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2024-02-02 20:24

第134夜 『琵琶湖畔、あのベンチを探して200キロ。』

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放送回:「琵琶湖畔 あのベンチで」(2024年1月12日)
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真夜中、コンビニの駐車場で。
このポッドキャストは、1つの場所を72時間にわたって定点観測する、
某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が、番組についての感想や愛を語ります。
今回は、琵琶湖畔、あのベンチで、という回について語っていきます。
舞台は、琵琶湖の東側のほとりのベンチ、ですね。
琵琶湖一周に立ち寄ったサイクリストとか、車好きの人とか、
そういう人たちが、なぜか集まる、このベンチに密着した3日間という、
かなり72時間の中でも地味な場所の回になっております。
ということで、本田さん、いかがだったでしょうか。
これ結構、SNSで話題っていうところの入りから、
琵琶湖の湖の風景とベンチって、
要は映えるんですみたいな、対別すると映えシリーズみたいなところが言えると思うんですけど、
途中から誰もベンチに目もくれてないというか、
映えスポットの割には、ベンチって1つしかなかったじゃないですか。
だからこそ映えてると思うんですけど、
だからもはやみんな、そこに座ったりして写真撮りたいだろうからみたいな感じで遠慮して、
誰もベンチに近づかないんですよね。
で、常連に至ってはベンチがあるのに、その横にキャンピングチェアを広げて、
もはやマイチェアを使っているという、
映え史上一番結局何が映えてるのかよく分からなかった回だなと思って、
さっき山口さんが地味っていうのも言ってましたけど、
確かにね、これまでも海がすごい近い駅とか、
みんな写真こぞって撮りに来て、それが目的でみたいな、
桟橋でとかってあったんですけど、
今回もベンチみたいになっていて、
確かにそれで写真撮ったりとか座ってる風景とか撮る人も、ゼロではなかったんですけど、
それよりもライダーの聖地みたいになってて、
完全にライダーでしたよね、車も多少いましたけど、スポーツカーの集まりとかありましたけど、
どちらかというとオートバイとか自転車とか、
ライダーの聖地の方の意味合いがすごい強い回だったのかなっていうところでしたけどね。
だからこのベンチを設置した人も出てくるじゃないですか。
出てくる出てくる。
そういうベンチって、結局ベンチの前にある家っていうか、
すぐ目の前にある家のご主人が作ったんですよね。
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ご好意みたいな感じですよね。
そうそうそう、好意で。
綺麗だからそこにちょうど見れる場所がなくてみたいなこと言ってて、
ちょっとその中でボソッと奥さんに怒られるみたいなこと言うじゃないですか。
言ってましたね。
それもそうだ、バイクとかめちゃめちゃ来るからうるさいって言うので多分奥さんに怒られてるんだと思うんですよね。
だからあんまり話したがらないっていうのもちょっと面白いですよね。
まあね、だし取材とかも来て恥ずかしいっていうところも大きいでしょ。
普段の人がとかっていうよりはね。
あのおっちゃん可愛かったですよね。
いいですよね。
誰が作ったのかもうええんやーとか、内緒やーとか言ってすごい可愛かったですけど。
そこも含めて結構不思議な場所っていうか、そもそも名称ついてないし、
まあこういうね、便地ってさっきも言ってましたけど下田だとか愛媛か海が見える駅ですよね。
無人駅とかも含めてですけど、景色もまあ海と海っていうか湖と夕日、夕焼けみたいので、
まあ確かに綺麗なんだけど、今回のやつってどっちかっていうと、そういうのを見るよりも愛車自慢してたりとか、
みんなで集まる目印みたいになってたような気がするんですよね。
あの便地っていう言葉が全て表しているように、あの便地集合ねとかっていうような感じであの便地って使われてるんじゃないかなとなんとなく思って。
今ご集合場所、そこに行って写真を撮るっていうよりも集合場所とか、みたいなことなんじゃないかなとは思いましたかね。
そうそう、だから実はその派手さとは裏腹に、あそこで過ごしてる人たちってめちゃめちゃ贅沢な時間を過ごしてて、
時間をね優雅に使ってる人たちなんですよね。
まあそれはライダーの人もそうだし、それ以外にもみなさんここに座りながらぼーっと眺めるのがいいんだって言っていて、
それを美学をね、あんな風に近場で眺められるみたいな、で少し時を刻むみたいなのって結構贅沢なことだとは思っていて、
それができる、だから集まってる人たちにしか多分良さがわからないっていうか、
単純にモノミューザーにできてバイスポットでっていうことではなくて、逆に一定常連の人たちほどその良さを享受してるなっていうのもありますしね。
自分自身も結構岐阜にいた時とかに、よくね、川沿いのベンチに座ってましたもん。
結構雄大な。
なんか川を見るために座ってるとかではなくて、今回の行って美学が全部吸い取ってくれるみたいな感覚なんですか?
そうそうそう、結局ね、川沿いを自転車で走らせて、結構似たような感じなんですよね、それも楽しいし、
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その途中の休憩みたいな感じでベンチスペースがあって、かつそのすごい日当たりも良くてみたいな。
ところに座ってちょっとぼーっとしたり、あと美学も多分近いんですけど、川も流れる感じをぼーっと見るのってあれね、結構良い。
水の流れが緩やかに寄せては返すじゃないですけど、そういった形で流れを見ていくっていうのは割と瞬間的に時が好きさっていって、
それがなんかもったいないとは思わないというか、無駄にしたなとは全然思わない、優雅な午後を過ごせるみたいな感じで、
よく自分も言ってましたけど、美学も結構それに近いと思うんで、そういうのがありましたね。
なんか焚火とかと一緒ですよね、焚火とかそういうゆらゆら動いてるものとか、よくF分の1の揺らぎみたいならしいんですけど、
そういうのをぼーっと見ると落ち着くみたいなのはあるかなと思うんですけど、
今回の話で言うと美学みたいのがすごくアイコニックというか、アイコンとしてわかりやすい存在のような気がしてて、
途中で、さっき途中で本田さんも言ってましたけど、自分で椅子持ってきちゃう男の人いたじゃないですか、
そういう人とかも三振の練習みたいな、それもちょっと楽器の練習するんですって言って、なんだろうと思ったら三振取り出すっていう、
結構なかなかいいというか、三振なんだみたいなのあったんですけど、
でもそういう人も週4で出張だから、美学のこの風景を見るのがふるさとなんですみたいな、
ふるさとに帰ってきた感じがするみたいなのを言ってて、すごいこのエリアの人にとっての原風景というか、になってるんだと思うんですよね。
しかもこっちの東側のこのベンチのところから見る美学が。
ちなみに山口さん美学行ったことありますか?
美学ないんすよ。
遠くからも見たこともあんまりない?
遠くからもないっす。
美学ってなんかね、特殊なんすよねあれは。
何が特殊なんすか?
なかなか他に変えがたいというか、他で似たような経験しづらいんですよ結構。
つまりさっき言った川とかって、割と各地に雄大でかつ母なる川みたいなのがあって、いろんな場所にあって、
まあ自分もそこもいろんな川見るのもすごい好きなんですけど、美学ってね、なんか海でもないのに謎に数で強いんですよ。
結構今回の72時間でも結構いろんなシーンあったじゃないですか。
すごい変わってるとか。
かなりそう天気変わってましたよね。
天気変わってるとか。
僕一回あそこの湖畔でキャンプしたことあるんですけど、もう途中嵐みたいなのに巻き込まれて。
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っていうぐらいあれぐらいの巨大な規模感で湖になっちゃってると、そういうなんか天変地異的な天気の移り変わりを。
天候にも影響を及ぼすぐらいの。
空気を変えさせてしまう量でのやっぱり水分量なんですよね。
かつ場所的にもね、あの辺、茨城山とかあの結構標高山の後ろにそびえててみたいな、その土地的な条件が重なって、なんか割とその一刻一刻と景色が変わったりとか。
かと思えばなんかすごい青空の綺麗な時もあったじゃないですか。
ありました。
あれもあれでね、やっぱり海と川とも違う、あの柔らかさみたいなのが見えたりっていうので。
結構ね、琵琶湖ってアイコニックって言ってましたけど、ほんとそれぐらい他で多分全然体験できないんですよね、琵琶湖の感じって。
なるほど、なんかこう、湖ってそんなになんかこう、僕結構今回意外だったのが、そのまさに天候のところで、湖って割と静かなイメージというか。
本来ね。
晴れてたりとか、別に雨降ってる時もあるんですけど、気候がそんなに安定しないイメージってなかったんですよ。
今回なんか72時間でも1人を争うぐらい荒れてたじゃないですか。
荒れてた。
なんか、荒れたり、荒れてたっていうのはそのすごかったとかよりも、晴れたり、降ったり、晴れたり、降ったりみたいな。
落差がね。
それ落差がすごかったじゃないですか。
それが確かに言われてみると、かなり意外でしたね。
スケール感みたいなのはね、本当にでかいので、これね、あるあるなんですけど、高速道路とかで最初に琵琶湖を見ると、大津サービスエリアっていうのがあるんですよね。
で、そこから見たら琵琶湖って本当に海みたいにでかいんですよ。
うわ、海みたいだなと思って、後でGoogleマップ開くと、あの琵琶湖のめっちゃ細くなってる部分なんです。大津サービスエリアの風景って。
そんな、なんか海みたいだって思うんだけど、そんなに琵琶湖的には本当細いところっていうか、小さいところってことなんですね。
今回の彦根とかの方がもっとやっぱり雄大な、あれはもう多分実際水平線みたいに多分なってるから、多分実際に行くとね、もっとダイナミックさ違うんじゃないかなと思いますよ。
大津サービスエリアでさえ海だと思えるんで、実際にあんな近場まで行って、本当ね、対岸とかもうっすら見えるあの感じちょっとあったじゃないですか。
ああいうのがね、なかなか普段にない光景というか、それで育ったからこそ、そうやって週4日とか出張行ってると、俺あれなんだよなーって思うとは思うんですよね。
なるほど、なんかこの中にもいろいろ出てきて、琵琶市って出てきたじゃないですか。
そうそうそうそう。
琵琶湖一周のこと。
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琵琶市。
初めて聞きましたよね。
初めて聞く略称ですけど、琵琶市、200キロですよね。
そうですよ。
その200キロとかを回ると、やっぱりそういうその、なんていうか琵琶湖のいろんな表情が見えて、それが魅力的だからみんな回ったりするんですかね。
それが回りすぎると198回目になっちゃう。
それ出てきた人ですよね。
198回回るのちょっと、赤道ですもんね。
赤道一周分なんだよね。
そうですよね。
やばいですよね。
赤道一周分ずっと琵琶湖しか見てなかったってことですからね。
そうですよ。
でもそれが飽きないってこと?
いやそうなんですよね。
それがすごいですよね。
飽きないし、ちょっとふるさと感っていうか、そういうのもあるっていうのが、なんか琵琶湖、そうだからベンチの話なんだけど、琵琶湖の話みたいなことなんですよね、今回の回って。
そうそうですよね。
結構ね、自分割と何回か琵琶湖行ったことあるんですけど、場所によって違うのもあるし、その場所によっては公園になってたりとか、あとキャンプ場とか、あとコテージになってたりっていう感じで、その割と、もう本当に今回のベンチみたいに無料で適当に集まるみたいなって、難しかったりもするんですよ、場所によっては。
そんな湖畔際のというか水際のところまで行って、なんか適当にみんな集まるみたいなところも、そんなに多くなくて、あとずっと道なんで結構、道があって途中公園とか、途中キャンプ場とかで有料敷地内みたいになってたりとかっていう、だから琵琶湖を本当に住んでる人が、たぶん毎日楽しめる場所なんだと思うんですよ、あの辺で。
本当に地元の人がっていうことですね。
っていうのもあって、かつライダーたちが走らせるには気持ちいいんでしょうね、その美愛知的にはね、バイクも自転車も含めて。
そういうところの、いわゆる交差点みたいになっているのが、あれを作ったおっちゃんのご行為によってのみそびえ立っているっていう感じがあって、だから自分が最初に言った派手さのなさとは裏腹に、彼らが過ごしている時間はめちゃめちゃ優雅で贅沢な、オンリーワンな時間の過ごし方なんですよね。
なんかこの今回のベンチの話聞いて、というか僕見ながら思ってたのが、勝手に置いてるじゃないですか、このおっちゃん、厳密に言うと法律的にアウトなんですよね。
たぶんね。
ただこういう勝手にベンチ置くみたいな行為って日本中山のようにあって、そのサイタルがバス停のベンチなんですよ。あれって勝手に置いてるんですよ、ほとんどの場合が。
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いわゆる黙認ってやつですね。
そうそう、誰が置いてるかっていうと、あの広告つけてる人ですよね。背もたれとかにあるじゃないですか、広告よくベンチとか。あと古いところだとただ椅子が置いてあるみたいなのありますけど、ああいうのも、その人がバス停で待つ人がちょっと困るとか、もしかしたら今回の話もそうですけど、自分がちょっと座りたいみたいな理由で置き始めたのが、
国的に言えば法律的には黙認されていって、バス停と言えばとりあえずベンチがあるみたいなイメージになるじゃないですか、なってる感じも、実はそういう行為というか、その人が見たいというか、そういう人の生活からそういう街の中に染み出てるものの感じがすごいしてて、
今回の美和子のあのベンチも、最後のほうベンチは死体じゃなくなってるんだけど、とはいえでもその中ベンチがあるみたいなことって結構重要というか、地元の人がボーッとできるみたいなことの空気感の醸成というか、空気感を作る上ではすごく重要な要素なのかもしれないなっていうのは、本野さんの話とかを聞いて今思いましたかね。
まさに神棚ですね。
でもそうですね。
もう御祭壇になってるんですよ、あのベンチが。
ですね、はい。
だから安々とみんな座らないっていうか、あの実際に作ったおじいちゃんにインタビューしてる時だけ、常連の、それこそ最新引いてたおっちゃんがダブルで挟んでたじゃないですか、あの光景。
あれはそのレベルの神が降臨しないと、あの祭壇には立ち入れないみたいな感じになっていて。
まあそうですよね。
それは冗談ですけど、ぐらい、確かにその山口さんが言う通り、本当は行為から始まってるって、行為から始まってるからこそリスペクトっていうのが生まれて、最終的にはみんなのものになっていくんで、実質的にはあそこ二人か三人ぐらいしか座れないから、その行為というか、それによって集まれた素晴らしさをシェアしようと思うと、実質的には誰も座らなくなるっていう。
っていうのが生まれてるんでしょうね。
なんかすっごいあのベンチもニュートラルなのがいいですよね。変になんか凝ってないじゃないですか。
木のね。
そう、本当にDIYで作った感じがしていいじゃないですか。
もう本当、AIにベンチって言ったらあれが出てくるぐらいの。
すっごいシンプルなベンチで、それがまたいいんですよね。あれ結構いいベンチだなと思って。見に行きたいですけど、でもなんかちょっと遠いのかなみたいな。
いやーでも意外とオススメですけどね、美学版を本当。一周程度じゃないですけど、まひこねから大津あたりまで車で走らせるみたいな。
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微妙に映ってたりもしてたんですけど、なんでかって自分で分かんないですけど、昔の怪盗っぽくなってるから、松がめっちゃ植えられてるんですよ。
あー。
ちょっと映ってたじゃないですか。
はい映ってましたね。
そういうなんか、あの辺ってすごいずーっと道沿いに松が植えられていて、なんか本当に明治とかにつかれた怪盗みたいなのが残ってんのかわかんないですけど、それによってね、さらに風光明媚さを増すというかね。
まあ雨除けにもなるでしょうしね、当然。
でも今回の72時間の最後で出てきましたけど、このベンチがそんなに有名じゃなくて、今ほどSNSで流行ってない、バズってない時に、この場所を見つけると幸せになれるみたいな言われたっていうのがあるじゃないですか。
ベンチ探ししたいなと思いましたね。
あえてね。
調べずにあえて。
めっちゃ大変だと思いますけどね、あれね。
そうですよ、だって一周200キロなんですから。
いや、反対側には絶対行かないでしょ。
でもとはいえ100キロの東側だからさ。
東側、まあね。
そこの情報しか今ないんで。
そうですよ。
ちょっとね、それを探すのはやってみたいっていうか楽しそうだなとか思いましたけどね。
なんかよく見つけてきたなって本当。
本当ですよね。
今回だからね。
でもね、まあ普通ですって言ってましたけどね、見つけた人も。
見つけた人もね、だから結局はね。
幸せですかって言って。
とはいえ楽しそうだなと思って。
そこの日常に溶け込んでる感で、祭壇となったベンチっていうの込みの地坂井だったんだなっていう。
そうですね、本当そうだと思います。
はい、そんなバイシリーズでした。
はい、他のバイシリーズと合わせてぜひ下田だとかですかね。
はい、では今回は以上となります。
はい。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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