1. 勝手に”ドキュメント72時間”をしゃべるラジオ
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2025-03-07 41:22

ゲスト回 『格安くつ店、安さが表す本性。』(ちゃこ先生)

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ゲストをお招きして、オススメの回を視聴いただき、お話を聞きました。

放送回:「神戸・激安靴店を歩けば」

ゲスト:ちゃこ先生(「ネーミングけんきゅーラジオ」より)

https://www.youtube.com/@nemikenradio

サマリー

神戸の激安靴店を72時間観察したポッドキャストエピソードでは、訪れる多様な客層とその背景にあるストーリーが掘り下げられています。特に、安価な靴を求める顧客の動機や地域文化が反映される様子が印象的に描かれています。このエピソードでは、靴を通じて人々の人生や価値観について深く探求しています。激安靴店での買い物を通じて、多様な理由や背景が明らかになり、安さが表す本質について考えさせられます。また、スケッチャーズの靴を通じて、靴紐の有無がもたらす日常生活の変化や、外出への心理的ハードルについても語られています。さらに、靴が自身の人生や自信に与える影響や、他者との交流が描かれたエピソードが展開されています。格安靴店についての考察では、その価格が示す本質や消費者の心理に焦点が当てられています。

神戸の激安靴店の紹介
真夜中、コンビニの駐車場で。
このポッドキャストは、1つの場所を72時間にわたって定点観測する、
某、公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が、番組についての感想や愛を語ります。
今回は、神戸、ゲキ安くつ店を歩けば、ということで、
これ、過去の2019年の回なんですけれども、名前の通り、神戸にあるですね、
ゲキ安の靴屋さんに密着した回になっております。
本当にね、もう広い売り場に10万足の靴が並んでいて、
本当にね、安いもので言えば500円みたいな、
そういった商品が並んでいる靴屋さんに、3日間密着した回になっております。
ということで、いつもであればこれを山口さんに振るんですけれども、
今回はゲスト回ということで、ゲストの方に来ていただいております。どうぞ。
はい、ネーミング研究ラジオから来ました茶子先生と申します。よろしくお願いします。
靴を買う客の多様性
よろしくお願いします。
ついに茶子先生にも来ていただきました。
お前誰やねんって、たぶんリスナーさんになってると思うんですけど。
いやいやいや、僕らは別でタップルームという形でやっているイベント、ゲストで来ていただいて。
はい、雑談さんで収録、対面収録をしたときに初めてお会いしました。
その盛り上がりのままに、プロデューサーの小田陣さんの紹介のもと、コラボしたらええやんみたいな感じで。
繋いでくれてね、その前に。
じゃあぜひ僕らもやりたいということで、お願いさせていただいて、出ていただくことになりました。
結構今回こういう感じで、イレギュラーでこんなドキュメント72時間のこの番組を見てくださいという感じなんですけれども、
なかなかそんな依頼もないと思うんですけど。
いや楽しかったですけどね。
喋りやすい、具体的にこれっていうのがあった方が。
ぜひ普段どんなポッドキャストをされているのか、ちょっとご紹介いただけますか。
そうですね、今ネーミング研究ラジオっていうふうに名乗りましたが、
そのまんまで身近なネーミングの不思議を研究するクレイジーポップな大人の自由研究をコンセプトにした、
ちょっとやばいラジオをやっておりまして。
普段は何ですかね、いろんなコンビニとかスーパーとかで売ってる、何でもいいんですけど、
いろんな商品名とかね、変わった店名とかをピックアップしてきて、
それでこじつけてね、いろいろ深読みしていくみたいなスタイルで配信しているラジオをやっております。
普段結構ネーミングのことについて話されていて、
今回ちょっと取り上げる神戸の激安靴店というところで、
あまり多分直接的にはネーミング関係ない気もするんですが、
なんとなくやっぱりそこに背景にあるストーリーとか思いみたいなものって共通しているのではっていうところもあって。
やっぱりそれでこの回推薦してきたんですね。
そうですね、いろんなところがあると思うんですけど。
それ私聞きたいなと思って。
本当ですか。
そう、なんでこの回私に推薦してきたんやっていうのが気になる。
でもやっぱりまず率直に見ていただいて、
どういうふうに思ったのかなっていうのは、逆に我々もすごい気になるところであるんですけど。
これちょっと待って、リスナーさんってもうこのドキュメント、この回は見てる前提なの?
ちょっとおさらいした方がいいの?
全然大丈夫。このポッドキャストはですね、すごい急な番組なので、
必ずしもリスナーさんはこの回を見てないことも多いというですね。
そうなんだ。
なので冒頭にとりあえずこんな場所でしたっていうことだけお伝えしてるんですよね。
冒頭の説明で、本当に今回は神戸の激安靴店ですとかって。
そんなところに誰が何を送るのかっていうところと、
その辺はこの今から話すラリーの中で逆に感じ取ってもらう場合もあるので。
なるほど、そんな感じでいいのね。
そこは全然気にせずに大丈夫ですよ。
はいはい、了解です。
えー、率直な感想?
そうですね、印象に残ったこととか、全体通して感じたこととか。
いや、あのね、今回あえてまずドキュメント72そのものの他の回とか一切見ずにこの回だけ見たんですよ。
ありがとうございます。
それはあえてなんですけど、なんかもっとさ、激安靴店ってお店側に迫ると思ってたんですね。
はいはいはい。
そしたらさ、30分全編通して、来るお客さんにインタビューしかしないっていうので、
本当に30分終わっちゃって、それが結構びっくりだったんですよ、まず。
そうですよね。
このサブタイトルがね、神戸激安靴店を歩けばだから、
本当に来た人に歩いて、ぶち当たった人、気になるお客さんに突撃でインタビューする方式だったので、
なんか激安靴店の内情とか、なんでこんなに安いのかとか、そういうとこに迫るんじゃないんだっていうので、
まず一個、ほうって思ったんですよ。歩けば。
そういうタイトルの付け方ね。ちょっとネーミング研究してますけど。
いいですね。
そうなんですよね。
本当に普段僕と山口さんって、72時間が好きすぎる2人で話をしてるんで、
あまりにもフォーマットだったりとか手法っていうのが染み付きまくっていて、
やっぱりゲスト会をするとですね、新鮮な目で、そうなるんかいっていうツッコミを入れていただけるので、めちゃめちゃ嬉しいんですけど。
これって他の会もお客さんとかにインタビューするのが普通なんですか?
そうですね。もう基本的にはお客さんの方に密着することが多くて、
もちろんたまに店主さんとかがやられてる姿とか、会店前の準備してるところとかを撮ったりっていうのはあるんですけど、
今回ある程度チェーン店みたいなところもあって、店長さんとかそこで働く特殊な職種の方とかっていうことではなくて。
一人も出てこなかったね。
そうですよね。
普通に会店、一番最初が土曜日の昼ぐらいからスタートして、お店閉まりました、次の日開きました、またお店にお客さん来ましたのループするから、
いや本当にお店側の人がガン無視なんだと思って、ちょっと面白かったんですけどそれまず。
そうですね。たぶんこういう系だとだいたいガン無視して激安系みたいなのもあるんですけど、
お店はやっぱりなんでこんなに激安なのかとかですね、それを激安にするためにどんな努力をしてるのかっていうのは結構そっちの系で、
基本的に激安を求めてくる人たちの事情を聞くと、いろんな世相が反映されたりとか、
やっぱりそういう人々の思いみたいなものが錯綜するみたいなところに、結構この番組は置いてるのかなって、やっぱりその手法を見ても思えてきますよね。
思った。
で、なんだろうね、激安靴店の激安のインパクトが私は結構強くて、
しかもこれ神戸のね、店舗だったので、まあ要は関西圏なので、
がめつい文化というか、小金たくましいというか、値切り文化。
安くてなんぼっていう感じ。だからもっと、なんていうの、安さだけを求めてくる人ばっかりかなって思ったんですよ、客層の想定として。
もっと柄が悪くて、すごい潜入感で喋ってますけど。
いやいや、わかります。1円でも安くみたいな。
そうそう、バーゲンセルで取り合いみたいな、そんなのをイメージしてたんですけど。
そもそも店がね、とにかく千坪あってめっちゃでかいし、商品数がありすぎるっていうのもあるので、
お客さんもじっくりゆっくり選べるのもあって、そんなにわちゃわちゃしてないんですよ。
賑わってはいたんですけど、思ったよりお客さんがちょっと落ち着いてるぞって思って。
柄が悪い回ではないらしいと思って。
思ったほど安さじゃないお話が聞けたのが面白かったですね。
さすがですね、やっぱり。
何が?
いやいや、本当に今回って言う通りで、激安っていうところに吊られがちなんですけど、
割とその価値観みたいなものにどんどん分け入っていくというか、
安ければいいんですっていうことよりも、安さにまつわる背景であったりとか。
そうだね。
やっぱりお店の感じとかも、
だだっぴろ様ってもちろん売り場でこういうのがありますよとかポップがあったりとかっていうのはあるんですけど、
一見するとやっぱり倉庫みたいにして並んでて。
確かにね、倉庫感はありましたね。
で、接客とかっていうよりはお客さんが自分で分け入ってて探してて、
これが欲しいっていうものをハンティングするじゃないですか。
コストコみたいな。
そうですよね。
そこが多分激安の秘密というか、過度な間接費みたいなのが入ってないのかなみたいなところから激安なので、
品質がすごい極端に悪いとかそういうことではなくて、
途中でも安くて不快じゃなければそれでいいやみたいなことが聞かれたりっていう感じで、
それで安さが正義じゃなかった。
そうね。
この辺がやっぱドキュメント72時間のネーミングじゃないですけど、
激安靴でも歩けばとか言って、しかも神戸でみたいな。
引きつけておいて、中身こういうことやってくるんですよね。
そう、なんか結構なんていうの、このタイトルはいい意味でタイトル詐欺だなって思ったんですよ。
内情が全然激安に沿ってなかったというかね、意外裏切られ感がありました。
いろんな人が来てたなと思って。
大きく分けて3つぐらい買い求めてた人の理由があるかなって思ってて、
1個がまず仕事用の靴を求めに来てた人。
警備員さんだったり農業だったり、あとあれ面白かったね、遺跡の発掘作業員さん。
それちょっと関西っぽくないですか?
そうね。
西のしっかりまだ遺跡が残ってる感じがするっていうか。
ビル作るときの埋まってないか調査する人って言ってましたけど。
そんな職業あるんだ。
そうそう、こういう人がここのために。
自分の知らない世界をちょっと垣間見た感じとかがあって、面白いなって思ったり。
あと仕事用と家族で来てて、子供が小学校のサイズがバンバン変わるから、
いっぱいある中からデザインもいっぱいあって選べるっていうのとか、
ジムの運動靴買いに来ましたとか、夏祭り用のヒールが欲しいっていうおじいちゃんと中学生みたいなね。
こういうひとコマいいなっていうのが結構あったりしてね。
こういう家族いるよなみたいな。
見る見るっていうね、そういうのもあったり。
あとはプレゼント系もありましたね。
安さの背景と文化
いろんなプレゼントでしたけどね、すごかったですね。
ほんと多種多様用。
ナイジェリア人が親戚の子供に一時帰国するからそのお土産で買って帰るとか、
撮影日が父の日だったんで、
夫婦で来てて、夫側に聞いたら嫁さんのお父さん、義理のお父さんに靴買いに来たんだけど、
自分のお父さんは亡くなってて、義理のお父さんが自分のお父さんみたいに感じるっていうエピソードを結構掘り下げてて、
すごいな、靴からそこまで派生するんだっていうのがあったりね。
結構効いていくんですよね、どんどんどんどん。
そう。
だいたい分けると仕事とか家族系、プレゼント系とかあったかなって思うんですけど、
全部靴を起点に、人生に全部波及していったのがめっちゃ面白かったね。
僕もでも本当にそれ面白いなって思ったとこ一つなんですよ。
今回本当にタイトル詐欺ってまさしくそうで、
僕とかは結構この回ってすごい良作というか、いい回だと思ってるんですけど、
一般的で、僕そもそもドキュメント70時間いっぱい見て評価してる人少ないんですけど、
分かりやすさからすると、激安靴店で安い靴買ってる人たちいいんだな、しかも関西でみたいな流れで、
あの中身にやっぱり行かないんですよね。
そうだね。
で、意外と見てみると実は隠れた良作っていうのがあって、
そこはやっぱりタコさんが言った通りで、靴を起点に人生が滲み出てくるというか、
当たり前なんですけど、靴って誰でも履くじゃないですか。
でも当たり前だけど誰でも靴って履くじゃないですかにも結局いろいろあって、
やっぱり一番分かりやすいのは車椅子の女性が。
義足の寒暦の女性が出てきましたけど。
で、ちょっと一歩踏み出して、おしゃれも兼ねてということでサンダル買いに行くみたいなシーンがあったりとかっていう風にして、
結構当たり前にみんな靴って履くでしょだけじゃなくて、いろんな靴にまつわるエピソードがあったり、
靴でその人の人生のフェーズが分かってくるとか、
そういうのが一個一個丁寧なインタビューと、
本当によく車椅子の人とかナイジェリアの靴を買いまくるお兄さんとか、
あんなのをよくゲットできるなっていう三日間の中で、
っていうのを含めての企画だけじゃ取り切れない掘り下げ方だったり量作だなっていう風に思ったんで、
価値観の変化
こう選んだ部分はあるんですよね。
ドキュメント72の、まずその中でも量作か否かっていう尺度があるんですね。
一応、もちろん主観的な目線でね。
どういうのが本田さん的には、これは他とは違う良さがあるなって刺さるんですか?
やっぱり本当にタイトルとか場所で、なんとなくこうなんだろうなって思うのをいかに裏切れるかっていうことですよね。
なるほどね、やっぱ期待値とのいい意味でのギャップがあるかどうかなんだ。
他の量作で例えばですけど、コーヒー屋台っていって、コーヒーだけを出す屋台みたいなのが、
急にあれは栃木県だったかな?にヨナヨナやってるかっこいいおじいさん2人がいて、
そこに集まってくる人たちの会とか、そういう屋台の会とかってあるんですけど、
企画聞いた時点で絶対面白そうじゃないですか?絵にもなるし、暗い中で屋台でコーヒーをする大人たちみたいな。
その企画時点でこれ絶対見たいとか、どういう人が来てるんだろう、すごい気になるとかっていう会もあれば、
今回みたいに、ともすれば町に絶対1個あるよみたいな、うちの町にもありますみたいな場所。
で、どういう人が来るんだろうって、それは靴買いに来た安さを求める人でしょ、みたいなところを、
いかに、とはいいますけれど、っていう風にやっていけるかっていうのはあるので、
そういうことができると、ああ良策だなあと思うんですね。
なるほどね、確かに確かに。
そういう意味で言えば、今回は価値観みたいなところで、激安も1つの価値観じゃないですか。
なんだけど、安けりゃいいとか、より安ければ安い方へっていうことかと言うと、そうでもなくて、
例えばね、わかりやすく言うと子供のね、さっき言ってたサイズが変わるからっていうところは、毎回高いもの買えないしとか、
そういうことがあるんだなあとか。
理由がね、確かに。
家族のとか家庭の内情を思えば、それは安さを求める理由があるよなっていうので納得するしね。
そこがわかるのがすごいいい回だなあっていうのと、
しかもそれがその靴を通して、まあそれこそなんかサイズが大きくなっていくじゃないですけど、
あとその仕事で必要とかっていう、
その自分が今相対している世界との接点みたいなところってちょっとあるじゃないですか、メタ的に言うと。
そこも含めて、じゃあなんで靴買うんですかとか、なんで買い替えるんですかっていうところで、
その人の今の価値観がどういうふうに変容しているかがわかるかなあっていうのは、すごい自分的には良かったんですよね。
なるほどね。
靴って良くない?って思って。
そう思いますよね、今回見たら。
靴ってよく考えたら、人と同じくらいいろんなジャンルがある商材だなと思って、
これ手袋じゃまた違うと思うんですよ。
そうですよね。普通に洋服とかそういうのと比べてね。
いろんな身につけるものの中で、靴はさ、よっぽど、何、こう、
まあ外にね、途中でも引きこもりの人の話が出てきてましたけど、
引きこもってたら靴は必要にならないけどって話が出てきてたけど、
そうじゃない限り外にどうしても出なきゃいけない事情があったら、
何かしら人は毎日靴を履いて外に出かけて帰ってくるけど、
行く場所であったり目的であったり、履く回数とか頻度とか、
その場所が何、遺跡を発掘してる場所なのか、
外でね、暑い日も寒い日も警備で毎日立ったり、
なんなりしてる場所なのかっていうこう、なんかさ、
その人の、その人が選ぶ、選ぶものによってその靴のジャンルが全然変わってくるから、
それは自ずと人生引きずり出すよなって思って。
いやー、そうなんですよ。
すごいね、すごいわ。
この、何、ひらきさんだっけ、
あのね、靴の、あのチェーン店のあそこに着目したのすごすぎって思った。
そうなんですよね、なんかそれが多分、この回を見ると、
まあでも本当に今回見るとぼやっとそういうのがわかるんだけど、
やっぱこう今茶子先生が言ってくれたみたいにどんどん言語化していけばいくほど、
いや、なるほどな、なるほどなってなっていく。
なんかすごい、そこをなんか絶妙な演出にしてますよね。
それが多分、でもある程度の人がわかるようにしてあるというか、
演出でちゃんと見せて。
わかりやすいんだよね。靴みんな知ってるでしょ、確かに。
そうそうそうそう。
面白いよなと思って。
なんか自分がさ、あの履く靴のジャンルって、その人の視野の中でしか見えてない。
だからさっきの遺跡発掘の人が選んだ靴は、真っ白い、長い、めっちゃなんか漁師さんが使うような長靴だったんですよね。
何に使うんだろうって感じでしたもんね。
タイミング的にも外がめっちゃ雨降ってたタイミングだから、
スタッフさんもそのタイミングで雨降ってるから長靴選びに来たのかなって話しかけたんじゃないかなって思ったんですけど、
でも実は全然違う仕事の必要な靴だったっていう風になって、
普段生きてる遺跡発掘とか何にも知らない人がその人たちの買い物風景を見てると、
雨だから必要なのかなとしか感じないけど、
そこに違うレイヤーぶっこまれると、そういう見え方あったんですねっていうね、
解像度が一個切り替わるっていうか、
靴っていう短すぎるものから発見できるのがこの回の面白さだなって思った。
本当にその通りで、
この靴屋さんみたいなところに自分が行ってて、ちらっと横目に見ても、
本当にそれこそ先生が言ってくれた通り、自分の物差しでしか結局測れないじゃないですか。
想像の範囲を出ないですよね。
それを72時間インタビューして聞いていくことで、
そういう世界とあなたは接してるんですねっていうことがすごくわかっていくし、
それの一番最初の手がかりとして靴が出てきて、
それは靴誰でも履くよねって言ってくれた通りで、
なるほどーみたいな話。
とはいえ必要性だけじゃなくて、
結構カラフルな色んな蛍光色の色んな色あったじゃないですか。
子供たちは自由に色を選べるとか、
それこそ義足の女性の方も勇気を出してサンダル履いてみようかなとかだったり、
ファッション的な気分を変えたりとか、
そういう意味でのエンパワーメントみたいなところにも当然ファッションアイテムとしての要素もあるし、
本当に色んなパターンで靴って文字通り人を支えてるんだなっていうのがわかる仕掛けになってて、
こういう話してるとマジで激安どこ行ったって感じですね。
確かに確かに。
途中途中でこれいいし、物がいいし安いですねっていうシーンは出てくるんだけど、
安さは割とそっちの系なんだよな本編では。
確かに安さで集まってきてはいるんでしょうけど、
そこで一人一人に話聞くと全然安さとは違う理由が出てくるのが面白いね。
コロナ前と後の違い
だから結局安さが一つの価値観でしかないから、
その中にどういう、ここまでに至るストーリーってことですね。
なんでこの店に来たのっていう。
そうそうそうそう。
それを一個一個本当に丁寧に聞いていった回だなっていうのもあるし、
あと自分としてあれですね、結構僕過去の回を見返すのって好きなんですけど、
これさっき紹介したとおり2019年とかなんですよね。
だからこの後に我々としてはコロナ禍みたいのがあるじゃないですか。
そうだね、コロナ前でしたねこの映像は。
そうそうそう。だからそうするとより解像度が上がるというか、
さっき言ってくれたように引きこもりの人じゃないけど、
確かにあの期間って靴そんな買い替えなかったなみたいな。
いやマジそうですね。
そういう世の中の動きが変わることでまた靴絵の捉え方も変わるし、
より引きこもりの人が一歩踏み出すみたいなところとか、
すぐに出れるようにっていうお母さんが買うんですけど、
そういう部分とかも含めて、なるほどなとか、
過去の作品だからこそ見えてくるものみたいな。
いろいろな時代が変わって見えるものみたいなのもあるので、
結構好きなんですよね。
なるほどね、確かに確かに。
あれコロナ後だったらまた違いますもんね番組の構成も。
そうですね。
あとなんかこう、じゃく先生の中で結構これ見てて、
いろいろなんか人生のフェーズで価値観変わったりとかっていうのも結構あったじゃないですか。
靴と外出の変化
そういうのって自分の中でもすごい共感することなのか、
それともある程度そういうことなのねみたいな、
ちょっと他の人のストーリーとして聞こえた部分があるのか、
そういうのってありました?
靴に限って言えば、
それこそ私この間靴買ったんですけど、
今この話をすると思ってなかったから、
上手に喋れるかわかんないけど、
2年ぶりに靴を買い替えたんです。
スケッチャーズ?
ありますね、歩きやすそうな。
ひむらさんがCMとかでやってて、
めっちゃ履きやすいですよってやってるんだけど、
スケッチャーズに出会ったのが、
前この2年間くらい履いてた靴なんですね。
その前はずっと靴紐がある靴を履いてて、
たまに解けるわけですよ靴紐が。
スケッチャーズって靴紐ないパターンがあって、
靴の紐は編み編みしてあるんだけど、
最後結び目がないんですよ。
全部ゴムで完結してるから、
解けるという概念がないんですね。
人生を通して私スニーカーめっちゃ大好きなんだけど、
靴紐ありきで靴買ってたんですよ。
最後にキュッて靴紐を締めるところまでが靴だと思ってたんですよ。
でもちょっとわかる。
玄関に腰掛けて、片足ずつ靴紐を締めて、
もう片方も締めて、
よし整った、玄関出ようっていうのが儀式みたいな。
玄関を出る、出発する時の自分の一息整えて、
今から外に出るぞみたいな、
自分の一息整えてる瞬間だったんですけど、
スケッチャーズになってからそれがなくなったんですよ。
儀式がないから最初結構フワフワしてたんですけど、
逆に外に出る時の身構えがなくなったんですよね、
その靴の変化で。
履いたら一瞬で出れるんですよ、マジで。
靴紐結ぶ手間もかかとが引っかかったりも一切ないから、
ゼロ秒で外に出れるんですよ。
もともと私デブ症なので、靴履くのめっちゃ億劫だったんですけど、
それがね、だから30年ぐらい靴履くのめんどくせえなっていうのがあったんだけど、
靴がさ、機能が一個変わるだけで外出するハードルがめっちゃ変わったんですよ。
結構最近散歩とか行くようになって、
この間買い替えた靴も靴紐なしのやつにしたんですけど、
靴って外界と自分を繋いでくれる一個めちゃくちゃ鍵みたいになってるアイテムだなって、
靴紐がなくなったことによってめっちゃ感じるので、
今回のやつ見てても、
外に出れなかった人が新しい靴を買って一歩外に踏み出す勇気を出すきっかけみたいにしてるのとかはすげえわかるってなりました。
結構共感的に見てたかな。
共感が多いってことですね。
靴紐とかの話は本当はそうで、
大人は靴紐の靴を履くものだみたいな固定概念みたいなのありません?
だいぶ変わってきたと思うんですけど、
靴を履くことの意義
スケッチャーズみたいなハイテク系で変わってきてるけど。
子供の時はマジックテープのビリビリビリみたいな。
大人になったら靴紐ちゃんと結べるようになるから、あれがかっこよく見えて、
さらに今ね、どんどん歳とってきて、靴紐ない方が外に出やすいっていうね。
本当そうで、人生と靴の向き合い方、全部込みじゃなかったですか?
大人から年寄りまでみたいな。
老若男女出てきたしな。
それこそ買い物に付き添えてるおじいちゃんと、
ランチに住んでるおばあちゃんのっていうのがあって、
おじいちゃんが付き添えみたいな感じで買い物に来るんだけど、
おばあちゃんの靴をどういう風に選ぶかっていうと、
こけたら危ないからみたいな感じで。
滑らないような靴かどうかをチェックしてましたね。
ああいうのも含めて、自分が固定概念で、
大人の靴はスニーカーは靴紐であるべきで、みたいなのから、
それは多分人生のフェーズで変わっていきますよ。
その人によって合う靴は違うからね。
そうそうそう。
それ、僕もすごい固まってませんか?って言われてるような感じだったし。
めちゃくちゃ深い考察してる。
いやいやいや。
あえて言うとですよ。
割とこれね、スルメみたいな回なんですよ。
はい。
1回目だとやっぱり気づかないですよ。全然。
そうね。私も2、3回見て、この回いいなって思ったもん。
そうですよね。
1回見ただけでは結構流れていく回かなと思って。
流れちゃう流れちゃう。
そこはスルメみたいに見れば見るほど、話がどんどん飛躍していくんですよ。
心はね。聞きながら。
あとはどうかな。自分とかオタクを辞めましたっていう男性。
ああ、アニメオタクだったけど。
アニメオタクだったけど。
昔グッズ収集してたけど、ある時パタッと飽きちゃって。
今は本当に欲しいものを吟味して選ぶんだって言って、
安くいくつか買って帰ってたお兄ちゃんいたんですけど。
今は多分そういうフェーズ?みたいな話で。
じゃああのお兄ちゃん今はまた別の、それこそ今押し勝がブームみたいな中で、
別のものにはまったりしてんのかな?
それはどちらでもいいというか、思いを馳せちゃうというか。
その後の人生にね。
そうそうそう。
本当に一つのターニングポイントにただ出会っただけみたいな感じがするので。
話がいいか悪いかとかってそういうことじゃないし、
自分もアニメ見れなくなったなみたいなフェーズとかもあるし。
僕もどっちかというと共感ベースなんですけど、
ここの点の話じゃなくて、その後も含めて勝手に寄り添い始めてますね。
分かるな。
結局その時たまたまで会った人の、たまたまその人の人生のフェーズに出会ってるだけですもんね。
そうですね。72時間自体がやっぱりそういう手法というか、ものなんで。
そこを切り取ってる感じ。
印象に残った人とか話とかってありますか?
人か。
うわー。
でもね、めっちゃ最後の方に出てきた人かな。
販売員さんで、10年ぐらいご自身が引きこもりだった。
あんまり仕事がうまくいかなくて、やめてくれみたいなふうに言われちゃって、長らく外出れなかった人。
さっき言った話をちょっと被るけど、
靴に足を入れる時に今日も頑張ろうって思えるっていうのを言ってて、
なんていうんですかね、そういうさ、人が日々思ってるだろうけど、外に発言しない内言ってあるじゃないですか。
はいはいはい。
なんか外出た瞬間にちょっと空見て、うわぁ今日曇ってんな、なんか嫌な感じだなとか思ってもあんま言わないじゃないですか。
脳内ツイッターみたいなやつ。
そうそうそうそう、つぶやきとか言わないことなんだけど、でも靴履く時ってみんな一瞬それも思ったりしてるよなっていうようなことをあえてその人は言ってたのね。
はいはいはい。
これ言える人ってすごいなって思って。
あの人がどうかっていうよりかは、
私思っててもあんまり最近人にああいうこと言わないなって思ったから、すごいその人の発言刺さって。
多分4,50代くらいの女性だったんだけど、結構なんかね、今は今やってる仕事が結構慣れてきて、ちょっとずつ売り上げも伸びてきてってちょっと自信がついてきたような話をしてたから、
余計になんかそのね、靴に足を入れた時に今日も頑張ろうって思えるんですっていうことが、なんかあんまりキレイごとじゃないっていうか、本当に素で出てきた発言に聞こえたんですよ。
うんうん。
本当に思ってる、普段から思ってないとこれ言えないぞっていう言い方で言ってるのがすごくなんかね、なんか自分の人生になんか欠けてるなと思って、キラキラしてるなって思った。
欠けてるんですか。
欠けてる欠けてる。もっとこういう素直な気持ち持って日常生活送らないと心が凄むぞって結構思った。そういうのもあったな。
確かに、あの方は本当にだからそういうことは引きこもりというか、そういう経験があるからこそ見えてくる世界と、靴履く時にやっぱそれ思うって、いやでも僕は結構もう無意識に履いちゃってたからやっぱり。
思わないか、無意識かだよね。
そう、だからもう本当に自分の世界が広がるっていうかね、なんか説得力がやっぱりあるっていうか。
本当にそう思ってる人の考えだし言葉だしね。
確かに72時間って、背景みたいなストーリーが、例えば今回だったら靴とか、そういうのを起点にやっていくんで、
プロフェッショナルみたいなものとはまた別の納得性というか説得力があるんですよね。
そこは本当になんか、その人がかけてきたそのクリエーションとか仕事の教示とか、それだけじゃない、
普段の何気ない生活であったりとか、いろんな特殊な体験も含めて何かを起点にして語られていく言葉の重みっていうかなんかものをずっしり感じるのが72時間だなって思うんですよね。
買い物客の心理
当たり前ですけど、そこにただ来てる人だからやらせ感がないし、生の声だなっていう感じはあるしね。
あと、結構普段から私思ってるかもしれない。来店してる人たちを見て、この人なんでこれ買いに来たんだろうって。
なんかそれ全員に思ってるわけじゃないけど、なんでこの人たち今これを大量買いしてるんだろうとか、みたいなのをたまに買い物中に思ったりするので、
普段絶対聞けないですけど、一般買い物客の立場では聞けないけど聞いてくれてるのがね、一視聴者として単純に面白かったなっていうのはあるけど。
それはもう、72時間を見る素質がめちゃめちゃありますね。
好きよ好き好き。この番組好き。なんかね、前スケートリンクか何かの回を見たんだよな。いつなんだろうあれ。スケートリンク?
スケートリンク?でも結構それ多分前だと思いますね。
でしょ?かなり前よ。それをね、パッと見た時についてて実家で。
はいはいはい。
72時間やってると思って。
そうっすね。72時間だいたいみんな、毎週見ようとかっていうよりテロ的になんか。
そうそう、出くわすんですよね。
家の今からなんか出くわすみたいな。
そうそうそうそう。
いうのがいいっすよ。だいぶやっぱ今回の回ってすごいなんか、その人のなんていうか、内面じゃないけど、
まあでも茶子先生が言ってくれた通りで、その普段なんとなく思ってることをどんどん丁寧に何か可視化していくところと、
なんかそのストーリーに何か割とある程度勝手に寄り添うじゃないですか。
みたいなところがこう良さとしてあるので。
これはね、後編の方に続きますけど、結果中の山口さんが何て言うかですね。
格安くつ店の本質
結果中だった、そうだ。山口さんね、結果を重視するタイプだって話をこの間雑談の時に対面で喋った時も言っててね、大盛り上がりしたんだけど。
何て言うんだろうね。
何て言うんだろうなっていうのも気になる。
え、本田さんは山口さん何て言うと思います?この回。共感できなかったとか言うかな。
えーやー。
どっちだって、なんかどういう感想くると思います?予想しましょうよ。
予想しますか。
いや自分は多分、山口さんって何だかんだ言うと実は人の心が分かる人じゃないですか。
当たり前だよ。
結果中だと。
それであってくれ。
だから多分端的に人の気持ちが分かるから多分今回の引きこもりの人とか、そういう色々な思いを持ってる人には多分賛同しつつ、
本当に面白いと思ってるのは、やっぱナイジェリアの10足ぐらい親戚一同に飼っていくのを多分爆笑してみてると思います。
あーそっちか。なるほどね。
じゃあちゃんこ先生はどんな予想で。
どうかな。え、でも山口さんも良作だと思ってるでしょ?この回。
いやどうかな。あんまり良作だよねってちょろっと話したくらいですね今回。結構割と僕が明確に今回。
これだ!ちゃんこ先生には!って感じでやったんで。
うわーじゃあどうなんだろうな。でもプレゼント買うんなら高いところで買えよとか言うから。
結婚記念日とか父の日だったらもうちょっと良いところで買えよとか言いそう。
怖いっすねー。
じゃあ後編の方で答え合わせということで。やっぱ良いですねちゃんこ先生が来るとやっぱちょっと面白い展開になる。
ということでじゃあ今回はまず前編としてここまでということになります。最後にあの告知があればお願いいたします。
告知とYouTube
告知っていうことじゃないんですけど、さっきほど私がやってるって言ったネーミング研究ラジオなんですが、
ポッドキャストでもやってるんですけど、メインの主戦場がYouTubeになりまして、
YouTubeでねみけんと打っていただくと多分ネーミング研究ラジオ上の方に出てくると思うので、ぜひチャンネル登録の方をお願いしたいと思います。
はい、なのでぜひYouTubeでということで。
YouTubeに行って登録してあのなんか更新が来るのを待っていただけると大変励みになるので、
もし今回のねお話、私の喋りがなんとなく面白かったなっていう方とかはぜひ見に行ってもらえると嬉しいです。
はい、ぜひということで。
お願いします。
はい、ありがとうございました。
ありがとうございました。
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