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こんにちは。教育カフェテラスの時間がやってきました。進行役を務めます水野太一です。
アシスタントの高橋紗友香です。今日もよろしくお願いします。
この番組は、教育の新しい話題や現場の工夫をリスナーの皆さんと一緒に覗いていく番組です。
今日のテーマは事前に少しだけ聞いて意外でした。授業が始まる前の時間の話、ということでした。
そうなんです。授業そのものではなく、授業が始まる前の時間に注目します。
参考にするのは、みんなの教育技術の7月15日の記事です。
赤坂真嗣さんという学級経営で知られる先生の提案です。
授業の前の時間というと朝の会のようなものでしょうか。
近いようで少し違います。
まず前提として、次の学習指導要領で学校が自分たちで使い方を決められる時間が少し生まれます。
自由に使える時間ということですか。
はい。多くの人はその時間を学力を伸ばすために使おうと考えます。
でも赤坂さんはそこに別の使い道を足そうというのです。
別の使い道というとどんなものでしょう。
子供の心を整える時間です。
記事では心のチューニングという言葉で表しています。
チューニング、楽器の音を合わせるあのチューニングですか。
まさにそのイメージです。
学ぶ前に子供の気持ちを学びに向かう状態にそっと合わせておく、そういう時間です。
確かにいきなり勉強と言われても心がついていかない日はあります。
大人でもありますね。
赤坂さんはこの時間を温めの時間とも呼んでいます。
事務的な朝の会でもなく、教科の授業の延長でもない独自の時間だというのです。
具体的にはどんなことをするのでしょう。
記事にいくつか例があります。
体育が専門の先生のクラスでは授業の前に鬼ごっこのような遊びで体と心を軽くほぐします。
遊びから始めるんですね。
低学年だとまた雰囲気が違いそうです。
その通りで低学年のクラスでは野菜をモチーフにしたダンスで無邪気に楽しむという例もあります。
別のクラスでは遠足への期待や目標をミラックスして確かめ合う時間にしていました。
どれもテストや評価とは関係のないことばかりです。
そこが肝心です。
この時間には評価されるという緊張感がありません。
上手い下手を決められない場だからこそ子供は安心してお互いを認め合えます。
ジャッジされない時間というのは今の子供にとって結構貴重かもしれません。
切実だと思います。
赤坂さんは今の子供たちには柔らかい助走が必要だと言っています。
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いきなり全力で走り出さずにそっと助走をつける時間です。
助走という言い方しっくりきます。
ところで先生、これは学力とは関係ない時間ということでしょうか。
いい問いです。直接の学力ではありません。
ただ心が整っていない子はそもそも学びに入っていけません。
暖めの時間は学びの土台を作ると考えるといいでしょう。
遠回りに見えて実は近道ということですね。
まさにそうです。
しかもこの時間は子供と先生が一緒に学級生活を作る時間にもなります。
不登校や学校に馴染めない状態を前もって防ぐ働きも期待できます。
崩れてから対応するのではなく崩れる前に温めておくという考え方ですね。
その順番がとても大切です。
今日の話を聞いて準備運動をせずにいきなり本番という授業を私も受けてきたなと思いました。
どう感じましたか?
もし暖めの時間があったら朝から気持ちが重い日でも教室に入りやすかったかもしれません。
先生になったらこの時間を大事にしたいです。
その視点を持っているだけで教室の空気はきっと変わります。
今日のテーマ、学びの前の暖めの時間はこの辺りにしましょう。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
皆さんも何かを始める前の自分だけの暖めの時間を持ってみてください。
また次回、教育カフェテラスでお会いできるのを楽しみにしています。