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2022-12-15 17:09

第94回(1)『ある男』オープニング/「THE FIRST SLAM DUNK」軽めのネタバレ有

『ある男』の話をしました。

オープニングではメンバーの近況について話しています。

途中で「THE FIRST SLAM DUNK」の内容に少しだけ触れています。

■メンバー

・山口 ・マリオン

■2022ベスト映画投票を開始しました

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2022年に公開/配信された映画から「1作」を選んで、作品名を明記して投票ください。投票のみでも、コメントを添えていただいてもOKです。

 締切:12/17(土)午後12時

最終的にPodcastのリスナー投票と映画の話したすぎるBARのお客さんによる投票を集計し、映画の話したすぎるBAR&ラジオ合同での2022年映画ベストを決定いたします。

結果発表は映画の話したすぎるBAR内で行い、後日Podcastの年末ベスト回にて配信いたします。

■映画の話したすぎるBARのお知らせ

日時:2022年12月17日(土)

場所:大阪市北区 天神橋1丁目11-13 2階『週間マガリ』 https://magari.amebaownd.com

今回は年末特別企画!2022年ベスト映画投票を行います。

詳細:https://virtualeigabar.com/eiga-bar_2022-12

■当番組のグッズの販売を開始しました

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00:12
はい、始まりました。映画の話したすぎるラジオ、リニューアル第94回になります。
この番組は、大阪の南森町にある日替わり店長によるイベント閣が週間周りにいて、映画トークバーイベント、映画の話したすぎるBARを月1ペースで開催している店長メンバーによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
マリオンです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、今回原口さんと前田さんがお仕事ご多忙で収録不参加となります。
なので今回は私とマリオンさんの2人で話していこうかなと思います。
じゃあ近況を伺っていこうかと思うんですけども、マリオンさんの近況いかがですか?
そうですね、最近何見たかな?
ブラックアダムと、あとルイス・ウェイン、生涯愛した妻と猫とかを見たりしましたね。
はい。
そうですね、ルイス・ウェインは最初見た時はちょっとハートフルな話なのかなって思ってたんですけど、
結構なんか内容シビアと言いますか、
だんだん統合失調症でメンタルヘルス的に大変な人生を歩んだ画家になるんですけど、
その人の目線に立ったような映画なので、結構途中から本当に何を言ってるんだろうみたいな、
世界の見え方が他の人とちょっと違うなみたいな見え方をそのまま映像で出してるような映画だったので、
ちょっとなかなかハードな一面もあるような映画ではあったんですけど、
でもしきりにルイス・ウェインは電気ってワードを使うんですけど、
その電気っていうのが、いわゆる物質的な電気とかじゃなくて感覚的な電気みたいな話をすごく毎回するんですよね。
なんていうんですか、衝撃が走るみたいな。
まあ何でもいいと思うんですけど、何かアートなり自然の風景を見た時にビビッと感じるみたいな。
大切な人と出会ったみたいな時に感じるような、そういう言葉にならないような感覚みたいなのを電気というふうに言ってるような感じで。
そういう彼だからこそ見えてたものがあるからこそ、猫の絵っていうのがすごく面白く見えるというか。
なんか彼がその猫の絵を描くまではあまり猫がペットとして飼うみたいな習慣がなかったみたいなことも僕は初めて知ったんですけど。
どうしてもなんか昔から猫があがめられる存在というかミステリアスな存在みたいな感じで、ペットとしてはっていう感じだったのかなっていう描き方をしてたんですけど。
まあ彼だからこそ猫が一般的にもはやネット上で猫嫌いな人ほぼいないだろうぐらいなものになっていったのかなみたいなのが思ったりとか。
あと奥さんとの話とかもすごく身分を超えた恋、大恋愛と言いますか、なかなか反対されながらも勝ち取った愛情みたいなものだったりするので、そういう意味ではすごく面白く興味深く楽しく見ることができた映画でしたね。
03:02
なるほど。ルイス・ウェインが統合失調症っていうのは知ってる人はそれなりにいるからそういう話になるんだろうなっていうのは多分想像つくとは思うんですよね。
予告はあんまその感じないじゃないですか。猫画家の話っぽくなってるけど、ピンときてる人は後半ああなるのかなみたいなのはね、ある程度想定しながら見てるのかなっていう感じではあるんですけど、ちょっと気になりますねやっぱり。
そうですね。僕もなんかこの映画見るまで全然知らなかったんですけど、なんかすごくだんだん猫の絵が写実的なものからなんかだんだんすごくなんかすごい原色まみれの模様みたいな感じの猫になっていくみたいな絵だと思うんですけど、
なんか調べたらなんか別にそれは統合失調症になったからああいう絵になったわけではないみたいな風には書いてあってて、だからそもそも年代が曖昧みたいな。彼がその統合失調症がかなりひどくなった時に描いたものかとかっていうのをその年代が実はあんまり曖昧なものかが意外と多いらしくて、実は若干違うんじゃないかっていう風な文献とか結構見て、あ、そうなんだなっていうのは思ったんですけど。
確かにルイス・ウェインのすごい原色バキバキのギザギザの猫とかってものすごい理路整然とはしてるなっていう、ひたすらよくわからないものというよりはああいうものとして何か意図して描いているように見えるものではありますよね、確かにそう言われていると。
やっぱり幼い頃から見てたタペストリーか何かの模様とかがインスピレーションの元なんじゃないかみたいなのとか書かれたりとかして、なんかそういうどちらの絵にしてもすごくやっぱ面白いじゃないですか、やっぱりすごくなんか思いつかないこんな絵っていうのばっかりで、ちょっとなんか合集とかあったら欲しいなっていう風にはなるぐらい、この映画でルイス・ウェインのことを僕は知れてよかったなっていう風に思いましたね。
ブラックアダムはまあ楽しかったっすね、ルイス・ウェインじゃないですけど、まあロック様は強いですよね、特に語ることはまあテーマあるのはあるんですけど、特にねっていう、だからもうだんだん見ていって最近ちょっともうDCもマーベルもほぼ一緒やんけって思われてもしょうがなくないって思えるようになってきたというか、
もう今回なんかブラックアダムが現れて彼の脅威やっていって暴走止めるみたいなヒーロー集団が出てくるんですけど、なんかジャスティス・オブ・ソサイティとかでしたっけ、なんかちょっとJSAとかって言ってましたけど、もう登場シーンもろにX面みたいな出し方するんですよね。
もうなんかピアス・ブロスナーに演じるドクター・フェイトって、いやもうこのプロフェッサーXやないですかみたいなとか、すっごいお屋敷みたいなとこからでっかいジェット機とかなんかでブラックアダムがいる国まで飛んでいくシーンとか、もうX面で見た見たこんな感じのシーンみたいな、もうほぼわからんわからんみたいな感じにちょっと見えてきて、なかなか困ったなあ、困ったなあじゃないですけど、
まああんまりもうなんかDCとマーベルの差あんまりよくわからなくなって見えてもしょうがないなっていうふうにちょっと思うようになりましたね。
06:02
それね、結構そこまで映画詳しくない方と話してる時とか、マーベルのバットマンみたいな単語が出てきたりするんですよ。
しますよね。
で、そこでね、バットマンっていうのはね、DCコミックスっていうのがあってみたいな話はできるっちゃできますけど、それを言ったところでっていうのがあるんですよね。
だって違いわかんないもんっていう。
そうなんですよね、ほんとに。
文脈整理していったらもちろん違うっていうのはわかりますけど。
そうなんですよね。ほぼ一緒や。こんな能力見たでみたいな。大きくなるやつが出てくるんですけどアントマンですかみたいな。
スーツの顔つきとかデッドプールみたいなんですよそいつしか。違いがわからんみたいな。見られてもしょうがないなって思いました。
そこはね、問題があるってわけでもないのかな。結局アクション映画としてこういう味のものが食べたいって意味では保証されてるからいいのかな。
まあそうなんですけどね。それを言ってもしょうがねえよっていうところだと思うんですけど。だからといってその映画がつまんなかったって僕は言いたいわけじゃないので。
ただもう違いよくわかんないなっていうだけですね。
まあなんか突っ込んでもせんないことのような気もするから。
でもほんとそのまんまでしか見えないシーンだったので。
もうなんか今回ブラックアダム僕はなんというか、Xメンをザックスナイダーが撮ったらこんな感じになるんだろうなっていうふうに思いましたけど。
なんかスローモーション対応してちょっと神話っぽい感じを目指してる感じとかはなんかザックスナイダーというかDCっぽいなって思いつつももうXメンと変わらんみたいな人たちばっかり出てくるみたいな感じが。
もう特にはちょっと僕にはそういうふうになりましたね。
そうですね。なるほど。
はい。
じゃあ僕はですね、先ほどザファーストスラムダンクを見てきましてですね。
おー話題作。
で、これはね、いろいろ言いたいことがあって。
まずファンからしたら傑作だと思います。これは。
おー。
まああの横服とかからちょっとだけ見てたCGによる井上武彦作画がアニメーションで動くっていうのの、まあ実際どうなのよってとこなんですけど。
はい。
必要十分は達成できてたと思います。
おー。
で、マジですごい。バス消し撮るっていうのがすごいです。これは。
で、3D CGによるアニメーションっていうのだと、ドラゴンボールでも同じことやってたんですけど。
ドラゴンボールとスラムダンクのその人体デッサンの写実性ってまた全然違う次元じゃないですか。
そうですね。
ドラゴンボールはかなりデフォルメ強いし、むしろその立体にしてすげー動かしやすそうだなっていう感じはあるけど、
スラムダンクの作画って基本的にめちゃめちゃデッサン普通なんですよね。リアルなんですよね。
そうですね。
で、それを動かせんのかっていうので、完璧とまでは言わないですけど、必要十分っていう感じですね。
09:05
おー。なるほど。
井上武彦の作品を表現するのに必要なだけのクオリティだし、表現できてるというのに十分なクオリティになってるっていう風に僕は思いました。
なるほど。
で、どこまで喋っていいですか?これ。
どこまで喋っていいですか?どうなんでしょうね。これ今後ラジオで取り上げます?これ。
いや、まぁないやろな。ないんでちょっと喋ります。で、あのー三能線なんですよ。三能工業線ね。
あーやっぱそうなんですね。
なんですよ。
やっぱそうなんですね。はい。
で、昔のスラムダンクのテレビシリーズって三能線まで行ってないんですよね。
はいはい。
で、今回満を持して三能線がアニメ、しかも映画になってるんですけど、これがやりたかったんだなっていう感じ。
で、それが何かっていうと、実際のバスケのテンポで進む漫画的な間があまりない。
まぁあるんですけどね、あまり強調されてないというか、シュートしてパサッと入ったそのままシュレットのその次のテンポに入るというか、
ゴール入ったからじゃあ次入れられた側がボール持ってっていう風に始まるじゃないですか。
はい。
で、スポーツだから当然実際のタイムラインはそういう動きなわけですけど、漫画ってそこの間が全て嘘なわけじゃないですか。
全て嘘というか、読んでる人が勝手にリズムを作ってますよね。時間の流れを。
はい。
でも実際にバスケが動いたらこういう時間軸で動きますよねっていう感じをやってるんですよ。
ただやっぱりその漫画的な練り張りというか、アニメ的な経練の効かせ方はあって、やっぱここだけカット変えて強調するみたいなあるんですけど、
流れがシュッといってたりとか、あとモノローグがないみたいなこともやってるんですよね。
あ、それすごいですね。だいたいもう漫画原作のアニメってかはもうモノローグ型というか感じするじゃないですか。やっぱりどうしても。それやってないのすごいですね。
ただそこはね、いわゆる鬼滅の刃とか呪術回戦とかそうだと思うんですけど、漫画をまんま再現するっていう方向性じゃないですか。
そうですね。
そこにアクションを盛るっていう方向性だと思うんですけど、今回スラムダンクがモノローグを削ってる。
これはむしろ原作ファンだからここで何が起きてるかわかってますよねっていう感じで進んでいくんですよ。
あーはいはいはいはい。
むしろファンの持っている文脈に頼っている作劇でもあるんですよね。
あーなるほどな。諸刃の剣って感じですよね。
そうなんです。
映画的なものを撮るのか、逆にもうみんな知ってますよねっていう甘えなのかってどっちでも撮れるようにしますよね。
で、これに関してはそれでいいと思うんですよ。だってスラムダンクファンしか見に行かないから。
12:00
あと、スラムダンクをアニメーションするっていうことはこういうことをやってほしいってことをやってるっていうのもそうだと思うんですよ。
モノローグとかを再現するのではなく、バス毛が動くっていうことはどういうことかっていうのは、ここでモノローグ入んないでしょ、スポーツなんだからみたいなことをやるっていうのはある意味正しいし、ある意味ファンしか見れないものにもなってるような気はしました。
なるほど。
ただ、これファンはマジで必見だと思います。すごいですよ、本当に。
ただ、僕正直ほぼ文句ないし、むちゃくちゃ良かったんですけど、一個だけちょっと思うところがあって、元の漫画のスラムダンクって個々のキャラクターのドラマがあくまでスポーツとしてのバス毛の範囲内に収まってるものだと思ってて、そこが僕スラムダンクのむちゃくちゃいいところだと思うんですね。
だから、バス毛の中に人生の意味とか問わないというか、あくまで俺たちはバス毛をやるんだっていうことだけをやるっていうのがスラムダンクの良さとしてあって、それの究極形が三能工業っていう最後の敵なわけですけど、あいつらってあのスラムダンクって漫画の中で一番普通の高校生なんですよね。
その一番実力のある奴らが一番素直な、いわゆる強豪校のスポーツやってる学生っていうリアリティなんですよ。むしろその全国大会に行く前の対戦相手の方が漫画的なデフォルメが効いたキャラクターが多いんですよね。
で、そこがむちゃくちゃ面白いんですよ。スラムダンクは。だから、そういう漫画的な誇張の効いた意味付けされたドラマではなく、普通にバス毛をやるっていうことだけがドラマとして成立してるっていうことがすごいと思ってるんですよ。スラムダンクは。
今回それがね、結構個々のドラマを掘り下げることで、バスケットを通じて人生の意味を問うみたいな要素が入ってきてるんですよ。それは結構スラムダンクとしてはちょっとノイズというか、僕が感じる部分としては。
どっちかというと井上隆彦の工作であるリアルとかバガボンドの方向性だと思うんですよ。リアルってもうバスケットボールあるいは車椅子バスケを通じて人生の意味を見出していくみたいな話だし、バガボンドだって、剣の道殺し合いの中に人生の意味を問うみたいなことになっていくじゃないですか。その方向性がちょっと入ってきてるんですよね。
それは一本の映画として厚みを持たせるのにはありかなとは思うんですけど、やっぱスラムダンクとしては僕結構ノイズやなと思って。スラムダンクってただバスケやってるだけの奴らの話だから基本的には。そこにその人生の意味っていうドラマ性が付与されたら厚みは出るけど、それは結構危険なカンフル剤だと思うんですよ。
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それは厚みますよ。でもバスケットボールというかスポーツとしての純度は落ちてるよねって思うんですよ。
例えばロッキーってむちゃくちゃ名作ですけど、ボクシングとしての純度は別に高くないじゃないですか。
あれはもう人生のメタファーとしてのボクシングだからっていうことにちょっとナビかけてるっていう。
なるほど。そこがいいのか悪いのかってとこですね。難しいなあそこ。
映画としてはそこが多分うまくいったら、一本の映画としては面白くなるのかもしれないけど、スラムダンクとしてはどうな?みたいなところになると、途端にちょっと色々腑に落ちないぞみたいな風になるっていうのは悩ましいところですけどね。聞くと面白そうだなあ。
これは見て欲しいし、僕むちゃくちゃ喋りたいよ。本当に。スラムダンクね、やっぱすごいですよ。すごい。
あとね、漫画でなかった急な関係性思いがぶち込まれてて、ちょっと心臓がびっくりしちゃって、そんなの入ってくるの?みたいな。
そんな驚きサプライズもあるんですね。
そこの関係性、解像度追加するの?みたいな。
良かったら見てください。少なくともスラムダンク知ってたら楽しめると思います。間違いなくクオリティは高いですね。
そうなんですね。みんな評判、結構蓋を開けてみたらすごくみんないいって言ってるんですけど、なんかその初集はやっぱりファンしかいかないなって思ってたので、ちょっとまだ待て待て待てと思ってたんですけど、そもそもファンしか見ねえなっていうタイプの映画なんだなっていうのは今回初めて知ったというか、それもちょっと踏まえた上で映画館で見てみたいなというふうに思いましたね。
はい、そんな感じです。ではテーマトーク入っていきたいと思います。
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