2023-06-12 20:43

番外編#25 コンサル業界のリストラ問題から考える対立構造の不可逆性

構造的な問題の典型パターンである「対立構造」について話しました。

・なぜ対立構造が生まれるのか?

・コンサル業界にみる対立構造の脆さ

・対立構造は一瞬で崩れ去る

・対立構造の解消方法

・アウフヘーベンのヒント


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堀のTwitter

https://twitter.com/mttk_hr

対立構造の問題
CS Harmony Radioの番外編を始めていきたいと思います。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
今回はちょっと小難しいシリーズを改めてやろうかなと思ってまして、今回は問題構造。
問題構造。
因果関係分析みたいなやつ。
トヨタのなぜなぜ分析みたいなやつ。
因果構造の中の典型的なパターンみたいなのがあるので、それをちょっとお伝えできたらいいかなというところで今回思っております。
はい。
前にも話したような因果関係の話になるんですけど、因果関係ってこれが起こるとこれが起こるっていう。
風が吹く時計が儲かるっていうあの構造ですね、基本的に。
これが因果関係なんで、因と果があるっていう関係性ですけど。
諸説あるかもしれないのでちょっとあれですけど、経験促縮的にはこの構造の根本的な問題になりそうなやつが構造的には2種類あるかなと思います。
1つ目が対立構造。
はいはいはい。
今日対立構造の話したいんですけど、もう1つがループ構造というやつですね。
ループしますというやつなんですけど、今日は対立構造の話をちょっと扱っていきたいなと思ってます。
対立構造って言葉で言うと対立構造なんですけど、単純に他方を立てると他方が立たないっていうトレードオフって言ってみてもいいですし、ジレンマって言ってもいいんですけど、
そういう構造ですね。
本編でもすごい前に木こりのジレンマみたいな話をしたことがあったと思うんですけど、木を切る前に斧を研がずに木を切るという対決がありました。
これって要は両立しないに違う考え方で、木こりのジレンマの場合はまずトゲやみたいな話になっちゃうのであれですけど、
例えばちょっとイメージつくかわかんないんですけど、小売店とかでいう在庫を増やすとか在庫を減らすとかっていう話が出てきたりすると思うんですよ。
例えば在庫を増やすっていうのは、お客さんが買いたいって言ったときにその在庫が存在していた方が引き換え損失が減りますと。
ただ無限に持ってしまうと倉庫も場所を取るし、かつ売れ残っちゃうことがあるじゃないですか。賞味期限とか期限があるやつだと売れ残っちゃう。
無限には増やせないっていうのがあって、一方で経営的な観点で言うと在庫が多いとキャッシュフローが悪くなるのがよく言われているので、なるべく在庫を減らしたい。
ミニマムの在庫で機械損失を減らしつつ、在庫を減らしたいみたいな。そこの在庫を増やす減らすっていうジレンマも。
単純に言うと片方立てると片方立たないやつが対立構造です。
同時にできないので、基本的にはリソースを奪い合うというような、リソースって時間であったりお金であったり、その人その人そのものであったりとかいったものですけど。
そういったものがジレンマ、ジレンマというか対立構造と呼ばれるようなタイプのものです。
例:在庫増やすか減らすか
これが結構根本にある場合があって、なぜなぜ分析とかすると一番根っこに出てくることが結構あります。
なるほど。
はい、っていうのがあります。
で、そんな感じの聞いていかがですか、堀井さん的に。なんか無茶振り的な感じですか。
えっと、シンプルにそうだなって思う。
そうですか。であれば。
そういう感じなんですけど、でもその話って大体そこに結構帰結するという気はするんですよね。何でしょう。
よくあるのって人材育成みたいな話とかもそうだと思うんですけど。
出てくる出てくる。
人が育たないと事業拡大できないけど、事業拡大しないから人がいられないみたいな話とか。
そうそうそう。
そんな感じですよね。
そういう感じでそういう話ですね。
そうですよね。なんかそういう話の多くは結構緊急度重要度みたいなマトリックス整理すると、緊急度の方に寄ってきがちだなぁみたいなことを思うのが印象ですかね。
はいはいはい。確かにそうですね。短期と長期の戦いみたいなパターンがありますけど。
そうですね。
そういう意味合いですね。ピコリのジレンマがそうですよね。目の前の木を切らなきゃいけないんで、遠吹姫ってやつがまず直近の話をしていて。
なんかそういう対立する要素って多分いくつかあると思うんですよね。
例えば何があるかなと。
アウトプットすべきかインプットすべきかみたいな話とかも多分そうだし、やる気が重要なのかスキルが重要なのかみたいな話もそうだし、あらゆるところにありますよね。
ありますね。
コンサル業界のリストラ問題
いろんなところで対立してんだろうなぁみたいなことは思いますね。
そうですね。ちょっと話を戻すわけじゃないですけど、以前話した話でカスタマーサクセスとコンサルの違いみたいな話を本編でさせてもらったときに、コンサル業界の矛盾みたいな話をさせてもらったかなと思っていて。
ちょっと簡単に振り返ると、組織レベルだと成果をお客さんに示すために成功させなきゃいけないですね。
会社の実力を示すためにお客さんをちゃんと成功させなきゃいけないとか、そういう側面がある一方ですごい成功させてしまうと、その後契約が継続できなくなるので、顧客を成功させないという別のベクトルが働くっていう話。
コンサル業界ってそういう構造を持ってて、これが本当に関連するかは疑わしいと思って、ヨタ話として聞いてほしいんですけど、最近アクセンチュアとかマッキンゼとかKPMGとかがすごいリストラするって話がニュースにダガダガって落ちてたじゃないですか。
あの辺の話って、ある意味こういう構造的に矛盾を抱えてるので、どっかで頭の内になっちゃうんですよ、きっと。なのでコンサルファームとしてしっかりその人員を抱えるには限度があって。
なのでそれはおそらくその矛盾しているそのジレンマのところに陥ってるところを解消しきれないので構造的には。なので多分それがああいう形になったりするのかなってことから見て思ってました。これが全部じゃないと思いますけど。
アクセンチュアとかマッキンゼとかがそういうふうに今人員削減するっていうのはAIがきっかけになってるみたいな話だと思うんですけど、この構造的問題ってヤギさんが今言ってた話はそもそもコンサル業界の構造的問題の話?
そうですね。コンサル業界の構造的に問題があるので、客そのものを大成功はさせれないんですよ。で、そうなるとある意味そこにかけれるお金ってどっかで頭の内があって、すごい成功させてくれるからガンガンガンガンコンサルに頼むよっていうふうにはならなくて、だから人を雇うよっていうふうにはならなくて、どっかで頭の内があって、何か代替する手段が出てくるとそれに劣って変わるわけですよ、この部分は。
なるほど。コンサルの人がこれまでやってたような作業とかがGPTみたいな生成系のAIで大体できちゃうような感じに今世の中になってきてるんで、そうするとコスパの良いほうに流れてコンサルの人の仕事が減っていくんじゃないのかみたいな話でリストラのニュースが流れてるっていう、なんかそういう展開になってるっていう話ですかね。
本当にそうなのか分かんないですよ。実際いろんな事情があると。
確かに確かに。もともとリストラしたいと思ってて、これ幸いと。
その可能性も全然。そういう新しい技術が出てくると、もともと人手で中途半端に成功させて維持するみたいな不思議な状態をブレイクしちゃう可能性が一部あって、ブレイクしたことによって業界が広がればいいんですけど、もしかしたらこしゃる場合もあって。
なので多分その問題が裏側にそいつがいて、それを引っ張ろうとしちゃうと黒船にやられるみたいな世界があるのかなっていう感じですね。
なるほど。今の話聞いて理解したのは、結局構造的な矛盾や対立を抱えたままだと対立がなくなってしまうと、もうなんかその前提がなくなることによって煽りを受ける人も出てくるっていう。そんなことですか?
そうですね。構造的に問題っていうかどうか分かんないんですけど、対立構造が生まれてる時ってクリンチしてる状態じゃないですか。
そうですね。
安定してるんですよ。ある意味。
確かに。かみ合ってはいますよね。
いいかどうかは多い。悪いかみ合い方もあるし、悪さの方が多いかなと思うけど。
悪いことの方が多いと思いますけど、健全な対立もあるっちゃあると思うので。
そういう緊張状態を作って健全性を安定化させるっていう側面。
確かにそうかもしれないですね。
ブレイクされちゃうと実はガラッと変わる可能性があって。
この対立構造は、ちょっと次回お話ししようと思うの。ループ構造と違ってて、実はガラッと変わる可能性があるんですよ。一瞬で崩れ去る可能性があって。
結局今みたいに環境変化みたいな話が起きると、かみ合ってるバランスが崩れちゃうので一気になだれ込んじゃう感じですかね。
元に戻りませんみたいな感じになる可能性が。
確かにそうですね。今からディストラーがなくなってコンサルの人がドカッと今の仕事の範疇で増えるってことは想像しづらいですよね。確かに戻んないな。
もう戻らなそう。
これからAIが規制されてどんどん減っていくって世界は想像しづらいですもんね。
てな話。ニュースとかも見つつちょっと思っておりました。
この場では問題に話を戻すと、対立構造をもし問題のコンポーナーとしたときに解消したいと言ったときですね。
それが一つのやり方を少し紹介だけしようかなと。
解消方法があるってことですか?
絶対できるとは限らないですけど。
対立構造の解消方法
絶対できるすごい良いやり方だったらもうみんな解消しますよね。
そういうやり方もあるという話ですね。
そもそもこの対立構造の難しさって何かっていうと、
基本的にグリップしている状態で止まっちゃってたりするわけですよ。
なので小手先でやり過ごしてももう一回出てくるんですよね。根本的には。
ずっとつきまとってくるっていうのは難しさのところになります。
何度も出てくるっていう話として。
大事なのは何と何で対立しているのかというところと、
大体対立するのって構造とか判断とかのレベルで対立することが大体多いですと。
特に行動とかで対立している場合は、より上位の目的が何なのって明らかにすることが大事。
対立している目的そのものはもしかしたら対立してないかもしれない。
そうすると目的を実現する新しい行動を考えられるかもしれなくて。
なので一旦目的に立ち替える、要望とか目的とかに立ち替えて、
それを満たすにはどうしたらいいかって考えるみたいなのが多分大事というか、
そういうアプローチがおそらく一番よく聞く話かなと思います。
イノベーションとジレンマ
いわゆるヘーゲルの伝承法で出てくる、
体でアンチ、体で陣、体でマウス・ヘイベンみたいな話になると、
例えばイノベーションじゃないんだけど、新しい第三悪で新しい世界に行く、
みたいなところがそういうところから生まれてくる。
そういう対立構造を見つけたら上げて要望とかを見てみるというのがいいのかなと。
その時って必然的に視野が広がるので、
もしかするともともと考えていた範囲より少し広い範囲で物を見て、
考え直すと生まれたりとかするっていう感じかなと思いますね。
いろんなやり方があるので、ヘーゲルの伝承法みたいな話って、
世の中結構いろいろ転がってるので、探してみると面白いかなとは思います。
そうですね。今の話ってイノベーションの話そのものですよね。
そうですね。
ジレンマがあるところにイノベーションの種があると思うので、
結局こういう手の話って至るところにあるし、
構造的にはよく起きがちなんですけど、
アフヘイベンって言っても陣底勢がいいよねっていうのってまさにそうだと思うんですけど、
大変なのって陣底勢を見つけるところじゃないですか。
その通りです。
視野を広げるためのアプローチ
できるとはいってないというところがまさにそこにあるっていうところですよね。
とはいえ、さっきヤギさん言ったように視野が広がるみたいな話もあるじゃないですか。
陣底勢に行き着くためとか、行き着きやすい確率を上げるみたいな話っていうのは、
なんかありそうな気もするんですよね。
いわゆるイノベーションとかも成功するかわかんないけど、
明らかにこれやっちゃダメよみたいな話ってあると思っていて、
例えばお客さんのニーズを聞かずに製品開発するとかって、
今の時代だとありえないですよねみたいな話とかって、
まさにそうだと思うんですけど、
そういうところで行ったときに拡張っていうか視野を上げるみたいなところって、
何かやりをあったりするんですかねみたいなことはちょっと気にはなりますけどね。
そうですね。それは多分特に対立構造が自分と他者みたいな自他対立してる場合、
相手側の要望に立つと視野が広がる。
そうですよね。
アンチテーゼンもまさにそういう感じだと思うんですけど、
広げるためにアンチを考えるみたいな話だと思うんですけど、
あと冒頭に言ったなぜなぜみたいな話もそうですよね。
そうですね。
視野を広げるために駆動するための問いみたいなものがあるんじゃないかな、
みたいなところもちょっと最近思っていて。
対立構造の見える化と抽象度コントロール
きっかけがないと考えづらいですよね。
そうですね。
それってなぜもたぶん深掘るためのきっかけだと思うんで、
こういうのってだからどうなるのとか、
具体的にはとか、要はとか、つまりそれって何とか、
たぶんそういう問いを自分の中に持ったりとかするっていうことが、
具体のハウツーになるのかなみたいなことは思うんですけど、
もちろんそれでうまくいくかどうかっていうのは、
分かんないのが難しいところだと思うんですけど、
今日陣定で考えましょうみたいな話とか、
対立見せられて解決するところって、
今むっちゃくちゃ噛み合ってるから、
難解なパズル出されてる感じで、
でも難解なパズルとかも、
パズルだから端っこから埋めていくじゃないですか。
なんかちょっと登り方というか詰め方あるんじゃないかな、
みたいなことを思ったりはするんですけど。
これはどうなんですかね。
個人的には対立の構造は描いてみることがたぶん大事だなと思って、
見える化することと、あと中、
降りてくる瞬間はたぶん待たないといけなくて、
これをやってったら生まれるようはたぶんないかなというか、
そもそも対立構造って比較的シンプルなんですよね、構造的に言うと。
ループとかと比べると。
なので、眺めていって降りてくるとか、
あとは似た構造を持っている他のところから持ってくる、
みたいな話が一つあるかなと思いますけど。
堀さんが言ってくれた要はとか、
そういう話って他の領域に挙げるための質問みたいな話だったりするじゃないですか。
ちょっと資材を上げてとか、あと具体的には下げてとかって、
そういう中小度を上げたり下げたりとかすることで、
揺さぶりかけてほころびを見つけるみたいなアプローチだと思うんですけど。
先ほども言いましたけど、対立構造って壊れるとき一瞬で壊れるっていう側面があるので、
積み上げていったら壊れますよっていう、なかなか言いづらいという。
見つけてそういう取り組みがある敷地を超えてガーッと広がったら、
そういうことになりますよねって話ですよね。
そうですね。
それは確かにそうですよね。
見つけることって価値が高いと思うんですよね。
いわゆる陣底勢を見つける。
難しいのは再現性があるやり方なんて別にないと思うんで、
あと以外かわかんないですけど、
登る山が違うと、それは時間も登るルートも違うと思うんですけど、
ただ一方で、登るための道具って結構同じようなものを使うことが考えられるじゃないですか。
テントいるよねとか、火を起こすための道具がいるよねとか。
その辺の話は共通的には抑えれるところがあるんじゃないのかなみたいなのが、
今の話でいうと問いだとか、抽象度コントロールみたいなことなんですかね。
それもそうじゃないですかね。
多分そこがアウフ平原的な話を言い出すところなのかもしれないですね。
エベレスト登頂についての話
ちょっとこれアウフ平原っぽいかなって話で言うと、
エベレストに登りたい人がいたんですよ。
普通にエベレストに登るためには2000万円のお金がいるらしいですね。
なんか諸々費用込みで。
その時にもう2000万を資金調達するんであるみたいな感じで考えちゃうと、
もう借金するのか投資してもらうのかとか、
自分で何とか稼いで集めるのかみたいな話ですけど、
そもそも本当に2000万で資金調達して登るだけが
エベレストに登る方法だっけみたいな話になると、
それ以外ってなんかあるよねみたいな話っていうのが抽象度上がる話かな。
それこそ先ほどの話で言うと、目的は何だろうっていう話ですね。
2000万を揃えることじゃなくて、
エベレストに登ることが元々っていう。
そうなったら例えばそのエベレストの近辺で働くとか、
働き手になるみたいな選択肢もあるみたいなことだと思うんですけど、
掘っていくところも借金するとか投資してもらうみたいなことだとしたら、
投資してもらうためのスポンサー獲得するために深く考えていくと、
エベレストをこういう形で登った人は市場初だみたいな話とかなると、
すごい注目を集めるじゃないですか。
対立構造の不可逆性の考察
だからそうなったらスポンサーになってもらう人に、
自分はこういう条件だからすごい評判集めます。
そのためには何年前にこういう状態になってなきゃいけないみたいなことを逆算していくと、
的達成のためにはこういうアプローチいるよねみたいなことになると、
かなり陣定図の実行計画みたいな話になってくるかなみたいなところで。
それって多種多様というか、いろんなとこから入れるし、
いろいろやれるがゆえにめっちゃ難しいんですよね。
っていうのと、1個のピースがうまくはまらないと結構崩れるみたいな話もあるかな。
難しいなみたいな話も一方で感じたりはするんですけど。
やっぱりそういうきっかけを考えているのは今みたいな抽象度コントロールとか、
やっぱり問いとかなんだろうなみたいなことは思うという感じですかね。
そう思います。
問題に関する構造のパターンとしてよくあるのが対立構造ですというところが、
お伝えできたらいいかなと思っていたので、
今日は以上にしたいと思います。ありがとうございます。
ありがとうございます。
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