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#27 【後編】全業界比で実は離職率がそこまで高くない?! 建設業界の定着率改善と入職者増の取り組み~スタートアップにとっての機会とは~
2026-04-01 24:47

#27 【後編】全業界比で実は離職率がそこまで高くない?! 建設業界の定着率改善と入職者増の取り組み~スタートアップにとっての機会とは~

■トピック
大卒離職率は意外と低い/高卒離職率は若干高いが業界8番手程度/若手定着に向けた業界内の改善/大卒離職率は比較的高く、高卒は若干高い背景/日本人の入職を増やすための取り組み/トレーニング環境はできてきているがそもそも建設業に入りたいと思ってもらうことが大事/報酬と働き甲斐/女性就業者は事務だけでなく技能職も増えている/外国人労働者は17万人まで増加/実はまだまだ伸び余地がある⁈/
■パーソナリティ
平田 拓己(⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠@internet_boy53⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠)
waypoint venture partners 代表取締役 Founding Partner
甲南大学卒業後、独立系VCに新卒入社しファンドレイズやPreSeed~Seedステージを軸に12社のスタートアップに投資。2023年にwaypoint venture partner(独立系VC)を設立し、「新しい街づくり」「産業の持続的成長」「個人のエンパワーメント」を軸にPreSeed~Seedスタートアップへ投資
斎藤寛彰(⁠@HiroakiSait⁠)
戸田建設(株)ビジネスイノベーション部課長 一般社団法人建設テック協会事務局長 / 早稲田大学招聘研究員 東京工業大学大学院修了後、2012年に戸田建設に入社。建築施工管理、エンジニアリング等を経験後、経営企画、ICT戦略部門等を経て、現在は国内外の優れたスタートアップ企業への投資とオープン・イノベーションに取り組む。国内外の建設関連スタートアップ企業4社でEvangelist / Executive Fellow / アドバイザー 等を務める。建設DXや建設×イノベーション領域での研究活動にも取り組む

感想

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サマリー

建設業界の離職率について、大卒では全産業平均より低く、高卒でも8番手程度であることが明らかになった。若手の定着率向上のため、メンター制度やキャリア教育などの取り組みが進められている。また、日本人だけでなく外国人労働者の受け入れも増加しているが、賃金や労働環境の面で日本の魅力が低下している懸念もある。建設業界の人手不足は深刻な課題であり、スタートアップが参入するには高い障壁があるものの、解決に向けたチャンスも存在すると議論された。

建設業界の離職率の実態
皆さんこんにちは、waypoint venture partnersの平田です。 戸田建設の斉藤です。
建設テックAtoZでは、これから企業を目指す方や、建設業の建設領域で事業に取り組むスタートアップの方に向けて、初歩からわかる建設領域の解説と建設関連のニュースやテクノロジー、スタートアップについて深掘りしていきます。
今回は、展開に引き続き、建設業界の人手不足関連で採用後の定着施策や、日本人・外国人の新規入職についてお話ししていきます。
今まで採用の話中心だったと思うんですけど、その採用の中でどう勝ち上がっていくのかみたいな文脈が一つ。
もう一つは、採用した後、人がそれでも辞めちゃうみたいな課題もよく建設業界だと聞くなと思っていて、ちょっとそのあたりのお話に移っていきたいなと思っています。
お話を伺ってた感覚だったりとか、いろんな建設業界の方からお話を伺ってた中で、結構採用できても離職しちゃうんだよねみたいな課題をよく聞くことがあったなと思っていて、
このあたりで実際どうなんだろうっていうのをちょっと調べてみたんですけど、実は離職率ってすごい高いような印象を僕は勝手に持ってたんですけど、
実は大卒で見ると建設業界って意外と離職率高くない、とはいえ数字を聞くと高いような印象はあるんですけど、令和4年卒の3年以内の離職率で言うと、
全産業別で見てもトップ10に建設業界って入ってなくて、それ以外の飲食だったりとかそういうところの方が圧倒的に離職率が高いですと。
なので実は全産業で見ると意外と定着率は優秀な方なのかなっていうような感覚です。
さっき高卒の話が出てきたんで、ちょっと高卒の方も見てみたんですけど、高卒若干高くてトップ10に入っちゃっているんですが、とはいえ全業界で見たら8番手ぐらいで、
3年以内離職率で41.4%ぐらい。8番手でも41%あるんだったらちょっと驚きではあるんですけど。
それぐらいですっていうところで、実は思ってた以上に全産業で比較すると離職率はそこまで高くないのかなっていう印象もありましたと。
若手定着のための取り組みと課題
これは昔から人手がいないよねみたいな話があっていて、採用どうするんだみたいな話と、もう一つは採用した後、働き続けてもらわないといけないよねっていうので、
結構いろんな建設会社さんが定着に向けた取り組みをしたからなんじゃないかなっていう気もちょっとしていて、ちょっとそのあたりを伺いたいんですけど、
そもそも採用した若手の人たちが定着せずに辞めてしまうのって、結構他の業界でもお話聞いていると、入社するときの業界だったりとか仕事に対するイメージと、
入社してからのギャップがあまりにもでかすぎて辞めるみたいなのを結構よく聞くなと思っていて、建設業界の場合、若手の方が辞める理由ってどういう理由で辞められることが多いんですかね。
ありがとうございます。これまず一般論として人材の流動化が進んでいるので、当然辞めること自体は悪くないというか、
より自分に合った職種だとか業界だとかを見つけて、そっちに移っていくっていうのはできれば業界で活躍していただきたいですけど、本人のことを考えるとそれでもいいんじゃないかなとは思っています。
辞める要因は人それぞれ本当わからない部分はあると思うんですけど、一番やっぱり自分が思ってた仕事と違っただとか、想像してた大変だっただとか、
自分がまだもうちょっと成長できる環境に行きたいだとか、いろんなものがあってそれは結構個人で様々じゃないかなと思います。建設業としても、先ほどの2024年問題の話とかもありましたけど、
非常に働きやすくなってきている、劇的に働く人にとってはいい労働環境になってきているなっていうのは、いろんな方の話から聞いてたりして、当然働きやすくなっているんですね。
あとはそれをどう考えるかですけど、ユルブラックみたいな話もよく話題になりますけど、みんな優しすぎてもっとべしべし指導してもらって、自分は夜中まで働きたいんだみたいな人にとっては、物足りない環境がもしかしたら人によってはあるかもしれないですし、
それは価値観と会社だとか業界の特性がマッチしてるかマッチしてないかっていう話にもあると思います。マッチしてないとかっていう話は、マッチしてないのは悪いことじゃなくて、自分がその業界の価値観だとかその業務の価値観に寄せていくっていうことをできる人は残っていきますし、そうじゃなく自分が信じたもの、ポリシーを貫くっていうタイプの方は当然もう移るしかないですよね。
そういった中で離職率が低くもないですけど別に高くもないなって私も同じような認識ではいるので、そのようには捉えていますね。
まさにその働きやすくしていこうとか、ゆるブラックというかみたいな話が出てくるのって、昔よりかはより働きやすくするためにいろんなチャレンジをしてこられている業界なんだろうと思ってるんですけど、なんか具体的にその若手定着のためにやられていたアクションだったりとか、あともう一つはそのより成長できる環境へみたいな文脈で言うとそのキャリア形成だったりとか、なんかそういうところって昔に比べると結構いろいろ改善されているところもあるのかなと思うんですけど、
なんかこれまでやられてきた取り組みの中で結構これは割と成功例として語られるケースが多いよねみたいな、なんか現場の改善だったりとか、あとは若手との対話の改善だったりとか、なんかそういうのってあられたりするんですか?
ありがとうございます。これはいろんなゼネコンで取り組まれていることですけど、例えば先輩がメンターになってですね、上司は上司でいて、ただメンターみたいな制度を作って、キャリア的な相談も含め、あるいはその上司には相談しにくいものも含めて話を聞くみたいな制度はいろんな会社ですでにやられていることですね。
キャリア教育も場合によってはやっていて、ある程度キャリア的な自立もやっぱりしてもらう必要があるということで、そういった研修だとかも各社やってらっしゃるというふうに認識しています。
確かに上司とは別に比較的世代の近い先輩がついてくれて、一歩先、二歩先ぐらいでイメージできる人が近くにいるみたいな、そんな感じになるんですかね。
うん、そんな感じだと思いますね。
なるほどな、そうするとなんかこの先のイメージも持ちやすいし、どういうチャレンジをこのタイミングでやっとくべきなのかみたいな、もう結構手触り感持って考えれそうですよね。
ちょっと先輩ぐらいが多分ちょうどいいんでしょうね。自分が数年後そうなるみたいなぐらいの振り感がいいんじゃないかなと思います。
あ、そうだ、さっき言い忘れたんですけど、建設業の自職率が大卒はある程度低くて、高卒が高いですよって話で言い忘れたんですけど、これ一般論だと思うんですけど、建設業界に入ってくる方のボリューム層って建築学科とか土木学科とか、一応そういった専門の勉強して入ってくる人が多いと。
つまり、4年あるいは修士までいくと6年、その分野で勉強してきている方なので、簡単に辞めるっていう選択肢が出てこない。どうしてもダメなら辞めるみたいな感じだと思うんですね。ある程度その道を志していた方が入ってきてるというデータかなと思います。
一方で高卒になるとそうじゃなくて、普通科だとか他の学科だとかで学んできた人も当然入ってきていて、建設業に対する愛着だとか、ずっとこれのこと建設業でって考えてこなかった方もある程度いらっしゃるんじゃないかなというふうには推測します。
確かに。さっきの新卒採用のマトリックスじゃないですけど、結構大学時代もずっとその領域触れてきてるし、なんだか大学時代にも多分そういうゼネコンさんだったり建設会社さんとご一緒する機会もあっただろうっていうのを考えると、そこまで入職したタイミングでギャップが起きるみたいなのも考えにくいのかもしれないですね。
あると思うんですよ。大学で習ってきたことと実際に実務って全然違ったりするので、私もありましたけど、でもずっとやりたかったことだしみたいな納得のさせ方がやっぱり各自あるんじゃないかなと思います。
新規入職者増加に向けた施策
ありがとうございます。ここまでがどちらかというと採用どうするんだっけっていう話と、あとは定着どうするんだっけみたいな話だったんですけど、もう一つは多分どちらかというと根本的な話で、そもそも新規入職増やす施策どうするんだっけみたいな話が割と重要なポイントなのかなと思った時に、多分大きく分けると日本人の入職再入職を増やしましょうみたいな話と、もう一つは直近で言うと多分外国人労働者の方に入ってきていただくみたいな話もあるのかなと思っていて、
ちょっとその2点伺いたいなと思ってるんですけど、日本人の方の入職再入職を増やすために、それこそ改正建設業法の中でも担いで増やすための施策みたいなところだったりとか、あとは業界全体としても手取りだったり所得を増やそうねみたいな話とか、技術をつけるための職業訓練を実施したりみたいなところ、結構いろんな業界だったりとか国だったりで各社だったりっていうところ結構いろんな施策やられてるのかなと思うんですけど、
業界としてはこの辺り入職者を増やすため、再入職を増やすために結構力入れて取り組んでるよねみたいなポイントって、今の議論の中で言うとどの辺りがより強いというか。
ありがとうございます。今おっしゃってた取り組み全てやってますし、加えて技能の方、技能職の方に関してはトレーニングセンターみたいなのがいろんな自治体に設置されていて、経験ゼロから少しトレーニングを受けて働けますよみたいな、そういった環境はできてるかなと思います。
ただ、そうは言ってもですね、働きたいと思ってもらわないと、建設業界で。そうなってもらわないと、そもそもそういった訓練施設だとかでやってみようかなという気持ちにならないわけなので、結局私は報酬と働きがいの部分かなというふうには思っています。
実は私が書いている論文でもわかったんですけど、技能者の方は特に働きがいがやっぱり感じられるので、ある程度苦しい思いをしてもですね、頑張っていける、エンゲージメントされているというような状況になっていることがわかりますので、これまで国の政策とかでも働きがいをつくっていくみたいなこと言われてて、本当にそれなのかと、技能者が増えないのはそれが原因なのかなというふうには少し疑ってはいたんですけど、
データを見てもやっぱりそれが正しいというふうに出ているので、人によってやっぱりやりがいを感じられる業界であって、そういった方が定着をしていくので、というより入職する方にとってもやっぱりそのやりがいを伝えていく。よく考えたらすごいですよね。
あんべくに何千人減った人が集まってですね、大きな建物を作っていくわけですよね。東京の建物とかいっぱいありますけど、これみんな人が関わって作っているわけです。そういったところにその面白みだとか働きがいを感じるような方は非常に向いているような気がしますね。
その技能職の方に関わらず建設業界の方とお話をしていると、過去にやった案件の話が割とよく出てくるなと思っていて、実は昔あそこのあのトンネル作ったんだよとか、あとはあそこのビルやったのうちでさ、みたいなその中に入っててみたいな話とか結構嬉しそうにしゃべられる方多いなと思うので、やっぱりある意味何もないところからあれだけ大きなものを作るっていうのは、ものが完成するだけでもすごく達成感あるんでしょうし、
加えて実際それを使っている人たちが目の前で見えるっていうものでもあると思うので、そういうところはやりがいを感じやすいポイントはいくつかありそうだなと思いますよね。
そうですね。わかりやすく社会だとかお客さんの役に立っているので、なかなかお客さんとか社会で対面することはないんですけど、でもやっぱり確実に役に立つものを作っているので、そういったところでやりがいを感じられるかなと思います。
女性就業者と外国人労働者の現状
ありがとうございます。そういうところのアピールだったりとか、当然所得を増やすみたいなところもそうですし、あと合わせて2010年以降になるんですかね、女性就業者の方横ばいにはなりつつも少しずつ増えてきているっていうところあるのかなと思っていて、
なんかこのあたりの女性就業者の方を増やすみたいな取り組みも、それこそ現場の衛生関連の設備を結構きれいにしたりとか、なんかいろんな取り組みされてたイメージあるんですけど、このあたりって結構業界としても注力して取り組まれてたようなポイントだったりするんですか。
はいはい、あの就労環境の整備っていうのはまあどこの現場だったり会社も行われていますし、最近本当に女性で活躍されている方増えてきていますので、なんか建設業界入ってもなんかすっごいマイノリティだっていう感じではなくなってきているんじゃないかなというふうに思います。
ちなみに一応データでいくと2024年時点で全体480万ぐらいいるのに対して女性の人数87万人いらっしゃっていて、2010年が69万人だったのでそこから比べるとざっくり20万人ぐらい増えていると。
圧倒的に事務職の方の割合多いは多いんですけど、実はその現場で働いてくださる技能職の方に関しても数万人規模で増えているみたいなところがあったりするので、やっぱりそういったところの施策の影響が一定やっぱり出てきているのかなっていう印象があります。
うん、あの本当に働きやすくなってきてますね。これからもどんどん働きやすくなると思うので、本当に建設業界に興味がある人にとっては楽しく働けるような状況になってきたんじゃないかなというふうに思います。
ありがとうございます。あともう一点、これデータ見てすごいびっくりしたんですけど、確かに体感的にもそれはそうかと思ったんですけど、外国人労働者の方の受け入れのところについてもちょっと伺いたくて。
これデータ見てすごい驚いたんですけど、外国人労働者の方、建設業界で働いている外国人労働者の方たちって2011年の時って1万2千人ぐらいしかいらっしゃらなかったみたいなんですけど、
2024年で言うと17万人いるっていうところで、すごく大きく伸びてきてます。ここ数年を見ても2020年あたりで11万人ぐらいしかいなかったのに17万人まで伸びているっていうところで、結構建設業界で働く外国人労働者の方の数めちゃくちゃ増えてるなっていう印象なんですけど、
このあたりってやっぱり建設業界の人手不足を解決するっていう文脈で言っても結構業界としても期待してる部分が大きかったりするんですかね。
はい、当然外国人の方にも活躍していただきたいっていうのは建設業の中での考えじゃないかなと思うんですけど、めちゃめちゃ伸びてるのかなっていうのは少し私の視点はこれもう主観なんで違うと思うんですけど、私からすると全然伸びてない。
もっと増えればいいのにって感じですよね。こんなに建設業があるのに17万人でストップがかかっていると。これは実は円安の影響だとか言語の課題だとかがあって、どうせ稼ぎに行くんだったらより賃金が高くてレートもいいような地域の方が好まれる。円安なので今すごく不倫なんですよね。
主力で来ていただけるような東南アジアのところも物価が非常に伸びてきて人件費も伸びてきているので、それ相応の賃金じゃないと選ばれなくなってきているので、実はもっと来ていいんでしょうけど、日本の建設業で働く魅力が少し減ってきてるんじゃないかなっていうのは懸念としては思います。
外国人の方が海外からわざわざ日本にやってきてっていうのを考えると、別に日本だけじゃなくても他の国でもいいし、何ら場合によっては他の産業でもいいかもしれないしってなると、結構競争環境激しいというか、もっといい条件とかたくさんあるよねっていうところですもんね。
そうですね。あともう一個の視点で言うと、例えばコンビニだとかレストランとか行くと結構外国人の方が活躍されてるじゃないですか、こっちこっちで。それと比べてもすごい低いと思うんですよ。
これはわかんない想像ですけど、やっぱりそういったコンビニだとかレストランだとかっていうのは非常に高度にシステム化されているから、トレーニングを少し受ければ誰でも同じようにできるような仕組みになっているのが、建設業そこ足りないからとか、あるいは危険だとかいろいろあるんですよね。
作業があったりだとか、当然毎日ちょっと違う作業があるからとか、いろんな要因はあると思うんですけど、その点において業界としても遅れてるんじゃないかなというふうには感じます。
外国人労働者受け入れの課題と将来性
このデータだけ見た時にうわぁすげーめちゃくちゃ伸びてるなぁと思いながら伺ってたんですけど、確かに業界の中だったりとか斎藤さんから見ると本当はもっと伸びれるでしょっていうところは確か新しい視点としてあるなと思いましたし。
斎藤 多産業の方がすごい集まってていいなぁと思います。
確かにそうですよね。しかもグローバルで見た時に建設業界を生むのではなく日本で働くということ自体の競争力が、今の為替の環境を見るとそこまで強くないですよねっていうのはめっちゃおっしゃる通りだなと思っていて、
それこそ日本の寿司職人が海外行ったら全然稼ぎが2倍3倍になるみたいなのが普通にあったりするっていう話も聞きますし、そういうのを見てると確かに業界で解決しなければいけない問題もあるだろうし、逆にそもそも日本自体がっていう話もあったりするのかなと思って、すごい新しい視点でした。ありがとうございます。
山本 今のお話の中でも高度にシステム化されている他の産業に対してそこまでシステム化されてないがゆえの建設業としての競争力みたいなお話もあられたかなと思うんですけど、外国人就業者の受け入れってデータを見たりとか過去のルールの改正みたいなのを見ていくと、
まず第一段階が2015年の外国人建設就業者受け入れ事業っていうもので人伸びしてますっていうのと、もう一つが2019年特定技能制度のところでもう人伸びしてますっていうような感じで、2段階ぐらいこれまで伸びるポイントがありました。
その度に一定業界に入ってきていらっしゃるなっていうような印象はデータから見て取れるところなんですけど、そうなると最後のその人伸びがあったのは2019年ですし、そこから6,7年ぐらい経ってるわけなんですけど、外国人就業者の方を受け入れたりとか働いていただく中での課題感だったりとか、それこそさっきおっしゃっていただいた高度にシステム化されてないみたいな話もそうだと思うんですけど、
なんかこれから受け入れを伸ばしていったりとかする中で、なんかこういうところがボトルネックになるよねみたいなポイントって、そのシステム界外の文脈でなんか現れたりしますか?
一昔前とかだとやっぱり言語の壁だとかいろいろあったと思うんですけど、結構そこはテクノロジーで解消されてきてるようには感じますし、あとは建設業で働くって結構真面目じゃないとできないんですよね。やっちゃダメなこと、ルールなんかが現場だとか、業界の中に結構いっぱいあって、そのあたりの考え方だとか姿勢を少し身につけていただくとか、いろいろあるとは思います。
なんですけど、多分これ人によって捉え方は違うと思うんですけど、たくさん来てくれれば逆にそれに順応できるような現場環境がより整備されていくっていうような、卵が先か鳥が先かみたいな話はあるんですけど、多分まだ不足しているところもあるとしたら、よりいっぱい来てくださるとそういった負の部分が解消されていくんじゃないかなと思います。
逆に今少ないからまだまだ、そんなに大量、一生懸命しても数人ぐらいしかいないみたいな状況ですけど、それが20%ぐらい外国人の人が働くみたいになったら、当然そのオペレーションのやり方を変えなきゃいけなくなっちゃう。
で、そういう状況になればまた一つイノベーションが生まれるんじゃないかなとか思いますし、そうなっていくのもいいんじゃないかなと思います。
さっきの話の流れで言うと、それこそ女性活躍みたいな文脈で、現場で働きやすいようにとかみたいな話がありましたけど、そういう話が動き始めるのも女性が80万人ぐらい、少ない時でも70万人ぐらい働いてくださってるから、業界全体の1割から2割ぐらい女性だよねっていうところがあったからこそ動いてるってのを考えると、
確かに17万人とかだとまだまだインパクト全然ないよね。優先順位としては劣化しちゃうよねってのは確かにそうだなっていう感じがします。
今後おそらく外国人もどんどん増えて、環境だとか業務の流れだとかシステムもどんどん整えていくと思いますので、その流れを見守っていければなと思います。
建設業界におけるスタートアップの機会
ちょっとこのテーマの最後に伺いたいのが、ここまでいろいろ採用、現状の人手不足の課題だったりとか、採用どういうふうなアクションしてるよねみたいなところと、定着どうやってます?
その上で入職者増やすために日本人の入職、再入職どう増やしますか?女性活躍どうしますか?外国人就業者の活動増やすためにどうしますか?みたいな話を今までしてきたんですけど、
これらを踏まえて建設業界の採用だったりとか、HRの領域でスタートアップが切り込んでいくチャンスって、特にここはかなりニーズ強いんじゃないとか、あとはこういう切り口ありそうだよねとか、なんかそのあたりって中にいられて感じられる部分ってありますか?
全体としてその人手不足の課題が強いっていうのはもうこれは間違いないことだと思うんですけど。
すごい良いアイディアがあれば、ぜひそういったスタートアップを作ってみたいんですけど、正直まだね、はっきりとした課題はあるんだけど、どうしたらいいかってみんな悩んでいる状況だと思います。
私の視点からもやっぱり何をすれば改善するのかっていうのが、これだという決め手がよく見えてなくてっていうのが一つと、あと人材の部分にいくといろんな法律だとか制度だとかがあるので、簡単に思いついてやるみたいなのが難しい領域でもあるんですよね。
なので、ちょっとすみません、無責任な言い方すると、すごいチャンスはあるんですけど、それを探り当てるのには結構時間だとか研究しないといけないんじゃないかなというふうには思っています。
なので、もしご関心がある方は、例えばその関連する人材圏のスタートアップの門を叩いてですね、そこで経験を積んでいかれたりだとか、あるいはその会社の中で新しい事業として自分が立つというのも一つの近道だと思うんですよね。
ちょっと土台がある方が取り組みやすいかなと思ってて、ちょっと自分がCEOになりたいみたいな、創業者になりたいみたいなモチベーションだと少し、少しというか、まあそこそこ難しい領域、好奇性とかもありますので、そのあたりを認識されるのがいいんじゃないかなと思います。
需要と供給がほぼほぼいい感じの割合で存在をしていて、ただその需給の調整だったりマッチングの機能が欠けてるよねっていう業界というよりかは、そもそも極度に供給が足りていなくて、
その供給を増やすような施策も一社でなんとかできるようなものではなくて、国も絡んでやらなければいけなかったり、業界全体絡んでやらないといけなかったり。
それがどのタイミングで効果を発揮して入職する人たちが増えてくるのかっていうところも、ある意味業界全体のトレンドだったりとか、また国がやってる施策がどう効き始めるのかみたいなところも、
要は自社でコントロールできない要因がめちゃくちゃ多い領域だなっていう印象はあるので、そう考えると多分考えないといけないポイントはたくさんあるし、一社だけで解決できるものでもないっていう意味では、
まさにおっしゃられた通り、課題はあるけど解き方相当難しいし、あとはどのタイミングで入ってくるのがいいのかっていうのもすごい悩ましい、新たに起業するっていうことを考えるとすごく悩ましい領域だなっていう印象は、
今日のお話を伺うと感じました。
はい、なので簡単に入ってこれないんですよね。もしこの領域に挑戦しようとされている方がいらっしゃるんだったら、自分も簡単に入れないし、
今後となる企業も当然同じ状況ですので、ぜひそこに挑戦すると参入する障壁が非常に高い分野じゃないかなというふうには思いますので、
まずはやっぱり人材系のベンチャーでもいいですし、建設の人材を扱っているベンチャーもいくつかありますし、そういったところで働いてみるっていうのも本当にいい選択肢じゃないかなというふうには思いますね。
わかりました。ありがとうございます。ちょっと今回はある意味業界の中ではずっと語られ続けている根深い課題感というか、人材不足なところについてお話をしていきましたが、本日はこれにて以上になります。
聞いていただきありがとうございました。ありがとうございました。本日の内容で気になったところがあれば、ぜひコメント欄からコメントいただければと思います。
また、概要欄にXなアカウントも貼り付けてますので、ぜひ戸田建設のCVCの部門で働いてみたいという方は、ぜひ概要欄見ていただいて斎藤さんにお問い合わせいただければと思います。
はい、じゃあ今回はこれにて以上になります。それではまたお会いしましょう。
24:47

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