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今日のテーマトークは、『チャレンジャーズ』です。
はい、ではマリオさん、解説をお願いできますか。
はい、映画.comから解説読ませていただきます。
君の名前で僕を呼んで、ボーンズ&オールのルカ・ガダニーの監督が、
リューン、砂の惑星、スパイダーマンシリーズのゼンデイアを主演に向かえ、
2人の男を同時に愛するテニス界の元スター選手と、
彼女の虜になった親友同士のテニス選手の10年以上にわたる愛の物語を描いたラブストーリー、
テニス選手のタシー・ダンカンは、確かな実力と華やかな様子でトッププレイヤーとして活躍していたが、
試合中の怪我により選手生命を断たれてしまう。
選手としての未来を突然失ってしまったタシーは、
自分に好意を寄せる親友同士の若き男子テニス選手、
パトリックとアートを同時に愛することに、新たな生き甲斐を見出していく。
そして、その愛は、彼女にとって新たなゲームの始まりだった。
ゴッズオンカントリーの女子オーナーがパトリック、
ウエストサイドストーリーのマイク・ファイストがアートを演じた。
はい。
はい、ではここから内容に触れる話をしていきたいと思いますので、
ネタバレ気にされる方がいたら是非見てから聞いていただけたらと思います。
ではアサヤンの感想を、オイさんいかがでした?
最高でしたね。
ベストオブエンディング、エンディングオブザイヤーみたいなものを今年与えるとしたら、
明らかにこの作品だなっていう感じのぐらいには、
マネさんおっしゃったより、イエスって言いたくなる感じ、すげーわかりました。
ラスト。
ただなんか、すごく面白くて、
なんだろう、めちゃくちゃ感動的でもあるなっていう風に見ててやっぱ思って、
それこそモチーフの扱い方もそうですし、
あとは特にパトリックとアートの映し方、
そこはものすごいフェチズムが効いてるなというか、
ちょっと見ていいのかな、恥ずかしくなるぐらいには、
すごい監督のフェチズムがそこにほとばしっていて、
でもなんかまあとはいえ、いやらしくないというか、
すごい爽やかな感のせいみたいなものがほとばしってる映画で、
確かにおっしゃる通り見ると元気出るなっていう感じはすごいしました。
大好きな映画です。
僕はですね、今んとこ今年ベストかなっていう感じですね。
前も話したんですけど、僕この映画のことよくわかってないんですよ。
どういうことを言いたいんだろうっていうのが正直よくわかってないんですけど、
とにかく生命力を感じるんですよね。
熱血スポコンでもあるし、ドロドロの三角関係でもあるし、
ファム・ファタールでもあるんですけど、どれでもないなっていう。
最終的に本当に3人のチャレンジャーの話になるなっていうのが、
とにかくいいなっていうところと、
あと本作の関係性ってやっぱりセクシャルなものだなとは思うんですよね。
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ただあんまりネチョネチョしきってないと言いますか、
スポーツセックスって言葉がありますけど、
まさにスポーツのセックスだなと思って、
いうふうに思いましたね。
てな感じです。
マリオさんいかがですか?
そうですね。前回の時にすごい興奮気味に喋ってしまったので、
何を今日喋ればいいんだろうって感じがすごいするんですけど、
本当に元気が出る一本っていうか、
確かに言葉に説明するのは難しい話ではあるんですけど、
互いが互いにマジで欲望のまま動く。
欲望っていうのがルカガダニーのらしいテーマだと思うんですよね。
欲望に気づく話だったりとか、
その欲望がどんどん高揚していくことを、
やましいものじゃなくて、それは人間的に素晴らしいことなんだよっていうのを、
すごく情熱的に描いてくれる監督だなってすごい思っているので、
今作もそういう映画の一つだったんじゃないかなっていうふうにはすごい思いますし、
あとちょっとふと冷静になって考えると、ある意味これって何て言うんだろうな。
30代映画でもあるんじゃないかなってちょっと思っていて。
そうですね。
そうなんですよ。あの頃の精神をもう一度映画でもあるっていうか、
30歳いよいよ若くないという状況に陥った3人が、
それでもいや俺はまだみたいな、いや私はまだみたいなのを高らかに宣言する映画というか、
そういった意味でもすごい自分に近い話というか、
30歳にならないぐらいの時の何とも言えない葛藤というか不安とかみたいなのに、
刺さるような映画にもちょっとなってるんじゃないかなというか。
そういうふうにいろんなことが複合的に絡んでいて、
いろんな視点でこの三角関係を語れるんじゃないかなっていうのはすごく思って、
単なる三角関係のラブストーリーですよという説明を超えた、
すごい深みのある映画だったんじゃないかなというふうにすごい思いました。
ではお便り紹介させていただきます。
大井さんお願いできますか。
中尾久美さんからいただきました。
皆さんこんにちは。
最近話題の朝ドラやタイガドラマの進化に希望を感じる中、
劇場ではさらに斬新なチャレンジャーズが公開され、
万年運動音痴な自身も一流プレイヤーのコートに引っ張り出されて爽やかに打ち抜かれました。
演出、キャスティング、キャラ設定、音楽、ファッション、全て扱ったですね。
脚本も見事で、パストライブスにおける来世ってこの関係では?と願ってしまいました。
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ユニクロまでオシャレに見せるマジック、他紙の毛皮、サスペリアを想起、
チュロスかじり直前のパトリックが一層引き寄せる人懐っこさ、
終始自信なさげだったアートの吹っ切れた笑顔などなど、
ラストはもちろんのこと魅力的なシーンはたくさん、
テニスやセックスも駆け引きも過去セッションのお題が上がっていたので、
演奏もプレイするもの、皆様のトークラリーを楽しみにしております。
追伸、監督の前作Bones & Allとの共通点は究極の愛の形でしょうか?
未解のカニバリズムやスポーツ世界に羨ましさを感じ、会話見せてくれたお茶目な監督に感謝です。
ありがとうございます。
トラに翼のことをおっしゃられているのかなとは思うんですけど、
ついに日本のテレビドラマでもゴリゴリのフェミニズムを描き出したなっていうところが興味深いなと思いつつ、
僕やっぱトラに翼の男性の言い方には気になっているところがあって、
中田タイガーの役の人の名前なんでしたっけ?役名。
ゆうぞさんですかね。
ゆうぞさんって、男性のやることをすべて肯定して、
かつその男性の人生の転換点になるような意味を持って退場していく女性像の裏返しに僕は見えてて、
ただトラに翼はそういう理解をしてくれる周囲がいないと彼女がやり遂げたことは達成できなかったっていうのをちゃんと描いているんで、
彼の存在を必要な役割はあるんですけど、やっぱりこれまで描かれてきた女性像の裏返しとしての男性像だなっていう気持ちはちょっとあるんですよね。
そこはトラに翼はそうできなかった人の女性の威風として周囲の人々がどんどん脱落していくっていうことを描いているので、
結構そこは分かってやってると思うんですけど、僕それもう一つ思ったのがフィリオサのジャックなんですけど、
彼って男性主人公の物語に意味を与えるための女性の逆バージョンでしかないなと僕は思ってて、
正直あの男性表彰は結構古いとさえ僕は思ったんですよ。単に女性を裏返した男性を描いてるなって思ったんで、
僕ジャックのキャラクターはあんまり好きじゃないんですよね、フィリオサの。今まで女性がやってたことを男性がやったらそれが前に進んだってことなのかな、
もちろん前に進んでるんですけど、また次の段階ありますよねって思って、チャレンジャーズはやっぱその次の段階だなって気はしてるんですよね。
みんなが初めそれっぽいことをしたけど、そういう分かりやすいのじゃないなって全員がなっていくのが、僕すっげー好きなんですよ、チャレンジャーズは。
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確かに、いわゆる普通というか、よく今まで描かれてきていたような三角関係とか、恋愛の関係性だったりとかっていうのを余裕で飛び越えていきますよね、今作は。
三角関係成立しない?いや、してますやん、みたいな。その成立の仕方もすごい独特なものとして成立していたりとかするし、
本当に関係性って別に1対1だけじゃないんだぜみたいなことを、たからかに乗り越えてパッと描いてくれるっていうのはすごいなっていう感じでした、本当に。
そうですね、パトリックの分かりやすい女は性的な相手でしかないみたいな、ザ男みたいな振る舞いもそうだし、アートの女性に依存する弱さを持った男性っていうのも一つのクリシェだと思うんですよね。
2人とも男性像のクリシェっていう感じだし、その2人を操る女っていう、多種の女性の表彰、それこそファノハタール的なものっていうのも作中にあって、はじめそういうものに見えるんですけど、
なんかそのリズムじゃないな、全員がって、だんだんなっていくのが。
ちょっとしたところで、ちょっと違うなってなるんですよね。例えばですけど、パトリックがマッチングアプリしてるときとかも、シーンとかも、女性だけかなって男性とかも入ってて、普通に男性とかもアリにしてたりとか、
なんかすごい今っぽいというか、別に、もちろん女性もが好きなんでしょうけど、別にそこにこだわりがあるわけでもないっていう感じというか、そこはなんか自由に乗り換えできるんじゃない?みたいな感じなのが、この映画全体に通定している感じというか。
自由に、私はどっちかに乗ることもあるし、片方に乗ることもあるし、両方でも全然行けますよ、みたいな。とか、劇中何回も繰り返されてるのに、そこがなんかすごい、いろいろ既存の中にあるいろいろな観念とかを一気に取っ払ってくれるような、すがすがしさがすごいあって見事でしたね。
あのマッチングアプリのシーン、そういう風なシーンだったんだと思って、今ちょっと、そういうことがあったんだ。
僕はそういう風に見てました。
なるほど。
いやまあ、もしかしたら単純にあの寝床っていう意味で探してただけかもしれないですけど、ああいうのってでもそういうとこもあったりするんじゃないかなっていう感じで。
なるほどなるほど。
ちょっとこうドラマ、日本のドラマの話があったんで、若干そこに寄せて、ちょっと話し逸れちゃうかもしれないですけど。
お二人もご覧になってるかわかんないですけど、近作というか最近の話題になったドラマで、サイレントというドラマがあったんですけど。
分かりましたね。
あれも最初の方、三角関係的な話になるんですよね。
ただその時に、男性男性女性っていう形の、今回と近いんですけど、サイレントと今作すごい似てるなって思ったのは、男性同士の関係に結構焦点を当てたわっていう話っていうのが結構最初の方にあるんですよ。
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要は女性と、その三角関係で両方とも好きな人がいて、どちらかが付き合ってしまった結果、男性同士の友情が崩れちゃうみたいなところっていうのに対してすごくやるせない気持ちを感じる途上人物っていうのが出てきて。
なんかそれはすごい、なかなかその時は新しい視点だなって思って見ていたんですけど、今作見ててそれがすごいその先を描くというか、壊れてしまった後でも修復できるというか。
なんかその修復の仕方がまさにラストの感動にもつながるわけじゃないですか。イエスってなるっていう。
やったーってなります。
そう、いやもうなんか、そんなことできるんだなっていうのはすごいやっぱりこの作品のちょっと異常なところというか。
よくそんなバランス成り立ったなっていう。
そうですね、これも話ずれてるかもしれないですけど、昔から恋愛が友情の上を行く話が好きじゃなかったんですよ。
なるほどなるほど。
友達同士のあれしてたのを、なんかそれよりも恋愛の方が上ってなる話の感じ。
すっげー苦手で、いや別にジャンルの違いでしかなくないって思ってたから、それに対して恋愛が勝っていくのがめちゃくちゃ担当職人嫌いだったんですよね。
本作、そこもちょっと壊してるなっていうのはあって、なんかもう全てがそこでしか成立してない関係って言ったらいいんすかね。
ちょっとここも成立しきれてないんですけど、こういうもんでしょって言ってたものがどんどん壊れていくんで、そこはほんと好きやったんですよね。
これだいぶ早めに言ってほしかったやつかなと思って。
恋愛という風に捉えてもいいし、あるいは友愛という風に捉えても全然いいというか。
全部がまだらーなんですよね。本作の関係性って。恋愛とか、もっと俗っぽく肉欲とか、あるいは友愛も入ってるし、競技者としてのリスペクトも入ってるし嫉妬もあるし、
あと相手の性格に対する蔑視もあると思うんですよね。そういうもの全部ひっくるめて、この関係ってここでしか成立してないんで名前つかないですね。恋愛でもないし、友情でもないですね。
この2人専用の関係性なんでみたいな感じがそこにあるなっていうのがすごく良いなって。
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本当に名前のつけられない感覚とか関係性。やっぱりそこにある気持ちの発火点というか、異常にジェラシーを感じるだったりとか、めちゃくちゃ愛おしいという感情の発火点をやっぱりそこですごく人間の魅力ある一面であるっていう風に捉えてるっていうのが、
ルカザ・ダニーのらしいなって思って、本当素晴らしいなっていうポイントでもありますね。
だからもう最後まで見ると、ゼンディア演じるタシが2人をくっつけようとしてるしか思えないというか。
そうなんですよ。だから監督じゃねって思いました。監督の見せんイコールタシダンカンじゃねみたいな感じちょっと見えてくるんですよ、だんだん。
たぶん本人そういうつもりではないんだろうなっていうのはわかるんです。たぶん結果としてそうなってるだけなんですけど。
なんかやりたいことと本心というか、実は持ってた願望が違ったっていう感じですよね。
そうなんですよね。やっぱりタシダンカンという人はテニスが好きな人って感じじゃないですか。
テニスをしている誰かが好きだったりとか、テニスというものにいかにしがみつけていられるかみたいなところに、
彼女の動機っていうのがすごいはっきりしてるんじゃないかなっていう感じが僕はしたんですけど。
そういう意味でも本当に最後のクライマックスで、俺たちまだまだテニスでみたいな感じになった。
そりゃカモンって言いますよっていう。そりゃカモンですよ、本当に。素晴らしい。
それこそね、劇中の他紙のセリフの中でテニスは人間関係だって話がありますけども、
ラストのチャレンジャーズの決勝戦なんかもその究極みたいな試合ですからね。
関係性、目の前で広がってますよねみたいな。すごいですよ。
その手前で3ピースしようとして自分だけ抜けて、男2人がグッチョーってなってるやつをニヤニヤ見てるシーンあるじゃないですか。
男2人が私の思惑の上で踊ってるわみたいな楽しんでるけど、本当は男2人がテニスしてるのこそがみたいっていう。
ちょっと言い方あるかもしれないけど、不女子っぽいというか。
直前くらいのセリフで略奪愛は嫌よみたいな。この関係性が崩れるのだけは嫌よってことじゃないですか。
そういうのにも現れてるし、やっぱりそこで男2人が争い合って1人の女性を手に入れるトロフィーみたいな感じじゃないよ、この話っていうのは。
言ってる話でももちろんあるので、端から見てるとあのシーンなんじゃこりゃって思いましたけど。
気づかんわけないやろみたいなというか、何しとんねんみたいなって感じですけど、見てる間あそこ笑いそうになりましたよ。
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ほんと大爆笑でしたけど、素晴らしいシーンですよね。
次のお便りいきましょうか。
青色吐息さんからです。
エロと暴力。男たちをエロくはとってましたよね。
それはそうだと思います。ルカガダニーのWe are who we areっていうドラマシリーズだったんですけど、チャレンジはちょっと似てるシーンがあって、男子行為室がエロいっていう。
男たちが無防備にシャワー浴びてたり着替えたりしてるところに、なんかそこが全てあっけからんとしていて、むしろ清々しいみたいな感じ。
本当にそこにイタリアのすごい綺麗な彫刻が並んでるみたいな感覚で撮ってるみたいな感じなのが、なんかすごいルカガダニーのっぽいかなってすごい思ったんですけど。
別にお互いがセックスをしているようなシーンでもないんですけど、そういうところにムンムンと色気が感じられるっていうのがすごいらしいなっていう感じがしました。
それこそ、テニスの試合ってこんなにエロかったっけって思ったというか、やっぱりボールを打つときに少しうめき声というか出るじゃないですか。それすらももう意味合いがあるぞみたいな。
そうなんですよね。本作テニスをセックスとして描いてるんですよね。しかも精神的なつながりを重んじるような、しっとりしたセックスじゃなくて、バツンバツンと音が響くような、めちゃめちゃ激しい肉体的なセックスをイメージしてるなっていう感じ。
うなり声もそうだし、このラケットの打球音とかっていうのも本当に肉体と肉体とぶつかったような音のような感じで描いてて。本作音めっちゃいいなと思ったんですよ。テニスシーンの音。
すごいもう芯にゴンってくる感じで響いてるけど、いちいちこう合い行くじゃないですか。うんとかっていって。もう二人の関係がない、いちいちもうセックスのメタファーバチバチに入れてくるから、もうセックスじゃないですかこれって。
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それこそラスト周辺でこう、少しこうボールというか攻めぎ合いがこう、だんだんお互いの距離が詰め合ってくっていうところがあります。それでそのターンが早くなってくるじゃないですか、ラリーが。
だんだんボレー状態になってくる。そうそうそうそう。もうそれ、そういうことじゃんって思って。
そうですね、そうだわ。フィニッシュしに行ってるんですね。そうそうそうそう。なるほどな、そうだわ。
ちょっともう笑っちゃうくらい、直言って言っていいくらいだと思うんですけど、もうこれは。比喩というよりも。
試合の撮り方が面白いもんね。本作、テニスとか男達をエロく撮ってるっていうのはそうやなと思うんですけど、そこにあんまりジェンダーのエロがないって言ったらいいんですかね。
わかりますわかります。エロって言ったら、例えば女は女らしくみたいなその記号の集合体としてのエロってあるじゃないですか。それは男性の方もそうなんですけど、ただ作って、こういう男性的なエロとか女性的なエロっていうものの記号によって表現されたエロじゃなくて、
もうちょっとこう、純粋にフィジカルなものというか、もう一人の人間の肉体と一人の人間の肉体がぶつかることがセックスですっていう感じ。そこにあんまりジェンダー性がない。
もちろん男二人であるってことに、外から見たときにそこのジェンダー的な意味はあるんですけど、当事者たちにとってそこの意味ってあんまりないものになっているなって思うんですよね。
だからさっきもちょっと触れましたけど、あくまで関係性としてのってところがすごい大事かなと思って。どちらかがどちらかの消費というか、どちらかがどちらかを使うとか使われるとかっていう側になっちゃうんですよね。
使うとか使われるとかっていう側になっちゃうと、少しそこに権力関係みたいなのが生じると思うんですけど、あくまで対等に渡り合うというか、リレーションシップとしての関係性っていうか行為みたいなものを描くことで、すごいそこがあんまり見てていやらしくないというか、こっちもこっちで消費しなくても済むというか、そのバランスはすごい上手いなと思いました。
本人たちは当初消費するつもりでそのゲームに乗ってはいるんですけどね。
乗り越える対象としてというか、こいつと向き合って乗り越えないとこの先俺の人生はみたいな、抱えてるじゃないですか。その中で乗り越えて、お互い思っていた着地じゃなかったんだけどすごくいい着地をしたなっていうふうに最後終わるから、それは拍手っていうか、本当に素晴らしいなって思っちゃいますし。
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オープニングでも話しましたけど、テニスってラリーが繋がって生じるものじゃなくて、ラリーが崩れることで初めて成立する話だから、お互い食ってかからなきゃいけないっていう関係性っていうのを完璧に示してるなって思って、そこの味合い深さとかも噛み締め出すと、すごい素晴らしいなこの映画って思ったりとかしました。
そうですよね。セックスに勝ち負けないですからね。
本当すごいっていう。
本当だからジェンダーじゃなくてセックスなんですよね、本作の描いてるものって。そういうのじゃなくて、純粋なフィジカルのみになったら、それってジェンダーとかじゃないですよねってなるし、それの性行為そのものじゃなくてテニスっていう形を借りてるっていう感じ。
本当にスポーツだから純粋なフィジカルじゃないですか。でもそこに男性性とか女性性とか見出すわけですよね、スポーツに後から。本当はそれなかったはずなのに、そこに男性性女性性の意味をスポーツに後から付与されてると思うんですけど。
いやそうじゃないんですよねってなって、純粋にやったらここにある一対一の関係性の肉体による対話になるんですよねって、それって別に意味ないですよねってなるっていうのがすごく良いなって思いましたね。
それこそポトリックと会うと2人が他人に惚れるシーンもそういう形で描いてますもんね。最初は彼女がセクシーだからって言っていくんだけど、でもテニスのプレイを見ていくうちにそこで惚れちゃうっていう。
そうですね、確かに。この人のテニスのプレイしてる姿、その時の感情のたけたけしさみたいなものにウワーってやっぱなってるって感じがすごい伝わってきますよね。
そうですね。男性たちをエロく撮ってるのに対して、ゼンデイアの撮り方がむちゃくちゃかっこいいなと僕は思うんですけど。
分かります。
まずすごいテニス選手的な体型してるなって思うんですけど、手足長いし、本当にテニスプレイヤーの見た目になってる、感じを持ってる役者さんだなと思うし、そこにプレイしてる時のかっこよさですね。
プレイしてる時に限らず普段着の佇まいもめちゃめちゃかっこいいんですけど。
そうですね、この映画多分ファッションもすごいオシャレって感じですよね。劇中彼女が着てたアイトギャーってやつが結構流行ってるらしいじゃんっていう、今あのTシャツ。
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だから行ったでしょっていうらしいんですけど、あのTシャツ確かに着たくなる気持ち分かるなっていう感じですし。
しかもそれを後々パトリックが着て…
そうそう、着てたの面白かった。着てるじゃんって思いました。
10年ぐらい経ってもまだ着てるっていうところも含めてですよね。
またファッションで言うと、2人のテニスウエアにも結構特徴的な違いがあって面白いななんて思ってたんですけど、
アートってまあそろそろユニクロって書いてある。
そうですね。
アートはもうどんどんどんどんそれこそ大学時代は確かナイキだったかな、アジラスだったかな。
ナイキだった気がする。
スポーツブランドが着てるそのユニフォームを着てるし、その前もそうだし、なんかもうずっとその大きなスポンサードされてるプロの選手だからっていうのはあると思うんですけど、
なんかそこに飲み込まれて自分を失ってる感じがすごく出る一方で、
パトリックが着てるのってなんかまあ多分ブランドあるんだけどあんまりそこにこだわらない感じというか。
まあ自由に自分のその時おぼむくままに着てる感じ。
そうそうそうそう。でまあそれ故に伸び悩んでるもいるんですけど。
あの辺のね、対比が。
うーんって感じですよね。
お互い伸び悩んでるって感じがすごいね。
そういう二人のこう人生観みたいなのがユニフォームに現れてるのもすごい僕いいなと思って。
確かになんかユニクロって出てきた時になんかやっぱ日本人なんでやっぱ目に止まるじゃないですか。
読める文字が画面に出ているみたいな感じで。
でね実際にねユニクロって確かにユニフォームねあるじゃないですか。
テニス部屋とか西堀系だいたいユニクロだと思うんですけど。
とかもあるからそこもやっぱすごい踏襲してたりとかしててすごいいいなって思いましたし。
あとなんかあれですよね、夫婦でいろいろこう宣伝とかをやってるから。
車のやつありましたね。
チャレンジャーのところの、あれアルファローヌだったっけ?
なんか車のね、アストンマーチンだったか忘れましたけど。
なんかあれのチャレンジャーっていう文字でチャレンジャー図よって修正するんだよね。
うーんみたいな感じで。
ああいうちょっと細かなディテールみたいなのがなんかすごい気が利いてるなってすごい思いました。
いや僕あの街灯の広告張り替わる演出好きで。
いやー看板とかね、僕演出として結構いいなって。
まあアンダーザーシルバーレイクのこと言ってるんですけど。
あとあのスリービルボードとかもね、看板での演出がすごい決まってた映画だったと思うんですけど。
まあなんかどうでもいい話ですけど、全レイヤーが出てることで
アンダーザーシルバーレイクの方と比べるとこのスパイダーマンの恋人文脈みたいなのを勝手に見出してる。
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なるほどね。
まああんま関係ないですけど。
あとチラッと娘さんにスパイダーバス見ようねみたいなやつとか知ってたのか。
エイミーパスカルとかかかってるからそっか使っていいのかみたいな感じでしたけど。
そこにMJいるよみたいな感じがしましたけど、違う映画のスパイダーマンだけどみたいな感じがしました。
はいじゃあお便りこれぐらいにして我々からトピック出していきますか。
結構重たった話したっちゃしたんですよね、根幹の部分は。
したと思うんですけど。
まあそうですね。
ディテールな話してもいいかなと思うんですけど僕はの演じ分けですね。
10代後半から30代前半の演じ分けが素晴らしいなと思ったんですけど、ちゃんと見えるんですよね。
わかる。
10代後半と30代前半に。
うんわかります。
ファッションとか髪型とかメイクとかもいろいろあると思うんですけど、
あと演技してる時の覇気の出し方なんですかね。
そうですね。
すごいっすね。
そうだと思いますね。
特に男性2人、女子オープナーとマイクファイストの方はどっちかっていうと、
実年齢からだんだん若がらなきゃいけないから、やっぱり覇気の出し方みたいなのがしっかり出さないと若く見えないみたいな感じになるじゃないですか。
そこは確かにめちゃくちゃしっかり演じ分けてて、
2人とも演技めちゃくちゃすごいからあれは見事だなって思いましたし、
逆に前レイヤーは若い分30代くらいまでの年重ねた感じ出さなきゃいけないっていうのもあるんですけど、
それもちゃんとうまくいってて、演技強者たちって感じがすごいしましたよね。
すごいっすよねほんとあれ。
人間って年取れんねやと思って。
任意で。
1個やっぱそれこそもう3方の演技は間違いなくあるんですけど、やっぱ髪型とかも結構すごい意識されてるなと思って、
特に前レイヤーの髪型の変化っていうのはすごい年齢感をめちゃくちゃ出してるなっていう気がして、
一番最初こう長髪で、まさにちょっと女性らしさすらもあるような感じの、
女の子って感じがするじゃないですか、一番最初パーティーで出てきて長い髪をなびかせながら踊ってる感じとか見て、
それがやっぱ30代に近づいてくるとめちゃくちゃ短く、キャリアウーマンっていう感じに変わっていくところとかもすごい納得感ありますし、
だからもう衣装とか、ヘアスタイル、あとはメイクとかも含めて、
もちろんそこまで派手なことはしてないんですけど、
でもすごい細かいところでめちゃくちゃ職人の仕事が生きとってるというか、
っていうのはすごい見てて思いました。
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やっぱある程度の年齢になると髪短くされる女性多いですね。
多分髪質とかの問題で短い方がいろいろ収まりが良くなったりするのかなとは思うんですけど、
なんかそのあたりも本当上手ですよね。
30代の方のアートの髪型がスポーツ狩りみたいな髪型してるじゃないですか。
いやもう10代の時あんな若々しい髪型してたのにつまんない髪型してるなみたいな。
つまんない髪型。
確かに確かに。
今ちょっと写真を見ながらあーって言ってますけど。
その髪型が悪いとかじゃなくて、やりたくてそれしてないよねっていうのが滲み出てるっていう感じ。
自分がやりたくないことしてますよねっていうのが、
全ての佇まいとか予想外から出てるっていうのがいいんですよね。
一方でパトリックはあんまり髪型は変わってないじゃないですか。
っていうのは変われなかったんだろうなというか、
なんかもうそれに無理が来てる感じがすごい良いんですよ。
俺はまだやれるからって何回か言う感じあったじゃないですか。
いやいや待ってくれみたいな。
そういうわけにもいかんよみたいな状態になってたのがすごいなんか、
この人はこの人なりの悩みめっちゃあるなっていうのがすごい感じられていいですよね。
パトリックね、でも30はさすがにピーク過ぎてるだろうと思ってるから。
いやそうなんですよ。
だから本当に30代の危機映画って感じるじゃないですか。
パトリックもだし、アートも他紙もっていう感じがすごいですよね本当に。
みんなしっかりクォーターライフクライシスを迎えてるっていうね。
いやそうなんですよ。
私の人生これでいいの?みたいな感じ。
ピンプンしてて、それもあってやっぱ好きなのかなって思いましたもん。
冷静になってこの映画のことを見てた時。
年齢感もそうなんですけど、サウナのシーンあるじゃないですか。
サウナでパトリックとアートが再会するシーン。
それまであんまりその2人の体格というか筋肉って多分あんまり10代の頃とか見せてなかったと思うんですけど。
出してないですよ。
出してないですよね。
で、30代になってサウナで再会した時に2人の肉体が全然違うじゃないですか。
あれすごいグサグサくんなと思って。
パトリック努力してないからそんなにこういい体質きしてんだけど、アートに比べたらそこまでなんですよ。
一方でアートがめちゃくちゃムキムキになってるじゃないですか。
めちゃくちゃ引き締まった体をしてて。
そこのだけでも2人がそこの10年間歩んできた人生の差みたいなものが、たぶんパトリックは感じてる。
そうなんですよね。
これまでの2人の関係性とかを見てくると、どっちかっていうと小さい頃とかパトリックが大人びていてみたいな感じじゃったじゃないですか。
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エピソード的にも。
その分30代になった時に、やっぱ最初パトリックが入る時いつもの感じで入ってくるわけですよ。
それが逆に裏目に出るじゃないですか。
あの辺のピリピリとしたやり取りめちゃくちゃゾクゾクしましたけど。
いやーやり合ってるねバチバチにって感じでした。
あそこめちゃくちゃヤバかったです。
あのパトリック、あの年齢から多種に鍛えられたとして上行けるんですかね本当に。
どうなんだろうなー。
いやちょっとテニス選手のそのなんていうんですか、選手生命というかそのピークみたいなのがやっぱりわからないので。
普通に考えてやっぱりちょっともうなんというか遠熟期ないしそろそろ停滞とかっていうことを考える年代ですよねどうしても。
めちゃめちゃタフなスポーツですからね。
瞬発力、持久力、倒退視力もそうですし、あと何よりツアーとかのスケジュールのタフさがめちゃめちゃヤバいとは言いますし。
年取ってから多分そのライフスタイルに耐えられなくなるんじゃないかなと思うんですよね体が。
テニス界40になっても活躍してるような化け物いる世界なんで。
あれですけどまあたぶん彼らはその超一流にはいけてない人たちじゃないですか。
なんかその人たちが30過ぎてそっから伸びるかと言われるとまあ難しそうだな。
でも他市マンドラでもなさそうなんですよね。そこが不思議で。
まあパトリックの方がスポーツプレーヤーの希少はしてると思うんですよねやっぱり。
あとはちょっとやっぱ依存心とかが強いというかテニスはやっぱメンタルスポーツでもあると思うんで。
根本的には一人で相手に勝つっていう闘志がないと多分なかなかアリだと思うんですけど。
やっぱだからあえてやっぱりその今回のチャレンジャーズ大会っていうのにエントリーさせたのはやっぱそういうのをこう、
アートのそういうところをもうちょっともう一回火つけたかったっていうのはやっぱ他市としてもあったと思うんですよね。
でやっぱりそこにパトリックが来るっていうことを踏んだ上でやっぱ絶対やってるじゃないですかやっぱあれって。
だから余計にこうそうなんだよなパトリックの方が確かにハングリーさとかすごいスポーツ選手っぽいんだもんなあって。
けど伸び悩んでるしみたいな。
どっちも発火すると思ってなかったんちゃうかなって感じはしますよね。
あくまでやっぱアートのためにやっぱりそのあの試合で負けてくれみたいなことを言うみたいな感じはちょっとしてた気がしたんですけどどうなんでしょうかね。
そこまでどっちも発火するように仕組んでたのかなどっちかなみたいな。
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そこは意図せずな気が僕もしてるんですけどね。
でもなんかパトリックとはいえやっぱりあの大会で要はビギナスというかチャレンジャーズがたくさん出てくるあの大会で決勝まではいけてるので。
もしかしたら最後のなんていうかな人花火はあげられるぐらいの才能はあるのかもしれないっていう気はしていて。
で大きく伸びるとは思わないですけどね。
僕もしこの作品に自分の同人誌描くならこの後アートがコーチになったパトリックがあるんじゃないかなって勝手に思ってます。
いいじゃないですか。
アートが宣言通り勝手に負けても引退するってあの時言ってたんで。
でも実際それで引退をしてそれでパトリックのコーチになるっていう流れがあったらそれはそれでちょっと見てみたいなっていうか。
完全にもうなんていうかなスピンオフ的な感じですけど。
もう同人誌描くならそれだなーって思いながら見てました最後。
本作の二次創作って発想ちょっと面白いですね。
はかどるなーってタイプの映画ですよね。
はかどりますね。
いろんなところではかどるわって感じはしますね。
あの空白の10年間描いても面白そうですしね。
僕はあんまりそこを広がらなかったんですけど。
なんて言っていいのかな。
そこをはかどるのってある程度パターン化したキャラクター像がそこにいると
このキャラとこのキャラの関係性だったらこうなるよねみたいなのがどんどん膨らむみたいなのがあるんですけど
なんか彼らがそのパターンにあんまり当てはまらないから
こう空白が空白のまま残っちゃうんですよね自分の中で。
だからこう本作の中で彼らが関係性を持ってるわけですけど
そのいわゆる関係性萌え的なものに僕はあんまりキャッチしなくて
なんかそういうジャンル化していかないって言ってないですかね。
彼らの関係性もその彼らの関係のやりとりもいわゆる関係性文脈というより
ただ純粋に2人の人間のセックスを見てるだけみたいな
そこにあんまり意味が付与されないみたいな感覚なんですよね。
その彼らの関係性を彼らの肉体にしか紐づいてない感じが
その関係性が広がっていかないっていう感覚を僕は覚えたんですよね。
ちょっと超感覚的な話なんですけど
2人の人間が例えばセックスをしてるとして
別にそこに関係性文脈は生じないと思うんです。
なぜならそれはその肉体にしか生じないものだからっていうところで
そっから先に広がらない感じを覚えたんですよね。
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だからもちろん彼らはいろんな文脈を背負ってたわけですよね。
ある程度成功してるけどもこれ以上伸び悩んでる一流
でも超一流にはなれないプレーヤーと
もうとにかく10年間のみ悩んで
一流にも行けてないプレーヤーがもう一回戦うっていう
その文脈で見れるんですよ。そこまでは。
ただ最終決勝戦が始まったら
その文脈がどんどん剥ぎ取れていくって言ったらいいんですかね。
そこの文脈なんて関係なくなって
2人の人間が肉体をぶつけ合ってるっていう
リアルだけが残っていくっていうところから
彼らの2人の間にその文脈を読み取る必要がなくなっていくなって思ったんですよ。
ここで2人がテニスをしてるということだけが全てだっていう風に見えていくなと思ったんで
あんまりその関係性を読み取らなくてもいいなって思って
僕は割と逆っていうか
特にラストの試合に関しては
より関係性が煮詰まっていく感じの方を結構強く感じて
確かにテニスの試合そのものが肉体言語的で
それだけになっていく
文脈よりもそこが全域化していくみたいなのが
感覚はわかるんですけど
全くゼロじゃないし
お互いのこれまでの文脈というか背景が
あったからこそあったものもやっぱりあの試合の中にはあったので
サーブの打ち方とかね
そこのシーンとか文脈ですよね
あ、そうかそうか、それね、そうだそうだ
とかは絶対そうじゃないですか
そうですね、そうですね
あそこで要はデュースというかお互い同点に一回なるっていう展開がありますけど
あそこが多分そこで初めて最後に肉体だけになっていくというか
そこで本当に純粋な選手になったなって感じがあって
その直前まではめちゃくちゃ文脈だなって気はして
なのでそうなんですよ
それこそ知り合いから何回かBL漫画を紹介されたことがあって
で、読んだことがあるんですけど何冊か
BL漫画においてもやっぱりセックスって
それなりに文脈をしっかり持ったものだったりするんですよね
どちらが受け入れる受け入れないっていうところももちろん
これは結構議論になるとかってよく言われるところですけど
すごい、いわゆる男女のそれとはまた違う
独特の文脈の持ち方というのをするなっていうのは
BL漫画を読んでて思ったことではあって
今作もラストに近づけば近づく、それがどんどん剥ぎ取られていく
それがまさに美しいラストを迎えるんですけど
今まではすごいそこを引きずったゆえにあるもの
煮詰まって煮詰まったがゆえに
じゃあもう全部投げ捨てで一時でやろうやって感じになってくっていう
45:00
なるほど、そうかそうか、そうですね
確かに本当にクライマックスが本当に
もう頂点みたいなところで終わっちゃうので
これ以上の先の話見たいかって言っても見たくないんですよ
っていうのは確かにあるんですけど
もちろん同人誌とかっていうかその後の話を捗るって
考えたくなるってすごい分かるんですけど
あの以外のラストだけで十分っていう感じもすごい分かるっていう感じ
ちなみにあの仕草あるじゃないですか
サーブの時にボールを
なんて言ってんのかな、あの場所の名前分かんないですけど
ちょっと僕分かる、ラケットのつなぎ目みたいなところにボールを重ねる
あれってどういうメッセージとして読み取ったらよかったんですか
僕あんまり分かんなくて
ただこう過去がプレイバックして
感情が爆発したっていうのが
そっから先があんまり読み取れなかったというか
あれは要はタシとネタよって意味なのかなって思ってたんですけど
っていう時に過去それでその合図でやったことがあるっていう
過去のエピソードがありましたけど
その時にタシと話したよみたいなニュアンスがそこに乗るわけじゃないですか
タシの息のかかってぞっていう
っていうのがやっぱそこでシンプルにやっぱ
サーブのやり方が
これはなんだ
俺の尊厳をないがしにされてる感っていうのを
やっぱそこで感じ取ってしまうわけですよね
彼女の手のひらの上だというところで
俺はそういうわけじゃねえみたいな
そんなので勝っても嬉しくねえよっていうのをやっぱそこで感じてやっぱり
本当にポルテージが上がってくみたいなところだなっていう風に思ったんですけど
なんかむしろパトリック側としては
タシ奪ってやるぞみたいな感じもあるのかなと思って
だからむしろアートとしては
2人に裏切られた気持ちなのかなっていうのを見ながら思ってたんですけど
そっかだからすごい複合的なのかもしれないですね
その反応受けでどう転ぶか本当にわからないっていうか
いろいろ思いはあるんだけどそこがどう転ぶか本当にわかんないってスリリングでみたいな
試合の行く姿勢そのものじゃんっていう感じがしますけど
なるほどな
なんかこう躍張してるぞっていうのが匂わされてるのかなと思ったんですけど
それがどういう意味でそうなるのかみたいなのはあんまりわからなくて
ただまあなんかあそこでギアが変わって
一回もうレシーブしないじゃないですかあそこで
でもうそこでゲーム落として
そっからもうプレーンになるというか
もう互いにこの野郎って感情をぶつけて
48:03
そっからもうニュートラルな状態のテニスが始まるっていうのは
そっから本当に肉体言語を活していくなっていうのは確かに
そうですね
なるほどな
あとなんかこれちょっとテニスの試合の話から少し離れるんですけど
本作スローモーションの使い方独特じゃなかったですか
なんて言えばいいですかね
普通スローモーションってこう
例えばテニスをもちろん打ってる時のスローモーションもいくつかあったとは思うんですけど
ここで使おうかなみたいなところで突然出て
あれで多分主人公たちの感情の高ぶりとか
あるいはそのきっかけみたいな瞬間を
おそらく表しているのかなって思ってみてたんですけど
変わった使い方するなと思って
例えば結構冒頭の方でアートが
誰かとすれ違って振り返るっていうシーンで
スローモーションが使われたりとか
たぶんあれ後々考えるとパトリックになると思うんですけど
その使い方ちょっと珍しい気がするなって思って見てたりもしました
でも全体的に絵作りやっぱり面白いですよね
試合中もなんか突然ボール視点の映像が出てきたりとかしたりとか
撮り方も結構いろいろ技巧を凝らしてるからすごい見てて楽しいですよね
アートの汗を地面視点で受け取るというか受けるシーンとか
なんならもうめちゃくちゃコートの線見える
どこの視点なのみたいなともありましたしね
試合が終盤に立ちかかってくるときに
タシを挟んでパトリックとアートが画面の右と左に出てくる
ちょっと超現実的な
ありましたね
あそこもすごい印象的でしたし
観客のところでヒッチコックの映画の演出あったと思うんですけど
観客はボールをかけて左右右右って顔を振るけど
タシだけはずっとこっちを見ているっていう
試合の状況ではなくて人を見ている一人だけがっていうのを
絵的に表すのってあれヒッチコックのどれかの映画でやった演出だと思うんですけど
確かあれやと思ってヒッチコックやと思って
すごい絵的に面白いんですよねあれ
普通にテンス見たらどう考えてもこうなるから左右に振れるから
すごい面白いなと思いながら見てました
あと演出関係で言うんだったらやっぱり音楽最高じゃないですか
音楽最高ですね
トレジナーとアピカサロスの音楽やばいですよね
テンション上がりましたねやっぱなんか
51:02
ゾクゾクしちゃいますよ
イヤホンもなくこっちも心臓の鼓動が速くなるみたいな
踊り出さずにはいられないみたいなサウンド
ほんとすげーなと思って
ちょっと今年もサントラのベストこの2人かって感じがしますけど個人的に
あれは何回も聴いちゃいます
それこそさっきのスローモーションにも通じるんですけど
使いどころがまたいいんですよね
ここぞっていう時にテンション高い曲きたーみたいな感じで流したりとか
そこでその曲流すのーみたいなとか
すごいいいんですよね
しかもそのテニスの試合
それこそスラムダンクとかでもそんな場面ありましたけど
静かになるところは静かになるとか
その緩急がまたいいんですよね
そんな感じですかね
はいではチャレンジャーズの話はこれぐらいにしておこうかと思います
次回の話ちょっとだけ触れたけど決めてなかったんですよね
どうしますかね
一応あれですね推し作品としてはザ・ウォッチャーズ
そうですねシャム・ランボン役
娘さんですけどね
気になりますよやっぱりっていう
一応第一候補って感じですね現状では
ホールドオーバーズとか気になりますけどね
ホールドオーバーズも今週でしたっけ
ホールドオーバーズもすごい楽しみにしてます
どっちかって感じですかね
どうなんですかね
バットボーイズってどうなんでしょうね
前作ってかシリーズを僕見たことないんですよね
いや僕も見たことないですよ
あーそうなんですね
全部見てますけど楽しいですよね最高ですよね
最高だよなーって
あーマイケル・ベイって感じで言う
あーなるほどそこか
マイケル・ベイなのか
12がね
ウォッチャーズが第一候補ですかね
じゃあここでは決めずにいきましょうか
シャマラン前オールドで映画のメタファーみたいなことしてたじゃないですか
今回本人じゃないにしても
メタファーどころか映画そのものやぞみたいなことしてますよね
そうっすよね思いました
なんかね見る見られるの話それじゃんって感じですけどね
映画でしかないぞこれみたいな
いやいや楽しみですねーって
はいじゃあまあとりあえず最終は後で決めましょう
54:04
お知らせになります
映画の話ししたすぎれば次回は6月29日土曜日開催予定です
場所は大阪の南森町週間曲がり19時オープン23時クローズです
私山口は今回店長として参加しませんのでよろしくお願いいたします
あと大阪の震災場所で毎月第2第4火曜日に山口が店長をする月には
ちょっと映画の話デモもあわせてお願いいたします
またこの番組ではお便りを募集しております
番組全体や次回テーマに向けてご自由にお送りくださいませ
バーの最新情報番組次回テーマはXにて告知しております
各ご案内は番組説明文をご確認くださいませ
それでは映画の話ししたすぎれラジオ第173回チャレンジャーズの回を終わりたいと思います
それではまたお会いしましょうさよなら