00:00
化粧品とか洗剤、あと子供向けのお菓子のパッケージなんかで、100%天然由来だから安心、みたいな千年文句って、あなたも絶対見たことありますよね。
あー、よくありますね。ドラッグストアなんかでもよく見かけます。
そうなんですよ。で、正直なところ、そういうのを見ると、あ、自然のものなら体に良さそうって、なんか思考停止してついカゴに入れちゃうことありませんか?
いやー、それは無理もないですよ。あの、天然とかオーガニックっていう言葉には、消費者側の警戒心をパッと解いてしまう魔法みたいな響きがありますからね。
ですよね。でも今回は、そんな私たちの思い込みを根底からくつらえすミッションに挑みたいと思います。
今日掘り下げるのは、D.イクシマシのブログプチメタ3.0のすごく興味深い記事なんですが、
はい。
天然イコード安心っていうロジックが、いかに破綻しているかを見事についてるんです。さて、これを紐解いていきましょうか。
ここで非常に興味深いのは、その記事の革新部分なんですが、あの盲読のほとんどは天然由来であるという事実を指摘しているところですね。
盲読が天然由来。
そうなんです。オーガニックだから安全っていうマーケティングの理屈は、過酷な自然界の現実の前では全く通用しないんですよ。
確かに。なんか自然界にあるから無条件で安全って思い込むのって、例えるなら森にいる野生のクマが全員ハグしてくれるって感記外するようなものですよね。
あはは、その例えまさに適用していますね。
ありがとうございます。
自然界は決して癒やしのスパなんかじゃなくて、生き残りをかけた終わりのない群角競争の真っ只中なんですから。
癒やしのスパじゃない。本当にそうですね。
例えば、トリカブトっていう天然の花がありますよね。
名前はよく聞きます。すごく綺麗な花ですよね。
そう。すごく美しいんですけど、実は根も茎も葉も全てに速攻性の盲読があるんです。
ちょっとでも摂取すれば一瞬で心不全を引き起こしてしまうくらい強力で。
えーっと、一瞬でですか?でもなんでそんな盲読を持ってるんでしょうか?
それはですね、植物は動物と違って逃げることができないからです。
あー、なるほど。その場から動けない。
その通りです。だから捕食者から身を守るために自分自身を強力な化学兵器の工場にするように進化したわけですよ。
逃げられないから毒で武装するしかないんですね。
記事にあったフグの話も同じですか?生産借りの1000倍以上の毒性を持つというテトロドトキシンですよね。
はい。全く同じ理屈です。あれも生き残るための100%天然由来の防衛装備と思うことになりますね。
100%天然由来の防衛装備か。でもちょっと待ってください。
植物とかフグが自衛のために毒を持つ理由はわかりました。
だとしたら、むやみに野生のものを口に入れないようにさえすれば安全ってことですよね。
うーん、そう思いたいところなんですが、これをより大きな視点に結びつけてみると現実はもっと厳しいんです。
03:02
と言いますと?
食べる以外にも危険があるってことですか?
ええ。食べるどころか触れるだけでアウトなものもあるんですよ。
触れるだけで?
はい。例えばカエンタケっていう天然のキノコがあるんですが、これはもう触るだけで皮膚がひどくただれてしまって、さらにほんの数グラム摂取しただけで死に至る可能性があるんです。
うわー、触るのもダメなんですか。それって完全にトラップじゃないですか。
本当にそうですね。そして極めつけは大自然の豊かな土の中に存在するボツリヌス菌です。
ボツリヌス菌、名前は聞いたことあります?
この細菌が作り出す毒素って、わずか数百グラムで全人類を死滅させられるほどの威力があると言われていて、地球上で最も毒性の強い物質とされているんですよ。
ちょっと待ってください。数百グラムで全人類ですか?
はい、そうなんです。いやー、植物が動物に食べられないように毒を持つのはわかるんですけど、タラの土の中の細菌が人類を滅ぼすほどの猛毒を持つ理由なんてあるんですか?いくらなんでも過剰防衛というか、やりすぎじゃないですか。
あー、すごく良い視点ですね。実は細菌たちも土の中で他の微生物と熾烈な生存競争をしているんです。いわば、見えない微生物間の戦争ですね。
見えない戦争ですか?
ええ、その課題で相手の神経の伝達をブロックする超強力な毒素が生み出されたんです。
なるほど、細菌同士の争いの結果なんですね。
そうなんです。でも皮肉なことに、この神経を麻痺させる毒素って、今はごく微量に調整されて、ボトックスとして美容医療に使われているんですよ。シワ取りとかですね。
えっと、ボトックスってあのボトックスですか?ここでオープニングの化粧品とか美容の話につながるんですね。地球最強の天然の猛毒が、私たちの美容に使われているなんて。
そうなんですよ。だからこそ、天然だから安全というイメージが、いかに表面的で非道理的かということがよくわかりますよね。
いやー、完全に目が覚めました。つまりこれはどういう意味を持つんでしょうか。あなたが次にスーパーやドラッグストアで100%天然由来というラベルを見たとき、今日のこの知識が必ず役立ちますよね。
ええ、間違いなく役立つはずです。心地よいマーケティングの言葉に流されずに、成分そのものがどう作用するのかと立ち止まって考えること。この批判的思考こそが、情報の波から自分を守る強力な盾になります。
ところが自然か人工かではなくて、科学的な事実に基づいた客観的な判断が、本当の意味での安心につながるということですよね。
まさにその通りです。
本当にそうですね。では最後に、あなたに一つ考えてみてほしいことがあります。大自然がこれほどまでに容赦のない猛毒を生み出して、常に群角競争を行っているのだとしたら、
私たちが日頃をなんとなく体に悪そうって避けている人工的な合成物質こそが、実は人間の安全のために科学者たちが最も厳格にコントロールして作り上げた一番優しい存在と言えるのではないでしょうか。
06:10
次回のお買い物の際は、ぜひそんな視点も持ってみてくださいね。