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総合診療医とは?4つの役割と地域医療の未来を旭川の医師が語る
2026-05-23 18:56

総合診療医とは?4つの役割と地域医療の未来を旭川の医師が語る

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総合診療医という言葉が、ドラマ「19番目のカルテ」の放送をきっかけに、少しずつ社会に知られはじめています。しかし、総合診療医が実際に何をする医師なのか、その専門性と地域医療における役割は、まだ十分に理解されていません。本記事では、北海道旭川市で総合診療医として活動する西村涼医師へのインタビューから、総合診療医の本当の役割と価値を伝えます。

総合診療医は、「なんでも診る医者」を超え、地域医療のインフラを担う専門医です。西村医師は、総合診療医の役割を4つに整理しています。また、旭川市では2024年4月から、総合診療医を育てる専門研修プログラム(KAMUI総合診療プログラム)を開始しました。このプログラムは、医療・介護・福祉を一つの法人内で学べるエコシステムを強みとしています。

総合診療医の4つの役割

総合診療医の専門性は、4つの役割に整理できます。西村医師は、入り口の整理、コンテキストに基づく個別化医療、在宅医療、医療・介護・福祉の包括的ケアという4つの軸で、総合診療医の仕事を説明します。

入り口の整理は、総合診療医の第一の役割です。患者が「お腹が痛い」「背中が苦しい」「めまいがする」「足がしびれる」といった症状を抱えたとき、何科にかかればよいか迷うことが少なくありません。総合診療科にまず受診すれば、適切な検査と診断を行ったうえで、専門科への紹介や自科での治療の判断ができます。総合診療医は、患者と専門医療をつなぐ窓口として機能します。

コンテキストに基づく個別化医療は、第二の役割です。コンテキストとは、患者のライフステージや価値観のことを指します。たとえば、20代・30代で心疾患を発症した患者には、ガイドラインに沿った標準治療を組み合わせて進行を予防します。一方、90代後半で認知症症状のある患者には、症状緩和を優先し、薬剤を減量調整します。総合診療医は、患者の人生に合わせたオーダーメイドの処方を提供します。

在宅医療は、第三の役割であり、総合診療医の得意分野です。西村医師は、患者の自宅を訪問し、玄関の上がりかまちの高さ、寝室からトイレまでの距離、段差、手すりの有無を詳細に評価します。この評価をもとに、ケアマネージャーと連携して住環境の改善を提案します。在宅医療では、患者の生活全体を支える視点が求められます。

医療・介護・福祉の包括的ケアは、第四の役割です。総合診療医は、医療だけでなく、介護や福祉の専門職と連携し、患者を地域で支える仕組みをつくります。この役割を果たすには、医療機関の中だけで完結する診療ではなく、地域全体を見渡す視点が必要です。

西村医師が総合診療医を目指した原体験

西村医師が総合診療医を目指した原体験は、学生時代の大学病院での実習にあります。当時、各診療科の外来で、患者が「ついでに他の症状も相談したい」と話す場面を何度も目撃しました。

その場面で、医師は「それはうちの科ではなく、他科に行ってください」と患者を回していました。この対応に、西村医師は強いモヤモヤを感じたと振り返ります。患者を病気という文脈ではなく、「その人の困っていること」として捉えたいと思うようになりました。

このモヤモヤが、総合診療科を目指す出発点になりました。西村医師は、患者の困りごとを全体として受け止め、整理できる専門性を身につけるため、総合診療の道を選びました。

旭川での専門研修プログラムとビジョン

西村医師のビジョンは、「総合診療科という名前が当たり前に社会に知られている状態」をつくることです。総合診療専門医制度は2018年に開始されたばかりで、2025年時点でも全国に1000人未満の専門医しかいません。専門研修プログラムも、全国に十分整備されていない状況です。

このビジョンを実現するため、西村医師は2024年4月から、旭川でKAMUI総合診療プログラムを開始しました。プログラムは、専門医機構が定める整備基準にもとづき、入院病棟管理、外来診療、在宅での終末期ケア、家族との話し合いをカリキュラムに組み込んでいます。一つの病院では完結できないため、旭川市内の大学病院、大規模病院、道外の病院と連携し、3カ月ごとのローテーションを組んでいます。

プログラムの強みは、医療・介護・福祉を一つの法人内で学べるエコシステムです。所属法人は、病院に加えて、介護事業所の経営、ソーシャルワーカーの配置、社会福祉協議会との提携を備えています。研修医は、患者を地域で生活させるためのすべてのリソースを、均等に学ぶことができます。

地域医療における総合診療医の意義

総合診療医は、地方の中小病院と在宅医療において、二つの意義を持ちます。西村医師は、病院側の意義と患者側の意義の両方から、総合診療医の役割を整理しています。

病院側の意義は、収益向上です。総合診療医は、来院した患者を幅広く診察し、適切に整理して専門医に送るか、自科で対応するかを判断します。この機能により、病院全体の患者動線が整理され、収益が安定します。

患者側の意義は、受診先の明確化です。患者は「総合診療医がいる病院」を目印にして、最初の受診先を決められます。動線が整理されることで、たとえば血圧高値程度で大病院の夜間救急を受診し、当直医に怒られるような悲しい体験を減らせます。

総合診療科を受診するタイミング

総合診療科は、いつでも、何のきっかけでも受診できます。西村医師は、リスナーに向けて、受診のハードルを下げるメッセージを送っています。

健康診断で異常を指摘されたときは、総合診療科にまず相談できます。受診すれば、必要な検査を組んで、診断と治療方針を整理します。家族の物忘れが気になるときも、総合診療科で相談できます。受診するかどうか悩む段階の相談も歓迎です。

入院中の家族の退院支援も、総合診療科の役割です。人工呼吸器や点滴管などの医療機器がついたまま在宅に戻る場合、介護の方法や生活の整え方を一緒に考えます。患者本人と家族がつらくない状況をつくるため、総合診療医は伴走者として関わります。

まとめ

総合診療医は、「なんでも診る医者」を超え、地域医療のインフラを担う専門医です。西村医師は、入り口の整理、コンテキストに基づく個別化医療、在宅医療、医療・介護・福祉の包括的ケアという4つの役割を、旭川の現場で実装しています。総合診療専門医はまだ全国に1000人未満ですが、旭川のKAMUI総合診療プログラムは、医療・介護・福祉を一つの法人内で学べるエコシステムを強みに、地域医療の中心を担う総合診療医を育てています。

総合診療医を地域医療のインフラに据える取り組みは、病院の仕組みそのものを再設計する挑戦でもあります。西村医師は、Substack「『病院』再設計ノート」で、現場から病院の仕組みをどう組み直すかを書き続けています。総合診療、在宅医療、病院運営、AI実装を一つの絵としてつなぐ視点に触れたい方は、ぜひご覧ください。



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サマリー

北海道旭川市で総合診療医として活動する西村涼医師が、総合診療医の役割と価値を解説します。総合診療医は、患者の入り口を整理し、コンテキストに基づいた個別化医療、在宅医療、そして医療・介護・福祉の包括的ケアを提供する4つの専門的な役割を担います。西村医師は、総合診療医が地域医療のインフラの中心となる未来を目指し、旭川で専門研修プログラム「KAMUI総合診療プログラム」を立ち上げ、次世代の総合診療医育成に力を入れています。

導入:総合診療医 西村涼先生
スピーカー 2
岡大徳が配信する岡大徳ポッドキャスト。 本日はゲストで西村先生にお越しいただいています。西村先生お願いします。
スピーカー 1
はい、よろしくお願いいたします。 北海道の旭川市で総合診療医をやっております西村と申します。よろしくお願いいたします。
スピーカー 2
よろしくお願いします。 今回は西村先生をお招きして、近年少しずつ耳にするようになった総合診療について、西村先生にその本当の役割と価値についてじっくりとお話を伺いたいと思います。よろしくお願いします。
スピーカー 1
よろしくお願いします。
総合診療医とは?その役割の誤解
スピーカー 2
早速ですが西村先生、あんまり聞き慣れない総合診療医という部分なんですけど、総合診療医ってどういったお医者さんですか?
スピーカー 1
そうですね、総合診療医。ちょっとわかりやすい例えで言うと、19番目のカルテっていうドラマがこの間やってたんですけれども、それって見たことございますでしょうか?
スピーカー 2
一復見てないですね。どういったもんですか?
スピーカー 1
そうなんですね。嵐の松純さんが主演を務めたドラマなんですけれども、病院の中に総合診療医っていう人が入っていって、患者さんと対話していって、病気ではなくその人らしさっていうところで診断を解いていったり、その人の治療を考えていくっていうようなドラマだったんですけれども、
まさにやってること自体、総合診療医がやってることなんですよね。
結構ですね、総合診療って名前だけで聞くと、結構何でも見る医者っていうふうに思われがちなんですけれども、実際何でも見るんですけれども、ただそれだけじゃないよっていうことを今回皆さんにお伝えさせていただければと思います。
スピーカー 2
お願いします。
総合診療医の4つの役割:入り口の整理
スピーカー 2
早速ですが、何でも見る医者ではないということなんですけれども、具体的にどういったことをするお医者さんなんですか?
スピーカー 1
はい、総合診療医の役割というところですね。そこは、見るっていうところ、何でも見るっていうのは間違いではないんですけど、もっともっと解像度を深めていくと、4つの役割があるかなというふうに思っています。
1個としては入り口の整理っていうところですね。
例えば、お腹が痛いとかって言われた時に、患者さん側からすると何かにかかればいいかってなかなかわからないですよね。
お腹が痛いだったらまだ胃腸科にかかるとか、消化器内科にかかると、ある程度、最近はネットの情報とかも出てますのでわかると思うんですけど、
例えば、背中が苦しいとか、目まいがするとか、足が痺れるとか、そういったところってまず何かにかかればいいんだろうって結構迷うことってあると思うんですよね。
そういった人たちの窓口となる役割として、まず総合診療科にかかれば、適切に検査を組んだりとか、診断をつけて、この科に行くといいよとか、
これはこの科に行く前にうちの方で治せるからちょっと治してみようとか、そういったご提案ができるというところで入り口を整理する、そういった役割を担わせてもらってます。
総合診療医の4つの役割:コンテキストに基づく個別化医療
スピーカー 2
ということは入り口を整理して、全体の体の状態とか密定で専門医へつなぐっていうところなんですけども、他に役割として何かありますかね、専門医つないだととかっていうのは。
スピーカー 1
そうですね。専門医をつなぐだけになってしまうと、ただパスをするだけみたいな感じに思われてしまうので、そうではないというところもありますね。
先ほど例にしてあげたドラマでもあるように、患者さんの人を見るっていうところで我々専門の訓練を受けています。
なので、患者さんの体調とかライフステージっていうんですけど、その人が今人生のどういった場所にいるのか。
例えば、若くて20代30代の働き盛りの人が心臓の病気になったとしたら、心臓の薬をあるだけ飲んで、もうガイドラインっていう医療の標準の治療っていうものが出てるんですけれども、
それに合わせて、適切な薬、例えば3種類でも4種類でもいっぱい飲んで、今後進行するのを予防しましょうという風な方針を取ったりするんですけど、
例えばそれが90代後半とかになって、認知症の症状とかも出てきて、薬を飲むっていうのが難しくなったとき、
そういった時は、じゃあ今後進行を予防するとかではなくて、
あとはお時間としても、そろそろ残されたところも少ないですので、じゃあ症状を取るっていうところを優先して、この薬だけを残して、後の薬はやめましょうとか、
ご本人さんの辛い症状に合わせて、理想型と言われているような薬の処方から、その人の体調に合わせた薬の量に減らすとか、
逆に減らした分、ここの部分でちょっと悪いところが出てきたから、ここの薬だけちょっと追加しようとか、そういったところの整理を行うというところが、総合診療科の役割になっています。
これですね、専門用語でコンテキストって言うんですけれども、患者さんのどのような人生を送ってきたかとか、どういった価値観を持っていらっしゃるかとか、
そういったところに照らし合わせて適切な処方をオーダーメイドで提供するというところが、我々の専門性です。
総合診療医の4つの役割:在宅医療
スピーカー 2
ありがとうございます。コンテキストを見て、専門的な治療をその人に合った治療をするということなんですけど、場所は病院だけでされているんですか、それともいろんな地域とかでられているとかあるんですか。
スピーカー 1
ありがとうございます。もちろん、医者という立場上、主戦場は病院になりますね。
それこそ救急外来というところ、救急車で搬入されてきた患者さんも見ますし、外来ですね、普段皆さんが病院に通院するときに診察させてもらうこともあります。
ただ、総合診療科ですね、他にも得意な分野がありまして、在宅医療という患者さんのお家に行ってですね、診察させてもらうというところも得意になっています。
というのも、やっぱりその全体を見るというところの中には、患者さんの生活状況も見るというところが入っているので、
例えば患者さんのお家に行って、玄関の上がりかまちが何センチあって患者さんがちょっと上がりづらそうにしているとか、
患者さんの寝ている場所からトイレに行くまでどれぐらいの距離があって、その間にどれぐらいの段差があって手すりはあるのかとか、そういったところまで見てですね、
じゃあこういうふうに自宅の動線を整えたらいいよというふうな手すりの配置を指示したりとか、
あとはそこの間に転びやすいような段差があったら、ちょっとスロープを変えて入れてみたらというような依頼をケアマネージャーさんという介護の専門家の方にお願いしたりとか、
そういったことが得意なので、在宅医療というところをですね、メインで僕はやらせていただいています。
西村医師が総合診療医を目指した原体験
スピーカー 2
ありがとうございます。病院だけでなく在宅までその人を見て一緒に伴奏していく。
かつその人のその瞬間だけではなくてコンテキストを見るという形でお話を伺ったんですけれども、そういった活動を取り組まれている背景とかどういった理由で取り組まれているんですか。
スピーカー 1
ありがとうございます。そうですね、僕の現体験としてはですね、やっぱり学生の頃、大学病院での実習が多かったんですけれども、
そこの外来の診察場面というところかなと思います。
いろんな外来を見ていると、いろんな患者さんがいろんな地方から来るんですね。
その中で患者さんが、先生ちょっと来たついでなんだけど、こういったところも困ってるんだよねっていう相談された時に、
そこの先生が、それってたぶんうちの科じゃなくてここの科がいいんだよねとか、
それってちょっと僕じゃわかんないからちょっと内科の先生に聞いてみてとか、そういうところでちょっと他の科に回してしまうっていうようなところを何回も目撃してきたんですね。
そういった中で、やっぱり僕の中でちょっとモヤっとする部分がとても残って、やっぱり目の前の患者さんっていうところを病気っていう文脈じゃなくて、やっぱりその人の困ってることっていうようなところで見ていきたいなって思った。
スピーカー 1
そういったところで、じゃあ一番そこのアウトプットができるところがどこかなって考えたときに、総合診療科という科があるということを知ったので、そこから目指し始めたといったところが原体験ですね。
総合診療医のビジョンと旭川での専門研修プログラム
スピーカー 2
ありがとうございます。確かに目の前の患者さんのお困りごとを全部見ていきたいっていうところがあると思うんですけども、
そういった中で原体験もあって、いろんな活動されていると思うんですが、今後どのような姿を目指していきたいとか、ビジョンみたいなものってあるんですか。
スピーカー 1
ありがとうございます。そうですね、一言で言うならば、総合診療科という名前が当たり前に社会、日本社会に知られているというところが僕の目指す形です。
というのも、実は総合診療の専門医ですね、これ2018年にまだできたばかりの制度でして、実は全国にまだ2025年時点で1000人未満しか専門医がいません。
スピーカー 1
専門医研修プログラムというんですけれども、そういったプログラムも日本の中に充足しているとは言えない状況で、そこの専門研修を受けれるという環境もまだ日本に全然整っていないという現状があります。
なので僕の目標としては、ないところに総合診療医のプログラム作って、そこで総合診療医の医者を育てて、そこの地域で総合診療医が外来も救急も入院診療も、さっき言った在宅医療もやって、地域の中で総合診療というものが医療のインフラの中心になると、そういったところを今後のビジョンとして見ています。
実際、今僕がいる朝日川市というところでは、今年の4月から総合診療医を育てる専門研修プログラムというところも始めることができましたので、そこを皮切りに、もっともっと北海道、全国、そういったところに広げていきたいなと思っています。
KAMUI総合診療プログラムの詳細と強み
スピーカー 2
ありがとうございます。今お話の中で少ない専門医、総合診療科の専門医を育てるところで研修をされているということなんですけれども、具体的にどのような研修のプログラムを組んでいるんですか。
スピーカー 1
ありがとうございます。プログラム自体にも整備基準というものが、実は専門機構という厚労省の管轄になるのかなというところから出ていまして、総合診療になるためにはこういったことを一個一個学ぶ必要があるよね。
例えば病院での入院病棟での患者さんの見方、外来での患者さんとの接し方、在宅での患者さんが例えばもう老衰だとかがんの末期で余命が幾ばかかっていうときに、ご本人ご家族さんとどういった今後のお話を進めていくかとか、そういったことをですね、カリキュラムの中に入れています。
で、一個の病院で完結するのは、やっぱりそれ全部やるのって結構難しいですので、例えば朝日川市内の大学病院だったりとか、もっと僕がいるところよりも大きい病院っていうところとか、あとまた同外の病院っていうところとかと連携をとって、3ヶ月ごとにそういったところを回ってもらって実力を身につけてもらうと、そういったプログラムを作っています。
スピーカー 2
ありがとうございます。プログラムもあると思うんですけども、その研修の特徴とか強みとかそういったところって何かあるんですか?
スピーカー 1
ありがとうございます。研修の強みとしては、もううちのプログラムの強みはまさに法人のエコシステムを使って、医療、介護、福祉、すべてここをですね、一つの法人内で学ぶことができるっていうところですね。
病院って医療っていうところしか結構提供しないっていうところが多いんですけれども、実はうちの法人ですね、介護事業所っていうところも経営しているのと、あと福祉方面でですね、ソーシャルワーカーさんというですね、そういった相談員さん雇っているのと、
あとは社会福祉協議会というですね、福祉の方の専門でやっていらっしゃる方々ともですね、提携を組んで、法人で提携を組んでやっているっていうところがありますので、うちでそういったもう患者さんを地域で生活してもらうためのすべてのリソースについて均等に学ぶことができるっていうところが強みです。
スピーカー 2
ありがとうございます。そういった地域医療を支えるハブとしての役割、またそういった研修もされているというところで、そういった部分で地方の中小病院や在宅医療において総合診療院ってどのような規模になっていくと思われますか?
地域医療における総合診療医の意義
スピーカー 1
ありがとうございます。
そうですね、中小病院や在宅医療って病院側の見方と患者さん側の見方っていう2つのところがあると思うんですけれども、病院側の見方としては、総合診療院はですね、本当にもう来た患者何でも見て、そういった整理をして専門医に送ったり、こっちで見たりっていうところを繰り返すことができますので、
端的に言うと収益が上がっていきます。
患者さん側としても、まずどこに行ったらいいかっていうところで、総合診療院がいる病院っていうところで目印を立てることができると思っておりますので、そういったところでも患者さんの動線が整理される。
そういったことによって、いきなり例えば血圧が高いっていうところで、大きい病院の、例えば夜間の救急外来にですね、突然受診してしまって、要到着中の先生に怒られたりとか、そういった悲しい体験をする患者さんを減らすことができるんじゃないかというふうに思っています。
総合診療医の普及に向けた発信
スピーカー 2
ありがとうございます。総合診療院としての活動でしたり、研修で育てていくということを西村先生されていると思うんですが、これからどのような発信をしていきたいとか、そういうのありますか。
スピーカー 1
ありがとうございます。
そうですね、やっぱり僕としては、医療者にももちろんなんですけれども、こういった総合診療があるということをですね、医療者以外の方にたくさん知ってもらいたいですので、例えばご自身が患者さんであったり、もしくは疾患を抱えたご家族さん、そういった方をお持ちの方々に向けて、
一つ困ったなとか、こういったことをちょっと悩んでるんだよねっていうところに向けて発信を続けていきたいと思っています。
スピーカー 2
医療者だけでなくて一般の患者さん、家族に向けて発信を続けたいということなんですけれども、そういった発信を続ける理由って何かありますか。
スピーカー 1
そうですね、やっぱり申し上げた通り、総合診療かっていうものを僕は知ってもらいたいんです。
先ほども申し上げた通り、まだ専門医もいない状況ですし、あとは患者さんたち自体も、まだ病院にかかるときにどこからかかればいいんだろうとか、こういったときにどうすればいいんだろうっていう、やっぱり医療面のところでの悩みって、この情報がたくさん入ってくる時代でも尽きないと思うんですよね。
そういったときに患者さんの困ったことを受け止めて、医療の専門家として整理する、そういった存在が絶対に地域に必要ですし、もっともっと知ってもらって、僕たちにつながってほしいという気持ちがあるので、こうして発信をさせていただいている次第です。
総合診療科を受診するタイミング
スピーカー 2
ありがとうございます。最後にリスナー、このメルマガヤのポッドキャストを聞いていただいている方々へ、西村先生の方からメッセージ何かありますか。
ありがとうございます。総合診療科、じゃあいつ受診すればいいのって皆さん、これを聞いて興味が湧いた方は思ったかもしれないんですけれども、基本的にいつでも大丈夫です。何のきっかけでもいいです。
例えば健康診断に引っかかったという方が一番多いかなと思うんですが、そういったときに総合診療科にまず行ってもらって大丈夫です。そのときには検査します。
スピーカー 1
他にもですね、例えば自分の身内、お父さんお母さんとかおばさんとかそういったところでも大丈夫です。
ちょっと最近物忘れがひどくなってきたような感じがして、ただちょっと受診するっていうところも悩ましいんだけどっていうような相談、そういったことでも大丈夫ですし。
あとは他の病院に入院している、例えばご家族さん身内の方がガンになったとか、あとはちょっと帰るときに医療機器ですね、人工呼吸器だったりとか点滴の管だったりとかそういったものが繋がったときに、
家に帰ろうと思うんだけれども、ちょっと帰る方法がわからないとか、どういうふうに介護をしていったらわからない、そういったときもですね、総合診療科に相談してもらえれば、適切などのように皆さんが介護して、どういうふうにご本人さんが生活して、みんながつらくないような状況を作れるかっていうところですね、一緒に考えていくこともできますので、そういったときにですね、相談していただければいいかなと思っています。
まとめと閉会の挨拶
スピーカー 2
ありがとうございます。今回は西村先生にお越しいただいて、総合診療科、総合診療医の活動についてお聞きしました。また西村先生のサブスタッフのメルマガも概要欄につけておきますので、またクリックしてみてください。今回は西村先生ありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。
スピーカー 2
ありがとうございます。
18:56

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