AIは教師の敵ではなく、専門性を増幅させる最高のパートナー
教育カフェテラスへようこそ。 進行役の水野太一です。
アシスタントの高橋紗友香です。 今日は海外の話題だと聞いて、ワクワクしています。
この番組では、国内外の教育の話題を 優しく読み解いてお届けしています。
今日は、アメリカの教育メディア eスクールニュースの 7月14日の記事を取り上げます。
アメリカの記事ですか。どんなテーマでしょうか?
今は、教師にとって最高の時代だ、という 少し大胆なタイトルの記事です。
その理由が、AI、人工知能にあります。
AIの教師を助ける、という話は聞きますが、 最高の時代とまで言うんですか?
そこがこの記事の熱いところです。 筆者が一番伝えたいのは、
AIは教師の専門性を減らすのではなく、 増幅させる、という考えです。
増幅というと、力を大きくする、ということですか?
はい。先生の持っている力を、 AIが何倍にも広げてくれる、というイメージです。
例えば、これまでは難しかった、 一人一人に合わせた学び、
個別最適な学びが、初めて大きな規模で 実現できるようになってきました。
クラス32に、それぞれ違う学び方を用意するのは、 先生一人では大変そうです。
まさにそこをAIが助けます。
記事によると、子供のつまづきや、 集中が切れてきた様子を、
その場ですぐに見つけられるようになります。
つまづきに気づくのは早くなる、 ということですね。
しかも、これまで数週間かかっていたつまづきの発見が、 数分でできる、と書かれています。
数週間が数分、それはすごい差です。
さらに、一人一人に合った学習の道筋や、 少しずつ難しくなる教材を、
効率よく用意することもできます。
理解度を確かめる小さなクイズで、 今どこまで進んでいるかも、掴みやすくなります。
AIは副操縦士、教師が操縦士:人にしかできない役割に注力
でも先生、そうやってAIに任せると、 先生の役割は小さくなってしまわないのでしょうか?
とても大事な問いです。 記事の答えは、はっきりしています。
AIは副操縦士であって、 操縦士はあくまで先生だ、というのです。
副操縦士、という言い方、分かりやすいです。
機構機を動かす主役は、やっぱり先生なんですね。
その通りです。
しかも、こまごました決まりきった仕事を AIに任せられる分、
先生は子供との信頼作りや、教官といった、 人にしかできないことに時間を使えます。
機械にできることは機械に任せて、 人は人にしかできないことをする、という分担ですね。
理想的な形です。
工業型教育からの卒業と日本での展開
筆者は、これは工業型の教育からの卒業だ、 とも言っています。
全員に同じものを同じ速さで、という形から、 一人一人に合わせる形へ、という転換です。
日本でも同じことは起きそうでしょうか?
起きつつあります。
日本でも、一人一台の端末が広まって、 個別最適な学び、という言葉が、
学習指導要領でも大切にされています。
今日の話は、決して遠い国だけの話ではありません。
AI活用の鍵は「どう使うか」:無料・安価なツールと前向きな活用法
ただ、日本だと、 AIに慣れていない先生も多そうです。
正直な指摘です。
ただ、記事は心強いことも言っています。
教育で使える力強いツールの多くが、 無料か、とても安く使える、というのです。
お金がないから使えない、とは限らない、 ということですね。
はい。もちろん、答えをそのまま教えるような使い方では、 考える力が育ちません。
答えではなく、考えを深める方向で使うことが、 これからの鍵になります。
道具を持つだけでなく、 どう使うか、が問われるわけですね。
まさに、そこに先生の腕の見せどころがあります。
今日の話、AIというと身構えていましたが、 少し見方が変わりました。
どの辺りでしょう?
AIが先生の代わりになる、とばかり思っていました。
でも、先生を主役のまま、 力を広げてくれる相棒なんだ、と思えたら、
怖さより、ワクワクの方が大きくなりました。
その受け止め方ができれば、 これからの教室を前向きに楽しめます。
今日のテーマ、 出会いと個別最適な学びは、この辺りで締めましょう。
最後までお聞きくださって、ありがとうございました。
AIを相棒に、と考えると、 未来の教室が、ちょっと楽しみになります。
また次回の教育カフェテラスも、どうぞお楽しみに。