙げさせてください。
シティハンター・ザ・ムービー 史上最高のミッションです。
原作シティハンターの大ファンであるフランス人俳優フィリップ・ラショーが監督主演を務めた作品です。
ポスターを見た時は完全な出落ちだとバカにしていましたが、話の他人との鑑賞したら大興奮でした。
まさに原作の良いところをきちんと踏襲した、これぞ実写化でした。
しらけたシーンでのテンテンテンと鳥が飛ぶ演出、バトルシーンでのBGM、そしてラストのゲットワイルド、原作ファンならよくわかってるなぁという見事の演出でした。
ストーリーも凝っていて面白かったです。
実写化作品って失敗に終わることが多いですが、そのほとんどが原作の知名度と豪華なキャストだけに頼った中身のない作品がほとんどなのが原因だと思っています。
監督がどれだけ原作を好きかという点が重要なのではないでしょうか。
その点でシティハンター ザ・ムービー史上最高のミッションは見事に実写化してくれたと思います。
皆さんどんな作品について語られるか楽しみにしています。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
はい。
シティハンターね。
シティハンターすごいですよね、あれ。
爆笑した覚えがあります、あれ見ながら。
いや、見てないんですけど。
原田さん見てます?
俺フィリップの小作の全部見てるので。
えー、そうなんや。
それすごいな。
ミニシアター系の人だから、まさかシネコンであの監督を見るとかっていうのは結構衝撃やって。
だから本当に原作愛とか映画愛にあふれて、しっかりコメディー撮る方なんで、結構好きなんで。
おー。
いやー。
僕見てないんですけど、このシティハンターを撮ったことで日本での知名度が上がって、
03:00
次の作品も今やってるじゃないですか。
うん。
あ、そうなんですね。
うん。
えっと、バットマンへ史上最低のヒーローだったかな。
リーブルとかやってる。
あれもアメコミ愛がすごいから。
結構話題になってました、確かに。
うんうん。
いや、確かに。
あのね、本当にくだらないことばっかりやってるんですけど、
ちゃんと本気でやってるなっていうか、やっぱ見せ方が上手いし、
笑いのテンポの入れ方とかもすごく上手くて、
まあ、これ確かに見事な実写化ですよねって思います、僕も。
そこでフランスであれでも、おしゃれなフレンチコメディーちゃんと仕上がってるんで。
へー。
なるほどねー。
なんか劇場であの歌聞けるだけでテンション上がりそうですよね。
今よく考えたら、ジャッキー・チェンのシティハンターも一応漫画原作実写映画っちゃ実写映画ですね。
あれはちょっとなんじゃこら感やからさ、割と。
まあ、今思い出したくらいなんであれですけど。
はい、ありがとうございました。
はい、ではもう一通いただいてます。
内山さんからいただいてます。
こんにちは。漫画の実写。恥ずかしながらこの作品をあえてあげます。
弊害じゃなくてど真ん中、ピンポン。
おー。
で、ピンポンは僕、このお便りを見てみました。
へー、なるほど。
このお便りが届いてるのを見て、このお便りが来なかったら僕は殺し屋市を見てたんですけど、
このお便りが来たのでピンポンを見ました。
あー、あらら。
はい、公開当時とにかく画期的でした。
従来のほうが制作に染まってないテレビで仕事をしてた人が監督。
アメリカ事故のみの映像制作術で、漫画チックな映像がある程度実写化できることを実証してしまった。
傑作漫画にチャレンジ。
松本太陽の絵のタッチを捨てる代わりにシナリオを徹底的に練り込み、劇本にこだわった。
原作と同じロケーションだがこれが大当たり。
抜けが良い明るい背景。
単行本、五感文、価不足なく描き切った。
奇跡のキャスト陣。
全員素晴らしいが、特筆すべきは荒川よしよし。
スタッフ・キャストともに原作へのリスペクトと愛が溢れてるが、それによりかからない志の高い作品。
以上は、ゆわずもがなの後付けでした。
帰省した時、飛沫無視寮を取ろうと入った映画館でたまたまやってて、予備知識ゼロで見て、あまりの面白さでつるけて2回見る羽目に。
まさに、夏にぴったりスピーディーで爽快な作品でした。
未だに良い思い出です。
暑が夏いぜ。
そうそう、ポスターが白字が効いてて垢抜けたデザインだった。
内容と合ってないガチャガチャのポスターで損してる映画きっといっぱいありますよね。
やっぱりポスター大事。
では、ラジオ楽しみにしてます。
ところで、ツイッター拝見したんですが、トップに固定の映画バーの告知、曜日が日曜日になっているので訂正いただけると。
とのことで、はい、あのー、告知修正しました。
今回は土曜日です、すいません。
はい、あのー、8月27日土曜日ですので、修正しました。
ありがとうございます。
すっかり直すの忘れてました。
はい、で、ピンポンですね。
ピンポンはね、漫画原作実写映画の中でもずっと評判いいですよね、本当に。
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うーん、確かに。
絶対名前上がりますよね。
なんかこういう話題の時に絶対上がる作品ですよ。
いや、私も今日ちょっと迷いました、ピンポン入れるか。
おー、はい。
結構ね、あのー、特にペコドラゴン戦のペコのむちゃくちゃなフォームでの卓球を実写でやってるのすげーなと思ったんですよね。
あのシーンやわーと思って。
ジャンプしながらね、あのー、ストローク打ってるところ。
そんなこと、あのー、カット上手いこと繋いでいい感じに見せてるっていうのはあるんですけど、それでもやっぱちゃんとラリーしてるシーンとかと編集で綺麗に繋がってるので、やっぱその一連の卓球の試合のシーンとして見れるんですよね。
そこがすごい上手いなと思って。
漫画のハッタリちゃんと残そうとしてるし、すごい上手な映画だったなと思いましたね。
結構久保塚もあの時すごいノリに乗ってる時代じゃないですか。
え、あれ空飛ぶ前ですか?
うん、前。
前ですよね。
前なので、本作のアイキャンフライが例の件で象徴的に扱われたっていうのはありますよね。
あー、そうですね。
そうですね。あの時結構久保塚の、久保塚私も大好きだったんで。
IWGPとか狂気のさくらとか。
あとゴーとかがあって。
ゴーね、そうそう。
そうですね、久保塚作品結構イケてるの多いですよね、あそこらへん。
一番熱かった時代ですよね。
うん、本当に。
本当、彼以外結構できたかなっていうのは本当に思っちゃいますね。
無理やろって。
僕が映画ピンポンを見るきっかけにもなったお便りをいただけたということで、本当にありがとうございました。
じゃあ、順番、前の時みたいに1本ずつで回ります?
そうしましょう。
いきますか。
1本ずつ。
その方が準備しやすい。
じゃあ、前の時みたいに順番決めアプリで、ちょっと待ってくださいね。
ここに今、見えるかわかんないですけど、4人の名前が打ち込まれてます。
全然見えないわ。
全然見えない。
あ、ちょっと映った。
ギリギリ、ちょっと見えます。
これをシャッフルします。
いきますね。
えいっ。
原口マリオン前田山口です。
ほう。
結局一番ね、これ。
では、原口さんから漫画原作実写映画1本ご紹介お願いします。
はい、まず取り上げるのは、ソラニン。
おー、はいはいはい。
おー。
おー。
アサノイニオさん原作の漫画の映画かですね。
はい。
えーとね、そもそも確かに、アサノイニオに24歳ぐらい、社会人2年目の時になんかハマって、
ミクシュやって、その知り合いからの勧めからかな。
うんうん。
で、ハマったのが大きいかな。
で、ちょうどちょっとね、最近引っ越してからようやく自分の漫画を整理して棚に入れて、
ちょっと改めて棚からひとつかみでソラニンの真相版の方を読んでみて、
今改めて見てよかったというか、
主人公らも24歳の頃を描いてて、
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あ、俺ちょうど同じぐらい読んでたんだなって。
で、俺も24歳の時っていう、会社の仕事で散々うまくいかず、よく怒られてた時期で、
そんな頃に俺こんなの読んでたんやな、登場人物たちと重ねて読んでたんだなっていうのをちょっと思い出したりしながら読んでまして。
うんうん。
で、ストーリーは、大学のバンドサークルの子たちが卒業後もバンドをしてて、
メインの主人公のカップルがうよ曲折をあって、最終的にライブハウスでライブをするっていう話なんですね。
で、結局音楽ものの漫画へとってつきものなのは、漫画から音が伝わってくるか、音楽が伝わってくるかっていうところなんですけれども、
まさかこのソラニンが映画化するとは結構予想外の展開だったんですね。
で、しかもどうやらその出てくる楽曲、そのタイトルにある通り、ソラニンっていう楽曲を役者が歌うと。
それ誰だろうって当時かなり話題になって、
で、それ歌ったのがなんと宮崎葵さんと。
映画で歌ったって多分その作品ぐらいや思うねんけども、
歌ってるところだけちょっとしたYouTubeに上げられてる運があるんで、それは見てほしいんですけど、
やっぱりそのストーリーの中でうよ曲折あった中を経って、宮崎を演じる主人公が歌う姿がね、
歌が上手いなのか下手なのか微妙な下馬感があるんだけれども、
非常にエモーショナルに映し出されてて、それが良くて、漫画も映画も気に入ってる作品です。
ちょっと思いつくところを順に上げたんだけれども、
そのイニョって読んだことあるかな?
僕ね、むちゃくちゃ苦手意識あるんですよ。
あの、すっげーこういう話苦手っていう感触があって、20代の頃は僕読めなかったですね。
ただ多分今は読めます。
そういうのも飲み込めるようになったと思うので、引けるかなと思うんですけど、
20代の僕にはすっごい苦手意識があった作家ではあったんですよね。
割と周りでもね、特にソラニーは主人公に感情を引入しすぎて、
気持ちが鬱になるっていう評判ではあったんだけど、特にソラニーって。
なるほど。
でも割とアサリン用の他の作品って結構ファンタジーメイトやSFとかもあるんだけど、
割と順当な先週群像劇ではあるので、
比較的読みやすい作品かなと思うんですけど。
結構ね、今手に取るのありやなと思ってるんですよね。
逆にというか、あの頃自分の中で排除しようとしてた感情なんだったのかみたいなのを
もう一回確認する意味で読んでみるのありかなと思ってたりはして、
映画の方もやっぱ漫画と同じ波長みたいなのはちゃんと入ってる感じですか?
そうそう。だから大きなストーリーは書いてるんだけど、細かい要素は一応書いてるけども、
同じ波長があるかな。
いわゆる24歳でまだ社会に届くかもしれない、
まだちょっと残ってるモラトリアムを描いてる作品ではあるので、
だから漫画を見ながら、
あ、あの時俺会社辞めてたらどうなってたかなとかって思ったりしながら読んだとこもあった。
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20代真ん中ってそういう時期ですからね。
一番上手くいってなかった頃やなっていうのが思い出されてる。
なるほど。そっか。
空にマサの陰をね。なるほどな。
いや、そりゃ出てきても全くおかしくないけど、
僕のアンテナじゃないとこから来たんで、なるほどなと思って。
なんか前、青春映画か音楽映画なんか飽きたっけなって思い出させたけど、
かなと思いつつ、また今回も。
了解でーす。
はい。
では、マリオンさん、1本目お願いします。
そうですね。僕1本目はアルキメデスの対戦ですね。
おー。はいはいはいはい。
漫画か?
あれ実は漫画原作なんですよね。
あの、ドラゴン桜の人。
そうそうそう。
はいはいはい。
なんすよね。実は漫画原作で。
で、監督が山崎隆なわけですよ。
まあ、映画好きだと山崎隆と聞くとちょっと、
あ?ってなる人が多いんじゃないかなって思うんですけど、
いろいろね、何とは言いませんけど。
てかあの、僕最近彼の映画、劇場公開されてるので、ゴーストブックをわけづかみて、
テメェこの野郎って思った覚えがあるんですけど。
まあまあ、そういう話はちょっと置いといて。
あれは童話だったけどね。
でもアルキメデスの対戦はめちゃくちゃいいんですよ。
確かにちょっとまあ、山崎隆ちょっと拙いなってとこあるんですけど、
いやもうこの話よく作り上げたなというか、
綺麗にまとめ上げたなっていう映画で、
まあこれ簡単に話すると、戦艦ヤマトを作ろうという勢力と、
あと山本イソロクヨとかが、これからは空の時代だということで、空母を作りたいと。
その空母に予算出してもらいたいんやけど、
ただこのあまりにも巨大な戦艦ヤマトを作ろうみたいな人たちとの権力争いというかをしているがために、
その過程で予算とか設計の不備とかを指摘してもらうために、
須田まさき演じる天才数学者を雇い込んで、相手の不備とかを救うみたいな。
まあ一緒の法廷ものっぽい感じの映画になるんですけど、
まあこの映画結構なんていうんですかね。
まあ史実はヤマトは作られるわけですよ結局。
主人公側はヤマトを作らせないみたいな、作りたくないみたいな勢力側の人たちが主人公だけど、
まあ結局作られるわけですよねっていう史実があるんですけど。
まあその史実にくっつけるために、結構大胆にこうなんというんですかね。
まあ風立ちぬみたいな結構、そういう理論でいきますかみたいな結構飛躍というか、
悪魔のような誘惑にあえてそこに乗っかってしまう人の話みたいなのを作ってるんですけど。
まあその戦艦ヤマトっていうものを、まあ今も全然あるような球体依然としたようななんか日本的な価値観みたいなものを投影させて、
まあいかにしょうもないかっていうのをちゃんと描いてるっていうところに、
山崎隆、なかなかやるやん!みたいなふうにちょっと思った覚えがあって。
しかもこれはちゃんと漫画原作で、これは大傑作ではっていうぐらいちょっと僕結構興奮したというか。
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こんななんか微妙なというか、なかなかアンニュイな着地をきちっと決められる。
そしてちゃんとVFX、ヤマトの沈没シーンが冒頭にあるんですけど、の迫力も含めてすごくよくできてて。
いやこれ本当僕、漫画原作の中でも推したい一本って感じですね。
結構話題になってましたよね。
リティー映画としても非常に楽しかったんけど。
そうですね。なかなかヤマトの沈没シーンとかもものすごい悲しい気持ちになるんですよ。
ヤマトの乗組員が撃墜されたアメリカの戦闘機のパイロットがパラシュートで降りていって、
自分たちは撃墜してやったーって言ってるんですけど、
でもそのパイロットが救出されていく姿とかを見ていくんですよ。
でも自分たちはそのヤマトの沈没に一緒に飲まれていくっていう、
こんななんか悲壮感漂う感じを、
しかも冒頭のVFXコミュニティでちゃんと描いてるっていうのは、
かなりの気合を感じるというか、
なんかノーテンキな映画ばっかり撮ってる人って勝手に僕は思ってたんですけど、
ノーホント、牧歌的な映画ばっかり撮ってる人っていうイメージが勝手にあったので、
こんなビシッと映画的なアンニュイインな感情を引き出せるような映画も撮れるんやっていうので、
そういう意味でもすごく良かったなと思ってますね。
結構見たかったんですよね。
私も思いつつ見れてない映画の一つですね。
すぐ見れるのに。
結構おすすめです。
その良い結果を生まないって分かってるものに、
投じていく人の話を見るって、
すごいアンビバレントだなぁと思うんですよね。
このヤマトに限らないですけど、
動き始めたら止まってくれない政治的な事情によって動いてる大きなものって、
めっちゃ心当たりあるじゃないですか。
そう、そうなんですよね。
しかもその動かしてるもので、よく見たらただのおっさんのエゴだったりとか、
しょうもなかったりするっていうのをちゃんとこの映画で描いてるというか、
そこがやっぱりすごく偉いというか、というふうに思いますね。
しかもこれをまた公開時期的には、
東京オリンピックこれから頑張るぞみたいな時に公開されて、
山崎隆はその時開会式のディレクターみたいなのに任命された時期ですよ。
そんな人がこんな映画撮ってるって、もうなんかすごいなって思って、
いや、これだけは本当に山崎隆、やるなって思ったっていうですね。
います!
ぜひぜひ。
ちょっとこれはどっか読みます、必ず。
じゃあ次、前田さんですね。
じゃあ前田さんの1本目をお願いします。
はい、私は山口さん見てくれるだろうと思って、
ミスミソについて話そうと思ってミスミソは入れました。
前もなんか緊急報告の時に総会はしてるんですけど、
実写化映画で今手軽に見れる映画っていう括りの中で言うと、
かなり上位に入る作品ですね、個人的に。
原作漫画も好きなんですけど、しきりれんすけど、
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結構原作は本当に絵がちょっと荒いというか、
その荒さでよく描ききったなっていうような感じなんですけど、
それを実写化するにあたって、もう見事なキャスティングという映像がやっぱり本当に、
嫌な感じと可愛い感じを両方極限までボリューム上げた、
赤と青両方マックスの濃さで混ぜたみたいな、
で紫にしたみたいな作品だと思うんですね。
あらすじ的には山田杏奈ちゃん演じる主人公の女の子が、
東京から転校してきたのかな、転校してきた田舎の学校でいじめを受けてて、
そのいじめてる生徒、男の子も女の子もそれぞれいろんな問題を抱えてたり、
その中でのカーストというか優劣もあったりする中で、
一戦を超えた事件を起こしてしまう。
それによって山田杏奈ちゃんの、ある意味リベンジものでもあるというか、
という作品なんですけど、一戦を超えた時の映像とかも結構衝撃的というか、
結構ここまで表現してしまうんだっていうようなショックがあったり、
最後の最後、その一筋の技がいかない物語にもう一つ仕込まれているような、
まだ来るのかっていうような追い詰め感もすごく良くて、
季節が冬で雪、ミスミソウっていう花、あれはでも春に咲くのか。
春になる頃に咲くってことなんですかね。
ちょっときちんと理解できてはないですけど。
雪景色にやっぱり血がサッと行く感じ。
結構映像美もなかなか良い作品だなと思います。
キャストがもう本当にみなさん素晴らしいですよね。
うっくつ感すごい良いなと思って、
閉鎖的な集落で閉じた人間関係の学校の中で、それはおのおの生むでしょうよっていう。
ただにしても誇張はきついとは思うんですよね。各キャラクターの人物像っていうのは。
そのきつさが良いというか、始まって10分ぐらいで腹渡りに繰り返ってるわけですよ。見てるこっちは。
もう不快感MAX。でもその丁寧に描いてはたどり着けないスピード感だと思うんですよね。あれはやっぱり。
もうあの頃の憎しみ思い出せたわみたいな。5分で思い出せたわあの頃の像みたいなぐらいの、とにかくアクセルベタムミ感。
そこにリベンジと乳吹きが覆っていくっていうのがね、あの頃の俺もあいつらも全員殺してやるぜみたいな気迫を感じるんですよね。
凄まじかったなあ、あれは。本当にもう。
結構山田アンナちゃんが強いっていう。結構無双して、無双しまくるっていう。そこだけのファンタジー感というか、ほんまにすごい強いんですよね、山田アンナが。
確かに僕この映画で山田アンナをちゃんと知ったというか、すごい役者さんやなって思って、僕ちょっと今回の漫画実写であげようか迷った作品で、本当僕山田アンナが出演してるやつで、ジオラマボーイパノラマガールとかすごい良かったですしね。岡崎陽子原作の。あれもすごく良かったですし。
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あと本作いいなって思うのが大人が出てくることなんですよね、個人的に。
複雑な事情を抱えている子供たちの親、複雑な家庭環境の親だったり、あるいは普通にいい親だったりっていうね、殺し殺される中に、そこで子供たちの物語にしてないっていう親いますっていう家族がいます。世界が広がってますっていう、あの残酷さがすごい良いなと思って。
で、大人の世界は大人の世界でいじみに近しいものがあるんですよね。
結局この学校っていう空間を出てもまた別の地獄は始まりますみたいなことも言わされてるし、そこに対してやっぱり殺すあるいは死ぬっていうことがある種の救いとして働いている話だなぁと思って。
無茶苦茶なる話なんですけど、その無茶苦茶さにある種の呪いを解いていく効果があるなぁとは思いながら見てたんですよね。
主人公の山田アンナと、いじめの主反角というか、クラスで一番カースト的に上に立っている女の子と、また別でいじめられているルミっていう子の関係がすごく、あの三角関係、結構ゆりとは違うのかもしれないですけど、
本当に10代特有の同性同士への執着だったり、愛憎みたいなものがよく描かれていて、あの辺のバトルも結構胸に来るものがあったり、バトルとか友情とか、ラストでゆりっぽかったですよね。
ラストシーン。
ちょっとジャンだよなぁ。
ジャンだよなぁってめっちゃ逃げ切らないとぼやいているけど。
ちょっとだけ僕がゆりじゃないと思ったから触れますね。
あのいじめに、本当にヤバいことが起きるときに、そこのヤバいラインを越えたらダメっていうブレーキを踏まないじゃないですか。そこがどう思ってたのかなっていうのが違和感だったかなっていうのと、
なんかいじめるのはいいけど、そっから先はアカンっていうラインを自分の中で引いている方がゆりだなっていうのがまず一個と、
あとバス停のシーンあるじゃないですか。
はいはいはい。
許さんでしょ、あそこ。許せないでしょ、どう考えても。むしろ僕許さないからこそゆりだなと思ったんですけど、
許すからもう関心なくしてるやんと思って。関係性を断ち切ってるじゃんっていう。
ちょっとむずい。
ちょっと僕ちゃんと見直してくればよかったなぁ。ちゃんと何も言えねえな今なぁ。うろ覚えだ。
なんかあのいじめっ子の方、たえっ子は、たえっ子であってんのかな。
あ、あってたと思います。
それこそブレーキというよりは、その一線を超えちゃう事件には、
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いや私はもう関わらないよっていうスタンスで割ったと思うんですよ、もともと。
そっから先、あいつらが本当にそういうことをするかどうかっていうのも含めて、
いや私はそんなのいかないから。だからバス停のシーンでも、たえっ子に関しては一貫して片思いというか、
一貫してこう、なんて表現したらいいかわかんないですけど、そういう思いはあったのかなと。
あそこね、ちょっともう放り投げてるように見えて、関係を。
もういいから、もういいからみたいな感じで、切っちゃってる感じがして、むしろ憎む方が有利なわけですよ。
だからそういう意味では、両思いではなかったですね、最初から。
まあね、それを言ってしまえば。
最初から片方は、山田杏奈ちゃんの方は、ちょっと違う、たえっ子とは違う感情を持って接してたというか、
そもそも2人の持ってる感情はお互い同じではなかったっていうところが、まずすれ違い。
私も最近すれ違いっていう言葉を使うだけで、2人のことを思い出したからね。
すれ違いはね。
なんでね、僕、そのバス停のシーンの後で、2人の人間が刃物を持って向かい合うシーンがあるじゃないですか。
あそこめっちゃよくないですか?
あそこいいんですよ、むちゃくちゃいいんですけど、いっそメイン2人でそれをやれよと思って。
でも、なんか、ルミのキャラがやっぱりよくて、
いや、彼女はむちゃくちゃいい、本当に。
いや、本当、あの子、あれ以降、なんか活躍してないんかなっていう、不思議なくらい、むちゃくちゃ良くて、彼女自身が。
で、ちょっとこの全体のキャストの見せ方として、やっぱり、こんだけ可愛い子揃えてるんですけど、
なんて言ったらいいのかな、可愛いんだけど、ちゃんと、まだ赤抜ける直前の、色気づき始めてはいるけど、そういうことに興味を持ち始めてはいるけど、
まだ赤抜けきる直前の、本当の10代の可愛らしさっていうのを、ちゃんと監督がとれてると思うんですよね。
なるほどね。
まずそれが素晴らしいと思うんですよね。
わかる、わかる、わかる。
その、太鼓の金髪も、都会の金髪じゃなくて、自分で染めた、オレンジっぽい金髪なんですよね。
その辺とか、すごく好きで、そのルミ、もう一人の、いじめられてるような役回りなんだけど、太鼓のことが好きで、慕ってずっと来るっていう。
あのキャラクターが最後に牙を剥いた時の、これネタバレで話したっていいんですかね。
もう、シャネル氏はとっくにネタバレしてるから。
まあまあまあ、いいじゃないですか。
でもこれ、ネタバレとか関係なく、まだしかも肝心金髪の話は全然出てないんで、全然もう、ほんと見てほしいんですけど、聞いてる方にも。
太鼓はずっと都会に出て、美容師になりたいんですよね。美容師になりたくて。
だからその、美容師になりたい太鼓の手を刺すっていう、あの本当に大切なものを奪ってやるっていうぐらいの憎しみ。
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単に見せかけの切りつき合いとか、絵だけを撮りたいっていうんじゃなくて、ちゃんとその、自分が一番大切なものを与えてくれなかった。
自分が一番欲しいものを与えてくれなかった相手に対して、こいつが一番欲しいものを奪ってやるっていう。
それぐらいの憎しみの持っていき方っていうのを、すごく純粋にまっすぐにこう、表現してる。
あれはもう、あのシーンは素晴らしいなと思いました。
そうなんですよね。だからむしろそっちの方が有利なんですよね、僕的には。
むずい、むずい。
いや、あの、やっぱ命はぶつけ合わないと。命をぶつけ合わないと。
確かにあの時、あの時確かに太鼓も初めて本音でというかね、ぶつかった感はありましたもんね。
確かあの時、二人の矢印は向いてたわ。
そうそうそうそう。その矢印は刃物なんですよね。もう傷つけるっていう、もう殺すっていう。憎しみ合ってるっていう。
そこがね、やっぱ、あとさっき前田さんが言ってた、太鼓の垢抜けない田舎の際立った美少女っていう感じでね、僕眉毛、眉毛素晴らしいあれは。
整えきってないちょっと太い眉毛。でも、あの雪に包まれた集落の中で真っ白な服装で出かけるんですよね。
そう、肌も白くてね。
あの心意気ですよね。なんか、そこまで全てをやりきってないけど、真っ白を着るみたいな、そういう思考は持ってるっていう。
ちょっとそのバランスではなくて、いびつな何かを持ってる、若さゆえのファッション性みたいなのがあって、そこにね、あの髪の毛の色と眉毛、素晴らしいです。本当に。
確かに。あのヘアメイクさんとスタイリストさん、本当にいい仕事してくれたなという感じで。
ですね。
一方で、山田アナちゃんは真っ赤なコートを着て出かけるんですよね。真っ白い雪の中。
目立つ。ほんまに復讐する気あるんか。
やっぱ雪景色に真っ赤な服って最高、本当に。
そうなんです。全然隠れる気がない。
たまに映画よく見るけど、最高。
そう、最高だと。
家入りシーンですからね。
そう、細かいところで言ったらいろいろあって、
街の上での関西弁の…
中田聖奈でしたっけ?
なんていうものかな。
いましたね。あの人やったんや。
中田聖奈ちゃん。中田聖奈さんも。
まあ、そうそう。
でてて、なかなか本当に、街の上でとは同じ人とは思えないぐらいの役を演じ切ったなと思うんですけど、
その子がね、目を刺されるんですよね。
目刺された時に、すごいこの演技素晴らしいなと思ったんですけど、
ギャーとか言わないんですよ、最初に。
何が起こったかわからなくて、え?っていう感じだった。
最初反応が全然ないというか、薄い。
あの感じがね、すごく良くて、
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最初から目刺されてギャーとかだと、ちょっと作り物というか、
そういう単にスプラッとシーンが撮りたいだけなんだろうなって感じになっちゃうんですけど、
あの感じもすごいリアルで、
あのシーン、なかなか痛そうなシーンの連続で。
一旦終わっておきましょうか。
時間結構してて。
前田さんの熱量は?
前田 ちょっとやっぱ、どっぷりね、まだ語っちゃった。
わかりました。
聞いてる方もぜひ。
前田 ちょっと僕もう一回見直したくなりました。
見直そう。
じゃあ、僕一本目いきますね。
僕の話したい作品は、
奥田タミオに泣いたいボーイと出会う男全て狂わせるガードですね。
前田 あれかー。
で、これ大根ひとし監督ですね。
で、大根ひとし監督といえば、モテキは一本代表作で上がると思うんですけど、
僕はモテキは見てないんですよ。
ただ、たぶん近しい何か波長は持っている作品なのかなと思ってて、
で、主役のつまぶき君が雑誌の編集者、
ライフスタイル雑誌の編集者がやってて、
その彼女というか憧れている女の子が水原紀子っていう感じの話で、
これ要点絞ると、なんとなくタイトルから察せる感じで、
その女の子が小悪魔タイプなわけで、
それに振り回されるっていう話になるんですよね。
ようやくすると。
でも結構いろんなディティールがあって、
そのディティールは何かっていうと、
このタイトルにあるオクダタミオになりたいっていう部分なんですよね。
オクダタミオになりたいっていうのはどういうことかっていうと、
自分の自然体が世の中にとって憧れられるようなものであってほしいっていう
ワナビー感情なわけですよね。
作ったものじゃなくて、
自分のあるがままがみんなから承認されるものであるっていう。
自分は今現状ですでに人より優れていると思いたいっていうことなんですよ。
そこに出てくるのがオクダタミオという、
これは象徴であり概念ですね。
オクダタミオっていう。
緩く生きてそう。
緩い感じで音楽やってる。
それが最高にかっこいい。
俺もそうなりたい。
自然体こそかっこいいって思われたい。
っていうのが表れてるわけですよね。
でもそんなの嘘だよねっていう。
全部壊れていく話なんですよ。
この女の子もものすごい付き合いたい付き合いたいって言って近づいていったら、
向こうから来たと思ったら離れていったりみたいな。
それはその女の子も、
そういう何か作為的に何かになろうとしている存在なんですよね。
だからみんなにとって求められている自分像を作ってるんですよ。
すべての人に対して。
で、その作ってる彼女像に
そのツマムキ君は打ちのめされていくわけなんですけど、
その中で彼は学ぶんですよね。
自然体なのではなく、
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人が求める何かを作ってる奴が勝てるのだとっていう。
で、彼が勤めてるのはそのライフスタイル雑誌っていう。
自分の自然体がみんなから憧れられますみたいな、
そういう業界なわけですよね。
で、彼はそこで何者かになっていくわけです。
自分が本来持ってたものを捨てて。
で、後半というかラストがすごい好きで、
彼は何者かになるんですよ。
何者かになるんですけど、
あの頃食べてたものが、
あの頃と違うものに感じるみたいなので、
すごい虚無を感じるんですよね。
で、それがね、むちゃくちゃ刺さるんですよ。
やっぱ彼はイノセンスを捨てるわけですよ。
無邪気であるということ、無垢であるということでは、
何者かにはなれないっていうことで、
何者かになるために、
自分が持ってたものではなく、
人に求められているものを表現することで、
なり上がっていくんですけど、
そうなった時に、あれ?自分がいいと思ってたもの、
よくなくなってるかもみたいな。
そういう何か、ある種の大人になるということを描いている映画であり、
ある種のメンター者だなと思ってて、
水原貴子から、
ツナウディックくんが、
この街で生きるということを学ぶっていう話でもあるなと思ってて、
あと、猿学長で会いましょうの裏面みたいな話だなと思ってるんですよ。
猿学長のあの子が、
全部うまいことやれたら、
こうなりますみたいな話だなと思って。
なるほど。
やっぱり猿学長の彼女は、
人に求められるものを下手に表現してましたけど、
本作の水原貴子は、
上手にそれを表現することで、
あの街を生き抜くんですよね。
東京砂漠を。
で、結構みんな刺さると思うんですよ。
東京行ったら何者かなれるかもみたいな。
で、俺が今持っているもので、
みんなに憧れられたいみたいなって、
絶対あると思うんですよね。
でもそうじゃないよって気づく日が絶対来るわけですよ。
だって東京にいる人、みんなそう思ってるから。
1000万分の1なんですよ。
でも、あの街で生きるんですよね。
ツナウディックくんは。
もう感動ですよ。
良いとか悪いとかじゃないんです。
生きるということなんです。
ちょっとクラクラしてきた。
僕めっちゃ入れ込んでるけど、
そこまで見てテンション上がる映画かどうかわからないです。
僕がもうそこまで入り込んでみただけなんで。
私もこの映画結構好きだったんですけど、
私的には、
ツナウディックくんが雑誌の編集者っていうことで、
結構激務な業界なんですよね。
忙しい。
華やかに見えるけど、
すごい忙しい仕事をしてて、
その中で恋をするんだけど、
デイとの約束をした日に限って帰られへんとか、
旅行に行く約束をしてるのに会社に行かなあかんとか、
結構忙しい仕事をしてる人だったら、
36:02
すごいそこにも共感できるんじゃないかなっていうところもあって、
だけど、
何か失恋というか、
何かにつまづいた時に、
救ってくれるのも仕事だったりして、
結構そういうお仕事映画の側面もあるなと思ってて。
確かに。
結構私はそこがすごい好きなところで、
そうなんですよね。
結構ビジュアル的にも水原紀子もすごい可愛くて、
ビジュアル的にも見てて楽しいというかずっと。
すごい可愛らしいんですよね。
そうなんですよ。
ぴったりのキャスティングですよね。
ただね、
これ僕、映画見てあと原作漫画読んでるんですけど、
原作漫画の水原紀子がやってるあの女の子の役は、
もっと小動物系なんですよね。
それこそ猿学長団あの女の子みたいな感じなんですよ。
俺が守ってやらないといけないみたいな感じを、
男が全員思うみたいな、
そういうタイプなんですよね。
それは全部コントロールされてますっていう話になってて、
やっぱ水原紀子さんだと、
凛としてるし、
すでに持ってる彼女のイメージとして、
自立した自分を持ってますっていうイメージあるじゃないですか。
やっぱり水原紀子さんに対しては。
やっぱそこはね、
ちょっと違うニュアンスにはなってると思うんですよ。
もっとか弱いし、
守ってやりたいと思うタイプらしい、
食い物にしてやろうと思うタイプなんですよね。
やっぱり原作漫画の方は。
でもそうではないっていう話にはなってて、
映画の方は映画の方で、
それはそれで良かったかなっていう。
彼女の器用さっていうものが、
ビジュアルからも伝わってくる感じもするし、
っていう感じですかね。
今見たらまた違う感想を持てるかなって思ってたりはします。
実感めっちゃヤバいんですよね。
これ3本言えないんじゃないかな。
3本言えない気がしてきたんですけど、
言えへんわこれ。
もう語りたいやつを、
なんかあるやつ言ってもいいんじゃないですか。
そうします。
皆さんちなみに、
他の2本は何を選んだかを気づきません?
もうそう言っちゃいます?
原口さん、じゃあその2本教えていただいていいですか?
モテキと、
モテキ出た。
ラバーズキス。
ちょっとごめんなさい、
僕ラバーズキスパッと分からないかも。
吉田明美原作。
なるほど。
ラバーズキスのサブストーリーとして、
海町ダイアリーがあるっていう位置づけ。
そうかそうか、はいはい。
そういう作品。
そういえば、
海町ダイアリーも漫画原作実写映画だったことを今思い出しましたわ。
そういえば。
海町ダイアリーはね、
あげようと思ってました。
海町ダイアリーのサブストーリーがまた今、
漫画であったりしてるんだけど。
なるほどな。
確かにな。
原口さんの語るモテキちょっと、
入り込み具合ヤバそうですね。
わかる?
大体どういう話が展開されるか、
想像はついてます。
39:05
だって、サブカル男のモテ自意識の話でしょ?
原口さんがたまにポロリと出す恋愛トークの延長線上にあるやつですよ、それは。
俺、そもそも漫画がむっちゃ好きで、
漫画自体が毎週イブニングを買って愛読するほどにハマってたというか、
ココアの俺や!みたいな様子がたっぷりと入ってたので。
面白い。
選ぶ3本が原口さんっぽいなって、
今そこそこ付き合ってきた関係やからこそ思える感じですね。
確かにね。
面白い。
タイトル聞いただけでも面白いもん。
聞いた時に、モテキかって意外やなって思ったけど、
よく考えたらど真ん中やと思って。
俺もど真ん中すぎだよかも。
なるほどね。
結局ね、漫画の内容は全部テレビドラマで描き尽くされていって、
映画版はね、漫画にはないオリジナルストーリーで、
ドラマは即編になってて。
これはね、もうドラマの延長で、
ひとし監督がやりたい放題やってるのを楽しむ映画。
なるほどね。
いやー、モテキの映画ね、僕見たくて。
見てないんですか?
評判でね、長澤正美可愛すぎるっていうのよく聞こえてくるんですよ。
長澤正美可愛すぎるし。
でももう多分あれですね、今からモテキ見ても、ずっと原口さんがちらつくことになるんで。
残念ながら。
インプリントされてます。
映像作品とかサントラ関係、本関係は全部持ってますよ。
ドラマ含めて。
めっちゃ好きじゃないですか。
そんな好きなんですね。
でもなんかわかる。
初めて買ったドラマのDVDボックスだったかな、モテキが。
めっちゃ思い出ある。
いやー、わかるなー。
いやー、でもね、モテキって本当にヤバい話だなっていうイメージがあって。
だってサブカラーに詳しかったらモテますみたいな幻想が詰まってる話じゃないですか。
音楽関係特に。
当たり所悪かったら死ぬやつですよ、それ。
本当。
あれは死ぬよみたいな感じだからな。
本当ですよ、あんなに。致命傷ですよ、本当に。
死んでしまうあんな。
だから有名なセリフがフジロックでカップルで来てるやつ、みんな死んじゃえってやつ。
あかん。面白い。腹振って面白すぎる。
っていうセリフがあったりするからさ。
ちょっと僕、この流れで映画のモテキ見よって決意しました。
いや、もう。
どうぞどうぞ。
見て欲しい。
ちょっともう見直そう、これも。
私も見ようかな、久しぶりに。
本当に見たくなった。
ちょっとじゃあ巻きながらで、マリオンさんの残りの2本、何の予定でした?
僕はあと残りの2本は、恋は雨上がりのようにと銀玉をあげようと思ってました。
はいはい。
42:00
恋は雨上がりのようにはもうめちゃくちゃクオリティ高いという意味であげたかったって感じ。
確かに。あれ素晴らしいですよね。
いや、ほんまによくできてるっていうか、オープニングからちゃんとオシャレっていうか、
ちゃんとなんか今のポップさとかをちゃんとできてるっていうので、ちょっともう感動したぐらいだったんですけど。
やっぱ物語も自分好みのというか、つまずいてしまった人生をお互いこう慰め合いながらというか、
共感し合いながらちょっとお互いの人生をまた歩みを進めていくみたいな話が僕好きなので、
そういう意味でもすごく物語としても好きだし、クオリティもめちゃくちゃ高いというか。
この監督さんが永井明さんって人なんですけど、この人結構職業監督的にちょっと推してるというか、
漫画原作だと他に定位置の国とかもやってるんですけど、
定位置の国もめっちゃ面白かったし、この人はちょっとこれからも追いかけていきたいなというか、
多分どの映画もクオリティめっちゃ高いんやろうなっていう感じがする人で、
的に推してるって感じですね。
キャラクターも撮ってる?
あ、そうですね。キャラクターも撮ってる。
結構引き出し多いですね、それ。
すごいですね。
これだけでもなんかこの人腕あるなっていう人。
あの話って両論にならないとこがいいですよね、ちゃんと。
わかる。
最初あらすじだけ聞くとすごいなんか拒否反応が出そうになるんですけど、
ちゃんと読むと全然そういうオディサンと女子高生の恋愛とかじゃなくて、
っていうのがすごいちゃんと描かれてて。
すごい良かったですね。
すごく丁寧。
僕は大人が無責任に子供と恋愛したらブチギレる人なので、
そこは良かったんですよね。
ちゃんとしとるわと思った、本当に。
ちゃんとしてる。
で、銀魂は、これはあれですね。
好きじゃなくて嫌いな意味の方であげたんですけど。
なるほど。
ちょっと僕ここから口が悪くなるかもしれないんですけど、
僕なりのあれですよ、意見というか感じですけど、
なんか皆さん漫画実写映画化ってビジュアル意識しすぎじゃないですかっていうのがあって、
見た目さえ良ければ何でもいいとか、
これ似てないからダメみたいなの結構多くないですかみたいな。
僕そういう風潮結構嫌いで、
見た目がどれだけ似せてるか、モノマネできてるかとか見た目が、
みたいなのを観客も求めてたりとかするのって、
すごい僕の中で嫌というか、
自分の中の漫画実写映画化で優れてるなって思うのって、
漫画と映画の文法の違いってあると思うんですけど、
尺の長さとかがあると思うんですけど、
それをいかに映画という尺に落とし込んで、
読み込んで、原作のスピリットみたいなのを映画に落とし込めるかみたいな、
一本の映画として面白くできるかみたいなところが、
すごく僕大事だと思ってるんですけど、
そこでなんかよくやっぱ見た目がどうやこうやで、
盛り上がっちゃうのが僕あんますっごい嫌いで、
しかも大体その見た目をしてる、
すごくこれは実写化でよくできてる、
見た目がすごくハマってるみたいなっていうのって、
45:00
大体しかも半笑いでちょっと茶化して見てるような映画が多かったりするわけですよ。
まあね。
ケルマエロマエとか、
トンデサイタマとか、
ああいうのを見ると僕なんかクオリティが高いんだろうなって思っても、
なんかイラッとしてしまうっていう。
これはもう僕の悪い癖なのかもしれないですけど。
なるほどね。
別に見た目にこだわりすぎるのはほんま良くないと思うっていうのを
ちょっと僕言いたかったっていう意味で、
僕は銀玉をあげてみたんですけど。
なるほど。
銀玉、評判いいと思うんですよ。世間的にはね。
そう、すごく評判いいですよね。
でも僕結構知り合いの強火の銀玉オタクの人が、
あの映画打滑のごとく嫌ってて、
あんなもんでさみたいな感じで、
僕むしろ銀玉ファンが評価してるってイメージだったんで、
あ、そうなんだと思って。
そういうなんかこうやったらファン喜ぶでしょうみたいなことをしてるんだなっていうのをそれを見て思って、
ああなるほどなと。
多分僕見てないけどどういうことをやってる映画なのか想像が厚くなって思ったんですよね、それを聞いて。
そう、原作ファンに向けるイコール見た目のクオリティを上げるじゃないと思うんですよ、やっぱり。
なんて言ったらいいんだろうな。
もちろんその見た目大事なとこありますけど、
そこにこだわりすぎるあまり肝心のアクションシーンとか、
めっちゃこれダサいことなってますけどみたいなのが、
なんか許されちゃったりしてるみたいなのとか見ると、
なんか本末転倒じゃないですかね、そういうのってすごく僕思っちゃうというか、
それはなんか原作ファンに向けた接待とは僕は違うんじゃないっていうふうにやっぱ思うっていう感じですね。
いや、わかりますよ。
そういうちょっと問題提起というか、僕の文句を言うだけのために銀魂という作品を上げました。
この流れで僕の日本のうちの一本、さっき言わせてください。
僕はテルマイロマイを問題提起のために上げようと思ってました。
ちょっと待って待って、私も言わせてください。
はい、どうぞ。
私は逆問題提起としてジョジョの奇妙な冒険を襲おうと思ってました。
なるほど、逆問題提起ですね、それ。
逆問題提起。
テルマイロマイはあれ、古代ローマ人を日本人にやらせて、
それを面白がってるってどうなのって僕はずっと思ってます、本当に。
わかる。
あれが反笑いになってないのって、
安倍博史さんがちゃんとした役者だからっていうことだけなんですよね。
安倍さんがちゃんとした役者だから、
反笑いにならなくて済んでるだけで、
例えばね、タイ人を主役にした映画を撮るってなった時に、
じゃあネプチューのナググラキャスティングしようぜってなったら、
バカかと思うじゃないですか。
いや、そう。
でもそれと同じことしてるんですよ。
でもそれが反笑いにならないのは何でかって言ったら、
安倍さんがちゃんとした役者だからって。
それしかないんですよ。
で、もともとのあの漫画って、
作者の山崎真理さんがめっちゃその古代ローマに関して見識を持ってて、
48:00
それを日本の漫画に落とし込んで、
あれは漫画じゃないと成り立たないものなんですよ、あれは。
漫画だから古代ローマ人と今の日本人の見た目の差って、
そこまで全然違うものにならないから、
一つの画面として同じものとして見れてるっていう。
それを実際の古代ローマのお風呂の知識とかを交えながら、
コメディとしてめっちゃ面白くしてるわけじゃないですか、あの漫画。
それを、安倍博士って顔濃いからローマ人みてえだよね、
はははとか言って作ってる映画なわけですよ。
なんやねんと思って、ほんまに。
そう。
怒ってる。
わかる。
なんかそれ作りてんの、そういう感じのも嫌やし、
それを受けた観客の好評ぶりも、
は?ってなったらちょっと僕も思ったりするので。
っていうね。
またね、正直ね、その戦略は上手いと思うんです。
テルマイロマイを実写化するってなって、
じゃあ本当に、例えばね、
ラテン系のイタリアの人呼んできて配役したら、
それが面白いかって言ったら別に面白くないですよ、それは。
違和感しか目立たないですよ。
違和感だけの塊の映画になりますよ。
だからあそこに安倍博士さんがいるのは、
商品としては正しいんですよ。
それがまたね、その上手さが納得できない。
勝負しかねる、本当。
っていうのが、
テルマイロマイを取り上げた僕の問題提起です。
似たような問題感じてくれてて、
ちょっと僕嬉しいですけど。
あれ、一歩間違ったらいじめですからね、本当に。
ローマ人、ローマ人って顔が濃いローマ人って言ってるのと、
根っこは一緒じゃないですか。
っていうことです。
で、前田さんの逆問題提起の徐々。
素晴らしいですね、その問題提起。
徐々の奇妙な冒険。
ダイヤモンドは砕けない。
第1章というタイトルがついておりますが、
第2章が作られることはあるのかっていう。
いや、この作品ね、
世間では散々な感じだった記憶があるんですけど、
世間の評判は。
これ、普通にもっと評価されてもよくない?って思うんですね。
なんかさっきマリオさんがおっしゃったみたいな、
見た目にこだわるっていうところを実写化するにあたって、
見た目を寄せていくっていうところで、
逆に言ったら、
ちょっとでも思ってたのとビジュアルが違うってなったときに、
それだけで評価が下がる傾向にもあるじゃないですか。
そうそうね。
私個人的には、この徐々に関しては、
ビジュアルもめっちゃいいやんと思ってて、それぞれの。
まず小松菜菜ちゃんの山岸由加子とかもめっちゃよかったし。
小松菜菜って何でも合うんですよね、そもそもまず。
すごいと思うけど。
そうなんですよ。
新田真樹の奥康とかも面白すぎるやんって思ったり。
あと、やっぱりスタンドがCGな分、
本当にちゃんとスタンドとして存在してるっていうのも良かったですし、
このラジオを利用して徐々に人気を上げていきたい、
アンド監督の三池隆は何も悪くないっていうことを言いたいですね、私は。
51:04
三池さんは悪くない、それだけ覚えて帰ってほしいです。
むしろ僕結構このジョジョ好きなんですよ、実写映画は確かに。
三池隆のちょっと何というか下手者感というか怪奇映画っぽい
独特なビジュアルっていうのもジョジョの感じにすごくハマってると思うし、
ちゃんと一本の映画としてすごくある意味のヒーロービギンズものみたいなところのお約束は
すごくちゃんと守れてるなって思って、すごく歴結構いいなって思ってるんですけど。
まあでもなんか、やれ見た目がみたいなのにやっぱ押されちゃって
どうしても茶化しで半笑いで見てるみたいな。
これあんまり言うと怒られるかもしれないですけど、
たまに思うんですけど、原作ファンってどれを狭いなって思うことありません?
これ言うと怒られるか。好きなのわかるけど。
実写化する時点である程度は覚悟しようよって思いますよね。
誰が監督であれ誰がキャストであれ、100%同じように作るのは無理なわけで、
そこをどう楽しむかっていうのはこちら側の問題でもあるわけじゃないですか、半分は。
ジャッジする権利を自分たちが持ってると思ってるなっていう風に感じる時はよくあります。
特にファンだからっていうところでね。
まあジャッジするけどね。
まあね、気持ちはわかるんですけどもちろん。
でやっぱね、自分の好きな原作のものがちゃんと他の方で言うに似てるってやっぱね、
いろいろ考えることがあって、やきもきする気持ちはわかるんですけど、
なんかたまにそのなんかこだわりみたいなのが、なんかどれを狭いなみたいなというか、
見えることはやっぱあるなとは思いますかね。
じゃあ前田さんの最後の一本いいですか。
最後の一本はスマグラ。
スマグラは牛島くんを描いたマガレ先生の初期作品の実写化で、
本当はサメ肌男と桃じれ女をあげたかったんですけど、
ちょっとその作品見たのが結構前すぎて、今語れるかなっていうのがあったんで、
ちょっと監督が同じなんですよ。
石井克彦監督っていう。
その監督のスマグラを、これが今ユーネクストとかで見れるんで、
久しぶりに見返したんですけど、結構漫画そのまんまなんですけど、
キャスティングがほんまめっちゃ豪華で、
島吹、三島光、安藤雅信とか、長瀬さんとか松雪康子とか、
もうめちゃくちゃよく出てくれたなっていう人がめちゃくちゃ出てて、
テンポもよくて、結構雰囲気で言うと、ちょっと殺し合いと隣人13号とか、
あの辺の雰囲気が結構入ってて、
ちょっと原作にはない拷問シーンとかが追加されてたりして、
すごい個人的な好みな作品だなっていうので、お勧めしようと思って選びました。
ほんとマナベ・ジョージ好きですよね。
好きなんですよ。
漫画の方は初期作品なんで、正味ちょっと画力があんまりなくて、
でもほんま勢いで描ききってるなっていう感じなんですけど、
それがやっぱビジュアルになった時に、すごい豪華キャストで、
54:01
見てて大満足、ずっと楽しいみたいな。
殺し合い地の力王も入らないとは。
いや、あの2つは、
てか私結構このラジオでなんやかんや漫画原作の映画の話、結構してるなと思ってて、
そうですね、だいぶしてます。
アズミとか東京トライブとか、
確かに。
力王とか殺し合い地はずっと言ってるんですけど、
それはちょっと引き続き言っていくということで、
あえて3本中2本それちょっと入れちゃったらあれかなと思って。
まあね、知ってるやつやわっていう。
あえて外したって感じですよね。
山口さんが見てから話そうと思って。
殺し合い地ともてきは見ます。禁術中に。
やったー。
ちょっとアルキメデスもお願いしますとか言って。
そうか。
見ます。
みんなだからそれぞれ1本ずつね、ちょうだいしますわ。
山口さんの最後の1本は。
ちなみに僕のベストは本来的にはアイアムアヒーローなんですよ。
で、バーストはこれも言ってますけど、ヘルタースケルターなんですよ。
そうなんですか。
ただ今回取り上げたいのは結構前だったんですけど、宮本から君へをあげたいなと思って。
僕もそれあげようか迷いました。
宮本から君へ、新井秀樹ですよ。
もう地獄のような漫画ばっかり書く新井秀樹の原作で。
結構初期ですよね、宮本から君へ自体は。
監督がマリコ・テツヤ監督。
マリコ・テツヤ監督、過去にディストラクションベイビーズっていうのを撮ってるわけですけど。
あれはワールドイズマインのプチ実写映画家だと思ってて。
リズムが近いなと思ってて。
ここまで無茶苦茶な話になってないですけどね。
エクストリームなバイオレンスとか、宇宙規模のSFみたいな要素はないですけど。
無機動な暴力っていうものを描いているという意味で、
ディストラクションベイビーズはワールドイズマインに通じてるなって思ってたところで、
この宮本から君へを撮ったわけですよね、マリコ監督は。
宮本から君へは漫画の中で、僕もちょっとあんま覚えてないんですけど、
前半が営業編で後半が、なんて言ったらいいのかな。
決闘編っていうのが正しいかなと思うんですけど。
営業編はテレビドラマのシリーズ化してたんですよね。
この宮本っていう男がサラリーマンとして奮闘するっていう話が、
漫画で言うと前半でテレビシリーズになってた方の話で、
僕はこっちは見てないんです、テレビシリーズの方は。
で、映画版は後半の決闘編の方になるわけですけどね。
これがね、漫画の方がまずね、読むの嫌なんですよね、この話。
ひどすぎて、嫌すぎて。
でもやっぱり目を離せない何かがあるっていうところで、
あの嫌な感じを実写映画化にしてるわっていうところがマジである。
で、ちょっとあんまりネタバレせずにこれを話したいので、
宮本の彼女がひどい目に遭うわけなんですよね。
で、ひどい目に遭ったことに対して宮本は生きどるわけですけど、
彼女はその生きどりは自分のために言っとるやんけという、
57:03
自分のプライドが傷つけられたから怒ってるんだろっていうので、
彼女は去っていくわけなんですよ。
で、これは結構ね、男の人心当たりあるんじゃないかなと思うんですけど、
結局、男のプライドの話やんけっていうところ、
ギクッてなるんですよね、見てて。
漫画読んでるこっちが苦しいと思ってるこれは、
男の子犬が傷つけられたから苦しいだけなのではないかっていう疑念が読んでる間あるんですよ。
これがね、すっごい嫌なんですよ。
また、映画の中にもその嫌さはあるんですよ。
これ、まさにイル・スミスがアカデミーの舞台でやった、
女を傷つけられたから男の俺が怒るという、
トキシックマスキュリニティなわけですよ。
でも、この話はね、そこを突き抜けるんですよね。
宮本は学習しない、成長しない、このダッサイ男のまま駆け抜けていくんですよね。
これはいい話なの?って思っちゃうんですけど、
でも、何かが刺さるんですよ。
絶対こいつのやってることは良くないよって見てるこっちが思ってるのに、
でも何か感じてしまうんですよね。
それは見てるこっちももしかしたら良くないのかもしれないんですよ、正直。
でも、最終的に、だってお前を幸せにするの俺だから、この俺のままでいさせてくれよっていう、
男のダサい叫びなわけですよね。
時代作語もいいとこなんです、あの男は。
宮本って男はね、もともとが90年代前半ぐらいのバブル期ぐらいの漫画なので、
ダッサイ男像なんですよ。
でも、っていう。
でもね、っていう。
でも、もうやるって思っちゃったからな、みたいな。
もうダサいけど、ダサいまま俺はお前のことを幸せにして、俺も幸せになるぜっていう。
いや、よくもそんなこと言いますよね、っていう。
これはね、あの、この荒々しい正しくなさはね、一回見てみないと評価できないものだと思います。
これを見た時に何を思うか。
イエーイ、この話!って思うかもしれないし、
いや、それでもそうだよって思うか。
それを見ることで、見た人が自分自身をもう一度知ることができるんじゃないかなと思って、
すごい映画だと思います、本当に。
すごい漫画ですしね、っていう。
いやー、僕もこれ好きなんですよ。
その年のベストを入れてるぐらいなんですけど、
もう強烈に嫌いなんですよね、この映画。
もうほんまこの男らしさの牢獄嫌って、ずっと拒否感しかないんですけど、
ここまで描いたらもう完璧やと思って、
もうベストを入れるぐらい好きな映画ですね、僕も。
あとね、同じ原作者やったら、愛しのアイリーンとかも、ちょっと今回言える方か迷いましたもん、確か。
愛しのアイリーンもね、僕泣きましたよ、見てて。
泣きました、本当に。
ほんま辛い、あれ。
キネ坊主の原稿を描くときに、見て泣きました。
ああ、そっか、あの時は、そっかそっか。
1:00:02
キネ坊主の愛しのアイリーンの表を描いてるのは僕なんですけど、泣きました。
家のパソコンの画面で見て。
ちょっと読んでみよう。
いや、確か新井秀樹漫画と山口さんの相性、相性というか、良さそうですもんね、むちゃむちゃ。
いやいやけど、相性良さそうでしょ。
いやいやけど。
なんかこう聞くと結構、なるほどなっていう。
でも時間ないですけど、ヘルタースケルターがどうダメだったかもちょっと話したいですね、今度。
聞きたいですね、そう。
いや、岡崎京子作品な。
あれです、去年の嫌いな映画界で話してるのが基本です。
あの時に話したんで、今回は触れてないです。
でもむちゃくちゃ嫌いな映画です、本当に。
そんな感じで、ちょっと時間マジでヤバいので、一旦終わっとこうかなと思います。
次回なんですけどね、こちらあみ子、僕見れます。
やったー。
テアトル見れた回数増えたんですよ。
しかも僕が見れる時間の上映画。
来週から。
結局すごいですね、まだやってるのが。
なんで、もう次回こちらあみ子でいいですよね。
待ってましたよ。
お願いします。
お願いします。
すいません、山口、時間ヤバいのでここで消えます。ありがとうございました。
時間全然足りなかったですね。時間足りないだろうなと思ったんですけど。
途中ちょっとめっちゃ盛り上がっちゃいましたからね。
なんかそろそろ時間配分の考え方について我々学んだほうがいいですよね。
そうですね、いつも喋りすぎちゃったりとか、あんま考えず喋ったりする人がちょっと多いので、もっと気を付けなあかんですね。
でもなんかその時々でなんかその盛り上がったやつは盛り上がったやつで話したいし、なんかそこはもう行き当たりばったりで行きたいじゃないですか。
そうですね。
だからもうちょいなんかこう、ゆとりある本数にしてないかと。
最初に全員タイトルだけ言って話すやつを決めてもよかったかもしれないですね。
そうですね。
じゃあちょっとまとめの挨拶いきたいと思いますね。
お知らせになります。8月も映画の話したすぎるバーを開催する予定です。
場所は大阪の南森町にある日替わりイベント型カフェバー。
日時は8月27日の土曜日。オープンが19時、クローズが23時となっております。
7月は日曜日でしたけど、今回はまた土曜日に戻っての開催となりますので、ご確認お願いします。
またこの番組ではリスナーの皆様からお便りを募集しています。
番組の感想、次回テーマ作品の感想などご自由にお送りいただけると幸いです。
また次回バー開催情報や、ポッドキャスト次回テーマ作品の告知も行っておりますので、ツイッターのフォローもよろしくお願いします。
あとこの番組のイメージキャラクター、映画の話したすぎる猫かっこ狩りをあしらったグッズも販売していますので、よろしければご購入くださいませ。
1:03:05
お便り、受付先とツイッターアカウント、グッズ販売サイト、いずれも番組説明文に記載しております。
はい、それでは映画の話したすぎるラジオリニューアル第77回漫画実写映画について語る回を終わりたいと思います。
それではまたお会いしましょう。さよなら。