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2022-11-22 13:13

今日の10分de1テーマ「フランケンシュタインの怪物を殺さないためにスピノザを読む」

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。 ※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください。

[beats by type-AB]

転職に関するスピノザの考え方
はい、というわけで始まりました。
本日はですね、転職に際してですね、もう一回スピノ座の本を読んでおいてよかったという話をしようと思います。
というのは、まあそのですね、まあ転職とかちょっとね、自分ととは一大事なんで、に合わせてですね、ちょっとこう、何だろう、自分の大事なものをもう一回確認したいみたいなね、
自分の大事な考え方をもう一回確認したいと思ってですね。
で、スピノ座の本をもう一回読み直していたと。
でですね、ここでね、スピノ座の原著のエチカとかをですね、読んでいればかっこよかったんですけど、エチカはですね、もう当初読めたことがないんですよね。
あの、まあはっきり言って難しい、難しすぎるというか、まあ難しいと言いますね。
後半がですね、もうひたすら定理が書いてあって、後編が定理を元にした考察が書いてあるんですけど、
まあなかなかですね、なんだろうな、まあ本当にちょっと長期休暇とか入ったら読もうかな、みたいな感じですね。
スピノ座はいくつかなんかそういう入門書だったりとか、まあそういうのを読んでるんで、それを読み返してたんですけど、
でですね、まあ僕の一番ですね、おすすめは、国語広一郎さんが書いてる初めてのスピノ座っていう本がですね、
まあめちゃくちゃ平易でわかりやすいんで、まあこれが一番入門書だしいいんじゃないかと思ってるんですが、
でですね、まあそれをですね、サクッと読み直してですね、やっぱいいなと、もうこれやでと思いましたし、
その後ですね、あったこととかもですね、ああよかったスピノ座読んどいてって思ったようなことがあったんですよね。
っていうのはですね、あるパーティーに招かれてですね、まあ行きまして、でそこで僕転職するんですよみたいな感じで同業者みたいな人に言ってたんですよね。
でまあみんなですね、一応に驚いたり、それなりのリアクションがあるわけですけど、
なんかこう、よく思い切りましたね、不安じゃないですか、大丈夫ですか、みたいなリアクションもあれば、
中にはですね、そのなんていうのかな、その転職するっていうことにも、あと僕が新しく始めるってことにも、
なんていうか、否定的、まあかなりほぼ初対面でですね、否定的みたいな人もいたんですよね。
なんかこう、そんなことする必要僕はないと思いますか、みたいな感じです。
わざわざ否定するみたいなね、人もいてですね。
で、そういうふうなことを聞いてると、一瞬ぐらっと不安になるんですよね。
異なる存在の認識について
で、ぐらっと不安になるんですけど、スピノズを読んでるとですね、まあ人それぞれだよねって思えるんですよね。
なんかこう、僕と僕の周りの世界との関係においてというか、これかなと思ってます、みたいな感じで。
でもあなたはまた別な人間というか、存在ですから、違いますよね、みたいな気持ちになれるんですよね。
でですね、そのスピノザXみたいなのが入ってないとですね、どういう不安に襲われるかというと、
自分があるべき形から外れてるんじゃないかという不安に襲われるんですよね。
なんかこういう形が正解なのに、外れてるんじゃないかみたいな不安に襲われると。
でですね、例えばですけど、わざわざ初対面で、あなたの行き先も違うと思うみたいなことを言ってくる人っていうのは、
その正解の形っていうのがあって、その形から外れているっていうことを非難してるんですよね。
で、なんで非難してるかというと、それがあっていると、自分が正解じゃない形を歩んでいることになるので、その不安があるからなんですよね。
でも誰にとってもその正解の形っていうのはあるはずがなくですね、それぞれみんな違う存在なんで、
それぞれの答えがあるでしょうと思うんですけど、やり方があるでしょうと思うんですけど、
やっぱりですね、その形にとらわれていると、どうしてもそこは否定せざるを得ないみたいな、
それは間違った答えだみたいなふうに、自分に聞かせるために相手も論破したくなっちゃうみたいな、そういう気持ちに駆られるんだと思うんですよね。
だからですね、僕としてはフンみたいな感じで、ツンみたいな感じでいたんですけど、
でですね、こういうことって、僕が最もこの世で嫌な人たちっていうのはですね、どういう人かっていうと、
映画フランケンシュタインに出てくるですね、フランケンシュタインを殺すぞって言ってね、怪物は何だって言って殺すぞって言って、
松明持ってですね、どっからともなく現れる村人、フランケンシュタインを殺すっていうことにですね、
盛り上がってどっからともなく松明持って現れる村人っていうのを、僕は一番ですね、そういうものは一番嫌だと思ってるんですよね。
で、これは何が嫌かというか、その人たちはなんでですね、わざわざどっからともなく現れて松明持ってフランケンシュタインを追い詰めるかって言ったら、
違う形のものだからですよね、その違う形のものっていうのをありにしてしまうと、自分の存在が否定されて気になっちゃうと。
だからですね、薬金になって、あれ間違いで、間違いないよね、あの形は間違いだよねっていうのをですね、
全員で全員が確認し合って、間違いってことでもう間違いないんだったら、もうやっちゃっていいよねみたいな感じですね、
松明持って集まってくるっていう、そういうですね、そういう根性が一番嫌なんですよね。
その人間の一番醜い部分だなと思っててですね。
で、それは何というか、本当にネットの炎上とかもそんな感じだと思うんですけど、
やっぱり醜いし避けたいなというふうに思ってるんですけど、
余談ですけど、フランケンシュタインを絶対元にしてると思うんですけど、
フランケンシュタインを元にした作品と存在の拒絶
サム・ペキンパー監督のですね、《わらの湯》っていうダスティン・ホーフマン主演の映画があってですね、
その最後の展開がですね、明らかにフランケンシュタインを元にしてるんですよね。
で、そのちょっとですね、知的障害のある体の大きい男がですね、
その村のですね、ちょっとこう、淫乱な娘みたいなのに誘惑されてですね、
で、うっかり殺しちゃうんですけど、
で、殺しちゃってですね、で、その、えっと、
何、あいつがあの女を殺しただと、みたいな感じですね。
もう許せない、あいつはぶっ殺しやろうぜ、みたいな感じですね。
村人たちはですね、もう銃とか片手にですね、集まってくるんですよね。
で、その知的障害を持ってる青年がですね、
自分のこの身を寄せる場所がなくて、
その都会から来てですね、その村で浮いててめちゃくちゃいじめられてた
ダッシン・ホーフマンの家にですね、身を預けるんですよね。
で、身を預けて、助けてくれって言うんですけど、
フランケンシュタインの怪物を殺し抜くために必要なもの
その時までですね、ずっとそのダッシン・ホーフマンはですね、
みんなにバカにされてですね、で、その手っぷしの強いですね、
やひな奴らにですね、こう言い返せずですね、
都会から来てインテルみたいな感じでですね、ずっとメソメソしてたんですけど、
そのですね、知的障害の青年が身を寄せてきた時に、
で、周りをですね、まさに松明持った村人たちがですね、
ワンスカワンスカ来てる上にですね、絶対こいつを守り抜いてみせるっていうのをですね、
決意して、両銃でですね、その村人と戦うんですけど、
それがめちゃくちゃ熱いんですよね。
熱いし、これはおそらくですね、フランケンシュタインの怪物がですね、
かわいそうすぎて、
脚本誰かわかんないですけど、サムペキンパー自身が書いてるのかわかんないですけど、
サムペキンパーがですね、もうフランケンシュタインかわいそうだ、
あの村人たちに殺されてかわいそうだって言うんでですね、
多分もうそれを異種返ししたかったんだと思うんですよね。
でもですね、村人たちをですね、帰り討ちにして血祭りにあげるっていうのを、
ワラノイヌって映画でですね、めちゃくちゃ痛快なんですけど、
でですね、そういう、あの、なんだろう、
あの形間違いだよねって言って、自分の不安ですよね、
形にとろわれている自分の不安、
その形、あの形を認めてしまうと自分が間違った形になってしまうっていうですね、
不安からですね、みんなで確認し合って、間違いであるところを確認し合って、
スピノザとフランケンシュタインの怪物
じゃあボコボコにしてもいいよねみたいなのがですね、
まあもっともやっぱり抱きすべきであると。
でですね、スピノドラ自身もそういう目に合ってるんですよね。
この人も元ユダヤ人だったんですけど、
そのユダヤ教の教えみたいなのにどうも納得いかみたいな感じですね。
ただ信仰心は一方で熱いんですよね。
信仰心が熱いんだけど、ユダヤ教の教えそのままっていうのは、
そのまま受け入れるわけにはいかないなと思って、
いろんな言説みたいなのをですね、書いたり話したりしてたら、
それに目をつけられて波紋されちゃうわけですよね。
でですね、その後ですね、その波紋された、
このユダヤ教の波紋って、
僕のイメージするとカソリックの波紋とかよりも、
どうもそこまでは厳しくなかったみたいなんですけど、
カソリックの波紋ってもうほとんど人権剥奪みたいな、
あいつ殺していいみたいな感じのね、
社会的なもうその被害とか全てを奪われるみたいな、
めちゃくちゃ恐ろしいことだっていう話ですけど、
どうもこの波紋はそこまでではなかったんですけど、
ただ、完全にですね、
実際にこの狂信的な信者に夜、夜道を襲われて怪我したりとかですね、
命狙われるみたいな目にもあったわけですよね。
だからですね、やっぱりこう、
スピノドラはですね、自分がね、
こういうふうなことなんじゃないかなと思ったことをですね、
言ったらですね、それはもう違う形であるって言ってですね、
めっちゃ攻撃されて迫害されたっていう、
実際の実体験を持ってるわけですよね。
っていう、そういう人がですね、
まあ、何だろう、
だからまさに多分同じようにですね、
その形に囚われてですね、
じゃあ間違いの形だったらそいつには何してもいいよね、
と思ってですね、
何だろう、やりたい放題やってくるっていう人を、
まあめちゃくちゃ同じように打撃してるわけですよね。
というようなですね、
人の考えなんでですね、
全部しっくりくるというわけでですね、
またちょっと細かい話は後日したいというふうに思います。
というわけで本日は以上です。ありがとうございました。
ご視聴ありがとうございました。
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