発音練習の現状と課題
Dress Rehearsal 英語と身体性の実験ログ
この番組は、英語学習の隠れた鍵である身体性からのアプローチを中心に、私自身が日々挑戦しているメソッドやリアルな気づきをシェアしていくポッドキャスト番組です。
今回の Dress Rehearsal は、舞台の本番前の通し稽古のこと。文法やTOEIC、英検といった机の上の勉強から一歩踏み出して、声や身体性を通し、”英語の自分”を演じてみませんか?
今回お話ししたいのが、発音についてです。
皆さんは、発音練習をどんな風にしていますか?
発音記号からしっかり覚えて、音素から取り組んだり、YouTubeの動画を参考にして練習したり、あとはAIやアプリとか、いろいろ今、方法やツールがありますよね。
私も以前、発音トレーニングを受けたりして、プロソディといってリズム、アクセント、イントネーションを含めて、音素やリンキング、リダクションなんかを一通り教わったりしていました。
ただ、そこから数年経って、私の場合、普段あまり英語を話すことがなくなってしまったこともあって、最近、ものすごく自分の英語の発音の悪さを痛感しています。
それにはですね、またきっかけがありました。
先月、レシテーションの発表会という場面があったんですけれども、その時にやっぱり発音がうまい方っていらっしゃるんですよね。
で、自分と何が違うのかなって、ちょっと観察をしていたときにわかったことが、口の形がそもそも違うっていうことでした。
どういうことかっていうと、例えば、WとかTHとかOとか、日本語の時にはない独特な形をしっかり作ってて、それが私は全く出来ていないっていうことです。
で、それが何でかと思ったときに、私の場合、英語を話すための口や喉、呼吸とか、そういう身体的な部分で準備が不十分だったっていうことに気づきました。
で、そこから色々ちょっと調べたときにわかったことが、英語の発音の練習の前に、まずは”英語を話すための口”の状態をしっかりと作ること、そのための方法があるということです。
そこで今回ご紹介するのが、発音バイオメカニックス的アプローチです。
これがですね、なんかちょっと難しそうな名前なんですけれども、要は日本語話者が普段使っていない口の筋肉を筋トレで強制的に動かそうっていうもので、
日本語の口の動かし方のままだと英語の音はできない。だから先に発声器官の筋力を作る必要があるという原理に基づいたものだそうです。
ちなみにこれは調音音声学といって、人間がどうやって喉、舌、あと唇、顎を使って音を作っているかを研究する学問の中で言われていることだそうです。
具体的な口周りの筋トレ3選
はい、ではですね、具体的な口周りの筋トレ3選を今回ご紹介します。
まず1つ目、唇と頬のストレッチになります。
ウとイを口の形で作って筋トレしていきます。
わかりやすいのが、英語で言うとWとEの音をするときのイメージですね。
唇をタコの口のように思い切り前に突き出して、ウーッと5秒キープ。
そこから一気に耳まで口角を引っ張るような感じで、横にイーッと広げて5秒キープ。
それを順番に何度かウとイを繰り返して、口をすぼめて横に引っ張るというのを筋トレとしてやります。
そして2つ目が、喉と顎の解放です。
日本語のアとエを使ってトレーニングしていくんですけれども、
日本語の時の1.5から2倍くらい大きく動かすイメージでやります。
まず、指は縦に3本分くらい開くように、顎を下にガバッと落とします。
その状態で発声をすると、英語のOやAの音の土台になるような顎の状態が作れるそうです。
次にAなんですけれども、これは喉の奥をあくびの時のように広げてAって発音するそうなんですけれども、
ちょっとこれつらいんですけれども、英語で言うと発音記号というアッシュといって、小文字のaとeが背中合わせでくっついているような記号ですね。
あれの音でまさにアとエの中間の音の土台になるそうです。
それで結構顎の緊張が取れてガチガチに固まった関節の状態がほぐれて、
英語特有の響く低い声が出しやすくなるそうです。
そして最後、3つ目が舌の筋トレです。
これはLとR、そしてTHの音には舌の筋肉の瞬発力が必要ということで、
これは特に舌根といって舌の奥の部分を鍛えるものになります。
やり方がまずL、舌の先を上の前歯の裏の歯茎に強く押し当てて、ルーッと弾いて発音します。
そして次がR、舌を口の奥にグッと引き込んで、どこにも触れずにラーッと発音します。
その時舌を巻くのはNGです。
これを交互になるべく早く繰り返します。
ル・ラ・ル・ラ
こんな感じです。
変な音なんですけれども、これで舌の動きが速いスピードでも、もつれにくくなるそうです。
発音練習へのモチベーションと今後の展望
というわけで簡単なエクササイズをご紹介してみました。
振り返ってみると、以前英語演劇や通訳の先生の発音ワークショップを受けた時に、
それこそ英語を話す前に舌のストレッチだったり、あと早口言葉で滑舌の練習を教わったことはあったんですけれども、
しばらく英語を人前で話す場面がなくなってから、ちょっと正直発音の大切さを後回しにしてたんですよね。
その間に英語に必要な筋力がすっかりなくなってしまったと思うので、
今回は自分の英語の話すための筋トレをしていくということでシェアさせていただきました。
他にもですね、喉の使い方や呼吸の仕方はネイティブと日本人の違いはすごくあるので、
その辺も引き続き探りつつ少しずつ取り入れて練習していこうかなと思っています。
発音練習をする時に思うのが、昔はネイティブみたいにかっこよく発音出来るようになりたい一心っていうのがあったんですけれども、
今すごく同時に思うのが、話す相手に聞きやすい発音することっていうのはコミュニケーションの上でとても大切な気遣いだと思うので、
かっこよく発音したいっていうモチベーションを持ちながら、それと同時にいかに伝わりやすく相手に届けるかを意識して頑張って練習していこうというふうに思っています。
同じように発音や発音の前の口の形や喉、呼吸とかの練習に興味がある方は、ご自分でいろいろ調べて自分に合ったメソッドをやってみたりしてもいいかなという風に思います。
はい、ということで発音練習、一緒に頑張っていきましょう。
ということで、今日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
これからもご興味ある方は引き続き聞いていただけますと嬉しいです。
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はい、ではまた次のエピソードでお会いしましょう。さようなら。